8 DOREI品評会
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全
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―― 会場 舞台左袖 ――
[偽りのカソックを脱ぎ去る短いストリップショウの次に照らし出されるのは、華奢で育ちの良さそうな少年の姿。 例の藍色のテイルコートに、再び目隠しを着けさせられ、突然響いた道化の声に戸惑っているよう。 未だ状況が把握できておらず、立っているだけで精一杯といった風情。 唇には、また血が滲んでいた。 本人は、大きく「2」と書かれた札が胸元につけられていることも知らない。]
(6) 2010/04/03(Sat) 01時頃
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[勝者と敗者の壁。そう称したものは、実は主人と奴隷の壁だった。 それを知っても、またも視界を無粋な黒革に覆われた身では、立ち続けるだけでやっと。何度膝をつきそうになったことか。 買う? 誰が誰を? 自分が買われる? 世紀の大債務を自分の身で贖えということか。 それを悟ると、指先まで凍りついた。]
もし、誰にも買われず……気に入られなかったら……?
[それはそれで、また碌でもない結末か、何度でもこのような酔狂な場を盥回しにされるのだろう。易々と想像できて――今までの自分の楽天的すぎる展望を呪いたくなった。 それは多分視線。誰に触れられたのでなくとも。 ひっと喉の奥で音が詰まる。腕を自らを抱くように胸の前で交差させた。]
(18) 2010/04/03(Sat) 02時半頃
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[検分、という言葉が何を示すのか、少女はまだ分かっていない。 ただ、拳を関節が白くなるほど緊く緊く握り締めて耐えるだけだ。 ここには自分を守ってくれるものなんてもう、何一つない。 ぞわり、視線が這うのを感じて背筋を一度震わせた。]
(26) 2010/04/03(Sat) 10時半頃
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ちょ……! 離せ! 僕に触るな!!
[拒絶と悲鳴。 枷のある左足以外の全てで暴れて抵抗するも、すぐに押さえこまれてしまう。 背にひやっと直線の硬いものが当たった。]
何をする……やめっ……いや、や……!
[振り回すも虚しく両手は磔刑の如く横に固定され、開脚させられる。 その一連の動きが全て見られているという恐怖と屈辱に、唇を噛み締めながらもいやいやと身を捩った。 無力を痛感する。]
(30) 2010/04/03(Sat) 11時半頃
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はなっ……離せええぇ!
[悲痛な叫びを聞き入れる者などいない。 ガチャン、と一箇所が固定される音が響く毎に、絶望への序曲が奏でられていく。 詰る声は次第に高く、甘やかな女のそれに変わる。 文字通り手も足も出ない状況で、視界の利かない少女の感覚は、残酷に研ぎ澄まされていった。 頬に触れるのは何か。他者との接触も最小限に留めていた身には、それすらもそら恐ろしい、得体の知れないモノと感じられる。]
無礼者……! ぁ……っ
[喚けば喚くほど見る者の嗜虐心をそそるなど、少女の思考には余裕がなく。 頬をまさぐる感触から逃れるように、何度も首を振る。 その度に、銀の髪が一糸ずつ散る様も、舞台照明は克明に映していた。]
(36) 2010/04/03(Sat) 11時半頃
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[会話など耳に入れたくないのに、視界が塞がれた今はやたらと意識してしまう。 No.2というのは自分のことか。あれ、それ、と指示語で示されるものが何なのか、想像したくもない。
シャン!
鎖とは違う、鋭利な金属の擦れる音。はらはらと零れた銀糸が唇に張り付いた。漸く耳の側で鳴ったそれが、鋏なのだろうと気付く。]
やぁ……おね、が……やめて、……ん!
[首筋を辿る弾力のある何か。薔薇色に染まったうなじに触れるそれは、冷たく無慈悲に下方へ前面へと回り、瞳とお揃いの色をしたリボンタイを寛げる。はらり、解かれて首回りが自由になる感触は、余計に恐怖を加速した。]
ぃゃ! 切、らないで……見るな、触る……なぁ!
[ガチャガチャガチャ。喉も嗄れよと叫び声に、手首と固定具のぶつかる音が重なった。]
(39) 2010/04/03(Sat) 12時頃
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ひぅっ……。
[耳朶に吹き込まれる声は落ち着いていて、余計に恐ろしくてならなかった。 それでも、抵抗がいくらか弱くなる。 鋏の先端が、つぅっと喉元を撫ぜるのに、それが嘘でないと分かったから。 全身に鳥肌がたち、制止を命じられても、今度はがたがたと小刻みな震えがそれを許さない。]
(41) 2010/04/03(Sat) 12時頃
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[声は酷薄なまでに優しく柔らかい。 ぶる、とまた一つ震えが小柄な全身に伝播してゆく。]
い……ゃ……。なに、す りゅぅ
[ぶつ、と衣装のどこかが切り取られる音。 新たに露出する箇所がないかだけが気掛かり。 それはずっと秘めてきた自身の性別が暴露されるかも知れないという、根本を揺るがす脅威。 問う前に、咎めるように唇に何かが押し込まれた。]
……んんぅ……ん……っ
[おしゃぶりでもしていろというのか。屈辱以外のなにものでもない。舌先でそれが飾り釦のようだと理解すると、最後の抵抗とばかりに、プッと吐き出した。 唾液に塗れた金の小珠が、ころりと嬲る人物の爪先まで転がり落ちる。]
(43) 2010/04/03(Sat) 12時頃
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――舞台中央――
[ジョキジョキと遠慮ない裂音、風穴から滑り込む外気。 鋭く息を呑み、はらり散って端切れと化していくフリルは雪のように舞台を儚く彩る。]
な゛っ …… な、にが っ
[次におぞましい感触が、身体の数ヶ所同時に襲いくる。 微細な繊毛の如き細かな無数の足が蠢き轟き、敏感な皮膚の上を這い回り、神経を苛む。振り払おうと身悶えるも、そのくねる腰の動きすら、ねだるように卑猥に映るのだろう。]
気持ち……わ るぃ……のお、 やだ! やめて……許してッ!
