人狼議事


1 とある結社の手記:6

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【人】 小悪党 ドナルド

[ バリバリと頭を掻く。
 ピッパの話、そしてベネットの話。口を挟む事なく聞いた。
 確かに、確かに。疑念を持っていた。
 だが、情報が積み上げられ、その疑念が真実味を増してゆくと、やり切れぬものを覚えた。
 
 ――どうするのが幸せなのか。
 その疑問は、自身の疑問でもあった。そして、ピッパの疑問でも。
 だが……]

 ……なあ。
 ベネットにとって、大切なのは誰だ?
 失いたくないのは……誰だ?

(368) 2010/02/26(Fri) 20時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ 沈黙の後、ゆっくりと言葉を紡いでゆく。]

 あれも、これもは、持っていけねえ。
 誰もが幸せになれるんなら、それが一番良いけどよ。でも……それは、無理なんだ。

[ ゆっくりと、息を吐いて。]

(369) 2010/02/26(Fri) 20時頃

【人】 小悪党 ドナルド

 俺には……大切なやつがいる。
 失いたくない。残して、死んでゆくのもしたくない。

[ ピッパを見やって、にっと笑みを浮かべる。]

(370) 2010/02/26(Fri) 20時頃

【人】 小悪党 ドナルド

 大切なもんを抱えた上で、まだ持ってける余裕があるんなら、その余裕の分だけ持ってけるかも知れねえ。

 持って行けねえ分は、置いて行く。
 それを自分の意思で選ぶ。

 ……それが、どんな意味でも。
 どんな結果となるにせよ。
 誰かに恨まれるとしても……だ。

[ そこで、言葉を区切って。息を継ぐ。]

(371) 2010/02/26(Fri) 20時頃

【人】 小悪党 ドナルド

 ……ベネット、お前はどうする?

[ どうしろ、とは言わない。
 問いの答えは、自分の中にしかないと思うから。]

(372) 2010/02/26(Fri) 20時頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/26(Fri) 20時頃


は。
死者の言葉を代弁した心算か、ベネット。

[ウェーズリーの襟首を掴むベネットに、冷たい視線。]

仕事の誇りだのなんだのなんざ、女といちゃついてたお前が口に出来る台詞か。
………ニンゲンってのは、勝手だよなぁああ?
今朝方親友が死んで嘆き悲しんでたのは演技だったのかぁ?
うひゃひゃひゃ。


あーあ、つまんね。
村人なんざ全員まとめて食っちまう心算だったのによぉ。

[地面を蹴って宙に浮き、ハンモックに腰掛けているような体勢に。]

………墓なんざいらね。
こんな村の墓場に埋められてたまるものか。

[興味を失ったかのように目を閉じ、狸寝入りを始めた。**]


メモを貼った。


メモを貼った。


―広間―

[広間に差し掛かったとき、大きな――むしろ、自棄のような大あくびを聞いた。]

…サイラスさん。

[人狼と疑われて処刑された男は、宙に浮いたまま眠っている。]

あんたは…あいつを騙したんすよね。

[この男が本当に占い師だったならどれほど良かったのだろう?…首を振った。今更言っても仕方ないことだ。]

俺は…あんたに投票しました。その事について謝る心算はないっす。

[くるりと寝返りを打たれた。会話に応じる気はないという事だろう。ため息をつく。]

ただ…あいつの薬をいつも都合してくれて…ありがとうございました。あんたの薬のお陰で、あいつは救われました。

[深く頭を下げた。この男が例え人狼であっても、彼女を救ったのは間違いなく男が培ってきた技術なのだ。だから、この捨て鉢になっている薬屋を憎む事は…できそうにない。]


…俺はキャサリンの所に居ます。暇に飽きたら…。

[果たして、自分たちは何時までここに留まる事が出来るのだろう?いや、結社というのは魂までも留めておく事が出来るのか?――馬鹿なこと。浮かんだ発想に失笑する。]

暇に飽きたら、罵り合いでもしましょう――人間対人狼、の。負けやしませんよ?

