88 吸血鬼の城 殲滅篇
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[そこに転がっているのは、ただの肉の塊]
[身体という器から、生命の血潮が全て流れだしてしまった、 ただの空っぽの器]
[その器が、紅い魔物の血で穢される。 いつしかその穢れは、命を満たす甘露となって――]
(2) el900m 2012/05/04(Fri) 00時半頃
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[最初に動いたのは、 ほとんど動かすことのできなくなっていた右手だった]
(3) el900m 2012/05/04(Fri) 00時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
el900m 2012/05/04(Fri) 00時半頃
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
el900m 2012/05/04(Fri) 00時半頃
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[ぼんやりと薄目を開けた。 ひんやりとした冷気が、頬を撫でで心地良い。 相変わらずあたり一面の闇なのに、闇を全く感じない。 その世界の変貌を不思議に思うことはなかったが、 何故こんなところで寝ていたのだろう、と そのことが引っかかる。
私は確か吸血鬼の城に乗り込んで――。 あやふやな記憶を手繰り寄せるように眉根を寄せて
思い出したかのように、がばっと跳ね起きる]
(14) el900m 2012/05/04(Fri) 03時頃
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[私はあの男と戦っていた。 だが圧倒的な力の前に適うはずもなく、噛み付かれて。 それから死んで、復活して。
記憶が鮮やかに蘇る。
生きながら喰いちぎられる痛み。 噛み付かれた場所からどんどん身体が熱くなって、 それが済むと、凍えそうな寒さが襲った。
この胸をよぎるる暗い感情は、憎しみだろうか。 理由にも様々な要因があるが 生前、吸血鬼を狩る立場だった自分が、 吸血鬼になってしまったことが憎い。 ――何よりこんなこと師へ顔向けが出来ない]
(15) el900m 2012/05/04(Fri) 03時頃
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ヘクター!
[憎しみを限りに叫んで。 圧倒的に飛躍した身体能力で跳躍すると、 螺旋階段を降りようとしていた、ヘクターを力任せに殴りつけようとした。
だが、同時に生まれてくる奇妙な感情。 それは自分を育ててくれた師への感謝や憧れにもよく似ている。
自分の中のもうひとつの感情に気づくと、握った拳は下にだらんと垂れ、 後には相反する気持ちを持て余してどうしていいのか わからなくなった子供のような表情が*残った*]
(16) el900m 2012/05/04(Fri) 03時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
el900m 2012/05/04(Fri) 03時頃
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[揄しげな声に、眦>>22をきっと吊り上げると]
ふざけるな! 誰が、お前なぞに飼われたいと思うものか!
必ず―― 必ず、お前を殺してやる。
[その日がいつ来るのかわからない。 あるいは殺すことは出来ないのかもしれないけれど。
殺してやるという想いまで失くしたら このまま生き続けることはきっと難しいだろう]
(24) el900m 2012/05/04(Fri) 22時半頃
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[いっそ吸血鬼になったのだから視線だけで殺せればいい。 などと思いながら、睨んだままヘクターの背中を見送ると 彼が不意に振り向いた]
やめろ。 お前の子なんて気持ちが悪い。
[憎々しげに吐き捨てて]
お前の最大の敵としてなら名乗ってやる。
……――ジェフ ジェフリー・ハリソンだ。
(25) el900m 2012/05/04(Fri) 22時半頃
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[大きく息を吐く、 偉そうな言葉をヘクターに投げかけたところで、 結局自分は、誰も護れなかったのだ。 自分も――]
……ムパムピスは? ムパムピス!
[絶対護ると誓った人。 なのに自分は――
その名を叫ぶと、弾かれたようにムパムピスの側に駆け寄る]
(27) el900m 2012/05/04(Fri) 23時頃
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ムパムピス?
[周りに誰がいようが気にも止めないで、 ムパムピスの身体を抱きかかえると、ぴしゃりと頬を打つ]
ムパムピス、大丈夫か? ムパムピス?
