人狼議事


17 吸血鬼の城

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視点:


薬屋 サイラスは、ヘクターから噴き上がる血を舐めた。

2010/06/22(Tue) 23時頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 23時頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 23時頃


メモを貼った。


【人】 薬屋 サイラス

>>3

[礼をする黒薔薇に目を向ける。]

 いや、自分のことは、主と呼ばなくていい。




[そう告げて、ヘクターの返り血を手で掬い、舐める。]

(7) 2010/06/22(Tue) 23時半頃

メモを貼った。


【人】 薬屋 サイラス

>>9

[ロビンが見下ろしているのも構わず、
 ヘクターの屍に手を伸ばすと、その首筋に牙をたて、完全にヘクターが事切れるまではそれを吸った。


 そして、完全に遺体となった時、それを打ち捨てて、立ち上がる。

 血だらけのまま、廊下に出ると、身を清めるために浴室に向かった。]

(12) 2010/06/22(Tue) 23時半頃

薬屋 サイラスは、途中、その姿を見るものがいても、構うことはない。

2010/06/22(Tue) 23時半頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/06/23(Wed) 00時頃


メモを貼った。


【人】 薬屋 サイラス

―浴室へ行く途中―

[トーニャの嘆く声、マーゴの視線、
 そのほか、振り切りながら、

 とにかく、血を流したくて浴室に向かう。
 その眸は青色だった。]

 ――……

[しかし、その姿を追う者にふと気がつくと、>>33
 そのまま、一度立ち止まる。]

(35) 2010/06/23(Wed) 00時頃

メモを貼った。


【人】 薬屋 サイラス

>>36

[白薔薇と呼ばれる者が、問うてくる。
 なぜ、庇ったのか。そんな事を………


 だが、]

 ――………

[自分でもわかっていなかった。
 城主とローズが悲しむからか?と返事をすれば穏便かとも思ったが、それとも違う。

 結局は、じっと、その蒼穹をしばらくみつめてから……また、無言で去っていく。]

(40) 2010/06/23(Wed) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス

―浴室―

[複雑な気持ちのまま、
 血だけはすべて落としたくて、
湯に打たれながら、


失った自分、を少し探してみたけれど…。


もう、みつからない。]

 ―――………ッ

[声にならない慟哭を聞くのはやはり、城主とローズのみか。

 そして、見える血は流すと、影が用意する服をまた纏う。
 眸は青色でも、もう、つけるものは黒なのだ。

 またその姿で、あの白薔薇の間へ]

(70) 2010/06/23(Wed) 00時半頃

【人】 薬屋 サイラス

―白薔薇の間―

[はじめてここに来た時、かけた場所、
 そこには詩人がいて、何か嘆いていた。


 その同じ場所に座ってみる。


 そして、白薔薇の棘に指を押し当てた。]

 ああ……

[つぷりと、指に咲くのは、
 あの時の詩人の指と一緒で…。]

(87) 2010/06/23(Wed) 01時頃

【人】 薬屋 サイラス

>>91

[呼ぶ声がする。
 白薔薇の間、最初にユリシーズがかけていた席で、
 声の方向に首を向けた。

 そして、毒華の、葬列の乙女の姿…。]





 ――……どうしました。
 何もないなら、逃げることを薦めます。

[そう、またいつ渇きがくるだろうか。]

(93) 2010/06/23(Wed) 01時頃

――煉獄――

ここの空にも太陽はねぇのか。

[額にかざした手首に絡んでいるのは古風なロザリオ。
 それも今は鈍い灰色で]


ああ――心配すんのは止めだ。

ここがおれの行き着く世界だってなら、
思い出して、認めて、許したら、そいつは還ってくるさ。

ホントに大事なモンは、無くなったりしねぇ。
何処かに隠れているだけだ。

空に太陽を。
心に愛を。

取り戻したら、きっと、な。**


メモを貼った。


【人】 薬屋 サイラス

>>97

[目を丸くする。
 怪我など………

 肩の傷は、血はとっくに止まって、
 そう、魔物として、治癒に向かっている。]

 ――……
 怪我は、たいしたことはありません。





               もう、人ではない
               ですから

 

