人狼議事


184 【肩書遵守】Lunatic Nights in Heathling

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視点:


【人】 墓守 ヨーランダ

― 商業区 ―

[送ってくれるというドナルドの申し出>>0:107を反射的に断ろうとして、]

 ……いえ、  ………。

[けれど口をつぐんで、こくりとひとつ頷いた。]

(26) 2014/07/07(Mon) 19時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[墓守はドナルドの数歩後ろを俯きがちに歩いて行く。
早足はなりを潜め、いつもの歩み寄りも更にゆっくりと。時折顔を上げて、少し高いところにある赤髪をちらりと見て、また伏せた。

顔を伏せていても、集団の視線を感じる。
その視線は敵意ではない、悪意でもない。例えるならやんわりとした拒絶だ。
そのすべてが自分に向けられているものとは限らないと、彼女は何となく悟っている。自身には優しいドナルドが裏で何をしているのか、どういうわけか分かってしまう。

言葉に出して問うたことは一度もない。
それでいいと思っている。]

(27) 2014/07/07(Mon) 19時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

― 墓地 ―

[そうして、長いようで短い散歩の時間は終わる。>>0:112
また来るよ、と背を向けようとしたドナルドに、ごく小さく声をかけた]

 兄様、あの……

[前髪の下からまっすぐにドナルドを見上げた。
彼女の両の眼と、片方だけの眼。
視線合わせて、けれど、少しのためらいの後反らした]

 …いえ、 …何でもない、です
 今日は、ありがとう、ございました…

[深く一礼し、墓地を離れていくその背を見送った。]

(28) 2014/07/07(Mon) 19時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[『夕食を一緒に』 と、一言言えればどんなによかっただろう。

お酒ばかりでなく食事も とか、顔色が悪いから栄養を とか、久しぶりにお話ができたからもう少し とか。
内包する様々な感情も言葉と一緒に飲み込んだ。
そうして今日もいつも通り、一人分の質素な食事がテーブルに並ぶ。
いつも通り淡々と進める匙は、けれどふと止まった]
 
 やっぱり、

[呟いて、ふるふると首を横に振る。
呆然と虚空を見つめる。しばらくの後、虚空に――そこにいる「誰か」に向けて、頷いた。]

 そう、です…よね、 分かってます
 私、じゃ、 …なんにも………

[声は小さく消え入る。
諦めたように微笑んだ後、食事を再開した。]

(29) 2014/07/07(Mon) 19時半頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2014/07/07(Mon) 19時半頃


【人】 墓守 ヨーランダ

― 翌朝:墓地 ―

[そうしていつもと代わり映えのない早朝が訪れた。
ひときれのパンと果物を食べ、箒を持って番所を出る。枯れた花を捨て、汚れた石を磨き、砂埃を掃除する。

気配を感じなかったから、その色とりどりの姿>>36に気づくのは、大分近くまで歩を進めた後だった]

 ……っ
 おはよう、…ございま、…す

[彼女はぱちくりと瞬いた。道化師を見る瞳の中に、怯えよりも驚きが勝っている。
驚きの中で、かけるべき次の言葉をたどって、探して。]

 ……どなたを、お訪ね、に?

[墓地に来る生者は、たいていの場合故人を偲びに訪れる。目的も無く訪れる者は、彼女の認識の中にはいなかった。]

(38) 2014/07/07(Mon) 20時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[だれでもない。と仕草で示されて>>43、驚き浮かべた瞳は困惑に変わる。
けれど不思議と怯えは湧いてこない。
いつもなら切り上げて早足で逃げ出すところ、困惑しながらも、道化の変わらない表情を伺い続けている。]

 ……不思議な、 方。

[一言ぽつりと零して、わずかに苦笑を浮かべた。
言葉は続かない。
逃げ出したいわけではない。けれど、他愛もなく交わす世間話なんて持っていやしない。]

(44) 2014/07/07(Mon) 21時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[朝靄の中、こんなに近くても少しけぶる輪郭が、現か幻かの境界をさらに曖昧にする。
目の前で繰り広げられる一瞬の幻に、驚きの色でもう一度、大きくぱちくり瞬いた。]

 わ………っ。 …え?

[その手元とその白塗り顔、なんども交互に視線を移した。
一たびの逡巡のあと、差し出された一枚のカードを手に受け取る。
今度は手元のカードと道化師の表情、見比べて。]

 あ、ありがとう、 …ござ、います…

[つっかえつっかえ、けれど最後まで聞こえる声でお礼を言った。
そうしてもう一度カードに視線を落とした。
ハートの並ぶカード、しげしげと真剣に眺めている。]

(49) 2014/07/07(Mon) 21時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[道化師の一礼>>51に、はっとしてカードを見つめていた視線を剥がして。
こちらも慌ててぺこりと一礼を返す。]

 あの、 …え、と、 ………。

[何か言葉を言いたかったのに、上手には出てこない。
去りゆく道化師の背中を、まだ夢幻の中にいるような呆けた眼差しで見送った。]

(61) 2014/07/07(Mon) 22時半頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2014/07/08(Tue) 12時半頃


【人】 墓守 ヨーランダ

― 墓場 ―

[道化師が去った後、しばらくしてやっと。
墓守は懐からレースのハンカチを取り出して、ハートのカードを丁寧に包んだ。
声なき声が記憶を揺り起こしてくる。
彼女は懐かしさに目を細める]

 そうですね… 懐かしい、です。
 昔は、よく、…こんな風に

[例えば嵐の去った翌朝なんかに、フェンスの向こう側からこぼれた落し物が落ちている。それを泥だらけの地面から競って掬い上げて、ボロきれに包んだ。
ガラクタなら二束三文、鉄くずなら豪華な夕飯が食べられる。極稀に、輝く装飾品を見つければ一攫千金。同時に命も狙われた。
彼女も兄貴分の後ろ、おそるおそる泥を掬って、宝物を探して。]

(104) 2014/07/08(Tue) 21時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[するすると連鎖して思い出が蘇る。
そこには面白いものを見つける名人のような少年がいた。ガラクタを組み合わせて、いつも楽しそうにしていた。

ついに一度も、言葉を交わしたことはなかったけれど。
彼はどうなったんだろう?]

