人狼議事


30 ─今夜、薔薇の木の下で。

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視点:


メモを貼った。


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[精気も生気も吸い尽くされ、誰の目にもつかぬ非常階段の上でぐったりと横たわる。]

…べね……さ………
[荊棘の牢獄に囚われた魂は、喰い込む棘の痛みに苦しみながら、うわ言のように求める人の名を呼んだ。]


― ロビンの部屋 ―
[少年は、主の居なくなった部屋のベッドで昏々と眠り続ける。
身体には何の異状も無い。
まるで通常の睡眠のような、穏やかな呼吸が続いている。
だが――陽光が翳り、星が瞬き、再び朝日が昇っても――少年に、目覚めようとする気配は全くみられなかった]

/*
>ベネット
もしメモ伝達して頂けるなら、上記分だけお願いします。
メモが長々しくなるのも何なので、告知した後は履歴参照という形で結構です。


/*
>ベネット
というか、情景描写だけですので、発言にして頂くという手もあるように思います。ベネットの発言ptを削ってしまうのがちょっと難点ですが。

>墓組
ところで、墓下でもPL発言は無しですか? 情報に無いので悩んだのですが、とりあえず今だけ。尤も、だからってメモでのPL間会話OK,とかだと本末転倒なようにも感じますし。


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【人】 本屋 ベネット

― 空き部屋 ―

[寮内で起きている事など知らぬまま、
 少年は未だ眠ったまま、幸せな夢を見続けていた。

 隣に居るはずの少年を抱きしめようとして、伸ばした手が空を切る。
 固いマットにぱたりと手が落ち、漸く夢の畔から戻ってくる意識]

 ……ドナルド、どこ―――?

[うす暗い室内を目を凝らして見ながら、此処にいない彼の名を呼んだ]

(6) 2010/09/09(Thu) 01時半頃

【人】 本屋 ベネット

[一方その頃――――
 幸せな夢から目覚めた少年と入れ替わりに、
 幼い少年が眠りの国へと誘われようとしている事を、
 まだ誰も知らない]


― ロビンの部屋 ―

[少年は、主の居なくなった部屋のベッドで昏々と眠り続ける。
身体には何の異状も無い。
まるで通常の睡眠のような、穏やかな呼吸が続いている。
だが――陽光が翳り、星が瞬き、再び朝日が昇っても――少年に、目覚めようとする気配は全くみられなかった]

(7) 2010/09/09(Thu) 01時半頃

―夢・自室―
[お互いの唇の間。赤銀の橋が伝う。値踏みする視線すら蒼薔薇の毒に
 侵されきった躯には、じわんと熱を及ぼす。
 胸の既に起った突起を抓りあげられてさえ、痺れを走らせ。]

…ふぁ…あっ…ん……っ

[上がるのは悲鳴でなく黄色い嬌声。痛みの感覚は、もう消え去ってしまった
 これでは……。今度は冷たい歯が当たりぎりと噛まれる。
 やっと悦楽の中に、微かな痛みが蘇る。なのに口端から漏れるのは
 薔薇の吐息でしかなくて
 ――こうじゃなくて、これじゃなくて。罰して欲しいのに。
 求めるものは得られなくて――…。 
 ディーンのはがされた仮面それは確かに望んだ、自分だけのもの。
 壊し壊されるのは心。本当は…本当に望んだものは……。]

…あっ。

[手首が捩れてすら悲鳴が悲鳴にならず。もう快楽にしかならなくて
 蒼薔薇の毒を恨んだ。 これでは――…。]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/09(Thu) 01時半頃


【人】 本屋 ベネット

― 空き部屋 ―

[脱ぎ捨てられたシャツやズボンを身に纏い直して、力の入らぬ身体でよろよろと部屋の外へ。
  激しい行為の代償か、腰から下の感覚は麻痺してしまったかのよう。
 壁に捕まる様にしながら、ゆっくりと歩みを進めていると、
 ふと名前を呼ばれたような気がして――――]

 ドナルド…?
 今、行くから……っ。

[ぎりっと奥歯を嚙みしめ、また一歩足を進めた]

(8) 2010/09/09(Thu) 02時頃

【人】 本屋 ベネット

[ドナルドを探すのは、難しい事じゃなかった。
 彼の身体からはいつも、薔薇の香りがしていたから。

 それを頼りに、廊下を進んで行く。
 濃密な薔薇香は、その突きあたり。普段は閉じられているはずの非常階段から強く香っていて。
 半ば倒れるように扉を開き、その先で見たものは――…]

 ―――……っ!

