3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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−校舎内− [影の落ちた校内を歩く。苛立たしげに、早足で。 教室に向かっている筈なのに、いつまでも辿り着かない。]
何だよ、 何だって… …。
[響いて返る声。哂い声。 少女の――そして。]
(21) 2010/02/27(Sat) 00時半頃
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『―― アソボ?』
(22) 2010/02/27(Sat) 00時半頃
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[ひどく近くから聴こえた声にぎくりとする。 その声の主が鸚鵡だと知ると、ゆる、と息を吐いた。]
……パメラか。脅かすなよ。 後でな、後で――。
[家に帰ったら。 継ごうとして、言葉が掠れた。口の中が渇いて言葉が出ない。 『出られない』 声は、そう言っていた。]
冗談……やめてくれよ。
[足を止めて近くの壁に凭れた。 ずるずるとその場に崩れると、鸚鵡は首を傾げて見上げて来る。]
(26) 2010/02/27(Sat) 00時半頃
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う わああ ッ?! !!!
[>>@8何かが、撫でた。 背筋を、首筋を。 まるで皮の下を這いずる様にも。]
な、 ん だよ! 何なんだよ一体……!!
[ぼこぼこ。そんな異音にそうっと視線を向けるとその目が見開かれた。
死体が ――烏が食む 死が ――誰の
そこに在った。]
……冗談だ、ろ。
(45) 2010/02/27(Sat) 01時頃
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[異形を見る。 こくり。小さく喉を鳴らしたものの、口内の水分はまるで乾上がったように感じる。]
……がう、違う、こんなの幻覚だ。 そんなばかなことって。
何言ってるんだ、何見てるんだ、僕は。 誰かを犠牲になんて、だめだ……!
[頭を抱えて蹲る。 鸚鵡は寄り添うようにして居る。]
(55) 2010/02/27(Sat) 01時半頃
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[不思議そうに見上げて、鸚鵡は名前を呼んだ。 その鳴き声に、安堵が広がる。 ゆっくりと瞼を開けると異形は、見えたまま。 それに眉を寄せるが、鸚鵡を見れば表情は緩む。]
……ああ、ごめんな。 僕が、しっかりしなきゃ、な。
[腕に移らせると抱き上げる様にして静かに立ち上がり、背を撫でる。 息を吐いて、ゆっくり、ゆっくりと、自分の教室へと向かう。]
−→ 3年B組−
(58) 2010/02/27(Sat) 01時半頃
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− 教室へ向かう途中 − [>>61小さな声がした。 痛いほどに、共感できる心細さを伴う声。]
……誰?
[また、哂い声が聞こえるのではないか。 一瞬そうも思ったが。見えたのは明るい――髪の色。 静かに声をかけた。]
(68) 2010/02/27(Sat) 02時頃
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あ、コールリッジ、さん。 え、ちょッ……?
[>>71姿を認めると、座り込む少女。駆け寄るが。 その様子と、左目から零れる物に、狼狽を隠せない。]
わ、なに、何。だ……大丈夫?
[鸚鵡を左手に移して右手を差し出そうとして、一度引っ込める。 ポケットから布を取り出して、改めてそれを差し出した。]
あ、ちゃんと洗ってあるよ?
(73) 2010/02/27(Sat) 02時頃
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[平静を装う。 この景色なんて、見えていないんだ。 そう、言い聞かせる。]
コールリッジさん、ミッシェルさんってまだ居る?