…………!
(39) el900m 2012/05/04(Fri) 23時半頃
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[彼が生きているのか、死んでいるのかわからない。 ならば首筋に手を当てればと、 触れようとして違和感を感じた。
彼は、首筋まで防護していたはずなのに、 今は白い肌が露出していた。
嫌な予感がして覗きこむとそこには――2つの穴 まるで吸血鬼に血を吸われたような]
(41) el900m 2012/05/04(Fri) 23時半頃
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済まない……。 私は、君を護れなかった。
[ぎゅっと唇を噛む。
屈辱の痕がはっきりと残された、しろいのど。 慰めるようにそっと撫で――。
哀しげに見つめる瞳には、いつしか欲望の色が混じる]
(46) el900m 2012/05/05(Sat) 00時頃
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[激しい喉の渇きを抑えるように喉を掻き毟ると、 血が滲んだような赤い筋がひとつ、ふたつと増えてゆくが それで収まるはずがない。
風が血の臭気を運んでくる。 その甘く芳しい香りに、くらくらと目眩がする。
ヘクターを倒すまで生き続けると決めた以上、 血を啜ることには抵抗はない。 だが駄目だ。この男だけは―― このような事にならない為に護ったのに。
そうして特別なもののように感じれば感じるほど]
[彼が欲しくなる]
[情けなさに嗚咽しながら、彼の喉元にむしゃぶりついた]
(52) el900m 2012/05/05(Sat) 00時半頃
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[そうして、喉の渇きが癒えるまで、 彼の血を啜り、溢れて零れた分まで丹念に舌で掬い取る。
漸く顔を上げた時には、目は虚ろで 行儀悪く、唇の周辺は真っ赤だった]
(55) el900m 2012/05/05(Sat) 00時半頃
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[そうして暫く物思いに耽っていたが、 やがて、何かを思いついたように、 ムパムピスの顔に視線を向けると話しかけた]
ムパムピス。 出来れば、お前をこのまま安らかに眠らせてやりたい。 だが、果たしてそれは出来ることなのだろうか。
私が、お前を見逃したとしても。 誰かが――お前を眷属にしようとするかもしれない。 ……私はお前を護ると決めた。 その気持ちは今も変わらない。
ならば、いっそ、他のものの眷属になって どう扱われるかわからないよりも。 私が……お前の保護者になりたい。
(58) el900m 2012/05/05(Sat) 00時半頃
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[そう告げると、爪で左手を切り裂き]
[流れだす血を、ムパムピスに注いだ]
(59) el900m 2012/05/05(Sat) 00時半頃
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[じっと顔を見詰めて、 彼が目を覚ますのを、静かに見守る。
師が教えてくれた、人を吸血鬼にする方法。 それが本当であればいい、と願った]
(61) el900m 2012/05/05(Sat) 01時頃
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[血をあらかた吸い尽くして、青白くなったムパムピスの肌が、 ゆっくりと血色を帯びてゆく。 そっと噛み付いた首筋に手をやると、 規則正しい脈拍が戻ってきていた。
やがてその瞼が開き、再び彼の優しい眼差しが、 己の視線を捕らえると]
……目覚めたか?