[スラックスと腿の合間を進むナニカに、ぴくりとひくつく喉、噴出す汗が照明を妖しく弾いた。]
(56) 2010/04/03(Sat) 14時半頃
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[下肢を蝕む芋虫は、淡い銀の繁茂へとさしかかり、その刺激は不快なものだけではなくなってくる。 臍の周囲で暫くとどまっていたものは、白く柔らかな肌の上で産毛を食み、やがて上目指して裂け目から絹のブラウスだったもののトンネルを潜る。掠めていった胸元では、僅かの膨らみの先の蕾が、疼きながら桜色に芽吹いていた。]
も……ぃやぁ……ぁンっ
(60) 2010/04/03(Sat) 14時半頃
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小僧 カルヴィンは、黒革の隙間から、苦しい雫が一筋伝ったが、それすら小さな蟲に嘗められる凌辱。
2010/04/03(Sat) 15時頃
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ちがっ……、っ、 僕は、 お嬢さん……じゃ、 女じゃなっ
[精通? 処女? 芋虫の不気味な蠢きに切れ切れになった思考には意味までは浸透しない。 最早グロリアの指先も新たなイキモノとしか認識できず、ただ性別に対する言及にのみ、紛れもない少女の高い喘ぎで反発する。]
ぁ……ねが……。 これ、いゃ……だ っ
[我慢なんてできるわけがない。先ほどから必死で振る頭。銀糸の先から汗が飛び散る。 この声が一層周囲の温度を上げるようだと気付くと、必死に奥歯と下唇を噛み、高いそれを殺そうとした。]
……んっ……く そ、 気持ち よくな……んってっ……!
[それでも時折身動ぎとともに甘ったるさを孕んでしまう。 少女はそれすら、同じ奴隷の青年の劣情を煽ることは知る由もない。]
(88) 2010/04/03(Sat) 17時頃
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虫、だと……!?
[アイマスクの下で葡萄酒色を瞬いた。 反射的に背を反らせるが、拘束具が一際大きくジャリッと啼くだけ。 いよいよ這い上がる嫌悪感に追い詰められ、]
やめッ ……ァ、や ……!
[無様なポーズをとらされたまま、閉じぬ口から涎を垂らす。 顔面を蹂躙していた一匹が、その口腔に侵入してきた。 金釦のように吐き出そうとしても、今度は舌に口蓋にへばり付いてくる。]
(90) 2010/04/03(Sat) 17時頃
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―― 舞台中央 ――
[げほげほ、と気管に入りかけた異物を摘まれて咽せる。 それを救いと思うには早い。全て取り去られるでもなく、またも鎖骨の窪みから筋に沿って唾液の糸を引き移動を始める蟲。 不自由な身体と視界、縦横無尽に蟲に蹂躙される感触はあまりに予測不能で慣れるはずもなく、びくびくと過敏に身体が跳ねる。それがまた、観客の目を娯しませた。]
ぁ……はあぁ、ん……っ ん……
[食い縛る歯の合間から、あえかに濡れた声が漏れる。 じんわり、下肢を荒らしていた蟲に反応して、スラックスの一点に沁みができた。 発育不良で胸こそ薄いが、少女は順調に二次性徴は終えていて、月のものもとっくに迎えている。背が低いのも生まれつきだ。その傷つきやすそうな肢体は無意識の内に、艶めかしく火照りを帯びて、扇情的に捩られる。]
(115) 2010/04/03(Sat) 23時頃
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[お姫様、王子様。 自らの声があがるのを堪えれば、周囲の会話が聞こえてくる。
小さい頃は、お姫様に憧れることもあった。 この地位なら、女として育てられたなら、普通に望めたかも知れない、だからこそ心の奥底に封じていた夢物語。]
……た、すけ っ ……
[一人暗闇の中で願っても、ここには手を差し伸べてくれる王子様なんていない。]
(121) 2010/04/03(Sat) 23時頃
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小僧 カルヴィンは、良家の娘 グロリアの声をぼんやりと聞いている。
2010/04/03(Sat) 23時頃
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[既に閉じることを諦めていた締まりの悪い口元から、唾液が糸を引く。 外気と蟲足に撫でられた皮膚は血色良く染まり、露になった手足の細さは枷だけで手折れそうなほど。 そして、髪越しに感じる酷く柔らかな肉も、最早恐怖以外を齎すことはない。 駄々をこねるように振った髪の先が、婬らな女の乳房の先端を擦っても、意図せぬこと。 ずっと望んでいたはずだった目隠しの開放も、今の自分の状態を想像すると全く歓迎できなくて、持ち上げられ差し込む光を避けるようにぎゅっと両目を瞑った。]
(134) 2010/04/04(Sun) 00時頃
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取るなら、まず蟲を……っ!
[懇願が聞き入れられることはないと分かっても、口にせずにはおれない。 銀細工のような睫毛はまだ、葡萄酒色の空に帳を下ろしたまま。 淡く色づく肢体に群がる蛍光緑の幼虫を、その視界に入れるまいと横向けば、鼻先が柔らかな脂肪の塊に埋もれた。]
(139) 2010/04/04(Sun) 00時頃
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[薄い目蓋の上から光が降り注ぐのが分かる。 ――眩しくてたまらない。 意地でも目は開けず、眦を僅か濡らしながら、はぁと苦しげな吐息一つ漏らした後は唇までも緊く結ぶ。]
……っ!
[自分が見ずとも見られている。増して今は、着衣が無残に切り刻まれた酷い格好で。 一層頬に刷かれた朱が濃さを増した。 顎先を舐めゆく優しい仕草さえ、今の少女には這う芋虫と大差ない。]
(144) 2010/04/04(Sun) 00時半頃
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―― 舞台中央 ――
[堪えた。かれこれ十分以上は堪えていた。 それでも、堪えきれずにゆっくりゆっくり、目蓋を持ち上げて即座に後悔する。]
……こっ……な、 なんでも、するっ……から、
……これッ!
