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[青年の話にほうと頷く。こんな美しい人の妻もさぞ美しいのだろうと、先程貰った活動写真のビラを思い出した。 刹那、響く悲鳴に身がぞわりと縮こまる]
な…何ですの?
[間延びしがちな口調は緊張感に欠けるものの、当人は至って必死である。 失礼いたしますわ、と彼に声を掛け、彼の反応もそこそこに悲鳴の有った方へと身を翻した]
まさか、人狼……?
[悪い予感は当たるもの。人混みを掻き分けつつ辿り着いた中には、身体を無残に切り裂かれた男性の姿が有った]
なんて、こんな……許せませんわ!
[ぐい、と拳を握り締める。 彼女を駆り立てるのは、強靭な正義感。馬込家は地方華族と言われているが、その実は七坂を律し民の安全を守る主としてこの地を守ってきた。 祖父も、父も、兄も、馬込家の男は皆警官として町を守っている。彼女にもその血はしっかりと受け継がれていた]
(10) 2011/01/01(Sat) 02時頃
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[人混みを掻き分け離れると、仕立て屋の玄関口に榛色の髪の女性の姿が見えた]
翠さん!
[彼女自身は洋装が好きで、事ある毎に制服を着ているが、家では祖父の方針により和装が徹底されている。 和装の仕立ては、古くから柴門が構える仕立て屋に頼んでいた。器用な彼女とは古くからの付き合い。 姉のように接してもらい、その姿に憧れてもいた]
人狼、人狼の仕業ですわ……! 噂は本当だったのです……!
[翠の様子など意に介さず、彼女は説明も適当なまま、翠の手を上下に振り回しながら訴えた]
(13) 2011/01/01(Sat) 02時頃
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――大通り・31日夜―― [落ち着いて、と諭す声。それと同時に、かつん、と軽快な音が響いた。目に飛び込む鮮やかな臙脂]
(唐笠爺……)
[街を闊歩する下駄の音と、唐笠を売り歩く姿は有名。 しかし学園では洋物に憧れる少女ばかりだから、壇の姿は唐笠爺として、時代遅れの産物と仇名される始末。爺と呼ばれる年齢でもないが、それは女学生達からの視点]
(何故そんな、他人事のように……)
[忠告はともあれ、壇のどことなく曖昧な反応に少し苛立ちを覚える。傘を差し出す様子も、普通なれば気遣いに心がざわめくものだが、唐笠爺の噂が高じて良印象を抱けない。
壇が立ち去った後、翠が望めば状況説明の後に現場を見に行く。 その後は柴門に挨拶をすると、彼女に別れを告げ、雪降る中を帰路についた。傘は翠が持ったままで]
(27) 2011/01/01(Sat) 14時頃
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――新年―― [新年の挨拶は、無かった。 祖父、父、兄と一家の男は昨晩から人狼騒ぎで、帰宅すらしていないと言う。 身体の弱い母は早々に部屋へと戻ってしまった。手持ちぶさたになった彼女は、唯一家で認められる洋装、つまり女学校の制服に着替えると、初詣がてら七坂を歩く]
この字は…お父様かしら。
[昨日の現場には看板が立てられていた。父の字だ]
嫌な新年ですわ……。
[神社にて初詣。周囲の会話からは頻繁に人狼の単語が飛び交う。人々の顔もどことなく不安な様子]
あら、あれは唐笠爺……。 それに異人さん達も、初詣するのね。 あの人も、どこかで見た事が……。
[見知った顔をちらほら見掛けたが、向こうが気付いていたかどうかは定かではない]
(28) 2011/01/01(Sat) 14時頃
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明けましておめでとうございます。
[途中で柴門に出会い、新年の挨拶をする。新年なのに晴れ着の和着物を着ていない事に対しては、制服の方が動きやすいからと言葉を濁した。 仕立て屋当人に、和装はあまり好まないとは言えない。とは言え、学校が無い日も制服を着ようとする彼女の行動より明白だ。 異国に憧れるお年頃。
神社の入り口で、神妙な顔で話している兄を見掛けた。数人の警察仲間を連れ、そのままどこかへと。 人狼探しは難航しているらしい]
わたしにも、何か……出来る事が有るはずですわ……。
[片手に破魔矢、片手に貰った甘酒を握り締め、考え込む。焚き火がぱちぱちと爆ぜた**]
(32) 2011/01/01(Sat) 15時頃
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――回想・焚き火―― [ぼんやりと焚き火に当たっていると、響く下駄の音にわずかに顔をしかめた。顔を上げると、そこに居るのは大柄な和装姿]
(なんでまた、こうして何度も出会うのがよりによって唐傘爺なのかしら……。ロマンスには程遠いですわ。 美しい異人の方との大恋愛の末に、卒業して結婚なさった先輩もいますのに……)
[大変失礼な事を考えながら、唐傘爺と会話を交わす事も無いまま、お互い黙々と焚き火に当たる。 唐傘爺は、利発な空気を纏う少女に話しかけていた。見た事が有る気がしないでもないが、思い出せない。道に並んだ雪達磨を作ったのは彼女なのだろうか?]
