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[クリストファーの声
彼の姿が見えることへ、疑問は浮かばない]
それぐらいしか、できないもの……
[何の役にも立たなかった。
悲しませることにしか成らなかった。
なら、最後まで、見続けるぐらいは、したい]
[豹変したかにみえる少女。
けれどもそれは、小男には分かっていたこと。
彼女が藪睨みの男を人狼と指したときから、
少女は正常とは思われなかった]
…ま、あんな風になるとは予想外だったけど。
なあに。別にこの村が、優しかったことなんざ一度もないサ。
[だからどうしたとばかり、少女
平坦な口調の謝罪にも、小男の表情は動かない]
どっちが本物かは聞いてみたいけどねえ?
知恵遅れのふりが演技なのだか、
それとも何かに取って変わられちまったのだか。
───…何を燃やさせたのだか。
[異母弟が日記を暖炉にくべる
すべては燃え尽き、彼女と同じ灰になる]
ラディスラヴァを見返して頷き、
確かに。それくらいしか出来ないさ、ね。
…働けとは言っちゃおいたが、
───…さすがに何も思わないわけでもないしネ。
[待ってろと言った
そう言っただろうと、憤って机を殴った不器用な男
あたしが人狼じゃないと、
あれほど信じてくれた男が、まあ……
…あれだけ必死にやっているんだし、
[がり。と、頭をかく。
そうしてブローリンの告発を、
絵芝居の向こうの出来事のように男は眺める]
[従兄弟がクラリッサを問い詰めるのを聞く。
眠りに落ちる直前の哀しい言葉に、ひとつ吐息を零し]
――
[誰かの死を願うのも。
能動的に手を汚すのもきっと代わらない。
それでも――彼の手は綺麗であって欲しいとも、思った]
残された方も辛いだろうが、
…───残してきちまった方も、きついだろ?
[己のことを言わず、ただ娘へと案じるかの言葉を向ける]
なら、見守り仲間くらいにはなってもいいサ。
話し相手ってな、茶の大事な友だからねえ。
[もう紅茶を扱わない男は、息を漏らすように笑った]
―― そう、ね……
信じて、がんばってくれているのだもの。
見守るぐらいはしていたい、わ。
[クリストファー
死んだら楽になる、なんて……
嘘だったのだと……しったわ。
[紅茶をいつも買いにいっていた相手へと視線を向け]
一人じゃなくてよかった……
話し相手がいないのは、きっと、とても、つらいことだわ……
クラリッサが人狼、───か。
……馬鹿。
堂々と言うなって言ってたのは、あんただろ。
狙われるンだろ?
[人狼に。とは、いとこの前で音にしない。
代わりに男は、くしゃと僅かに顔を歪める]
ラディスラヴァ。
あんたのいとこは……不器用なやつだねえ?
[ため息落とす彼女
![]() | 【人】 粉ひき ケヴィン[夜闇の向こうから這い寄る霧。 (26) 2012/06/18(Mon) 01時半頃 |
は。
あたしゃ、あんたなんて死んでくれなくても、
一人でも良かったといや、良かったんだが、
…。けど、まあ。
ここにあんたを一人にしなくて良かったとは、思ってるサ。
───孤独ってな、ろくなもんじゃないからねえ!