[取って欲しい、と。 まずは一番身近なツィーへ、そして一番信頼していた金髪の姉弟へと縋るような視線を投げる。 ひくり、また蟲が見えない翳りで敏感な箇所を通過し、腰を揺らめかせながら。]
(156) 2010/04/04(Sun) 01時頃
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[眼下に飛び込んできたのは、暗い観客席。 大勢でなかったことにほっとしたが、衆目を浴びながら痴態を曝していることに変わりはない。 視界を取り戻して収まるはずだった屈辱は、それを更に凌駕する羞恥と嫌悪に塗り替えられた。 そして、舞台には同じように人間の尊厳もなくいいように遊ばれる者たちの姿も見受けられて。]
……るってる、狂ってる……。
[開いた眼はもう閉じられなくなってしまった。 全ての光景がショッキングで、網膜に嫉きついて離れない。 顎を引けば、正に胸の先端で嫌らしい蛍光色の蟲がうごうごと幾多の足で擽っていくところで、]
ッんぅ――!!
[喉を反らせて高く啼いた。]
(162) 2010/04/04(Sun) 01時半頃
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[どちらもお断りだ、と叫びたかったのは言うまでもない。 グロリアですらあの調子で、その弟は姉に頼めと謂う。]
こんな、の……は、 いや だっ
[じゃあ何ならいいのか、と問われてもこの場に少女が望むものなどあるはずがなかった。 緩まぬ拘束、無理矢理広げられた脚の付け根に、のったりした動きで蟲が纏わり、小さな窄まりの入り口までさしかかっている。 半狂乱になりそうなのを何とか抑え、葡萄酒を絞ったように眸を潤ませながら、喘ぐ。]
(174) 2010/04/04(Sun) 01時半頃
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小僧 カルヴィンは、だめもとで、ヴェスパタインとその知り合いも滲んだ視野で探した。
2010/04/04(Sun) 02時頃
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お前、早くっ……こいつら、を……
どうにかして、くれ!
[全く立場の分かっていない開脚磔刑の少女は、近づいた人影を碌に確認もせずに頼み込んだ(つもり)]
(179) 2010/04/04(Sun) 02時頃
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[排泄にしか使われることのない器官に潜り込もうとする動き。 最早腰の動きは、抵んでいるのか誘っているのか怪しいところ。]
んなっ、とこ……見なぃ、 っで
[婦人が、今最も少女を嘖む、毒々しいまでの緑の幼虫を発見したらしい。 そこは、乳白色の皮膚から地続きではあるが、秘めるべき箇所。 腰から臀部を拈る、捻る。]
(191) 2010/04/04(Sun) 02時頃
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[グロリアに促がされるまま、ちらり、横目に偉そうな異国の男のストリップショウを窺う。 確かに、泰然と構えた女性は全裸であるのに、今や彼の召使のようで――用意された衣装は自分が憧れるようなドレスであったが――その態は少し頼もしくも映った。]
……んな、野蛮な姿、でっ……、 楽に、なんて……。
[長年培ってきた矜持というものがある。 No.5をぶら提げた女とは、生まれも育ちも違いすぎる。 それでも、霞がかった思考は淫毒にでも中てられたように、次第に麻痺してきていた。 そうだ、嫌がるから悦ぶんだ、あいつらは。 けれど、悦ばせなかった者の末路は?]
気持ち……悪い、だけだ。欲しくなん、て、
[感じてなどいない、と必死に否定する。 最早、女と対比されても性別を詐称することは諦めていた。]
っ ない
[柔らかな茂みを掻き分けていった、指先に対しても。]
(197) 2010/04/04(Sun) 02時半頃
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[見えなかった分感度が増したのだろうとは、分かっていても言いたくない。 一番厄介なものは取り除かれたが、他の蟲はまだ背を、脇を、皮膚を傷つけぬようざわざわと移動している。こみ上げるものはまだ、快楽より吐き気が強い。 グロリアの指先からは、素早く視線を逸らせた。 自分が一番分かっている。銀灰の繁茂が粘性の夜露を宿してしまっていること。]
あの、子……? ……あ っ
[問うのも、その先の「壊す」を知りたくなかったせいかも知れない。 こんな狂乱の宴に置き去りにされていたら、自分が壊れるのも時間の問題な気がしていたが。 放り投げられた芋虫の軌跡も追わず、ただ顎を鎖骨につけるようにして身体を小刻みに震わせていた。 時折、堪えるような溜息を零しながら。]
(209) 2010/04/04(Sun) 03時頃
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[ライトは容赦なく、襤褸布を巻きつけただけのような衣服の残骸から覗く火照った肌と、飾りと言うには悪質で淫猥な緑がちらちらと見え隠れする様まで克明に映し出す。 濡れた箇所を恥じるように両膝を合わせようともぞもぞ動くも、固定された足首は無用な痣を増やしていくだけ。 グロリアへ向ける目線は、救済を求める嘆願と敵意が綯交ぜになっていた。]
(214) 2010/04/04(Sun) 03時頃
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―― 舞台中央 ――
幸せ?
