228 【誰歓人狼騒動】滄海のカタストロフィ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
── まよなか ──
[明かりを落とした部屋は、晴れていればあるはずの月明かりすらなく真っ暗に静まりかえっている。
するり、女はベッドから抜けだして音がしないように部屋のドアを開ける。 廊下にまで侵入してきていたミルク色の霧が女の姿を包み隠し──そのまま一歩踏み出した女の、輪郭がとろりと溶ける。
倒れ込むようにほんの2,3歩も前に出れば、ブレた輪郭は淡い金色の毛皮へと変貌を遂げ──そこにあるのは、金の毛皮を纏った四つ足のけものの姿。]
──………………♪
[普通の狼よりも二回りもおおきなそれは、仲間と合流するために、霧をさらに呼ぶために、人の耳には届かない音域で歌う。]
(8) 2015/06/25(Thu) 01時頃
|
|
[やがて仲間が合流してくる。 二人で決めた獲物を探して船の中を忍び走り、お目当ての紅い羽根を連れてうろうろしていた男を見つければそれを包囲する。]
『──!』
[男よりも先に忍び寄る驚異に気付いた赤い鳥が、慌てたように翼を広げ、男に危機を伝えようと嘴を開きかける。
しかし、獣はそれを許さない。
強靱な後足のバネで躍り上がり、男もろとも肩の鳥に食らいついた。]
『! ──、』
[飛びかかられた男が口を開き掛ける。 しかし男の言葉にならない第一声は、一瞬遅れて追いついた仲間が封じて霧に溶かした。]
(9) 2015/06/25(Thu) 01時頃
|
[幼い子供に銃器を握らせてもそれと玩具の区別などつかない、誰かが傷付いても己のせいだなど理解出来るわけもない。
物心ついた時から握っていた形の無い凶器、それは決して手放すことを許されないもので。
産まれ落ちた時には既に父はおらず母と二人貧しい暮らしだった。村という小さな社会は閉鎖的でそんな母子を厭う者も少なくは無く。
最初はそれを理由に仲間外れにし石を投げてきた子供達、次に買い物に行けば嫌な顔をする店屋を営む夫妻。
自分がしたことといえばただ願っただけ、母を悲しませるあいつらが不幸になればいいのにと。
……神様が叶えてくれたのだ、そう思っていた*]
|
[一目見たときから美味しそうだと思っていた赤い鳥をバリバリと噛み砕いていると、廊下の向こうではたり、音が聞こえた。
近くに人はいなかったはずだがと顔を上げれば、霧がほんのりとした煙草の匂いを運んできていて。]
『──!』
[おそらく咀嚼音に気がついたのだろう、足音が止まり、駆け出すような音が聞こえた。]
……人を呼ばれると不味いわね。 ちょっと始末してくるわ。
[同じく警戒に顔を上げていた仲間にそう告げると、廊下を駆け抜けて後ろから襲いかかった。]
(10) 2015/06/25(Thu) 01時頃
|
|
[人と獣では圧倒的な運動能力の差がある。 後ろから突き飛ばして頸椎を噛み砕けば、始末をするのは簡単だ。
ごきりと鈍い音がして心臓の鼓動が止まるのを確認すると、悠々と食事に戻る。
哀れな犠牲者は置き去りにされたまま**]
(11) 2015/06/25(Thu) 01時頃
|
グロリアは、グレッグ[[who]]が悲しむかしら、なんて見当違いの事を考えた
2015/06/25(Thu) 01時半頃
ーー 甲板 ーー
っ……煩い!お前には関係ないだろ!
[疑わないのは何故か?人間達より人狼への関心が薄いだけだ、それ以上の理由などあるわけがない。
わざとらしく首を傾げる仕草は普段の自分を見ているよう、まるで弄ばれる側へと落ちたかのように感じて尚のこと腹が立ち声を荒げた。]
は、馬鹿馬鹿しい。
仮にあいつが人狼でお前が人間でも今俺はお前のほうをぶん殴りたい気分だね。
[語られる下衆な話あまりにも低俗だ
自分にサミュエルを疑わせたいのか?無駄なことだ、誰のことも等しく信じてなどいないのに。]
随分質の悪い冗談だな?
そんなんじゃ女には好かれないね。一生鳥といることだな。
[こんなことが冗談で済むものか。
追い掛けて殴りつけてやりたいのを必死で堪える、拳を握り精一杯皮肉を投げ掛ける声は怒りに震えーそれ程に入れ込んでいることを自覚しないままー彼が去って随分時間が経ってから船内へと戻る。
それまでに二本、三本と消費した煙草。苛々が収まらないのはまだ足りないからだとまたくわえて]
|
── 回想、メルヤと ──
あら、最近は男の人でもファンデーションくらい塗るのよ?
