200 【突発薔薇】キノコ★鍋パ
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声…、エロい訳…っなっ、ンンっ
[心の奥底ではもう、判りきった答えが並んでいる。 だから漏れる声は、歓喜に酔いしれる声であることを伝えられたら。 どれほど楽になれるだろうか。
しかし葛藤はまだ、唇を濡らさない。 おかしな熱で興味本位な性的行為に足を踏み入れてしまった、 そんなベタな理由を上塗りして身を捩っては、身を捩り三本目の指を待つ。
「君が欲しいから」
――なんて言ったら、彼は引いてしまうだろう。]
(166) M_rio 2014/11/01(Sat) 11時頃
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僕なんか相手に誘う声? 組み敷いていた相手に組み敷かれる気分? ………最高だね。自分が情けなくなるほどに。
[もう、答えが出揃っているというのに。 組み立てられないパズルをお互い抱えたまま、偽の行為に没頭する。
「キモチイイ、より変な気分」 「足りないのは、君をもっと手に入れてしまいたいから」
異性相手ならあっさりと打ち明けられるであろう、この気持ち。 同性ってだけで本当に面倒に考えてしまうなと、語ちる余裕はあるらしく。 僅かな余裕がラルフの嗜虐心を煽る起爆剤になろうかと。]
(167) M_rio 2014/11/01(Sat) 11時頃
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だけど、君は…っ指だけで満足、なの? 自分がされたみたいに……
――シて、くれはしないの?
[迷った挙句、覗き込む君へと囁いた言葉は。 強請るだなんて、年上としてのプライドを捨てたもので。]
(168) M_rio 2014/11/01(Sat) 11時頃
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耳が変態…、そういう事でっ 良いの、では? ヤってることもっ――…相当、如何わしいからね。 奇遇なら、尚更、ね。
[はっ、と。 短く溜息を吐き出しながら、皮肉に応酬。 引き攣る片頬ににやりと口許を歪めては、 また自らの心の行く末に自身で翻弄されている。
罠を仕掛けながらまた自らもその中に、手落ちるなど。 滑稽で笑えるじゃないか。
けれど目の前の愛おしい相手を引き摺り込めるなら。 滑稽でもなんでも縋りたいのだから仕方がない。]
(179) M_rio 2014/11/01(Sat) 16時半頃
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[指が増えて、中を掻き混ぜられる度湧き上がる思いは屈辱よりも。 その先の一線を超えてしまいたいという、甘やかであざとい独占欲。
もう、ここまで痴態を晒し晒されてしまったのならば。 取り繕うものもなかろうと漏らした一言へ。 煽るなと言われては、今までで一番柔い視線を送りながら。]
……煽っていないよ。ただ、私は君が欲しくて、堪らないだけだ。 君の耳が可笑しいのなら、それは私がそうしたと思えばいい。 だから――…
[はち切れんばかりの薄い皮膚が宛てがわれる感触。 一瞬だけ身震いをするも、一つ息を吐けばあとはされるが儘。 「手加減してやる」と、言われたらその尻を蹴り上げてやろうかという魂胆は。]
(180) M_rio 2014/11/01(Sat) 16時半頃
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ハッ…、私は綺麗じゃないよ。単なる欲情の塊だ。 ただ、堕ちる相手は見間違わないようにしているつもりだけど、ね。
[浅い挿入。確実に快楽を引きずり出そうとする手管に、蹴り上げる行為はお預けを喰らい。]
(181) M_rio 2014/11/01(Sat) 16時半頃
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ねぇ、もっと激しく…って言ったら、 君は、引く?
[余裕がないくせに、余裕の笑みを薄い唇に乗せて、引く。 身体を巡る苦痛の悲鳴より、今は彼の熱で苛まれたい。]
(183) M_rio 2014/11/01(Sat) 16時半頃
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悔しいって、っぷっ…アハハッ、 ――…っ如何してそんなこと、思うの?