[どこが、と弓形に背を反らせながら吐き捨てる。傾斜のついた寝台で、華奢な身体はまだ小さく跳ねるものの、必死で堪えていた。 長時間不愉快な遊戯に付き合わされている躰が、慣れることはない。視界にあの緑の不気味な生物を入れると、今はまだ唇を血塗れにするだけで済んでいるが、舌を噛み切りたくなる。]
愉しませる つもりなんっ――て、毛頭ない、
[耳裏から、髪の合間に旅立つモノ、鎖骨を寝床に何度も往復するモノ、背筋から肩甲骨を這い上がるモノ。性感帯も関係なしに蹂躙され、休憩もなくくたりと項垂れる首、疲労が重なり意識は*ぼやけかける。*]
(219) 2010/04/04(Sun) 03時半頃
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―― 舞台中央 ――
[中年の太い指が全身をまさぐっている。 そんな、最悪の感触で一瞬遠くへやっていた意識が戻ってきた。 絶頂を迎えたわけではなく、純粋なる不快感から。 覚醒しても、指が蟲に変わるだけで、与えられる刺激は変わらない。 対になっているくせにばらばらに動く足の微細な蠕動は、それよりも性質が悪かった。]
……ぁ……。
[このまま覚めねばよかったのに。 けれど、熱を中途半端に持て余した身体に容赦なく浴びせられそうな冷水の量は度を越していた。 手術台から亡羊と眺めやる水槽には、半ばまで水が溜まっていた。 下方からの色取り取りの照明で照らされた水面は、御伽噺のように幻想的に、それ故に悪辣に、光の粒子を反射していた。 まさかそこに自分が突っ込んでシルクドソレイユ擬いをさせられるとは知らぬまま。]
(269) 2010/04/04(Sun) 17時半頃
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―― 舞台中央 ――
[蟲の責め苦はまだ続く。 その裏で、もっと悲惨な話し合いが為されているとは知らず。 全身にびっしりかいた汗を、掬うように広げるように這う芋虫たち。 この身のどこにも、彼らの餌食とならなかった箇所は秘所以外ないような。 そしてまた一匹、孔を探して耳内にゆっくりと歩を進める。]
んぁっ……も、……ぁ、
[胃がひくりと痙攣し、先ほどルーカスの部屋で振舞われたものが食道まで迫り上がってくる。えづきと吐瀉感を堪え、薄い目蓋がひくひくと痙攣した。]
(282) 2010/04/04(Sun) 19時半頃
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足りない、のは……普通の服だ。 こんな蟲、余計だ。
[いつぞやのグロリアの指摘通り、嫌悪感が優れど快楽の芽もないわけではない。 それでも、陶酔以外の感情で潤む葡萄酒色の瞳で、キッと問いの主を睨み返す。 あの、香を纏った男――会話からヴェスパタインという名だと知っていたはずなのに、香いの方が遥かに印象が強い――には、この場の誰より畏怖に似た感情を抱いているのに。]
それにっ……ぅ 僕はNo.2なんて名前 に、なったおぼえ……は、な い
(286) 2010/04/04(Sun) 19時半頃
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[何故自分がこんな屈辱を。 あちらのはずなのに。 あちら側の人間だったはずなのに。 悪趣味ではないが、人を顎で使い命令し慣れた人種。
胸中にどす黒い感情が墨を落とす。]
それ、は……っ
[一刻も早く、この気持ち悪い蟲とおさらばしたかったからだ。 噛んだ唇からまた一筋の紅が伝った。頤は涎と血でべたべたなのに、それを拭う術もない。]
……着替えの服を……見てから、なら。
[異国の男のように、女装を嫌ってか。 それでも、華やかなドレスには心踊る少女の複雑な心境。 睨む双眸の鋭さは変わらぬまま。ツィーのような着ている方が恥ずかしい衣装は、自分は似合わないし着たくはないと考えていた。 手が自由になった途端、耳孔と臍周囲を蠢く芋虫を払い捨てた。]
(288) 2010/04/04(Sun) 20時頃
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[今迄自分に散々恥ずかしい声を上げさせていた蟲たちを、遠慮なく革靴の底で踏み潰す。 ぶじゅりと嫌な感触と供に、汚らしい粘性の液が床を汚した。 葡萄酒色には、子供が虫けらに向ける独特の昏い翳。 久方ぶりに地に降り立つと、切り込みの入った服でまずは比較的無事な下半身を覆った。 少年としての生活が長かったせいか、胸部に関する羞恥は低い。 貧弱なそこにコンプレックスはあったけれど、男装に便利だったのは否めない。 そもそも、貴族が使用人以外の者に素肌を見せるなど、滅多なことではない屈辱に違いはないのだった。]
(289) 2010/04/04(Sun) 20時頃
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小僧 カルヴィンは、良家の息子 ルーカスの方を一瞥し、背を向けた。
2010/04/04(Sun) 20時頃
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ッ……
[襤褸キレを掻き合わせるようにして舞台上に踞った少女は、華奢な肩を震わせながら、先ほどからずっとヴェスパタインを睨み据えている。]
…………分かった、 何でも 着る
[今更男装だろうが女装だろうが意に解さない。 彼らは想像を絶するようなものを持ち出しそうではあるけれど。 示されたのは、芋虫とは比べ物にならないほど巨大な生き物。 細く長く、てかる鱗がこの場では妖しく映える蛇だった。 その轟く様の不気味なこと、蟲の感触を思い出し、またそれ以上だろうことが容易に予測できて、身を縮めて震わせた。]
あれ、よりは……なんでも、着るっ だからぁ……
[もうあんなのは御免だと、眉を蹙めてぶるぶると顔を振った。]
(291) 2010/04/04(Sun) 20時半頃
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小僧 カルヴィンは、紐 ジェレミーに、泣いてなんてない、と反論しながら痣の残る手首で目頭を擦った。
2010/04/04(Sun) 20時半頃
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……新しい衣装を、 用意して貰えるんだろうな。
[最後にもう一度、確かめるように墨と銀の溶けた髪をした男に問うて。 自らの着衣に、手をかけた。
俯いて自らの、最早貴族とは思えぬ陵辱の後の有様にくらくらする。 アイマスクはないのに、目を閉じた。 風呂場だと思えば、大差ない。そう言い聞かせながら。 それでも、手が酷く鈍重なのは、自分で服を着脱することに慣れていないためと、やはり恥辱からだ。]
…… っくそ
[悪態を一つつくと、汗を吸ってしっとり張り付く布を、手元のカフスから順に外していく。 逡巡と作業を何度も繰り返し、耳先まで真っ赤にしながら藍色だったテイルコートとブラウスを諸共に脱ぎ去った。 ぱさり、じゃらり、装飾過多な貴族の御曹司の衣装が足元で鎖と合唱する。 ブレードとメッシュの入ってしまったスラックスの鈕を外す時が、一番時間がかかった。 性別を偽る以上、この先は誰にも見せてはならなかったから。]
(295) 2010/04/04(Sun) 21時頃
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[白いながら、男性では有り得ないささやかに柔らかな曲線を描く胸元。その先で、半端に煽られキュッと窄まった桜の芽が小さく震える。 一度気を失って冷めかけたはずの身体が、好奇の視線を浴びて再び淡い熱を帯びた。 底にどす黒い粘液のこびり付いた靴を乱暴に脱ぎ捨て、はぁ、と嘆息。 スラックスを引き下ろす手は遅々として進まず、桃尻の割れ目が半分見えたあたりで、完全に動きを止めてしまう。]
っ ……ぅ ……や……。
[もじもじと、内股を擦り合わせた。]
(296) 2010/04/04(Sun) 21時頃
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小僧 カルヴィンは、堂々としていられず、肩を丸め身を小さく縮めている。
2010/04/04(Sun) 21時頃
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……!