(お兄様が家に居れば、一緒に雪達磨作りましたのに……)
[その少女も唐傘爺も去り、時折出会う知り合いに挨拶をしながら、しばらくじっと焚き火の横で過ごしていた。 地元では名の知れた華族の娘。近所のお年寄りからも評判は上々だ]
(73) 2011/01/02(Sun) 18時頃
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[そんな時間を過ごしているうちに、ふと白装束の女性が遠巻きに焚火を見つめているのに気付いた。すらっとした体型、彫りの深い美しい顔は異人のもの]
綺麗な……方……。
[細く儚い姿、雪景色の中で消えてしまいそうな佇まい。 白い肌はあまりにも透明で、背後が透けて見えそうだ]
(雪女……いえ、違いますわね……)
[焚き火から離れ、微笑みを浮かべて彼女に近付く。彼女は火に近付いたら融けてしまうのだ。 近くで見ると、しかし彼女は確かに人間で]
あぁゆう、ざ、わぁうるふ?
[美しい異人の娘が、人間を食べる。そんな噂を思い出した]
(75) 2011/01/02(Sun) 18時半頃
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[ヨーランダの言葉の意味を汲み取る為、耳と頭が猛烈な勢いで回転する。彼女のどこか悲しそうな顔がよく分からないと思いつつ、返事を考える]
(貴女があまりにも美しくて、人間に見えないから……人狼かと思いましたの……)
ゆうあぁ、そう、びうてふる……えーと、えーと……。 あいしぃゆう……ざ、わぁうるふ……。
[自信無さげに語尾が弱くなっていく。困ったようにヨーランダを上目に見上げた]
でう、ゆぅ、すぴーく、じぱにーず?
[日本語がどうか通じますようにとの祈りと、結局英語が上手く使いこなせない悲しみが混ざる。
実際、目の前の彼女はあまりにも日本人とは違っていて、それはとても人狼を思わせた。 外見による差別と区別、それを悪い事だとは知識として知っているし、悪いと思っている。しかし自身が今ヨーランダに対して行っている事がそうとは認識していない。 最近七坂にも増えたとは言え、異人はまだ異人。その空気が薄れるにはまだまだ掛かるだろう]
(81) 2011/01/02(Sun) 21時頃
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[英語の意味を理解する間も無く、ヨーランダは滑らかに日本語を話す。またもやしばらく思考が停止した]
最近の異人さんは、日本語達者な方ばかりですわ……。
[同時に頭が回り始め、ヨーランダの言葉に顔を赤く染めた]
お人形みたいって……そんな事ありませんわ。 鼻も低いし、目も大きくないし……。
って、ごめんなさい! 人狼なんて言ってしまって……。貴女があまりにも美しくて、人間に見えないから、つい……! 気を悪くなさらないで。えーと、とりあえず、焚き火に!さあ!
[やっと自身の失言に気付き、慌てつつもヨーランダの手を引いた。自分に精一杯で、ヨーランダの悲しそうな表情は見えていない。 焚き火に当たると、謝りながら彼女に蜜柑を差し出した。つい先程、懇意の老人に袋ごと貰ったもの]
(91) 2011/01/02(Sun) 23時頃
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わたしは、馬込貴和子と言います。よろしくお願い致します。 貴女のお名前は?
[名前を答えつつ、彼女の前にたくさんの蜜柑が入った袋を見せる。他にも居る、焚き火の周囲の人々にも勧めると、何人か手を出して蜜柑を頬張った]
日本育ちだから、日本語がお上手なのですわね。 素敵ですわ……。
[ヨーランダの姿を不思議な顔で眺める人々も居るが、蜜柑に釣られて何人か寄ってくる。そのままヨーランダと言葉を交わす者も居ただろう]
堤さん、着物の裾を引き摺ってますわ。 って、左畑様……あの、晴れ着は……制服の方が、動き易いのですわ! ヨーランダさんの教会の近く……あのお化け森の!人狼が隠れているのですか?
[やはり人狼の話が多い。とりとめの無い噂話をしつつ、ヨーランダが上手く溶け込めればそれにこした事は無い]
(99) 2011/01/03(Mon) 00時半頃
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