[先程、と言うにはもう大分前のように感じる。 けれど廊下の時計の針は―― 針は あれから 動いて いない。]
……あれ、壊れちゃったのかな。 ま、とにかくさ、帰ったほうがいいよ。
[何事もないのだと言い聞かせて、言葉を紡ぐ。
『帰れない』
またあの声が、聞こえた気がした。]
(77) 2010/02/27(Sat) 02時半頃
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皆って、他にも居るの。
[ああ、あの哂い声が響く。 『あと一人。最後の一人。』 一体何人――だろう。 緩く、首を振る。]
何でわざわざこの時期に学校に残るのかな。 ジェレミー君みたいに補習とかなら解るんだけどさ。
[わざとらしいほどの溜息を吐いて。]
振り向いたらって、ミッシェルさんせっかちだなあ。 コールリッジさんもさ、何も置いてかれたくらいで泣かないで ……も ……
(83) 2010/02/27(Sat) 02時半頃
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[>>79大輪の花が。黒い、花が。 少女の指先から咲いているのが見えて言葉が止まった。]
……え、な、何それ。 流石に刺青は、こーそくいは、ん、だ、よ。
[刺青。何でそんな場所に。 それにどうして、花の香りまでもが。]
……。
[その後は言葉を継げずに黙り込んでしまった。]
(84) 2010/02/27(Sat) 02時半頃
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[>>88少女の弁解に、瞬く。]
え、何言ってるのコールリッジさん。君って妄想癖があったんだっけ。 化け物なんて 思ってない、てか見えな
[言って、止まる。]
……あんな? もし、かして。コールリッジさんにも、見え、て―― あ はは、随分大掛かりな、……悪戯だ。
[否定する要素を挙げようとして、出来なくて。 ただ、乾いた笑いが漏れる。 視界に映る 濃厚な 負の存在。]
……、……どうする?
[項垂れたキャロライナに、声をかける。]
(91) 2010/02/27(Sat) 03時頃
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『オハヨー? オハヨー?』
違、彼女は寝てるわけじゃ。
[頓珍漢なことを鳴いた腕の鸚鵡に訂正を入れ。 少し困ったように笑うと。]
誰、さがそっか。
[促すように、もう一度声をかけた所に。 >>86足音が聞こえて首を巡らせる。]
あ、ジェレミーく
(92) 2010/02/27(Sat) 03時頃
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[知った顔を呼ぼうとして もう一人見えた姿に、瞠目した。]
……ピッパ?
[開いた口は。 彼女の名前を、少しだけ親しげに、少しだけ寂しげに*小さく紡いだ*]
(93) 2010/02/27(Sat) 03時頃
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−回想−
……。 何、言ってるの。化け物なんて、居ない。
いや、ほらあの、『闘う男倶楽部』とか言う何だっけ? カバディだったっけ……とかやってるって言う、あのデカい人なら化け物って言葉は、似合うけど。
[>>95顔を上げて尋ねるキャロライナの言葉に否定を返す。足掻く様に。 今の、この状況を。今の自分の置かれた場所を。否定したくて。]
ん。
[>>238少女が呼んだ彼女の姓が結びつかなくて。数拍遅れて、けれど肯定とも否定とも取れない返し。 そして二人の行動を勘違いをした少女が手を振って背を向けると慌ててその後を追った。]
ちょ、ちょっとちょっと。コールリッジさん? いくらなんでも、こんな――……暗い学校で女のコ一人には出来ないよ。
(373) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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[異形の闊歩する校舎は、視界に映る。 それでも、まだ、まだ、足掻いて見えない振りをする。 少女からやや遅れて、彼女の後ろを歩く。]
……どうして女って、一方的な子が多いんだろ。
[前を行く少女には聞こえたかどうかの小さな声でぼやく。 尋ねられても「なんでもない」と返した。]
(374) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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[今はどこを歩いているのか。そこに女性の悲鳴が届く。 >>251ミッシェルの声だと言うキャロライナに頷いて南棟へと向かう。 そして、>>252立ち去る見知った黒髪の少女――飼育小屋の近くの畑を大事そうにしていた――の後姿と、見えたミッシェルの怪我に驚く。]
マーゴ……さん? え、何、どうし ミッシェルさん、大丈夫……じゃないよね、とにかく止血しない、と。
[保健室はどっちだったか、通い慣れた校舎が別の世界に見えた。 >>272そこに、化け物と、また言ったキャロライナの言葉に、眉根が寄る。 口が開く、も、声を出すのに幾ばくか掛かる。]
……だから、
(375) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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化け物なんて居ないって言ってるだろ!!!!
