人狼議事


310 【R18】拗らせ病にチョコレヱト【片恋RP】

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【人】 天道居士 ヨスガ



  ああ、はい。
  正式に断りましたよ。


[ そして今、
  波の音に紛れて、浜辺にハスキーボイスが響く。
  何となく、手持ち無沙汰になったから。
  文学から電子へ切り替えて。
  スマホ一つ、ボタン一つで配信できるご時世。
  いつしか僕はスマホの向こうの
  顔も名前も知らない君達に語りかける。

  …… 本当は新しい事に挑戦したい気持ちも
  あったかもしれないけど。
  何にせよ電子の姫は、
  自分の城から出られない。>>1:127
 

(74) 2021/02/16(Tue) 20時頃

【人】 天道居士 ヨスガ


[ 女性配信者を名乗ったのも。
  最初はほんの気まぐれだった。

  再生数を稼ぐネタの一環で、
  別に騙すつもりもなくて。
  作った声に、いや男じゃん!って指摘がくれば、
  バレたかって舌を出しての笑い話。

  しかし、創り上げた音色が露見することはなく。
  ここまで嘘が長引くとは、思っても見なかった。 ]
  

(75) 2021/02/16(Tue) 20時頃

【人】 天道居士 ヨスガ



  ただ、候補作品は楽しく読ませてもらいました。
  僕は君達と違って、
  ゲームばかりではなく、活字も読めますから。


[ 煽るような台詞は、リスナーには褒め言葉だ。
  盛り上がるチャット欄に、目を細めて。
  しかし、みぃめろ姫が男だと知れたなら。
  反応を変えるリスナーは、
  決して少なくないだろう。

  みぃめろでぃ王国。
  電子の姫が住む城は。
  寄せては返す波に飲まれ、容易く崩れ去るような
  砂のお城のようなものでしかない。 ]
 

(76) 2021/02/16(Tue) 20時頃

【人】 天道居士 ヨスガ


[ 候補になるだけあって。
  送られてきたリストに載っていた作品は、
  どれもなかなか面白かった。
  中でもとある作品は、感性にあっていたらしく。
  単語の選びや運びのテンポが心地よく。
  文字の羅列が鋭い切り口で、頭に入り込んできた。

  …… タイトルは、何だっけ。
  作者の名前は確かアルファベット1文字。
  しかも改名予定と書いてあったから、
  きちんと記憶していなかった。

  ただいつかどこかで、
  この作者の作品に出会えば
  僕はきっと、気付くと思った。 ]
 

(77) 2021/02/16(Tue) 20時頃

【人】 天道居士 ヨスガ



  …… 僕が気になったのは。
  恋敵の男の方なのです。


[ そんな思考が口にまで出ていたらしく、
  いつしか雑談の話題にまで上げて。
  作品名を伏せたまま。(元々覚えていなかったが)
  徐に、すぅと、肺を膨らませると。
  別の色が混ざり始めた茜色の空にもう一つ溶かすように
  中性的な音を響かせた。 ]


                ──────
 
 

(78) 2021/02/16(Tue) 20時頃

【人】 天道居士 ヨスガ



  …… とまあ、こんな具合に。
  なかなか情熱的な口説き文句なのです。
  ですがヒロインを繋ぎ止められたのは、一瞬だけ。
  それでも僕は、凄いと思いました。
  言葉を尽くすことは、簡単なようで難しいですから。


[ ネタバレすんなみぃ姫!>>35
  そんな意見には、うるさいですねと
  声を低くして容赦なくタイムアウトを叩きつける。

           それから、改めて、
           顔も名前も知らないけれど。
           この世界のどこかにいる。
           君達に向けて投げかけた。 ]
 

(79) 2021/02/16(Tue) 20時頃

【人】 天道居士 ヨスガ



  どうですか?
  みんなは、好きな相手に好きっていえますか?*
 
 

(80) 2021/02/16(Tue) 20時半頃

【人】 天道居士 ヨスガ



   好きな人がいる人も、いない人も。
   勝ち確の人も、失恋が決まっている人も。

   大人も子供も。男も女も。
   姫も奴隷も。陽キャも隠キャも。
   動物が好きな人も、無機物が好きな人も。

   ─── Happy Valentine。
   
 

(108) 2021/02/16(Tue) 22時頃

【人】 天道居士 ヨスガ


[ 微かなさざなみを背景に。
  そんな言葉で配信を締め括る。
  
  いや、本当はもう少し続けても良かったんだけど。
  賀東荘に戻る理由ができたから。 ]


  うん。当たり前だけど、冷たい。


[ 一週間ほど前。
  平然と冬の海を泳ぐ人間を見たせいで。
  沈む夕陽に煌めく水面を見ているうちに
  意外と入れるのかな?
  そんな好奇心に、僕は負けた。

  靴を脱ぎ、砂浜に跡を残すと。
  海水に足首だけ浸かってみた次第。 ] 
 

(109) 2021/02/16(Tue) 22時頃

【人】 天道居士 ヨスガ


[ やはり冬の海は入るものではない。
  意図せずして身を震わせる。
  足だけどはいえ、早急に暖を取る必要がある。

  飛沫をあげながら、賀東荘へと踵を返す身体を、
  今度は予期せぬ突風が襲った。

              ぱしゃん。 ]
 

(110) 2021/02/16(Tue) 22時頃

【人】 天道居士 ヨスガ



  …… ぱしゃん?