[たまたま、ちらりと周囲の様子を窺うように半眼に目を開いた時、黄金色したそれとかちあった。 かぁーっ、と茹でたように全身にカッカと血が巡る。 彼が、強要されて自慰に没頭していた時も、何度かうっかり見ては目を逸らしていたのだけれど。
ふるふると、子犬のように全身を震わせる。 悔しさでなく羞恥からくるそれは、観客に生娘だと知らせるには十分過ぎた。]
見ない、で……っ
[肢体を隠すような長い髪も有していない。 にやにや笑う客席の視線より、惨めな身を熱くさせる。 彼が、自分を子供のように思っていることは知らない(これでもローティーンだ) ただ、No4の札をつけられた彼が自分の王子様でないことは、どことなく理解はしていたけれど。
何故。 彼の眼が殊更に気になるのか。]
(303) 2010/04/04(Sun) 21時半頃
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[局部を小さな両手で必死に隠しながら、スラックスの片足を抜く。 スリットのように入ったラインからひらりと捲れ上がれば、慌てて押さえつけ、その場にへたりと座り込んだ。 違いを認めるのが恐かった、見せ付けられるのが嫌だった。 なけなしの虚勢を張っても、自分が所詮か弱い少女でしかない現実を認めてしまったなら、No.7の彼女のように泣き暮れて二度と立ち上がれなくなりそうで。]
ふぅ…… んンッ
[もう一つ認めたくないのは、スラックスの染みが伝えてくる、蟲攻めにも僅かながら、身体の奥から蕩けるように甘露が滲みだしてきたこと。]
(304) 2010/04/04(Sun) 21時半頃
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[片膝を抱えて座ったまま、手を伸ばしてもう片足を脱ぎ去る。 男物の下穿きの股間が濃く湿っているのを隠しながら、]
全裸になる必要はないだろう。 ……着替え、を……。
[早く、と身体は熱いのにカタカタと鳥肌をたて身を震わせながら乞う。 乳白色の肢体には足枷と腕の縛り跡以外に瑕はなく、蝋のような滑らかさ。内側から微かな熱で燈る朱は、すり硝子越しのランプに近い。 身体の奥底に熱を抱えた少女は、ヌードモデルのポーズのように三角に畳んだ膝を抱くようにして、鼻先までを埋めている。 力なく眉を垂らし恥じらう表情は、最早女であることを隠していない。]
(312) 2010/04/04(Sun) 21時半頃
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小僧 カルヴィンは、ランタン職人 ヴェスパタインとジェレミーの爆笑に、ビクッと反射的にそちらを向いた。
2010/04/04(Sun) 22時頃
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[舞台上に下穿きだけ着けた三角座りで、何度か衣服を、と訴えてみる。 直線に近いながらもなだらかな稜線を描く背は、心細げに震えた。 膝の合間に顎をのせて、乱れた銀鼠の髪の合間から、葡萄酒色は客席と舞台上の他のショウを交互に見ている。 じゅく、とまた身体の奥で濡れた音がした。 特に成熟した女性の身体を持つ逞しい女と、女のような美貌を持つ偉そうな男のまぐわいは、晩生な少女の目には卑猥で淫靡この上なく映るのだった。]
(334) 2010/04/04(Sun) 23時頃
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小僧 カルヴィンは、「子供ではない」という主張は最早笑って流されるだけだろうから、聞こえても聞こえないふり。
2010/04/04(Sun) 23時頃
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[衣装の話題に、檻の前で自慰に耽る娘へと視線を流す。 彼女が纏う不可思議な光沢の着衣は、腰の帯を結ったまま、随分と際どい部分まで捲れ上がるようだ。スリットにしても深い。 また、その彼女の痴態を観察しながら、女性がどうすれば気持ち悦くなれるのか、学び取ろうとする節もある。 社会的には息子であった少女は、そうした性的教育からは隔絶されていたから。 下穿きを濡らす愛液すら、粗相をしたのかと最初は我を疑ったものだ。 また、No.5をつけた女性が、その下肢に太い異物を埋めているのも。 あんなに巨きなものが入るということ自体が、そして親以外では初めて見る異性の性器が、少女をゆっくりとこの悦楽の宴に誘い染めあげていく。]
(337) 2010/04/04(Sun) 23時頃
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風呂……? っぇ!!
[お嬢さん、を訂正しようもない状態で、なみなみと水を湛えても魚も居ないアクアリウムの方を向いた。]
だって、あれ、お湯じゃ…… なく て
[それに、湯船でもない、客席から丸見えだ。 漸くアレの使用用途を悟った時には、またぎゅうと膝を抱いて縮こまる。 微かな泡がライトに照らされて、まるでシャボン玉のようで綺麗だけれど。 あの中で何をさせられるのか、少女の表情はまた強張り、その場から動かない。]
(339) 2010/04/04(Sun) 23時頃
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[未だ蟲の足の感触が残るような身体は、確かに清めたい。 けれど水槽の魚にされるのは御免だ。鬩ぎあう心。 ぐずぐずしていたら、また周囲に控えた男たちが、無理矢理にでも放り込むのだろうか。]
(340) 2010/04/04(Sun) 23時半頃
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……ッ!
