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それは……、
[
もし訓えたら、彼はどうするつもりなのかと
思い悩みながら口を開きかけたが。
友人に話しかける様子を目の当たりにし
やはり告げるべきではないと、固く口を閉ざす。]
露蝶さんには見えても聞こえてもいないようですね。
[近くにいても存在を悟っている様子は無く。
しかし、傍らの東洋人は違うようだ
明確に此方を見て、反応している様子。
離すべきかと迷っているうちに、
人前でなければ、泣いてしまいそうな感情の波が湧き上がった]
[こちらの様子は見えているらしいことがわかる
そして、露蝶には言葉が届いていないことも。]
いや、俺たちもよくわからないんですよ。
[怒っているのだろうか、その言葉はやや不機嫌そうに聞こえて、困ったように頭を掻いた。]
幽霊じゃない……と、思いたいですね。
少なくとも、死ぬようなことをした覚えはないですし。
[時折ニコラエに視線を向けながら、華月斎に事情を語る。
しかしどうして、彼にだけ見えているのか。やはり疑問は尽きず]
……他に、俺たちと同じ様な人はいましたか?
[もし彼が見えるのなら、同じ様な状況の誰かもいるのかと。]
……わからない。
解らないけれど、私の望む通りになった。
[東洋人の疑問に応えられているかは不明だが、
会話の邪魔だてにならない程度の声音で、ぽつりと。
ニンゲンのように、日光の下で過ごしてみたい。
その願いを魔女には告げてなどいなかった、が。]
初めまして……。
露蝶のご友人?
【見】 手妻師 華月斎[ドナルドは露蝶に手を振るけれど、当然それが露蝶に見えることはない。 (@53) 2014/10/28(Tue) 00時頃 |
[纏まった量とはどのくらいだろう、男は無言で考えた。
ニコラエが活動できなくなるのは嫌だ。
しかし、もし致死量の血液が必要になるというのなら、この街の誰かが——
考えて、首を振った。
時計の針が狂っている間は。
告げるニコラエの声が
ああ、どういう仕組みなんだか……
[見える人と、見えない人の違い。
透ける身体。わからない項目はさらに増えて行く。
途絶えた言葉の先
……そう、デスか。
[語るその言葉に、僕の知らない苦味がある。
妙な話ではありマセン。
何か、相談に乗れることがあれば、おっしゃってクダサイ。
何が出来るかわかりマセンが……力に、なりたいデス。
[僕を嫌いでいて欲しくないから。
昨日の僕は、そう思いながら、励まそうとしただろう。
今日の僕は、その理由を飛び越えて、そう声をかけている。
気付きかけた理由に、気付かない振りをした。]
[ドナルドと東洋人の会話に耳を傾ける。
確かに死ぬようなことはしていないし、
一時的な幽体離脱も、本体が無ければ有り得ないだろう。
アケノシンという響きは脳に記憶させ、
ドナルドの知る人物だろうかと
手は握り返したまま
薬店で貧相なストリップを見せてしまったとは知る訳がない。]
あぁ、成程……。
霊視が可能か否か、がキーのようですよ、ドナルド。
[
ともすれば、既に「死体」の屍人にも視認される気がした。]
【見】 手妻師 華月斎[>>+85 目の前にいる青年の姿は、夢で見たのと同じもの。ごくたまに見る予知夢。いや、この場合は過去夢だろうか。 (@55) 2014/10/28(Tue) 00時半頃 |
[喉が詰まるような苦しい感情を、必死に誤魔化し笑って見せる。
僕に出来ることを考える。
それは、何かをして欲しいからじゃなく。
きっと、僕なりの。]
だ。だめ……
[人すらもすり抜けてしまうとまでは実証していないので
露蝶の手が尻尾に触れそうになれば、
それを制そうと尻尾を根から掴み、遠退けるようにして。
悪気はないのだ。ただちょっとこのじいさんは我儘なだけ]
申し遅れました。
私はニコラエ、ルーマニアから観光で来ています。
貴方もこのループに気付いていらっしゃる?
[霊視も叶うのなら、街の現状も悟れているのではないかと。
同じく頭を下げ、やはり背広が無いのは格好がつかないと
微妙なことを気にしていた。]
[僕は、お言葉に甘えてキリシマさんの薬屋さんに寄って行く事にした。
とは言っても、それほど長い時間ではない。
先程の街中の賑わいも気になるし。
もてなされない薬屋の中、僕ばかりが喋っていただろうか。]
……キリシマさん。
もしも、本当に何処にも行く宛が無けれバ、僕で良ければ匿いマスよ?
お金は実は、結構ありマス。
[なんて、冗談めかした台詞を言ってみた。
キリシマさんの正体を知った僕なりの責任のつもりで。
本気でなんか、言えない言葉。
店の前の南瓜も、薬品の香りが満ちる彼の城も、新参者の僕なんかより、彼を知っているように思えて。
キリシマさんにここに居て欲しいと願うようで。
胸が苦しくなった**]
今朝起きて、気がつきました。俺も、彼も。
ジャック……わかりやすいですね。
[その喩えは実にわかりやすく
カボチャ頭にならずによかったと、ずれた感想を抱きながら。]
アケノシンさん、というと……観光でいらしている?
そうか、彼も……
会って話しを聞いてみます。
[このハロウィンの繰り返しに、気がついていたのだろう。
向けられた視線
[不思議なオプション
露蝶はでたらめに手を伸ばしている
触れられるかどうかは、わからない。]
霊能……?霊視できる、ということか。
でも助かりました、華月斎さんのおかげで色々と、……
[ニコラエのアシストにより、華月斎の能力の理解が叶う。
改めて礼を述べようと頭を下げようとしたのだけれど、]
——ん っ、!?
