113 姫と古騎士村
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……オズワルド!
[彼を見つけたのは、城内を走り、いくつめの扉を開いた時だったか。 余りに急いでいたので、思わず咳き込んでしまう]
けほ、けほ……っ
お、オズワルド。 あなたに頼みがあるの。 この城から、ミッシェルお姉様を逃して下さい。
(0) 2013/02/10(Sun) 00時半頃
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[説明を省いてしまっていた事に気付くと、頬を赤くさせ。 落ち着く為に息を整えてから、顔を上げなおす]
縁戚に当たる遠国が、条約を交わして下さったそうなのです。 王族のうち、誰か一人であれば引き取って下さると。
(2) 2013/02/10(Sun) 00時半頃
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いいえ。 最後のチャンスだからこそ、ミッシェルお姉様でないといけないの。
[ゆっくりと首を振る。 その表情に、寂しさはあっても迷いは存在しない]
私はね、オズワルド。 なにも家族としての情で言っている訳ではないのです。 誰が行けば、一番生き残りやすいか。 誰であれば、我が王家の血を後世へ残す事が出来るか。 今、残っている王族の中で。 一番体力があり遠国への旅路に耐える事が出来。 そして異国でも友を仲間を作る事の出来る精神力を持つ者…… それは、ミッシェルお姉様を置いて、他にありません。
(5) 2013/02/10(Sun) 02時頃
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分かりますか。 問題は、個人が生き残るかどうかではないのです。
[しかし、わずかに眉を寄せて俯く]
……。 でもきっと、ミッシェルお姉様は、ご承知下さらないでしょう。 それは平時であれば美徳ですけれど……。
だから、貴方の助けが必要なのです。 お願いします、ミッシェルお姉様をこの城から連れ出してください。
(6) 2013/02/10(Sun) 02時頃
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王家に生まれたというのは、そういう事なのです。
私たちは民から徴収し、特権を振りかざせる。 臣下に守られて暮らす事が出来る。 その代わり、時には見知らぬ異国へ嫁ぎ。 有事には矢面に立ち、時には言われなき罪で処刑台に立たされる事もあります。
[死んでいった兄たち、そして嫁いでいった姉たちの姿を思い浮かべながら。 ゆっくりと目を閉じる。 細い指先は、きついくらいに胸元を握り締めていた]
……元より、この状況で私がまだ生きているのは、姫であるがゆえ。 そうでなければ、とっくに飢えか病で儚くなってます。
ならば、何を惜しむ事があるでしょうか。
(18) 2013/02/11(Mon) 01時頃
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だてに本ばかり読んでいたのではないのよ。 ……なんてね。 お世辞でも嬉しいわ、ありがとう。
[冗談を言って笑う姿は、年相応にあどけない。 けれど、姉姫の名が出ると表情を少し引き締める]
ええ。 では、いつごろにしますか? 早い方が良いとは思うのですが……。
[オズワルドがその姿を見つけているとも知らず、首を傾げた]
(20) 2013/02/11(Mon) 01時半頃
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ええ、では……
[オズワルドの話を聞き、こくりと頷く。 しかし、姉姫の名を聞くとその表情がゆらいで次の瞬間、後ろを振り向いた。 もし聞かれてしまっていたなら? 伝えるつもりだった言葉のはずなのに、動悸が激しくなった]
(22) 2013/02/11(Mon) 02時頃
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お、お姉様……!?
[よきせぬ乱入に、幼い容貌へ動揺が走った。 気を沈めるために目を閉じ、耐えるようにしながら顔を上げなおす]
……社交界には、出られるかどうか分かりません。 滅んだ国の姫ともなれば、あちらも扱いが難しいでしょうし。 大事なのはそこではありません。
遠国まで逃げた後、どなたかと婚姻をし、子を成し、王家の血を継ぐ事。 それが、生き延びるものの使命となるのです。
(25) 2013/02/11(Mon) 02時半頃
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