134 Dum fata sinunt vivite laeti.
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爪牙以外は使い慣れてねぇんじゃねぇかと思ってな。
[青年>>3:109に返しながら、浮かべるのは笑み]
…オメェにゃ感謝してる。 オメェが見つけてくれたから、俺は今日まで生きてこられた。
だが……それとこれとは話は別だ。
[ミナカタ自身もこの選択を後悔していない。 青年に恩があるように、ミナカタには村の者皆に恩があった。 記憶を失った得体の知れぬ自分を、村においてくれたのだから。 ミナカタが警邏の仕事に就いた理由。 その根底にあるのは感謝の念]
見逃すわけにはいかねぇのよ。
[言って、ミナカタは青年からの攻撃に備えて右半身を後ろに引いた]
(0) rokoa 2013/07/28(Sun) 00時頃
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[前に突き出した形のミナカタの左半身に青年が握るナイフが迫る。 迷いも、躊躇いもない軌道。 それ故に対処もしやすい]
───── っ!
[ふ、と短く息を吐いて、ナイフの切先に対して左腕を掲げ、それを盾とした。 同時、後ろへと引いていた右腕を突き出し、青年の腹部へと減り込ませる。 左腕は外側へと払われ、青年の手からナイフを引き剥がそうとした]
(2) rokoa 2013/07/28(Sun) 00時半頃
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[左腕は刺さっても構わないつもりで出したが、不意の動きに青年は手元が狂ったらしい。 引き裂かれた袖、払った腕。 ミナカタはからりと落ちたナイフに視線をやる]
恨むなら恨め。 全部背負ってやる。
[今までそうして来たように───。 記憶の無い今、その言葉は紡がれないのだが。 ミナカタは床に落ちたナイフを左手で拾い上げ、その動きのまま青年へと刃を迫らせる。 狙うのは当然、彼の左胸]
(4) rokoa 2013/07/28(Sun) 00時半頃
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[心臓への狙いは青年が背を向けたことで潰える。 けれどその状態で動きが止まるのを見過ごすほど、ミナカタは甘くは無かった。 そこで鈍るくらいならば、ひとを手に掛ける覚悟はしていない]
─────!
[軌道は直ぐには変えられなかったため、ナイフの切先は青年の左背ではなく、中央付近、背骨近くを貫かんとする。 一歩踏み込みを増やしたため、貫かんとする勢いは先程よりも増した]
(6) rokoa 2013/07/28(Sun) 01時頃
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[ナイフから返る手応えに、ミナカタはもう一押し、確実に仕留めるための行動を取った。 ナイフを突き刺したまま、傷口を抉るように回転させる。 この状態で引き抜けば、喩え人狼と言えどもただでは済むまい]
────………悪ぃな。
[殺すこと、切り捨てること、恩を徒で返すこと。 その全てを込めて、言葉を発し。 ミナカタは突き刺したナイフを一気に引き抜いた]
(8) rokoa 2013/07/28(Sun) 01時頃
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………あぁ。
[幼さを残す声に返すのは短く低い声。 ミナカタが刺した傷口から溢れ出る血は、青年のシャツを染め、床へも零れ落ちていく]
─────…………
[それ以上、言葉は発されない。 血で染まったナイフはそのままに、ミナカタはただ崩れ落ちる青年を見詰めていた**]
(10) rokoa 2013/07/28(Sun) 01時半頃
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FSM団 ミナカタは、メモを貼った。
rokoa 2013/07/28(Sun) 01時半頃
FSM団 ミナカタは、メモを貼った。
rokoa 2013/07/28(Sun) 02時頃
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[ミナカタはナイフを払って刃についた血を振り落とす。 一連の動作は手馴れたようにも見えるもの。 所在無く右手で前髪を掻き揚げると、足元からとある単語が投げかけられた]
………あぁそうさ。 俺も、そいつもな。
[臆することも無く女性の言葉を肯定する。 女性が抱える青年が人狼であることはミナカタにしか分からない。 本質が人狼であれ、青年がひとであることは変わりないのだから、それを否定する気は無かった。 ただし、青年もまた人殺しである事実は突きつける]
(22) rokoa 2013/07/28(Sun) 19時半頃
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明日以降、誰も襲われなかったらガーディが人狼だってことは明白だ。 そうじゃなかったらお前が俺を殺せば良い。
ただし………覚悟はしろよ。
[笑うことも無く、厳しい表情でミナカタは女性に告げた。 そこにあるのは青年が人狼であると言う絶対の自信。 そして簡単には殺されはしないと言う強い意思だった*]
