人狼議事


25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―

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視点:


[着物の隙間から肌に直接触れる手指。
唇には己がそれで触れてゆっくりと開かせていく。

薄灰を取り去ることはせず。
花の様子を一つ一つ確かめながら、こころ を抱いていく。
身などない体を。

月明かりの下、聞こえる吐息も魅せる貌も。
寄り一際美しく感じられて。

此度は優しくあろうと、花を乱すのも開かせるのも時間をかけて。

夜が明ける頃には、疲れないはずの体を壁に凭れさせて、花の体を誰にも渡さぬよう、腕に*抱いていた*]


メモを貼った。


[緋色に咲いた蝶、血濡れの朧月。
赤は欠け続ける
月に照らされ鮮やかで、

対であり
高嶺の花である
白い鳥は

ただただ、常世に在りて
見届ける。
つきり

胸奥と貫かれた傷が痛む]


[薄灰乱れても、床に落ちることは無く
有るはずの無い身体が受ける愛撫に、暴かれていく。
花は恥じらい、冬は躊躇いを相貌に映す。

吐息乱しながら、ゆるりと深く重なるくちづけ
巧みに誘われ、応える術を直ぐに会得し自らもと
袖に縋りついていた両腕を背へ回し、主の官能を呼び覚ましていく。

想う先は此処に、案ずる先は向こうに
獣は人と変わらぬ情を持ち、哀愁をうたった。
心暴く指先が優しければ優しいほど
降る雨は細く長く
其れはまるで秋雨のように。

一晩中囀った身は、くたりと疲れ果てた様子をみせて
主の腕の中で乱れた着物を整えながら、昨夜のふたりが
狭間へ浮かぶのをぼんやりと見ていた]


メモを貼った。


[冬もその主も
隔たりとおく。]


――――、 …


[唇が紡ぐ名前、
まだ音にならず。

狭間に遊ぶ蝶を探すように
白い指先を空に彷徨わせる。]


メモを貼った。




[りぃん、と

鈴が、鳴った。]


 


[鈴の音が聴こえる。
高嶺の
花は二つ 落ちた
しかし魔を払われた身に
暗い悦びは芽生えず]

 ……

[複雑な顔をして、瞳伏せる]


 人間は嫌い
 壊れてしまえば良い

 そう……思ってたのに**


メモを貼った。




…―――


[にんげんはきらい。
過去形での小さな呟きが聞こえた気がした。
紫苑色の眸がゆっくり、瞬き伏せられた*]

…―――
…ひとも、ひとを、殺すのに


執事見習い ロビンの零した言葉にその背を撫でる


 獣の方が、情は深いのやも
 ……しれません。

[背を撫ぜる手、正面から首に腕を回して
主の膝の上、ぎゅうと抱きついた。
閉じた瞳の裏に、現世が映る]

 私のこころは此処に
 それから、向こうにも

 どちらも大事
 二つこころが
 身を切り裂いて
 やがてあちらにも、私は産まれる
 
 けれど主さまが求める限りは
 此処にも確かに有る故に


[――――入り乱れ
縺れ絡んだ蜘蛛の糸。
狼も人もがんじがらめな]


…朧さま……


[―――りん、と鈴の音。
掬うように重ねた手には
檳榔子染の髪結い紐が幻のように浮かび上がる。。

一度結んだきりのそれを
きつく握りしめた。]


[主の腕の中、薄らと艶帯びて笑む
花は哂いながら詠う]
 
 ――狂うたのは

 人なりや
 獣なりや

[哀切混じる声音]

 人のなんとおぞましい
 獣のなんと浅ましい

 人間は、嫌い
 けれど
 でも

[歌は呟きにかわり、薄れ]


[握る手に口づけそして開く。
檳榔子染の結い紐と
いつか飾られた紫の蝶。]

…――――鳥は…
最期、あいに、なく

[愛に、哀に、会いに、
相に、――――
ロビンの歌うような声が聞こえた。]


……でも…?



[かききえた続きを
促すような呟きがある。
現世との狭間、
血塗れの獣がわらっていた。]

――――ひとと狼は
恐れあいながら
その癖何処か、似ているのか。

けもののようなひとも、
ひとのようなけものも、
狭間でゆらめくものも、


メモを貼った。


[―――眉を寄せた。
法泉に、頑固だなどと思われているなど知らず。]


――――己を殺したのはにんげんで、
――――切っ掛けを作ったのは獣の病の罹患者だ

獣はひとのように悼み
ひとが獣のように屠る


…何を憎めばいい

[衣をきつく握る。
常世へ落ちて後、いまだ鵠は膝を折ったまま動けない。]

己は、何を


[ぶつける場所に惑い、
痛みは堂々巡りで渦を巻く。
責めは何もできず散った自分自身へ向きもする]

――――…は…、

[俯いた。
―――りん、と小さく鈴が鳴った。]


【見】 落胤 明之進

 ―納屋―
[2度目は、もう見てはいられず、
ただただ友を同じ目に遭わせたことが悔やまれてならない。
消え入るような黄泉花は、戸口で俯いたまま]

 ――……気の触れた、と
  そのように思われますゆえ。

[問いかける言葉には、一言返す、
己が身はその場の者には、見えぬやもしれぬから。
人目がなければ、ぽそりと口を開く]

 ――……わかりません。
 夜光がイアン殿に会う理由、はないと思うのですが……

[友の怯えを知っていたら、きっぱりを否定出来ただろうが。それは隠されていたから。]

(@0) 2010/08/08(Sun) 16時頃

【見】 落胤 明之進


 でもイアン殿が、夜光を呼び出した……と?

 ならば、これは……でも、
 センターの方が人喰らう獣などということは、あるのですか?

[見上げるそれは、主の出生を知らず。
その花の狂乱もまた知らず。

そしてついと透ける指先で示す。夜の光なすあの笛を――、と。
己が手には触れられず、形見は生者が持つものなれば。
彼が望むもとに届けたくて――けれど友の声は、聞こえず]

(@1) 2010/08/08(Sun) 16時頃

恨む必要も嫌う是非もない。

人も獣もただ生きて死すのみ。


誰が大事であるのか。
必要なものは何か。


それだけわかっておればよいように思います。


[静かに口にして。花に身を寄せた]


落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 16時頃


 けれど
 でも

 いとしいと
 思う先もまた
 人間

[促され、囁き返す]

 ……似ていたのかどうかは知らぬけれど
 己に無いものを欲しいと
 寂しくて
 淋しくて
 手に入らぬなら、壊してしまえと
 狂ったのは、どちら


落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 16時頃


 誰が駒鳥 殺したか
 それは 噂

 真実は誇張され
 嘘が混じる

 けれど
 憎みたいなら


 ……主さま?