―― あ。
[声を荒げて、はっとした表情に変わるとすぐに俯いた。 少女たちを怯えさせてしまっただろうか。]
…… ごめん。
僕、どうかしてる、ね。 どうにも、信じられない状況ばっかり、で、さ。
[信じられない。 信じたくない。 認めてしまったら――日常に戻れない気がして。]
(377) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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……、あ の
ごめん。
[もう一度、謝る。]
コールリッジさんもミッシェルさんに会えたし、もう大丈夫だよね? 僕、マーゴさん探してくる。
[そう言って、輪から離れた。]*
(378) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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飼育委員 フィリップは、いきもの係 キャロライナたちの会話を微かに聞きながら、どこかへと歩いていった。*
2010/02/27(Sat) 19時半頃
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−移動中− [一人で歩いていると、やけに彼女の声が聴こえて来る。 哂い声と、意味ありげな言葉と。 そして見える、異形たちの姿。近寄らないように、距離を取りながら歩く。]
…… ああ、そうだよ。 解って、たんだ。でも――
[また、声が聞こえる。]
… …なん、で…… こんな事 に。 どうなってんだよ。どう、したら――
[絞り出す様にして出た声は、ひどく掠れていた。 肩に乗る鸚鵡の鮮やかな色(あか)が、妙に目に痛かった。]
(385) 2010/02/27(Sat) 19時半頃
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−北棟− [ふらふらと彷徨いながら暗い校舎を歩く。 校舎に設置された時計の針は、一つとして同じ時を示さないまま止まっている。]
……と、マーゴさん。何処行っちゃったんだろ。
[見知った顔がこの状況で一人と言うのも心配ではあったが。 居た堪れなくなって、逃げ出すように離れた理由でもあり。 首を巡らせてその姿を探しても、その姿は見えず、映るのは異形。 顔を顰めた。]
うん?
[その廊下の先、明かりのついた部屋を見つけた。]
あそこに居るのかな。 誰かと一緒なら……
[いいのだろうか。 ミッシェルの怪我を思い出しながら、その部屋の扉に手を掛けた。]
(394) 2010/02/27(Sat) 20時頃
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−図書室− [扉を開けて見えた人物に青碧が僅かに揺れた。]
… …あ。 ピ ッパ ――。 ここに、居たんだ?
[無事で、と言うには相応しくない気もしてそんな言葉。廊下の景色が視界に入り、思わず扉を閉める。 少し沈黙が下りた後、ゆっくり口を開ける。]
あの さ。 マーゴさん、見掛けなかったかな、探してるんだけど。
――?
[明るい蛍光灯の下で見える彼女の顔に、不思議そうな表情。]
……ここ。今度は誰? まさか、ジェレミー君。
[自分の頬を指差して、彼女の頬に差した赤みを示す。]
(401) 2010/02/27(Sat) 20時半頃
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飼育委員 フィリップは、演劇部 オスカーに話の続きを促した。
2010/02/27(Sat) 20時半頃
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−図書室− [>>428ピッパに状況を聞かれて、首を横に振りたい衝動を抑える。 ゆっくりと、頷いて、返した。]
出来るなら、それが許されるなら……信じたくはないけど。
[本を手繰る手元を見る。 いくつもの写真が並んだ、学生には馴染み深いもの。]
……ああ。ケイト。ケイト――何? その子が何か関係あるの?
[小さな息を吐いてから、押し出されたアルバムを受け取る。 椅子を引いて座ると、静かにアルバムを捲り件の人物を探す。]
…ん。 知ってる。
[>>439独りで居るのが苦手、とそう言って笑う彼女に、小さく苦笑いを一つ。]
(464) 2010/02/27(Sat) 22時頃
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知ってると言うか。まあ、何となくそうかな、ってくらいだったけど。
[男をとっかえひっかえしてると言う噂は耳にしていた。 噂に聡い訳じゃ、なく。ただ、自分もその中の一人だったから。]
理由までは知らなかったけど、……そっか。 うん、それは。解るとまでは言えないけど、想像したら怖い、って思う。
[ぱらり。かさり。 紙の擦れる音。]
…… つまんない男で、ごめんな。
(468) 2010/02/27(Sat) 22時頃
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飼育委員 フィリップは、マネージャー ピッパに小さく謝ると、笑う。
2010/02/27(Sat) 22時頃
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−図書室−
うん、明るい所だと結構……。
[>>472手を当てられた赤みを差した頬に視線を移し。]
え。何で、って。いや、さっき一緒にいるのを見掛けて。 今は、居ないからさ。や。まあ、今の僕に口を挟む権利はないんだけど。
まあ、違うなら、それで。 ……誰でも、いいんだけど、さ。
[そう言って目を伏せるように手元のアルバムに視線を落とす。]
もう少し自分を大事にしなよ。女の子なんだから、さ。 ……出来るだけ殴られないように段取り踏みなよ。
[そんな段取りを踏んだ所で納得出来るものでもないだろうが。 それでも誤解を受けてる姿を見ると、そう思う。]
(490) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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……そう 言われるとなんだか複雑だなぁ。
[おかしい、と、その言葉に苦笑する。 自分も変人視されてる部分もありなんとも言えず。 それに――]
ん、そう。覚えててくれた?
