42 廃棄人形ーeverlasting love marionetteー
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/16(Sun) 00時頃
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[幸せいっぱいという顔でクレープ屋の前でクレープを頬張る姿は、さぞや良い客寄せになるだろう。 美味しいものを食べている間は悩み事を忘れていられる。]
―――あれ? 慶三郎さんと、こないだの役者さん?
[喫茶店で時折見かける慶三郎と、パンを買いに来てくれた鏡花。思わぬ取り合わせに目を丸くした。]
こんにちは!
(5) 2011/01/16(Sun) 00時半頃
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[パンパンにクレープを頬張っているところを見られて笑われた>>10。口の中に入っていた分を慌てて飲み込む。ほっぺたにクリームがついていたが、まだ食べている途中なので気にしてはいけない(?)]
はい、今日は朝から入ってたので、お昼からはお休みなんです!
[慶三郎が自分のことを鏡花に紹介してくれるのにはにこりと笑って、]
この間、買いに来てくださいましたよね! そうか、名乗ってませんでした。ソフィアです!
[ぺこりとお辞儀。]
私のお勧めはなんと言ってもストロベリー生クリームチョコレートスペシャルですよ!
[慶三郎がクレープを勧めるのに付け足しておいた。]
(12) 2011/01/16(Sun) 00時半頃
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[慶三郎の言葉>>14に、はい、と頷いて。]
あっ、その節はお買い上げありがとうございました! 美味しかったですか? ありがとうございます! はい、またいつでもいらしてくださいね!
[美味しかった、と言ってくれた鏡花>>16に、にこにこと笑ってもう一度お辞儀。 自分のクレープを見ている慶三郎に、]
ええ、とっても美味しいですよー! 美味しいものが三つ合わさって、美味しさ三乗です!
[力説。それなのに鏡花は別のものを選ぶ。]
本当に美味しいのに… …でも、それも美味しそうですね。
[ストロベリー生クリームチョコレートスペシャルをはむはむと咀嚼しつつ、目線はレアチーズストロベリーの方へ。]
(18) 2011/01/16(Sun) 01時頃
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へっ?
[ちょんちょんと慶三郎に頬を示されて>>20、きょとんとしながら空いた手で自分の頬を触る。見事に生クリームがくっついた。]
わわ、すみません! 私、これを食べるといっつもクリームがついちゃうんです。 美味しいんですけど、唯一の欠点というか。 いや、上手に食べられない私がいけないんですけど!
[慌ててバッグからハンカチを取り出して口元を拭う。しかしクレープはまだ食べ終わっていない。食べている間にまた口の周りはクリームだらけになるだろう。]
(22) 2011/01/16(Sun) 01時頃
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えっ、皆さんで来てくださるんですか? 私は今日はもういないんですけど、店主が喜びます! あ、私は大体午前中に入ってるんです。こないだは、たまたま交代で夕方も入ってたんですけど。
[そんなことを言いながらも目線はまだ食べた事のないレアチーズストロベリーに釘付けで。]
えっ!? いいんですかっ!? あっ、あの、私の食べかけでよければ、いかがですかっ!? あっ、口をつけてない方をかじってもらって大丈夫です!
[一方的にもらうのは気が引ける。こちらのクレープも差し出してみた。 鏡花がこちらのを一口食べるようなら、お言葉に甘えてレアチーズストロベリーも一口いただく事にする。]
(24) 2011/01/16(Sun) 01時半頃
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私もついさっき、カレーパンとチーズパンを食べたばっかりなんです。だから、一口だけ。
[少し脅えた鏡花の様子>>29には気づかない。満面の笑みで鏡花とクレープを交換する。自分の口が大きい事は自覚しているので、控えめに一口。]
美味しいです! 甘みと酸味が絶妙ですね!
[ありがとうございます、と鏡花にクレープを返したところで、慶三郎から声を掛けられて>>28、驚いて瞬きをした。]
えっ、そんな、いいんですか!?
[さまざまなクレープを包んでもらっている様子を見て、「大人買いだ…!」と感動した。]
あの、じゃあ、慶三郎さんのお勧めのを。 ありがとうございます。慶三郎さんもまたパン屋にいらしてくださいね! サービスしますから!
(33) 2011/01/16(Sun) 02時頃
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[鏡花からクレープを返却される>>36と、ぺろりと完食。激甘だがそれがいい。 慶三郎からお勧めクレープを渡される>>38と、満面の笑みで受け取った。]
ありがとうございます! これは家に持って帰って大事に食べますね! フランスパンですね、了解です! それじゃ、私そろそろ失礼しますね。 本当にありがとうございました!
[二人に深々と頭を下げて。図書館に行くつもりだったが、クレープを潰しそうで気にかかる。今日はこのまままっすぐ家に帰ることにした。]
(39) 2011/01/16(Sun) 02時頃
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―翌朝・パン屋―
[今日も今日とて、パン屋の朝は早い。まだ暗いうちから出勤しなければならないのは、ちょっと昨今の状況を考えるに物騒な気もするが、仕方ない。]
昨日は食べすぎたしねー。今日も張り切ってお仕事お仕事!