(23) rokoa 2013/07/28(Sun) 19時半頃
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……死んで楽になろうなんざ、これっぽっちも思ってねぇよ。
[そうでなくば「全て背負う」なんて言いやしない。 ミナカタはそれをも覚悟の上でここに立っている]
人の命の上に立って生きてんだ。 簡単に放り出したらそいつに失礼だろ。
[今までもそうして来たんだ。 その言葉はやはり、記憶の無い今は出て来ない]
(27) rokoa 2013/07/29(Mon) 00時半頃
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…運ぶのは良いが、ただ置いとくと腐敗すんぞ? 仮でも良いから埋めた方が良い。
[それで良いと言うのなら、ミナカタは青年を運び埋葬するのを請け負うだろう。 そこから派生して他の犠牲者も埋葬しに行こうとして、既に終えられていることを知るのはしばらく後の話**]
(28) rokoa 2013/07/29(Mon) 00時半頃
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[女性が頷くのを見て、ミナカタは青年を抱え上げ外に出た。 外での作業になるため、シーシャが手伝わなくとも文句は言わない。 山小屋の横に穴を掘り、その中に青年の遺体を横たえ、土を被せた。 目印になるように、盛り上がった場所に木の枝を差しておく]
………─────
[声はかけなかった。 必要なことは生きて居る時に相手に伝えた。 きっとそれで十分だろうと、ミナカタは考える。
青年の埋葬場所から離れると、女性と黒フードの青年に埋葬場所を教えて、ミナカタは他の犠牲者の下へと向かった。 放置したままだったのを埋めるためだったが、それは既に為された後だった。 黒フードの青年は作業が出来るほど体力は無いだろう。 女性も、青年の遺体をミナカタに託したくらいだ、恐らく違う。 消去法で導かれる答えは、唯一つだった]
(31) rokoa 2013/07/29(Mon) 21時頃
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[翌日になっても誰も襲われることは無かった。 当然だ、ミナカタが手をかけた青年が人狼だったのだから。
脅威は去ったが、それ故に生じる問題がある。 どうやって警邏の者や村長にそのことを伝えるか、だ。 ミナカタが取ったのは詳細を認めた紙を石に包み、それを投げて川を越えさせるというもの。 紙には自分が人狼を見分けることが出来ると言うこと、人狼は青年であったこと、その始末はつけてあると言うこと、そして犠牲者と生存者の名前を記載した。 自分がここで偽りを伝えるメリットは無いことも書き加え、審議してからで良いから橋を架けて欲しいと言う願いも添える。
遠投は見張りが居る時に行い、運良く対岸へと届かせることが出来た。 手紙が直ぐに村長の下へと運ばれたかは定かではない。 ただ、予想していた通りその日に橋が架かることは無かった。 結局橋が架けられたのは村の祭りが終わってからのこと]
(32) rokoa 2013/07/29(Mon) 21時頃
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そんなに祭りが大事かね。
[橋が架かった後も山小屋で事情聴取やら現場検証やら面倒事をさせられて、ミナカタは呆れたように呟いた。 村の者達に恩はあれど、元々の住人ではないためか、ミナカタは祭りに対しての想いは然程無い。 呟きを聞きとがめた警邏の者に睨まれたが、ミナカタは涼しい顔をしていた]
あぁ、死んだ奴らは一旦埋葬してある。 改めて埋葬してやってくれ。 勿論、ガーディもな。
[その言葉に周囲はざわめいたが、ミナカタは構わず言葉を続ける]
これまでこう言うことは起きて無かったんだろ。 奴がこの村で過ごしてるにも関わらず、だ。 その意味をよーく考えてみな。
[もしかしたら気付かなかっただけかもしれない。 けれど、隠し続けることが出来るくらいには回数は多くなかったのではないかと思う。 それも村人には影響が出ない方法で]
(33) rokoa 2013/07/29(Mon) 21時頃
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んじゃあ後は任せたぜ。 俺は今まで働いた分休む。
[命のやり取りをしたにも拘らず、軽い物言いで言ってミナカタは警邏の者達に背を向けた。 穴掘りやら遺体を抱えるやらで着ている物は汚れたまま。 借家に戻って先ずやることは、身を清めた後の着替えになりそうだった**]
(34) rokoa 2013/07/29(Mon) 21時頃
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やだよめんどくせぇ。
[ミナカタが人狼を判別出来ると知って、村長始め上役の者達が村人全員を確かめろと言ってきた。 触れれば視えると言っても、一日に一度が限度のそれを毎日繰り返すのは面倒以外の何物でもない。 ミナカタは心底嫌そうな顔をして要請を一蹴した]
つぅか確かめる必要あんのか? 他にも居たとするなら、今まで何事も無く村が存続してるわけねーだろ。 そもそも今回のことだって容疑者集めて隔離してんだから、そこに含まれなかった奴の中に居たらおかしいだろうが。 頭煮えてね? 大丈夫か?
