67 砂の都
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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嗚呼、聞こえる。やつの足音が聞こえる……。
(0) 2011/10/12(Wed) 01時半頃
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終末風味の村です。
殺伐とするよりは、もうどうしようもないので比較的まったりする方向性を想定していますが、参加者さん次第となっております。
世界観などは情報欄を参照してください。質問や編成への意見などあれば、メモへお願いします。
(#0) 2011/10/12(Wed) 01時半頃
街にはもはや、ここにいる人たちしかいません。
他の人たちは全て砂へと変わってしまいました。
他の街も似たような状況だと聞きます。
人だけではない、生物も、どんどん減っていき、建物までも、大半が砂となり、一部は風化していっています。
その中で、とある商人が砂人に浴びせるための水、というものを売り込んできました。それを浴びせると、対象はたちまち砂へと変わります。
その水を使い出したのが、一月ほど前でしょうか。ただでさえ減っていた人口は見る間に減っていきました。
(#1) 2011/10/12(Wed) 02時頃
彼らは本当に砂人だったのでしょうか……?
水を使われた者たちは皆、砂となり消えていきました。
必死に抵抗する者もいれば、諦めたように笑みを浮かべる者。あるいは、自身が砂人だと笑って、砂へと消える者。
いずれにしろ、今ここにいるのは、あなたたちだけ。
水は毎日一回分、届けられます。それをどうするか。もはや決められるものはいません。いませんが、それでも誰かには浴びせなければなりません。多数決か。持ち出して、浴びせるか。
あるいは絶望して、自身が浴びるか。
惰性なのでしょうか?もはやそのことを疑うものはいません。
いずれにしろ、やがて世界は全て砂となって朽ちるでしょう。その時まで、あなたのしたいように、過ごしてください。
(#2) 2011/10/12(Wed) 02時頃
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ふふ。熊さん。
お気に入りの熊さん。砂になっちゃった。
(1) 2011/10/12(Wed) 02時頃
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みんなみんな、砂になるのかなあ。
みんな砂になったら……? 砂になったら。
平和に、なるのかな。
(2) 2011/10/12(Wed) 02時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2011/10/12(Wed) 02時頃
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兄さん 兄さん?
兄さん? どこ行っちゃったかな。 砂になっちゃった? まだ、なってないよね?
ね、兄さん? どこ。 熊さんのお墓。作りたい。
(3) 2011/10/12(Wed) 02時半頃
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ホリーは、そう言っている間にも、握った人形だったものはさらさらと、砂となって消えていく
2011/10/12(Wed) 02時半頃
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……消えちゃった。
[ぽふ、としゃがみこんで、消えた熊のために、手を合わせた**]
(4) 2011/10/12(Wed) 02時半頃
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[さらさら さらさら]
[風が音を運ぶ。 たださらさらと、さらさらと]
[朽ち果てた廃墟の側に、砂色の布を纏った少女が佇む。 布の裾から場と不釣り合いなドレスの裾がのぞいている。 おもむろに少女は手を伸ばし、廃墟に触れた]
[さらさら さらさら]
[廃墟は指が触れたところから砂と化し、崩れていった]
(5) 2011/10/12(Wed) 17時頃
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…きえちゃった。のね。
[兄は、砂となって、消えていった。 両親は、とうの昔に。
…最後に彼女に残るは、白い猫]
ねえ。 あんたも…あたしも。
きえちゃうのかな。 砂になって。
[みゃあ。 猫は一つ、啼いた]
(6) 2011/10/12(Wed) 17時頃
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[グレーの長い髪が風に揺れる。 それに砂がまとわりつく。
髪から砂を払うこともせず、彼女は崩れた砂の前に立ち尽くす]
ねえ、おにいちゃん。
ねえ、おかあさん。
ねえ、おとうさん。
[そこは彼女の家だったところ。 砂と化した、そこを、撫でる]
どうして、砂になっちゃうんだろうね。
[返事は、返って*こない*]
(7) 2011/10/12(Wed) 17時頃
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[さらさら さらさら]
[風が吹く。 大きな砂山の表面が削れ、砂が転がっていく。 元は少女が暮らした屋敷]
[どこからかみゃぁ、と声がする。 少女はそちらへ振り向き、*笑んだ*]
(8) 2011/10/12(Wed) 17時頃
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[おなかが減って、まだ完全には砂になっていなかった商店へと入っていった。 商品が置かれていたと思しきカウンターは半分以上砂に埋もれていた。 砂まみれになりながら、ピスタチオの入った袋を探り当てた]
えいっ。
[皮を割って、口に含む]
……しょっぱい。
[そして、少しじゃりじゃりしていた。風が吹けばいずれにしろ、口にも砂は入るのだけど。 少し惨めな気持ちになりながら、天井を眺める
何かがきらりと光った気がして、よく目を凝らすと、指輪がひとつ、無造作に砂の中に埋もれていた]
(9) 2011/10/12(Wed) 19時頃
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誰か、いたのかな。
[そっと、それに手を伸ばす。それすらも、いつかは砂になってしまうのだろうか。なぞるように触って、それから、静かに砂の中へと埋めた]
みんなみんな。消えていく。
私も。きっと。
[じゃりじゃりしたピスタチオをもう一度噛んで。ゆっくりと飲み込んだ。今その瞬間にも砂になってしまうような気さえする。目を瞑って、 けど、しばらくして開ける。
まだ、砂にはなっていなくて。
ふと、どこか遠く、猫の声がした気がして、僅かに外の光が差し込んでいた窓から、外を覗いた**]
(10) 2011/10/12(Wed) 19時頃
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ほ わぁっ!!
[しん とした空気に不釣合いな素っ頓狂な悲鳴が、砂と一緒に舞い上がった。
かつて、青々とした葉をめいっぱい茂らせていた樹も。 とうに、青も茶も失って、無彩の砂色にくすんでしまった。
かろうじて残った樹のかたちに、埋れるように凭れれば。 いつかのように、しっかりとこの身体を受け止めてくれるわけもなく]
っぺ、堂々と寝れるようになっても、これじゃあな。
[僅かなかたちも無くした塊から抜け出し、服の間に入り込んだ砂を跳ねて落しながら。 まだ此処にお屋敷が聳えていて、庭の樹木もきちんと切り揃えられていたとき。 こっそり昼寝していたら追い出されたことを思い出す]
(11) 2011/10/12(Wed) 20時頃
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ん、んんー…… ?
[落ちた拍子に、入り込んだ砂がちくちくするから、目を擦りながら。 涙のせいだけでなく、砂色に霞む視界をあてにせず、ぱふぱふと歩いていけば。
佇む灰色>>7。 動こうとしない立ち姿に近づき、ひょいと覗き込む]
埋もれちゃうぜ。
[長さのたりない腕を伸ばし。 ぱふぱふ、相手についた砂を払いながら*]
(12) 2011/10/12(Wed) 20時頃
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あ、兄さん。
……まだ、砂にはなってなかったんだ。
[オスカーの後姿がふと見えて、そのまま、誰かの砂を払う姿を眺めている]
(13) 2011/10/12(Wed) 20時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2011/10/12(Wed) 20時半頃
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あきらめるしか、ないんだよね。 …あたしも、砂に、なるしかないんだよね。
[砂になるときは、どんな感じなんだろう]
…ん?
[突如、後ろから触れた手と、かけられた声>>12 ゆっくりと振り向けば、砂を払われている最中で]
そうだね。 うもれちゃうね、あたし。
[ありがと、とはらってもらった礼を言って、すこしだけ砂の山から離れる。 少し離れたところに知った顔>>8があるような気がして、こてんと首をかしげた]
あなたたちは、まだ砂になってなかったのね。
[兄弟だろうか、どことなく顔つきの似ている二人に*]
(14) 2011/10/12(Wed) 20時半頃
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そうだぜ。俺もヨーラ姉ちゃんも、まだ砂じゃないんだから。 埋もれたらチクチクするし、イガイガするし、大変なんだぜ。
[無駄にえらそうに、自分の鼻先についた砂を指で弾きおとして胸をそらす。 そうして、そこに居るのを疑っていない自然さで、ヨーランダの視線の先>>8を指し]
俺は、ホリーの兄ちゃんだからな。 ずっと一緒だ。
[こくびを傾げる彼女に、当然のように笑って頷いた。 けれど、少しだけ距離のおかれた砂の山を、ちらりと見て]
姉ちゃんの、兄ちゃんは?