ええ……
ほんとう、に、不器用だわ……
[クリストファーの苦笑にしみじみと頷く。
その不器用さも、生きているときは気にしたこともなかったけれど。
いまは、それが彼の命を縮めそうで、怖かった]
![]() | 【人】 粉ひき ケヴィン[駆け込んだ勢いのままに恋人の体を抱き上げれば、 (27) 2012/06/18(Mon) 01時半頃 |
せっかくこうしているんだ。
本当は、紅茶のひとつもご馳走をしたいところだが、
…、あいにく切らしていてネ。
[死のためにとは言わない]
…あんまりそうやって辛そうにしていたら、
残された方も辛いだろうサ。
だからといって、…。
…楽しくもしてはやれないけど。
[人の心浮き立たせる術など、紅茶の他に知らない男は、
考えて困ったように口を閉ざした]
[素直じゃない紅茶屋の言葉に、くすり、と小さく笑みを零す]
そう、ね……
私は、あなたが居てくれて、よかったわ……
[こくり、と頷き]
それは残念――
また、いつか、のみたい、わね。
[お茶を切らしているという言葉に小さく吐息を零す。
――案じてくれていると感じられるのは素直に嬉しい]
……こうして、お話してくれるだけで、いいわ。
私だって、楽しい話題なんてむりだもの……
[こまったようなクリストファーにゆるりと首を振った]
そうかい。
それじゃ楽しい話の出来ないもの同士、
こうして見守っているとするか。
……、ま。
あたしもこうして、言葉交わせるのは──悪くない。
暇をつぶせるし、
( ───ここに居ても良いと思えるし、)
悪いね。
お詫びに手に入ったら、いいやつを振舞おう。
…──ブローリンが羨むような、最高の紅茶をサ。
[だから彼女のいとこはここに来ない。
そう、悪だくみとばかりに素直ではない願いを*告げた*]
メモを貼った。
ふふ。
そう、ね。
見守っていましょう……
[クリストファーの同意を得られて小さく笑む]
それなら、よかったわ……
ふふ、愉しみ……
ブローリンには可愛そうだけれど、
二人で愉しみましょう。
[言葉にしない願いを受け止めて。
ゆるり、前髪の下で菫色が笑みを浮かべた**]
メモを貼った。
メモを貼った。
[残された猫は、与えられたえさを気紛れに食べる。
飼い主が死んだことも「にゃ」と一声鳴くだけで済ませていた。
そんな様子を村娘はただ眺めている]
そう、シメオンが――
[皆の話がきこえれば、
人狼に襲われたのがシメオンだと知れる。
ゆるりと眸を瞬かせて、周囲を見た。
彼もまた、こちら側に来るのだろうか]
[ ブローリンも、ローズマリーも。
まだ、無事だ]
あなたたちは、
こちらには、来ないで欲しいわ……
[小さく呟きながら、皆をみている]
![]() | 【人】 粉ひき ケヴィン―― 朝 ―― (64) 2012/06/18(Mon) 21時半頃 |
![]() | 【人】 粉ひき ケヴィン[こんな時に、だとか。 (65) 2012/06/18(Mon) 21時半頃 |
![]() | 【人】 粉ひき ケヴィン …。 (66) 2012/06/18(Mon) 21時半頃 |
![]() | 【人】 粉ひき ケヴィン[再び目を覚ました時、恋人の姿は部屋に無かった。 (73) 2012/06/18(Mon) 22時頃 |
![]() | 【人】 粉ひき ケヴィン[ " ごめんなさい " ] (78) 2012/06/18(Mon) 22時頃 |
[――――熱かった。
その次に、寒かった。
目を開けたら、そこに自分の顔があった。]
――…、フィル。
[幼馴染が最高にみっともない泣き顔を晒していた。
横にしゃがんで覗きこんでやる。
女の子に振られた時ですらこんな酷い泣き方はしないんじゃないだろうか。]
だらしないなァ。
[自分の死体より、何より。
幼馴染のその姿が、自分の死を鮮明に意識させた。]
見てるよォ?
今も君の横でじっと見てるのに、君が気付いてないだけじゃないかァ。
[揶揄っても言葉はもう届かない。
僕の言葉で赤くなったり青くなったりしない。
――おいてくなよ。
傍にいても届かない、絶対的な隔たり。
死ぬってそういうことなんだ。]
いつまでもアヒルの子よろしく僕の後ろついてこなくてもいいよォ。
君は君が出来ることをしたまえ。
僕の手いつまでも握ってないでさっさと立てっていうのォ。
[項垂れたままの幼馴染に向かって足を振り上げる。
いつもなら的確に相手を捉えるのに、すか、とかすりもしない。]
![]() | 【人】 粉ひき ケヴィン[ブローリンが自分の名を挙げても、男は反応を示さない。 (104) 2012/06/18(Mon) 23時頃 |
小さな吐息を零して、みなを見守っている**
メモを貼った。
僕は特等席で君の無様な一生を見届けてあげよう。
だからなるべく沢山面白いものを見せてくれたまえ。
[願わくば――幼馴染が、死にませんように。
声は届かないけれど、幼馴染は立ち上がる。
せいぜい頑張ってこい、とばかりに親指を立てて見送った。]
――、僕のこと、忘れんなよォ。
[残された部屋。
腹のない自分の身体と、鏡以外じゃ見ることのない自分の顔。]
……、無様だなァ。
[ブローリンのいうとおり、黙っておけばよかったのかな。
良かったのか、悪かったのか。答えはでない。]
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