[化粧、と言う単語に目を見開いて表情を硬くした>>2:223メルヤには勘違いしたフリをして笑いかける。
どれだけ男装してみても、近くで肌を見て骨格に触れればそれが男のものでないことなど一目瞭然なのだが、それは口にしない。
かわりに包帯を巻いたばかりの手をそっと握って、]
ねえ、メルヤ。 きっと今は話す気になれないと思うけれど、誰かに吐き出したくなったら私のところに来るといいわ。 話すことで楽になることもあるものよ。
[落ち着いた灰色の瞳でメルヤの目をじっと見つめ、包み込むような声で語りかけた]
(12) 2015/06/25(Thu) 01時半頃
|
|
[ただ、狼に会いたい>>2という彼女の言葉には少しだけ顔を曇らせて。]
──だめよ。 貴女が見て判る姿の人狼に出会うということは、貴女が人狼に食べられる、ということよ。 それは、この傷よりも痛い目に遭うということよ。
[こちらを覗き込んでくる瞳をじっと見返し──瞳の奥に滲む狂気を読み取って瞳を揺らせた。]
──貴女は人狼に会って、何を望むの?
[逆に問いかける言葉には、僅かに探るような響きが滲む**]
(13) 2015/06/25(Thu) 01時半頃
|
ーー 船内:廊下 ーー
[あれからどれぐらい経ったのだろう。向こう側すら見えない霧は時間の感覚を衰えさせる。
一度部屋に戻ったはいいが収まらない感情は眠りを阻み仕方なく廊下へ出た。
ちらと見た隣のドア、あいつはどうしているだろう。ーー考えるだけでノックすることはせず通りすぎ目的なくぶらつき始める。
それが失態だったと知るのにそう時間は掛からなかった。]
……!!
[骨を砕くような鈍い音止まる足と裏腹に激しく鳴り始める心臓の鼓動
……しまった、俺は何をやっているんだ。今はもう奴等の時間だ!]
っっっ!!!
[真っ白になる頭、気が付けば駆け出していた]
[早く逃げなければ]
[どうして俺が]
[どうして俺ばかり]
[自分が狙われるなどと考えもしなかった“悪魔”はパニックに陥る、自分もまた贄の羊に過ぎないことを今更自覚した。
背中に衝撃が走る、床が近づいていく
突き飛ばされたのだと理解する前に]
|
[メルヤの目元が和らぐ>>18ようすに、女は同調しててふんわりと微笑んだ。
微笑みながら、人狼に会えたら>>19と考え込む表情を注意深く観察する。 自分の手を握る細い手から伝わる鼓動、言葉に込められた温度から怯えや敵意のないことを敏感に嗅ぎ取って。]
……そう。
[望みはない>>22と零すメルヤの頬に手を伸ばす。
おそらく今は、人狼よりも先に自分の身に危害を加えた相手を憎むことで精一杯なのだろう。 痛ましい暴力の跡に残る心の傷の深さは、想像に難くない。]
(29) 2015/06/25(Thu) 19時半頃
|
|
メルヤ、きっとあなた。 心的外傷で少し前が見えなくなっているのよ。
……けれど、そうね。 きっと人狼も、貴女の傷跡を見れば、貴女よりも先に食べてしまうべき存在があるって考えると思うわ。
[拒まれなければメルヤの黒髪を巻いたばかりの包帯を隠すように整え/拒まれればごめんなさいと寂しげな笑みを浮かべながら、女は同情を込めた言葉を口にする。]
男の人って、嫌よね。 人狼よりもずうっと暴力的なくせに、虫も殺さぬ顔でそこにいるんだもの──
[人の姿をした狼もまた、雄の暴力の跡に眉を顰める側の半数だと、彼女が察すればいいと*]
(30) 2015/06/25(Thu) 19時半頃
|
|
── 朝 ──
『人狼がでたぁ−!>>17』
[ぐっすり眠り、そして目覚め、身支度を調えているとグレッグの叫び声が聞こえた。 ロボット達はまだ血みどろの死体達を片付けてはいなかったらしい。
結わいかけの髪をそのままに、診療鞄を抱えて声のした方へ向かう]
(32) 2015/06/25(Thu) 19時半頃
|
そんなの、もうどうだっていいことさ
[手を合わせる青年の傍ら亡骸と同じ顔をした男は
くつくつ、澱んだ目で哂う*]
|
── 廊下 ──
[その場所に足を運ぶと、もう既にあらかたの同船者たちが集まってきていた>>34。
周囲に漂う血の臭いは、まだ引ききっていない霧と同じ濃度で漂っている。 小走りに駆けつけた女は、自分から見て手前倒れていたリーの死体を見つけてその場所に膝をつきためらいなく手を伸ばす。
反対側に膝をついているサミュエル>>36の姿が見えているがお構いなしに、彼女の最も慣れた仕草──医者として培った手順で脈を取り、瞳孔をのぞき込み時計を確認していく。
一通り確認が終われば眉を寄せ、悲痛な表情を作りながらサミュエルの方を見やり]
……聞きたい?