[昨日は家に帰ってから慶三郎お勧めのクレープも完食してしまった。どう考えてもカロリーの過剰摂取だ。燃焼させなければ、ときりきり働く事にする。]
うん、でも慶三郎さんお勧めクレープも美味しかったなー。 あの酸味はなかなか。 レモンクリームのパンっていうのも美味しそうだよね。
[独り言を言いながらもせっせと働いていると、新たなパンが焼きあがったと告げに来た店主が、そういえば、と言った。]
え? 新聞? いや、まだ読んでませんけど。
(41) 2011/01/16(Sun) 02時半頃
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[まだ夜が明けたばかりだ。いつ新聞を読む時間があったというのか。いつもはそんなことは聞かれないので首を傾げると、店主は黙って新聞を差し出してきた。]
えと。お仕事…いいんですか?
[店主は、どこか沈痛な顔をして見えた。胸騒ぎがして新聞を受け取り、目を通す。]
―――え。
[どくん、と心臓が跳ねた。]
ケイ、ト?
(42) 2011/01/16(Sun) 02時半頃
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[新聞記事は、淡々と、昨夕、ケイトが襲われた事を記していた。]
そん、な。 私、気をつけて、って。 ケイト、大丈夫だ、って。 言ったのに。言った、のに。 なの、に―――
[ガタガタと、新聞を持つ手が震えた。いや、震えていたのは体全部かもしれない。新聞が揺れて、文字が読めない。]
私が、送ってれば。 無理にでも、ついていってれば。 私、私の…私の、せい、だ…
[立っていられない。床にへたり込んで、それでも体の震えは止まらない。]
(44) 2011/01/16(Sun) 02時半頃
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[涙は出てこなかった。ただ、体の震えが止まらない。 床にへたり込んだままがくがくと震えている自分を見下ろして、店主が言い難そうに、サイモンの事件の容疑者として、ミッシェルが捕まったようだ、と告げた。 実名は挙げられていないが、内容からしてミッシェルに間違いなさそうだ、と。 最後に目撃された時、一緒にいたからだ、とも。]
―――違う!!
[反射的に大声を出していた。]
だって、私、見たもの。 ミッシェルと別れて、一人で…華月斎さんの楽屋から出て行くサイモンさん、見たもの―――!
[何がなんだかわからない。新聞を握る手に入った力が抜けなくて、新聞が手から離せない。 恐慌状態に陥った自分を見て、店主は今日はもういいから、帰るようにと告げるだろう。 おとなしく、自宅に帰るわけはなかったけれど。**]
(48) 2011/01/16(Sun) 02時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/16(Sun) 03時頃
[人形資料室を調べて回るが、やはり警察の手が入っていて
予測どおりではあるが素人で分かることはほとんど無かった。
……その帰り、サイラスと出会った。
彼はいつも通りの笑顔を浮かべ、いつも通り私と会話した。
何の違和感も無い日常の光景。それでも私はどこかで悟っていた]
(ああ――これから私は彼に壊されるんだ……)
[薄暗い路地裏に連れ込まれ、
彼の大きな手が自分の喉を目一杯押し込む。
苦しさに自然と息がひゅうひゅうと漏れでた]
(思ってる。どうしてあなたがこうするのか。
私は、ずっとそれを理解したかった。
時々私のことをを憎しみとも悲しみともつかない
複雑な負の感情で見つめるあなたを、理解したかった――)
[傲慢な考えなのだろうか。彼の言う通り。
理解できない、彼にとってされたくもない。無駄な思考]
(ごめんなさい。サイラス、あなたを苦しめて。
それでも――こうしていれば、あなたの憎しみや悲しみを、
少しは知ることができるのかもしれないから……)
[決して抵抗するようなことはしなかった。
やがて、自身の首が嫌な音を立てて、
彼の手から離れた身体は自身の身体以上に冷たい地面へ落ちた]
(――ああ。冷たい。これが、あなたの……)
(……ソフィア、あなたには、残酷な……)
[最後の意識で彼女のことを考える。
きっと優しい彼女は自分がこうなったことを嘆くだろう。
そして自分をこうした犯人に、人一倍強い怒りを覚えるかもしれない。
――だからこそ、サイラスを追い詰めて欲しくなかった。
他人を利用した身勝手な願い。謝る資格も自分には無い。それでも]
(ごめんなさい……)
[もう、身体のどこも動かないけれど、
この身勝手さはまるで人間のようだと思い、少しだけ笑いたくなった。
やがて、滲んだ視界は黒く染まり、意識は深淵へと落ちていく――]
[突然押し入ってきた警察官に唖然としていると、
彼らは自分取り押さえ、連行していこうとする。
サイモン暴行事件の容疑だと聞くと、目を丸くして。]
私が、するはずないでしょ!
私じゃない、私じゃない、私じゃない!
