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【人】 掃除夫 ラルフ― 夜・mer calme ― (18) 2011/04/17(Sun) 01時半頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ
(26) 2011/04/17(Sun) 02時頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ[箱を広げると、そこには大きいホールケーキ。 (29) 2011/04/17(Sun) 02時頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ― 昨夜・歓迎会にて ― (62) 2011/04/17(Sun) 14時頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ― →墓場 ― (63) 2011/04/17(Sun) 14時頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ
(64) 2011/04/17(Sun) 14時頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ― 翌朝・自室→ ― (65) 2011/04/17(Sun) 14時半頃 |
[微かに揺れる視界と、頭の芯に残る熱。
こんなに酔ったのは久し振りで。
ぼんやりとミッシェルが歌うのを眺めていた。
初めて聴いた気がする彼女の歌声は、
昨日海岸でクジラと共に見た、茜色の夕日の匂いがした]
ああ、わり………。
[どこか現実感の無い足取りで、
ミッシェルに手を引かれるまま店を出たらしい。
通り沿いのベンチに座らせられれば、呻くように洩らして。
隣に座ったミッシェルの方を、どこか透徹な眼差しで見つめた]
[徐々に弛緩した身体から酔いが抜けていく。
勿体無い、と思う気持ちこそあれど、
やはり夜風の心地よさも、この距離も、捨てがたかった]
大魔王のやつか。馬鹿なこと言ってたよな……。
[そんな馬鹿話も、皆で席を囲めば酒の肴になる。
それ自体は楽しいことで、酔いの残る頬を緩め]
…………………。ああ、笑わない。
[やがて告げられた夢の話。
ただ正面から眼差しを受け止めて、直ぐに答えた]
ミッシェルが歌手になりたかったなんて、知らなかった。
親父さんの跡を継いで、そんな気持ちになってるのも。
知らないことばかりだな。
当たり前か。ミッシェルの『秘密』なんだから。
今日は少し、驚いた……。
[口元を緩めながら、真っ直ぐに群青色の双眸を向けて
こちらを見ようとしない彼女の表情を可笑しそうに眺め
やがて、解ってる、と言うように微苦笑を洩らした]
俺はミッシェルのことが確かに好きだが……。
頼んだものが酷い出来でも喜んだりはしないぞ。
言いたいことは言いたいからな。
――――ただ、その気持ちは嬉しい。
他の誰でもない、ミッシェルに頼んでよかったよ。
[続く言葉には、不思議そうに首を捻った後
重みのある真剣な声音で告げると、彼女の頬に手を伸ばし]
ミッシェルの作る装飾品を、俺は楽しみにしてる。
[ほんの少し、強引に視線を絡めると、
熱い手に大事な言葉を握らせるよう、そう告げたのだった]
保留の返事か。
よし、どちらにせよ、その時に聞く。
[告白の返事に話が及べば、彼女の返答に納得した様子で頷き]
ははっ、オスカーはよくやっているよな。16だっけ?
ありゃーたいしたもんだ。
………まぁ、俺なんかは、一朝一夕には上手くできん。
[少年の名前が出れば、くっ、と口角を新月のように吊り上げて
声音にやや硬質の響きが混じり、同じように視線を外し]
いや、そろそろ帰るわ。
此処まで連れてきてくれてさんきゅ。
[伸びてきたミッシェルの手を軽くすり抜けて立ち上がり
雨上がりの星ひとつ無い夜空を見上げて、背中で答えた]
[家路につこうとすれば、背中に罵声が浴びせられる。
振り向こうか、振り向くまいか、暫し逡巡する空白の時間。
静謐さが二人の間に舞い降りる一瞬を逃さずに、
ずっと気になっていたことを疑問として、滑り込ませる]
――――夢を捨てることが……。
[なるほど、夢の欠片が言葉の端々に輝いていた。
一度は置いた銀杯を掴み直して、
底を啜るような錯覚に囚われたのは、共感のせいだろうか]
飲んで飲み尽くして、空になっても飲み足りない。
夢なんて、酒みたいなもんだな。
[微かに寂しげな声音を響かせて、
後ろ向きのまま手を振ってから家路へと足を進めた]
[翌日に目が覚めれば、肌寒い朝だった。
硝子窓をコツコツと叩く嘴の音に、手を差し出して]
なんだ、手紙か……。
[くくりつけられた手紙を開いて、
寝台に寝そべったまま、斜めに読み始める]
さみー……。
[やがて手紙を読み終えると、
剥き出しの肩を両手で摩擦しながら、服を身につける。
店先に適当に見繕った薬と瓶を置くと、
地図とバス券をひったくるように指に挟んで、扉を潜る]
よし、んじゃあ、行くか。
この海も暫く見納めだな。
[ぐっと伸びをして、海を一瞥した]
ん、よおベネット。早いな。
[凄まじく簡易な、それでも一応旅装で
やってきた友人の姿を認めると、軽く挨拶]
いんや、構わないぜ。
どうせ出かけるところだったし。
[ベネットの謝罪には、気軽に手を振り]
ちっとランタン受け取ってくる。
なんかご丁寧な手紙が来てよ。ほら、地図とバス券まで。
[指に挟んだままの二つを掲げて見せた]
あー、薬は置いておくから、
みんなには適当に言っといてくれ。
まあ、誰でもいいんじゃねぇの?