[傍で囁いていれば、静かな主の言葉。
見上げ、一度目を丸くして
頷いた]


 ――…けど、其れを
 見つけるのは中々難しいんですよ。
 ボクみたいに、隅に隠れて逃げていては。


―胡蝶の夢―

[己が魂と常世を繋ぐ糸が絶たれる前。
夢現に、胸元に宛てられる刃物の感覚を得た。]

 『嗚呼、なんや、殺してくれはるなら
  謂うてくださればえかったのに……
  本郷様に頼まれた鷺草を、作れないやないですか』

[現で既に音にならぬ声。
笑いを堪えるように震えたのは、常によに肩だったか。
もはや、蝶の翅(魂)だったか。]





[かけられる言葉に、沈黙。
蝶の翅に絡む新たな細い糸は、まるで手妻の種のように。

死ねば、唯の蝶になれると思っていた。
けれど、所詮、胡蝶の夢
――……夢の中を花であったと覚えながら、蝶は飛ぶ。

細い糸の先は、主の傍らに咲く双花の片割れに。]

 『わすれへんですよ。朧様。
 きっと、片割れの花も……』

[もとは果たして何色だったか。
紅に染まった花の隣、白の花から蝶は糸を引く。]



 鵠……―――

[その糸を渡すべき片割れの名を呼んで、蝶は青い空を翔る。
生きる時の夢では、届かなかった手を翅にかえて

               ――共に飛ぼうと。

姿を見つけし鍵は、りん――と鳴る鈴の音。]



――…己は仏にはなれない

[僧の言葉に、
鵠は首を横に振る。
嫌いで
いとしい
そう、囁く声がある]


…憎みたいのか、
……行き場がない。
憎みきればいっそ楽なのかも知らん…。


[苦さ混じるこえ。


――――りん、と
鈴の音すれば顔を上げた]


―そして夢から醒めた狭間の場所で―

[りん――鈴の音に誘われるよう。]


[夢から目覚めるに似た、薄ぼんやりとした意識。
頭を掻く――その仕草に、今自分は蝶でなく、人の形と識る。

狭間を彷徨う3人にも、その姿は、初めは霞のように朧げに。
しかし、次第にはっきりと見えるようになるだろう。]

 ……何の話、しとん?

[3つの魂は、そろってあるやなしや。
聴こえる声に、問いを向ける。
かんばせに浮かぶ表情は、その場の話題には似合わないか
――生前と変わらずの微笑。]




……かげつ?


[紫苑色は空を見る。
手をまた伸ばせば
微か糸が煌めいたように見えるか]


 
 鵠、さん、ちょっとぶりでえぇんかな。

[花の名で呼ばれれば、
相手の名を呼ぶのに惑ったような違和が生まれる。
ひらひら――何かを誤魔化すように手を振れば、
まるで手妻の種のように糸が煌いた。

――……幻の糸手を、どこか躊躇いながらも
         空に伸ばすような手に向けた。]



…、―――― っ、

[名前を戸惑うように呼ばれて、
表情が何処か泣きそうに歪んだ。

差し出された煌めく幻の糸、
指先に絡めて]

…胡蝶、

[震えた声で漸く呼んで
彼の手を取って
体預けるように側へ。

―――りん、と鳴る]


 そんな顔しぃへんといて。
 ひどぅしとなるやろ?

[泣きそうに歪む顔を見て、
褥の言葉を重ねて、揶揄うように紡ぐ。

あの時と同じよう。
言葉とは裏腹に、優しく、けれどしかと絡める手。]

 鵠……―――

[朧の花である証、渡した後。
花でない名を呼ばれれば、今は鳥に寄り添う蝶となりて。
敬称なく、惑いなく、呼ぶ名。

―――鳴る音と共に、寄る身をかき抱いた。]


 憎みたいなら、
 ひとは獣を
 獣はひとを
 
 ひとが獣を殺し
 獣がひとを喰らう限り

 我等はこの先も
 相容れぬ

[うた紡ぎ終える頃、蝶が舞うを知る
主の腕に擁かれたまま、高き嶺の花が揃うを
遠くを見詰めるよう流し見た] 


[獣とひとは相容れぬ。
ひとのように情を見せる少年は
少年の声で獣をうたう。
ひとをうたう。

それは最早さだめだろうか、
けれど今、答えは出せず。

―――見るは、対の花、高嶺の花、蝶――]


[褥での囁きと同じ言葉、
目元赤くして]

ばか、

[小さく謂った。
絡める手を握りかえして
かき抱かれた腕の中、
背に手を触れて、精一杯力を込めた。
―――煌めく糸は確かに結ばれ]

胡蝶、…
―――――っ、こちょう…

[堰を切ったように名前を繰り返す。
涙の気配を滲ませて]


 ほら、今も其処に

[つと指差す先に、対峙する二人]

 獣故に
 人故に
 想いあれど、交わらぬ

[溜息。
主の胸に頬寄せて、秋の心が漏れる]

 あれが本来あるべき姿だよ。
 ボクもきっと主さまが居なかったら

[口を噤んだ。
花が花を呼ぶこえを、かき消さぬように]


 嗚呼、胡蝶、胡蝶やで。
 鵠と朧様のおかげで、胡蝶に戻れた……―――

[鵠を白以外の何かに染めようとして、
白に染められたのは華月だった。
そして、花主に死を望まれながら死ねなかった花としての業を、
花主として断ち切ってくれたのが朧だった。

――今、抱き寄せる人が強く抱きしめる背の業も
二人が居たから、忘れずに在れる。
華月であり、胡蝶であれる。

白に染められたからこそ、改めて紅に染まることができた。]



[抱き寄せた胸元に、涙の気配感じて。
莫迦となじられた言葉の後の行動をとろうとする。

鵠の顔を上げようとして、
ふと乾に抱かれて在るロビンと視線があった。]

 哀しいな……―――

[聴こえた言葉に、一言だけ漏らす。

―――悲しいだけでなく、愛(かな)しい。
    だから 哀しい。

浮かべる微笑。
眼差しは、ロビンから濡れる紫苑に移って、
小鳥が啄ばむように露を食んだ。]


[視線は一度、毀れた言葉を追って蝶に。
瞳を伏せる。
愁い混じる冬の色]