[ 思わず追いかけた視線の先には。
  風に煽られた拍子に、
  悴んだ手のひらから滑り落ちた。

  今は防水ケースに入っていない。
  春日井縁がエニシに、
  そしてみぃめろ姫になるための
  スマートフォンが。
  
  波紋を広げながら、暗闇が混ざった水面に、
  ゆっくりと沈んで行った。 ]**
 

(111) 2021/02/16(Tue) 22時頃

天道居士 ヨスガは、メモを貼った。

2021/02/16(Tue) 22時頃


【人】 天道居士 ヨスガ



  甘い物は好きですけど、
  リップは食べられないですしね。


[ にこにこ笑いながら、ポケットへ向かう指先を
  追いかければ。>>144
  やがて現れた少し皺の寄った苺のパッケージ。
  それはリップが短くない間、
  ポケットに収められていた事を示していただろう。
  暫し黙して、愛らしい苺柄を見つめていたけれど。 ]


  やっぱり、いらないです。 


[ 未開封のまま持ち歩いていた理由。
  問う代わりに、首を横に振って。 ]
 

(169) 2021/02/17(Wed) 14時頃

【人】 天道居士 ヨスガ



  ほら、せっかく鶏皮を押し付け ……
  こほん、差し上げることで。
  柚木さんに貸しを作った感じでいい気分なのに。
  ここでそのリップを受け取ると、
  僕の中の貸しが帳消しになっちゃいますからね。


[ 冗談だとわかるように、目を細めると
  口調に悪戯っぽい笑みを含ませて。

  何かしらの感情が込められたらしき品。
  それを受け取る度胸は、僕にはない。
  至極あっさりと所有権を手放して。

  捨てられる未来までは想像していなかったが。>>144
  それでも、縁にとっては単なるリップ一つの事。
  それで心を痛める神経も持ち合わせていない。 ]
 

(170) 2021/02/17(Wed) 14時頃

【人】 天道居士 ヨスガ



  でも、そうですね。
  僕は鶏皮が好きなのと
  甘いものや可愛いものが好きな事。
  十分、両立できると思いますよ。


[ 推測でしかない言の葉は。
  検討外れかもしれないけど、
  それならそれで構わなかった。

  後は興味を失ったように、リップから視線を逸らすと
  膝を折って、傍のボスの首回りを、
  楽しげにわしゃわしゃ撫でて。

  それから、パシャリ。
  足元のマンホールを写真に収めれば、>>59
  失礼しますねと、笑って手を振った。 ]**
 

(171) 2021/02/17(Wed) 14時頃

【人】 天道居士 ヨスガ



 「 そう明日。
   ちゃんとチョコレートは用意した?
   相手の好み次第だから、
   別にチョコじゃなくてもいいだろうけど。

   あっ、そうそう。
   言い忘れたけど。
   僕との賭け、チャンスは一回ね。
   間違った相手を呼んだら、その時点で失敗。 」
 
 

(198) 2021/02/17(Wed) 21時頃

【人】 天道居士 ヨスガ


[ そんな返信をせっせとイリスの端末へと>>166
  運んでくれただろう愛用のスマートフォン。
  数時間後の今は、滴り落ちる水滴と共に、
  暗闇だけを映している。

  仮にイリスが僕を見つけたとしても。
  端末がなければ、
  僕は自分がエニシだと証明できるかも怪しい。 

      “僕が気になったのは、
           恋敵の男の方です。>>78”  ]
 
 

(200) 2021/02/17(Wed) 21時頃

【人】 天道居士 ヨスガ


[ 脳裏を過ぎるは、電子の海を揺蕩う姫の言葉。

  …… 何のことはない、気になったのは。
  僕が恋敵の男だからだ。

  ( 本当はわかっていた。
    努力を重ねて。
    「落ち着いていて、ちょっと不器用で。
     そう言うところが可愛い人。」

              に、なれたところで。 )
 
 

(203) 2021/02/17(Wed) 21時頃

【人】 天道居士 ヨスガ




    [ 僕は、「君の好きな人」にはなれない。 ]
 

(205) 2021/02/17(Wed) 21時頃

【人】 天道居士 ヨスガ


[ よく考えなくとも、バレンタイン前日だ。
  好きな人に振り向いてもらうため。
  明日の本番に向けて、恋に勤しむ日。
  そんな大切な時期に、僕を探してごらん、なんて
  余計な予定を入れさせた事。
  今更ながら、少し後ろめたさを感じて。 ]


  諦めても、いいからね。
  

[ ヒロインの時間は、脇役ではなく
  主人公の為に割かれるもの。>>195
  白い吐息と共に溢れた声は、
  スマホを失った今、君に届かず宵闇に溶けて行く。 ]
 