[>>476鸚鵡が甘える姿と、それを撫でる姿を目を細めて見る。]
ふ。 最初、名前似てるねって、話してたっけ。 パメラが僕の名前を覚えないのはピッパの所為なのかな。
『アソボ?』
[鸚鵡は甲高い声で、 哂い声の主と 同じ言葉を出した。]
(495) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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−図書室− [鸚鵡が その言葉を発したすぐ後。 >>#15>>#16何処からか聞こえてきた少女の哂う声。]
―― ……ッ。 何言って、ん、だ。
[首を振る。その勢いに鸚鵡が机の上に移動して。 真っ直ぐに見上げて来るその鳥の瞳から視線を逸らした。]
あそぶ なんてレベルじゃ、……。
[言葉を続けられずに、唇を噛み締めた。]
(497) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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−図書室−
… …ッ ?
[>>509カタカタと机が鳴ったのにびくりと肩を揺らす。 音を出してるのが彼女だと知れば。]
ピッ パ。
[大丈夫、と尋ねるのも、怖い、と尋ねるのも何か違う。 うまく言葉が出てこない。]
……居るよ。独りにはしないから。
[出て来たのは、それだけ。 少なくとも、今は。 少なくとも――。]
(518) 2010/02/27(Sat) 23時頃
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−図書室− [>>545胸に顔を埋められて、軽く狼狽を見せるが。 あの哂い声を思い出して、その肩に優しく手を載せた。]
ん、この状況で置いてくなんて、しないって。
[甘い囁きに、ほんの少しだけ眉が寄る。]
独りには――って。こら。 ……あのさ、いくら、っても。僕も男なんだけど?
[状況が状況とは言え。それに、未だ―― 縋るように見つめられて、決まり悪げに視線を逸らす。]
ばか、だなあ。そんな風に言わなくていいからさ。 もっと自分を大事にしろって、言ったじゃん。
[聞きなよ、人の話。と苦笑して。 赤みを差した頬をそう、と軽く撫ぜた。]
(560) 2010/02/28(Sun) 00時頃
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−図書室−
だから、そう言うことじゃな――ンむッ?!
[彼女が近付いてきて、唇に柔らかな感触が当たる。 彼女の髪か。甘美な馨りが鼻腔を擽る。]
…… ん。
[彼女らしくないと、言う考えが何処かで鐘を鳴らしているのに。 けれど、下半身へ血が集まり始めると腕は理性に従わず。彼女の腰のラインをなぞる様に回して、ぐいと引き寄せる。]
―― ッ。
[暫くして唇を離すと、その唇を軽く舐めた。]
……。いや、うん。
(583) 2010/02/28(Sun) 00時半頃
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自分でもやっといて何、って感じだけどさ。 いや、ほら、それは男だからで……ええと、ご馳走様です。 でも……これ以上は、流石に。
[彼女の両肩に手を置いて、軽く体を放すようにして。]
てか、さ。 これって、ピッパがしたい事、じゃないだろ。 なんか… …うまく、言えないけど。
無理して欲しいわけじゃないし。
[思い出すのは。 別れ話の時。切り出したのは彼女なのに、よほど彼女の方がつらそうな貌で。]
いまさら、そんな事で見切ったり、しないからさ。
(587) 2010/02/28(Sun) 00時半頃
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−図書室−
……。
[>>599囁くような甘い声に。肌蹴られた胸に彼女の頬が当たり、甘い声が耳に届くとくらりとする。 >>607少し強く抱き締めて、聞こえた呟き。]
ピッパ?
[目を見開いて、何度か瞬いた。 苦しい、のだろうか。]
ん。 ピッパも お友達 ってのに、好かちゃった、のかな。
[ぽん、と軽く頭を撫でてそのまま髪を梳く。]
どうしたら、……いい?