[もう一度頭を下げた。今度こそ寄り道をしないようにと思いながら。]


【人】 小悪党 ドナルド

[ それぞれが話し終えた後、壁に預けた背を離す。

 ベネット。
 お前の頼みは、聞けねえ。

[ そう言えばベネットは、はっとこちらを見つめ、口を開こうとする。]

 ――もしも、なんざ無え。
 護りたいんだろう? お前が護れよ。
 生きるんだよ。
 俺たちは。

[ 笑う。友の肩を叩いて。
 弱気など、笑い飛ばしてしまえと。]

(389) 2010/02/26(Fri) 23時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ 俯くピッパに近づいて、やはり、肩を叩く。
 顔を上げたピッパの額を軽く指で弾く。
 抗議されれば、にっと笑みを向けて。]
 
 行こうぜ。婆ちゃんの墓参り。
 直接会いに行くのは、ずっと先だ。
 俺もピッパも、婆ちゃんよりもよぼよぼになってから、な。そんで、婆ちゃんを驚かせてやるんだよ。

[ そして、扉を開ける。
 これからしようとする事を思い、こうするのが、自分の役目なんだろうと。
 そう思いながら。]

(390) 2010/02/26(Fri) 23時頃

【人】 小悪党 ドナルド

―― キャサリンの部屋へ ――

[ 階段を下りる。
 実際の所の内心は、無論、全てを笑い飛ばすなどとは行かない。
 やりきれない思い。罪の意識。そういったものはある。
 いや、それを全て断ち切る事など出来はしない。ならば、それを持ったまま、抱えて行こうと。そう決めた。

 一階、ひとつの部屋の前で立ち止まる。]

 ピッパ、俺はキャサリンに話をしてくる。
 先に、広間に行っててくれるか?

[ 三人で出した答えを話せば、恐らく、キャサリンは動揺するだろう。
 それを見れば、ピッパは苦しむかも知れないと思い、そう言って。]

(396) 2010/02/26(Fri) 23時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ 扉を叩く。]

 キャサリン、いるか?

[ 返事は無かった。
 もう一度、声を掛ける。それでも返事が無ければ、扉を開けて。]

 キャサリン。
 大事な事を話す。
 最後の人狼が誰か……恐らく、ほぼ間違いない推測だ。

[ 言葉に、キャサリンの体がびくりと跳ねる。]

(397) 2010/02/26(Fri) 23時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

 もしかして……分かってたのか?

[ 返事は無かった。
 ただ、嗚咽する声が、答えだった。
 静かに……静かな声で、男は語った。]
 
 ヤニクが処刑された日、カルヴィンの投票
 サイラスと、ウェーズリーの占いの結果。
 ウェーズリーがカルヴィンを占いたいと言っていた事。
 今日のウェーズリーの様子。

 ピッパが見聞きした事、そこからの推測。
 ウェーズリーが、人狼だとしても庇いたいと思うだろう相手の事。

 聞きながら、キャサリンは身を振るわせ泣いていた。
 胸が苦しかった。それでも、最後に言うべき事を言おうと口を開く。]

(398) 2010/02/26(Fri) 23時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

 これを……皆に話す。
 俺は、カルヴィンに投票する。

[ そう継げて、踵を返そうとした時――
 キャサリンがドナルドに縋り付く。泣きじゃくったままで。

 思いがけぬ事に動揺する。華奢な体の何処にこんな力があったのだろうという程の力でキャサリンはドナルドにしがみ付いた。
 是が非でも、皆に話させないと、そう言っているかのようだった。

 揉み合ううちうに、乾いた音。細い指先の爪が割れていた。]

(399) 2010/02/27(Sat) 00時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ ――くぐもった音が響く。