[自分が彼に近しいからという理由で、疑われるのはわかる。
しかしそれよりも、自分がサイモンをあんな姿にしたと言われることにショックを隠せない。
取り乱しながら「私じゃない」と繰り返す。瞼に思い浮かぶのは、昏睡するサイモンの姿。
それも一緒にフラッシュバックして、かぶりを振る。自然と涙がこぼれた。
やがて淡々とラルフに話しかける警察官に諦めの色を浮かべると、
大人しく、連行されることにした。
自分じゃない。自分が、するはずない。
容疑は、すぐ晴れると思っていた。]
―取調べ室―
私じゃありません。
[きっぱりと、言い放つ。
目の前に座るのは、取調べ担当の警察官。傍には2人、同じ制服を着た男が控えている。
もう長い間、同じ押し問答を繰り返していた。
もちろんずっと毅然としていられたわけじゃない。
既に緑の瞳は淀み、疲労の色が浮かんでいた。
それは警察官も同じなようで、はぁ、と息を吐く。
最後にサイモンと一緒にいたのが、自分だという。
それはおかしい。彼は楽屋に行ったはずだ。
だけど、それは――口には出来なかった。
華月斎を疑ってはいない。
サイモンが楽屋に行ったのは事実だが、彼が襲われたのは人形資料室だ。
繋がらない。
だから余計な疑いを、かけたくはない。]
私じゃない…。
[言い澱んだ自分に、警察官はどう思ったのだろう。
眉を下げて、飲み物を飲むように、カップを差し出す。
言われるままにそのカップに口をつけた瞬間]
…?
[ぐにゃりと、視界が歪んだ。
何か薬でも入っていたのだろうか。
そのまま、瞼が落ちていく。ぼんやりと滲む思考の中で、華月斎のことを考えていた。
彼に話を聞きたい。
彼が何をサイモンと話したか聞きたい。
――――――会いたい。**]
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/16(Sun) 13時頃
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―早朝・パン屋―
[震えが止まらない体は、店主に背中をさすられて、数分後にようやく落ち着きを取り戻した。それでも、今日は仕事はいいと店主に告げられる。]
そんな。あの、ちょっと取り乱しましたけど――― あの、大丈夫です。ちゃんとお仕事できます。
[そう言ったけれど、店主は首を横に振った。そんな顔をしていてはとてもレジは任せられない、と。]
―――わかりました。すみません。 明日は、ちゃんとしますから。 はい、お疲れ様でした。失礼します。
[身支度を整えると、深々と頭を下げて、まだ夜が明けたばかりの街へと出た。]
(77) 2011/01/16(Sun) 13時半頃
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[言われるままにパン屋を出たけれど、家に帰るつもりはなかった。そもそも、体はなんともないのだ。]
病院…は、行っても、こんな時間に面会ができるとは思えないし。
[そもそも、面会時間に行ったとしても、面会が叶うかどうかはわからなかった。新聞の内容からしても、ケイトはかなりの重傷のようだ。病院には人工生命の専門医がいるものの、人工生命の権威であり、最も人形に精通しているサイモンが今は意識不明なのだ。]
警察…も、こんな時間じゃ…
[尤も、どんな時間に行ったとしても、18の小娘の言う事に耳を傾けてもらえるかはわからないのだが。]
―――とりあえず、朝ごはん食べよう。
[ケイトとの約束もある。こんな時間に会えるとも思えないが、そろそろ開店時間のはずの喫茶店へと行ってみる事にした。]
(78) 2011/01/16(Sun) 13時半頃
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―喫茶店―
おはようございます。 モーニング、下さい。
[開店したばかりの喫茶店の扉を押して入り、弱々しい笑みを浮かべて店主に挨拶をする。 いつもと違う時間、いつもと違うオーダー、いつもと違う様子に、店主は怪訝な顔をする。色を失った顔のまま、無理やりに笑顔を作った。]
ちょっと、その。 今日は仕事にならないから帰れ、って言われちゃいました。
[えへへ、と乾いた笑い声を立てる。]
(80) 2011/01/16(Sun) 13時半頃
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[喫茶店には新聞が置いてあった。お借りしますね、と店主に声を掛け、新聞を開く。パン屋にいた時よりも幾分か落ち着きを取り戻していて、震えることなくゆっくりと記事に目を通した。目新しい事が書かれていたわけでは、なかったけれど。 神妙な顔で新聞を読む姿に店主もすべてを察したようで、余計なことを言う事もなく、そっと注文の品を出してくれた。]
ありがとうございます。 いただきます。
[感謝の言葉は、出された料理と、店主の対応、両方に対するもの。新聞をそっとたたむと、出された食事をゆっくりと食べ始める。]
(83) 2011/01/16(Sun) 14時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/16(Sun) 14時頃
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あれ? 華月斎、さん? おはようございます。
[目玉焼きをぱくりと食べた時、声を掛けられた。>>84]
はい、大丈夫ですよ。どうぞ。 ―――あ、その袋。
[見慣れた紙袋を見咎めて。]
もしかして、パン屋にいらしてくださったんですか? 私、お礼をするって言ったのに。すみませんでした。
[申し訳なさそうな顔で謝った。自信をよく知る人ならば、明らかにいつもより元気がないのに気づくだろうが、出会って数日の華月際は気づくだろうか。]
(85) 2011/01/16(Sun) 14時頃
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[店主の注意を気に留めず、デニッシュを取り出す姿>>87に少し笑みが浮かぶ。]