(103) 2010/06/23(Wed) 01時半頃

【人】 薬屋 サイラス

>>109
 ――……ッ

[一歩近づく娘に、目を丸くする。
 視線はそれから何か迷うように揺らめいて、

 また床に落ちた。]

 人でない、のなら
               まだしも
 私は今、人を殺す……

               魔物です。

[声が震える。]

 なので、いて嬉しいなどは
             ありえない。

[微笑みを見ることはできない。]

(112) 2010/06/23(Wed) 01時半頃

【人】 薬屋 サイラス

>>117

[マーゴの言葉にまた瞬いて…
 己の手を足を見る。

 ヘクターを傷つけ、殺した者。]

 ――……貴女は、

 ああ、貴女は、私を恨んでもいいはずです。
 美しい貴女の、すばらしい時間を奪ったのは、私の毒。
 本当は、白くて美しい貴方をすみれ色に染めたのは、私の作った、毒です。

 だから、そんな者相手に、
 


          いけません。

[そう、返してはみるけれども。]

(123) 2010/06/23(Wed) 02時頃

【人】 薬屋 サイラス

>>128

[大切ば人といわれ、戸惑いは隠せず……。
 だけど、それを受け入れるには、あまりにも、


 現実は……。]

 ――……私は、
 貴女にそう思ってもらえるような…。

[あと少しで、触れられる距離、
 だけど、その手を出せない。]

 貴女は、もっと、
 幸せに……。

[そのとき、視界がじわりと霞んだ。
 それは、もう、何年も、流したことのない…。]

(135) 2010/06/23(Wed) 02時頃

【人】 薬屋 サイラス

>>141

[マーゴの紡いだ言葉に、貌に触れた手に
 目に熱いものを感じて……。

 その微笑がじわりと二重になって……。

 出してはいけない、手を出して、彼女を抱きしめる。
 華奢な身体、それに毒を注ぎ込んだ。
 でも、それでも、笑っているなんて……。]

 ――……貴女は、

[しばし、抱きしめたあと……また貌を見る。]

 貴女は………

[続きが紡げず、でも、吸い込まれるように、その唇に口付けを……。]

(147) 2010/06/23(Wed) 02時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[そして、口付けを…しようと、もしくはした後、
 はっと、また我にかえると……]

 ――……あ……

[目を拭って、混乱の表情を見せ、たあと]

 自分は………。

[身を離し、苦しげに息を吐いて……。
 そう、眸が紅に変わるのを感じ、


      身を離すと、そのまま、また立ち去っていく……。]

(149) 2010/06/23(Wed) 02時半頃

薬屋 サイラスは、眸が真紅になる前にと、駆けていった。**

2010/06/23(Wed) 02時半頃


メモを貼った。


―煉獄―
[聞き慣れた規則正しい音が聞こえた気がして、ゆっくりと立ち上がった男の手には、愛用の懐中時計――
驚きを覚えつつも、その懐中時計に指先を触れた瞬間に、赤いものが滴り落ちて、懐中時計は黒く変色して、錆びてゆく。

――それは今の己の姿を表しているようで。]

……ははっ…きゃはは…

[煉獄に子供ような狂おしい男の笑い声。]


薬屋 サイラスは、屋敷内を彷徨っていたが、ふと、立ち止まる。

2010/06/23(Wed) 08時頃


【人】 薬屋 サイラス

―屋敷内・いずこか―
[マーゴに口付けた後、好きだという衝動が


            悲しくも、この身は欲望に変換する。
 そのままでは、彼女を傷つけてしまう、そう思った時、
 もう、逃げるしか、思いつくことはなかった。
 どんなに彼女が自分を受け入れる言葉を言ってくれるとしても……
 それで、彼女を屠ってしまえば、


 もう、自分は完全に、違うものになってしまうような気がしたから。


 いや、
 もう、黒い衣服をつけ、城主のように生きるのであれば、
 きっとそれが、この血に流れる記憶に沿って、生きるための方法…であると、


               わかっているのに。]

(186) 2010/06/23(Wed) 08時頃

【人】 薬屋 サイラス

[そして、頭を振り、壁に背を当てて座り込む。
 やっぱり荒い息遣いなのは、

 息吹いた欲望が治まらないから。

 同時に、頭に響いてくる声が増えたのも感じていた。]

 ――…白薔薇が……染まったか……。

[眼は閉じられる。*]

