162 絶望と後悔と懺悔と
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― in the distant past ―
まあ、素敵。
それでは、お茶会としましょう。
[案内されたのは、瀟洒な宮殿の一室。
調度品も主の趣味が伺えるものが揃っており。
血のお茶会を愉しみながら。
先ほどの言葉を思い出していた。]
普段退屈してらっしゃるんですか?
まあ、分からなくもないですけど。
[永遠の時を生きる存在。
だからこそ、密度は薄くなっていく。
彼女の知る純血の中にも退屈に飽きて消滅を望んだものさえ居た。]
― in the distant past ―
素敵な考え方ですね。
……その先に、何があるかですか。
[闇に目を向けてその先に何を見出すのか。
それを自分も知りたいと思った。
だから、お茶会の終わりに彼に問いかけていた。]
ふふ、決めました。
良かったらしばらくの間。
この城で仕えさせてくださいませ。
[その言葉に目の前の真祖はなんと答えるのだろうか。
尤も、断られてもついていく心算ではいたのだった。]
― in the distant past ―
では、そうさせていただきましょう。
これからよろしくお願いしますわ。
[この時点では、飽きればいつか宮殿を去って行く。
そのつもりでホリーは居たし、トルドヴィンも同じだったであろう。
好きなだけ留まると良いと言われた彼女。
いつしか、以前からこの場所に居たかのような錯覚を周囲も覚えて居たのだった。]
知っていますわ、お父様。
[いつの間にか、呼び方が“お父様”へと変わっていた。
その事を嫌がる吸血鬼も勿論居たが。
トルドヴィンが認めている事と、面と向かって文句を言った吸血鬼が殺されてからは咎める者も居なくなっていた。]
『日本』ですか。
文化にも興味はありましたし、是非とも行くとしましょう。
楽しみですわね。
[日本と言う国にて、戦いは苛烈だった。
こちらに対しても、武器を持ち。
或いは、集団を率いて襲い掛かってくる物たち。
幾多の仲間が散って行った。
その戦いのさなかにトルドヴィンの片腕まで落とされたのだ。]
ふふ、そうでしょうね。
これだけの戦いが出来る連中に出会えたのですもの。
もっと多くを知りたいと思われるのは当然ですわ。
[トルドヴィンと共に、数多の戦場を巡ってきた。
これほどに高揚している事も珍しいと思いながら。]
[獣は鬼も人も、等しくその爪にかけながら、
金色の王ただ一人を求めて戦場を彷徨う。
周――、と名を呼ぶ声が耳に落ちた。
片目を歪に眇めた獣は首を廻らせ、黒衣の友の姿を見つける]
『殺せ――』
[脳裏に響き、獣を支配しようとする抗えない声に、唸り、呻き、
蹲り地に幾度も額を打ちつけ、サミュエルを――友をこの爪で引き裂きたいと、理性を捻じ伏せようとする衝動に抗いながら]
サミュエル……。
俺は……、もう、お前と一緒に帰れねえんだ。
すまねえ。――すま、ねえ。
[もう、戻れないことを。
いつかの言葉を守れなかったことを。
戦いの中、離れていく友の背に、幾度も――幾度も詫びた]
[跪き、苦悶する獣の姿を見かねたか、耳朶に柔らかな声が落とされる>>*32]
――なにが、だ。
お前が俺に、何を詫びる必要がある?
[その場にいない少女に、問う]
[>>*28『あなたを逃がせなかった』
真弓の端的な言葉を受けて]
……金色野郎の呪いが半端じゃねえってこと
こうなっちまって、ようやく分かった。
だから、お前が何をどうしようと、
多分、結果は変わらなかったさ。
[ああ、そうじゃねえ――呟き、言葉を探る]
俺が言いたいのは、
こうなっちまったことを、真弓が気に病む必要はねえって
――それだけさ。
[血の流れる額を押さえながら、口元を微かに吊り上げる]
今更だな。
[昔の彼女を思い出させる物言いに、知らず薄い笑みが浮かんだ>>*45]
馬鹿だから、自分を曲げられなかった。
仲間を諦めることが出来なかった。
――死ぬか、堕ちるか。
自分の道行きに、それ以外の帰結はなかったと思う]
……ま、親殺しは馬鹿に任せて
お前は、さっさと逃げちまえ。
[真弓がホリーを弑したことも、その思惑も知らぬまま獣は嘯いた]
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