[燃える炎の様に鮮やかな赤毛を幾房か白く染め、ぐったりと横たわるドナルドの姿]

(9) 2010/09/09(Thu) 02時頃

【人】 本屋 ベネット

 い、いや……、いやだああああああ!!

[手を付き、這うようにしながら茨棘に犯されたドナルドの傍へ向かう。
 色を失い眠る彼の頭を抱きしめ、
 寮内に響き渡る程の大声で、嘆きの咆哮を上げた]

(13) 2010/09/09(Thu) 02時半頃

【人】 本屋 ベネット

 ねえ、目を開けてよ……。
 僕を驚かそうとしているんでしょう?

 お願いだから、ねえ……目を開けて。
 何時もみたいに名前を呼んでよ、ドナルド……っ!

[眸からは大粒の涙を幾つも零し、抱いたドナルドの頬を濡らす。
 声は涙に震え、しゃくり上げるように声に出して泣いて。
 誰かが来るまでは、ずっとそのまま。
 震える声でドナルドの名前を呼び続けているだろう*]

(14) 2010/09/09(Thu) 02時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/09(Thu) 03時頃


―夢・自室―
[前日の夜、自分がロビンに取らせた姿勢を取らされて。
 同じように震える背中が強請るように腰を高くあげてしまう
 下肢を空気に晒され。ふるっと太腿から下肢に背中から脳髄まで
 電気が走るように撃たれて

 これで望みを叶えられるかと思った刹那。不意打ちのように
 優しく這う水音。その仕草はちりちりと頭を焦がす。]

…んぁ……

[酒の戯れの火遊びですらこんな風に丁寧に施されたことはない。
 大概、自分のアロマオイルを塗りこむのがお決まりだったから。 
 指先ではない感覚で攻められることに震え、怯えた。]


……ぐっ…あぁ…あぁ……っ

[喉を鳴らして襲い掛かられるように貫かれて、内壁を抉られて
 悲鳴は一瞬に嬌声へと変わってしまう。押し広げられひりつく感覚
 それ自体は幾度か味わっているだけに壊れそうにも壊れてくれなくて]

…もっ。もっと。強く…くぅ……っ

[幾度なく貫かれ。幾度もの小さな死を裡に感じなんと頭が白く
 遠くなっても未だ足りなくて。肩に感じる重み。
 獣のような咆哮と共に。呪いと毒が自分の肩からディーンの左眼へ
 途端に襲い掛かる衝撃。内側を白く染め上げて壊されていく……。]

[肩の蒼薔薇は涙に濡れて最後の花を誇らしげに咲かせ。
 僅かに取り戻した魂は。そっと涙を零す]


ああっ……

[ディーンの乾いた笑いがやけに遠くに耳から耳へと抜けてしまう様。
 自分も、相手も。躯だけでなく、心も壊し、壊されてしまった―…。

 望んだはず、望んだはずなのに。やっと自分だけが知るディーンを
 手に入れたと思ったのに―――…]


[ただ、欲しくて知りたかっただけ……。薔薇の呪いが、毒が狂わせて

  
 …―――いや、何処から、掛け金が間違ったのか―――…。


                       ―――わからない。]


[薔薇の毒を流そうとしても染み付いたそれは落ちることなく
 夜露のように涙は溢れて止まらず。]


…莫迦、野郎……。

[小さな呟きは、ディーンへとも自分へとも――…。
 壊し、壊されて。もう。此の儘。気は失われて―――……。*]


現実と夢の狭間を*彷徨って*


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

― 非常階段 ―

[幾ら名前を呼んでも昏々と眠り続けるドナルドを胸に抱き、涙を零す。
 どうにか彼を医務室へ連れて行こうにも、自分より大きな彼を運ぶのは、常の状態でも難しく。
 ほとんど腰の立たない今の自分には無理だった]

 ……ドナルド、起きて。どなる、ど……。
 言ったじゃないか、好きだって。愛してるって……。

[だから、起きて…と。ドナルドの頬をはらはらと濡らしていると、
 ドナルドのものではない濃厚な、薔薇の香りがして]

 そこに、いるのは……誰?

[泣き濡れた眸で、踊り場を見上げる]

(22) 2010/09/09(Thu) 08時頃

【人】 本屋 ベネット

[日光の影になって、表情こそ見えなかったけれど。
 酷く冷たい空気を纏うその影に、涙が止まる。

 自分より小柄で華奢な身体。
 きっちりと第一釦まで閉じられ、タイを締める下級生を、少年は一人しか知らない]

 ……ロビン。

[掠れた声が名前を呼ぶ。
 彼から香る薔薇の呪いに、堕ちてしまいそうになる自分を律しながら]

(23) 2010/09/09(Thu) 08時頃

【人】 本屋 ベネット

 どうしたの、ロビン……。
 なんだか様子が、変…だよ……?