(613) 2010/02/28(Sun) 01時頃
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−図書室− [>>625ピッパの意思じゃないと言う答えを貰えば頷いて返す。]
僕は、別に……。
[役得だけどね、と苦笑して。零れる雫に、指を伸ばしてそれを拭う。 一度だけ笑いかけると、ぎゅうと強く抱き締めた。]
ん……解った。 ピッパがそう言うなら、良いって言うまでこうしてる。
はは、大丈夫。 だから、一応これでも男だから。 ピッパが暴れても、注射を嫌がる猫よりもましだって。
[パメラも居るしと、鸚鵡の居る机に視線を向けて、ぴた、と止まる。 鳥はこちらを真っ直ぐに見ていた。凝視と言ってもいい。 その視線を受け切れずに、顔を背けた。]
(637) 2010/02/28(Sun) 01時半頃
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−図書室− [>>648礼を述べる彼女に柔らかく笑む。]
んっ ?
[薄荷の飴を与えられる。 すぅっと鼻を透るような感覚が、胸の内の焦燥にも似た感情を和らげた。 確りと抱き締めた、その腕の中で彼女の力が抜けるのを感じると、小さく静かに息を吐く。 口の中で飴玉を遊ばせながらも、窓から見える得体の知れない闇を睨むようにも見つめていた。]**
(661) 2010/02/28(Sun) 02時頃
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−図書室−
―― ケイト ?
[探して、声は 繰り返す。 顔を上げて首を巡らす。姿は ない。]
何、だよ。 探すのは ケイトなの。黒い染みなの。 訳が解んないな――
[>>703そして近い場所でコール音が鳴り響く。 それは まるで 警鐘のように。]
あ、ピッパのか。……誰?
[緊張したまま尋ねると、答えは話しかける声ですぐに得られる。]
サイモン 君? 今日彼も来てたのか、ガッコに。
(714) 2010/02/28(Sun) 12時頃
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[普段は見かけないクラスの問題児の姿が、今日は学校にある。ぞわりと した。 まるで 符合が合うように。]
ああ… …ん。
[>>710最悪な別れ方。その言葉に目を伏せ。 抱き締めていた腕を解くと、彼女の手を握りその手を引くように扉へと向かう。]
行こう。
……ケイトも探さなきゃ だけど、今切迫してる状況はサイモン君だろ。
(716) 2010/02/28(Sun) 12時半頃
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[手を引きながら廊下に出る。]
独りにしないって。 舌の根も乾かないうちは流石にカッコわるいよ。
[苦笑しながら。少し、沈黙して。]
でも――。 したくないのに、欲しくて でも、それが厭なら
[厭だと思うのに、求めずには居られないのなら。]
返って、苦しめることになるのかな。 どうしても、なら。この手を振り払ってもいいから。
[彼女の苦しそうに笑う姿に。]
(718) 2010/02/28(Sun) 12時半頃
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とりあえず、今は ―― こんな状況で。 僕から離すつもりは、ないよ。
[そう言って、また歩みを進めた。 注意しながら前を向いて歩く、その手には、彼女の手が在ったままだろうか。 それとも 彼女から離したか。
それとも いつのまにか 何かの 木乃伊 の手に 摩り替わっていた*だろうか*]
(720) 2010/02/28(Sun) 12時半頃
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−回想− [離すつもりは無いと言ったものの。ひどく身勝手な理由で。 廊下を歩いて、少しした所。コンピューター室の前で止まるとピッパに振り返る。]
… …ごめん。 野暮だった?
[彼女と彼の関係を思い出し、小さく冗談を口にした。 少し力を緩めれば彼女の手はするりと抜けるだろう。]
そう、だね、ケイトのこと調べて。見つけないと。 そうすれば…… ん、変わってないよ。
[>>713アドレスは変更してないと頷いて。]
気をつけて。
[そう言って彼女を見送ると、静かに目を伏せた。]*
(934) 2010/02/28(Sun) 19時頃
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|
−コンピュータールーム− [ケイトが出た。と言う部屋の扉を開ける。 複雑な心境のまま、電源に手を伸ばして止まる。]
…… 僕 は
[逡巡の後、ゆっくりと電源を入れた。]
[―― kate is dead ――]
[ピッパが見たのと同じ。 黒い画面一杯の 死を 告げるメッセージ。]
(942) 2010/02/28(Sun) 19時頃
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|
……!