[来るか? というように、窓際のホリーをちょいちょい、と手招きしがてら。 今度は、自分がヨーランダへと首を傾げた*]
(15) 2011/10/12(Wed) 21時半頃
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[ヨーランダの目線とオスカーの指に気づいて、小さく手を振って 砂を払ってからゆっくりと崩れかけの店を出て、二人のいた方へ]
……ねこ。
[ぽつりとそちらを見て、つぶやいてから、ヨーランダを見た。何度か遊んだ記憶があるような]
こんにちは。
(16) 2011/10/12(Wed) 22時頃
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[オスカーが砂をとっていたのを見ていたので、そっと背伸びして、髪にまだ少し付いていた砂を取る]
おうち?
[なくなちゃった?と首をかしげた**]
(17) 2011/10/12(Wed) 22時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2011/10/12(Wed) 22時頃
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[口の中、服の中、閉ざした部屋の中、砂はどんどん侵入する。 少女はざりざりする腕を振り、袖の中から砂を落とした]
全然とれやしない。
[かつては薔薇色に染まっていた頬を膨らませた。 今は細かい砂が化粧粉のように顔の高い部分を覆っている。 口元に布を巻き付け防いではいるが、この布もいつ砂へ変じるだろう]
誰かいるの?
[庭があったところから鈍い音と、砂が滑る音がする。 音がした辺りに近づき、小高い砂丘に登った]
(18) 2011/10/12(Wed) 22時頃
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[くすくす くすくす]
[砂丘の上から下の三人組を見下ろし笑う]
落ちたのはだぁれ? おばかさんね。
[砂色の布の隙間から、抑揚のない声を出した*]
(19) 2011/10/12(Wed) 22時半頃
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そっか。 オスカーは、ホリーのおにいちゃんだもんね。
…ずっと一緒にいて、あげてね。
[すっと、目を細めて。 砂の山に、同じく目線をずらし]
あたしのお兄ちゃんはね。 …きのう、砂になっちゃった。 あはは、きのうの朝まで、元気だったのにね。 なんでかな。 あたしが、リリィとお散歩してる間に、砂になっちゃったの。
[足元にいた、白い猫を胸に抱いて。 そこで、ホリーに気がついて]
(20) 2011/10/12(Wed) 23時頃
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…ホリー。 こんにちは。
ああ、ありがとう。 切ればつきにくいのかもしれないけど、ちょっとね。
[髪についた砂をとってもらいながら、腰まである髪を揺らす。 もう切っても切らなくても同じなのだけど、なんとなく切りたくなかった]
そう。おうち。 あはは、砂になっちゃった。 …しょうがないよね。 そうなっちゃうんだもん。
[努めて明るく言ったものの、表情はどこか寂しげで。 砂にまみれる前のことを思い出して、 兄弟がまだ残っているのは、幸せなのかなと考えた] …あなた達は、どう…?
[彼女たちもまた、家は砂に変わっているのだろうか]
(21) 2011/10/12(Wed) 23時頃
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あら。
[くすくすと、笑い声が聞こえて、首だけを動かしてそちらへ顔を向ける。 その先にいたのは、布を巻いた少女>>19]
貴女は、だあれ?
[布の下から、少なくとも自分は着たことのないような服が見えた。 なんとなくは察したものの、首はかしげたままで*]
(22) 2011/10/12(Wed) 23時頃
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姉ちゃんの兄ちゃんは、お兄ちゃんなのにヨーラ姉ちゃんのこと、置いて行っちゃったのか。
[ただ、不満げな色をあらわに眉を寄せる。 だめだなあ、なんて咎める口調で呟いて、まるでホリーにそうするように、よしよし撫でようとヨーランダの頭へ手を伸ばす。 もっとも、普段と勝手は違って、相手が屈んででもくれなければ届かないのだが]
俺はホリーを置いてかない。置いてくもんか。 兄ちゃんなんだから。
なあ、リリィもそういうもんだと思うだろ。 お前はえらいな、兄ちゃんじゃないけど、ちゃんとヨーラ姉ちゃんと一緒にいるんだな。
[胸に抱かれた白い猫の額を、うりうりと指先で撫で。 髪へと手を伸ばしたホリーに向き直ると]
あれ、ホリー。くまは?
[お気に入りのぬいぐるみが見当たらず、きょとんとする。 砂になったかもしれないなんて、さっぱり考えていない様子で]
(23) 2011/10/13(Thu) 10時頃
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しょうがないけど、しょうがなくないんだぜ。
[問いに答えるヨーランダの表情>>21にか、むぅ、と口を尖らせる。 労わるような……にしては些か粗雑な力加減で、ぽふぽふと彼女の肩口をたたいていたら]
むっ。
[掛けられた声>>19に、振り仰いでじとりと睨んだ。 その眉が吊りあがった勢いそのままに、ばふ、ばふ、と乱暴に砂丘を踏み上がる。 さらさらと崩れていく砂に、幾度か後退しながらの歩みは、4、5メートル登ったところで断念され]
バカは俺じゃなくて、もとの形を覚えてない、あの樹だぜ!
[訂正を求める、とばかり。 顔もよくわからない人影を、びしっと指差した*]
(24) 2011/10/13(Thu) 10時頃
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[髪の長い女をじっと見下ろす]
私? 私の事知らないの?
[布の奥で表情を憤慨へ変える。 けれど声は抑揚のないまま。 布をずらす事もしない]
[少年が砂丘を踏みつけ上がってくると、またくすくすと笑い始める]
ふふ、樹のせいにするなんてやっぱりおばかさ……
(25) 2011/10/13(Thu) 11時半頃
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きゃあああああああああ!?
(26) 2011/10/13(Thu) 11時半頃
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[少年が崩した所から、砂が一気に崩れ落ちた。 慌てて体制を整えたが、砂の勢いに負けた]
いったぁい。
[随分と低い声で呻いた。 他人を巻き込んでいようとも気にかける様子はない。 頭部を覆っていた布は取れ、金の髪と目から上があらわになった*]
(27) 2011/10/13(Thu) 11時半頃
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そっか。おうち砂になっちゃったんだ。
砂になったら、またおうちに住めるのかな?
[おうちだったところにしゃがみこんで、そこをじっと眺めてから、手を合わせた。
どう、と聞かれて、見上げて]
まだ残ってる。ちょっと。 みんなは……。
[全員かは分からないが、多分、そうか、それに近い]
(28) 2011/10/13(Thu) 17時頃
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じゅーしゃさんなら、何て言ったかな。みんなの、ジューシャ、さん。
[どんな宗教なのかは知らないが、教会の主だった人。真っ先に砂になってしまった]
……わかんないや。
[寂しげなヨーランダにぽふんと抱きついて >>22同じ方向に振り向いた]
(29) 2011/10/13(Thu) 17時頃
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くまさんは、砂になっちゃった。 さらさらって。どっか飛んでじゃった。
今は、砂の熊さん。
[向き直るオスカーに答えながら、飛んでいった方を見た 何か怒っているオスカーを見て>>24]
乱暴はだめだよ、兄さん。
[砂丘に踏みあがる様子に、その場から声をかけ それから崩れた砂と>>26悲鳴にびくりと一瞬身をすくませ 崩れるのが収まってから、その場にかけようろうとする**]
(30) 2011/10/13(Thu) 17時頃
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乱暴はしないぜ。でもこいつ、 おうぁっ!???
[踏みしめていた筈の足場が、流れる。 相手がバランスを崩すのを見て、咄嗟、向けていた手を支えるように伸ばすものの。 同じく砂に押し落とされる身では意味が無かった]
……〜〜っうぇ、重……
[そうして半ば砂に埋もれて。 立ち込める砂埃を吐き出すように咳をしつつ、身体を起こそうとするものの。
砂に重しをされた片足のさらに上、ひとひとり分の重みがちょうど乗っかっていて、動けなく。 視線だけ、呻く>>27相手に向けた]
おい、大丈夫かよ……って、あれ、お前。
[つい先ほどまで、砂から隠されていたせいか、あざやかな金いろに波打つ髪。 その色合いに、ぱちぱち瞬き。
目元に溜まった砂を払って、屋敷のお嬢か、と呟いた*]
(31) 2011/10/13(Thu) 19時半頃
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オスカーは、いいお兄ちゃんだね。
[置いていくもんか、と語気を強める彼に、柔らかく笑う。 本気で言っているのか、強がっているのか。 どちらにしたって、本気で諦めている自分よりは、ずっと前向きだったし、 そうやって希望を持てるのが羨ましかった]
リリィは、いい子だもんね。 あたしより先には、砂にならないよね。
[えらいな、と額を指で撫でられている猫に話しかけ。 もし砂になるのなら、同時がいいなと願い。 ぽふり、肩を叩かれればやはり小さく笑って]
しょうがなくない、か…。
[もしそうならどれだけいいだろうと。 小さな兄の頭を撫でた]
(32) 2011/10/13(Thu) 20時半頃
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[そうしてホリーの方に]
砂になったら、か… おうちと、いっしょになっちゃうね。 砂になったおうちと、砂になったあたし。 …そっか、そうしたら、おにいちゃんとも、おかあさんとも、おとうさんとも…
…。
[その先を、小さな兄妹の前で言うのは憚られて、口を噤む]
じゅーしゃ、さん。
[従者。だろうか。 そういえばこの子たちは教会に住んでいたのだっけ。 あの教会は、確か…]
(33) 2011/10/13(Thu) 20時半頃
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[ぽふり、抱きついてきたホリーを抱きしめる。 まだこの子は暖かい。 こういうとき何を言っていいのか、少女にはわからなかった。 ただ、こうしていれば 自分の正気も、すこし保てる気がして
ずさり。
砂丘から落ちてきた、布の少女の方を見る。 目から上が露出したその姿に]
やっぱりね。 ポーチュラカお 嬢 様。
おばかさんは、どちら?