デニッシュ、人気商品なんですよ。 もし気に入って下さったら、またいらしてください。 今度こそきちんとお礼をしますから。
[そう言って、コーヒーを一口。けれど、話がしたかった、と言われると、目を丸くして首を傾げた。]
私とお話を? なんでしょう。
[全然心当たりがなかった。ぱちぱちと瞬いていると、目を覗き込まれて、どきりと心臓が跳ねた。]
…悩み。
[問われると、視線が下を向く。]
やっぱり、様子がおかしいってばれちゃいますか。 それなら、帰されちゃっても仕方ないですね。 悩み…ううん、悩みがあるわけじゃ、ないんです。
(89) 2011/01/16(Sun) 14時半頃
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[力なく首を横に振って、かすかに笑みを浮かべる。]
華月斎さん、新聞はご覧になりました? 昨日、襲われたお人形は、私のお友達なんです。 昨日、私一緒にいたんです。 ちゃんと私がおうちまで送っていれば、こんな事には、ならなかったはずなんです―――
[言葉にすると、やっぱり体が震えてしまう。俯いて、かたかたと震える肩をぎゅっと抱きしめた。]
それに、サイモンさんの事件の容疑者を捕まえた、って。 その人も、私のお友達なんです。 その人が、犯人であるはずなんて、ないんです。 そんなわけ、ないのに…
(90) 2011/01/16(Sun) 14時半頃
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ソフィアは、慶三郎に手を振られると、小さく頭を下げた。昨日はごちそうさまでした。
2011/01/16(Sun) 14時半頃
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人探し、ですか? パン屋のお客さんくらいなら、判ると思いますけど…
[こてりと首を傾げる。貴女のせいじゃない、という言葉>>91には、力ない笑みを浮かべて、ありがとうございます、と呟いた。続く言葉には、少し不安そうに瞳を揺らす。]
それは…もちろんです。 でも、ミッシェルさんの疑いは、真犯人が見つかれば、晴れると思います。 昨日も事件が起こったんですから、真犯人は別にいるって、すぐに警察も気づくと思うんです。 今は、それより、ケイトの…あ、ケイトっていうのが、昨日襲われた友達なんですけど…ケイトのことの方が、心配で。 それに私、ケイトと約束したんです。 約束、守らないと―――
[今はケイトとの約束が一番大切だった。約束を守って、そしてケイトに感謝してもらうのだ。 感謝してもらうためには、ケイトは元気にならなければならない。ケイトはきっと元気になる。その時に、自分は笑って彼女に会うのだから。]
(92) 2011/01/16(Sun) 15時頃
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―???―
[ふと意識を取り戻すと、そこは白い空間。
何もない。天井も、壁も、足元の地面さえも。]
…?
[そういえば。
先ほどまで自分はどこにいただろうか。
思い返そうとしても、記憶はぼんやりとしていて。
ふらふらと歩いていると、見覚えのある人影。
人形資料室で、いつも研究ばかりしている、自分の慕う…]
サイモン!
[弾かれたように名前を呼んで、走り出す。
彼に近づくと、ぐいとその腕を引いた。]
ここ、どこ?
君はここで何してるの?
お芝居、たしか見に行ったのよね。一緒に。その後は?
どうして?今君はたしか・・・。
[矢継ぎ早に捲くし立てる。
言葉は脳を通さず、ぽろぽろと勝手に口からこぼれているようだった。
その言葉がやっと記憶になって、自分の耳元に帰ってくる。
サイモンは首を静かに横に振り、「覚えてないんだ」と静かに言った。
何を、覚えていないのか。
それを問う言葉さえ、自分にも思い出せなかった。
力なく、腕を掴む手を緩めて、うつむく。
そうしていると突然サイモンが自分の目線まで背を丸め、顔を覗きこんできた。
見開かれた漆黒の瞳と目が合い、どきりと心臓が鳴る。]
何・・・?
[そう答えると、彼は遠くのほうを指差した。
遠く、その先に、光。
うなずいて、そちらに走る。走る。走る。
さっと開けた視界にいたのは、]
ケイト。
[喫茶店でよく見かけた、自分と同じ人形の少女。]
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―――え?
[華月斎から探し人の特徴を聞く>>93と、ぱちぱちと瞬いてから眉を寄せる。]
えっと…それ、サイラスじゃないですか? ちょうどこの喫茶店で…バイト?してますけど。
[なぜ華月斎がサイラスを探しているのだろう?疑問には思ったけれど、あまり深くは考えずにさらりと名前を口にした。続く、不安を煽るような華月斎の言葉には、肩を震わせて俯いて。]
だから―――だからこそ、私は約束を守らないと。
[ぽつり、と呟く。謝られるのには、気にしていない、と首を振ってみせて、言葉を選ぶように口にした。]
約束っていうのは、そのサイラスのことなんです。 サイラス、大学でお人形についての研究をしてて。サイモンさんとも面識があったみたいで。 だから、被害者にも、容疑者にもされちゃう危険性があって。 だから―――サイラスの力になるって、私、約束したんです。
[ケイトを助ける事もできなかった自分に、なにができるのかは、わからないけれど。]
(95) 2011/01/16(Sun) 15時半頃
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へっ?
[ぽつりぽつりとした自分の言葉に、辛抱強く華月斎は耳を傾けてくれる。口には出さないけれど、その事に感謝していると、思いもよらない事を言われた。>>96]
サイラスが、道を? ええと、あの。それって。 …もしかして、華月斎さん、サイラスの事疑ってらっしゃるんですか?
