人狼議事


197 獣ノ國

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【人】 抜荷 錠

― 回想・昨晩の宝石店 ―

[背中に回る腕>>139に深く息をつく。

飽きて棄てたら、なんてまるで物だった。
夢を、望みを雑草のように潰してしまったら、
スザンナは物に、人形にでも為ってしまうのでは

なら、彼女を殺す代わりに息を与えればいい。
そんな大それた欲を抱き、目を細めた。]

これからは、――君は、俺の為だけに。

[存在すればいい。
この身を心が、スザンナのものであるように。

店員の視線が目につき、苦笑して腕を解く。
指の号を聞き、指輪を二つ買って。
薬指へ渡すのは、帰ってからにしよう。]

(143) 2014/10/10(Fri) 12時半頃

【人】 抜荷 錠

―昨晩・帰りの道―

タクシーで出掛けるのもいいけれど、
明日の夜は散歩、しようか。

……俺の運転は粗いけどな。

[車で出掛けるのだから散歩ではなくドライブだが
外の景色を楽しめるとはいえど
運転手の目を気にし続けるのは、肩身が狭い

何か予定があるなら他の日に、と伺い立て。
帰路につくまでの間、手を握っていた**]

(144) 2014/10/10(Fri) 12時半頃

抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/10(Fri) 12時半頃


【人】 抜荷 錠

[そういえば、ルーカスの車は車庫に入った侭だ。
なら列車で移動し、徒歩で圀境を超えたのかと。


車から連想したのはドライブの約束。>>150

折角ドライブを目的で出掛けるのなら、
圀境付近のブリッジまで行ければいい。
縁起でもない吊橋効果だとか、車内でだとか
およそ穏やかではない台詞の羅列に
念わず苦笑した事を思い過ぎらせ。

午後は講義も無いので、別の仕事に掛かろう。
締め切りをスケジュールツールで確認すべく
携帯を手に取ると――バイブレーション。]

(151) 2014/10/10(Fri) 18時半頃

【人】 抜荷 錠

…失礼、

[着信に気付き、そのまま電話に出る。
誰かと思えば、演劇雑誌の担当者で。

聞き流すように話を聞いていたが、
流れ込んだ話に、顔を少し強張らせた。

抱えてた仕事が一件保留になる代わりに聞いたのは
台本の借用を願う筈だった俳優の、失踪の知らせ**]

(152) 2014/10/10(Fri) 18時半頃


…何とも傲慢な蝶だ。
君はもう、巣の中に居ると言うのに。

[悪戯のように落とされた言葉には、クスリと笑いながら言い返して見せて。こんな他愛のない言葉遊びを再び交わす事が出来る喜びに酔いしれる。
頬へと触れる吐息を感じながら、視線を降ろした先には僅かに浮いた踵。
――見えたそれを、どうにも可愛らしく思うてしまったと知れれば。彼は気を悪くしてしまうだろうか…それとも。]

……泣いてしまう、か。
それなら、電話をかけなかった判断は正しかった。

――……離れた場所で泣かれても、何も出来ない。

[頭の後ろに回された手に目を細めながら、離れた間の事を思い、小さな声で呟く。回された手に沿うように手のひらでなぞり、肩から腰へとゆるりと撫ぜ。
彼の内心など気付かぬままに唇を寄せたのなら、小さな小さな時を刻む音も聞こえては来ただろうか。そうしてそれに混じるように、彼の鼓動も聞こえた気がして――。]



………ほう。

[そうして彼が見せたそれへと視線を移したのなら、男は小さく感嘆の声を上げる。
鎖の付いた先には、小さな時計がひとつ。蜘蛛の巣を模した文字盤に囚われた白い蝶に、刻を刻みながら巣の中を伝う金の蜘蛛。
彼のその手で首へと付けられたそれは、似合っているとは言えなかったかもしれないが――先程まで彼が付けていたからか、それともその蝶と蜘蛛とに自分達を重ねたからか。仄かに伝わる金属の暖かさは、男を酷く安心させた。]

――成る程。
文字盤の巣に捕らわれた蝶が君で、針の蜘蛛が俺、か。

……く、く。中々いいセンスじゃあないか。
ほら、見てご覧。この蜘蛛は、蝶を喰らうのが待ちきれないらしい。

[頬への口付けに、そしてこの贈り物に男は滲む嬉しさを隠そうともせず。柔らかい微笑を浮かべ、彼の頬へと口付けを返したのなら、首に下がった時計を指して見せただろう。
丁度、長針が12へと差し掛かる頃だったらしく、まるで待ち侘びるように蝶を狙う長針の蜘蛛。その様に思わず吹き出しながら、彼の瞳を覗き込む。]