[揶揄う色を宿す声に、僅かの警戒を込める。
 表情は未だに影となって見えないけれど、目の前の少年が常とは随分と変わってしまった事だけは判ったから。
 かたかたと震えそうになる身体を、ドナルドをぎゅっと抱きしめることで押さえて…]

(26) 2010/09/09(Thu) 08時半頃

【人】 本屋 ベネット

[その少女めいた顔に嗜虐に歪む笑みを見る]

 ……罪、じゃないよ。
 彼を愛する事は、罪じゃない。

[ドナルド…と、赤い髪を優しく撫でた後、
 きっと見上げて]

 主がそれを罪だと断罪するのなら、
 僕は地獄の業火に焼かれたって、構わない。

 それぐらい、僕はドナルドを……愛してるから。

(27) 2010/09/09(Thu) 08時半頃

【人】 本屋 ベネット

[しばしの沈黙の後、
 薔薇の香気を身に纏う少年に、翠を細めたまま]

 ―――君は、誰だ?

(28) 2010/09/09(Thu) 08時半頃

【人】 本屋 ベネット

 そんな事ないよ。
 そう見えるように振る舞っていただけで、本当の僕は、何時だって……。

[強く香る薔薇の香りに、すました顔の下で何時も抱いていた欲を吐露してしまいそうになって、慌てて口を噤む。

 無邪気な笑みを返す相手に、ふるりと首を振って]

 ……ちがう。ロビンからはこんな馨、していなかった。
 むしろその香りを纏っていたのは……。

[ちらりと腕の中のドナルドを見詰めて]

 彼に、なにをしたの…?

(30) 2010/09/09(Thu) 08時半頃

ベネットは、視線から逃れる様に、眸を反らす。

2010/09/09(Thu) 08時半頃


【人】 本屋 ベネット

[眼前までに近づくロビンに、ぎゅっと眸を閉じる。
 続く言葉には、はっとなったように見詰めて]

 ……うそ。
 うそだよ。だって、ぼくのことすきだって……いってくれた、もの。

[ロビンの言葉を信じたくなくて、子供の様にいやいやを繰り返す。
 その先を言わないでと言う様に]

(33) 2010/09/09(Thu) 09時頃

【人】 本屋 ベネット

[犯されたんだ。
 笑みすら浮かべてそう語るロビンに、強張る貌]

 うそ……うそだよ。
 だって、いつもドナルドは苦しそうにしてて……
 それは僕のせいで…だから…、なのに……。

[凄く愉しそうだったと訊けば、ぽとりと頬を涙の雨が伝う]

 僕をすきだって。
 あいしてるっていってくれたのは、うそだったの……?

 だれでも、よかった…だけ、なの?

[大き過ぎるショックに、虚ろな眸がぽつりと呟いた]

(35) 2010/09/09(Thu) 09時頃

【人】 本屋 ベネット

 感謝って……なぜ?
 生まれ直すって、どういうこと?

[判らない、判らないよ…と、首を振って。
 嬉しそうなその顔から、眸を反らす。

 ロビンが紡ぐ言葉から滲みでる強い芳香にくらりと酔いそうになり、
 それに耐えるかのようにきゅっと唇を噛んだ]

(38) 2010/09/09(Thu) 09時半頃

ベネットは、伸ばされる手から逃れるすべを知らず。薔薇の吐息に絡み取られるまま、瞬き一つ出来ずにいて。

2010/09/09(Thu) 09時半頃


【人】 本屋 ベネット

 僕じゃなく、君を……選ん、だ……。

[ドナルドを抱きしめていた腕から力が抜ける。
 泣き顔はくしゃりと歪んで、泣き笑いのそれへ]

 …………は、あはは…っ。

[まるで壊れた人形のように、狂ったように笑った]

(41) 2010/09/09(Thu) 09時半頃

【人】 本屋 ベネット

[涙を拭う指を厭う事もせず、目は見開いたままだったけれど、深い翠は何も映す事はなく。
 硝子球の様に光を返すだけ。

 唇を寄せられればそのまま、ロビンの思うままに。
 笑う声も、呼吸すらも奪い取られるのだろう]

(42) 2010/09/09(Thu) 09時半頃

【人】 本屋 ベネット

[ぎぎぃっと首を軋ませて、異相の色彩へと虚ろな翠を向ける]

 でぃーん……

[ぽろりと翠から零れ落ちる雫]