[本当にそれは、思いもよらない事で。ぱたぱたと両手を振りながら弁護を始める。]
あの、華月斎さんに、サイラスは何か失礼なことしたんでしょうか? サイラス、いい奴ですよ? そりゃ、ちょ〜っとへらへらしてて、本心を見せないようなところはありますけど… この間だって、華月斎さんの舞台を大喜びの大興奮で観てたんですよ? ―――でも、そうですね。
[華月斎の声音が真剣なものだったから。ありえないことだと思っても、「もしも」のことを考える。]
もし、サイラスが何か悪いことをしたんなら。 力になることは、匿う事じゃないって、思います。そんな事を私はお願いされたんじゃないって思うから。 その場合、力になるっていうのは…彼の心を、救う事だと思います。 どうやってか、方法は、わかりませんけど。
(97) 2011/01/16(Sun) 16時頃
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[自分の問いにも、弁護にも、華月斎は否定も肯定もしなかった>>99。多分それが彼の返事で、一体何故、と瞳を揺らす。]
酷な、選択…
[華月斎の言葉を繰り返して。それが明確な彼からの返事なのだろうと思う。]
頼まれたから、だけじゃないです。 サイラスは…私にとっても、大事な友達ですから。 サイラスがどう思ってるかは知りませんけれどね?
[華月斎の微笑みに、そっと微笑み返して。続く言葉に首を傾げた。]
若い、女…?
[真っ先に思い浮かぶのはケイトの姿。華月斎の舞台に、二人は一緒に来ていたのだし。ケイトはサイラスに思いを寄せている。けれど、それはありえない事。]
サイラスと仲が良くて、一緒にいたって言われて思い浮かぶのは、ケイトなんですけど――― でも、それは絶対違います。ありえないです。
[困ったような顔で、華月斎に倣うように冷たくなったコーヒーを飲んだ。]
(102) 2011/01/16(Sun) 16時半頃
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[コーヒーは冷たく冷めていて苦かった。そもそも自分は、いつもこの店ではカフェオレなのだ。モーニングセットについてくるのはコーヒーだと知ってはいたのだけれど。 口元が歪むのは、コーヒーの苦さのせいなのか、それとも。 思わずきゅっと唇を噛み締めた時、名前を呼ばれた。>>103]
芙蓉さん。 おはようございます。
[首をそちらに向けて挨拶をすると、自分の体が随分強張っていた事に気がついた。お邪魔だったか、と言われて、少し困ったように華月斎の方に顔を向けた。]
(106) 2011/01/16(Sun) 16時半頃
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そうですそうです。その子がケイトです。
[こくこくと華月斎の言葉>>105に頷く。]
劇場に二人で来てるの、気づいてらっしゃいましたか? あの子がケイトなんです。…被害に遭った、ケイトです。 サイラスと、仲良さそうでしたよね? だから…サイラスが事件と関係なんて、あるはずないんです。
[力を得たようにそう言うけれど、華月斎には別の心当たりがある様子。]
さほど親しくなさそうな、女の子? サイラスは、自称フェミニストですから。顔見知りの女の子には大体親しげです。 それだけでは、なんとも…大学の友達とか、私わからないですし。
(108) 2011/01/16(Sun) 17時頃
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ソフィアは、華月斎に、別に邪魔というわけでは、と首を横に振った。
2011/01/16(Sun) 17時頃
ソフィアは、サイラスは本当にいい奴なんですよ?と自分に言い聞かせるように。
2011/01/16(Sun) 17時頃
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[こちらの言葉に、華月斎は否定も肯定もしなかった。>>111 自分の知らない、何か華月斎しか知らない、確信を抱くに足るものがあるのかもしれない。 気になるけれど、はっきり尋ねるのもはばかられて、視線は落ち着かなくあたりをさまよう。 華月斎が芙蓉に席を勧め、芙蓉がそれにしたがって座るなら、自分もカフェオレを店主に注文した。]
ミッシェルさんの事… はい、新聞で読みました。 でも、警察は間違ってます。 サイモンさんが最後に目撃された時、ミッシェルさんと一緒だったから、って容疑がかけられたみたいですけど、私あの日、ミッシェルさんと別れて一人でいるサイモンさん、見かけましたし… それに、犯行現場は人形資料館でしょう? おかしいです。そもそも、ミッシェルさんがサイモンさんを襲うなんて、あるはずないのに。
[芙蓉から振られたのもミッシェルの話だった。サイモンのためにパンを買いに来ていたミッシェルのことを思い出し、どうしても興奮気味になるのを押さえられなかった。]
(115) 2011/01/16(Sun) 17時頃
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…すみません。ちょっと頭に血が上っちゃいました。
[まくし立ててから我に返り、申し訳なさそうに謝ると、お冷に口をつける。冷たい水が喉を通ると少し落ち着いた。 ふぅ、と息を吐いてグラスをテーブルに戻した時、店の奥からサイラスが出てくるのが見えた。]
―――あ。
[華月斎はどう反応するだろう。ちらりと横目で流し見てから。]
おはよ、サイラス。
(116) 2011/01/16(Sun) 17時半頃
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[いつも鷹揚な芙蓉が、怒っている。そのことが、逆に自分を冷静にさせた。]
掛け合って、聞いてもらえるでしょうか。 真犯人さえ捕まれば、容疑は晴れるんじゃないかなって、私は思ってるんですけど。
[犯人、と言葉にすると、自然思い浮かぶのはケイトの事で、自然、声は震えた。]
なんで、どうしてあんな事、するんでしょう。 本当に、なんで、なんで…
[何故という問いは、そのまま自分に跳ね返ってくる。]
危ないって、わかってたのに。 なんで私、ケイトを一人で帰したり、したの―――
[思わず漏れたのは、何度も繰り返した、何度自分を責めたって意味のない問いかけ。 その声は、珍しく仕事に励むサイラス>>118の耳にも届いただろうか。]
(120) 2011/01/16(Sun) 17時半頃
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ソフィアは、サイラスに力ない笑みを向け、「ちょっとね」と返事をした。
2011/01/16(Sun) 17時半頃
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[サイラスも、どこか疲れているように見えた。>>122 サイモンに、ケイトに、ミッシェル。立て続けに事件が起こって、それが自分とは無関係ではない人々なのだ。無理もない、と思う。 静かに問いかけられて、こくりと頷いた。]
ケイト、私に会いに店まで来てくれたの。 一緒に散歩して、広場でお昼食べた。
[会話の内容を今ここで言う事ははばかられた。華月斎には成り行きで話してしまったけれど、あまり人に言う事でもない。後でサイラスと二人で話さなければいけない、と思う。]
送っていくって、言ったんだけど。ケイト、大丈夫だ、って。 無理やりにでも、送らなきゃいけなかったんだ。
[今更言っても詮無い事だけれど。]
(123) 2011/01/16(Sun) 18時頃
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コネ…芙蓉さんが、警察に?