ヴェスのランタン集めて並べよう、ってのははっきりしてるし。
自分で行かないのにも、何か事情があるんだろ。
んー、ちょっと遠そうだけど、偶には他の街も新鮮だし。
[地図に書かれた場所を指でなぞると]
ところで、ちょっとっていいのか?
[朝から彼が足を運んだ理由を尋ねた]
ふーん。そうなのか?
んじゃあ、何かあっちで困ったら電話入れるな。
たーすけてくれべねっとー、って。
[ニヤリと笑いながら答えて]
黒蝶貝のことか? あの後、ミッシェルに渡した。
まぁ……喜んではくれたと……思うけど。
[やや歯切れの悪い口調で返す。
物問いたげな視線をちらりとベネットに向ける]
【人】 掃除夫 ラルフ― →本屋 ― (111) 2011/04/18(Mon) 00時半頃 |
え!? なんだ急に。
[唐突な問いには瞳を丸くして]
え、装飾品に使えそうだからって、俺ベネットに説明したよな?
なにがやっぱりなんだ?
[盛大に首を捻ってから、続く問いには唇を歪めた]
突然そんなこと聞かれると吃驚するわ。
んー、なんだベネット。誰か好きなやつでもいるのか。
[答えをはぐらかしつつ、瞳を斜めに傾けて彼を覗き込んだだろう**]
【人】 掃除夫 ラルフ[猫たちのじゃれ合いを見て、ふと] (121) 2011/04/18(Mon) 01時半頃 |
おーおー、なるほど。
ま、嫌いだとかそういった類の嘘は吐けないな。
[顎に手を添えて、唇の端だけで穏やかに笑う]
ランタン集めの理由か……。
うーん、生きてる奴らのため、かな。
俺は適当だけど、此処に住んでることも、
一緒に飲んで騒げるアンタらも、嫌いじゃないんでね。
[ベネットを指差して、それからぐるりと坂道を見回して]
謝んなよ。んじゃあ行ってくる。
あと、何を考えているのかは知らないが、
多分考えすぎだと、俺は思うぞ。
[最後にははっきりとした笑顔を見せて、
肩を叩いてベネットと別れ、やってきたバスへと乗り込んだ]
【人】 掃除夫 ラルフ[本屋前で猫達と戯れていれば、帰ってきたベネディクトと出会う。] (135) 2011/04/18(Mon) 10時半頃 |
【人】 掃除夫 ラルフおーオスカーの所に置かせてもらえるのか。 (136) 2011/04/18(Mon) 10時半頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ[送り主が自分の予想通りだと分かると、さらににやり。 (159) 2011/04/18(Mon) 21時半頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ[ランタンを運ぶ件については、ネル同様夕方なら大丈夫と言い (162) 2011/04/18(Mon) 22時頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ[煩い、と言われればおーおっかない!なんてわざとらしく逃げて見せ。ヤニクはどこへ行ったかの問いには一言「星探し中」との答え。] (173) 2011/04/18(Mon) 22時半頃 |
【人】 掃除夫 ラルフ― →街中 ― (187) 2011/04/18(Mon) 23時頃 |
【人】 掃除夫 ラルフほー あの猫、隠してたのかー (215) 2011/04/19(Tue) 00時頃 |
[ランタンを借りる旅の始まり。
軽快に走り出したバスの窓から、ぼおっと外を眺めた。
暫くの間お別れだと思うと、少しだけ名残惜しかったから]
ははっ、何してんだよ。
あー、やっぱり急だったかな。
[自らの店の傍をバスが通りがかったとき、
扉の前で頬を叩くミッシェルの姿が目に入って、小さく笑い]
なぁ、行ってくる。
[窓枠に肘をついたまま、目を緩やかに細めて楽しそうに呟いた**]
メモを貼った。
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