(187) 2010/06/23(Wed) 08時頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/06/23(Wed) 08時半頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/06/23(Wed) 12時半頃


【人】 薬屋 サイラス

―テラス―

[そして、宛てなく彷徨いつつ、格子の硝子扉を開ける。
 高い位置にあるテラスに出た。]

 ああ……

[思わず漏れるため息は、そこに世界は広がっていることを再認識したから。
 この城だけではなく、外へ。

 そう、幾人のものがここでそれを考えたのだろう。]

(201) 2010/06/23(Wed) 13時頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/06/23(Wed) 13時頃


【人】 薬屋 サイラス

[裡に、ふと、白薔薇の声が響く。
 ああ、彼が、フロレスクなれば、

 闇にあっても、落ちぬのが理解できた気もしたが、




 それは幻だったか、と思う。

 また、そう、考える自分に苦笑い。



 なぜ、自分はもう闇なのに、こんなことを考えるのか。]

(203) 2010/06/23(Wed) 13時半頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/06/23(Wed) 14時頃


【人】 薬屋 サイラス

>>207

 ――…ッ

[来訪者には目を丸くせざるえない。
 彼は、自分よりも、きっと能力は上だと、思った。]

 ここから


            落ちても、
 魔物ならば大丈夫かどうか、試してみるのも?

[それは冗談には聴こえないかもしれない。
 だが、濃厚な薔薇の香りは、外にあっても圧迫感があった。

 その煌煌と光る眼も。]

(208) 2010/06/23(Wed) 14時頃

【人】 薬屋 サイラス

>>210

[空気が、噎せるほどの芳香に……
 それは完全にこの場所を彼が制していることを示す。]

 庇った……ああ

      でも、あの時は、君が死にたいなんて、
 知らなかった。

[それは、言い訳に、なるだろうか。
 ただ、その口ぶりは、
 あきらかにいままでの彼ではなく……。]

 君の意にそぐわなかったのなら、すまなかった。
 じゃ、どうすればいい?

 君を殺せばいいのか?

(211) 2010/06/23(Wed) 14時半頃

【人】 薬屋 サイラス

>>213

 君の名は、
 知っているものであれば、みな…

[どこか懐かしい旋律にも似たその声に返そうとしたとき、
 すっと伸びた手が首を捉えようとすること、

 そのまま、青色の眼で見た。]

 ――……こんな血でいいのか?

(214) 2010/06/23(Wed) 15時頃

薬屋 サイラスは、同属の血には、反応しない自分に、気がつく・・・。

2010/06/23(Wed) 15時頃


【人】 薬屋 サイラス

[指がなぞる場所。
 拒絶することはない。

 自分は、噛むことは赦されていない。
 彼はそうならば、そういうことだ。

 もう、
 人ではない。]

 ――……好きに、するといい。
 それが君の薬になるなら……。

[絡みつく手、首筋に牙が埋まるのであれば目を閉じて……。
 その血は彼の友人の匂いも濃く持ったままだとは、自身では気づけず……。

 下肢に降りた指には、びく…と身を震わせる。]

(216) 2010/06/23(Wed) 15時頃

【人】 薬屋 サイラス

 ……あ

[煽る言葉を聴きながら、否定に考える。
 ああ、そうか……。

 薬を求めているのは、自分、

                 なのか?]
 ――…ク……

[そう、何か理解したとき、身体が宙を舞って、]

 ――……ッ

[柵の上、首筋の舐られながらも目は開けずにはいられない。
 ひやりと、全身につめたいものが走った。それはきっと怯えた表情をさらけ出すことになる。]

 殺す   のか?――………うぁ………くッ

[問い詰めると同時に、身体に与えられる愛撫に身をすくめる。]

(218) 2010/06/23(Wed) 15時半頃

【人】 薬屋 サイラス

>>219

 ――……あッ

[落ちる、そう思ったのと同時に、首に埋め込まれた牙から広がる快楽。
 それは、ローズに齎された時を思い出し、それを忘れるほどの……


           甘いけど、強烈な感覚で…。]

 ひぅっ………

[身体全身に走るのは、抜き取られる冷たさだけではなく……。]