[と、主語のない問いを発する*]
(37) 2015/06/25(Thu) 21時頃
|
[いつも渦巻いていた暗い感情は膨れあがり心を覆っていく、懐かしい感覚だ。
何もかもがどうでもいいと思えた、少し気に入っていた人間が現れ膝をついた時もそう、彼女を見ることも無く。
そんなことより早く、疑いあって殺しあう姿を見せてくれ。囁くような悪魔の声は生者には届かない]
!……っ
[聞こえた嗚咽に初めて視線を動かせば膝を抱えて泣く姿驚き張り付いた笑みが崩れ、歪む]
……ろくでなしを信用するからこうなるんだ。
[絞り出すような細い声を最後に煙のように亡霊はその場からかき消えた*]
グロリアは、アイリスが、どこかで立てた音>>33を聞いたのはさて、いつだったかしら
2015/06/25(Thu) 21時半頃
グロリアは、メルヤとの別れ際、その額に祝福[呪い]のキスを落としたことを思いだした**
2015/06/25(Thu) 21時半頃
|
[顔を上げることすらないサミュエルの、嗚咽にくぐもった返事>>41に女は緩く首を振った]
……昨日も言ったけれど。 私が言えるのは相手が大型の獣だろうっていうことだけよ。
[女の言葉そのものは否定の語だったが、響きそのものは酷く弱々しく紡がれる。 自分の知識上はあり得ないはずなのに、その知識自体に不備があったのではないかと疑いだしたような不安げな響き。 知識階層が陥りがちな感情の揺れを、女は器用に紡いでいる。]
……向こうにも誰か倒れているのでしょう。 見てこないと、いけないわね。
[ゆっくりとそう告げて、血だまりに濡れたスカートを引き上げて立ち上がる*]
(53) 2015/06/25(Thu) 22時頃
|
|
[リーの元を離れ、もう一つの血だまりに近づけば、そこにはソフィアとグレッグがいただろうか。
散らばった赤い羽に目をとめ、床のあちこちに散らばったそれを目で追い。 視線が食い散らかされた肉に辿り着けばぎゅっと眉根を寄せる。 唇を噛んでつかり歩み寄り、昨日よりも損傷の激しいそれの前に膝を落として]
……貴女、大丈夫?
[時計を確認し遺体に祈りを捧げてから、泣いている娘>>26に気遣わしげに声を掛けた。 グレッグにはこの子を知っている?と言うふうに視線を投げて*]
(56) 2015/06/25(Thu) 22時頃
|
|
ソフィア、ね。
[グレッグに教えられた彼女の名>>64を繰り返し、紹介されれば少しだけ会釈をして。 しかし少し離れようという青年の言葉には少し待ってと手で拒んだ。]
ごめんなさい、少しだけ待つか、離れていてくれるかしら。 もしかしたら、何か手がかりが得られるかもしれないもの。 機械に連れられていってしまう前にちゃんと見ておかないといけないと思うの。
[“医者らしい使命感”を押し出して赤い肉塊を見つめる女は、彼らの目にどう映るだろう。 真剣に屍体を検分する目は、手がかりらしい手がかりが残っていないかどうかと探していることは間違いないのだ。
──目的は正反対ではあるのは言うまでもないが]
(68) 2015/06/25(Thu) 23時頃
|
|
[サミュエルを追いかけるグレッグ>>66>>78には、判ったわと短く返した。
検分が終わるまで、ソフィアは待っていただろうか──それとも、どこかへ行ってしまっただろうか。
もしまだその場に彼女がいたのなら、お互い酷い格好よと助け起こし、拒まれなければ浴場へと向かうつもり。
途中で仲間の呼んだ霧>>75に気がつけば、誰にも悟られないよう心の中で強く歯噛みして、ただ人の耳に届かぬ周波数で霧を呼ぶ手伝いだけを*]
(81) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る