[潤滑剤の力を借りて、ぬるりと押し進められる質量に息を吐き、耐える。 狭い、と言われては如何する術もなく。苦笑するしかないが、
「押し広げるのも、案外愉しかったのにな…」
先程の立場を思い起こさせるように囁いては、耳朶を甘噛みして凌いて。 言葉の妥協案には、薄らと目を細めて蕩けきった笑みを浮かべる。
滑らされる指。触れる点が多くなればなるほど。 愛おしさが快楽となり巡ることを。彼は知っているのだろうか。]
(189) M_rio 2014/11/01(Sat) 18時頃
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[いや、知らずとしても――。
彼の赤い舌が首筋に滑る。と、同時に深くなる挿入に 苦痛とじわりと内側から熱く蕩けゆく感覚に見舞われる。
細めた瞳は、瞼の裏で愛おしさを反芻する。 受ける情愛。手放したくないと言ったら、彼はどんな顔をするだろう。]
仮にも年上の男に、可愛いって言える君の神経を。 私は褒め称えっ…ぁっ、ふ……っ、
[存在を主張するかのように、不意打ちで激しく突かれたのならば。 紡ぐ言葉の途中で嬌声が上がるだろう。
こんな姿を可愛いと言えるのか。 羞恥に苛まれるなら卑猥の方がずっとずっと、]
(190) M_rio 2014/11/01(Sat) 18時頃
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罵られた方が感じるって言ったら…、答えはもう…解っただろう?
[馬鹿みたいに頬を赤らめて告白する。]
(191) M_rio 2014/11/01(Sat) 18時頃
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[荒い呼吸が胸許に落ちる度に激しく突かれ、声が漏れる。 可愛い女性の声なら兎も角、と思っていると不意打ちで落とされる、 「可愛い」。]
なっ、君はっ…、ンっ、国語が得意でない事は、良くぁっ…解ったよ…
[朱く色指す頬を指摘され、滴り落ちる汗の冷たさに胸を締め付けられる。 何処の乙女だよ、と自身に指摘をするも、蕩ける行為に上がる声は、淫らになる。]
(201) M_rio 2014/11/01(Sat) 22時頃
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ハハッ、実は初めからそれが目的だとしたら… ――もっと卑猥だって言ってくれる?
[抜き差しを繰り返す結合部は、赤く染まりだすだろうが。 それでも彼の、ラルフの熱量を咥えていたくて、自らの昂ぶりを堪えて、強請る。 性には淡白の方だと思っていたが。 そそり立つその艶かしい姿が腹上であられもない姿で躍るのは、実に滑稽だと笑みが漏れた。]
(202) M_rio 2014/11/01(Sat) 22時頃
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イきそう? じゃあ、中に出してよ…。 卑猥な私の中でっ…果てたらいいよっ、あッ…ンンッ――…
[吐精を促す、甘い囁きを柄でもなく囁いて。 自らの箍も外してしまう。
出来るならば、共に果ててしまいたい。
ひと時の、関係。ならば夢を重ねてみても良いかと。 随分乙女チックだと苦笑しながら、打ちつけられる欲にまた自らも白く、果てて。]
(203) M_rio 2014/11/01(Sat) 22時頃
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なぁに?
[呼ばれては、愛おしさで向ける眼差し。 精々「気持ち好かった」などと、スポーツチックな感想を漏らされるとばかり思っていたのに。]
――気の、迷い?