[砂の上に落ちたのだ、大した怪我はしていないだろうと、積極的に近づくことはせず*]
(34) 2011/10/13(Thu) 20時半頃
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じゅーしゃ。さん。 神のじゅうしゃさんだって、言ってた。 じゅーしょくさん。
よくあっち向いてお祈りしてた。
[どこかを指そうとしたが、よく分からなくなった 子供には信仰を強制しない人だったのでよく分かってない]
あむあむあらあら。なむ。
[手を合わせてお祈りした 色々な宗教が交じり合った、独自のもの。教会も、もともとは捨てられたもの。 荒廃した世界で、生きる術としてとして、「じゅーしゃ」さんが、作り上げたものだった]
あったかい。
[抱きしめられて、少しうれしげに、ヨーランダにすりよった]
(35) 2011/10/13(Thu) 21時頃
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ポーチュラカお譲様?
……大丈夫?
[二人の埋まっただろう場所に小さく駆け寄って、覗き込んだ]
(36) 2011/10/13(Thu) 21時頃
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[もうもうと立ち上る砂煙がおさまると、少女は身体を起こした。 一緒に埋もれた少年の上に座ったまま、何か考えている様子。 挑発的な言葉>>34がかけられるとつん、と頭をそらした]
そうね、私が間違っていたわ。 落ちた人を助けにもこない方がおばかさんね。
[駆け寄ってきた少女ににこりと微笑んだ]
ねぇ、砂を払って下さる?
[金の髪を持ち上げ、首をかしげた]
(37) 2011/10/13(Thu) 21時頃
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…。
お嬢様はいつまでもお嬢様ね。 お気の毒だわ。 転んでも、一人で立つ練習をさせてあげたのよ。 感謝なさい。
[ちょっと親が有名だからって、とでもいいたげな口調だった。 ホリーに砂を払えとでもいいたげなのに口をはさもうかと思ったが、それはホリーに任せる。 さて下敷きになったオスカーは大丈夫なのだろうか]
(38) 2011/10/13(Thu) 21時頃
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ホリーは、ポーチュラカの砂をぱたぱたと払った。こほこほと舞う砂に咳をする。
2011/10/13(Thu) 21時半頃
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一人で立つくらいできてよ?
[笑顔のまま、言い放った。 ヨーランダの言葉を、少女は言葉のまま受け取った]
あなた、いい子ね。
[咳き込むホリーを横目に、砂色の布を軽く振った。 砂が取れ、布本来の白い色が微かに見えた。 座り心地がいいのか、オスカーの上からどく気配はない]
(39) 2011/10/13(Thu) 21時半頃
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考えこむのもケンカすんのも、人から降りてからやって欲しいぜ……。
[起きるに起きられず、口の中に砂を入り込ませたくないから、ごにょごにょとぼやく。 覗きこむホリーに、だいじょぶ、と埋もれていないほうの手をもそもそ振り]
払うより先に、立ち上がれー。 落ちた人間の上に乗ったままなのだって、利口のすることじゃないっての。
[砂の下で、足を動かそうとするが、埋まっていないほうがバタつくだけだ。 かといってホリーやヨーランダに助けを求める訳にもいかず、周りの砂を崩さぬよう、細く息を吐き出すと、豊かな金色の髪をじとり見た]
つか、めんどくさそう。砂たくさん入りそう。
[長さといい、巻き具合といい。 ひとに砂を払わせるなら、面倒な格好しなければいいのに、とは、口に砂が入るので言葉にしなかった]
(40) 2011/10/13(Thu) 21時半頃
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[>>39振られる布から舞う砂に、またけほけほ]
……兄さん?
[ポーチュラカの下から声が聞こえるというか、座っているような気がして、下を覗き込む。振られる手に少しだけ笑みを浮かべて、手を振った]
(41) 2011/10/13(Thu) 22時頃
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そう。
[まったく、ある意味かわいそうな子だと思うも、それ以上は言及せず。 どうせこれもあと数日、かもしれないのだから]
じゃあ一人で立てるお嬢様は、オスカーの上からおどきなさい? 一人で出来るんでしょう?
[相手に悟られないように、くすり。 オスカーの手助けに行こうにも、まずはこの重し…もといポーチュラカがどかないとどうにも出来なくて。 咳き込んでるホリーの背を撫でるくらいだった]
オスカー… 大丈夫…?
[砂に完全に埋れなければいいけれど]
(42) 2011/10/13(Thu) 22時頃
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兄さん、窒息しちゃわないかな?
[ぱたぱたする足を見てからポーチュラカを見た]
(43) 2011/10/13(Thu) 22時頃
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ぜひ、一人で立てるところを実行してもらいたい。 つか、お嬢ならもっといい椅子に座っとけ。
[埋もれたまま、布から振ってくる砂を避けるために、ぎゅっと目を瞑り。 止んだところで軽く頭を上げて、顔から砂を振り落してまた、ぽふっと砂に戻る]
大丈夫だけど、動けないぜ。 このまま風が吹いて、俺を埋めちゃう前に、お嬢が退いてくれないと大丈夫じゃなくなるな。
[ホリーの背を撫でているヨーランダに、眉を下げてみせる。 とはいえ、砂塗れなので、見えたかは分からない]
あと1時間くらいこのままだと、ゆるやかに窒息しそうな気がするんだぜ。 でも兄さん、ホリーを置いては死なないから大丈夫。窒息はするかもしんないけど。
[無駄に自信満々に、ぐ、と砂の中でおやゆびを立てた。 笑ったそばから砂が口に入り込んで、すぐに、うぇっとなったが]
(44) 2011/10/13(Thu) 22時頃
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ヨーランダは、どうしたもんかなあとオスカーの方を見ている*
2011/10/13(Thu) 22時半頃
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今、窒息で死んじゃう人も珍しいね……。きっと。
[背中をなでられたら振り向いて微笑んで、それからオスカーの手を取ってうーん、と引っ張ってみた]
(45) 2011/10/13(Thu) 23時頃
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……もー。いまさら、うちのお嬢様に何すんだ! とか怒るひとも居ないだろうし、俺はいい子じゃないし、いいかなぁ。
[ヨーランダの視線が向けられれば、そんなことを呟いて。 動かせる片足で、ポーチュラカを、ていっと押しやった。
それを察して立ち上がったなら、それはそれで。 ともあれ、重しが砂だけになれば、ホリーの助け>>45も借りて、ごそりと身体を引き抜き。 水を浴びた犬のように、ぶるぶる身体を振るって砂を落した]
(46) 2011/10/13(Thu) 23時頃
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……乱暴はしてないからなっ? 俺は、くまと一緒にホリーを見守る気はないんだぜ。珍しくたって、死ぬのはだめだ。
[さきほど>>30彼女が見遣ったほうへ、ぱたぱた、シャツを振りながら首を向けてから。 ポーチュラカに、また砂がついたなら、特に何を言われるでもなく、払っただろう]
兄さん生還。ただいま。
[本当は、女の子の助けを借りるのは気まずいというか、恥ずかしかったのだけど。 背に腹は返られない、仕方が無い。
ありがと、と笑顔を振り撒きがてら、ホリーをぎゅっとして、いいこいいこ、と頭をなでまわした]
(47) 2011/10/13(Thu) 23時頃
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[ていやっと押しのけるのに、なんとなくおかしくて、くすくす笑った。ポーチュラカがふらつくようなら、支えはして
ふるふる砂を落とすのに、少し下がって、またおかしそうにした]
おかえり。 口調が乱暴だもん。
……うん、窒息はちょっと。
[少しポイントがずれていたが、頷いて]
(48) 2011/10/13(Thu) 23時頃
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わっ。
[笑っていたら、ぎゅっとされて、いいこいいことされるのに口を尖らした]
いい子にしなきゃなのは、兄さんじゃないかぁ。
[少しじたばたしながらも、笑った]
(49) 2011/10/13(Thu) 23時頃
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俺がホリーみたいな口調で喋ってたら、気持ち悪いって。 兄さんはこれでいーんだ。
[何故かくすくす笑っているホリーに、首をかしげながらも表情は柔く。 窒息じゃなかったらいいのか、兄さん泣いちゃうぜ、と心の中で思いながら、同じ色の髪をよしよし撫でる]
ホリーがいい子だから、兄さん悪い子でちょうど良いんだ。
[そういうことにしとこう、とすこしじたばたしたホリーを押さえつけるようなフリをして。 特に何が可笑しいわけでもないのに笑って、じゃれていた*]
(50) 2011/10/13(Thu) 23時半頃
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そうかなー。行儀よくと口調は違うと思うけど……。
[開き直った様子に、少し頬を膨らませながら]
……ん、無事でよかった。
[よしよしされるのに、目を細めて、なで返して]
みんなみんな、無事だよね。 ここにいる。
[押さえつけるようなふりには逃げ出すようなフリ ぽふ、と砂の上に座って、砂を撫でた]
(51) 2011/10/13(Thu) 23時半頃
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まあ…いいんじゃないかって、あたしは思うけどね。
[特にポーチュラカに肩入れするつもりもなく。 ただ自分がどかせるのも面倒で、放置していたのだった]
窒息されちゃ、こまるしね… 文句いうような大人が居るなら、もともとこのお嬢様についてると思うわ。
[オスカーがポーチュラカをどかして立ち上がっているのをみて、手を貸そうかとも思ったが、ホリーが助けているのをみて見守ることにする。 もし二人でバランスを崩したら動こうとは思っていたが、その心配は無用だったようだ。]
まったくね。 そんな服を着て…邪魔じゃないの? 布じゃなくて、その下よ。 …別に構わないけれど、そのうち砂まみれで着れたもんじゃなくなるわ。
[どんな感情なのか、読み取れないような声で]
(52) 2011/10/14(Fri) 00時半頃
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…仲がいいわね、あなた達は。
[オスカーとホリーのやり取りを見る。 それはかつての自分と、兄のようで。 懐かしさと、羨ましさに目を細めた*]
(53) 2011/10/14(Fri) 00時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2011/10/14(Fri) 00時半頃
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服……高い服?