[思わず後退ると後ろの机に当たる
ガタン
音を立ててモニターが 倒れ て 落ちる。]
[そして、部屋のモニターが一斉に 電源を 入れていないのに。 画面一杯に、文字を映し出す。]
(943) 2010/02/28(Sun) 19時頃
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『ネェ アソボ』
(945) 2010/02/28(Sun) 19時頃
|
飼育委員 フィリップは、肩で聞こえた 声に 戦慄が走る。(07)
2010/02/28(Sun) 19時頃
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[鸚鵡の声に、反応してなのかどうか。 黒い画面一杯の白い文字はやがて
ケイトの瞳と同じ 緋 色 に変わり。
黒い画面に消えるように、闇に溶ける様に 静かに 消えた。]
ケイト …… 。
[そこに残されたのは 異形の音すら 聞こえない静寂。]
(946) 2010/02/28(Sun) 19時頃
|
|
[彼女を見つければ ここから出られる?]
…… 探す さ。見つける。
[震える声のまま呟いて、唇を噛んだ。]
『サガス?』 『アソボ、アソボ。』
[鸚鵡は首を傾げるようにして真っ直ぐにこちらを見ながら。 自分の言葉を、あの少女と同じ言葉を反芻する。]
(949) 2010/02/28(Sun) 19時頃
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|
探す。 遊ぶのは、後で。
[鸚鵡の頭を指で撫でる。]
…… は。
[とは言え。 この部屋に手掛かりはゼロに近い。 探せと言う割にコンピューターを使わせないなんて、どれだけツンデレなんだろうか。 結局他の場所に向かおうとするも、足は言うことを聞かずに痺れるように震えていて。 そこに暫く座り込んだ。]*
(952) 2010/02/28(Sun) 19時半頃
|
|
−コンピュータールーム− [足の震えが落ち着くと、一度深呼吸をして立ち上がる。 気付けば静寂から、また異音が微かに聞こえるようになっていた。]
…… 探さないと。
[ゆっくり視線を上げると視界が狭く感じた。 闇 が 広がる。]
『サガス? サガスノ? ダレヲ?』
[鸚鵡の声。聴こえると一瞬身体が強張るのは、最近耳にする言葉が あの 哂い声 と同じ言葉だからか。]
ケイトに ああ、そうだ……マーゴ、さんと、
[それから。]
誰が、残ってるんだろ な。
(1017) 2010/02/28(Sun) 21時半頃
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[あれからどれだけ時間が経ってしまったのか。時計の針は狂ったまま。]
誰かと一緒に じゃ、なくても。 ……無事なら、いいんだけど。
[誰かと居る方が辛いことも、ある かもしれない。]
『ワタシガイルヨ』
[鸚鵡の声に、ぱちくりとして。]
ん。
[頷いて、静かに廊下へと続く扉に手を掛ける。]
(1018) 2010/02/28(Sun) 21時半頃
|
|
−北棟− [コンピュータールームを出てから階段を下りる。 少女 が 何処にいるか。]
校舎に 居る なら……人の手が入ることは多いだろうし。 外、かな。
[そもそも、この闇に包まれた時点で別世界の“ここ”に居ると言う意味なら。 この予想はまるで意味のないものなのだが。 少女を探しながら、他にも影がないかと首を巡らせて 見える異形。
ひたり ひたり と 近付いて来る。]
く ……ッそ!
[手近にあった廊下の窓際の誰かの荷物を放り投げる。 嫌なな音を立てて異形が崩れるも、その後ろから、また蠢くものが見えて。 身を翻すと階下へと逃げる。 >>1040その階下から誰かの、声が聞こえた。]
(1043) 2010/02/28(Sun) 22時頃
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−北棟− [>>1048二階と一階を繋ぐ踊り場を曲がった所でちょうどその人物と鉢合う。]
…… あッ。
[確か、隣のクラスの。]
ファルヒェン さ ん?
[性別は間違えた。]
(1052) 2010/02/28(Sun) 22時頃
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[そして、オスカーからは見えただろうか。 左目が そこに 無いことが。
まるで闇が、そこに 一つ 穿たれたような。
――そして。
お下げの 少女が。]
(1056) 2010/02/28(Sun) 22時頃
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−北棟 1−2 踊り場− [囁きと 哂い 声。]
―― ッ っっ!!!