 ……

[独白は音にならない。
誰に届かなくてもいい]


【見】 落胤 明之進

[狭間のこえが増えてゆく。
うたう声、殺し喰らう さだめがうたを。]

 人と獣は相容れぬ……。

 交わらぬのなら、なぜ。
 獣は人と交わり、子をなすのです。

 それとも、月瀬殿も獣なのですか……?
 夜光を、………を喰ろうた、獣。

[呟く声は、主が耳に届いたか。
憎みたいなら、獣を憎め、と獣がうたう。
その傍らで――花と胡蝶の戯る、鈴の音]

(@2) 2010/08/08(Sun) 18時半頃

[彼岸にあるべき現世の椿が問い
総ては獣の血が知る事
冬の蕾も人食いの花も、交わりには口を閉ざして首を振る]

 夜光を喰ろうたのは、髪を結い上げた男
 私はそれ以上を言わぬ

 セシルは、友達
 ボクはそれ以上を知らない。


――そんな、
……―己は、何も…

[謂いかけて少し、眼を伏せた。
――おぼろさま、と小さく呟く。
そうっと、背をなぜる。

ロビンの声が聞こえ、
ひとと獣の声が聞こえ
眉根を少し、寄せた]

…かな、しい ―――か

[奇妙に、胸に落ちてくるような言葉。
目元に触れる唇に、そっと眼を閉じた。]


【見】 落胤 明之進

[返るとは、思わぬ狭間からの問いが答え――
黄泉花は、そのふたつ心にひとつ、瞬いたのだけれど。

命無き者は、生者が定めに関われぬ。

それはこの身が、強く
こちらに繋がれてあろうとも、同じだと。

思い知ったは、白鞘巻のあらずを見て――
納屋の片隅幻と散った一片は、黄泉銀花の紅の花。

主の言葉が重なる]

(@3) 2010/08/08(Sun) 18時半頃

【見】 落胤 明之進

[ゆらぐ椿は小さく返す]

 ――獣も、人を求めると?

  けれど、喰らう。

[す――と、主が袖を掴む。
 透きとおる命無き腕]

 月瀬殿の“子”……どうなさるのです。

[憎むのならば、人が憎むべきは獣だと。
獣が憎むべきは人だ、と。聴こえたうたを 思う]

(@4) 2010/08/08(Sun) 19時頃

【見】 落胤 明之進

[イアンは獣を嫌っている、
とその言葉にふと過ぎる]

 獣をきらう……
 それが、本来、あるべき姿……

[狭間を過ぎったこえ、
うつろに呟き、反芻する]

 今も、其処に――…?

[交わらぬ姿があると、言うのだろうか]

(@5) 2010/08/08(Sun) 19時頃

【見】 落胤 明之進

[桜花の処遇を知れば、
一度眉を潜めるのだけれど]

 発症しない処置。
 それは、いったいどのような。

[人と獣の因果を聞いたがゆえに、それを問う。
主があえて沈黙を知らず]

 ……発症者には効かぬのですか?

 喰われるがゆえに殺すのですから、
 喰われることなければ、交わる道も……

[あるのでは、と
呟けば聞こえるは“殲滅”なる言葉]

(@6) 2010/08/08(Sun) 19時半頃

 ほら。

[それみたことかと、亡者が謂う]

 ……人は獣を本能的に恐れるもの
 獣はひとを、本能的に喰らうもの

 たとえ交えたとしても
 長くは続かず
 やがて


メモを貼った。


【見】 落胤 明之進


 ……止めずともよいのですか。

[一瞬、惑うような主の息の音に、
黄泉花はひたり、と眸を見上げて]

(@7) 2010/08/08(Sun) 19時半頃

メモを貼った。


 ――嗚呼、別離の時だ


[呟き、主の胸に顔を埋めた。

子を成しても月瀬はひとのまま。
彼が生きて此処を出たとしても
遠くない先に、繰り返す事になるだろう
発症してしまえば、きっと*]


メモを貼った。


【見】 落胤 明之進

[言葉を聞けばそれは、
少しだけもぞりと居心地悪そうに。
犬猫でもあるまいし、と己が言った言葉がふと過ぎる]

 ――…それは残し、増えるという
 獣の意思とは、反するものになりますね。

 そう、発症者には効かぬ、と。
 
[交えたとしても、長くは続かず、と。
亡者の謂う声がする。

主の待て、という声に案じる顔をすれば]

[ふわり、その背を翻す。
己が身に出来ることなどない、
それを分かってはいれど――。

――小袖のかえれば、姿の消える]

(@8) 2010/08/08(Sun) 20時頃

―表座敷―

[ゆらり。伏した人の傍で光る。
いまは無力な小さなひかり。

記憶が影と流れてゆく。
あか。
白に飛んだ緋。床に落ちた紅。

ああ、そうだ]

ごめんなさい…。
約束、したのに……。

[命の欠片が、姿を変える。
その目の前で倒れる人
慌てて支えようと手を出しても。すり抜ける]


【見】 落胤 明之進

―本邸・廊下―
[ひたり、と足の落ちた先、
色硝子の差し込む光に染まるその廊下。
燃え落ちる陽光が、赤い七色と彩る]

 ―――……、これは。

[足先に赤い花弁のひとひら。
この廊下で言葉を交わした人がある。
見上げた月を思い出すのだけれど――

けれど空は
鉄をも溶かす燃える色]

(@9) 2010/08/08(Sun) 20時頃

メモを貼った。


メモを貼った。


落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 20時半頃


【見】 落胤 明之進

―本邸・廊下―
[そして、転がる太刀が一鞘。
花弁と刃、―――あるべき人の姿だけがなく。

そのこえは未だ聞こえず。
けれどあの宵と同じく見上げれば]

   ―――……本郷様?

[凛々しき蓮の佳人の姿を描く、
それが獣であるとは知らず――、

紅の花弁の引きずる後を一つ見つければ、
その方角へと、意識と足を向けて。
彷徨い花は、見えるだろうか]

(@11) 2010/08/08(Sun) 20時半頃

 鵠が鵠やから、双花になれたんやよ。
 多分、双花であることが、朧様んとって大事やったんと思うわ。

 わての相棒になれるんは、鵠だけやで?

