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……フィリップ、ノックスさん……
[二人のやり取りを、傍らでただ聞いている。
トレイルは、みたくない。
彼が、何を思っていたのかは知らないけれど。
彼は、フィリップに衝動を向けられていたし。
彼は、ノックスにとても大事にされているし。
にくいわけじゃないけれど、
平気で相対できる相手でもない。
フィリップが殺意を秘めていることには気づきながら。
止める手立てなどなく、ただ見ている]
[
ディーンはその隻眼をじっと見つめた。
彼もまたラルフのいう先祖がえりであったとは知る由もなく。]
――……もう、終わらせて やってくれ。
[ディーンの呟きは、ニコラの死を願うものだった。
今、生者の世界に彼を救う者は誰もいない。
今、死者の世界に自分を救ってくれる者は誰もいない。
欲に溺れた選択を間違っていたとは今も思わない。
だが、それでニコラが苦しむならば――。]
[ディーンは、絡めた指先を強く握る。
彼が死んだとして、同じように欠片が残るとは限らない。
会うことすら叶わないかもしれない。
それでも、生者の世界が彼を傷つけ、苦しめ、孤独にさせるなら、
そこから逃がしてやりたいと、ディーンは願う。]
――――……ニコラ。
[声が届かないことがもどかしい。]
【人】 許婚 ニコラス[ドナルドがこちらを睨むのも、べネットが一歩下がるのも。 (411) 2014/11/23(Sun) 23時頃 |
【人】 許婚 ニコラス ……大人も子供も、みんなキライ……。 (412) 2014/11/23(Sun) 23時頃 |
……フィリップ
[フィリップの様子に、ゆるく瞬く。
どうして、そこまで、と思う。
トレイルなんて、ほうっておいていいのに。
俺のために、人として手を汚す必要なんてないのに]
[彼に惹かれた理由は明白だ。
彼に愛された理由も明白だ。
ただ、お互いしかいなかった。
歪んだもの同士だからこそ、その形がぴったりと触れあった。
他の誰にも触れられない歪みに、触れられた。
口を噤み続けたディーンの内にある、汚い感情の一つだ。
だからこそ、吐き出さずにおれない苦しさも、痛いほど分かる。
この胸に刺さった棘を抜けるのはニコラだけだ。
ニコラにとっても、それは同じであるに違いない。]
――……愛している、ニコラ。
僕の唯一。僕の太陽。僕の、かみさま。
[ニコラの横に屈みこんで、柔い色をした金の髪を撫でる。
ほんのひとかけらでも届けばいいと願いながら、卵を握る手に自分の掌を重ねた。]
[瞬いた、次の瞬間。
一階の奥、藁に覆われた塊の前に立っていた。
それが自分だったモノの前だと気づくのに、時間がかかった。
でも、戻ってきた記憶。
残っていた感情。
そのどこにも、どこを探しても
今この山小屋を覆いつくそうとしている、衝動はない]
……フィリップ……
[伝わる思いに、その行動に、
届かない声で呼びかける。
そんなことしなくていいと思うのに、伝わらない。
ただ、生きていてくれればいいのに。]
【人】 許婚 ニコラス 食べたいくせに。 (430) 2014/11/24(Mon) 00時頃 |
[食べたいとも、食べられたいとも思わなかった。
恋を、愛を知らなかった。
大事な人を失う、本当の苦しみを知らなかった。
哀しいことは何も知らないまま、命を終えた。
楽しいことも、嬉しいことも何も知らずに、終わってしまった。
物言わぬ塊を見る真黒い瞳は気づかない。
それが、どうしようもなく悲しくて、痛くて]
[胸が痛いのはどちらに対してだろうか。
フィリップが抱く殺意が痛い。
トレイルを殺して、ノックスを苦しめようとするのが、痛い]
……そんなこと、しなくていいのに。
[そんな気持ちを抱かせてしまったことが痛い。
フィリップが手を汚すことはないのに。
衝動に負けたことを、あんなに苦しんでいたのに。
――ほんの短い時間しか、一緒にいられなかったのに。
そこまで思われていることが、痛い**]
[幸せと、呼べたかもしれなかったこと]
メモを貼った。
メモを貼った。
[
腸を引きずり出されて、食べられたい。全部を支配されて、誰かのものになりたい。自分の血肉を美味しいと褒めてもらいたい。腕の中に包まれて、他の全てから目を塞がれて。
――全部を、差し出したい。
想像するだけで幸せに満ち溢れたそれを、叶えてくれたのはニコラだった。気付いてくれたのは、ニコラだった。
しかし今、彼が望む幸せをあげることが出来ない。
あちら側に残るのは、ただ腐るのを待つ眼球だけだ。]
――……君が苦しいのは、僕も苦しい。
僕は……
[それが自分の欲望を叶えることを優先した代償だと、ディーンは今更気付く。彼を今孤独の淵に追いやっているのは、自分だ。]
――――……ニコラ。
[ディーンは絡めていた指を解き、ニコラの首に触れる。
もしこの感触が伝わるなら、彼の首を絞めてあげたい。
それで彼の苦しみが終わるなら、手を下すのは自分でありたい。
そうして息絶えた亡骸を食べて、腹に収めて。
そこまでを想像して、ディーンはようやく、食べたいと願う同族本来の欲望を理解した。]
[もし、彼がともに生きたいと願ったなら、それに従うことも出来ただろう。
しかし
好きになれば手遅れで、堪える手段を失えば、どうしようもない欲に飲まれる。ニコラは、それを許してくれた。]
ニコラ……僕が君を、食べれば良かったのか?
[苦しみに耐えることなら慣れている。
誰かが自分のことで苦しむことには、いつまでも慣れない。
或いは正しい欲望で以て彼を食べることが出来たなら、彼の苦しみが生まれることはなかったのではないか。
仮定を想像し、身勝手な自責の念を深くしながら、ディーンはニコラの傍を離れない。
たとえ、彼の苦しみが去るように祈ることしか出来なくても。**]
メモを貼った。
【人】 許婚 ニコラス[いつか。いつか、大人になって。 (470) 2014/11/24(Mon) 01時頃 |
【人】 許婚 ニコラス それは。 (504) 2014/11/24(Mon) 02時半頃 |
【人】 許婚 ニコラス[それから、はあっと。 (505) 2014/11/24(Mon) 02時半頃 |
【人】 許婚 ニコラス[ポケットの中、小さなナイフ。 (507) 2014/11/24(Mon) 02時半頃 |
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