[びくりと、肩が跳ねる。 口を開いても、言葉が出ない、ぱくぱくと、何度か口を開閉させてから。]
… …ケ イト ?
[絞り出す様に、震えた声で。 見たくない。 と 思う 気持ちと。けれど、首はゆっくり振り向こうと動く。]
(1064) 2010/02/28(Sun) 22時頃
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−ちょっと前− [>>1063自分の敬称が気に入らなかった様子。 その剣幕に一歩後退った。]
…… え、 あ ああ。
[性別を間違えていた事実に至る。 卒業間近に初めて知る事実。]
ご、ごめん、僕ずっと
[3年間ずっと 女性だと思っていた。 その言葉は、ケイトの哂い声に凍り付いて止められたけれど。]
(1069) 2010/02/28(Sun) 22時半頃
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−北棟 1−2階段踊り場− [>>1067オスカーの疑問は気付かない。 ただ、視界が狭くなったと感じるのは 闇 の所為だろうと。]
……何?
[>>@125そして、少女から、返る答え と 嗤み。 こくり、咽喉を鳴らして唾液がそこを通った。]
遊ぶ、って ……隠れるのは、隠れてるのは 君?
[尋ねる声は 喉奥が掠れる。]
(1073) 2010/02/28(Sun) 22時半頃
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飼育委員 フィリップは、用務員 バーナバスに話の続きを促した。
2010/02/28(Sun) 22時半頃
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『アソボ』
『ネェ アソボ』
『アソボ』
(1077) 2010/02/28(Sun) 22時半頃
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飼育委員 フィリップは、指先から ひどく 冷たくなっていく感覚に襲われた。(05)
2010/02/28(Sun) 22時半頃
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『隠レンボ』 『鬼ゴッコ』
[>>@126鸚鵡が繰り返す、少女の言葉。]
…… 鬼だらけ じゃん。
[眩暈にも似た何か。闇が拡がる。]
お友達、一杯居るんじゃない。それでも 見てもらえないの。気付いてもらえてない の。
君自身 どこにいるか 解って、ない?
(1091) 2010/02/28(Sun) 22時半頃
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[沸いた疑問を口にしたところで。 覚えのある名前が――]
サイモン? 何 サイモン君がどうかして ……何、したのさ。
[鳴ったコール音。呼ばれた名前。 あれから連絡は ない。]
(1095) 2010/02/28(Sun) 22時半頃
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飼育委員 フィリップは、化学教師 スティーブンに話の続きを促した。
2010/02/28(Sun) 22時半頃
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−北棟 1−2 階段踊り場− [>>@127細まる緋色は 沈む 夕陽を 連想させて。 あか あかい あか。
あかく、闇に染まる世界。]
… … な サ
[>>@128足元に広がる影の中 僅かにそれと解る あかく 成り果てた肉。 それがそうだと、信じたくなくて。一歩、二歩、下がる。 下がればその分、影が広がって。]
……君に、って
[いなくなる、 とは どう言うことか。言葉が続かない。 >>1101オスカーも似たような疑問を抱いたらしい。]
そんな、事……させて 君を探すだけじゃダメなの?
(1109) 2010/02/28(Sun) 23時頃
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−北棟 1−2 階段踊り場− [@129呟き が。なぜか ひどく さみしい。]
お友達が沢山居ても
[それは本当は――]
―― ケイト。 君も ひとり なのかな。
[居場所が解らない。 ここに居るよと、言う哭(こえ)は誰の耳に届くのか。 目を伏せて、首を振る。]
『ネェ ―― アソボ』
[鸚鵡は解っているのか、居ないのか。ケイトにも、自分にその言葉を掛ける。]
(1114) 2010/02/28(Sun) 23時頃
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−北棟 階段踊り場− [>>@131くすくすと笑うその姿に肩目だけの顔を顰める。 元凶だ。憎らしく思うのに。]
……僕 は
[鬼を 鬼に どちら。]
―― 。
[>>@130ぼこり、と 影が膨れ上がる。 彼と同じ姿の まるで彼の屍(かばね)のような。]
悪趣味 ……って、ちょっ
[>>1116オスカーが膝を突くのを見てそちらに近付く。 >>@132細くなる 緋 色 に青碧も僅かに細まった。]
(1129) 2010/02/28(Sun) 23時半頃
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……君にも、沢山 居るよ?