――……まるで俺のようじゃあないか。

[その言葉を告げたと同じ頃に、長針がひとつ動き。文字盤の蝶を喰らう蜘蛛のように、男もまた自分の巣へと捕らわれた蝶を喰らおうと、ほんの少しだけ荒く、唇を重ねる。
…先とは違い、ここはもう巣の中だから。彼もきっと――自ら捕らわれに来た彼なら、拒絶はきっと、しないだろうと。]

気に入ったよ、ありがとう。
集めた時計も、全て置いて来たから…これが最初の時計だ。

…しかし12を過ぎたら蝶から離れなければならないとは、哀れな蜘蛛じゃあないか。
一度会えたらまた時が満ちるまで君に会えないとは…俺なら、耐えれそうに無い。

[口付けを交わしたのは、果たしてどれくらいの間だっただろう。名残り惜しげに蝶から離れる蜘蛛に視線を向けながら、男はその白い手袋に包まれた手を引く。
そうして時計の蜘蛛とは違い、未だその腕の中に蝶を捉えたままの男は、獲物を逃すまいと腕に力を込めはしただろう。]



――いっそ、時を止めてしまおうか。

["そうしたら、離れずに済むだろう?"、なんて。戯けるように言葉を投げながら、僅かに身体を離して彼の手を引き。
彼がそれに倣ってくれたのなら、二人で共にソファへと。あの夜語り明かした時のように、寄り添おうとしただろう。]

そう言えば、殴られた…と言っていたが。
口の中は、まだ痛むか?

痛むなら、氷を持って来るが。

[珈琲が染みる、と言っていたから、恐らくは顔を殴られたのだろう。痛みが無いように、そっと頬へと――今更かもしれないけれど――触れながら。
そうしてまた、痛みの具合が解らぬ男は、啄ばむように唇を寄せ。指をそっと握ったのなら――あの時血で濡れていた指は、未だ痛みを伴いはしただろうか。]

しかし情けないかな、俺は君の趣味はおろか…好物すら、知らないんだ。

……ヨハン。
君の話も、聞かせてはくれないか。

[彼へと寄り添い、軽く目を伏せながら。彼を求めるように投げてみた言葉に、彼は果たして応えてはくれるだろうか。]


【人】 抜荷 錠

 ――いや、大丈夫。
 事情もあるだろうからね、“嫌い”になんて為らないよ。

[苦笑いを浮かべ、もう一度クラリッサの問いを否定し。
 あくまでルーカスのみに限ったことだと姿勢を改める。>>165]

 そうだね。
 今までの暮らしを大事にしたいという者も居れば、
 獣と化した今、生き辛い國に留まりたくない獣もいるだろう

 どちらにせよ、生半可に生きてはいけないね。
 もしも、

 ……もしも全てが夢であったら、と思うことはある。

[>>166スザンナの見解を聞いた上で、納得の姿勢を示す。
 獣人を助けようとするヒト、ヒトと獣に挟まれてしまった獣人、
 そして獣人に関わる“外敵”
 三者三様の思いの中で、今日も明日も鐘は鳴るのだ。]

(169) 2014/10/10(Fri) 20時頃

[頭の中で捲られる物語のページ。
その最後の言葉が終わった後。
列車は音もなく何処かに止まった。

シン、と空気のなる音が耳の奥をこだまする。]

 白鳥の停車場ですか―――?
 それとも

[降りるべきなのかどうか、自分にはわからない。
そもそも最初から乗っていたわけではないのだから

この列車が今どこを通っているのかわからない。
本屋の店主ならば知っているのかもしれないけれど。

星空を走る列車を一つしか自分は知らなかった。]


 南十字星を観たいです……。

[あの本の列車とこの列車が同じなのかはわからない。

けれども、もしも同じものなら。
そして、同じ道筋を通るなら。

獣になることを選んでまで
近づきたかった場所を通るのでは―――

そんな感じがした。]


【人】 抜荷 錠

 そうすれば、誰も生活を脅かされないし、
 國を離れずに居られる、が―――

 獣人騒動のおかげで、得たものもある。
 それを無くしたいとは思わない。
 
[クラリッサもまた、同じであれば良い。
 倖せの為ならばなんでもすると告げた彼女も。
 何かを得たのであれば、]

 あぁ構わない、どうぞ。
 まだ時間は大丈夫かな?