[ヨーランダの言葉に首をかしげる]
ひらひらしてる、ね。
(54) 2011/10/14(Fri) 00時半頃
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うん。悪くはないよ。
[ヨーランダの言葉にはにかんで]
ちょっとお水。探してくる。
[もう、大体の井戸は乾いて、あるいは砂が積もってしまった。それでも無事なもの、あるいはそのままになっていた水瓶などの水を飲んでいた]
ヨーランダは……。
[先ほどの、兄とか、そんな言葉が聞こえたやり取りを思い出して]
ううん。
[なんでもないと首を振った]
(55) 2011/10/14(Fri) 00時半頃
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[かつて人を賑わせた面影も無く、日に曝け出されたカウンター。 酒場としての外装を保っていたのなら間違いなく場違いだったであろう風体の男が、一人。痩せこけた指でその緑をなぞっている。]
[感覚の先に溜まる砂埃。 そっと指を浮かしそれを目で確認する前に、強い風が軽く、攫っていってしまった。]
[……呆けた顔で風の行く先を眺める男の瞳には、今日も今日とて砂のみが映っていた。**]
(56) 2011/10/14(Fri) 04時頃
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…そうよ、お金持ちの、高い服。 たぶんね。 よっぽど大事なのかしらね。
[ポーチュラカの方を見ながら、ホリーに話しかけ]
オスカーはいいお兄ちゃんだね。 お兄ちゃんのこと、大事にしてね。
………
…うん。
[大事に出来なかったのは、自分のほうなのだろうか。 腕の中の猫を抱え直して、 水を探してくるというホリーを見送った*]
(57) 2011/10/14(Fri) 11時半頃
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そうだな。……ここにいる。
[砂を撫でるホリーの横にしゃがみこんで、ひとつかみ、握りしめる。 ていっ、と放物線を描くてのひらから零れた砂は、遠くへ飛ぶでもなく、あっという間に風にさらわれて、どこかへ溶け込んでいった]
だよなー、お嬢って服も頭も、すごい面倒くさそう。
[そうして、ヨーランダの言葉>>52に、けろっと軽く同意して。 まじまじ、ポーチュラカの格好を見つめる]
そういう服しか無いのか? それとも、お嬢はそういう格好しか、しちゃいけないのか?
[それは窓だったり、人だったり。 遮る何か無しに、ポーチュラカを見た覚えがなくて。 さっきまで自分の片足を塞いでいたのだが、いまいち彼女に現実味を感じない。
怒る大人は居なくても、彼女本人が無礼と怒るかもしれないが、この機会とばかり、じっくり見てしまった]
(58) 2011/10/14(Fri) 14時頃
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お兄ちゃんだからな!
[ヨーランダが目を細める>>53のには、勢い良くそう答える。 その眼差しは優しいものだから、彼女とその兄ちゃんは、仲が良かったんだろう。
そう思うと尚更、彼女を置いていってしまった兄に、やや眉が寄る]
んー。俺はホリーを大事にするけど、ホリーは別に、俺を大事にすることなくていいと思うぜ。 兄ちゃんって、大事にしてほしいから大事にするわけじゃないだろ。
ヨーラ姉ちゃんは、俺のこといいお兄ちゃんだって言うけど。 姉ちゃんの兄ちゃんも、いい兄ちゃんだったんなら、まだきっと、ずっと、姉ちゃんのこと大事にしてるんだぜ。
[なんせ何処もかしこも砂だからな。兄ちゃんだらけだせ! と、砂まみれの両手を広げてみせ。 ぼふっとヨーランダに抱きついて、背中をぽふぽふと擦ってから。 自分が彼女にそうされたように、白い猫の頭を、にへっと笑いながら撫でた]
(59) 2011/10/14(Fri) 14時頃
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おう、気をつけてな。 じゃあ、俺は今度はあっちかなー……。
[水を探しに行くというホリーに、ぶんぶん手を振って。 別の方向へ足を向ける。
あてがある訳ではなく、昨日まで誰かが居た場所に、今日も誰かが居るとは限らない。 むしろ、確実に昨日よりも砂に還った何かが増えていく街を、以前と変わらぬ場所を歩むように、造作なく巡っていく]
おっちゃん。
[建物が健在だった頃には、入り込めばつまみ出されていた場所に、誰からも声を掛けられることなくもぐりこむ。 店の外にまで漏れ出すほどの、酒と煙草の匂いも、いまは他の場所と変わらぬ、砂まみれのそれでしかない]
何見てんの?
[軸が砂に侵されていて危なっかしい椅子を避け。 カウンターに直接腰掛けると、どこを見ているか分からない瞳>>56を覗き込んだ*]
(60) 2011/10/14(Fri) 14時頃
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[何処か彼方へと見遣る目が不意に細められる。 眉根が寄っては先と一転、険しい表情が浮かび上がり、瞳には濁りが生じていた。]
んん。……うん?
[宙に浮いたままだった手を片目の端へと移してから、いつの間に来たのだろう、カウンターに腰掛ける少年にちらと視線を向け、]
何を見ているか、と言われると……。 うーむ。今は涙、かなあ。
[うっすらと浮かぶ潤みが、彼の目には届くだろうか。 涙を拭うというよりもあからさまに目を擦っている様子を見れば、目に砂が入ってしまったことは察して貰えるだろうけれど。]
あぁ、そう、そうだ。 君、そこは危ないと思うよ。崩れそうだからね。
[小首を傾げながら忠告する顔はまだ苦悶としたものだが、素直に下りてくれるのを待っているのか、濁った瞳は今、少年を見ている。**]
(61) 2011/10/14(Fri) 17時半頃
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あら、生意気。 立ってあげるわ、感謝しなさい。
[オスカーからもぞもぞと立ち上がるも、砂に足をとられ中々立てない。 と、尻を蹴っ飛ばされた>>46]
ちょ、なんてこと!
[顔から砂に突っ込みそうになり、必死で身体を支えた。 立ち上がると、オスカーが砂を払おうとするのを振り払った]
あなた等に払っていただかなくて結構! 服の事もわかっていただかなくて結構!