 ――……ッ

[同時に落下で頭から血は抜けていくようで……。
 そう、死ぬのかということすら、ぼんやりと…。]

(222) 2010/06/23(Wed) 16時頃

【人】 薬屋 サイラス

>>223

[吸血の虚脱感、落下の事実、それと施された快楽によって、失いつつあった意識。

 だが、完全にブラックアウトする前に、地上へと彼は降り立った。
 朦朧とする中、そのままぐたりと身は白薔薇に預ける。
 ただ、それでも甘い芳香に犯された身体は、そのままで、地上に横たえられる時、やはりすっと唾液が落ちた。]

 ――……あ、ぐ……ッ

[見えるのは、白薔薇の淫靡な笑い。
 そして、その両手を護っていた手袋がはらりと落ちる。

 もう、目は閉じずにはいられなかった。**]

(224) 2010/06/23(Wed) 16時半頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/06/23(Wed) 17時頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/06/23(Wed) 17時半頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/06/23(Wed) 17時半頃


薬屋 サイラスは、水商売 ローズマリーに話の続きを促した。

2010/06/23(Wed) 17時半頃


【人】 薬屋 サイラス

―庭園―

[白薔薇の芳香がすっかり移りきった身体、立ち去った薔薇の姿は追わず、そのまま、ぼんやりと枯れたそこに佇んでいた。

 これから、どうなるのか、わからない。
 ただ、もう、



 人ではない、それを、
 理解して……。



         生きるのか、死ぬのか、
               を考える。]

(228) 2010/06/23(Wed) 18時頃

薬屋 サイラスは、乱れた服のまま、また城の中に入っていく・・・。

2010/06/23(Wed) 18時頃


【人】 薬屋 サイラス

―サイラスの部屋―

[戻るのは、自分の部屋。
 ヘクターの遺体は片付けられていた。

 寄り添う影が服の乱れを直そうとやってくる。
 それを制止して、

 白薔薇の芳香を漂わせたまま、薬鞄を開ける。]

 ああ……

[ふと、見ると、ヘクターのものか、スキットルが転がっていて…手にとった。
 そして、躊躇せず、中身を飲み干していく…。]

 ――……渇く……。

[薔薇の匂いと、アルコールの匂いが混じり、
 血の残り香もそれに立ち込めるか。]

(229) 2010/06/23(Wed) 18時頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/06/23(Wed) 18時半頃


【人】 薬屋 サイラス

―サイラスの部屋―

[そして、部屋で、一人、薬鞄をあさりながら…。
 吸血鬼たちの囁きも聴く。


 その内容に眉を寄せた。]

 マーゴ……。

[彼女は、毒となったのに自分は関係ない、と言った。
 だけど、そんなわけはなかった。

 人であっても、人であらずとも、
 彼女のことをそのままに、するわけには、


                いかなかった。]

(233) 2010/06/23(Wed) 19時頃

【人】 薬屋 サイラス

[そして、薬をそこで調合しはじめる。
 自分でなした毒素沈着を解く薬を……。


 そう、彼女がここから出れるのであれば、
 その先、長い人生が送れるように………。]

 ――……

[そうすれば、彼女にだけは、
 吸血鬼ではなく、



            薬師のままで、いられる。
 そんな、淡い、

              淡い想い。]

(235) 2010/06/23(Wed) 19時頃

【人】 薬屋 サイラス

[そして、閉じこもってからいくらか時間がたったあと、
 また新たに調合した薬瓶を持って、部屋から出る。
 その姿は、乱れたもののままだった。

 鎖骨の下につけられた慈悲の刻印も、>>234 本人には見えぬもの。

 ただ、視線は、葬列の乙女。マーゴの姿を探し始める。]

(237) 2010/06/23(Wed) 19時頃

【人】 薬屋 サイラス

―客室廊下―

[そして、葬列の乙女の姿を探す男の姿を見るものもいただろう。
 話しかけてくるものがいれば、マーゴの所在を聞いて…。]

 ああ、そうか。

[それから、一旦冷静に考えて、影の存在にその所在を案内してもらうことになる。]

 ――…上へ?
 最上階?