 なにも考えたくない……。
 たすけて……。

(45) 2010/09/09(Thu) 09時半頃

【人】 本屋 ベネット

[唇から身体を侵していく薔薇の香り。
 それに抗う事も出来ず、身体は熱を持ち昂ぶって行く。
 下肢に集まる熱に、切なげに溜息を付きながら、
 心は歪曲された事実から逃れるように、乖離して。

 ディーンへと救いを求める言葉を口にしながらも、
 ロビンが求めるならば、水音を響かせながら深い口接けを繰り返すだろう]

(48) 2010/09/09(Thu) 10時頃

【人】 本屋 ベネット

[寮の手で顔を包まれ、
 ディーンが見ている事も忘れて、齎される薔薇の口接けに虚ろな心は溶けていく。

 舌を差し出し、唾液を混ぜ合って。
 美味しそうにそれを嚥下しながら、ちゅくちゅくと響く水音に、聴覚までも犯される。
 もっと…僕を助けて《壊して》、と。とその腕をロビンの首へ回した]

(52) 2010/09/09(Thu) 10時頃

【人】 本屋 ベネット

[両腕を回し、口接けに夢中になりながら。
 その背に向けられたディーンの啓示に、ぴたりと動きが止まる。

 銀糸を引きながら顔だけを差し出された手へと向けて]

 でも……ドナルドが、最期に選んだのは。
 僕じゃなくて、ロビンで……だから……。

[迫られる選択。
 選べずに、いやいやをするように首を振った]

(56) 2010/09/09(Thu) 10時半頃

ベネットは、ロビンの腕に抱きしめられれば、薔薇の香気に眸は虚ろな硝子球へと戻り始めて。

2010/09/09(Thu) 10時半頃


【人】 本屋 ベネット

[虚ろな硝子球のまま、ディーンを見詰めて]

 ……逢いたい。
 ドナルドに、逢いたい……。

(60) 2010/09/09(Thu) 10時半頃

【人】 本屋 ベネット

 ディーン……。僕は此処で。ドナルドに、もう一度逢いたい。

[薔薇の香りに塗り潰されそうになりながらも、
 僅かに残った心が、願いを口にする。

 主の如き導き手の彼へと。
 弱々しくも、縋るように手を差し出した]

(63) 2010/09/09(Thu) 10時半頃

【人】 本屋 ベネット

[差し出した手を握るその力強さに、こくりと一つ頷いた。

 まだ腰から下は力の入らない状態だけれど、
 昏々と眠るドナルドの唇に口接けて]

 ……僕は、もう一度君に逢いたい。
 だから……待っていて。

 君を縛る蒼薔薇から、君を助けるから。

[ぎゅっと抱きしめた後、二人に背を向け階段を下りていく。
 目指す先は、全ての始まり――蒼薔薇の木の下へ]

(68) 2010/09/09(Thu) 11時頃

ベネットは、ディーンにもう大丈夫だからと告げて、微笑む。導く手が示す道標へ向かうために。

2010/09/09(Thu) 11時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/09(Thu) 11時頃


[誰でもよかった。それは案外図星だったのかもしれない。
本当に大切なもの以外ならば誰だって。

行為などはただ、欲を満たす為の搾取で、
苦痛と屈辱しか与えないのだと、ずっと思い込んで居たから。
そう、この甘美なる悦楽を識るまでは。

茨の檻の中、夢に聞く声はあまりに遠く、
何も出来ぬ口惜しさに足掻いて、更に魂に食い込む棘。
慟哭も悲鳴も、今はもう届かない。]


【人】 本屋 ベネット

― 廊下 ―

[力の入らない身体を奮起させながら、蒼薔薇の元へと向かう途中、
 誰かの嘆きを訊いた様な気がして足を止める]

 ドナルド……?
 ドナルド、君なんだね……?

[届かないと歯がゆさに嘆くその声を虚空に訊いて、少年はッ優しく笑んだ]

 大丈夫だよ。
 すぐに助けるから……。君を縛る薔薇の呪いも、なにもかも。
 すべて終わりにするから。

[夢を見続ける彼に、この声が届くのか判らない。
 それでも言葉にせずにはいられなくて、唇は彼への言葉を紡ぐ]

(75) 2010/09/09(Thu) 11時半頃

【人】 本屋 ベネット

 ……ラルフ。

[ゆっくりと振り向き、ラルフの銀灰へと翠を向ける]

 中庭の、蒼薔薇の元へ。
 ドナルドを取り戻す為に。

(83) 2010/09/09(Thu) 11時半頃

【人】 本屋 ベネット

 ディーンが教えてくれたんだ。
 ドナルドを取り戻したかったら、あの蒼薔薇を引き抜いて燃やせって。

[眉を顰める様子に、翠を僅かに細めて]