[お友達。]
それでも ひとり なんだろう。
(1131) 2010/02/28(Sun) 23時半頃
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−北棟 階段踊り場− [>>1137オスカーが顔を向ける。]
立てる?
[手を差し出して、尋ねる。]
ともかく離れた方が いいのか な。
[>>@134右目だけ。 緋色を見つめる。]
―― …… たくさん の 方が
[言いかけて、止めた。]
(1149) 2010/02/28(Sun) 23時半頃
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−北棟 階段踊り場−
『アソボ ネェ アソボ』
[急かす様に囀る鸚鵡の声と。]
シェリー 君 ?
[>>1144階下の闇から見えた 柔らかく上品な風貌をもつ青年の姿に 右眼を見開いた。]
来る な!
[足元に広がる影に映る、肉塊を思い制止の声。]
(1153) 2010/02/28(Sun) 23時半頃
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−北棟 階段踊り場− [>>@135ケイトの言葉に、セシルを見る。]
君、も。
[>>1154立ち上がる姿に頷き。 >>1155また増えた人影に。制止は間に合わなかったようで。舌打つ。]
スティーブン先生、も 残ってたんだ。
[すぐに、先生だからあの時間はそうだろう。と思う。]
ケイト ……!!
[>>@139血の雨を降らせるケイトを 呼ぶ。止めろ、と。]
(1177) 2010/03/01(Mon) 00時頃
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飼育委員 フィリップは、奏者 セシルをこれ以上雨に当たらないように突き飛ばした。
2010/03/01(Mon) 00時頃
飼育委員 フィリップは、理事長の孫 グロリアも,まさか残ってるのじゃないかと、教師を見て思った。(02)
2010/03/01(Mon) 00時頃
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−北棟 階段踊り場− [>>1180何が起きたのか、と。 赤くて黒い、雨が 降り、それが 毒のように見えて。 けれど一瞬反応が遅れた。]
ごめん! シェリー君、大じょう ……ぶ。
[酸や毒ではないようだが。 むしろ自分の手段の方がよほど物理的な被害があったかもしれない。]
ケイト 何で笑うの 何 が愉しい んだよ……!
[>>@1141哂う 哂い声。それに顔を顰めて。 真っ直ぐに隻眼の青は緋を見つめた。]
(1197) 2010/03/01(Mon) 00時半頃
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愉 しい?
[>>@143言葉に眉が寄る。
歪む、歪む。 彼女の表情が、――が ――までも、きっと。]
…… ああ。
[そんな、貌で。]
(1216) 2010/03/01(Mon) 00時半頃
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[>>@145闇が 濃度を増して。 纏わりつくような闇が影の中から 手を伸ばした。
その先に見えたのは、苦痛を彩る表情のサイモンで。]
やっ め……!!
[引き摺り込まれる、と 思うと。足を払うようにして下がった。]
(1220) 2010/03/01(Mon) 00時半頃
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[下がって、自分の行為に気付いてはっとする。 言葉が出ないまま、顔を覆う。]
…… ごめん。
[消えそうな声で、謝罪を口にした。]
(1221) 2010/03/01(Mon) 00時半頃
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[>>1217バーナバスが自分を呼ぶ声が聞こえた。 飼育小屋関連で、世話になっている、人物。 息を、吐く。]
用務員の おっさん。
あんた も。
(1224) 2010/03/01(Mon) 00時半頃
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−北棟 階段踊り場− [闇の残滓の残る踊り場で。少しだけ細い息を吐く。 まだ顔を隠して]
―― ?
[自分の顔にある違和感に気付く。 ぶわ と 全身から冷たい汗が溢れた。]
…… あ、僕、は。
[>>1226声をかけられて。 右眼だけでちらりと教師と男子生徒を見て。 見ると、何時からなのかと、鼓動が早くなる。]
もう少し
(1241) 2010/03/01(Mon) 01時頃
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もう少し、してから。
[戻りますと、言おうと。 >>1247もう一人探していた人物の名前に左眼を隠してそちらを見た。]
マーゴさん?
[教師の言葉。他にも気にはなって。]
見つけるだけじゃ。 でも、見つけないと
[そうすれば帰してくれると言うのと。]
ひとりで いるんだ。
[ひとりで。]
(1256) 2010/03/01(Mon) 01時頃
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