[そう声を掛けた。 人としてはなく、 神の摂理から外れたもの、という想いを言外に込めて]
(94) el900m 2012/05/05(Sat) 12時頃
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[口元の血を指摘されれば、 慌てたように服の裾で、ごしごしと擦る]
この程度、大したことはない。 それに君はよくやってくれた。
[こちらを気遣うような言葉に、 頭を左右に振って、否定する。 落ち着いて柔らかな声が紡ぐのは、 ハンターとして、これまでも受けてきた 耳に馴染みのある回復の聖句。
だが、もうそれに安らぐことはない。 声の魅力そのものは一欠片も損なわれることはなくとも、 神の慈悲を乞う辞は、今や何の意味もなさない 戯言でしかなかった]
(95) el900m 2012/05/05(Sat) 12時頃
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ムパムピス。 もう……いい。いいんだ。
[力無く笑い]
私も君も……。 もう……。人としての道は歩めないのだから。
済まない。 [それだけをぽつりと零して]
(96) el900m 2012/05/05(Sat) 12時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
el900m 2012/05/05(Sat) 12時半頃
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[見つめられていることに気づくと、はっとする。 もしや、人間にしては不自然な鋭い犬歯を見られてしまったのだろうか。 だが、変わらずこちらを気遣う姿を見ると、違う理由なのだろう。
自分の、そして彼自身の異変に気づかぬまま、 己の為に、一生懸命になる姿に胸をしめつけられる。
こんなに優しくて心清らかな人を、 自分と同じ道に引きずり込んでしまった。
その姿を見ていられなくて、詠唱を続けるムパムピスを抱きしめた]
(117) el900m 2012/05/05(Sat) 16時頃
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……本当に。もういいんだ。
[その無垢な魂に真実を告げるのを躊躇ってしまう。 もし、真実を知ることがなければ、彼は元通りに 暮らせるのではないかと錯覚してしまう。
だが――すぐに気づくだろう。耐え難いほどの喉の渇きに。 そして、教会組織に近い彼のことだ。 逃げることも叶わず異端審問に掛けられ、 地獄のような責め苦や恥辱を受けて、 やがて息絶えてしまうのだろう。
それだけはさせたくなかったから、重い口を開く]
(118) el900m 2012/05/05(Sat) 16時頃
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死んだのではない。 我々は生まれ変わったのだ。 異端の悪魔として――。
[証拠のように、犬歯をみせると]
君にも同じものがある。 そして君をそのような姿にしたのは。
――わたしだ。
だから君は私を憎んでくれていい……。
[憎むことであるいは生きられるかもしれない。 己がヘクターに対する憎しみで、生きていけるように]
(119) el900m 2012/05/05(Sat) 16時頃
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[ムパムピスが驚いたような顔をした。 心臓がどくりと跳ね上がるのが、抱き寄せた身体から伝わる。
彼の唇から漏れる言葉は、真実を否定するものだった。 嘘だと言ってやれれば、どれだけ彼に安寧をもたらすのだろう。
だが、これは紛れも無い残酷な真実。 ゆるく首を振って、彼の言葉をひとつひとつ否定する]
瘴気が感じられないのは、気にならないからだ。 なぜなら君も瘴気を発しているのだからな……。
それに身体がさほど変わるわけじゃない。 今まで見てきた悪魔の血も……赤かっただろう?
[諭すようにしながら、彼が少しでも落ち着くように背中を撫でる]
(138) el900m 2012/05/05(Sat) 23時頃
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『異端に乗っ取られた――』
[ムパムピスの言葉を考えるように反芻する。 いや乗っ取られたわけではない]
私にもよくわからないのだ……。
だがな。 昔、討伐中に吸血鬼に喰われた仲間がいたんだ。 そいつは仲間の顔も名前も覚えていてな。 それでも血の乾きに耐え切れなかったんだろう。 涙を流しながらかつての仲間を襲ってきたよ。
[話しながら表情が苦悩の色を帯びてくる。 当然の義務として、自分は彼を殺した。 何年たっても彼の泣き顔は深く心に刻みつけられていた]
だから、恐らく乗っ取られるのではない。 ただ……。身体中の血が入れ替えられるだけなのだろう。
(139) el900m 2012/05/05(Sat) 23時頃
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[見上げる彼の瞳は僅かに潤んでいて、 どれだけ衝撃を受けたのかはすぐにわかる。 だが、彼にどうやって答えればいいのだろう。
彼にとって、教会が正しいのであれば、この状況は受け入れがたい。 逆に教会が嘘を教えているとなると、彼は壊れてしまいそうだった。 そして恐らく正しい、正しくないという対立軸だけで 語ることは出来ないのだ。
だから結局思ったままを、口にする]
君が教わったことは…… それも間違っていないのだと思う。 その人の人格は残ったとしても、 人間でなくなったことには変わりがない。