 ……ラルフは、どうするの?
 邪魔をする心算なら……。

[ぎゅっと拳を作る。
 仮令殴ってでも、引くつもりはないと言う様に]

(88) 2010/09/09(Thu) 12時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/09(Thu) 12時頃


――非常階段――()
[揺らぐロビンの傍らで、透明な少年は儚く微笑む]

――僕がもっと年嵩で。もっと身体も大きければ。
――そうだったら、どれだけでも君の願いを叶えてあげられただろうに。

[哀しげな視線をディーンに投げて嘆息した]

……彼は……或いは行為そのもの、としては、ロビンの希望を叶えてくれるかもしれない。
でも、それはあくまで仮初の慰めにしかならない、っていうことも、聰明な君のことだ。わかってるんだろ?


……彼には、その《衝動》がない、ということが。

[ロビンの方を向き、少年は目を閉じる]

それは個人の素質、ある種の運命みたいなものだ。
僕が君に牽かれた理由のように。
君が“それ”を求める理由のように。

――不合理なものだよね。いま、この時に、僕が彼だったなら。

[再びディーンに視線を投げる。込められた感情は羨望や嫉妬ではなく弔哀。短く嘆息した]

他のすべて、何もかもかなぐり捨てて君に向き合っただろうに。


【人】 本屋 ベネット

 ……どうもしない。
 僕は僕の望みの為に、行くんだもの。

 少し前に君が僕に言った事、覚えてる?

[剣呑な光を見せる銀灰に微笑んですら見せて]

 君の言う通りだよ。僕はとても醜い。清らかな振りをして、
 きっと一番罪深い。

 僕はね、ラルフ。もう選んだんだ。
 ドナルドと此方側で再び逢う事を。
 それで他の誰が犠牲になっても、構わない。

(91) 2010/09/09(Thu) 12時半頃

――非常階段――()
……駄目なんだ。
足りないんだよ、ディーン。

君にはきっと――ロビンをすべて、抱え込むことはできない。

[凌虐の行為を始めようとするディーンに呟いて、情欲に火照るロビンの表情を見つめる。かすかに微笑んだ]

……でも、もしそれが一部分でも適うのなら。
僕はロビンのために祈っておくよ。
目覚めてからの空漠に苦しまないように。


瞼を閉ざし――やがて*姿を消した。*


いいよ



オレは蒼薔薇と死んでもいいんだ。



先輩が無事なら







いいんだ。

[見えた夢の画像に囁いて**]


/*しまった、《衝動》じゃなくて『強欲』っていっとくんだった!


【人】 本屋 ベネット

[伸びてくるラルフの手が首に絡まれば、咽喉を締めつける苦しさと、息苦しさに笑みが苦悶の表情に変わる。
 振りほどこうと、その手の下に指を差し込んだ分だけ深く締まり、眸の端に涙が滲んだ。

 喉を握りつぶさん勢いの友人の眸には黒い炎が燈っているのが見える。
 ああ、彼も同じなんだ…と、理解する。
 僕たちの本質は似過ぎている。とても。
 だけど……]

 ……ぐっ。
 ――…のっ、離…せ、よ……っ。

[彼の腹部へ向けて、抉るように拳を突き出した。
 喧嘩なんてした事なかったから、加減なんて判らない。
 でももう一度ドナルドに逢うために、此処で彼に負けるわけにはいかないから。突き出す拳に、渾身の力を込める。]

(94) 2010/09/09(Thu) 12時半頃

【人】 本屋 ベネット

[囁く声が、幾つも聞こえる。

 一つはあの階段で。
 ディーンに己が願いを口にするロビンの傍で。

 そして、もう一つは……]

(95) 2010/09/09(Thu) 13時頃

【人】 本屋 ベネット

[首を締める手の力が緩まり、大きく咽る。
 蹲る様に膝を付き、締められていた分の酸素を取り戻すかのように、大きく息を吸い、それから吐いていると、不意に襟元を掴まれ引きずり倒される]

 ………ラルフ。

[自分を引きずり倒し、見降ろすラルフの目元に指先を伸ばし]

 ……長くは、待てない。
 それでも良いなら……。

[彼の頬を伝う涙が、自身の頬に落ちる。
 彼が厭わなければその涙を拭って、こくり…と頷いた]