[倒錯した世界で酔い痴れた感覚からの錯覚だと位置付けても。 譫言のように繰り返される言葉に、迷う手は果たして伸ばされて。]
私も、好きです。だから、離れないでいてください。 目が覚めても、夜が、明けても。
(204) M_rio 2014/11/01(Sat) 22時頃
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[思い切った告白から数分。 ようやく意味を理解したようにくすくすと笑い声をあげるラルフに、ホッとして。 共に倒れ込むベッドの上。乱れたシーツの上で戯れるように事後処理を行う。]
謝らなくていいよ。それに痕を付けられるだなんて君の者になった気がして、気分がいい。
[見上げる様に呟く姿を撫ぜ。擦り寄る姿を愛おしく抱き留めては。 まだ俄かに信じられない余韻に浸る。]
(217) M_rio 2014/11/01(Sat) 23時半頃
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[――が]
ふふっ、大事な言葉はいつも君に先を越されてしまうね。
[手を引かれ、耳許で囁かれた言葉。それは最上級の愛の言葉であり。 口惜しそうに眉根を潜めては、返す言葉は等しい物を並べて。]
そうだね、お風呂で流してしまわないと、大変なことになりそうだ。
[「折角の余韻を辛いものにはお互いしたくはない」と。 事後処理の大切さを解けば、赤く染まったまま逃げる頬を視線で追い。 提案へ乗ると言わんばかりに手を差し伸べては。]
(218) M_rio 2014/11/01(Sat) 23時半頃
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さ、行こうか。
[その先に先客がいようとは知らず。 鍵を開け、廊下に出ては濡れた服の代わりを探すベネットとシメオンとも、 すれ違ったりもしただろう。]
(219) M_rio 2014/11/01(Sat) 23時半頃
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[汗と精液で汚れてしまった身体を洗い流すべく、 浴室へ向かう途中すれ違うベネットとシメオンの濡れ姿に 首をかしげるも、彼の焦りの満ちた忠告、染みた何かに察するものはあるか。]
そうなんですか…。しかし私達もシャワーを使わない訳には…。
[ちらりと横に佇むであろうラルフを見遣って。 仮令彼が嫌がったとしても。 事後処理はお互いしておかなけばならない身。 渋った所で手を引き連れて行く心算ではある。]
(244) M_rio 2014/11/02(Sun) 14時半頃
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あゝ、でもここの風呂場は広いそうですから… 私達は端の方でも使わせていただきましょうね。
[等と気遣いを余所に、浴室までの道を迷うことなく進んでいく。 勿論、手には勝手知ったる余所の家よろしく、 客用の寝間着などをちゃっかり二人分拝借しているのだが。]
(245) M_rio 2014/11/02(Sun) 14時半頃
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―― 浴室 ――
[告げられたとおり、扉を開けると浴室内から物音が聞こえ、誰かが使用していることが伺えた。 脱衣室に脱ぎ置かれた衣服もある。
この家にはサークルのメンバーしかいないことは知れている。 そして消去法から言って、先ほどのベネットとシメオンを差し引けば、残りのメンツは知れたもの。適当に躱してすべきことを済ませてしまおうと、汚れた衣服を脱ぐ途中]
――……やっぱり目立つね、これ。
[赤く花咲く、戯れの印を見ては。 くすくすとその悪さを咎めることもなく。 愛おしそうにその悪戯の主に唇を寄せて。]
(246) M_rio 2014/11/02(Sun) 14時半頃
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これ、見てたらキス、したくなった。 …しても、いい?
[等と尋ねようか。]
(247) M_rio 2014/11/02(Sun) 14時半頃
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[僕の、 そう囁かれては、胸が弾むようで思わず自嘲気味に口許を歪め。 気怠く重い筈の身体は、充足感で満ち溢れていた。
「好きって魔法みたいだな」。
なんて言葉が出てくるのも。 映画サークルに四年も身を置いていれば、ごく自然なものなのだろう。 とはいっても自身が得意とするのはホラー系であり、 恋愛系はニコラス辺りが得意としていた、筈。恐らく。]
目立つ位が、丁度いいんだよ。君のもの、って証なんだから。
[滑り込まれた舌に迷わず自らの舌を絡ませて。 唾液の絡まる音は、浴室内での音を掻き消すかのように耳許で鳴る。]
(252) M_rio 2014/11/02(Sun) 18時頃
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名残惜しいけど、そろそろシャワーを…浴びようか?
