184 【肩書遵守】Lunatic Nights in Heathling
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─ 昨夜 : 自宅 ─
[必要な買物を済ませ、帰宅した頃には既に薄暗く。 小さな灯りを持ち、夕べの挨拶を済ませると 簡単な食事を摂ってお風呂に入る。
フランシスカ、さん。綺麗…だったなあ。
ぬるめのお湯に首まで浸かり 湯内に濡れ広がる髪を弄びながら メアリーは幼い頃を思い出す。
両親と移動サーカスを観に来たあの日。 あの時も道化師と踊り手が居た。 繰り広げられる曲芸を、観客席から夢中で眺めた後 疲れ果て、父の背に負われて広場を通ったのは覚えている。 目の端に映った噴水が、夕日を弾いて煌めいていた。]
(25) 2014/07/09(Wed) 14時半頃
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[感傷を振り切るように、ざばりと湯船から立ち上がる。]
『想いは湧き上がるものだから 否定せずに受け止めてあげなさい。
だけど、それに流されちゃあ、いけないよ。』
[初めて会った祖母は、まだ幼いメアリーにそう告げた。 最後はゆっくりと、優しく、言い含めるように。
…特に、お前はね。 最後にそう続けられた事は、思い出せただろうか。]
(26) 2014/07/09(Wed) 14時半頃
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[お風呂から上がれば、ミルクを火にかけて 朝読みかけていた月刊誌「ファンタジア」を手に取る。 気分を変えるには、思考世界を変えるのが一番早い。
ミルクが温まれば蜜を加えてカップに注ぎ。 それが空になる頃には、ゆるやかな眠気が襲うだろう。 小さな欠伸をひとつ落とすと 本を閉じ、ベッドに潜り込んだ。**]
(27) 2014/07/09(Wed) 14時半頃
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[ くろいとり には きをつけて その なきごえ は ふこう の しらせ
あしもと には きをつけて ころんじゃう と たべられちゃう よ ]
(41) 2014/07/09(Wed) 22時頃
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─ 翌朝 : 自宅 ─
[何だか変な夢をみた。 はっきりとした内容は思い出せない。 未だ纏わりつく曖昧な感覚を留めるかのように メアリーは、ぎゅっと毛布を抱え込む。
思い出そうとすればするほど、その輪郭は溶けてゆき。 しょうがなく起き上がると、一度、ふるりと首を振り 諦めたように洗面所に向かった。]
(42) 2014/07/09(Wed) 22時頃
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『聞いたかい?人狼が、出たそうだよ。』
[約束の時間通りに現れた肥料店の主人は 荷台から肥料を下ろしながらそう告げた。]
じん、ろう。ですか?
[新しい肥料か農薬か。 あるいは植物の名前だろうか。 それにしては主人の顔色が優れない。
彼女の問いかけに応える事無く 黙々と肥料を運び終えた主人は 最後にポツリと口を開く。]
『人の姿をした、狼だそうだ。 本当にそんなものがいるのかどうかは知らないが 商業区で…変死体が見つかった。』
(43) 2014/07/09(Wed) 22時頃
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[メアリーの事を思ってか、詳しい話はしなかった。 とにかく気をつけなさい。夜は遅くならないように。 そう言い残して去ってゆく。
門扉の前で見送りながら、主人の言葉を反芻する。
じんろう。人の姿をした狼。が、出たらしい。 御伽話に出てくる、人を食べる、あの、人狼?
そんなものが現実に居るとは、さすがに信じられなくて。 もうひとつの言葉を思い出す。 商業区でへんしたいが見つかった。
それが「変死体」と変換されるまでには もう少しの時間が必要だった。*]
(44) 2014/07/09(Wed) 22時頃
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─ 墓地 ─
[風が木々を揺らし、鳥達が囀る。 喧騒から隔離されたその場所で 祖母は静かに眠っている。]
おはようございます、御祖母様。 今年も綺麗に咲きました。
[オレンジと黄、そして白で整えられた花束を ゆっくりした所作で墓前に供えると。]
また来ます。 次の花が、咲く頃に。
[穏やかに笑んで一礼し 花籠を抱え、広場に向かって歩き始めた。
途中で墓守とすれ違えば、朝の挨拶をするだろう。 呼び止められれば、足を止めて会話もしただろうか。*]
(79) 2014/07/10(Thu) 00時頃
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─ 広場 ─
[今日の広場は空気が重い。 空は晴れ渡り、緑は時折風に揺れ 彼女の好きな噴水は、綺麗な放物線を描いているのだが。
人狼、そして変死体。 行き交う人々が口にする、その言葉は重い響きを持って。**]
(80) 2014/07/10(Thu) 00時頃
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『人狼が出たよ』 『喰われて死んだよ』
『今日は家で大人しくしてよう』
[行き交う人は忙しなく、花もほとんど売れていない。 空気は重く、肌にぺたりと纏わりつくようだ。 メアリーは悲しげに噴水を見ると、ゆるりと首を振る。
…もう、帰ろうかな。
帰った所で、きっと何も変わらない。 犯人が見つかるまで騒ぎは収束しないだろう。 だからといって、彼女に何が出来るわけでもなく。
少し考え込んだ後 メディアノチェのテントに向かい、歩き始めた。*]
(142) 2014/07/10(Thu) 23時頃
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― ソル・デ・メディアノチェ テント周辺 ―
[悩んで、歩いて、止まって、戻り。 そんな事を繰り返しながら辿り着いた。 陽は傾き始め、ぬるりとした風が肌を撫でる。]
あの、すみません。 フランシスカ…さんは、いらっしゃいますか。
[一座の人を見かければ、先日知った踊り手の名を告げる。 もしも居なければ、改めて出直そうと。]
(149) 2014/07/10(Thu) 23時頃
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『呼んでくるから、そこで待ってな。』
[一座の人からそう言われれば、お礼を言って頭を下げた。 その場に立って踊り手が来るのを待ちながら 広場で耳にした噂話を思い出す。
男が1人死んだ。 大きな獣に喰い荒らされたような死に方だった。 それは、どうやら、事実らしい。
が。
人狼が現れた。 人狼は人を喰う。 その話には、根拠が、ない。
喰い荒らされたような傷を、偽装出来ればあるいは。 その方が、現実的ではないだろうか。]
(184) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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[メアリーは、この街を信じていない。 美しく整えられた街並み自体は気に入っているし 良い人が多いのは、本当に良く分かっているのだが。
見たくないものを 汚れたものを 全てひとところに押し付けてしまう そのやり方は信じられない。]
…何も、出来ないけれど。
[そう。何も、出来ないけれど。*]
(188) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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