(98) 2010/09/09(Thu) 13時半頃

ベネットは、ラルフが何度も繰り返すその言葉に頷き、涙が伝う頬を伸ばした指先で撫ぜた。

2010/09/09(Thu) 13時半頃


【人】 本屋 ベネット

[差し出された手に自分の手を重ねる。
 先程自分の首を絞めていたとは思えないほど、白く柔らかい手。
 ラルフの眸の色を想わせる様に、少しだけひんやりとした指をきゅっと握る]

 礼なんて……いらない。
 僕は……。

[その先を紡げず、眸を伏せる]

 みんな、医務室に居るんだね……。
 なら僕は、そこで待ってる、から。

 ……君の話が終わったら、教えて。

(101) 2010/09/09(Thu) 13時半頃

【人】 本屋 ベネット

[非常階段で行われている事を知らない少年は、
 ディーンを探しに行くラルフへ、その所在を告げる。

 ディーンは非常階段に居る、と。

 そうして彼の姿が見えなくなれば、約束通り医務室へ向かうだろう。
 昏々と眠り続ける皆の世話をしながら、
 中庭で咲く薔薇を燃やす為の道具をそろえながら。

 ディーンと話をしたラルフが戻ってくるのを*待っている*]

(105) 2010/09/09(Thu) 14時頃

メモを貼った。


メモを貼った。


―医務室―

莫ー迦莫ー迦。 ……責任……取………や………れ。

[漏れる言葉は罵倒なのに。ふわりほわりと優しいものが溢れて]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/09(Thu) 16時頃


メモを貼った。


― 夢の中 ―

[意識を失って、
 でも見ているのは寮内の風景。


 それは、今だけではなくて、
 昔も多く含まれている。]


[そして、そこにはいくつもの〜if《モシモ》〜も散らばっていた。]



[それを第三者のような、そうでないような立場で、見ている。]


メモを貼った。


メモを貼った。


― 医務室 ―

[錯綜するさまざまの夢の一場面に足を踏み入れる。
 それは、同室者の優等生に罵声を浴びせかけるサイラスの姿。


 その顔は笑っているような泣いているような、
 まぁ、随分情けない顔だ。]

 ――……

[そこから見える茨の檻。
 その中には赤毛が見えた。]

 
 ――……見事に駄目人間ばかり  かな。


[欲見渡せば、駄目人間ではないトニーやユーリィもいたのだろう。
 だが、今見えたのはその二人で、苦笑を零す。]


夢の中で、煙草を吸う、仕草・・・・・・。


[それまでも一緒の寮で過ごしてきたはずのフィリップに、
 この夏、恋をした。

 それは、客観的に見れば、ばかのように映ったかもしれない。
 でも、それはそれで、よかった。

 忘れていたハーモニカを取り出して、
 それを吹いて、想って、




 そうとっても、幸せな心持ちでいられたのだから。]


[ただ、そんなだから、セシルがフィリップのことをよく知るわけがない。

 フィリップが「大事」にされることに孤独を覚え、「壊され」たい衝動があるなども、知るわけがない。






 だから、彼は自分の心に素直に、フィリップを「大事」にしたいと繰り返す。

 それが伝わらないものだとしても、
 いや、伝わって、それを拒絶されたとしても、
 彼はきっと、「大事」にしたいと思うことはやめられない。]






      ―――…なぜなら、彼は、イノセント《バカ》なのだから。





   


煙草の煙を吐き出す仕草。




[ふと、聴こえる。好きな人の問い。
 それに答えるのは容易い。]




      ――……フィル先輩が、欲しかったんだ。




   


[キスしたかった。好きだったから。
 でも、蒼薔薇に影に隠れて、それでもフィリップを見ていた時、
 フィリップが肉の悦びに悶えていた時、

 確かにそれから目が離せない自分もいて…。

 自分の中に芽生える欲望を蒼薔薇は引き出してあざ笑う。]


(フィリップはお前なんか好きじゃない。
 「大事」なんて口先だろう。)
(フィリップはお前なんか求めない。
 だから、お前はいなくなっていい。)


[セシルはいらない。蒼薔薇は身体を明け渡せと、今でも沈黙を守りながら訴えている。]


煙草をもみ消す仕草。


[蒼薔薇に笑う。]

(何、言ってるの?)