[思いがけない話>>124に、思わず大きな声を出してしまった。はっと口をつぐんで、それでも、自分の証言だけでは足りない、と言われるとしゅんと肩を落とす。 ケイトの事を尋ねられると、少し表情を和らげて。]
ケイトは、可愛くて、とってもいい子なんです! それに、とっても優しい…
[彼女から「優しいソフィア」と言われた事を思い出すと、少し瞳が潤んだ。]
ケイト、自分が人形な事、隠してなかったから。自分は危ないって、よく知っていたのに。 そんな時でも、自分の心配じゃなくて、人のことを心配しちゃうような…そんな子なんです。
(125) 2011/01/16(Sun) 18時頃
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…ありがと。
[サイラスからの気遣いの言葉>>127には、小さくそう返す。 自分を責める思いは消えないけれど、気遣われる事は素直に嬉しいと思う。]
サイラスも、元気出して?
[きっと自分も酷い顔色をしていて、その言葉に説得力はないのかもしれないけれど。舞台を見に行った時の楽しげな二人の様子を思い出すと、暗い顔をしたサイラスもまた、心を痛めているのだろうと思って。 力づけるように小さく笑んで、そう言った。]
(129) 2011/01/16(Sun) 18時頃
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警察の、お世話に。
[芙蓉の言葉>>128を思わず復唱する。気になったけれど、それは聞いてはいけない気がした。 表情を和らげて呟かれて、うん、うんと頷き返す。]
本当に…いい子なんです。
[思い出すのは、昨日の広場。 サイラスへの思いを、自分への感謝を、語ってくれたケイトの事。 人間だとか人形だとか関係なく、彼女の思いは本物で、だから彼女は、自分の大切な友人で。 涙がこぼれてしまわないように、俯いて強く目を瞑る。]
(130) 2011/01/16(Sun) 18時半頃
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そか、真っ青か。あはは。
[サイラスの笑み>>132に乾いた笑い声を立てる。サイラスも苦しそうだけれど、それでも表面上はいつもと変わらない軽口を聞くと、なんだか少し落ち着いた。]
パン屋の店主さんにも、言われちゃった。 そんな顔じゃレジに立たせられないから、今日は帰れって。 まだまだだね、私も。 サイラスは、ちゃんと仕事してるのに。
[珍しく褒める様な事を言ってしまったのは、やはり今の自分が弱気になっているからだろうか。らしくないな、と自分でも思って、照れ隠しのようにカフェオレを飲んだ。]
(135) 2011/01/16(Sun) 18時半頃
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[ぽんぽんと頭を撫でられて>>134、ますます強く目を瞑る。]
駄目です。今はまだ、泣いちゃ駄目なんです――― 泣くのって、体力使うから。まだそんなことに、体力使っちゃ、いけないんです。そんな場合じゃ、ないんです。 泣くのは、事件が解決して、全部終わってから。 それまで私は、泣いちゃいけないんです。
[泣いて事態が好転するなら、いくらでも泣くけれど。そんなことがあるはずもなく。であれば、今は、涙に逃げてはいけない。そう自分に言い聞かせて、唇を噛み締めた。]
(137) 2011/01/16(Sun) 18時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/16(Sun) 18時半頃
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そうなんだ。 うん、でも、たまにはここのお料理もいただかないとね?
[持ち込みがないことを指摘される>>140と、小さく笑って。 現実味がない、という言葉には頷いた。]
それは、そうだね。私も、まだ頭のどこかが信じられない。 けど、それでも、現実として受け止めてるのは…ケイトから、覚悟の言葉を聞いてたから、なのかも。
[自分の身は危ういと、ケイトははっきり自覚していて。ケイト本人から、その事を聞かされていたから。だからなのかもしれない。 芙蓉に「強い」と言われるとゆるゆると首を振って。>>141]
強いっていうのは、私じゃなくて、ケイトみたいな子のことを言うんです。 私は、強くないです。一度泣いちゃったら、多分もう、ガタガタになっちゃうってわかってるから… だから、必死に踏みとどまってるだけなんです。
[泣き出しそうな顔のまま、それでも芙蓉に笑顔を向けてみせた。**]
(142) 2011/01/16(Sun) 19時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/16(Sun) 19時頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/16(Sun) 20時頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/16(Sun) 21時頃
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[辛いな、とサイラスに言われて>>147、首を横に振った。自分の辛さなど、ケイトの苦しみに比べたらどうということもない。]
サイラスも、苦しそうに見える、よ。
[痛みを堪えるような笑顔で、サイラスにそう言って首を傾げてみせた。 自分でも無理をしているな、と思う。 けれど、そんな笑顔でも、芙蓉は十分だと言ってくれて。>>150]
芙蓉さん…?
