299 さよならバイバイ、じゃあ明日。
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[やあ。と軽く挨拶をする。 手向けがまだ間に合うと聞けば、軽く頷いた。]
そうか。 すみれの花を後で持っていくよ。 ……きっと、似合いだと思う。
[ソルフリッツィは、草屋で自分の食事以外にも、時々花を買う。 とりどりのそれは平らに広げて、分厚い本に挟んであった。 いつも自分より先に逝ってしまう街の人々に備えて、家にはいくらかの押し花を置いていた。 いなくなってしまう住人に似合いと思う一輪を選んで、送るのだ。]
(11) 2019/10/10(Thu) 20時頃
|
|
[その後だ。 翼が風を切る音がして、モイスチュアからそちらに視線を向けた。 探していた白竜が、ソランジュを見つけてかちょうど降りてくるところだった。 ぽよんと跳ねたソランジュから零れたそれが、火薬の弾だと知っていたら、彼を抱えて飛び退るくらいのことはできたかもしれない。
が、花火は無情にも、ぽんと弾けることで存在を主張した。]
……!!
[危ない、と思ったのと同時、身体が動いていた。 モイスチュアを守るように、前に出る。 が、まさかソランジュまで、火薬からこちらを守ろうとするなんて。]
(12) 2019/10/10(Thu) 20時頃
|
|
ソランジュ、
[ぽん、ぽぽん。 花火はソランジュの下でいくつも弾け、ゼリー状の身体を突き抜けて空中に花を咲かせる。 それはあまりにも残酷に綺麗で――言葉もなかった。 名を呼ぶ声も、細く震える。
止めようにも、身体は凍りついたように動かない。 動いたところで、ゼリーで湿気ることもなかった花火を、どう止められたろう。 ただ呆然と、弾ける火薬玉を見て――]
(13) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
|
|
[かちかちと、小刻みに鎧を鳴らしていた。]
(14) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
|
|
[目の前で命が消えていった事実に、硬直は長く。 死んだ。無邪気な粉屋も、眩い白竜も。 それも、こんなかたちで。あっけなく。
今までも、こうして消えていたのだろうか。 毎日ひとり、なんて決まり事のように受け入れていたけれど、こんなに残酷な。]
(15) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
|
|
っ……、ああ。
[震えて、ふるえて、自我を取り戻したのは、モイスチュアが『行ってしまうのか』と口にしてからだった。 自覚が襲い来て、じっとしていられなくなる。 欠片を集めるのを、手伝いながら。]
……ああ。 手向けの花を、増やさないと。
[集めた欠片や、ロゴスを連れて行くのに手が必要なら、手伝おう。 何か、何かしていたかった*]
(16) 2019/10/10(Thu) 21時頃
|
[ぷるん、ぷるるん。
雨の色した半透明のゼリーのようなソランジュは、
見事ばらばら、ちんまりゼリーになっちゃった。
ぷる、ぷるる。
雨はいつか降るだろう。
白き狐の乞うた、やわらかな雨は火花包むように、
さみしさ包み込むように穏やかに。
ちいさな、ちいさな雨色ゼリーは慈雨受けて。
よろこぶように、ちんまり *揺れた。*]
|
[ロゴスとソランジュをどうすべきか、モイスチュアにいくつか聞き、その通りにする。 落ち着いた葬儀屋の様子を見ていたら、段々と自分も落ち着いてきた。]
モイスチュア。 私は一度、家に戻るよ。
それからまた、君のところを訪ねよう。
[手向けの花を、彼らにも届けなければならない。]
(52) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
|
|
[家に戻ると、花々を置いてある棚からいくつかの花を出して並べた。 どれがいいだろう。こうして逝ってしまった相手を思いながら花を選ぶのは、最期とはいえ大事に思っている時間だった。 ヴェルヌイユには、すみれを。 ロゴスには白いアネモネにしよう。 露草の青をソランジュに見立てて、それぞれを懐にしまう。]
草屋にも、行かないとな。
[花が減ったぶんを、また買いに行かないといけない。]
(64) 2019/10/11(Fri) 23時頃
|
|
――自宅に戻る前>>55――
ああ――インティ。
今の花火を、見たかい。
[何かあったのか、というのには、まず花火のことに触れた。 彼が怯えて隠れていたとは気づいていなかった。
誰が、は相変わらず答えなかったが、手元にあるゼリー状の欠片や、白竜の姿に、察することは出来たろうか。 インティが理解することを否定はしない。]
(67) 2019/10/11(Fri) 23時頃
|
|
[けたたましい鳥が静かになるのには、胸に来るものがあった。 ぐっと『死』が近しいものに感じられて――呼吸が苦しい。]
……私は、行くよ。
[そう断って、モイスチュアやインティたちから離れる。 あまり、その空気の中にいたくなかった。]
(70) 2019/10/11(Fri) 23時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る