(140) el900m 2012/05/05(Sat) 23時頃
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私だって、今はまだこうしていられても 最後には人格より……欲望が勝ってしまうんだ。 君を……君の血を。求めた時のように。
[ムパムピスの身体に取り縋り、浅ましく欲望の限りに その血を啜った自分は、間違いなく悪魔だ]
(141) el900m 2012/05/05(Sat) 23時頃
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それでも私は……何も変わっていない。 君を護りたいという願いも……。
[なんて己に都合のいいことを言っているのだろう。 その想いで声が震えている。 ムパムピスの目をまともに見られなくて、目を伏せた]
だから……。 いくら憎んでも嫌っても構わないから。 私に、君が護れるように。 人でなくなっても……ずっと側にいて欲しい。
(142) el900m 2012/05/05(Sat) 23時頃
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ドナルドが血を啜っている姿は私も見た。 そして、ドナルドも……何も変わっていなかったのだよな。
[ドナルドがムパムピスに対して どんな話をして、どんな感情を抱いていたかはわからない。
だが、人間としての短い付き合いや、 彼がヘクターの下僕になってからの最中でも、 本質的に悪いものだという感情を持つことはなかった。
彼の吸血する姿が、先ほどの自分と重なって――。 ああ、なんて哀しい生物なのだろう]
(204) el900m 2012/05/06(Sun) 16時頃
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[それきり黙って、ムパムピスの言葉に耳を傾ける。 きっと彼もたくさんの戦いの舞台を見てきたのだろう。
神の教えに忠実に従えば、情という感情は殺しやすく 多くのハンターは、それで自分の心が壊れるのを 守ってきたが、彼は本気で信じていたのだ。
だから教えを失った彼が痛々しくて―― 愛おしいと思う]
(205) el900m 2012/05/06(Sun) 16時頃
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[最後の科白まで聞き終えても、しばらくは目を伏せ黙ったままで。 漸く瞼を開くと、じっと彼の瞳を見つめた]
……良かった。 君に罵られるのならいくらでも耐えられる。 だが、もし君が再び命を絶ってしまったら……。 この罪を償うことすら出来ない。
……もし君が神に裏切られたと思うのなら、忘れてしまえ。 私は決して君を裏切らないから。
この世に存在出来ないなんてことを思う必要もない。 何故ならば私が君を必要としているのだから……。
君が血に飢えて苦しむ時は、私も共に苦しもう。 私が、愛しい我が子にしてやれることは、それだけだ……。
(206) el900m 2012/05/06(Sun) 16時頃
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[そう告げてゆっくりと身体を離すと、 少し離れたところに戦った時のまま落ちていた剣を、 拾い上げて鞘に収める]
では行こうか。
[すっかりいつもの穏やかな顔に戻って、 再びムパムピスに声を掛けると、 有無を言わさず、彼を両腕で抱きかかえ持ち上げた。
軽く助走をつけると、屋上から跳んで一気に城門の外へ。 そのまま、森の奥深くへと消えてゆく]
(207) el900m 2012/05/06(Sun) 16時半頃
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[首を落とされてもなお復活を遂げる、 恐ろしい生命力の持ち主。
かの無敵の雄を完全に滅ぼす方法が見つかるまで ここに戻る気はない]
[願わくば、その時が訪れる瞬間もムパムピスと共に――**]
(208) el900m 2012/05/06(Sun) 16時半頃
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[吸血鬼が常人離れした能力を持つことは知っていたから、 飛ぶことに何も不安はなかった。
ただ、ムパムピス―― マティアスがびっくりして振り落とされないかだけが心配だった。 彼も心配だったのか、ぎゅっとしがみついてくる身体に 安心と、それから頼られていることへの喜びを感じる。
想像以上の速さで、地面が近づく。 風の心地良い冷たさと、近くにマティアスの鼓動。 この素晴らしい時間が、すぐに終わってしまうのが惜しいと思う]
(249) el900m 2012/05/06(Sun) 21時半頃
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「…今、気づきました。 ジェフリー様って、堅実派に見えて意外と… 大胆な行動をされますよね。」
[そうぽつりと零れた言葉に、怪訝そうな表情を向けると、 マティアスは笑いながら独り言だという。 その笑顔につられたのか、 今まで見せたことのない笑顔が自然と浮かんだ]
石橋を渡っているだけでは、 為せぬことだってある――……。
(250) el900m 2012/05/06(Sun) 21時半頃
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ああ、それから、マティアス。 その呼び方はやめてくれ。 ジェフでいいといったろう?