……………………入れば
興味は、得られるの、か
[そうして媚るという行為自体が、最もこの少女のなけなしの矜持を傷つけるのだと、紳士は理解しているよう。 塞がりかけた唇の傷がまた開く。 その血塗られた口紅は、水槽の傍に膝立ちで躪り寄るった後は、ひたりとその硝子面に手をあて、白く色を失くすのだけれど。]
(344) 2010/04/04(Sun) 23時半頃
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小僧 カルヴィンは、紐 ジェレミーの白々しい言葉を、俯きながら聞いている。握り締めた拳も、関節が白い。
2010/04/04(Sun) 23時半頃
小僧 カルヴィンは、一度だけ命令を受けたツィーの方を振り向いた。
2010/04/04(Sun) 23時半頃
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―― 舞台右 ――
[命令に忠実なツィーがこちらへやって来る前に、「自分で脱げる」と主張しかけてやめた。 着替えが得られない、興味も得られないでは仕方無い、と。]
う…………。
[抱いていた膝は解かざるを得ない。 ほっそりした腕を胸の前で交差させながら、立ち上がる。 下着は男性用だ。臍から下腹部へ続くラインは、股間に恥丘の分しか膨らみがないことも透かしてしまう。 内股になりながら、少女はただ羞恥に頬染め、されるがままになっていた。]
(352) 2010/04/05(Mon) 00時頃
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小僧 カルヴィンは、修道女 ツェツィーリヤを、こうはなりたくないと物語る冷めた瞳で見下ろした。視界で尻尾が淫らに揺れる。
2010/04/05(Mon) 00時半頃
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[最後の一枚が引き下ろされていく。下腹部から続く華奢な両脚の間に象徴である肉の剣はぶら下がっていない。 髪より少し濃い銀灰の繁み、その先の方は夜露をやどしてしっとり光っている。 それでも、慎ましやかに秘められた扉は閉じられ、侵入者を頑に拒むよう。 一本の筋からほんの少しだけ、内側の珊瑚のような肉色がちらついていた。]
……っひゃあ ぅ んっ、 んぅうぅ……ぁ そンな とこ 舐めな 、で、 !
[背後からの悪戯に、何度も身を捩り、こちらも膝をつきそうになりながら、恨めしさの篭った眼差しを、忠犬に向ける。 けれど、少女が自分で脱衣するより、余程客席の者が盛り上がったのは言うまでもない。そして、彼女の鼻先を濡らす蜜が、少女の身体が目覚めつつあることを伝えてしまう。]
(359) 2010/04/05(Mon) 00時半頃
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……これ、で
満足?
[一糸纏わぬ少女の肢体は、若さと瑞々しさに溢れ、腰を捻って立つ様は、どこか未完成の危うさを秘めながら、婀娜っぽさも備えていた。 けれど、もうここにやって来てから小刻みな震えを抑えられた試しがない。]
(364) 2010/04/05(Mon) 00時半頃
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[まただ。グロリアに素直、と称され羞恥を覚えながらも、内心小首を傾げる。 遅咲きの少女にとって、性に関する知識も薄ければ、こうした戯れも初めての体験だったから。 自分で自分の身体が分からない。 それでも、葡萄酒色の瞳は興味津々にNo.8とNo.1に向けられ、そのあられもない格好を見ているだけで濡れてきてしまうのだ。 感度をここまで高めたのは間違いなく最初の目隠しだが、それ以上に平均より鈍くはないようだった。]
……ッ……!
[けれど、ツィーへの命令を聞けば、またぞわりと全身の産毛が逆立つ気がした。]
(372) 2010/04/05(Mon) 01時頃
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―― 舞台右 水槽の前 ――
……ぁ、やうぁ……んんッ ……ン
[汗と芋虫の蹂躙の痕が残る身体をねっとりと舐められ、がくがくと膝が立たなくなってきた。 知能の低い幼虫と異なり、人の性感帯も知り尽くした女の舌は、確実に少女も知らぬ悦いところを、反応を、引き出していく。]
に、……なにっ……
[昂ぶり始めた身体は、熱い吐息がかけられるだけで、此方も甘やかな嘆息で応え、『素直』にその官能を伝える。最早、理解していないのは少女本人だけ。 白い内腿を、つぅっと粘性の雫が光る道を描き出す。 孤を描く背、無意識にくねる腰、蠱惑的に寄せられた眉。 ついには直立を保てず、ツィーの背へと手をつき崩れ落ちる。]
(378) 2010/04/05(Mon) 01時頃
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そん、な……っ
[身体を支配しつつある愉悦は、無知な少女には恐怖も齎す。 自分が自分でなくなって、塗り替えられていくような。]
分 らなっ 良くなん、てぇ……っ
[ぞくぞくと内から込み上げてくるナニカがある。 縋るように、ツィーの背についたのと反対の手を、No.8の男へとのばす。振り払われるかも知れないが。]
(382) 2010/04/05(Mon) 01時頃
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小僧 カルヴィンは、記者 イアンの滑る手を、飛びそうな意識の楔に何とか捕まえようと、強く握る。
2010/04/05(Mon) 01時半頃
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つめたっ……っ、
[火照った身体に、背中越しに当たる硝子板が一瞬鳥肌を浮かせる。 赤、緑、青、橙、様々に乱反射したライトが、大理石のような乳白色の肌を扇情的に演出した。 そこに、下手な絵でも描くように、バターとジャムが塗りたくられていく。 そして、それは例外なく際どい下着姿の犬の舌で清められ嬲られていくのだった。 呼吸も鼓動も無茶苦茶に乱れ、息も絶え絶えにぴくんぴくんと跳ねる身体は、陸に上がった魚のよう。 全身の血が敏感な箇所に集中して、頭が酸欠に近い状態に浮かされる。]
んぁ――あっ、 やだ ぃや、 いっ……
[繁みを揺らすツィーの吐息が、更なる喜悦を髣髴とさせ、半分蕩けた理性は、それから必死に逃れようとするのに。]
(400) 2010/04/05(Mon) 01時半頃
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ッあぁ……
[繋ぐことのできぬ手は、益々滑りをよくして、きつく握ることすらままならなくなる。むしろ、神経の多い手指に与えられる刺激すら、少女には最早歪な快楽へと変換されてしまうのだった。]
だ、やだ……とびそ、 どこ はゃ
[決定的なソレは与えられず、内腿だけぴくぴくと痙攣する。 このままでは、腰をツィーの顔に押し付けてしまいそうで。 なけなしの胸の先端では、堅く尖った芽が、どうしようもなく感じていることをツンと主張していた。]
(405) 2010/04/05(Mon) 01時半頃
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イク……?