[常世に二つ並んだ花の亡骸。重ねるのは2つの月。
彼岸では瞼を伏せれば、目裏に映る。
そこに、弟弟子の姿を見た気がして、嗚呼と息を漏らした。
悟ること――「また、後で話が出来ればええ」
意識が対岸に強くある人に、密かに想う。]

 鵠が鵠であるだけで、えかったんや。

[かなしい――胡蝶が零した音を拾う唇に、
眦に触れた後、掠めるだけの接吻けを贈る。]


 獣と人だけやない。
 獣と獣、人と人……―――
 全部、巡り合わせや。

 やから、悲しゅうて、愛(かな)しぃんやろな。
 歯車ひとつ、ちごたらと、想うから。

[僅かに離した唇と唇の間で、
ロビンに直ぐに謂わなかった裡を語る。
胡蝶の腕も、鵠の背にしかとまわっている。

歯車一つ違ったならと、その可能性を見て悲しいんで。
今、傍に在れることを、愛しむ。

瞼伏せれば、今、目裏に映るのは、耳奥に響くのは
命生きし世の、獣と人の織りなす物語の切片。

          ―――胸を満たす感情は、哀しい。]


【見】 落胤 明之進

[天満月の傍らにあるは、
夜を舞うべきか細い光――

黄昏時なれば、その光は、
無力で小さなものであったけれど]

(@12) 2010/08/08(Sun) 21時頃

【見】 落胤 明之進

 ―本邸・廊下―
[と、向けかけた足を留めて、太刀に手を伸ばす。

それを所有するは、
己を繋ぎとめる手の一つであったからか。
掠めることなく、触れることが適う。

下げ緒はあれど、その太刀を抱いたまま。
ふわり、と廊下を歩みゆく]

(@13) 2010/08/08(Sun) 21時頃

 ――巡り合わせ

[聴こえた音に、噛み締めるよう呟く硬質な声]

 若し、あのとき

[夢の続きがあったなら]

 ……若し、あのとき

[手折られる事がなかったら]

 嗚呼
 そうかな
 そうなのかもしれないね。
 
[自身に置き換え、呟いた]


落胤 明之進は、追った先、様子を伺うその姿と抱かれるひとがたを見出した

2010/08/08(Sun) 21時半頃


【見】 落胤 明之進

―渡り廊下―
[ふわり、と歩みを進めたそれは、迷い花の姿を見出す。
――腕に抱かれる佳人は、既にその色を失って]

 本郷様……

[腕には太刀を抱いたまま、
けれど近づくのは躊躇われて
何事か言葉を紡いでいるイアンのその姿を見る]

 なぜ……

[殺めてしまったのだろうか、
殺めたのなら何故そんなふうに大切そうに抱いているのか。
きつくそれを見据えていた]

(@14) 2010/08/08(Sun) 21時半頃

落胤 明之進は、つ、と袖をひかれる感覚にふりかえり――びくり、とひいた

2010/08/08(Sun) 21時半頃


メモを貼った。


 あれが普通の人間の反応だね。

[ちら、と
視線流す先に高嶺の
対峙する相手の言葉に、吐息でわらう]


メモを貼った。


[骸に合わせられた手が、また一つ区切りをつける。

苦心する人の傍、か細い光を残しながら。
意識は響く声に向き、引かれた]

若し、あのとき?

[獣の面を持てる者にも哀も愛もあるとはまだ理解及ばぬ所。
声のする方へと顔を向け。
獣と伝えられた花が僧の腕に抱かれているのを見、言葉失う]


【見】 落胤 明之進


 ……狼、

[怯えてあとずさる、
それは己を喰らうたもの、既に躯無き身なれど、
その根源的な畏れは、根強く魂に染み付いて――

すがるように、きつく太刀を抱き。
その瞳の色を見る――見覚えのあるその色と、揺れる尾を]

 あ…… 

[獣の眼差しの先、――イアンにへと映るを見れば。
黒紅は揺らいで、歪んで、口唇を噛む]

(@16) 2010/08/08(Sun) 22時頃

【見】 落胤 明之進

[少しばかり表情を歪めたまま、
イアンに視線を移せばこくり、と頷いて]

 ……本郷様を殺められたのですね。

[小さく謂うのだけれど、
けれど、何故と問うたその理由は、もう。
わかってしまった、気がした]

(@17) 2010/08/08(Sun) 22時頃

[聞こえてきたのは白鳥と対を成した蝶の声。
此方に似合わぬ生者と同じ音。

そちらを一度見て。

揃った花へ薄っすらと笑みを向ける]

仏にはなれぬか。

私も、そのようなものにはなれぬ。
けれど。人を獣を憎むことは出来ぬ。


メモを貼った。


 ……やあ、夜光

[庭の見える廊下、
主の膝の上に座り擁かれたまま
片手でひらりと挨拶をかける。
困ったような笑みで]

 気分は、如何?


――夜光。

貴方も此方に参ったのですね。

[新たに増えた声。
そちらを見れば花が一つ。

抱いた冬の花へ横に下がるように促して、けれど手は握ったまま。
着物を正す]


【見】 落胤 明之進

 ――え?

[イアンに問われた意味が、
己の言を捕らえてのことと気づけば、少しうろたえて]

 知った、というわけではない
    ……のですけれど、その。

[虎鉄の手を上げる姿が見えれば、
困ったように眼差しをそちらへ向ける]

(@18) 2010/08/08(Sun) 22時頃

【見】 落胤 明之進

[肯定の答えが返り、
その手が慈しむように佳人を撫でるをみれば――
傍らの狼を一度振り返り]

 ――そう、ですか。

[それについては沈黙するより、他になく。
ただ気になるのは、主が漏らした言葉のひとつか]

 ……あの、
 あまり主様を困らせないでくださいね。

[ぽつり、と呟く]

(@20) 2010/08/08(Sun) 22時頃

[駒鳥の言葉に、瞼を持ち上げる。
向けるは、やはり、生前と変わらぬ微笑。

彼の裡は、親しくあったわけではないから識れぬ。
けれど、放った言の葉に、欠片でも琴線に触れるものがあったなら
獣と人、同じ道をたとえ歩めずとも、悲しいだけではないと。]



[と、揺れる翅に絡まりし細糸。
瞼伏せずとも、浮かぶ情景は、花の主の様。]


ロ、ビン、殿。

[己に死を齎したのは獣であり。
同じ獣と思えば震えもするのだけれど。
その困ったような顔は拒絶されたいつぞより、ずっと近しさを感じてしまい、混乱する]

法泉様…。

[そして縋った主の他、幾度か手を差し伸べてくれた人に呼ばれ。
その手が確りと花を握っているのを見る]