[三人からそっぽを向いた。 未だ少年のぬくもりが残る手を見つめると、駆け去っていった**]
(62) 2011/10/14(Fri) 18時半頃
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ない、なぁ。
[いくつか心当たりを探してみたけれど、砂になったり、枯れていたりで、水は見つからなかった。ため息をついて、砂の上に座り込む]
あの子、どこ行ったんだろ。
[急に怒り出したポーチュラカのことを思い出して、不思議そうに、埃っぽい、空を眺めた]
(63) 2011/10/14(Fri) 20時半頃
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ホリーは、先ほど見つけた、缶詰をひとつ。撫でながら。
2011/10/14(Fri) 20時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2011/10/14(Fri) 21時頃
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涙ぁ?
[確かに、擦られた目は赤みを帯びて、うるうる光を湛えているが。 その所作から、何故彼が涙で視界を覆われているかは分かったけれど、その答えには素っ頓狂な声を上げた]
うん、まあ、おっちゃんが見えないんなら、俺が見てやるよ。 カウンターには、もうひと仕事してもらうんだぜ。
[もうちょっと頑張れよ、とカウンターを軽く叩いて足を乗っけると、膝立ちになり。 見上げていた、今はこちらを見ている濁ったひとみを見下ろす形になって。 そこから異物を探そうと、ぺたり、目蓋の上下に指をあてたところで]
……砂取ったからって、おっちゃんは怒らないよな?
[いい子じゃないけど、砂くらい普通に払えるんだぜ、とぶつぶつ呟いた*]
(64) 2011/10/14(Fri) 21時半頃
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…はいはい。 お嬢様は素直じゃないのね…まったく。
[ばたばたと砂埃を上げながら走り去るポーチュラカ>>62を見ながら、ため息を一つ。 いつまで誇りだなんだと言っているのだろうなあと、思わないわけではないが、関心は薄く]
どうかな。 妹って…そういうもんだよ。 お兄ちゃんに大事にされてるって思うから、自分もお兄ちゃんのこと大事にしようって。 …だからま、あたしがいうことでも、ないんだけどね。
…そだね。 おにいちゃん、だらけ、だね。
[砂の山と化した自宅。 その中に、いるだろう兄。 …もう、どの砂が兄かなど分からない以上… どれもが兄な、そんな気もして
ぽふぽふと叩かれたそれに、幼い頃の兄が重なった]
(65) 2011/10/14(Fri) 22時頃
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ね、リリィ。 …どうしよっか、あたしたち。
[まだ砂になってない食料と、井戸みたいなものが、家の近くにはあった。 そのおかげで、今日まで生き延びてこれたのだけど。 それもいつ砂になるのか、分かったものではない]
砂、か。
[かつての級友たちは、どうしているのだろう。 まだ生きている人は、居るのだろうか。 学校が機能しなくなって久しい。 どうしようかな。 といいつつも、何もすることがなくて。 昨日までは、兄がいた。 兄がいれば、二人で遊ぶこともできたし、おしゃべりすることもできた。 …それももうできなくて。]
(66) 2011/10/14(Fri) 22時頃
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ねえリリィ。
…あんただけは、砂にならないでね。
[何度思っただろうか。 そんなことを思いながら、砂の上にぺたりと座り込む。 髪が砂についた*]
(67) 2011/10/14(Fri) 22時頃
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ふうむ。 最後の仕事が子供を乗せることとは、カウンターも思ってもみなかっただろうねえ。
[みっともない姿を晒しながらも、抑揚に欠ける呑気な声で返事をし、相変わらず子供のように目を擦っていた。 が、伸びてきた小さな指に驚いては、瞬きをする代わりに開かれた眼球でじいっと少年を見つめ。やがて、目尻に笑い皺が浮かんだ。]
一粒の砂に特別思い入れがあるわけでもない私には、君を怒る理由が無いな。 むしろ……、うん、君はいい子なんじゃないかな。ありがとう。
[耳に入ってきた呟きに言葉を区切ると、そんなことを口にした。]
(68) 2011/10/14(Fri) 23時頃
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じゃあ、俺が降りるまで崩れなかったら、コップを載せてやろっか。 頑張って残ったのに、役目を果たせないで砂になるのは気の毒なんだぜ。 酒も食い物も、もうあらかた持ち出されちまったけど、食器はわりと残ってるからな。
[だからまだ崩れるなよ、と呟いて、涙の膜に浮かぶ、ちいさな粒を指の腹で押しやり]
目にゴミ入ったら擦るなって、教わらなかったのかよ。 おっちゃんなのに。
[さきほど、自分も思い切り擦っていたのだが棚にあげ。 目の端に追い出した砂を摘むと、ぺいっと指先で弾き飛ばした]
ほい、取れたぜ。どういたしまして。 でもなあ、ついさっき、砂払おうとしたら怒ったヤツが居てだな…… のわっ!?
[そうして、降りるために手をついたのがトドメだったか。 あまりに薄い、木の割れる音は、砂で脆くなっていた証左。
派手な砂煙と裏腹に、ほとんど音無く崩れたカウンターに埋もれ。 やれやれ、と肩を竦めて、チャールズを見上げて笑った]
(69) 2011/10/14(Fri) 23時半頃
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ふふ、そうしてあげるといい。 きっと幸せなカウンター人生だったと思ってくれるだろう。
[説教に近い文句を吐きながらも慎重な指使いで砂を追い遣っていく姿には、思わず呟かずにはいられなかった。そう教えてくれた母親の霊でも憑いているようだね君は、と。 指が視界から遠退くのを確認すると、瞬きを数度。痛みは無い。]
珍しい人もいるものだね。 私は今、この目から砂が取れたという快感を伝道して回りたいくらいの気分なのに……あっ。
[ようやっと柔和な笑みを作って見せられたのも束の間。 目の前にいた少年が砂煙と共に一瞬にして消えて、唖然とし。 ……緩やかに落とした視線の先で笑う少年を見つければ、男からも勢い良く笑い声が弾けた。]
砂を取るまで待っていてくれたのかもしれないな。 ……今まで、ごくろうさま。
[最早木片と化したカウンターに短い短い黙祷を捧げ終えると、埋もれた少年に手を伸ばし、引き上げ作業を開始することにした。]
(70) 2011/10/15(Sat) 01時頃
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だったら、もうちょっとだけ待って欲しかったんだぜ……。
[っくしゅ、と砂埃にくしゃみを連発しながら、伸ばされた手を借りて、カウンターだったところから抜け出し。 遮るものの無くなったカウンター裏へ回り、崩れた食器棚を物色し始めた]
母ちゃんのことは、俺はよく覚えてないんだ。教えてくれたのは、おっちゃんみたいな人なんだぜ。 確かに、水もそうそう井戸から汲めない今じゃ、入り込んだ砂ってわりと厄介だけどさ、そんな伝道されても……助け合いの伝道?
[これでいっか、と。 落ちたためなのか、かつて乱暴にぶつけ合わされたためなのか、しろく皹の入ったジョッキをふたつ、掘り出してカウンター跡へ並べ]
おっちゃんの砂がとれるまで待ってくれたってのは、あれか。おとく。……。徳ってやつ? でもその格好の割に、何も伝道して回らないよな、おっちゃん。
[彼の見よう見まねか、お疲れさん、と短く祈るような所作をしてから。 裾をぱたぱた揺らして、入り込んだ砂を落としながら首をかしげた*]
(71) 2011/10/15(Sat) 09時半頃
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[缶詰は開けるものがないのでそのまま手に持って、再びさ迷う。人気も生き物の姿もほとんどなくて、砂ばかり]
はぐれちゃいそう。
[こうしてる間にも、自分しかいなくなった気さえして、きょろきょろ、周りを見渡した]
(72) 2011/10/15(Sat) 19時頃
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すべてが、嘘だったら…
…よかったのにね。
ね、お兄ちゃん。
[空を見上げる。 それは、とても、綺麗で、青くて]
ねえお兄ちゃん。 今日は、いい天気だよ。
お兄ちゃんが、好きっていってた、青。 それに、近い色。
[いつか一緒に遊んだ時。 深くて、澄んだ色をしていたっけ*]
(73) 2011/10/15(Sat) 23時頃
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[少年を引き上げると、彼の頭や衣服に纏わり付く砂を軽く払い落とす手伝いをし、その後食器棚を物色し始める小さな背中を見守りつつ。]
母親を覚えていない……あぁ、そういえば君は、教会にいた子だね。 なるほど。道理でしっかりしているはずだ。 名前は確かー、オスカ……ル?
