162 絶望と後悔と懺悔と
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[陸軍駐屯地襲撃の知らせ、そこに現れたのは金色の吸血鬼>>7。 怪我は無いかと聞かれれば大きく頷き長槍を力いっぱい握りしめる。 安吾と顔が合えば確りと頷き返した。
実際に始祖なんて見たことは無い。 けれど、あの日現れた始祖は金色の髪をしていたと涼平は聞いていた。 人間一人でかなう相手では無い事。それでも打ちのめすために聖水銀を飲んだ。全く使えなかった槍の扱いを覚え振るうようになった。
全ては、この時のために。刺し違えてでも、倒すために。*]
(39) 2014/02/10(Mon) 02時頃
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―駐屯地― [むせ返る程の鉄の臭い、断末魔。 奥歯をぎり、と噛み締めながら絶望に満ちた音を辿るように駆け出そうとした。 その姿は死に急ぐように見えたかもしれない。 あちこちに散らばるのは無残な屍。少し前の自分なら喚き騒ぎ暴れるような光景に息を無理やり飲み込む事はあっても]
っ、!!!
[足を止めようとは、しなかった。 作戦の指示があったとしても止まらない所は、幼いまま。]
(40) 2014/02/10(Mon) 02時頃
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―駐屯地・指令所付近―
[群がる吸血鬼達を文字通り薙ぎ倒しながら進む。 時には小柄な、時には大型な敵が襲ってきても無我夢中で切り伏せた。 腕が、飛沫が舞っても気にせずに。ただ走ってはしって指令所の方へと。 それでも叫び声が耳に入れば>>136]
っ、けど!!
[同じぐらい声を張り上げて返事をしながら速度を緩める。突っ込みすぎなのを自覚していたからか。 逃げ惑う兵士たちの波も手伝い前へと進めない事にイライラしながらも、それをぶつけるように]
っち、邪魔するな鬼!!
[吸血鬼の首を落とし心臓を貫いてゆく。]
(180) 2014/02/10(Mon) 23時半頃
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[白色が舞う。この防衛線は崩させないと銀色が煌めく。 周りに散らばるのは物言わぬ屍、襲いかかってくる様々な鬼。
心臓を貫けば崩れ落ちる前に踏み台にしながら長槍を引き抜き、飛び上がった勢いを乗せて肩へと。 動かない障害物を蹴り散らしながら少し遠目に周の様子を伺った。 丁度刀と刀が押しあっている所で違和感と変な胸騒ぎを感じる。 どうも周と鬼の様子が可笑しい。>>188>>195
鬼が周に手を伸ばした所で]
何やってんだよ周っ……
[悪態をつきながら駆け出そうとした瞬間、衝撃>>198。 油断していたせいか受身もまともに取れずに転がった。]
(202) 2014/02/11(Tue) 00時頃
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っが……っ!!て、め…………
[勢い良く転がったせいか己の武器は手から離れてしまっていた。 抵抗しようともがいても自身の体は地面へと縫いつけられたまま。 それでも何とかしようと足を動かそうとした、そう、確かに。それが止まった原因は。]
う、そだ…………何で、なんで
[暗赤色の瞳、さらりと揺れる短く切りそろえられた髪。 あの日、目の前で失ったはずの人の声。 よく知っている。大切な、大切な人と同じ顔が笑顔へと変わる。 明之進、そう確りとしかし小さく発した音は、自分でも分かるくらいに震えていた。]
(209) 2014/02/11(Tue) 00時半頃
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[ただ、呆然とするしかなかった。 先程まで抵抗しようと入れていた力は自然に抜けていき、足も手もだらりと地へ落ちる。
あまり変わっていない姿、声、笑顔。 変わっているとしたら瞳の色に衣についた紅の色。 自分の見ている彼の姿は、夢だとしか思えなかった。それでも良くて。]
何年前の話、してんだよ。……背も伸びたし、声だって低くなった。 お前はあんまり変わらない、な。瞳の色、こんな色だっけ? なぁ、明………明之進…
[声が震えて上手くいつも通りの声が出せない。 目元が熱くなって視界がぼやける。それでも雫をこぼさずにいられた自分を内心少しだけ褒めながら、ずっと言いたかった言葉を伝えようと息を吸い込む。]
(235) 2014/02/11(Tue) 01時頃
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ごめんな、明。あの時、助けられなくて。 もう一回、会えてよかった……ッ
[笑顔の彼とは正反対に泣き出しそうに顔を歪めた。 例え瞳の色が記憶の中の明とは違っていても、血に濡れていても。 ………刃を突きてないといけないはずの相手でも。]
(236) 2014/02/11(Tue) 01時頃
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[崩れ落ちる身体を咄嗟に抱き抱える。 思わず名前を呼んでしまいそうになるのを必死に我慢して、少しだけ乱暴に明の身体を地面へと。]
…………余計な手出しすんな、お前は周の援護に。 こいつは、俺がやる。
[そう睨み付ければ女は狼狽えながらも他の仲間も連れ去っていった。]
……明、大人しくしててくれない? 悪いようには、しねぇから。
[吸血鬼を見下ろす白。 周りにはきっととどめを刺す寸前に見えただろう。 けれど、涼平には見逃してやることも、傷つけることも出来ずに下手くそな笑みを浮かべるので精一杯だった。*]
(280) 2014/02/11(Tue) 03時半頃
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[立ち上がった時に握った己の武器を明に向ける事すらできずにただ持っているだけ。
ただ、立ち上がるとは思ってなかった。 そのまま動かずに居てくれるだろうと。 そんな予想を裏切るように明之進は立ち上がる。 ぼたりと落ちた雫が地面へと広がり、変色していった。
このままじゃ明は。明之進はしんでしまうのではないかと。 頭ではそれが正解だと分かっているのに、再び失うのが怖いせいか震えながら手を伸ばす。]
やめろ明之進、
[掴もうとした手は空振り、明之進の手は武器を拾い上げた。>>302]
(343) 2014/02/11(Tue) 16時頃
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[白色に銀色が突き刺さる。 紅い色をまき散らしながら、女は崩れ落ちた。 それに気がついた軍服が明之進とその背後を睨み付け武器を構え襲いかかろうとする。]
や、めろ!!