(先輩がオレを好きだとか、そうじゃないなんて、
 それは先輩の思うことで……。)

(オレはただ、好きなだけ。それだけ。)

(だから、先輩がオレがいなくなればいいって思うなら)

(そのままどこかにいくよ)

[そう言って、しまう。]






(くすり)


[蒼薔薇が笑う。
 蒼薔薇は、まだ、消えていない……むしろ……。*]




莫ー迦、莫ー迦。皆。莫迦、なんだよな。


[笑い顔とも泣き顔ともつかぬ、セシルが情けない顔と称した、
 まさに情けない状態で拳を一つ。中に放る]


…皆、莫迦になっちまえ……。


[今、一番殴りたいと思うのは言うまでもなく]


()
[興味深そうな表情で、ラルフの推測に聞き入った]

なるほど。呪いの源になっているのは今まで連綿と繰り返されてきた中庭での逢瀬、そこに渦巻いた情念か……。
面白い推論だね。
それなら、ルーカスや僕がさほど強い影響を受けずにいる訳も分かる。現に僕はロビンと身体を交わしたというのに、見た目上での変化は起きていないのだから。

きっと受け入れ易くなる原因――性向のようなものがあるんだろう。


()
……けれどもしそれが、愛と呼ばれるものの一変奏だったとしたら。

「そのきらめきは火のきらめき、最もはげしい炎。
 愛は大水も消すことができない、洪水がおぼれさせることもできない」

……どうすれば良いのだろうね。




[サイラスが拳を放つのを横目で見る。]

 サイラスって、そんなに、
 かっこ悪いところもあったんだ。

[ヘクターとサイラス。
 それは、双璧と呼ばれるくらいの、ある意味下級生からは憧れの存在でもあったはず。]


サイラスの傍には移動できるだろうか。夢の中





…そりゃ、たまにはな。
皆カッコつけてんだよ。


[そんな様子を見せた原因はたった一つしかないのだが]


 ふぅん
 でも、そういうところはカッコいいよね。

[寄れたらサイラスの傍に寄って、
 自分より大きい肩を叩いた。]

 オレもカッコつけようっと。

[視線は、医務室に入ってきた人物を見て、
 そして、その人物が蒼薔薇を欲するのに悲しそうな目をした。]


……
そうかねぇ?

[肩を叩かれるのに返すのは、よしよしと頭を撫でる。
 悲しそうに、入ってきた人物を見つめる様子に。
 そのまま頭に手を置いたまま黙って見守る姿勢]


[頭を撫でられる様子にその手を見上げるように…。]

 ああ、触れるんだ。

[手が止まったのを感じると、そのまま、顔を伏せる。]

 ばか、だけどさ。
 ばか、な自分も悪くないって思う。

 好きな人は、他の奴が好きなんだけど、
 それでも、やっぱり、好きなものは好きだよね。

[素直に素直に紡ぐ。本当にばかみたいに。]



――愚昧さは、罪だよ。

[サイラスとセシルのやり取りに、冷たい口調で呟いた]


[俯く顔から聞こえる言葉。]

…――じだな。
好きな奴が他の奴を好きでも好きなものは好き。だよな。
自分を通して他の奴を見てたとしてもな。

[莫迦みたいに同じで。思わず。置いたままの手で髪をくしゃくしゃと
 掻き撫でた]

…全く、皆、莫迦野郎、だぜ―――……。



……まあ、どこが何ゆえに愚かなのか解っているのなら、それも悪くはない時もあるけどね。

[声音から険を消し、普段の表情に改めて、そう続けた]


冷たく聞こえた呟きにちらりと睫毛を一瞬動かしただけ。


けれど、愚かでいることが誰の望みも叶えないのなら、何をどう解っていようと、矢張りそれは愚昧で、罪だとしか言い様は無い。
僕はそう思う。

たとえば――そう、サイラスがちょうど今言ったみたいな()関係にしがみつくようなこと。


[トニーの冷たい口調には構わず、
 いや、むしろ、ロビンをはじめとするいわゆる真面目な連中からは、普段から散々冷徹な言葉や態度を受けているのもあるから。]


 髪、気持ちいい?


[ぐしゃぐしゃ己の髪を掻き乱すサイラスに、少し笑ったような声でそう聞いてみる。]


[ふんと鼻を鳴らし一瞬そちらを見やる]

アホか。子供がそんなに早いうちに大人になったつもりで。
大損してるぞ。


[少し笑うセシルに、同じく微笑んで]

…そうだな。

[間を空気を吸い込んで。]

やっぱ。セシルは大事なダチで同士だもんな。

[久しぶりの大輪の笑顔を少しだけ覗かせる]




 それは、好きでいること事態が罪だってことに聴こえるけど。
 相手も自分も好きでいてくれたら、それはとてもいいことだけど…。




 そんなにうまくはいかないよね。

[愚昧といわれることも、罪人と呼ばれることも、
 既に気にするレベルじゃなかった。


 ヘクターと同室であった事実で、もう陰口としては、かなり酷いレベルまで言われてたし、実際、いわゆる不良だから。]