気分は…苦しい。
どうして。獣なのに。




 そういや、刷衛様に刀の礼できへんかったなぁ。


[恨むには遠い言の葉を紡ぐ。
歪な双花――腕の中の片割れが、
先程、憎の念に悩んでいたとは識らず。
全て重ならぬからこそ、高嶺の花になれたのか。
乾の憎に対する言に、心裡で密かに蝶は同意を示す。

刷衛の口から華月の名が出れば、微かに浮かべる苦笑。
抱き寄せたままの鵠は、どんな反応をしていたか。
どのようであっても、抱きとめたまま離さずに。

次に狭間の世界の音を拾えば、苔色は夜光の姿を映す。]


メモを貼った。


[ロビンと乾と、言葉交わすようなら
生前と変わらぬ微笑をだけを挨拶に向けた。

苔色は、狭間の世界と生者の世界を、静かに見詰める。]


【見】 落胤 明之進

[イアンからは視線を外したまま、
かたわらの狼に、そっと触れ撫でる。一度だけ
彼には見えぬようだから、余り不自然にならぬよう。

蓮の佳人が狼であったこと、
ゆらぐ心持はあれど――獣を憎め、と詠われた狭間のうた。
彼の人の姿を思えば、それは到底適わない。

イアンより返された言葉に、ふと面をあげる。]

 ――あ、すみません。
 あの、私の花主様は刷衛様です。

[抱いた太刀を示すように、笑み浮かべ答える]

(@21) 2010/08/08(Sun) 22時頃

メモを貼った。


[蝶が笑むをきょとんと瞬きひとつ。
主に促されて身を離し、乱れた裾を直す]

 うん。
 そりゃそうだ。
 
 あの方は、手加減なかったでしょう。

[手は繋がったまま、半歩下がって首を傾いだ。
二人の会話に割り入って良いものか、訪ねる風]


落胤 明之進は、狼が虎鉄をかぷっとする様にはうろたえた けどよく考えたら、身はないから大丈夫だろう、と微笑ましげ

2010/08/08(Sun) 22時半頃


[夜光を見て、そしてあちらを見る]

貴方が、縋りたかった方の無事を、願っております。

[祈るとは、口にせず。
けれども。
もし獣がここを出るときには、獣でないものはすべて死してしまうのだろうかとも思い]

獣、なのに?
私にとって、ロビンは花。
それ以外にはなにもなく。

獣であったか人であったかなど、意味を持たぬ。


【見】 落胤 明之進

[ぱちり、と瞬く。
その存在そのものを知らぬようなその答え]

 ……え、あの。それはどういう?
 刷衛様はあなたの相方、というか……お仕事の。

 この太刀も、
 主様が砥ぎをなさったものでは、ないのですか?

[知らぬ振りをしてるようにも見えず、
ただいぶかしみ返す。]

(@23) 2010/08/08(Sun) 22時半頃

……、――そう か。
そうだな、…己がいきているうち、
聞けなかった――朧様の“理由” は

[伏せていた眼を、苔色に合す]

――…己の相棒になれるのも、
…胡蝶、だけだ。

[囁く。並び、咲くと願ったのに
半ばで散った愚かな生贄――だが。]

…ありが、  とう

[俯いて、本当に消え入りそうなくらいの声で謂う。
掠めるような口付けに、紫苑色を一度薄く開いた。]


[間近で苔色が語る。
一つ、瞬いた。
裡なる想い。かなしい。――哀しい。]

…嗚呼、

[物思うように眼をまた伏せた。
ロビンの、呟きもまた――耳に入り。]


かなしい、…  か。
…そう、だな。

[瞑目する。かなしげな、くるしげな――]


落胤 明之進は、虎鉄が狼の尻尾をぎゅっとしたのは、めっと たしなめた。

2010/08/08(Sun) 22時半頃


此処は、何処なのですか。
彼岸とはこういう場所なのですか。

[法泉を見て小さく問う。
法師ならば知っているだろうかと]

恨んでも憎んでもいいと言われた。
当たり前だ。僕は主様の傍に居たかった。
ようやく。みつけたのに。

[ロビンへと戻る怨みの視線。羽織の上からぐっと胸を掴む]


[
僧が、答える。静かな、
悟りを開いたような薄い笑みが見えた。
対する鵠はくるしげな表情を浮かべ]

憎めないなら…
なん、なのだ。

[片手、顔を覆って。
現世の言葉が聞こえる。朧月の言葉が己の想いと重なる。]

――… …かなしい のか、

[相手への問いかけのようで居て、
自分の内側への問いでもあったか。
――あらたなこえが在る。常世へ迷う魂が。
顔を其方へ向けて、覆っていた手を下へずらした。]

……夜光……




――…、…わからない


[首を横に振る。
――りん。鈴が鳴る。

己を殺した刷衛へ抱く思いも、
人狼でありながら情を強く見せる
本郷や、ロビンや――霞月夜。

微笑み浮かべる胡蝶とは対照的か。
全てが重ならない故に双花足りえる。

胡蝶の衣の裾を、く、と握った。]


【見】 落胤 明之進

[朗らかな笑いのあとに、訪れる静寂。
狂気とは時に華やかでさえある、もの]

 ……そんな、ことは。
 だって、今も刷衛様と、
 連絡を取っていらっしゃるでしょう?

[幾度が通信をする主が姿は眼に入り、
だからその主が存在を消されたような言葉に怯える。
返して欲しい、と請われれば、ふるふると首を振る]

 ――……あ、いや、嫌です。

[“殲滅”という言葉、何より
主を知らぬというその言葉が怖くて、抱いた太刀を握る。
もっとも現世にあらず身、奪おうと思えばそれは簡単に為せるか]

(@24) 2010/08/08(Sun) 22時半頃

さて。
ここは、あちらと死した世界を結ぶ場所、なのかもしれません。
場所は同じであるのに。

あちらに此方の姿は見えず、声は聞こえず。

ああ、でも。

二人には聞こえているようですね。

[いずこかを見る。
そしてまた夜光の方を向いた]

憎めといわれたのなら、憎むと良いでしょう。
けれど、それで何が変わるわけでもなく。

憎むことは、己の醜さを表に出すこと。

それが悪いことだとは思いませんけれど、ね。


[夜光の視線を受けて、冬色を細める。
主が応えるなら口を挟む事はしない]


[邦夜の無事を願う言葉に、怨の念は幾らか薄れ]

獣であっても、変らぬと。

[獣に裂かれた人の言葉なれば、それは深く心に響く。
迷うように、ロビンへと法泉へと視線が彷徨う]

見えず、聞こえず。
…二人?