 やはりサンドイッチをテイクアウトするべきだ。
 食べる機を逃したら、腹を減らしている奴にやればいい。

[持ち帰り用でサンドイッチを頼む傍ら、
 ホットチョコレートの分も含め、飲食代を先に支払う。]

(170) 2014/10/10(Fri) 20時半頃

【人】 抜荷 錠

 …なくなってしまうかどうかは、君次第ではないかな。

 願うだけでは消えてしまうものだとしても、
 与えることができるのは、きっとヒトだと思うからね
 神ではない。

[携帯を弄る手の邪魔にならぬように。
 聞き取れぬかどうか、という程の小声で、景観を眺め、呟く。

 獣人も半分はヒト。
 与える存在であり、与えられる存在であるのだと、

 心の中で、結論付けた*] 

(171) 2014/10/10(Fri) 20時半頃

抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/10(Fri) 20時半頃



……気に入ってくれたみたいで、良かったわ。

[嬉しそうに笑う相手に、安堵した風に息を吐く。
頬に返される口付けにぴくりと体を震わせながら、彼の指す時計へ視線を向けた。覗き込まれる瞳に気付いたなら、すぐに見つめ返しただろうけど]

るー、……ん、

[彼の名を呼ぶ形に開かれた口は、荒い口付けには塞がれた。先までは余裕無く重ねる事しか出来なかったけれど、漸くそれに応える事が出来ただろうか。
角度を変え、重ねる度に熱い吐息を零す。やがて唇が離されたのなら、見せ付ける様に唇を舐めてみせた。

手を引かれたのならそれに従って、逃すまいとするその腕に寄り添う。そんなに力を込めなくても、逃げるつもりなどないのに、なんて。胸中でだけ苦笑しながら]



あら、良いわね。
そうしたらきっと、蝶も寂しくないわ。

[最後に一度、彼がそうした様に時計に口付けて、手を引かれるままソファへと導かれた。
座る彼に体を預け、腕を絡ませる。そうして緩む口元を隠しもせず、彼の方を見上げただろう]

……もう痛くないわ。
氷なんか要らない。

[頬に触れる手にほんの少し眉を寄せ。何処にも行かせないという風に、絡める腕に力を込める。
実際の所、切れた口は未だに痛むのだけれど。素直にそう言って、彼が離れて行ってしまうのが嫌だった。……例え、氷を持ってくるだけの僅かな時間でも。もう、離れたくはないから。
寄せられる唇と、指先に触れる手と。その二つに目を細める。口内は兎も角、指先の痛みはとうに無くなっていた。

そうして、乞う様に投げられた言葉には、幾度か瞬く。けれどすぐにはにかむ様に微笑めば、よりいっそう彼に寄り添って]



……アタシはね、チョコレートが好き。
後は、ココアとか、ホットミルクとか。甘くて、安心出来る物が好き。

[身を乗り出し彼と向かい合ったのなら、軽く右手を上げ、一つ彼に教える度に指を折っていく。ひとつ、ふたつ。彼が教えてくれたのと同じ様に、自分の事を、少しずつでも彼には伝えてゆく。
たったこれだけで、胸が弾む様に高鳴った。たったこれだけで、満たされてしまう]

それと、やっぱり舞台は外せないわね。
アタシ、人に見られるのが好きなの。舞台に立って、役を演じて。……そこに向けられる視線が、堪らなく好き。

……そして、

[指を折るのを止め、ふと視線を彼に向ける。指先を握るその手を一度離したなら、絡める様に手を繋いだ。
そうして満足そうに口元を緩ませて、そっと。その手を自らの胸元に当て様としただろう]


――アナタの事が、すき。
きっと、これがアタシの中でいちばん大切なこと。

[押し当てたてのひらに、高鳴る鼓動は伝わるだろうか。張り裂けそうなくらいの、この気持ちは。
微かに震えてすらいる手を、ぎゅっと握り締める。少し冷えた指先でも、きっと彼よりはあたたかいんじゃないだろうか。ほんの僅かでも、この熱から。彼への想いが伝われば良いのに。

伏せた瞳を縁取る睫毛が、ふるりと震えた。それでも口元は柔く微笑んでいる。
ああ、愛しさというものは。……こんなにも、泣きだしそうなくらいに、胸を締め付けるものなのか]

……アナタにとっての、いちばんじゃなくても良いから。傍においてね。

[向かい合うのを止め、彼の肩に頭を乗せる。ゆるりと胸元から手を離して、重ねたままその手を降ろす。手袋越しの体温は、何とももどかしいものではあったけれど。柔く伝わる彼の体温が心地良くて、離す事など出来やしない

――そうして小さく小さく呟いた言葉は、彼に届いたかどうか。届かなくたって、別に構いやしないけど]


