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[村はずれ、何かを待って佇む女の耳にダーラの声が聞こえて
来るな。
私はまだ見ていないんだぞ。
お前とベネットが夫婦になる所を──。
[困ったように苦笑して、空に向かってそんな言葉を零した。]
[女が村外れに佇んでからいくらも経たぬうち。
けれど、女に取っては一瞬とも一生ともつかぬ時間。
不意に、空から懐かしい声が聞こえた。
──────セレスト!!!
[見上げた空。
一際明るく輝く星から降って来たように、女には見えた。]
セレスト──…、セレスト……!!
[抱きついて来た身体を、確りと抱き締め返し]
お か え り ── 。
[ふわりと、花綻ぶように嬉しげな笑を浮かべて。
何度も、何度も。
黒髪をくしけずった──。]
ただいま!
[ヨーランダの肩に額を押し付け。ぎゅと抱きしめた]
……不思議。…ちゃんとヨーラを感じる…。
[死んだら体がすり抜けるのだと思っていたのに、ちゃんとヨーランダを抱きしめることができている]
本当だ。
きっと魂(こころ)が望んでいるんだ。
もっと傍に居たいって。
セレストがきちんと帰って来れて良かった。
よく、頑張ったね──…。
[何があったかは知らない。
けれど、ここにいる事が答え。
彼女は怖じ気付かず、やり切ったのだ。
だから、何度も。
何度でも、労うように、その髪を撫でている──。**]
―回想―
[ヨーランダの言葉にブローリンを見つけ
ありがとう!!行ってきます!!
[大きく手を振り、できるだけ大声でブローリンに呼びかけ、別れを告げた]
―回想:酒場―
[3人で飲んでいると、ホレーショーがこちらを覗いている。
ホレーショーさん、ダーラさんをよろしくおねがいします。
わがままな妹“達”が先に往くと決めてしまったので。
[笑顔で言い、それから不意に真顔になった]
ホレーショーさん、無茶しないでください。
すぐ戻って来ますから。
…この村を、お願いします。
[ブローリンと同じ言葉をかけた]
[
メモを貼った。
―村はずれ―
[ヨーランダに髪をなでられ、頑張ったねと言われ]
…うん…うん…。
[ヨーランダの肩に額をおしつけて、抱きしめる腕を少しだけ強めた**]
[抱きしめられ、髪を撫でられているうちに、忘れていた最期の記憶が徐々によみがえる]
―回想:戦場―
[出撃前、体に爆弾を巻き付ける。それは、ズシリと肩にのしかかり、これが爆発すればまず生き残れないであろうというもの。
さらに、腰の位置には手榴弾も装着する。
確実に死に近づいていることを確認させられるような作業に気が遠くなりそうだったが]
(ヨーラが待っていてくれる)
[この気持が自分を奮起させた]
―回想:地雷原―
[敵の宿営地になるべく近づくため、出発は夜。
地理も不案内、さらに不意をつくためになるべく手薄な側からの侵入を試みるために明かりは当然持たない。
いくら夜道に慣れているとはいえ、知らない土地での暗い場所の行進は困難を極める。…――]
―回想―
[やがて…――]
ズドーン!!!
[誰かが地雷を踏んでしまった。敵からの一斉砲撃を食らう。]
走れー!
[その合図と共に皆走り出す。地雷と一斉砲撃の中、一歩でも敵に近づいてダメージを与えろというのだ。
何故皆そこまでするのか。戦地に赴く前に宿舎のような場所で、この戦争の意義、そして、自分たちかいかに重要な役割を担っているのか、延々と講義がされた。
しかし、そんなものに意味はないと、セレストの頭には全然入って来なかった。
早く終わらせたい。その気持ちしかなかった。]
ズドーーーーーーン!!!
[凄まじい爆音と圧力で吹き飛ばされた。地雷を踏んでしまった。
しかし、体の爆弾は爆破せず、足がなくなったのか動かなくなったのかで立つこともできない。ただ、足が、熱かった。]
……っく…
[なんとか腰についている手榴弾を手に取り、ピンをくわえる。
これを引いたら確実に死ぬ。
本能的な死の恐怖が一瞬、手を、ピンをくわえる歯を震わせる。それでも、ここで倒れていても助かることはまずない。
で、あれば]
……んぐっ……
[ピンを抜き、手榴弾を胸に抱え込む。
5,4,3…――]
ヨーラ!!、ダーラ!!!!
[呼び求めたのは母ではなく、最後に一緒にいてくれた、
二人の、“姉”]
[セレストが叫んだ直後、ひときわ大きな爆音と、
土煙がたちのぼる。
彼女の体は、文字通り、敵地に…――散った。]
―村はずれ―
[自分の最期を思い出し、あまりの恐怖に]
ううっ…うわぁああああ……
[ガタガタと震えて力が抜け、へたり込む。
苦しくもないと直後は思っていた、が、やはり思い出してしまうと全身を恐怖が駆け巡り、頭をかかえてうずくまった]
メモを貼った。
…怖かったよー…
[子供のように泣きじゃくる。もう安心なのだというのが、
セレストを子供に戻していた**]
メモを貼った。
―村はずれ―
[どれくらいうずくまっていただろうか]
…もう大丈夫。
村は…どうなってるの?
…見にいかない?
[ヨーランダを促して村の中に入る]
[セレストの家を片付ける人がいれば、彼女の机に
こんな言葉が書いてある紙を見つけるだろう]
人はみな寂しがり屋だ
だから人は 一人ぼっちじゃ歩けない
でもそれはきっと、
一緒に歩いていける人がいれば
どこまでも歩いていける
ということだと思う
[一人は怖い。でも、待ってくれている人がいるというだけで、強くなれた。
そして…こうして、一緒に歩いていける人が隣にいる今、
自分は誰よりも、幸せなのだと…
つかの間の別れを経た今だからこそ、
強く、強く思う。]
【人】 郵便屋 ウェーズリーー路地ー (99) 2012/03/28(Wed) 22時半頃 |
【人】 郵便屋 ウェーズリー
(100) 2012/03/28(Wed) 22時半頃 |
【人】 郵便屋 ウェーズリー[弱くブレーキをかけると、きゅるきゅると音が響く。 (107) 2012/03/28(Wed) 22時半頃 |
ホレーショーさん…
そうやって…自分で抱え込もうとしないで…
[村の人をこの村で安らかに眠らせてあげたい。
そんな気持ちで意気投合した仲間………]
【人】 郵便屋 ウェーズリー…おやぁ。 (116) 2012/03/28(Wed) 23時頃 |
【人】 郵便屋 ウェーズリーそうかね。 (128) 2012/03/28(Wed) 23時頃 |
【人】 郵便屋 ウェーズリー−路地→− (140) 2012/03/28(Wed) 23時半頃 |
【人】 郵便屋 ウェーズリー…それしか、選べなかったんだねえ。 (142) 2012/03/28(Wed) 23時半頃 |
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