[ちらりちらりとほのめかされる芙蓉の過去。この街へ来る以前の芙蓉の事は、何も知らない。けれど、その話は、今する話ではないだろう。 手を振って出て行く背中に声を掛けた。]
あの、芙蓉さん! その、ありがとうございました! 弱音じゃなくても…今度また、ゆっくりお話しましょう、ね? この事件が終わったら、きっと。
(157) 2011/01/16(Sun) 21時頃
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[華月斎も席を立つ。>>144]
華月斎さんも。 ありがとうございました。 また是非、パン屋にもいらしてください。今度こそお礼をしますから。
[いつもの満面の笑みとはいかないけれど、顔に笑みを浮かべて頭を下げた。華月斎の顔は、どこか、何かを思いつめているようにも見えて。 それは多分、自分は知らない、華月斎がサイラスを疑う根拠となっているものなのだろう。]
―――あの。 華月斎さんも、どうか、お気をつけて。 …それと。
[続く言葉はためらいがちに。]
せっかく遠くの国からこうやっていらしてくださったのに、こんなタイミングで、立て続けにこんな事件が起こって。 でも、この街は、いい街なんです。 この街の事、嫌いにならないでいて下さったら、嬉しいです。
[そう言って、もう一度頭を下げて、喫茶店を出て行く華月斎を見送った。]
(158) 2011/01/16(Sun) 21時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/16(Sun) 21時半頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/16(Sun) 21時半頃
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[賑やかだったテーブルが、また自分ひとりに戻った。カフェオレを飲みながら、いつになく真面目に働いているサイラスを、見るともなしに眺める。サイラスは、真面目に働いているのに、どこか心ここにあらずという風に見えた。]
それはそうか。 無理もない事だよね。
[そういう自分は職場から追い返されてここにいるのだから。]
…サイラス。 サイラスもさ、気をつけなくちゃ、駄目だよー?
[ぽつり。言葉が漏れる。 人の減った喫茶店内。その声はサイラスにもちゃんと届いただろう。]
(163) 2011/01/16(Sun) 21時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/01/16(Sun) 22時頃
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だってさ、サイラスはさ、サイモンさんのところに出入りしてたんでしょう? 被害者になる可能性も、容疑者にされる可能性もあるんだよ?
[どう見てもサイモンを慕っていたミッシェルでさえ連行されたのだ。自分の考えすぎだとは思えない。]
十分気をつけて。なにかあったらちゃんと言いなよー?
[ケイトには、「力になってほしい」と言われた。けれど、具体的に、自分に何ができるのかさっぱりわからない。だから、そんな事しか言えなかった。]
(166) 2011/01/16(Sun) 22時頃
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ひどっ! また子ども扱いするー! 私だって働く女性なんだからっ! …その、今日はちょっと働いてないけど。
[後半の台詞はぼそぼそと、少し決まり悪そうに。]
そういう自信過剰が危ないんだから! 人がせっかく心配してるんだから、素直に心配されときなよねー!
[頬をむうっと膨らませて、ぷんすかと怒ってみせた。少し、わざとらしかったかもしれないけれど。 努めて、いつもどおりに見えるように振舞って。]
(170) 2011/01/16(Sun) 22時頃
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じゃあ70になっても80になっても「年下の女の子」ですかそうですか。
[売り言葉に買い言葉。じと目で言い返した。]
仕方ないじゃない。その…
[そこまで言って、考える。果たして「ケイトに頼まれた」と言っていいものか。サイラスの、ケイトへの気持ちなど、自分は知らない。その上ケイトは自分より年下なのだ。]
…フランスパン占いで、不吉な結果が出たんだから。
[迷ったあげく、意味不明な返事になった。背を向けて別のテーブルに向かう背中をじと目のまま見つめていると、思いがけない言葉がサイラスから漏れて、目を見開く。]
―――え?
[らしくない、弱々しい声に眉を寄せた。]
(174) 2011/01/16(Sun) 22時半頃
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[自分の言葉に、なにかサイラスを滅入らせるような要素はあっただろうか。考えたけれど、思い当たらない。自分はただ、彼の身を心配しただけだ。 内心首をひねっていると、ドアの開く音がする。]
―――あ。夕顔。 こんにちは。
[喫茶店の常連同士。彼女の顔は見知っていた。 サイラスに向けていた怪訝な表情は消して、小さく笑みを浮かべて挨拶した。]
(176) 2011/01/16(Sun) 22時半頃
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くっ、全く、口が減らないんだから…!