 ――…思い、出せ ないの

[いなくなったのだろう。と思う。
「あちら側」ではよく、誰かが突然いなくなった。

彼女自身だってそうだった。皆に別れを告げる間もなく、勝手な事情で連れられて、この地に居を与えられた。それは追い出された時と同じぐらい、突然に。]

(105) 2014/07/08(Tue) 21時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[ハンカチを閉じた。
カードの形をさらりと指先で撫でた後、一つ唇落として、それから懐に仕舞った。

過去は過ぎた。
彼女は墓守としての仕事をする。
花が無いから、街に行かなくては。*]

(108) 2014/07/08(Tue) 21時頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2014/07/08(Tue) 21時半頃


【人】 墓守 ヨーランダ

― 広場 ―

[いつものようにストールを被って、俯きがちに早足で広場へと出る。
彼女にとっては2日連続で街へ出るなんて滅多にないことだが、花を切らしているのだから仕方ない。

幸いなことに花売りは今日も広場にいた。

男の客が何人かいる。
肩をこわばらせたまま遠巻きにその様子を見ている姿は、きっと妙に目立っている。]

(118) 2014/07/08(Tue) 21時半頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2014/07/08(Tue) 22時頃


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2014/07/08(Tue) 22時頃


【人】 墓守 ヨーランダ

[花売りの近くで、男の荒らげる声。>>126
墓守はぎゅっとストールの端を握りしめる。怯えた眼は、うつろなままで。]

 ……… だれ…?

 どうして、ここに……

[呟きながらふらふらと一歩歩み出す。
足は、男の消えていった路地の方へ。]

(129) 2014/07/08(Tue) 22時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

― 路地裏 ―

[暗がりに入り込み、彼女はしばらく歩いて行く。
荒ぶる声を頼りに角を曲がり、歩いたこともないような道を歩きつづけた。
そうして追いついた先には血の匂いが漂う。>>135
彼女はまるで夢から醒めたかのように、ひとつ瞬いた。]


 ………なに、を…

[しているの。――などと、声は続かない。
彼女は怯えた眼差しで男を見る。
ストールを握りこむ指先はこわばって、青白い色になっていた。]

(137) 2014/07/08(Tue) 22時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

 
 ……謝らないのは、 …良くない、 けれど……

[こんなになるまで。という言葉は飲み込んだ。
血の臭いも死の臭いも墓守にとっては珍しいものではない。それこそ、貧民街では日常茶飯事だった。たとえ、彼女が危険な目に遭わないようにと、隠してくれる人がいたとしても。

地に倒れる人間が動かないのを一瞥した後、再び目の前の男を見た。]

 …ヘクター………?

[その名前に、どこかで聞き覚えがあった。
震えながらもまっすぐに彼を見る。]

(144) 2014/07/08(Tue) 22時半頃

ヨーランダは、乱入者が現れても、しばらくはヘクターから視線を離さない。

2014/07/08(Tue) 23時頃


【人】 墓守 ヨーランダ

[「気味悪ぃ女」と指差されるのは、いつものこと。だから男の怒鳴り声>>151は墓守になんの変化も齎さない。
去っていく男の背が角を曲がるのを見送り、詰めていた息を吐く。
そこでようやく乱入者たる女を見て――その浅黒い肌に驚いた。]
 
 ありがとう…、ございます………

[見知らぬ人間、緊張が走るが、助けられた礼をするのが先だ。
消え入る声で礼を告げた後、視線を外して俯いた。]

(154) 2014/07/08(Tue) 23時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[手当に向かう女性の背を、墓守は無感動に見ていた。

気絶した男、女二人では到底運べない。それに、言ってしまえば助ける理由も特に無い。
この街の裏で日々起きている光景。きっと誰かが、この街を美しく保とうとする誰かが、彼を助けるだろう。――と。
彼女は静かに、女性へと声をかける]

 ……彼は、生きている、
 気候、暖かいから、 死ぬことも……

 行き、……ま、しょう

[元の広場に向けて、浅黒い肌の彼女を促した。]

(157) 2014/07/08(Tue) 23時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[女性のペースで話されるのは都合が良かった。
問われることには答え、問われぬことには黙るつもりだ。視線を伏せ、俯きながら歩く。]

 喫茶、…が

[食事について問われれば、ル・ミロワールの名を挙げた。国中でも高名な紅茶商から卸している茶が飲めると、ひそかに評判が良い。
店について問われれば、道中ゆっくりと話すだろう。]

 ………フラン、シスカ、

 道化さんと、同じ……?

[消え入る声で尋ねた。
会話を重ねながら、広場までは共に歩くだろう**]

(165) 2014/07/08(Tue) 23時半頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2014/07/08(Tue) 23時半頃


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