[ただの「go」とは違う響きに、少女の濁った葡萄酒が、一度瞬く。]
……からな、 分からない、 そん ……な
(408) 2010/04/05(Mon) 01時半頃
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[口を窒がれると、息苦しくて、ざらりとした舌の感触が飲み込みかけた幼虫を髣髴とさせて、べとつく手で弱々しく押し返す。]
げぇ……え゛ッ ……ぇう。
[咥内に広がるのは、汗とジャムとバターの混ざった不思議な味。 けれど、それも不愉快で。 とろんと焦点を失いかけた瞳に、生理的な涙が宿った。]
(415) 2010/04/05(Mon) 01時半頃
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――ぃぁッ ……ぁ
[揶揄された身体は本当に淫乱の素質があるのか、犬の犬歯に食まれた蕾からピリリと響いた刺激で、軽く達してしまった。 ぜぇぜぇと、薄い胸がそれと分かるほど激しく上下する。 それもまた、反った折には犬の口元に固い蕾を差し出す態。]
ふぅ……ん、 なに も、やめ……疲れた
[ぐちゃぐちゃに思いついた言葉が口をつく。 それでも、未だ燻ぶった熱は解放されておらず、舌の責め苦が続くなら、何度でも高みの寸前まで押し上げられていくことになる。 力の入らぬ手は、床に投げ出され虚を掴み、秘密の谷間からは絶え間なく澪が湧き出て床に泉を広げていた。 やがて、脳裏に東洋の女の演っていた行為が思い出される。 人目に隠れるようにして、そろりそろりと下肢の間に近づく右手。]
(425) 2010/04/05(Mon) 02時頃
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[誰にも止められなかったなら、滑りを帯びた手はそのまま繁みの奥へと*のびる。*]
(427) 2010/04/05(Mon) 02時頃
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[高ぶった身体をツィーに放置され、指は谷間をゆっくり一往復する。 誰かに見られている、と意識の端にはあるものの、それは快楽を増長するものでしかなくなっていた。]
はぁぅん ッ …… ァ
[犬の甘えた鳴き声を真似たそれが耳をうつ。自分の声の甘ったるさもそれ以上だと思うと、カッカと燃える頬はもう温度を下げられそうにない。]
ど、すれば……
[この悦楽の渦から解放されるのだろう。 はしたない問いの答えは、No.8から与えられる。 顔中べたべたの粘液で撫で回されながら、胸の先端が生暖かいもので包まれる感触。 ぞわり、と全身の毛が逆立つのさえ、今は背筋を抜けていくような官能の瞬間。 視界が不自由になれば、次の刺激を期待して、余計に感度が高まることも。 そして最後に吐息を感じるだけで、ぷっくり膨れてゆくそこが、最もキモチイイことも。]
(464) 2010/04/05(Mon) 13時頃
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[浅ましい指は止まらない。 命じられたNo.6と違い、自らの意志で慰める行為に逸る恥辱。 脚は自然と直角ほどに開かれ、膝が浮く。爪先はバレリーナのように爪先までピンとのばされて。]
…… ンッ ぁあ…… ぅ……
[秘所は元来の色より莓のジャムで一層赤く、ゼリー状の艶を纏っていやらしく光っている。 往復していた指はやがて紅真珠を探り当て、くにくにとそこを中心に轟いた。 父親の厳しい躾に服従するに慣れた性格は、矜持という鎧を失うと、囁かれた通りにその手を口元へ運ぶ。キャンディのようにゆっくり舐り、]
へん な味……
[正直な感想を漏らした。甘酸っぱいジャムは秘所から溢れる液で薄められ、涙のような薄い塩辛さと、磯臭さに似た独特の風味を醸す。決して美味ではないけれど、味わったことのない自分の味。]
(467) 2010/04/05(Mon) 13時半頃
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[ひくつき始めた谷間から溢れる紅交じりの粘液は、破瓜のそれか、女性特有の経血にも似ていた。 淫蕩に耽る指の動きは無意識に激しくなっていく。ただ惑乱と陶酔の頂点を目指して。]
―― あぁああ ッ
[高く細い嬌声を、舞台中に響かせ、小さく白い身体の隅々までぴんと張り詰める。]
……………………ふ、
[虚脱。弛緩。そして、めくるめく愉悦と――悔恨。]
(469) 2010/04/05(Mon) 14時頃
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小僧 カルヴィンは、くたりと限界に達した小柄な体躯を、水槽の前面に預けた。
2010/04/05(Mon) 14時頃
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[一体どれだけの目線に晒されていたのだろう。 蟲攻めから漸く持て余していた熱を逃せて、もうくたくただった。 回転の鈍った思考はそれでも、じわじわと恥辱を取り戻しつつあって。]
…… ッく
[潤んだ目元をぐいと拭い、未だくぱくぱと糸引きながらいやらしく引き攣る裡への入り口の珊瑚色を手で隠した。]
こんな……も、 やめて くれ 許して ……。
[あまりの恥ずかしさに、顔が上げられない。消えてしまいたい。 その頃には、水槽の「準備」とやらは終わっていただろうか。]
(470) 2010/04/05(Mon) 14時頃
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―― 水槽前 ――
[呼吸が整い余裕が出てくると、また投げ出していた四肢を抱き込んで仏頂面になる。けれどその表情は、怒りより気不味さが勝っていた。]
結局、ここは ……そういう、場所なのか。
[堕落と退廃の宴。「気に入られる」とは性的な玩具としてか、或いは文字通りの奴隷なのだろう。 ならば、自分がすべきことは。この中で酷くなさそうな主人を見つけて取り入ることか。死にさえしなければ、こういう違法騒ぎにお決まりの大金を有している者と「モノ」として知り合うことができる。]
…………ッ
[何とか利点を探して自身を納得させようとするが、人としての尊厳を捨てるのも、貴族出身の矜持を曲げるのも、快楽に凌されて尚未だ少女の心で燻ぶり続けていた。 下唇からは、鉄っぽい匂いと脂っぽい甘さがする。]
(496) 2010/04/05(Mon) 19時半頃
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[破廉恥なショウの終わりは見えてこない。 ただ、少し客の反応に倦怠と飽きが混ざってきたように思えた。 「興味を惹けたら」買われるのだろうか。 そして、お互いに牽制しあっているようでもある。 彼らにもルールがあるらしい。 傷をつけないこと。後は、縄張り意識に近い何か。 傍目にも、どの『商品』が誰のお気に入りなのか、分かりかけてきた気がする。]
僕、は……。
(497) 2010/04/05(Mon) 19時半頃
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早く、衣服を……。
それとも、風呂とやらに入ってからでないと、駄目なのか?