[ものすごくレベルの低い問答だと理解していても、引くに引けない。じと目でにらみ返していたが、フランスパンについて聞き返されると、ぐっと言葉に詰まった。 あれは馬鹿だった。ものすごく馬鹿馬鹿しかった。どうしてよりにもよって思いついた言い訳があれなのか。]
その。フランスパン占いの話し、こないだしたでしょ。あれ、次の日もやってみたの。私の名前でも、サイモンさんの名前でも折れなかったのに、サイラスの名前を言って振った途端ぼっきり折れたんだよ! おかげでフランスパン、また買い取りになったんだから! だから、その。なにか不吉な感じなの! 虫の知らせなの! …多分。
[後半は半ばやけくそだった。]
…それに、それにさ。 一応、サイラスみたいのでも、その、友達だって、思ってるしさ。 それに―――
[やっぱり黙ってはいられなかった。思い切って、言った。]
それに…サイラスのこと、心配してる人に、頼まれたから、さ。
[誰だとは、言えなかったけれど。]
(180) 2011/01/16(Sun) 23時頃
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[珍しく夕顔から話を振られた。>>179 いつもの自分なら喜ぶところなのだが、話題が話題で。 夕顔をしばらく見つめ、そっと目を伏せる。]
―――うん。 夕顔も、気をつけなくちゃ駄目だよ?
[そう言ってから、顔を上げて、少し明るい声を出す。]
聞いてよ、夕顔。サイラスにもさっきからそう言ってるのに、サイラスったら素直に人の厚意も受け取らないんだよー? 酷いよねー?
[そんな風に言って夕顔を味方につけようと。]
(184) 2011/01/16(Sun) 23時頃
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[やっぱり笑われた>>185。案の定笑われた。]
そ、そんなに笑うことないでしょー!
[膨れながらも、サイラスが笑ったことに少し安心する。 サイラスは落ち着いた後、珍しく素直にこちらの話を聞いてくれた。首を傾げられると、こちらも首を傾げ返してみせる。]
さあね? 自分で考えてみたらー? でも、私は約束しちゃったからね。だからサイラスの事、気にするよ? それはもうサイラスにはどうにもならないの! 仕方ないの! あきらめるんだねー。
[言わなかったのは、意地悪心が半分。サイラスが、自分で気づいてほしいと思う心が半分。]
(188) 2011/01/16(Sun) 23時頃
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[ぼんやりとした意識が戻る。
不思議な空間。光とも闇とも付かないものが辺りに満ちて
まるで水中を漂っているような感じを覚える]
……ここは……私、は……
[やがて、自分の名を呼ぶ声が聞こえる。
どこからやってきたのか、息を切らした一人の少女の姿が見えて]
……ミッシェル……ここは……
……私はあの時、首を絞められて……
[呆然とした表情を浮かべて、ゆっくりと呟いた]
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[ソフィアは、味方を、手に入れた!>>189]
だよねだよね! 夕顔もそう思うよね!
[我が意を得たりとばかりに頷く。]
でも、夕顔も。お屋敷の中は安全かもしれないけど、こんな風に出歩いてる時は十分気をつけるんだよー? 夕顔、小さくて可愛いから、あっさり物陰とかに引きずり込まれたりしちゃいそうでなんだか心配だよ。
[自身の小柄は棚に上げてそんな風に心配した。]
(191) 2011/01/16(Sun) 23時半頃
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だ、だって。あんなにあっさり折れるなんて、やっぱりおかしいなと思って、確かめたくなっちゃったんだもん。 わ、笑うなー!
[弱々しい反論を試みる。しかし、最初の動機がそれでも、途中から少し悪乗りしていた事は否めなかった。 拗ねたような口調で、「もう聞かない」と言うサイラス>>192をじっと見つめた。]
そりゃあ、もう18にもなってますから? 私だって言う時は言うんですよーだ。
[返ってきたサイラスからの返答は、拗ねたような口調で。だけれど、浮かぶ表情は拗ねたそれではない。 軽口を叩きながら、サイラスの顔に浮かぶ、複雑な表情に少し目を細めた。]
(193) 2011/01/16(Sun) 23時半頃
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人間も、お人形もあんまり変わらないと思うけどなあ。 ケイトはまるっきり人間みたいだし、夕顔はお人形みたいに可愛いし。
[夕顔の内心など露知らず、自分は人間だから、と言う夕顔>>195を心配そうに見つめる。]
人間だからって、安心できないよ。 …この街は、そんな街じゃなかったと、思ってたんだけど。
[声音は少し寂しげに。けれど、サイラスに卑怯だ、と言われると>>196、すぐに声は明るく弾んだ。]
そりゃあ、私たちはか弱い女の子ですから? 二人がかりくらいでちょうどいいんですー。
[ねーっ?と夕顔に首を傾げてみせて。]
いつまでもいじられてばっかりのソフィアじゃないのですよ、サイラスくん。 いじり方にだって磨きをかけないと、私だって日々成長してるんですー。
[にやにやと笑いながらそんな風に言うけれど、さりげなく視線を外されれば、わずかに違和感を覚えた。]
(200) 2011/01/17(Mon) 00時頃
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ソフィアは、夕顔に、「お、面白いと思うくらいならいいんだよ。あんなに笑いとばさなければっ」と味方の確保に必死。
2011/01/17(Mon) 00時頃
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頑張っていじりの道を研鑽するんだね、サイラスくん。
[ふふん、と笑っていじけるサイラスを見やる。先程から感じている違和感。]
―――…
[ふと、口をつぐんでサイラスを見つめた。ああそうだ、と思う。 目が合わない。それが問題なのではない。 先程から、ずっと。サイラスの言動は、 ―――わざとらしい。]
(203) 2011/01/17(Mon) 00時頃
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