 キャサリンの体から力が抜けた。
 固めた拳が、キャサリンの鳩尾にあった。
 崩れる身を抱き止め、抱え上げる。
 そして、ベッドに横たえた。

 布団を掻け、踵を返すし部屋を出る。
 顔には苦い……沈痛と言っていい表情が浮かんでいる。
 女に手を上げたのは、生まれて初めてだった。

 こうしなければ、キャサリンの体が危うかった。 
 そう思った。けれど、それは言い訳ではないか、とも。]

―― 広間へ ――

(400) 2010/02/27(Sat) 00時頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 00時頃


―キャサリンの部屋―

[ここに戻ってからずっと、窓の外を眺めている――アーチは今何処に居るのだろうか。]

…あいつ、南国の鳥だから…。

[寒さは平気だったが、丸一日外に出したことはない。無事だろうか。それだけを気にして、白銀の世界に鮮やかな色を探していた。]

――ああ、開いてる…。

[声を聞かずとも誰だか分かる――強く低いノック音につい反応してしまった。]

…聞こえる訳ないか。

[ひとりごちてキャサリンを見る。――彼女は肩を震わせていた。]

ああ…わかっていたんだな。

[その人狼が。そして、どうあっても彼女はそいつを憎めない事も。――二度目のノックで予想の通り、親友が姿を現した。]


お前か…ベネットだと思ったんだがな。

[とうとう嫌われ役が板についたか――そんな軽口も叩けず、ドナルドの言葉を聞く。]

――ああ、その通りだ。

[ようやく記憶の霧が晴れる。そう、最期に目にしたのは――。]

…カルヴィン。

[少年の目に灯る、紅い光だった。]

…くそ、サイラスさんといいカルヴィンといい…俺もそうだ。

[ぎりと歯を噛み締める――何故、彼女ばかりがこう、何もかもに奪われ、裏切られなければならないのか。]

…キャサリン。

[取り乱し、泣きじゃくりながらドナルドを止めようとする姿を只眺めるだけ…助けてやる事も、止めてやる事も――抱きしめてやる事もできやしない。
不意に、その動きが止まる。男の拳が彼女の鳩尾を打ち意識を奪った事に気付いたのは、崩れ落ちるキャサリンをドナルドが抱き支えたからだ。]


――ドナルド、済まん。

[怒りはない。ただ、友人にとてつもない汚れ仕事を押し付けたような、後ろめたい気持ちで一杯だった。]

お前は…そうか。そうまでしてでも、護りたいものが出来たんだな。

[ベッドに寝かせてから部屋を出るドナルドに声をかけた。何も聞こえていないよう、扉の向こうへと消える背中。]

行ってこい…頼んだ。

[友の背中は、前見た時よりも一回り大きく見えた。]


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 01時頃


【人】 小悪党 ドナルド

 ああ。

[ お願いしても良いかと言われれば、ピッパに頷いて。
 肩を落とすラルフを見つめた。

 勢い良く開かれた扉。振り向けば、そこにはカルヴィンの姿。
 ラルフとカルヴィン。
 二人に交互に目をやって。

 何も言わず、言葉を待った。]

(436) 2010/02/27(Sat) 01時半頃

―キャサリンの部屋―

[何をする訳でもなく、ベッドの脇に立つ。視界には眠る少女の顔があった。]

…たく、何でお前ばっかり…なあ?

[嘆息する。人狼であったサイラスも、カルヴィンも…彼女が信頼を寄せたものだったに違いない――遠くからでもそのくらいは見抜けた。]

なあ、キャサリン…。

[頬に残る涙の後。この指では消せない事くらい知っていたが、それでもなぞった。]

どうすれば…お前は苦しまなくて済むんだろうな?

