44 【game〜ドコカノ町】
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[ このステージは、世界は。どうなるのだろう。 ドナルドとアシモフの横に座り込んで、いまだ溢れてくる首の血を拭った。 ]
アシモフ……俺、 ……俺……
[ 騎士の格好をした大の男が、いつの間にかぼろぼろ泣いていた。 ]
(160) 2011/02/26(Sat) 01時頃
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[意識もなく、首がぱっくり割れた状態ではもう、飲むことなどできなかった。]
こっちこそ。
えっとね、リンダだった。……うん。
あー……その、最初にあったとき逃げちゃってごめんね?
びっくりしちゃってさ。
いきなり女王様がいるから……。
[でも、中の人は割と普通なんだな、とか思ったとかなんとか]
……せっかく集めたのに無駄にするのですか?
[ナナシは 壊れた一つ目に問う]
プレゼント…欲しかったんでしょ?
つか、何かあったのか……?
[和図が見たのはぐったりとした様子のナユタ。
和図は顔面蒼白でナユタの元に飛んでいく。]
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[ アシモフが起きていることに気がつくと>>159、 こっそり拳で涙を拭って ]
終わったのかな……帰れるんだろうか。
[ 気のせいだろうか。ステージのあちこちに、ノイズが走っている。 帰還の予感か、戦闘の余波なのか。 ]
(161) 2011/02/26(Sat) 01時頃
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[ステージが切り換わって、次々鳥が落ちていく]
まとめて行きますよ……っ
一迅ッ、断牙ぁッ!!!
[刃から剣気を一直線に発する大技。
流星、空を切り裂いて、落ちて来る鳥の体液を弾き飛ばす。
給水塔の方を振り仰いだ]
ドナルド様っ!!
…ぅ。
[ぐすっと思わず涙が溢れる。]
どうしよう…なんでなの?
みんな頑張ったのに、ダメなのかな…
どっからルート間違ってたんだろ、
戻れるセーブポイントなんて無いのに。
…こんなの、やだよ。
…っ
ポプラ、回復ポーションなら、1つ…
[抑えられている首]
ヨーラ!
[自分の首の止血をした彼女の名を、呼んだ]
どうすればいい?
プレゼントの入れ物を壊してでも手に入れたのに?
[破裂して壊れた赤い鳥だったものの残骸を握り締める
まだ残っている体液が掴んだ手を焼いたかもしれない]
使いもせずに…プレゼントはゴミですか?
[アシモフも、ライトニングも、ぼろぼろだけど、生きている]
――〜っ謝らないで下さい……!
[パーティチャットのウィンドウが一瞬だけ浮かんで、
すぐに消えてしまって。
最後の一人の仲間の元に跳んだけれど、
答えは返って来そうにない]
……諦めないで、貴方達は、帰れると信じて。
[それから、寝台の方へ走った]
ナユタ!?
[体力尽きて意識がぼんやりとしていたせいか、ようやくナユタの異変に気付いた。
手首の脈はかろうじて触れるけれど―――…]
…ちゃんとみんなでかえれなきゃ、やだぁ!!!
[駄々っ子のように叫ぶ声はただ無力。]
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[ いつかの日のように、血で濡れたアシモフの顔を マントの端でちょいちょいと拭ってやった。
ふと顔を上げると、血だまりの中に誰かが――――>>@85 ]
……?
(162) 2011/02/26(Sat) 01時半頃
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あれは……
[ 騎士はそこに見つけるだろう。 かつて『天使』だった少女の姿を―――― ]
……セシ、ル……?
(163) 2011/02/26(Sat) 01時半頃
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せめて有効利用してくださいよね
[…記憶もない
どこにもいきようもなくなった
ナナシはその場に溜息をついて蹲る]
おいっ!お前しっかりしろよっ!!
[和図はナユタに向かって大声で叫ぶ。]
ふざけんな、お前まだやることあんだろ、アイツを助けてやるんじゃねーのかよ!!
[和図の声はナユタに届くのか――]
私が傷口抑えるから!
ナユタの肩叩いて呼びかけてあげて!!!
[ぎゅう、と傷口を体内に押しやる程強く圧迫する。]
しっかりして、ナユタ!
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[ >>164 ”帰ったらまた、対戦しましょう。みんなで。”
そう言われて、こくりと頷いた後。 かつての天使を見つめながら、ぽそり、と呟いた。 ]
アシモフ。 俺……、
あきら…… 一之瀬、暁。
(165) 2011/02/26(Sat) 01時半頃
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セシル様、ポプラ様っ
……ナユタ様!?
[ベッドの傍に行けば、血溜まりに倒れるナユタと、
血溜まりに良く似た羽根の中に倒れる子と。
皆で帰りたい。叫ぶ声が聞こえた]
確りして下さい、二人とも……!
[ぱっくり首の開いたナユタ]
3つのプレゼントとかいうのがあれば
助かるなら…
[首をかしげて志乃をみた…]
やだ、やだよっ! なんで!
[ぼろぼろとこぼれる涙はとまらない
ヤニクがポーションをとりだしても間に合わない。
和図が叫ぶ
ヴェスなく声が聞こえる
ポプラだった少女には助ける術もなくて、だだをこねるようにいやだと繰り返すだけだった]
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また……、会おうな。
[ 自分の名前を告げると、騎士は照れて、あさっての方を向いた。
辺りを、金色の光が包み込み始める―――――…。** ]
(166) 2011/02/26(Sat) 01時半頃
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[ヨーラに言われたように]
ナユタ、ナユタっ!!
[肩を叩いて名を呼ぶ。
このポーションは…どうしたら…]
志乃…
本当に3つプレゼントが揃えば
かなうのならば…
自分は記憶という宝物だったけど君は何か
それを手放してもいいなら
[どうすれば良いのかと、辺りを見回して。
カミジャーと目が合った。]
……願いは。
私の願いは、
ここにいる皆様が一人も欠けずに、
『望んだ夜明け』を迎える事です。
[寝台に居るのは、倒れているのは…]
セシル… ねぇ、セシル!?
[普通でも、直ぐに手当てを受けても助かるんだろうか。
言葉には出さなかったけれど、彼女はそう思った。
この世界の不確実な事象に、賭けるしかないのだと思った。]
戻ってきて、ナユタ!!!
みんなで帰るんだから!!!
えっ、……ナユタ!?
[何があったのかと目を丸くする。
それと同時、悪寒が湧く。ひとがしぬ、その直前の、なにか]
……っ、馬鹿、死ぬなよ!?
お前もだ、セシル!!
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