[それは、城主の部屋……。]

 くっ……。

[それは駄目だとばかりに、階段に足をかける。]

(242) 2010/06/23(Wed) 20時半頃

メモを貼った。


【人】 薬屋 サイラス

[途中、吸血鬼の囁きに、唇を噛み締める。]

 ああ、いいえ、そんな……。

[階段を上る足が止まり、俯き、呻く。]

(248) 2010/06/23(Wed) 21時頃

―煉獄―

[狂った笑い声の後に訪れる沈黙――。
そして錆びた懐中時計を片手に、口から洩れ出るのは、詩では無く、主に救いを求める聖歌―…‥。]

Ob bei uns ist der Sunden viel,
Bei Gott ist viel mehr Gnade;
Sein' Hand zu helfen hat kein Ziel,
Wie grob auch sei der Schade.
Er ist allein der gute Hirt,
Der Israel erlosen wird
Aus seinen Sunden allen.

[それは寂しく、
――影達の間に響く。]


【人】 薬屋 サイラス

―最上階へ―

[だが、また足を動かし始める。
 それは最上階まで止めることはないだろう。]


[そして、最上階、そこに城主がいないことも知っている。これから現れるかどうか――?


 ともかく、その白いヴェールをつけた娘を見れば、名を呼ぼうとする…が。]



[そこについても尚匂うのは、白薔薇。
 それは、娘の胸からか、それとも、己からか、それとも?*]

(253) 2010/06/23(Wed) 21時頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/06/23(Wed) 21時頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/06/23(Wed) 21時半頃


【人】 薬屋 サイラス

―最上階―

[マーゴの寄ろうとしたとき、
 奥の窓より白薔薇が現われる。>>267]

 ――……セシル……

[獲物と、彼はマーゴに告げる。
 それにはまた唇を噛んだ。]

(270) 2010/06/23(Wed) 22時頃

【人】 薬屋 サイラス

>>268

[こっちを見る視線が、どのようなものだろう。
 ただ、セシルの言葉を否定することはできない。

 でも……]

 ――…マーゴ、
 君は毒をもつべき人じゃない。

 だから、ここからは出るんだ。

[彼女の目的は果たすことができないのだと…伝えたく……。]

(274) 2010/06/23(Wed) 22時頃

メモを貼った。


―― 煉獄 ――

この灰色世界、どうにも実感がわかねぇと思ってたのは、生と死の境界が曖昧だったせいじゃねぇな。
己の肉体感覚そのものが希薄だったってだけだ。
だが――

[ふと目を落とす。

 自分の手。自分の脚。そして、それを確認する自分の目。

 それらが客観的にではなく、確かにここに「在る」という意識をもてる。]


少しずつ、感覚が戻ってきたみたいだぜ。
想いが、おれの肉体にも宿ったかな。 


[手首に絡んだロザリオを見れば、そこに嵌った石はセレスタインブルーの輝き。]


そうそう、この色だ。
思い出した。

――思い出せた。


[子供を膝に抱くように、小さな狼皮の帽子を乗せて掌で撫でる。]


【人】 薬屋 サイラス

>>276

 ――……セシル?!

[彼がマーゴに寄ろうとすれば、その先を塞ぐように出る。]

(279) 2010/06/23(Wed) 22時頃

[尻ポケットに手をやるが、そこに収穫はなく]

まあ、そういう「宿り」もありだな。


ヤツがここに来るときは、一緒に持ってきてくれるだろうさ。
忘れてたら、ヤツの精液絞ってやらぁ。


――飲まねぇけど。


ああ――

声が…聞こえる。

「今すぐ会いたいよ」か。
切ねぇなぁ。


[耳に届く声はそれだけではなく。]


――詩人?

[立ち上がる姿を振り返る。]


[自分には意味のわからない聖歌の文言。
 それでも、詩人が求めるものは察せられて]


なぁ――
世の中に「使えねぇ時計」は二種類ある。


ひとつは、
「壊れて動かない時計」

もうひとつは、
「狂って止まらない時計」


あんたのそれは――なんだ?


【人】 薬屋 サイラス

>>282

[セシルが動く様子がないのを見て、
 方法が一つしかないのを知る。]

 ――……マーゴ……。
 君の存在意義は、      ある。
 吸血鬼を葬ること、それが勤め、なのだろう?