[法泉の視線を追いかける。
此岸にいる人々。誰を指しているのかは分からず]


[傍らの花、握る手を強くして]

解らないのなら、解らぬままでも良いのではありませんか。
それとも、解るので考えるのか。

――ここに後どれほどいられるのかわからぬ。
考えるには、時間はあまりに短く。

ここにこのまま留まれるのなら、どれほど良いか。

[あの、二つの花のように。けれども、あの花たちもいつまで]

私は、人を獣をと考えるよりも。
今傍にある花と――。


メモを貼った。


[主の許可出るまでは、二人の間に口を挟まない。
其の様は飼い慣らされた狗のようでもある。

握られた手に力が篭ると、瞬きを一つ。
見上げ、切なげに眉を寄せた。

瞳を伏せる]


[胡蝶は、正確には華月は、
誰かを怨みつらみする感情が希薄だった。
それは、初めが主に共の死を求められ、添えれなかったが故。
怨まれはすれど、怨むことはできない、と。]


 わからんくても、えぇんやない?


[りん――鳴る鈴の音。袖引くに気がついて、ポツリと返す。]

 感情いうんは、変わるもんでもあるしなぁ。
 見て、聴いて、識って、
 それでも変わらんかったら怨めばええんよ。

[鵠に返しながら、夜光にも重ねる言の葉。]

 わては頭かしこないから、むずかし考えとったら頭壊れるわ。
 どんな答えだしても、鵠は鵠や。
 多分、わてが鵠好きや謂う気持ちはかわらへん思うしなぁ。


メモを貼った。


…恨んで憎んで、苦しんだ人を知ってます。
醜く、何も変らない。

[時には直接身にも受けた。
落花は苦しくてもそうせずに生きられなかった]

……悪いことではなくても。

[法泉の視線から逃れるように顔を背け。
双花の姿にも気がついた]

鵠殿。華月殿。

[華月がどう散ったのかはまだ知れてない。
けれど鵠は。そう。獣に寄らず散らされたのだ]

人も、人を、殺す…。


【見】 落胤 明之進

[ぎゅっと太刀を抱いたまま、
用事、と告げてイアンが去れば、小さく吐息を零す。
傍らの虎鉄と狼に、交互に視線を彷徨わせ]

 ……イアン殿、様子がおかしいです。
 いえ、一見普通に見えますけれど。

 主様を――刷衛様のことを、
 それだけを、すっかり忘れてしまわれたよう。

 何故……

[袖を引いた狼が、
ゆるゆると首を振り、イアンを見る。
追ってそれを見やるのだけれど]

 心の一部の――壊れてしまわれた?

(@26) 2010/08/08(Sun) 23時頃

[花の様子にくつりと笑い]

ロビン、言いたいことがあるのでしたら、言って構わないのですよ。

[人には人の、獣には獣の言い分があろうと、花を見る視線は柔らかく注ぐ]


[夜光が眸に宿す怨のいろ、それがゆらり、ゆらりと変わり往くのに己の紫苑色を重ねる。]

…分からぬままでも、…よい、…?

[法泉と、――胡蝶の言葉と、
重なる。鈴が鳴る。]

――…、――
己は、知らぬこと、多く
見て聞いて、そして、惑っている。
……にくめたら、楽なのに

[零した胸のうち。
憎みきれないのだと、そういう。]

…否、胡蝶は、……――凝り固まった己より、余程…、…ッ

[好き、と聞こえた所為か。紅くなった。]


手妻師 華月斎の言葉に、微笑を一つ見せた


[華月の言葉に考える。
邦夜は違うと知っているけれど。若し。
若しも彼が獣で。獣であっても同じに温もりをくれたなら。
自分は、恨むことが、憎むことが出来たのか?

感情は変るもの。再び視線はロビンへ。
あれだけ拒絶されたのに、其方から声を掛けてくれた]

……頭が痛い。

[蟀谷を押さえて首を振った。
華月の言葉は頭でなく別の場所で分かる気がした]


【見】 落胤 明之進

[狼の言葉を肯定するような
その様に、ゆるく、一度首を振る]

 ……お2人の間には、
 何がおありだったのでしょう。
 私はあの方が、少しこわい。

[そう、今目の前にある獣たる狼よりも、
気の触れたような人の朗らかさがこわくて]

 ――主様に、これを預けてまいります。
 
[ひとつ、頭を下げる]

(@27) 2010/08/08(Sun) 23時頃

[柔かな主の視線に促されて、口を開く]

 憎み、嫉み
 幾ら向けても構わぬのに。

 ……道天満月の彼も
 同じ道を辿らせる手筈がしくじった様子
 二度同じ手は、あるかどうか。

[人食いの花が聞く言の葉は
現世と狭間と、もうひとつ]

 まだ、痛みがあるんだ?
 ……そうだね、色々まだ此処は感じる事が出来る。
 彼岸にたどり着いたなら、消えてしまうかな

[冬色の瞳が夜光を見遣り、気遣わしげに揺れた。
拒絶が無いだけで随分印象が変わる]


そう、ですね。

[夜光の言葉に頷いて]

そも、人の生き死にには獣より人が多く関るもの。
縁あるものを屠られれば、人であろうと獣であろうとあまり良い感情は浮かばぬでしょう。

…。

獣を恐ろしいというのなら、人はもっと恐ろしい。

けれど、だからこそ、どちらも恐ろしいものではない。


【見】 落胤 明之進

[鉄色の眸の狼に、一度眼差しを映す]

 そういえば、
 本郷様にお話、伺えませんでした。
 ……一つ、思い描いてたうたがあるのです。

 露の身は ここかしこにて 消えぬとも 
        心は同じ 花のうてなぞ

[浄土を思う、
咲き乱れるは蓮の花――夢のような舞殿。
ゆらぐ姿は、数歩足を進めれば――角の先に、消える**]

(@28) 2010/08/08(Sun) 23時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 23時頃


[おそらくは、乾がロビンを獣でなく花と見ることに、
どうあっても鵠は鵠と思うのは似ているのかもしれない。
乾の微笑にそのようなものを感じ、胡蝶もまた微笑む。]

 人も人を殺す。
 わても、朧様に殺されたけど、感謝こそすれ怨む気はおきへん。
 ま、人それぞれやろ。想いも事情も。

 あんま、考えこんだら、頭莫迦になんで?
 考えるより感じろ!……とか謂うてみよか。

[光夜に己が死の原因を告げ、傷むという頭を心配した。]


門下生 一平太が痛がる様子に首を傾けた


 ……憎めたらええのに、ってのが答えな気ぃもするけどな。
 裏返せば、憎みたくないってことやろ。

 わては、鵠のそういうとこ、好きやよ。

[そして、好きという言葉に反応した鵠に、
重なるようにまた好きという言葉を向けた。]

 なんや、かあいらしいなぁ……――

[紅く染まった頬を突いてみたり。]


 ……あれを初心と謂うんでしょうね。
 幾らか見習った方が良いでしょうか。

[生まれながらに艶ごとは知っている。
経験こそなくても媚態を取るのは人食花
白い鳥が紅く染まっているのをふと見て呟いた]


なっ!