[そんな道はないのかもしれない。だが、少しでも苦しみを和らげる道があるなら――。]

俺は…その道を進みたかったな…。

[殺された事への恨みはとうに忘れた。今は只、彼女が目覚めるのを待つだけ。]


【人】 小悪党 ドナルド

[ ベネットの視線を受けて、小さく頷いて。
 歩み寄る二人を、激情を溢れさせる少年を見つめる。

 やり切れなかった。
 今、掛けるべき言葉は無かった。
 ただ、全てを見届けようと。
 せめて、それだけは。]

(444) 2010/02/27(Sat) 02時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ 確かめねばならない。
 そう思っていた。

 けれど、その事実を告げられて。
 これで終わると。
 けれど。

 湧き上がるのは喜びではなく。
 悲しみと憤りだった。]

(459) 2010/02/27(Sat) 02時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ 扉に車椅子。
 キャサリンの姿を認めれば、先ほどの事を思い出し、これでまた、嫌われるだろうかなどという考えが浮かぶ。

 ベネットの視線。
 受けて、頷く。何となく、自分と同じ目つきをしているのだろうな、と思った。

 ピッパは?
 立ち上がって。カルヴィンを見つめている。
 気立ての優しいピッパには堪えるだろう。
 元気付けるように、笑みを作って見せて。

 皆を見回して、大きく息を吸い。]

(467) 2010/02/27(Sat) 03時頃

【人】 小悪党 ドナルド

 ――カルヴィン。
 キッチンに行くんならよ、ウェーズリーも呼んできてくれ。

[ 声を掛ける。
 勤めて、常の声で。]

 ああ、ひと段落してからでいいぜ。
 で、落ち着いたらよ。

 ……飯にでもしねえか?

[ 笑みをみせ、そんな事を言う。
 涙が流れる事を堪える事は出来なかったけれど。

 それでも、笑ってみせた。]
 

(470) 2010/02/27(Sat) 03時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ その手を包んでくれるピッパの手。温もり。
 作った笑みが、涙で歪む。

 肩に顔を預けて……声を殺し涙を流した。]

(478) 2010/02/27(Sat) 03時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

 うん…………うん……

[ 頭を撫でる手の感触を感じながら、ピッパの震える声に頷いて。
  
 悲しかった。
 全てを持って行く事の出来ぬ自分に、憤りを覚えずにはいられなかった。
 どうしようもない事。それがくやしかった。

 けれど……顔を上げた。
 ピッパの頬にも涙が伝う。
 感謝を込めて笑みを向け、頷いて。
 その涙を指で拭った。

 そして、カルヴィンへ向き直り、キッチンへ向かうその背を見送った。]

(486) 2010/02/27(Sat) 03時半頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 03時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

 うん……ああ。

[ ふ、と。苦笑いと照れ笑い、その入り混じったような笑みを浮かべながら、それだけ返し、涙を拭う。]

 ふ……やっぱり……
 ピッパには敵わねえな。
 
 ……ありがとな。
 ピッパがいてくれて……良かった。

[ 笑いながら、けれど、最後の事は心の底から。
 本当に、そう思った。]

(494) 2010/02/27(Sat) 04時頃

【人】 小悪党 ドナルド

 なんだよ、もう、調子に乗りやがって。

[ こちらも、くく、と声を漏らして。]

 そうだな。
 連れて来られたのがここだったってのは、良かったんだろうな。
 
 もし、他の場所で俺が死んでたら……
 どうしてた?

[ こんな風に、戯言を返す余裕も、何とか戻ってきて。]

(497) 2010/02/27(Sat) 04時頃

【人】 小悪党 ドナルド

 おいおい、そりゃあ――

[ 言いかけて、続くピッパの言葉。]

 ああ。
 死なない。絶対に。

[ 普段見せない真剣な顔で、声で、頷いて。]
 
 ――なあ、ベネット。
 それは、きっと……神様にでも聞かなきゃ、分からねえ事かもな。

[ 友に笑みを残し。
 ピッパに頷き、手を繋ぐ。

 この温もりを、失わずにいられた。
 その為に、押しのけるものがあったとしても。

 大切な、守りたい……愛しい女。
 二人、広間から歩いてゆく……**]

(504) 2010/02/27(Sat) 04時半頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 04時半頃


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