[ミナカタはつらつらと調べる必要のない理由を述べて、終いには相手を小馬鹿にするようなことまで言う。 言われた相手は禿頭を茹蛸のように真っ赤にしていた]
(63) rokoa 2013/07/30(Tue) 02時頃
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分かったなら解放してくれ。 俺はしばらく休むんだからよ。
[人狼を始末すると言う大仕事をしたのだからともぎ取った1週間の休暇。 その間は寝て過ごすつもりでいる。 実のところ、他人を”視る”と言う力には副作用があった。 代償が遅延型だったのは良かったのかどうなのか。 ともあれそのことを”思い出した”ミナカタはとある人物の元へと向かった]
(64) rokoa 2013/07/30(Tue) 02時頃
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タバサぁ、一週間専属契約、どうよ?
[声をかけたのは馴染みの娼婦。 家事もそれなりに出来る、気さくな相手だ。 ミナカタの手には通常渡す金額の一週間分プラスαが入った金子。 希望条件は期間内におけるミナカタに対する様々な世話。 本来の条件に無いものでも、金額次第で相手は受けてくれると分かっているための人選だった]
足りなきゃもうちょい出す。
[薄給のミナカタのどこにそんな金があったのかと突っ込まれそうだが、ダメ押しの一言で相手は条件を呑んでくれた。 世話好きのおばさんに頼めばタダだったろうが、どうせなら若い方が良いと言うしょうもない理由。 条件にある”世話”にはそれこそ様々な意味が含まれていた]
(65) rokoa 2013/07/30(Tue) 02時頃
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[そうして世話役を手に入れたミナカタは、休みの前半分をベッドの上で過ごすことになる。 力を使った日数分、視力を失ってしまったためであった**]
(66) rokoa 2013/07/30(Tue) 02時頃
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[3日もすれば視力も戻り、生活に支障は無くなったミナカタだったが、残りの休暇も借家に籠もって過ごしていた。 身の周りのことは専属契約した娼婦任せ。 ”視る”ことに対する代償は解消されていたが、身体に残る倦怠感はなかなか抜けては居なかった。 昼夜人の温もりが恋しくて、娼婦に手を伸ばすことも多々。 死に触れた後であるのが一番の原因だろう。 生を確認するように、ミナカタは眠る時、常に娼婦を腕の中に収めた]
………こうやってドツボに嵌ってくんだろうなぁ。
[他には見せない弱さを曝け出しながら、ミナカタはぽつりと呟く。 彼の腕の中でそれを聞いた娼婦は顔を僅かに上げることで反応を示した]
(77) rokoa 2013/07/30(Tue) 22時頃
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なぁ、金払わずにこの生活続ける方法を考えたんだが。
「碌な考えじゃない気がするけど、聞いてあげるわ」
なぁに、簡単なことだ。 お前が俺のもんになる。
「アンタの給料でアタシを養えると思ってるの?」
そこを突かれると痛ぇな。 じゃあ村の外出て良い仕事でも探すか。
[本気かどうか分からない会話。 こんな取りとめの無い会話も、ミナカタにとっては心地良かった。 何でもないことが、生きていることを一番実感出来る]
(78) rokoa 2013/07/30(Tue) 22時頃
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「本気で外に出るつもり?」
さぁて、どうすっかな。 まだ何にも決めてねぇ。
[そう言って、ミナカタは話の終わりを告げるように娼婦を抱き締める腕に力を込めた。 それはもう寝ると言う合図でもあり、しばらくすると穏やかな寝息と共にミナカタの腕の力が緩む。 その様子を確認し小さく息を吐いてから、娼婦もまた瞳を閉じて眠りへとつくのだった**]
(79) rokoa 2013/07/30(Tue) 22時頃
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