[同じ道をといわれれば、憎しみ浮かばぬわけがなく。
されど冬の瞳は気遣わしげで、以前のそれとはまるで違う]

…変るんだね。
人も。獣も。同じように。

[ほぅと息を吐いて、法泉の言葉に頷いた]


ロビン、私は造られたものはあまり好ましく思っておりませんので。

お前はお前のまま、傍に在るといい。

[花の言葉に僅か目を細めて、白鳥を見やり、また視線を戻す]


[同じ道をと言っても昨夜の話。
それ以上は告げず]

 利用して謀る気で近づいたのに
 主さまがあまりに心深くいらっしゃるから。

[同じように変わるのか
己の変化については頷いた]


 主さま……

[つ、と視線を流し見遣る。
少し下げた眉と、薄く開いた唇。
躊躇い、音にした]

 お誘いしたあの時は
 笑みも仕草も、計算の上であったのですよ?
 お部屋に招いて頂いて
 ……そのような余裕は直ぐになくなりましたが。

 造りもの交じりが私の顔なれば
 主さまは、幻滅なさいますや?


…、…――

[頭が痛い という夜光へ
気遣わしげな視線を向けた。]

いたい、
まるで――生きていた頃の、ようだ。
……人は変わる、……変わる、か…

[呟き、惑いは晴れない。
胡蝶の声に、顔を向ける]

――…、……そう、なんだろうか

[もう一度聞こえてくる声に、
視線を彷徨わせて眼を伏せた。]

…や  めろ。

[困ったように頬を防御した。]


心深いかどうかは、さて。
私はただ、欲深いだけのような、気がしますから。

[白鳥と蝶の戯れる様子を目に映す。
やがて視線はあちらへと向いた]

どちらも。
滅びの身を向かっているように、見える。

人も獣も。


[冬花の声に視線巡らせ。
鵠と胡蝶の様子を見れば小さく頷いてしまったり。
羨ましいとも思うのは、どうにか心の裡のみで]

そう。それは。
良かったと、思う。

[獣を厭う思いもまだ消えないけれど。
そこには共感できるものが確かにあって。
まだ蟀谷押さえながらも、冬の瞳に小さく頷きを返した]


【見】 落胤 明之進

[思い出したから、平気だという
虎鉄の言葉には――案じるような色を見せる。
思い出したからこそ、惑うこともある。]

 ……同じじゃない?

[声も、なんだか寂しげだったので。

すこしばかり真剣な顔で
その頭を撫でようと手を伸ばしておいた]

(@31) 2010/08/09(Mon) 00時頃

ああ。
だから、私はお前の顔をもっと見たかった。

手折ればその表情は変わるだろうかと。
手折ってなお変わらぬようなら。

どうしていたでしょうね。

[花へと向ける笑みは変わらず穏やかに]

幻滅などするなら最初から花と認めず、
――造り物が混じるのがお前の顔なら、それもまた良しと。

今は思っておりますから。


【見】 落胤 明之進

―本邸・廊下―
[ふわ、と足の落ちた先。
廊下の角隅、ちら、と様子を伺えば]

 ――……主様

[主の姿を見る、その傍らにある。
――友が幾度か言葉を交わしていた、花主の姿。
天満月、その周囲にはか細き光の舞う。

既に狭間よりの声、友の声が聞こえ始めている。
主に拾って貰うように頼んだ、あの笛はどうなったであろうか]

(@32) 2010/08/09(Mon) 00時頃

[夜光の頷きを見遣り、少し眉を下げる]

 良かったと、そう謂ってくれるんだ。

[冬の蕾の仕草。
大分間を置いて]



 ありがとう。

[瞳閉じて呟いた]


[もう一つの気遣わしげな視線に、再び鵠を見て。
変るというのを肯定するよに小さくコクリと頷いた。
変れると思った。何かが変ったと、今でも思う。のだけれど]

邦夜様…。
違います。邦夜様のせいじゃない。

[此岸に意識が引き寄せられ、聞こえた声に何度も頭を振る]

役に立ちたいと。
まだそこから変われてなくて、間違えてしまったのです。
僕が自分で引き寄せてしまったこと。


落胤 明之進は、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 00時頃


[無力な光が何度も何度も。
否定するように舞うけれどそれは。

此岸ではあまりに儚くて。見え難い]


[頬を防御する表情まで、あいらしい
と、謂えば照れを越して怒るのだろうか。]

 わてには、そう見えるけど、本当はどうか判らんわ。
 でも、急がんでもええんよ。
 この先どうなっても……共に飛んでくれるんやろ?

[悪戯はやめて、真摯に告げた。]


[法泉から言葉が返ると、ちらと視線を上げる]
 
 試されていたのですね、矢張り。
 味見だけに留まらなかった理由
 一つは其れでしょうか。
 
 ……獣は、己を造らねば
 人の中では生きられません。
 生まれながらに偽る術も、この身に。
 また良しと、思っていただけるなら

 たまには違う私もお試しくださいませ?
 ロビンと謂う花は、多才多芸で名を売っておりますから。

[束の間、愁いを忘れたように
そう謂って笑った]


メモを貼った。


メモを貼った。


[もし、あいらしいなどと聞いたら、
うろたえた後、どうしたらいいか分からず怒るだろう。]

――…、…自分で、
自分自身がわからない、のに。


……――嗚呼、


[じ、と苔色の眸を見返し]

飛ぶよ。
…それは、変わらない。


【見】 落胤 明之進

 ―本邸・廊下―
[しばし、様子を伺いながら、
ぼうと声を聞いていたのだけれど、ふわり揺れる光の軌跡]

 ……あ、あの。天満月様……!