【人】 抜荷 錠

 ― 夕方・花屋 ―

[愛車のミニクーパーのハンドルを握るのは久しぶりだ。
 小型という程車内は狭く感じず、二人で乗る分には
 充分な奥行があるし、快適だ

 大通りの花屋前で停車し、車を降りて店主に声をかける。]

 やあ、ミナカタさん。奥さんもお揃いで。
 バイトの彼は居なそうかな。

 いや、寧ろ丁度いいんだ。

[青年が町に馴染んでからというもの、
 花を買う時はトレイルに包んで貰うことが多かったが、
 今日の買い物は彼が居ない方がいい。
 昨日の冷やかしが確固としたものに
 変わってしまうのは、流石に避けたい]

(175) 2014/10/10(Fri) 21時半頃

【人】 抜荷 錠

 『 そういえば昨日はあいつが配達に伺いましたけど、
  なにか失礼なことをしましたか? 』

[バイトの彼は、花屋夫妻にとって大きな子供のような扱われ方。
 話を出せば、注文を確認するより先に、質問の矢が撃たれる

 それも髪が赤かった時代>>65を知っているからこそ。
 ――“家族”を心配する心が、あるからこそ。

 御伽噺で思い起こされる>>64本当の両親の話。
 彼はふたつの家族の中で育ったのだ。
 其処にちょっとしたシンパシーを覺えながら。

 今は“何方”にも会えない自分と比較して、
 彼は恵まれているな、と思うのだった。]

(176) 2014/10/10(Fri) 22時頃

【人】 抜荷 錠

 いやぁ、そうじゃないんだよ。
 トレイルは私の良い話し相手になってくれる。

 それに彼の若いセンスで喜ぶ顔も増える一方だろう
 ………いい拾い物をしたね、お二人は。

 やはり若者には若者を宛てねば、
 俺も店主さんたちも…年配は歳食う一方だからな

[そう年齢も変わらないし充分若々しい二人を見て、笑いながら。
 あいつはまだまだです、と告げる店主をよそに
 所望する花を告げてから、奥方に目を丸められた。

 そうだな、こんな何でもない日に買う花ではない。
 それに中途半端な本数も、やはり珍妙で。]

(177) 2014/10/10(Fri) 22時頃

【人】 抜荷 錠

[包んで貰っている間、スザンナにメールを打つ。
 少し早いが公園の前で車を停めているから、
 そこで落ち合おうと記述して、電子の鳩が文を運んでゆく。

 白い鳩のマークを見詰めながら思ったのは、白い大きな羽根。
 今は私室で眠るあの羽根が、金糸雀のものとは知らないが
 幸運を呼び寄せる白い鴉を、頭の中で彷彿とさせて。

 ――倖せは、いつも近くにあるものだ。
 青い鳥はただの鳩であり、身近に居なくてはならない。
 しかしまあ、呼び寄せてくれたのがあの白い羽根と思いたい。
 大学の図書館にまで連れていったあの白い羽根が
 倖せを呼んでくれたのだと、そう思えば人生は明るくなる]

(178) 2014/10/10(Fri) 22時頃

[コンコン、といつかの悪夢を思い出させるような音:334に、ベネットは身体をびくりと緊張させた。

そろりと窓を見ると、銀いろの―――銀河の岸のすすきとおなじいろの紙がはためいていて、声を失った。

半ば取りつかれたようにカララ、と乾いた音を立てて窓を開ける。]


君は…………



[つぶやいてから手を取って列車に招き入れると、折りたたまれる翼に、ふっと目を細めた。いつか落ちていた羽根は、彼女の物だったのかもしれない。

窓に腰掛けてつま先をゆらし、なにもいわない。本当に彼女だろうか。ジョバンニが見たカムパネルラのように、いつか消えてしまうまぼろしだろうか。]

『ぼく、白鳥を見るなら、ほんとうにすきだ。川のとおくを飛んでいったってぼくはきっとみえる。』


[音もなく列車が止まったとき、おもわずそう言った。彼女は振り向いたろうか。]


【人】 抜荷 錠

 ― 夕方・花屋→公園 ―

 『かすみ草もおまけでいれておきますね。』

[奥方の気配りに笑みを返し、代金を払う。
 助手席に花束を乗せ、花屋を離れてゆく。

 夕方の紅い日差しに包まれた公園へとミニクーパーを走らせ、
 車内でラジオを聞きながら、彼女の訪れを待つ。

 『子犬のワルツ』の軽やかなメロディラインに鼓膜を貸しながら。
 助手席には、かすみ草に包まれた19本の紅い薔薇が
 今はブーケに姿を変え、座るべき女性を待っていた。]