これは、主としての命令だ。 [真名を他の誰にも聞かれないように、 耳元に口を寄せて囁いた。 これが初めての。 そして恐らく最後の命令になるだろう**]
(251) el900m 2012/05/06(Sun) 21時半頃
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― 数日後 ―
[ここはガストンの住処であり、 ジェフリーがハンターとしての修練を積んだ場所でもある。 彼は今、何かを探すように机の引き出しや本棚。 果ては本1冊に至るまで、丹念に調べていた]
全く……。 大体がヘクターが復活するかも知れないと危惧していたのなら、 あなたが永遠に封印する方法を、探して実行していれば、 私が奴の討伐に行く必要もなかったのだ。
無論、マティアスと逢えることも無かっただろうから、 悪いことばかりでもないが……。
[そう口にしたことに気づくと、罪悪感を覚える。 信仰心の篤い彼が、そのまま神の恩寵を受けられていたのなら それこそ喜ばしいことなのだから]
(288) el900m 2012/05/06(Sun) 23時半頃
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[頭を左右に振って、芽生えた物思いを消すと、 再び、探しものをはじめる。
実行はされていなくても、どこかにヘクターを倒す方法があれば、 と僅かな可能性に掛けたのだ]
……ん?
[パラパラと頁を捲っていた本から、ひらりと1枚の紙が落ちた。 拾い上げると、間違いなく師の筆跡のようだ。 何気なく目を走らせていくうちに顔色が変わってゆく]
(289) el900m 2012/05/06(Sun) 23時半頃
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『ジェフリーへ
……俺は、吸血鬼に血を吸われてしまったことがある。
もちろん、俺が、そんじょそこらの吸血鬼に引けをとるはずがない。
といったらわかるだろう。 俺の血を吸った奴の名はヘクター・ロックウェル。 あの最強の吸血鬼様だ。
別に隠す必要もないのかもしれない。 だが……。ほんの少し吸われたというだけでも、 後ろめたいことは事実だ。
だから、こうして手紙という形で告白する。 これは賭けのようなものだ。
――俺はお前にこの告白をみつけて欲しいと思っている
ガストン・ワイルダー』
(290) el900m 2012/05/06(Sun) 23時半頃
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[ややあってくしゃりと手紙を丸めると、ランプの火に翳した。 みるみるうちに手紙は灰になって、後には何も残らない]
……くそっ。
[形見のペンダントを、服の中から取り出して握りしめる。
師がそれを告げられなかった理由はなんとなくわかる。 吸血鬼の牙が食い込んだだけで、神の恩寵を失ったと感じたのだ。 信心深いものなら大多数がそう思うだろう。
そうであれば、ますます負けられなかったのに―― 握り拳を作ると、机をがつんと叩き]
ヘクター……。 どうやらますますお前を倒す理由が出来たな。
[そうひとりごちた。 結局、師の住処ではそれ以上のものは見つからなかった**]
(292) el900m 2012/05/06(Sun) 23時半頃
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