や、やめ、ニコラエ、
[
顔を強ばらせながらも、むなしく反応してしまい]
[彼が自身と魔女のやりとりの一角を夢に見たとは知らず。
とはいえ、眉を下げる様子に、今のやり取り以上の
何かに感づいていそうにも見え。]
――…… えぇ。
このままで居れば、私は安心して暮らせる。
[別れという脅威に身を震わさずに。
やがて襲い来る哀しみを、迎えずに居られる。
そんなことが永遠と為れば、
ハロウィンに浮かれ狂う彼らがどうにかなるかもしれない
その予測は頭の端に浮かんではいるものの、]
……そうですか。
貴方は、今なにを考えている?
[酷くアバウトで、朧げな質問。
それは、夢の先を促すようにも聞こえるかも知れない
……すまない。我慢してて
[
とんでもない欲求を告げる。
尻尾に彼の友人の手が触れたか否かは解らないが
こうして掴んでいるうちは安心できる。
別に私は恥ずかしい思いをしないからいい。
ただ、ドナルドの尊厳を守るべく、
それ以上の呻きが上がりそうになるならと。
繋いでいた手を解く代わりにリードを持つように
尻尾を掴み、口を空いた手で塞いでおいた。
流石に会話の邪魔に為ると理解も及んだので、
尻尾を守るように後ろに立った辺りで、尾も口も解放するが]
【見】 手妻師 華月斎[オプション、と口にすれば、口止めするようにドナルドの指が口の前に立てられるのと、露蝶が目を輝かして手を振り回すのはほぼ同時。 (@57) 2014/10/28(Tue) 01時頃 |
ニンゲンに尻尾を触られると、
凶悪なバックベアードになってしまうんです。
露蝶にそうお伝えしてください。
それと、すまないと……。
[
だが、ドナルドが触らせたいというのなら、
ぷるぷるしながら見守ろう。]
【見】 手妻師 華月斎[>>+94 名前を名乗り、こちらと同じように頭を下げるニコラエ。その律儀さに笑みを浮かべる] (@58) 2014/10/28(Tue) 01時頃 |
メモを貼った。
[リーが魔女探しに己へ協力を願い出ているとは知らぬまま。
――魔女が存外近い場所で「隠れている」のは、
なんとなく予感はしている。
姿を変えることの得意さでは、吸血鬼と魔女は酷似している。
―――譬えば、己と同じイニシャルを模して、
全くの他人とし、街に潜んでいる、だとか。**]
いや、我慢とか、 やめ、っろって、
っう、……ぃ
[その手は緩むこと無く
抵抗しようにも手は緩まず、尻尾から伝わる感触に更に肩を震わすはめになる。
声を出さぬようキツく噛み締めた口許から微かな声が漏れてしまえば、今度は口まで塞がれた。]
——! ……、——!!
[声にならない声で必死に訴える。
まだ華月斎に礼を述べていないと。
解放は思ったよりも早く、息も絶え絶え体勢を整え]
か、……華月斎さん、ありがとうございます、本当に。
[結局なんに対しての礼か、わからなくなってしまった。]
メモを貼った。
【見】 手妻師 華月斎[なんか艶っぽい呻きがドナルドから一瞬聞こえた。オプションを握るだけでは飽き足らず、それを確保したままドナルドの口まで塞ぐニコラエ] (@59) 2014/10/28(Tue) 01時半頃 |
怒ってますか、華月斎さん……
[耳慣れない言語
露蝶が菓子を
疑問に思いながらも、目にしたそれはとても美味しそうな菓子である。]
ありがとう、露蝶。
[やはり、伝わらぬそれ。
だがいつものように礼を述べて]
アケノシンさんにもお会いできたら、話しを聞いてみます。
ジャックが俺たち以外にも、いるかもしれませんし。
[今のところ他に姿は見当たらないが、彼は何か他にも知っているかもしれない。
そんな考えを述べて、やがては彼らとも別れるだろう。
とりあえずジャックで無くなる時が来たら、華月斎にはたっぷり礼をするべきか、そうも思い描きながら**]
【見】 手妻師 華月斎[>>160 露蝶から2人へ、お菓子の振る舞い。自分を経由して渡そうとする露蝶に、そのままで大丈夫よ、と。お菓子を持った露蝶の腕に手を添えて、2人の方へと差し出させる] (@60) 2014/10/28(Tue) 01時半頃 |
[華月斎の手は菓子を受け取らず
この状態で食べられるのか不思議に思うものの、彼の説明に頷いて露蝶の手の中の菓子を齧——った、気がする。
ニコラエも同じように感じただろうか。
口の中には、齧ったはずの欠片はないのに、甘みが、舌の上に乗る。]
あ、美味い、
[それはちょっとした感動を覚える程。]
……いや、まさか話しができるとは思わなかったです。
ありがとう、華月斎さん。
[視える彼が居なかったらあり得なかった邂逅なのだから、と、その手元にそっと手を伸ばした。
握手は叶わずとも、礼の気持ちは込めて**]
メモを貼った。
【見】 手妻師 華月斎怒ってないわよー、怒ってないけどぉ、 (@61) 2014/10/28(Tue) 02時頃 |
【見】 手妻師 華月斎―広場― (@62) 2014/10/28(Tue) 02時半頃 |
【見】 手妻師 華月斎[そろそろパーティーも始まる時間だろう。 (@63) 2014/10/28(Tue) 04時頃 |
【見】 手妻師 華月斎[心を塞いでいた何かも、今はワルツのリズムに溶けていく] (@64) 2014/10/28(Tue) 04時頃 |
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