[壁から小さく顔をだして、
ぺこりと一礼すれば歩み寄る]

 その、夜光のことはあなたのせいでは……
 夜光も、そのように思って欲しくない、はずです……

[彼も見覚えあるものだろうか、
太刀を抱いたまま、傍らにしゃがみこむ。
か細い夜の光は、彼を取り巻くように瞬いて]

(@33) 2010/08/09(Mon) 00時頃

味見に留まらなかったのは――。
いえ。

お前の表情が、もっと見ていたかったから。


[じぃと、冬色を見詰めて。
違う私を、という言葉には少しだけ考え込むように]

それもお前なのでしょう。
なら、愛でることに変わりはなく。

白鳥と同じようにされると、少し罪悪感が沸いてしまいそうですが。

[笑う花の額へと唇を降らせて、顔を上げる。
目の端に映った白鳥の反応が、眩しい]




 そやったら、えぇんよ。


[悩む愛しい片割れに、飛ぶが変わらないなら佳いと。
悩むだけ悩んだらいいのだと、少し身を抱き寄せた。

そして離すは、夜光の気持ちを慮ってか。
これ以上、初心で愛らしい様を、他者に晒したくないと思ってか。

紫苑色を見詰め返す、苔色は穏やかだった。]


…明?

[黒檀を瞬いて、主へと告げる友を見て。
その腕にある太刀に気付いてまた瞬いた]

邦夜様が求めて下さったこと。
それが何よりも幸いですと。


 お気に召したのは、顔だけですか?

[くす、と意地悪く笑い]

 内に二つ心あれど、どちらも私に違いありません。
 人の心と獣のこころは、もう混じってしまいましたし、ね。

[下りてきた唇を額で受けると
びく、と身を震わせ目を丸くした。
片手で額を押さえ、ぱくぱくと口を開くも言葉は出ず]

 ……っ

[ぷしゅうと音を立てそうなほど顔を赤くして俯いた。
間を置いて
ちらり、見上げる視線は笑み交じり]

 罪悪感、湧きましたか?

[そう謂って、少し背伸びして首筋に音を立ててくちづけた]


【見】 落胤 明之進

 あ、はい、明之進と申します。
 幾度か、夜光とお話なさる姿、見ておりましたので。

[小さく非礼を詫びながら、
ふっと天満月を見つめる、黒紅の中には――
狭間映す瞳の中には過ぎる、か細い光が]

 夜光は、今もあなたの傍らにおりますし……
 それに、

[友の声が聞こえて、少し声が震えて歪む]

 あなたが求めて下さったこと、
 それが何よりも幸いです、とそのように……

(@35) 2010/08/09(Mon) 00時半頃



――…ん。


[頷いて、抱き寄せられた少しの間に
額を肩にもたせかけた。
眼を閉じるそれは、心預ける証。

離れる身体に、
ほんの少し、名残惜しげな様子を見せるのは
隠し切れなかった、いろだろう]


表情は、同じ顔でも心が違えば違うもの。
顔だけではありません。

心が表れるからこそ、私はお前をもっと知りたい。

[口付けへの反応に一度細い目を僅かに見開いて]

――、湧いたかどうか。
ですが、少しお仕置きが必要かも知れませんね。

[首筋へ触れる唇。
身を屈めて、冬の色を覗き込む。まだ赤い名残が残る顔。
握った手指を絡めて、逃げられぬよう腕の中に閉じ込めた]


[ちらと周囲を見る。
心を通わせる人達。それを見ていると]

不甲斐なさ過ぎて自分の方が憎くなりそうだ。

[表にするつもりでなかった分まで零れた。
はたと口元を両手で塞ぎ]

…ありがとう。明。

[一呼吸置いてからそう呟いた]


メモを貼った。


まだ離れたくないから。かな。

[虎鉄の呟きには小首を傾げて。
答えながら、ああと思った。

言われたではないか。去年の夏の祭の夜にと。
友も、自分より此岸に近く見えても。

既に彼岸の側にある者なのだと]

少しでも長く感じていたい。
痛くても、この想いを。


 そんな貌しぃへんといてや。

[離れ穏やかに見詰めた先が見せる表情に、眉尻を下げる。
酷くしとうなる―――何度か謂った言葉は続かない。
その言葉代わりに、互いにかかる糸と糸を絡ますように、指と指を交わらせた。]

 ―――……朧様の、望みは

[ロビンの表情を見て
「なんや、かあいらしい貌できるやんか」
と、裡で呟いた後、絡めた糸2つが繋がる先に想いを馳せる。]



 なんや、判った気ぃするわ。
 違うかも、しれへんけど……――――

[鵠と情を交わしたくなるのを耐えたのは、
朧の行く末を見守らんとしたため。

彼の人の望み――尋ねられても曖昧に微笑むのみ。
尋ねる頃には、もう、望みの切片、窺うこともできたか。
想うが正しいか、見、聴き、識ろうと、窺う対岸の世界。

――絡めた指にそっと*力を込めた*]


 ……主さまは
 真顔で恥ずかしい事を仰る。

[息止まった身であるのに、未だ小細工が出来る不思議な場所
文字通り絡め取られた身はすっぽりと腕の中]

 仕置きでも
 下さるものなら何でも嬉しいですよ?

 お陰で、先刻の重い気分が薄れました。

[視線は幾度か現世に。
夜光が向こうへかける言葉に、一つ頷いた]

 ――…少しでも長く
 嗚呼、恐らくは皆


【見】 落胤 明之進

[伝えた友の声に、遅れて気づいた。
その事実に、瞳歪めたまま小さく微笑む]

 夜光を――花として、
 求めてくださったのでしょう?
 良き主に求められるは花として、とても幸福なこと。

 ……あなたが夜光の花主であらば、
 どうぞ、よき主であって下さいませ。

[刷衛に友の笛を、とせがんで、
適うならその黒き笛を――夜光を、天満月の手に託す。
形見は生者が持つものなれば]

 私はこれを手にすることは、出来ませんので。

[儚く微笑う]

(@38) 2010/08/09(Mon) 01時頃

手妻師 華月斎の視線に気付くと、唇の端を持ち上げて蠱惑混じる眼差しを送った。


メモを貼った。


[夜光の声。長く。
その思いは変わらず。

いつまで――]

思いを口にするのに、恥ずかしいことなどありはせぬ。

ふむ、嬉しければ、仕置きにはならぬ。
……。

この手を離してしまうのは仕置きにはなるか。
でもそれは、約束を違える事。

それに、私が困る。

[絡めた指で、花の細い指をなぞる。その一本一本を軟くほぐすように。
思い浮かんだ仕置きは、すべて自分に跳ね返るのだと気づいて、一つ苦笑を浮かべた]


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