[その先で何が行われていようとはまだ知らぬ儘。 手を引き浴室の扉を開ける頃。 室内では果たして、どのタイミングでの遭遇だろうか。]
(253) M_rio 2014/11/02(Sun) 18時頃
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浴室は広い筈だよ。何せ家の大きさも多きださし。 もし誰かいても、隅の方でこっそり洗い流せばばれないだろうし。
[既に居間での行為をアランに見られている。 今更ばれた所で騒ぎ立てた方が気まずくなるのは知れている。 そう、言い聞かせてタオルを手に扉を開けると――]
(256) M_rio 2014/11/02(Sun) 21時半頃
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…………失礼致します。シャワーお借りいたしますね。
[目に飛び込んできたのは、湯船に浸かる人影と、波立つ水面。 耳を掠めるのは、激しくぶつかる水音と、――――嬌声。
繰り広げられる光景に一瞬面を喰らうも。 相手の一人がアランと判れば、此方の行為も見られた身。 お互い様かと、割り切って湯船から離れた場所へ行き。]
ラルフ、おいで?
[恐らく固まってしまっているであろう姿に優しく声を掛け。 コックを捻り、温かいお湯を出しながら彼を待つ。]
(257) M_rio 2014/11/02(Sun) 21時半頃
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[呼べば小走りに寄ってくる姿が愛おしく。 予め温めておいたシャワーを優しく掛けて、汚れを落として行く。
途中、戯れるようにキスを施しては、残滓を掻きだし泡立てたボディソープで汗を流し。 ――離れた場所で行われている事は気にせず。]
頬、赤いけど大丈夫?
[少々ずれた問いを重ねては、温まった身体をタオルで拭き合い。 再び部屋へ戻ればシーツを取り替えて二人安らかな眠りへと就こうか。]
(262) M_rio 2014/11/02(Sun) 22時半頃
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ねぇ、ラルフ。お願いがあるんだけど。
[強請るように紡ぐ言葉は、果たしてどのタイミングか。]
明日、帰る時に私の家に、寄っていってくれないかな? それとね、二人だけの時は…名前で呼んでくれないかな?
(263) M_rio 2014/11/02(Sun) 22時半頃
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[子ども染みた願い事に、小さく噴き出されれば眉尻を下げて。 困り切った顔を見せられるのも、彼だけだからと言い聞かせて。]
良いよ。好きなだけ居るといい。 ………何なら一緒に住む?
[屈託のない笑みで、好きだと紡がれたなら。 蕩ける様な眼差しを注ぎ、安易な提案をしてみる。 元々独りでは広い空間なのだ。二人で住んでも問題はないだろうと。]
私も、大好きだよ、ラルフ。
[擦り寄る肌を包み込み抱きしめる。 柔い髪に頬を埋めて、溢れても枯れる事のない情愛に、やはり言葉が足りないと語ちて。]
(268) M_rio 2014/11/02(Sun) 23時頃
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ふふっ、難しいかい? でも、ラルフならすぐに慣れてくれると信じてるよ。
[ふわりと浮かべた笑み越しに。そっと唇を落として。 二人の時間はこれからも続くと信じながらそっと眠りに落ちた。
――――次の日、目覚めと共に雑巾が飛び、 雑炊を差し出されるとは… まだ知らずに。]
(269) M_rio 2014/11/02(Sun) 23時頃
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えぇ、ラルフが嫌でなければずっと――…
[寝ぼけながら紡ぐ問には、肯定を一つ。 寝息立てる身体を引き寄せて、眠りに就く。
明日は手始めに二人で何をしようか。 鍋のこと、居間での惨事。全て忘れてしまって。 ただふたりのこれからを考えながら**]
(273) M_rio 2014/11/02(Sun) 23時半頃
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