セシルにだよなと頷いてまたくしゃくしゃと髪を掻き乱した。




 そう、よかった。

[友達が笑う様子には嬉しそうに。
 ただ、それでも、悲しいものが垣間見えるから。
 指をその髪に少しだけ絡めた……。]

 オレもサイラスは大事な友達。
 これからも、ずうっと。

 よろしくね。

[未来があるかのような言葉を紡いで…。]


フィリップの苦しがる様子を、やっぱり悲しそうにみつめて・・・。


 きっと、フィル先輩が、蒼薔薇にいてほしいって願うなら。




 オレは死んじゃうね。

[人事のように言うのは、悲しすぎたから。]


メモを貼った。


[少しだけ自分のプラチナブロンドの髪に絡められる指]

ああ……よろしくだよな。

[にこっと歯を見せるような笑いをして。悲しみを見せないように
 眼を逸らしたのは僅かな時間。
 フィリップを見つめる眼に、ただ手を頭に触れていてやるだけ。
 口に出された言葉にはっとして。でもその手は其の侭に]


…届かないって辛いな……。


[それは届けるものがいるとは知らずに口にされて]




 そうだね。

[頭に手があることで、きっと一人よりは淋しくなくて。
 目を閉じて、手の感触だけ、感じることにした。*]


メモを貼った。


[迷子の迷子のユーリィはずっと深い深いところで泣いている。
みんな自分が悪いのだと。青薔薇に願ったのはじぶんだと。
叶うことの無い恋ならば、みんなめちゃくちゃになってしまえと。

こんなことになるなんで思ってやしなかったから、罪深さに怯えた迷子は、隠れて隠れて深いところへでは]


メモを貼った。


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/09/09(Thu) 23時頃


メモを貼った。


[赤い獣は足掻く。
絡みつく茨の棘が食い込もうとも、待つものが居るから。

されど、彼はいまだ気付かぬ。
その身を戒めるのは自己嫌悪と罪悪感の有刺鉄線。]

「同じ、だね。」

[いつかと同じ声が聞こえた気がした。」


[華奢な手首に食い込む有刺鉄線を見せて、ユーリィは涙目で笑う。]

「ほら、一緒だよ。痛くて身動きが取れないんだ。

こういう所が似てるから…だから君を選んだのかもしれないね。」


[壊し壊されたかったのは本当。種を渡したかったわけでないのに
 結局は、一番近くて、遠くて。大事な相手。
 身を巣くう呪いの種を結果的に渡してしまうことになったことは
 申し訳なく。でも―――…。]

お前で、良かった―――…。

[お前が封じ込めると言ってくれて、ある意味種を壊してくれて。
 自分で出来なくてお前に任せることになってしまったのは――…]

すまん……。

[俺の肩代わりさせて。思えば、最初の種を蒔かせる水を与えたのは
 ―ユーリィに恋心を抱かせるような助けを差し出した―のは
 …――俺だ。それを思えば、俺が刈り取るべきだったのに。
 俺が耐え切れなくて、すまんと。]

……本当に、莫、迦、だよな。

[俺たちは―――…。 やっぱり似すぎてる―――…。]


メモを貼った。



んーん、僕はまだ子供だよ。
子供すぎるくらいに――ロビンを本気にさせられない位に。

サイラス、大人になると自分の気持ちはいくらでも押し殺してしまえるものなの?
僕には、そうとは信じられない。
本当に『好き』な人がいたら、相手が誰を好きだろうと、何を見ていようと関係ない。
きっと、どうしようもない。というか、どうしようもなかった。

自分の気持ちを押し込めて、ただ心の中で相手を『好き』なだけでいるなんて、僕にはできないよ。



ううん。セシル、それは違うよ。
『好き』で居ること自体が罪だなんて、そんな訳あるはずがない。
あっていいはずがない。

ただ、それが自分自身も、相手も、周りの人間も、幸せにするものじゃないんだったら――そんなものはさっさと投げ捨ててしまった方がいい。どこにも行けない気持ちを抱え込んで、いつまでも自分を苦しめているよりはずっといい。

何もかも上手くはいかない、けれど、『好き』な気持ちは、そんなに簡単に失ってしまえるものじゃないと思う。
本気で伝えずに――向かい合わずに、一人でのた打ち回ってるなんて、まるで理解できやしないんだ。


[小さな少年に一つだけ、切欠を与えるように]

…執着でも、押し殺してるわけでも、ないさ。
ただ、いろんな形があるってことだけ、さ。

『好き』には、な。

[トニーのそれも間違いではなく。]


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