[何か違うような気もする、と顎に手をつけ首を傾げてみるも、どうにも自力では答えに辿り着けそうも無い。 そんなしょうもない悩みも、少年の口から出た意外な単語で飛んでしまうのだが。徳、かあ。]
私のような人間のなけなしの徳でも、神は応えてくれるということかねえ。 ……うむ、何を伝道しようかずうっと考えながらここまで来たのだけれど。 やっぱり人とは助け合い、神には祈りを捧げなさいと説くのが良いということなのかな。
[何処か投げやりな声の通り真剣にそれを説く気は全く無いが、一応なりとも考える素振りは見せながら、亡きカウンターにジョッキが供えられるのを眺めていた。]
(74) 2011/10/16(Sun) 04時半頃
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[並ぶ二つのジョッキ。カラというのは些か寂しい気もして、黒い外套の内から小さな水筒を取り出す。中身はもちろん酒、ではなくただの水。流石にジョッキ二杯分までの量も無く、半分こずつ注いでは、その一つを少年の前へと差し出して。]
これは私からのサービスです。 ……なんちゃって。
こんなご時世だからね、そもそも伝道師なんかより酒場のマスターの方が楽しく生きられそうだとは思わないかい?
[肩を竦め苦い笑いを残してから、顔を逸らす。 見つめる先にあるのは砂に変わりないけれど、砂以外の物が見えたのだろうか。男は無言のままゆっくりと、次の目的地へ歩み始めた。と、その前に。]
君に神のご加護がありますよう。**
(75) 2011/10/16(Sun) 04時半頃
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何で余計なものくっつけるんだよ。 オスカーだぜ、オスカー。
[そのまま伸ばせ、と傾げられた側へ、頬をむにりと引っ張り]
なけなしって、おっちゃん、聖職だろ? そういうひとって、俺らより徳を積んでるもんなんじゃないのか。
[自分の居た教会のあのひとが、なにやら混ざったことを言っていたのは知っているが。 具体的に、どれがどれなのかは分からないから、知っているままの単語を選ぶ]
こんな状況だし。 神様にすがりたいってひとは、割と…… うーん、前は居たけどなあ。今どうだろ。 てか、伝道すること考えてないのに、伝道するひとやってんのかよ、おっちゃん。
[あんまり真剣じゃなさそうな声音に、呆れたように片眉下げつつ。 差し出されたジョッキに揺らいで透ける、残骸を見つめた]
(76) 2011/10/16(Sun) 12時半頃
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さんきゅーますたー。ありがたく頂くんだぜ。 でもいいのかよ、無駄遣いしちまって。
[かつて酌み交わされていたように、ジョッキを軽く上げてみせ。 かつん、と触れ合わせてから、ちまりと口をつける]
楽しく生きたいんなら、そもそも伝道師になるって選択が間違ってると思うんだぜ。 まあ、こんなご時世だから、伝道師が伝道師の仕事してなくたって、文句言うひとも居ないだろうけどな。
[マスター兼伝道師でもなんでも、なろうと思えばなり放題だぜきっと、と空になったジョッキを置いて、ぺろりと口元を舐めてどうでも良さげに肩を竦める。 そうして、相手の立ち去り際の言葉に]
ありがと。 おっちゃんにも、おっちゃんの信じるもんの加護があるといいな。
[神様は信じていない。だからそう言って笑うと、ひらひら手を振った]
(77) 2011/10/16(Sun) 12時半頃
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さてと。
[崩れたカウンターを後にして足を向けるのは、もはやただの廃墟だと思っていた屋敷へ。 少なくとも先ほどは、其処に居たのだろうから]
お嬢ー。居ないのかよー。
[たかい門扉に阻まれることも、塀を越えることもない。 かつては鮮やかな色と香りに溢れていた庭も、いまはただの道とも区別がつかない。
そこが出入り口かどうか考えることもなく、開いた穴から廃墟にもぐりこんだ]
お嬢ー?
[あるいは丹精に磨き上げられていたのかもしれない床は、ただ、ざりっとした砂の感触だけを伝え。 もともとのつくりに余裕があるのだろう、広い廊下は声を吸い込み。 寒々しさを感じて、ひとつ腕をさすって、人影を探し始めた*]
(78) 2011/10/16(Sun) 12時半頃
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[少女は彼女の部屋があった場所にしゃがみ込んでいた。 クローゼットがあった場所、タンスがあった場所。 あちこちを手が汚れるのも構わず掘り返している。 彼女の物は何一つ見つからない。 今身体を包むドレス以外は、何一つ]
[必死で探しまわっていたが、反響する声>>78が聞こえ、慌てて立ち上がった。 手についた砂を払い、ずれた布を整える。 声の聞こえる廊下にでると、少年の前に姿を表した**]
また勝手に入ったの?
(79) 2011/10/16(Sun) 18時頃
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[結局、同じところに戻ってきて、ヨーランダの姿が見えたなら、微笑んだ 見つけたものは缶詰がひとつ。まだ座っていたなら、その隣に座り込んで]
(80) 2011/10/16(Sun) 19時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2011/10/16(Sun) 19時頃
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もう、何処が誰の家か、分かったもんじゃないぜ。気にしない気にしない。
[現れた姿に、よおさっきぶり、とひらり手を上げて笑う。 やはり他の人間は残っていないのだろうか、他に動く気配は感じられず]
どんくらい一人で居たんだ? 大丈夫なのかよ、メシとか、水とか。
[きょろ、と辺りを見回し。ただの疑問半分、心配半分、そんな声音で問い掛けた*]
(81) 2011/10/16(Sun) 20時半頃
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おにい、ちゃん。
[ぽたり、一粒の雫が、頬を流れる。 乾燥したそこでは、すぐに乾いてしまうだろうけど。 父も母も大好きだったけど、とりわけ好きなのは兄だったのだから]
あたしをおいて、いかないで…。
[無理なことは、わかっているけども。 しばらくそうしてぼうっとしていれば、傍にだれかが座った気配がして]
お兄ちゃん…?
[振り返ってみれば、手の中に缶詰をもった少女>>80で]
(82) 2011/10/16(Sun) 22時半頃
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…
あ、ごめんね、ホリー。
[ホリーと兄は、似ても似つかない。 どうして間違えたのすらわからない]
…あは、まだ無理だよ、あたし。
…どうしたって、さ。 お兄ちゃん…まだ、いるような、きがするんだもの。
[強がってみたって、彼女自身まだ子供。 わかっていたこととはいえ、急に失ったことに対する、ショックは強い]
ごめんね。 ホリーにする話でもないよね。
[自分より幼いであろう子にすることではなかったかもしれないと、思いながら。 でももう、あまり知っている人も残っていなくて]
(83) 2011/10/16(Sun) 22時半頃
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…あ。
…ホリー、何持ってるの・・・? 缶詰?
…食べられるものなのかな。 たぶん…まだ、ナイフ、あるよ。
[自宅が砂と化する直前。 もう既に兄とふたりきり。 柱の崩れに気づいた兄が、持ちだしたもの。
…兄のおかげなのか、まだそれらは一つも砂にはなっていない。 カップと、スプーン。ちいさなナイフ。 多少なら、生き延びられそうなものたち]
…あける? まだ、とっておく?
(84) 2011/10/16(Sun) 22時半頃
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|
[>>82なんとなしに隣に座ってみて、ヨーランダの様子に気づく。それから、お兄ちゃん。と声をかけられて。少し、笑ってしまって。それから失礼かな、とまじめな顔をしてみた。ごめんね、と言うのに、ううん、と首を振って]
……うん。私だって、マルス君とか、テリーちゃんとか。みんなまだどっかにいるんじゃないかって。 特に、この目で見てない子は余計……。
[もうずっと姿を見ていなくて、けれどどこにも見つからない、教会の子もいて。 する話ではない、との言葉にはゆっくりと首を振って、ヨーランダを抱きしめた]
(85) 2011/10/16(Sun) 23時頃
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……うん、ひとつ、見つけた。 どうかな。かすれて読めないけど……。
魚……かな? ほぐした奴。水煮だと思う。
[青っぽい絵と、振った感触で、答えながら]
ナイフでも開けれるんだ。すごい。
[缶きりでもちょっと苦労するので驚いて]
うーんと。どうしよう。 放っておいたら砂になるかもしれないけど……。
[どうせ自分もなるかもしれない。と言う言葉はいわずに]
そうだね。開けてみる。
(86) 2011/10/16(Sun) 23時頃
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そっか…。
[教会の仲間だろうか、名前がいくつか挙げられて。 きっとその他にも、いくらもいるんだろう。]
うん。 なんかさ、どっかでまだ生きててさ。 ふらって、あえるような。 そんな気が、するんだよね。
[そう、うつむいた時。 抱きしめられた感触。 それに妙に安心して、 ありがとうという代わりにその身体を抱きしめ返した]
(87) 2011/10/16(Sun) 23時頃
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そう、ナイフでも、あけられるの。 おにいちゃん、上手くってね。
…あたし、うまくあけられるかな。
[あはは、と笑って、ポケットを探る。 ポケットの中で砂になっても、きっとわからないんだろうなと思いながら探し当てた小さなナイフ]
…ほっといたら、食べられなくなっちゃうかもね。 確かに。
[ホリーが缶を渡してくれたなら、ナイフの歯を缶の蓋にあてて。 ぐ、と力を込めると、ゆっくりゆっくり開けていく]
(88) 2011/10/16(Sun) 23時頃
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…あいた、よ。
[6分くらい、格闘していただろうか。 少々歪んではいたが、問題なく蓋はあいた。 中身は、」
…なんだろうね。 白身魚っぽいけど。
[くん、と匂いを嗅いでみたけど、特に変な感じはしない]
さて、どうやってたべよっか。
[二人で食べるにしても、他の人にも上げるにしても。 この砂だらけの中、便利なものはあまり残っていないわけで]
(89) 2011/10/16(Sun) 23時半頃
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|
まぁ、許してあげてもよくってよ。
[無愛想に言った。 彼をとっちめていた執事や女中も今はいない。 皆、砂に成り果ててしまった]
お食事……
[聞かれて、口を濁した。 腐りかけていたり、そこらで漁ってきた食物を犬の様に貪っている事等、言えるはずもない]
もちろん、きちんと、いただいています。
[何度か口を開閉した後、ゆっくりと言った]
(90) 2011/10/16(Sun) 23時半頃
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[抱きしめ返されて、その存在を感じながら、しばらく。 それから、缶づめの話になって]
すごい。
[少しわくわくした目でヨーランダがナイフを探すのを待つ それから缶を渡す
力を込めるさまにはらはらすること6分。喜んで、空いた缶を覗き込む]
ツナかな。ちっちゃいころ、すっごくおいしいのがあって好きだった。イルマーレ・ポッロっていうの。
[同じように匂いをかいでみて どうやって、と言うヨーランダに不思議そうにしながら、早速手でつまもうとして、少し考えてから肌で指の砂を落とした]
とりあえず、半分は残して、半分は食べよ?