[そして、マーゴに振り返り、歩み寄った。]

(285) 2010/06/23(Wed) 22時頃

薬屋 サイラスは、長老の孫 マーゴの華奢な身体を捕らえようと手を伸ばす。

2010/06/23(Wed) 22時頃


【人】 薬屋 サイラス

>>287

[ナイフを握りしめた娘にそのまま、近寄って、
 ナイフは取り上げることなく、その両肩を掴もうとする。]

 マーゴ……君の毒が吸血鬼にきくのかどうか…。
 自分もわからない。
 だけど、

 私も、吸血鬼、なんだ。


           わかるね?

[その眸が紅に変わっていくのが見えるだろう。]

(289) 2010/06/23(Wed) 22時頃

時を刻まない時計―…‥。

[の問いに、中途半端に紡がれ、零れる言葉。]

何故、私はここにいるんでしょうね。
地獄であれば、責苦で己の穢れと罪を忘れられると言うのに―…‥

[声は平静に、視線は何処か遠くを見つめている。]

こんなに汚れているのに、何故いるんでしょう。


選ぶため、じゃねぇのか?


【人】 薬屋 サイラス

>>292

[ナイフの切っ先を自らに向けるマーゴの手を即座に掴む。]

 駄目だ。
 貴女は、死んではいけない。
 マーゴ……

[そして、先ほど用意していた薬瓶を取り出し、それを差し出す。]

 これを…

(296) 2010/06/23(Wed) 22時半頃

[を聞いて、静かに笑みを浮かべて、ヘクターの方を向いて、]

でしたら、ナイフを持っていたならば、貸して頂けませんか。
この穢れた血と快楽に溺れた身体を清める事が出来ないのであれば――、
己の手でもう一度、我が身を死に至らしめる為に。

自殺は大罪の一つ、これで私は己の身分相当の場所にいけると。

お礼にこちらの時計を差し上げますから。

[右手に動かない錆びた懐中時計を乗せて、差し出す。]


【人】 薬屋 サイラス

 あと、言いたいことがあるんだ。



 マーゴ……君のことを

[その眸を見つめて……それだけいうと、マーゴを抱きしめる。それは、強い、吸血鬼である力も借りて…。]

 だから、君を、
 自分は…………

[食らいたい……そう告げるのは紅の眸]

(302) 2010/06/23(Wed) 22時半頃

【人】 薬屋 サイラス

>>300

 これを飲めば、毎日……飲めば、
 君の身体の毒は、かなり薄くなる、はずだ。

[抱きしめたまま、その耳に囁く。]

 そしたら、もっと君は、笑ったり歌ったりできるから……。

[そして、唇はその首筋に…。]

(303) 2010/06/23(Wed) 22時半頃

ほいよ。
こんなモノしかねぇが。

[薄い刃の仕込まれた指輪を引き抜いて渡す。]

刃渡りは短いから、死ぬのは苦労だろうが、頑張れよ。


[代わりに差し出されたモノを見やる。]

時を刻まないのは、そりゃあ「時計」じゃねぇだろうよ。
ネジとゼンマイで出来た「仕掛け」

…あんた自身も人の形をした、ただの「仕掛け」だって云いたそうだな。


くく――どうだ、おれにも詩才あるか。


【人】 薬屋 サイラス

[そして、つぷりと、マーゴの首筋に牙をたてる。
 流れてくる血液は、あたたかく、でも、確かにそれは、死の味をもっていた。

 だが、構わず、死を呼ぶそれを啜って飲み込んでいく……。]

(312) 2010/06/23(Wed) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス

[そして、唇を離して、マーゴの貌を覗き込むと、]



   これで、貴女は、
   私の………………



[そして、微笑んだ、と同時に、
 その毒素が、全身に回り始めたのを感じ、

 言葉は唐突に途切れ……。]

(314) 2010/06/23(Wed) 23時頃

薬屋 サイラスは、本当に、呆気なく、その場に沈んでいく。

2010/06/23(Wed) 23時頃


【人】 薬屋 サイラス






[その身体からは白薔薇が香ってはいるだろう。]





      

(329) 2010/06/23(Wed) 23時頃

おや…
あんたの時計は、形を変えて、ちゃんと時を刻んでいるじゃないか。


【人】 薬屋 サイラス




 それは紅く、染まるけれど。



  

(332) 2010/06/23(Wed) 23時頃

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