[それは軍服に向けた言葉だったか、鬼である家族へと向けた言葉だったか。
一緒に帰る。それはとても甘い響きを孕み、涼平が望んでいた言葉でもある。 それと同時に、それが実行できない事だというのも理解していた。]
一緒に……?何処、にだよ……
[長槍がカタカタと震える。それを押さえつけるように両手で握りしめた。 明を守ろうとする子供の俺と、明を傷つけようとする俺を押し殺すように。]
(344) 2014/02/11(Tue) 16時頃
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[昔。試練を死にものぐるいで乗り越えた次の日の朝の話。 安吾が俺を見ながらこう言っていた。
俺の長所は素直な事だと。けれど護りたい物があるなら自分の心は殺して動け、相手がどんな姿をしていても戸惑わずに斬れ、と。
俺はそれに大きく頷いた。家族を、守りたかったから。 それは大分武器が手に馴染んだ今も変わらない。 そう、変わらないからこそ揺れる。 守れなかったモノが目の前にいるから、自分に、皆のところへと帰ろう、そう告げて俺を背に庇っているから。>>349
瞳が揺れる、頭が心がゆらゆら揺れる。
どんな姿をしていても、戸惑わずに斬れ、斬れ、斬 れ ……!]
(404) 2014/02/11(Tue) 20時頃
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[――――ガキン!]
[明之進へと降りおろされた刃を間に入って受け流す。瞬間。 軍服からの視線の色が完全に変わった。 その後も続々と襲いかかってくるものを殺さずに立てないようにしながら、小さく声を張り上げた。]
………無理だ、俺には無理だ。 心を殺して家族を斬るなんて………!!!
[一番護りたかったモノに刃を向けるなんて、息の根を止めるなんて。 涼平にはどうしてもできなかった。 小さく呟いた謝罪の言葉は軍服へと宛てた言葉か。 どちらにしろきっと、人間の耳には届かず融けた。]
(405) 2014/02/11(Tue) 20時頃
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[裏切り者め、そう叫びながら切りかかってくる奴らを地へと叩き伏せ、重傷にならない程度に蹴り飛ばし。 抵抗せずに見逃せというのが無理な話だ。それでも明之進を庇うように立ち回る。
屍の首筋に牙を突き立てる姿に多少目を見開き動揺するが、それでも群を蹴散らす事は止めない。 移動を提案されれば流石に躊躇してしまったが。 先に行けと口に出すより]
うわっ!!?
[裾を掴まれそのまま引っ張られる方が早かった。]
(460) 2014/02/11(Tue) 23時半頃
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―司令部付近―
[段々と速度が遅くなっていく。明の息遣いも荒くなっていっていた。 ついには立ち止まり]
……明?
[彼の視線を辿るように追いかければ、漆黒と対峙している黒い色。 それに背負われている誰か。 軍服の方は間違える事のない金色の髪。明之進は気がついただろうか。]
…サミュエル、
[小さくちいさく名前を呼んだ。]
(469) 2014/02/11(Tue) 23時半頃
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っ、おい明…!
[屈み込んだ明之進を手を伸ばし確りと支える。彼の動きに合せ自分も屈めば、明が楽になるような体制をとらせようとしただろう。 そして静かに問う]
………明、俺はどうすればいい? お前を、あそこへ運べば明は助かるのか?
[できる事なら助けてやりたいが、きっと明自身が動くのは難しいだろう。 運ぶくらいならしてやるつもりだが。その先自分がどうなるかは全く考えてなかった。 ただ、どんな形であれ明之進を失いたくないという一心で。]
(488) 2014/02/12(Wed) 00時頃
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