(91) 2011/10/16(Sun) 23時半頃
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イルマーレ・ポッソ。 きいたことないな…。 でも、美味しいんだろうな。
[うれしそうな顔の彼女をみて、僅かに頬を緩め]
…そだね。 オスカーにも、あげたいしね。
[ちらり、お嬢様の姿が頭をよぎった。 …が、口にだすことはせず]
じゃあ…ちょっと、まって。
(92) 2011/10/16(Sun) 23時半頃
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[まだ、生きている井戸の中。 砂よけも兼ねて、その桶の中にいれてある、カップ。 …まだ、砂になってはいなかった。
じきに変わってしまうかもしれないけど]
…この井戸も、いつまで残ってるのかな。
[そうつぶやいてから、ホリーの傍へ戻る]
今食べるぶんは、こっちにいれよっか。 缶の中は、きれいにしておこ?
[否定されなければ、静かに缶を傾けて、カップの中へ中身を半分ほど移そうと。 そこから先は、直接指でつまんで食べたか]
(93) 2011/10/17(Mon) 00時頃
|
|
海のお肉って意味なんだって。 鶏肉だったかな。いるのかな、海にも鳥。
うん。兄さんもだし。他にも欲しい人もいるかもしれないし。
[口には出さなかったが、頷いて 待って、の言葉にしばらく]
(94) 2011/10/17(Mon) 00時頃
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わ、カップもあったんだ。
[提案にもちろんと頷いて、それから摘む]
ん、おいしい。
[もぐもぐと、少しだけ幸せに]
(95) 2011/10/17(Mon) 00時頃
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そりゃありがたいこった。
[出てけと言われなかったことに、ぱちり、瞬くも。 マジメに礼を言うのも妙だし、軽く笑って、視線を彼女へ戻し]
ふぅん。
[ひょい、と顔を近づけて、まじまじ、その顔色を見る。 この家の皿みたいな肌は、とりあえず今にもぶっ倒れそうな色には見えず。 ぺちぺち、無遠慮に頬を撫でれば、やわらかな温もりを確認できた]
すごいな。いままで何にもしてなさそーだったのに、自分でちゃんと、生きてけるんだな。
[えらいえらい、と撫でまわそうとした手が、その金色の頭に留まれたかは、はてさて]
(96) 2011/10/17(Mon) 00時頃
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|
いちおう、ね。 …ま、食べてる間に砂になっても、しょうがないってことで。
[カップの中から少し摘み、口に入れる。 じわりと広がる味を、ゆっくりと楽しんで。 次に味わえるのがいつか、分からないし]
…おいしいね。
[幸せそうな顔をしているホリーに、少しほっこりして。 二人してつまんでいれば、あっという間にからになるカップ]
(97) 2011/10/17(Mon) 00時頃
|
|
なっ……
[無遠慮に近づく少年の顔と手。 少女は固まった。 近親者以外の男に顔を触れられるのは初めてだった。 何やら褒められている事よりも、彼の手に衝撃を受けていた]
何するのっ
[先程彼の上に座っていた事は棚に上げ、一歩後ずさった。 少年の手が落ちる。 それが乗っていた頭は、ほんのりと暖かい。 眉をよせ、うつむいた]
(98) 2011/10/17(Mon) 00時頃
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ふふ。うん。
[すぐになくなってしまったけど、うれしげに頷いて 汁もちょっともらった
なんとなしに、オスカーの言っていていた「お屋敷」の方を見ながら]
また会えるかな。
[そして、戻ってきてくれるかな、と缶詰を見て。 オスカーのことも思い。ヨーランダを見て。 しばらくはそこに座ったまま**]
(99) 2011/10/17(Mon) 00時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2011/10/17(Mon) 00時半頃
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何って…… えっ、な、なんだよ。 俺、なんかしたか?
[感心しただけなのに、後ずさって俯かれてしまった。 ぱちりぱちり、少女と自分の手とを見比べて、瞬き]
……むー?
[一歩分の距離を詰め、顔を覗きこむ。 怒ってるわけじゃないみたいけど、と不思議そうに見つめてみた]
(100) 2011/10/17(Mon) 00時半頃
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…どうかな。 会えると、いいねえ。
[すっと、ホリーがみた先に目線を移して。 そういえばオスカーはどこに居るんだろうか。 目が合えばこてりと首をかしげて]
オスカー、どこだろうね。 またどこかで窒息しかけたりしてないかな。
[あはは、と笑う]
うーん…
…あっちのほう、いってみる…?
