162 絶望と後悔と懺悔と
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―ベットの部屋―
……気がついたか。
[眼を覚ました彼女に安心したのもつかの間。火の手はどんどん部屋を包み込んでいく。 ……こんな事ならさっさと逃げるべきだった。 絢矢に申し訳無いことをしてしまったな、と奥歯を強く噛み締めた。]
っ!……リカルド……… 大丈夫、だよ。何とか、なるだろ…… リッキィ、絢矢連れて逃げれるだろ?
[リッキィに放った言葉は>>5は弱々しく響く。 まだ何とかなるはずと、苦しそうな表情を浮かべながら声を搾り出した。]
(15) 2014/02/08(Sat) 00時頃
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絶対、大丈夫。だから逃げるぞ
[根拠なんて無い。それでもさっきよりかは強い声色ではっきりと発した。]
明、ぼさっとしてんな。ここ出たら話聞く、行くぞ リッキィ、絢矢、お互いの手離すなよ………!
[廊下に出て、比較的まだ通れそうな場所を確認しながら外へと足を進めようとする。 リッキィ、絢矢、明の姿を確認しながら。]
(28) 2014/02/08(Sat) 00時半頃
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[走ってはしって。なるべく安全な通り道を選んで走る。 あまり怪我をしないようにと、明之進が遅れるようならどうにか彼を引っ張って出口へと。 リッキィと絢矢、明之進と幼子の順番に外へと出して自分は最後に転げでるように脱出した。 地面に転がったまま見たのは燃え上がる孤児院、聞こえてくるのはあっちこちからの悲鳴。
他の家族は、無事、なんだろうか。]
(40) 2014/02/08(Sat) 00時半頃
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[そう、ちゃんと危険が無いかと確認しながら走っていたはず。 それなのに、今の目の前の光景は何だ。 後ろの子達に危険は無いか、と振り向いた瞬間だったか。]
っ、――――!!
[明之進の名を呼ぶのが早かったか、それとも何かが降りおろされたのが早かったか。 足が止まるのが早かったか、声にならない叫び声を少女があげるのが早かったか。]
(56) 2014/02/08(Sat) 01時頃
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[もう少しで、もう少しで皆助かったのに。あと少しで、明も脱出できたはずなのに。 俺が、注意を怠らなければ、明之進は、]
明、明……!!!!
[明之進へと伸ばした手は彼らに届く事なく>>58、もう片方の手を強く引かれる。恐らく、救出に来た誰かだ。それを振り払うように必死に暴れる。]
ふざけんな離せ!! 頼むから!俺は後でいいから他を早く助けてくれよっ!!!明之進っっ!!
[大事な家族の名前を叫んだ瞬間に手刀を落とされた。意識がブラックアウトしていく狭間で、リカルダの背後の正体に気づいた時には、]
にげろ、リッ、キィ………
[俺の体は崩れ落ちていた。**]
(81) 2014/02/08(Sat) 02時頃
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―訓練所―
………誰にも負けねぇよ、勿論安吾兄にもな、っと!!
[毎日毎日、飽きずに安吾へと一番に襲いかかるのは涼平だった。>>307 誰にも負けたくない、強くなりたい。 あの時のように自分の無力を喚くだけでなく、守る力を、倒す力を手に入れたい。 その思いは日に日に強くなっていったものの、体は中々ついてきてくれなかった。 そんな自分に内心舌打ちをしながらも飽きもせずに時には背後から、時には二つの模擬刀を用いて。 それでもきっと、安吾に膝を着かせるどころか、掠り傷一つ付けるのが精一杯。 しかし諦めなかった。諦めるわけには、いかなかった。]
(375) 2014/02/09(Sun) 17時半頃
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―夢の中―
[他愛の無い平和な日常。涼平が見たのは焼ける前の孤児院。 まだ幼かった自分とキャロライナが無邪気にはしゃぎ回っている。 場面が切り替わって室内。二人はうっかりあけてしまった小さな穴の前で呆然としていた。 怒られるのが嫌で怖くて、何とかしようとした結果穴を広げてしまい。 それをまた何とかしようとした所で見つかった。 結局二人揃ってしっかり叱られた。]
[再び場面は切り替わり、今度は零瑠と円が共に居た。 自分達の名前を書けるようになりたいと彼に話をした時。 自分と年齢はそこまで離れていないはずなのに、自分に理解できない難しい話をする。>>76 それでも、何とか理解しようと努力して。面白いと感じるより、なんだか綺麗な名前だと思った事を良く覚えている。その時は口には出さずに筆を取ったが。 何度か零瑠から修正を貰い、そのうち確りと書けた自分の名前を掲げて見せた。]
(378) 2014/02/09(Sun) 17時半頃
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[視界がぼやけていく。零瑠へと見せたへたっぴの「涼平」と書かれた紙が遠くなっていく。 入れ替わりに見えるのは紅と朱。叫び声、化け物の顔、家族の怯えきった顔。*]
(379) 2014/02/09(Sun) 17時半頃
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―回想・病院―
[勢い良く起き上がると濡れていた目元を拭い髪の毛をぐしゃぐしゃに乱す。 どれも夢じゃない、耳に残っている光景も目に焼き付いている。 リカルダは、明之進は、絢矢は、皆は無事なのだろうか。 深く息をつくと同時にノックの音がする>>217。安吾兄の声がした。]
……いるよ、安吾兄。 なぁ、絢矢は?リッキィは?明之進は?無事なんだよな?
(380) 2014/02/09(Sun) 17時半頃
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[あの時の事を良く思い出せば自分の手を強く引いたのは彼だったはず。 なら、自分が気を失った後の事は一番良く知っているだろうし、安吾なら家族を救ってくれているはず、そう思って聞いた。 しかし期待した答えとは別な言葉が返ってきただろう。 俺の事はどうでも良かったのに、なんでリカルダと明之進を助けてくれなかったんだ、そう叫んだ。
その日は情けない事に一日中泣いた。後悔も沢山した。 俺が絢矢を連れて合流すれば、逃げていればリカルダも、明之進も殺されていなかったかもしれない、と。 このやりきれない気持ちをどこにぶつければ良いのか分からなかった。 結果、力を欲した。倒すため、残った家族を守るため。*]
(381) 2014/02/09(Sun) 17時半頃
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