[舐められたとはいえ、余計にべたつく皮膚は確かに気持ちが悪いけれど。 どうしてもライトアップされた水槽で鯛や鮃の舞い躍りをする気にはなれなくて。 もう一度小さく訴える。犬女の提案が耳に入ったが、それでは何の解決にもなっていないと渋面になるばかり。]
(498) 2010/04/05(Mon) 19時半頃
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あ、あの……だから。
[激昂するらしき声が檻から聞こえて、舞台遠くの吼える彼を見詰めた。]
僕のために、あなたが怒る必要……ない。
[ぶるり、また白い身体を震わせ、背を向ける。 今は彼の視点が無理矢理東洋の女に固定されていることに、少し安堵していた。 客席のみならず、他の奴隷候補にまであられもない態を曝していたなんて考えると、顔から火が出そうだった。]
ありがとう。
[舞台上でも離れた彼には聞こえぬほど小声で零す。 俯いていた顔を上げて一度、彼の方を見て銀の睫毛をしばたたいた後は、またすぐ両膝に頤を埋める。]
(500) 2010/04/05(Mon) 20時半頃
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[馬鹿な人。 逆らえば逆らうほど、反対に悦ばせるか、興を削がれて買われなくなるだけなのに。 けれど、その馬鹿みたいな率直な直情さが少し羨ましい。 家の再興という義務を背負い、利害一致を探そうとする自分が、結局この場の雰囲気と快楽に逃避しているだけのような気がして。 それでも、残忍な彼らと真っ向から対立する気なんて、無防備な一糸纏わぬ姿の少女には湧いてこなかった。]
なん、て……弱いんだろう、僕は。 ……無力、だ。
[殻に閉じこもるように、抱き込んだ脚を強く引き寄せた。]
(506) 2010/04/05(Mon) 21時頃
|
小僧 カルヴィンは、子守り パティの声も、強さの象徴のようにいっかな動じていないそれを、聞いている。
2010/04/05(Mon) 21時頃
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[舞台向かって右側の巨大なアクアリウムは、人の身長より丈が高い。 そのため、短い一辺に梯子がかかっていた。下手をすれば溺れ兼ねない水位だ。 底には砂利の変わりに、様々な色硝子の珠が敷き詰められていて、ショウの舞台として相応しい様相を呈している。 その中に何かが放たれようとしていることを、少女は知らない。]
(507) 2010/04/05(Mon) 21時頃
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[へたりこんだ尻が冷たく体温を奪っていく。 耳を塞いでも、誘惑を加速させるような、青年の罵声交じりのなやましい声が聞こえてきて。基本的に彼は声が大きなようだと、猿轡の理由を今更に思い知った。 初めて知った、男の生態と女としての官能。 あまりにショッキングな出来事であったが、それを真剣に検分する彼らもどこか葡萄酒色には滑稽に映り込む。 陵辱に対する背徳心と屈辱と好奇心、様々な感情が胸でとぐろ巻いていた。]
(511) 2010/04/05(Mon) 21時半頃
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…………これ、を
僕に着ろ、と……?
[客席に列べられていた衣装の群に、そして自身の足元に何故か置かれていた幅広のリボン半眼になる。 どれも、少女の求めていた「衣装」の概念からは遠い。 拒否しようにもまだ気怠さの残る身体が男たちに持ち上げられ、くるくるとリボンが巻かれてゆく。 わざとなのだろう、脚の付け根のスリットに食い込ませられるのも、斜めに下腹部を横切る二筋の合間から銀灰の恥毛が飾りのようにちらつくのも、片方の乳房だけ剥き出しに巻くのも。 幸い、手足を纏めて拘束されることこそなかったが、]
……ッ……、
[誰へのものとも知れぬプレゼント包装されてしまい、なるべくなら自身の姿を再認したくない、と思った。]
(513) 2010/04/05(Mon) 22時頃
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悪趣味なこと、だ。
[恥ずかしいがれば恥ずかしがるほど、彼らは喜ぶ。 そう分かっていても、冷却されたはずの熱がまたじわじわと頬を咲き初めの薔薇のように馥郁と染め上げていく。]
(514) 2010/04/05(Mon) 22時頃
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[ご丁寧に赤い本繻子の蝶結びは、首元と乳房の頂点、尻の割れ目の上部で揺れている。]
これで、お気に召したのか?
[杯を傾けたりでずっと客席から動こうとしない男に向かって、含羞を捨てきれぬ表情のまま、努めて冷たく問う。]
(518) 2010/04/05(Mon) 22時半頃
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小僧 カルヴィンは、紐 ジェレミーを怨めしそうにキッと舞台上から睨み付けた。眦にはまた朱が散っている。
2010/04/05(Mon) 22時半頃
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僕を必要として買ってくれる者は、 どうしても必要なようだから。
…………着ろと、言ったのは……オマエじゃないかッ!
[半分開き直って、客席に殴り込みかけて、踏み出した一歩がジャムで滑った。リボンを巻きつけただけの格好で、盛大にすっ転ぶ。]
……っぎゃ!
[この時ばかりは色気のない悲鳴。]
(522) 2010/04/05(Mon) 23時頃
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>>525
……傷ついて、買われなくなるのは自業自得だ。 少なくとも、僕が僕の身体を傷つける分には。
それくらいの自由は、あるだろう。
[強い意志の炎を宿した瞳が、口ぶりだけ心配した風な男に挑みかかるように投げかけられる。 眩しい舞台上と違って、暗い客席で彼の動向はあまり窺えなかったが、少しでも自分の行動で彼を動かせたなら、僅かな優越感を覚えた。]
(536) 2010/04/06(Tue) 00時半頃
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