(212) 2021/02/17(Wed) 21時頃

【人】 天道居士 ヨスガ


[ そういえば、バレンタインに配信される企画。
  なら収録も終わった頃だろう。

  お断りのメールへの返信で知った。
  選ばれたのは、活躍の場こそ異なれど、
  皆、知名度も実力も伴った女性配信者。

  更に僕の気に入った作品が題材だと知って、
  演じてみたい気持ちが再び込み上げたけど。


             ─── これでいい。 ]
 
 

(213) 2021/02/17(Wed) 21時頃

【人】 天道居士 ヨスガ


[ みぃめろでぃ王国は、男も女も関係ないけど。
  この国のバレンタインは

  女性が男性に愛を謳う日なのだから。


       そこに、紛い物は必要ないのだと。
       動かないスマホに視線を落とす。
       そして、宵闇の下で一人思う。 ]
 

(214) 2021/02/17(Wed) 21時頃

【人】 天道居士 ヨスガ


[ 電子の世界が崩れたら。
  僕は、みぃめろ姫にもエニシにもなれない。
  単なる春日井縁だ。

  いつも笑顔を浮かべて。
  誰とでもそつのない距離感で
  一定の間隔を保っている。 

  裏を返せば、誰の、何にもなれない男。 ]
 

(215) 2021/02/17(Wed) 21時頃

【人】 天道居士 ヨスガ



  さ、そろそろ帰ろうかな。


[ それでも、今帰れるのはあそこだけだから。
  肩越しに振り向いて、灯りの灯る賀東荘に
  視線を向けたなら。

  纏わり付く海水を払うように、
  濡れた足を持ち上げ、深く踏み込んだ。 ]*
 

(216) 2021/02/17(Wed) 21時頃

【人】 天道居士 ヨスガ



  ええ。
  僕が一方的に貸したと思って
  気分良くなっているだけです。


[ だからお返しを取り立てたりしませんよ。
  ご安心くださいと笑みを浮かべて。
  続く言葉に、ふっと息を吐いた。>>208 ]


  器用、じゃないですよ。
  だって僕は別に両立できてませんから。
 
 

(219) 2021/02/17(Wed) 21時半頃

【人】 天道居士 ヨスガ



  鶏皮は、苦手なんです。


[ 謎かけのような言葉。
  そこに自嘲に似た笑みを添えて。
  言葉を飲み込んだような柚木さんに
  くるりと背を向けた。 ]*
 

(220) 2021/02/17(Wed) 21時半頃

【人】 天道居士 ヨスガ


[ 考え事をしながら、一人海に浸かっていると。
  母なる海に身を委ねて、溺れてしまいたい。
  何となく、先週水面を揺蕩うていたご近所さん。
  その気持ちが分かるような─── ]


  いや。
  それはないな。


[ やはり冬の海は寒い。
  短く切り捨てると、
  その背後で、選択の岐路に立つ青年。>>218
  彼とは入れ違いに海を離れた。 ]
 

(230) 2021/02/17(Wed) 22時半頃

【人】 天道居士 ヨスガ


[ 程なくして辿り着いた賀東荘。
  玄関口に入る直前、角向こうから歩いてくる
  コンビニ袋を持った人影。>>190

  顔見知りの女性と気付けば、
  明日はバレンタインだし、
  チョコレートかな?なんて邪推したけれど。
  
  案外。全く関係のない酒の肴かもしれない。
  なんて、そんな想像も愉快なものだ。 ]
 

(231) 2021/02/17(Wed) 22時半頃

【人】 天道居士 ヨスガ


[ 部屋に戻る前に、男湯に寄って。
  服を着たまま、潮で張り付くズボンに湯をかけて
  海水を洗い流す。
  そのまま裾をぎゅっと絞って、水を拭った。

  それから、床を濡らさないよう注意しつつ、
  自身の天の間に戻る。
  ぱたん、戸が閉まる音が嫌に響いた。

  これでおしまい。
  イリスへのヒントを出し終えた今、
  引きこもりを阻むものは何もない。 ]
 

(232) 2021/02/17(Wed) 22時半頃

【人】 天道居士 ヨスガ


[ さて、明日はバレンタイン。
  “みぃめろでぃ王国では男も女も関係なのです。
  みんな、僕に貢ぐのです”配信の台本を作らないと。

  その合間に、別に購入していたスマホの設定と
  バックアップの準備も同時進行する。

  …… まあ、スマホが壊れたこと。
  大袈裟に悲観してみたものの。>>215
  イリスとの交流は勿論だけど
  配信は僕の飯の種だ。
  それをスマホ一台に委ねるわけが、ないんだ。 ]
 

(233) 2021/02/17(Wed) 22時半頃

【人】 天道居士 ヨスガ



  …… どうか。

  一つでも多く、誰かの恋が実るといいね。


[ スマホの復旧の手を止めぬまま。
  バレンタイン配信は明日だ。
  だから今は、みぃめろ姫ではなく。

  春日井縁の声で。
  僕は僕の知らない何処かで、
  僕の知らない誰かを想っている。
  君達の幸いを、願った。 ]**
 

(234) 2021/02/17(Wed) 22時半頃

天道居士 ヨスガは、メモを貼った。

2021/02/17(Wed) 22時半頃


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