[さっき目線をやった、お屋敷の方を、指さして。 頷かれたら、缶を持って、ホリーの手を引いてそちらへ向かう*つもり*]
(101) 2011/10/17(Mon) 00時半頃
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リリィ。
…あんたもおいで。
[自分の分から、すこしだけわけあたえていた猫を呼ぶ。 猫自身で餌を見つけてくることもあるが、 最近魚は食べていなかったからか、食いつきは良かった。
みゃあ、とないて、猫は少女の方へと*もどってくる*]
(102) 2011/10/17(Mon) 00時半頃
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[無礼な、というのも何だか違う気がした。 距離がつまり、目の前が少年でいっぱいになると、白い耳が赤く染まった]
女性に触るものじゃないわ。
[どうにか、それだけ言った]
(103) 2011/10/17(Mon) 00時半頃
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……うん。
[頷いて、窒息の言葉に]
あはは。……。ちょっと笑えないかも。
[行ってみる、の言葉に頷いて]
他にも、いるのかな。 人。
[もうほぼ全滅なのは、肌身にしみている それでもこうして人に出会って。ぽつりとこぼして 手を引かれるまま、歩いていく。猫と一緒で、なんとなく、尻尾か何かになった気分になりながら**]
(104) 2011/10/17(Mon) 00時半頃
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ああ? ああ、お嬢ってそういうもんか? まあ、近づくだけでアレだもんな、触ったなんつったら、えらい騒ぎになんだろうな。
[つまみ出された時の剣幕を思い出し、納得してみる。 しかし]
でもさあ。もう、誰も居ないんだぜ。 こんなとこ、ひとりっきりで、誰にもさわらないでいたら、寂しくねえのってか、自分がまだ此処にいるかどうか、分からなくなったりしねえの。
[赤く色づいた耳は、いつかの彼女の頬がよりも、あざやかな色。 ふに、と軽くつまんでみれば、さきほどよりも熱を伝えてくる]
(105) 2011/10/17(Mon) 01時頃
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全部砂になって混ざって、なんも分からなくなる前に、俺はもっと、お嬢が此処に居るのを確かめてみたいぜ。
[自分にとっては、どこかまだ現実味のない彼女。 それがちゃんと、目の前に居て、自分の言葉に言葉を返して、暖かいというのがやっぱり不思議で。 マフラーでぐしぐし、手を念入りに拭ってみてから。 また、金色の頭に、ぽふぽふと触れてみたりするのだった*]
(106) 2011/10/17(Mon) 01時頃
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[少年と別れ、微かに見えた影を追って砂道を歩き続ける男。脇に目もくれず、前だけを見て歩いていた男が足を止めたのは、井戸のすぐ近く。 影は消えてしまっていた。ついさっきまで身に着けていたのであろう衣服を残して。]
神は、世界が砂に成り果てるのをご所望か。
[世界を流れ流れて渡り歩いてきた男は、着実と人口が減っていく様を見てきて、知っていた。 次行く村に、もう人はいない。]
全く。何を期待して、私をここまで生かしたんだか。
[伝道師を名乗りながらろくな宣教をせず、無意味な旅をしてきた自分が残ったのには、意味があるのだろうか。 ……この村に、その答えがあるのだろうか。**]
(107) 2011/10/17(Mon) 01時半頃
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[家の奥深くにしまい込まれ、箱入りに育てられていた。 外で遊びまわる事は許されず、こりずに敷地へ入り込んでは叩き出される少年を、遠くから眺めていた]
私がいるのは、私がわかっています。 ……それに、許されませんから。
[少女を厳しくしつけた兄はどこで何をしているのだろう。 随分とみかけていない。 耳に触れられれば、赤みは頬まで広がった。 少年が手を拭うのをじっと見ていた。 頭にぬくもりを感じる。今度は振り払わずに、くしゃくしゃになったマフラーが揺れるのを困った顔で眺めていた]
(108) 2011/10/17(Mon) 01時半頃
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もう、いいかしら。
[少し撫でさせていたが、顔をあげた。 困惑の表情は消え、人形のような笑顔。 少年から離れると、布を頭から被った]
お食事をしなくてはなりませんから。 ごめんくださいな。
[くるりと踵を返し、廃墟の出口へ向かう。 少年がついてきたならば、笑顔はまた困惑へ変わる**]
(109) 2011/10/17(Mon) 01時半頃
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[街のはずれに、フードを被った若者が一人。
いかにも旅人といったなりの彼は悲しげに廃墟を見上げ、足を止める。 何年か前までは立派に在ったのだろう建物は、今はもう干からびて。 そっと触れると、ざらざらと軽い音を立て壁の全てが崩れ落ちた]
……ああ。 この街も、砂に沈んで行くのですね。
[砂避けローブの長い裾が、乾いた風にはためいた]
(110) 2011/10/17(Mon) 20時頃
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[笑えないかも、という言葉にさっきのあれを思い出して。 …小さくごめんね、と謝った]
いると、いいな。
[こうして過ごしていっても… 昨日いても今日いないなんてよくあること。 出会う人など極僅か。
こうして握っている手も、次の瞬間には砂かもしれないなんて なんと儚いものなのか]
(111) 2011/10/17(Mon) 20時半頃
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あれ…?
[フードをかぶった、見知らぬ顔>>110 最近では、当たり前だけど出会う人は同じ人ばかり。 それでなくとも狭いところだったのだ、顔見知りは多い]
あの。 …誰、です、か?
[とぎれとぎれに、問いかける]
(112) 2011/10/17(Mon) 20時半頃
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ホリーは、謝るのには不思議そうにううん、と首を振って
2011/10/17(Mon) 20時半頃
ホリーは、見ない姿に同じように顔を向ける。
2011/10/17(Mon) 20時半頃
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……ん
[ほとんど人の気のしない街で、声を掛けられるとは>>112 驚いたように顔を上げ、ゆっくり振り向いた。 聞きたい事もあるけれど、掛けられたその一言から警戒しているかなと。 まずはお嬢さん方に挨拶を]
こんにちは。私はペラジー、旅の者です。 この街へはつい先程到着したばかり。
[フードを取ると、積もった砂がぱらぱらと零れていった。 敵意はないよと言うように、優しく笑う]
(113) 2011/10/17(Mon) 21時頃
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許されないって、何がだよ。
[手を拭いてみてもダメらしい。 パサパサで、カサカサなものばかりになってしまった中で、時折指に引っ掛けそうになるものの、柔らかくつやつやした髪は、やっぱりどこか、現実味が薄く感じられて、振り払われないのをいいことに撫でていたけれど。 声を掛けられれば>>109さすがに、悪い、とちいさく呟いて手を離した。
そうして触れていたぬくもりが嘘のように、出来の良い人形めいた、つるりとした表情を見れば。 ぴくり、降ろした手が動くけれど。 顰めた眉も、開きかけた口も、なにか意思を伝えるかたちにはならず]
ん、そっか。じゃあ、またな。
[にへらと笑みで塗り潰して、ひらりと手を振り。 横合いの壁穴から、屋敷の外へと抜け出した]
(114) 2011/10/17(Mon) 21時半頃
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あ…旅の、人。ですか。
[どうりで見たことのない顔だと思った。 しかし、旅人とは珍しい。 数年前ならばそうめずらしいものでもなかったけれど]
ペラジーさん…。 あ、えっと、あたしはヨーランダ。 で、この子はホリー。 そこの猫はリリィって言います。
[少なくとも物取の類ではないんだろうなと、警戒心は緩めて]
(115) 2011/10/17(Mon) 21時半頃
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[挨拶するペラジーに、笑みがこぼれる ヨーランダの後に、ホリーです、と言って]
旅……。
[どこもこんな感じだと聞いているから、少し不思議そうに]
(116) 2011/10/17(Mon) 21時半頃
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ヨーランダ、ホリー、それにリリィですね。
驚かせてしまいましたか? そうですね、砂に支配され始めてから、どこもこんな風ですから。 私のような者は珍しいでしょう。
[そう、今となっては旅人は珍しい。 口に出して、笑みが少し苦いものへと変わり。 ちょっとした雑談のつもりで、尋ねてみる]
お二人はここしばらく、旅人って……見ていませんか?
(117) 2011/10/17(Mon) 21時半頃
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[珍しいの言葉にこくりと頷いて]
旅人……?
[何せ珍しがるくらいだから、心当たりはなくて、ヨーランダの方を見た]
(118) 2011/10/17(Mon) 21時半頃
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やっぱり、どこも…こんなふうなんですね。 風のうわさで、どこもこんな感じとは聞いていたんですけど… ここら一帯だけなのかなって、思っていたので。
珍しい、ですね。 旅人さんは。
[だんだんと元の調子を取り戻して]
ええ…と…。 旅人とはすこし違いますけど。 どのくらい前だったか…伝道師だかなんだか、って、名乗る方が。 その他は… あたしの知る限りでは、貴方くらいです。
[ねえ、とホリーを見たが、逆に自分が見上げられていて、苦笑い]
(119) 2011/10/17(Mon) 22時頃
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伝道師さん。
[ものめずらしい言葉に、ぱちくりと瞬き]
そんな人がいたんだ。 まだ、いるのかな。
[ちょっと響きが気になって、そう漏らしつつ 苦笑いには少し笑って]
旅人さんは……探し人?
(120) 2011/10/17(Mon) 22時頃
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うぇ。そろそろ、コイツも駄目かな。
[食べ物を見つけるのは得意だった。 というより、教会が健在な頃から、お腹がすけば適当にそこら辺のものを試し食いしてたから、食べられるものの範囲が広いだけかもしれないが。
齧るとほんのり甘い味がした、その枝も。 折るより早く、ぽとりと地面に落ち。 先に地面に敷き詰められた、かつての枝葉に混じって消えてしまった]
……まっず。
[最初にこの枝を齧ってみたとき。 イタズラをして、一緒に怒られて、一緒に腹を空かせていたやつらは、もう随分と見ていない。
集めといた食糧が無くなったって、昨日一緒にメシ食ってた同士で、取っ組み合ってたのを見たのが最後。 止めようとしたら、放っとけって、見ていた誰かが言った。 二人とも、どうして無くなったのかは分かってて、怒って、誰かにぶつかっていたいだけなんだって]
(121) 2011/10/17(Mon) 22時頃
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[俺にはさっぱり分からなかったし、そいつが手にした水が、震えてる理由だってさっぱりだった。 ただそれから、なんとなく、誰かと食事しなくなったような気がする]
(122) 2011/10/17(Mon) 22時頃
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[村の外からやってくる一つの影。また、あの商人がやってきた。 もう両手で数えられるほどしかいなくなった村だというのに、毎日毎日、商人は飽きずに魔法の水片手にやってきた。]
[伝道師はその影を見つめて物思いに耽るばかり。]
(123) 2011/10/17(Mon) 22時頃
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大きく風が吹き、砂が舞った。
また、何かが砂になったのだろうか。
(#3) 2011/10/17(Mon) 22時頃
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