 ―――… かすみ草に間違えられては困るからな。

[情熱の色を持つ華やかな其れが、
 愛しい子犬を指しているのだと分からせる為に。

 彼女の年齢と同じ、19本*]

(179) 2014/10/10(Fri) 22時頃

メモを貼った。


メモを貼った。


抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/10(Fri) 22時半頃


抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/10(Fri) 22時半頃


[音もなく列車が止まった。
振動も何もないのに確かに『止まった』と思ったのは

車窓から光の尾を揺らし、後ろに流れる赤や橙の灯火や
燐光の三角標が後ろに止まって見えたから。

息をすることも忘れて、列車の止まった先を見つめ
窓から停車場に降り立とうとした時、ふと後ろから聞こえた声

こくんと息を呑み、声の主を振り返り。]

 時計は11時かっきりですか?

[彼の方を見つめ、そう問いかけた。]


[彼の方に向けていた顔を逸らすことなく、
けれども緩やかに瞼を閉じる。

自分と重ねてしまうことの多かった物語の登場人物。
その台詞が口をついて出る。]

『お母さんは、僕を許してくださるだろうか』

[それは遠い遠い三角票の辺りにいる母親を思って
どもりながら思い切ったように、カムパネルラが口にした言葉。

自分とは境遇も何もかもが違う。
けれども言わずにはいられなかったのだ。

空に近づけば逢えるのではないか―――と
遠いところに居場所を求め

翼をもらった自分のことを許してくれるのだろうか。

そんな不安が心の中にぽかり浮かんで揺れていた。]


【人】 抜荷 錠

[車内で待ち人の到着を待つまでの間、
 急いで戻っていった姿>>187と、
 時計やらが入っていた袋を思い出す。]

 次に中身を改める時、気が付くかな。

[よく講義に顔を出してくれた配達員の娘が
 誰かにメールを返している間、
 午前中の講義の合間に寄ってきた雑貨屋で
 仕事中の足労に対し勞いを籠めて購入した
 金属で出来たアンティーク調の
 ブックマーカーを混入しておいた。

 目的の物を探すついでではあったけれど、
 女性が好むようなデザインを選んだつもり。]

(198) 2014/10/11(Sat) 00時半頃

【人】 抜荷 錠

 手渡してしまうと、効果が消えるからなぁ
 自分で探し出してこそ、…

[四葉のクローバーのデザインの本留め具。

 局長からはドジだと評価を受けているが――
 倖せを与えることばかり考えていそうな
 他人に対して、真面目な彼女の為に。

 幸福の四葉を見つけられるのは、いつのことに為るか*]

(199) 2014/10/11(Sat) 00時半頃

抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/11(Sat) 00時半頃


【人】 抜荷 錠

 ― 夕刻・公園前 ―

 いや、――さっき来たところだよ。
 さ、乗った乗った。ちょいと遠出するぞ今夜は。

[運転席の方へ近づいてきたスザンナ>>209に、
 窓を半ばまで引き下ろし、表情を柔らげて見詰め。
 助手席のドアを開けた彼女を迎えるのは、紅い19本の花束

 ブーケのラッピングの手持ち部分に絡まった鎖は、
 きっと、持ち上げるまで気がつかないだろう。
 その鎖が雑貨屋で購入したネックレスであり、
 錠前の形を模したペンダントトップを、飾っている事も]

(218) 2014/10/11(Sat) 01時頃

【人】 抜荷 錠

 ――吊り橋を渡りに行こう。

[吊り橋と呼ぶには頑丈過ぎて、揺れを招かない石橋。
 出國ルートの一つである、國と國を繋ぐ石の橋。
 検問を吹っ切る為の荒い運転には、慣れている。]

 震え上がって興奮した後に、セックスしたら最高かもな。

[助手席が閉まるのを見届ける傍ら、
 ハンドルに置いたままの、男の左薬指には
 ホワイトシルバーのメビウスが紅い陽光を反射させ。

 無機質な其れから手を離して、
 昨夜彼女にはめたリングのある左手を取ろうと
 緩慢に手を差し伸べさせる。]

(219) 2014/10/11(Sat) 01時頃

【人】 抜荷 錠

 
 さぁ、お手をどうぞ、レディ。



      君を  、    『 ―――――― 、 』

[口説き口上など知らない口が、愛を紡ぐ奇跡。、
 ―――彼女相手以外にはきっと、金輪際訪れない。

 幻一夜の魔法のような、その呪文は耳元だけに*]

(220) 2014/10/11(Sat) 01時頃

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