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[寝ぼけ眼で時折人にぶつかりながら、桜並木の最後、大きな一本桜まで歩いてくれば、そこにはひとり佇む女性の姿。
見覚えのある姿ではなかったけれど、その姿がやけに苦しげに見えて。
むしろ知らぬ人だからこそ、思わず傍に寄った。]
……あの。
どうか、しましたか。
メモを貼った。
[声をかけられ顔を向ける。「あっ!」と言った表情になり]
ケイトん!
元気だった?脱がないの?
[と自然と口から出た言葉。何故出たのかはわからない。]
メモを貼った。
はっ?
[桂人、と名前を呼ばれたことも、「脱がないの?」にも、怪訝な顔をするしかない。
失礼だと思いながらも、目の前の女性をじっと見つめてみたが、やはり全く覚えが無いように思う。
というより、覚えがあったら話しかけたりしない。女装癖が他人から見てそう気分のいいものでないことくらいは、理解している。
そんな女性に開口一番脱ぐとか、何とか。空耳であれと願いながら、まず確認するべきは、]
……失礼ですけど、どこかでお会いしました、っけ。
[怪訝な顔をされればはっと我に返る]
あれ…?
私、変なこと言った?
ごめんね!気にしないで!!
ちょっと記憶が曖昧なの。
夢でね、この桜の木の下でお花見をしたの。
何か思い出すかなって思って来てみたんだけど…
[困った顔でケイトと桜を交互に眺めた。]
記憶が曖昧って……それ、結構大事、なんじゃ。
[すごいことを言われたように思う。けれど、ボクの名前を知っているということは、記憶が曖昧でもどこかで会ったろうかと、こちらも記憶を探った。]
夢でお花見……ですか。
奇遇ですね。ボクも、今日、お花見の夢を見ましたよ。
それで、桜が見たくて……ここまで、来たんです。
[それから、ほんの少し、考えて。]
えっと。
もしよかったら、なんですけど。
一緒に、ここでお花見しませんか。夢の中、みたいに。
なにか思い出す、かも。
【人】 長老の孫 マーゴまあ、先生ったら。 (65) 2011/04/25(Mon) 01時頃 |
ね。
だから今、大変なんだよ!
少しづつ思い出してはいるんだけどさ。
[花見をしていたと聞けば驚いた顔でケイトを見つめる]
あっ!本当に?
[だからさっき、この子の名前を口走ったのかと一人で納得。
きっと「脱ぐ?」と聞いた言葉も、夢で自分が言っていたことなのだと少しづつ思い出して来た。]
この桜、綺麗だよね!!
すごく立派だし♪
ケイ…君のお花見の夢はどんな夢だった?
[お花見を提案されればにこっと笑い]
良いよ!!
お花見しよう♪
天気も良いし、絶好のお花見日和だもんね!!
[うきうきとその場に座り込んだ]
思い出せてる、んですか。それはよかったです。
[記憶が曖昧なんて、自分がなったら怖いだろうから。
思い出してるという言葉に少しほっとした。]
ええ。綺麗な桜、です。
でも、全然覚えていないんです、夢のことは。
これくらい立派な桜の木の下で、何人もの人と、お花見をした夢、だったんですけど。
ボク、友達なんて全然いないし、お花見もちゃんとしたこと、ないのに。
なんで夢を見たのかすら、わからなくて。
本当ですか!
ふふ、お花見、こうやって誰かとするの、初めてですよ。
夢で見たお花見とは、ぜんぜん違うかもしれませんけど。
それでも何だか、嬉しいです。
[座り込む女性に、なにか買ってきましょうか、と問いかけながら。]
お花見したことないの?
楽しいよ!
お酒飲んだり、皆とわいわいしたりしてさ♪
私はお酒ばかり飲んじゃうけどね。
[えへへと言うように舌をぺろっと出す。]
二人しかいないけどさ、お花見を楽しもうよ!!
もしかしたら同じような人がまだいるかもしれないし♪
【人】 長老の孫 マーゴあら、ソフィアさんも、お歌お上手ですわよ。 (79) 2011/04/25(Mon) 01時半頃 |
お酒も、飲んだことないです。
まだ未成年ですし。
[だから、買出しに酒を頼まれたらちょっぴり困る。]
ええ、二人でも、お花見しましょう。
最初から大人数でも、どうしたらいいかわからないですし。
[嬉しそうなケイトを見れば、つられて微笑む]
そんなに喜んでくれると嬉しいよ!!
[なにか買って来ようかと尋ねられれば、調度良いとお礼を良いながら]
えっ!買ってきてくれるの?
ありがとう♪
じゃあねぇ〜ビールを沢山買って来て!
調度飲みたかったの♪
本当は納豆も欲しいんだけど…多分売ってないから。
私はこの場所が他の人に取られないように見張ってるよ♪
あっ…でももし大変だったら言ってね?
そしたら私も一緒に行くからさ!
[ケイトがもし着いてきて欲しいと言えば立ち、いらないと言えばその場で留守番をしているだろう**]
[未成年だと聞けば申し訳なさそうに]
あれ?そうなの?
じゃあビールはダメだね!
でも私は飲みたいから…
じゃあ一緒に買いに行こう♪
[元気よく立ち上がり、二人でお店に向かった**]
―朝―
[リリリリ、リリリリ、と目覚まし時計にしては控えめな音が室内に響く。
音よりもその振動に目覚めを促されて――…]
………。
[カチ、と目覚ましをオフにした。
そのまま何も声をださず、のびをするわけでもなく。
静かに身支度を済ませる。
朝食はとらず、珈琲をいれた魔法瓶だけ持って
最後に腕時計をして外に出る。
これが、いつもの朝の風景。変化のない日常。]
メモを貼った。
メモを貼った。
[いつもと違うことが起こったのは、部屋を出て道路に出た瞬間。
空を、いや正確には桜を仰いだ。
いつもなら、何にも意識をとられることはないのに。]
…お花見。
[そんな浮かれた単語、口にしたのはいつぶりだろう。]
[首を振って、視線を前に戻す。
必要ないことだ。
休むことはできない。
全ての人に『当たり前』に郵便が届けられるように
影で支えるのが自分の仕事だから。]
[職場へと向かう途中にある商店街へ。
此処にあるパン屋で朝食を買うのも日常だった。
"いつもの"くるみあんぱんと
"いつもの"クラブサンドと
そして最後に冒険する三つ目。
新しい"いつもの"を求めて
どれにしよう、なんて頭を悩ませている時は
少しだけ、表情にも動きが見えるかもしれない。]
店員の笑顔を背に店を出て、郵便局へ*向かう*
メモを貼った。
あ、えっと、そうですね、お酒だと買えないかも……
[困ったように眉を寄せていると、一緒に買いに行こう、と。]
はい、一緒に行きましょうか。
人、増えるかもしれないですけど。そしたら、一緒にお花見したいですね。
ローズマリーと揃って*買出しへ。*
メモを貼った。
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