人狼議事


192 革命の嵐

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―ヤンヴァーリ河―

[帝国の鉄と血の象徴たる軍艦を、娘一人の命で購おうとする不遜を、ゴリアテに挑むダヴィデの勇気に喩えるべきか――或いは、ラ・マンチャの騎士の無謀と嗤うべきか。

刃を隠しながら漕ぎ寄せる小舟に見張りの水兵が気付き、警戒心も顕わに舷側に駆け寄ってくる]

 私たちは、市長様よりヴィーゾフ号の勇敢な水兵の皆さんを労うように仰せ遣った娘たちです。
 どうかお情けを賜り、お船に乗せて下さいませんでしょうか。

[誰何と共に向けられる銃口にソーフィヤは怯る素振りをしながら、用意していた口上を述べた]


[甲板上に、いつの間にか水兵たちが集まっていた。
手を振る女たちに期待するような表情を浮かべながら、言葉を交わしている。

鉄の規律を持つ軍艦とは言えど、その規律に縛られる水兵は市民だ。
市街砲撃という暴挙には、さすがに反感を覚えたのだろう。

それでもイワノフの統率が優れていた為か、規律を破り露骨に不満を述べる者こそ居なかったが、ヴィーゾフ号の水兵たちの間に、どこか弛緩したような――奇妙な空気が流れ始めていた]


―ヴィーゾフ号―

『難民の庇護は、軍の務めである――そう、艦長は仰られた。
 娘たちの当艦への乗艦を許可する』

[イワノフの許可を受けた見張り兵の言葉に、水兵たちがわっと沸き立った。
次々と甲板に上がっていく女たちに水兵が群がり、あちらこちらで戯れはじめる。

 ……荷物の検査くらいは、されると思っていたのだけれど。
  
[難攻不落と思っていた軍艦の思わぬ規律の緩みに、呆れたように零して。ソーフィヤは騒ぎから一人外れ、目的の人物を探す。

目的の人物は――すぐに見つかった。

ウォトカを呷り豪放磊落に笑う男。
階級章を見ずとも、身に纏う威圧感と暴力の気配が、この男を艦の主だと容易に知らしめる]


メモを貼った。


[女好きの貴族。街角で市民を殴りつける警官。娼婦と戯れる水兵。
これまで見てきた男たちなど、とても及びもつかない堂々たる体躯と身のこなし。 

――非力なこの腕で、本当にこの男を刺し貫けるのだろうか?
――何故、私はこんなところで。こんなことをしているのだろう?

初めて目の当たりにした本物の武人に、ソーフィヤは怖気づく]


[けれど、ソーフィヤは使命を果たさなければならない。
新しい時代のために。――愛する男の期待に応えるために。

小舟に乗っている間に、革紐を通し首から提げたシメオンの贈り物。その古ぼけた鍵を愛しそうに撫でてから、隠し持った刃を握り締める]

 ……シーマ。待っていて。
 今、私が貴方に栄光をあげる。

[静かにイワノフの傍らに近付き。
殺意を込めて構えたナイフを、身体ごとぶつかるようにして逞しい男の背に突き立てる。

かのヘロディアの娘の如く、求めるは男の首一つ]


[ 流れる銀閃、肉を穿つ感触と怒号――鮮血。
ソーフィヤが己の使命を果たしたことを確信した刹那。

右頬に激しい衝撃を受け、視界が白く染まった。
堅い甲板に背を打ちつけて、肺腑から息が零れる。
苦痛に呻く娘の横で、イワノフは右手から流れる血にも構うことなく、水兵たちに矢継ぎ早に指示を出していた]

 ――……。

[嗚呼、――我が謀り事、成らざり。
失意と痛みに打ちのめされ、意識を手放しそうになるソーフィヤを水兵が蹴りつける。

お前たちのせいで市街が砲撃されたのだ、と。
市民でもある水兵の怒り(――それは必ずしも間違いではない)が暴力に形を変え、娘の上に降り注いだ]


メモを貼った。


[――間も無く騒乱は鎮圧された。
女たちの殆どは集められただけの事情を知らない商売女だったし、数人いた革命党の女たちも水兵に抗うには非力すぎた。

ソーフィヤの元にイワノフが歩み寄ると、彼女を取り押さえる水兵が前髪を掴み、乱暴に顔を上げさせる]

『何故、こんな愚かな真似をした?――勝算などあるまいに』

[首謀者と目的を問われても頑なに口を噤み、睨みつけるだけの娘にそう問うたのは、イワノフだったか他の士官だったか]



 貴方たちには聞こえないの?
 革命の喇叭の音は、今も高らかに鳴り響いているわ。

 もうすぐ圧制は終わり、私たち市民の時代がやって来るのよ。
 だから貴方たちも旧き帝国に従う犬であることを止めて、私たちの隣に立って、共に戦い――
  
[堰を切ったかのように、放言を吐き散らすソーフィヤを、たまりかねた士官の一人が殴りつけた。
うんざりした様子でイワノフは部下を手で制し、女たちを船倉に閉じ込めるよう命じる]


[女たちの末路を告げるイワノフの脅しの言葉を耳にして、ソーフィヤはけらけらと笑い出した]

 ……嗚呼、何て可哀想な人たち!!

 貴方たちはそうやって、暴力と脅しを使わないと、小娘一人黙らせることさえ出来ないのね。

 でも、”私”を黙らせることが出来てたって、戦列に続く幾千幾万の”私”を止められやしない。
 いつの日か立ち上がり、貴方たち旧き時代を葬り去るわ!

[水兵たちに船倉まで引き摺られていっても、ソーフィヤは狂ったように嗤い続けていた*]


―ヴィーゾフ号・船内―

[船倉に連れて行かれる最中、足元に何かが触れた
無意識に視線を向けると、三毛猫が足に頭を擦り付けていた。

 ……アレク、サンドル?

[こんな所にいるはずのない、シメオンの猫の名を呼んだ。
きっとこれは暴力を受け、苦痛と発熱に苛まれた身体が見せる幻覚に違いない。

水兵に引き摺られながら三毛猫のすることをぼうと見ていると、破れたスカートがひらめくのが気に入ったのだろうか。
猫はじゃれつき、布を引きちぎってしまう。

猫の琥珀色の瞳に見詰めらた娘の、血に塗れた唇が小さく動いた]

 貴方が本当にサーシャなら、あのひとに……ごめんなさいって、
 そう、伝えて……。

[ソーフィヤの譫言を理解したわけでもあるまいが、三毛猫は尻尾をはたと揺らすとスカートの切れ端を咥えたまま、いずこかへと駆け去った*] 


− 流刑地 −


 こりゃ寒いわい。 うう、傷にしみる。
 飲まんとやってられん!


[持つべき者は同好の友。
なんだかんだとツテを使って送り届けさせたウォッカをグビリ。]


 しかし、夜が長げぇって暇だな。
 わしが帝都で仕入れた話でもしてやろうか。
 


 
 妻「どんな夫婦でも、意見があうってことは、あまりないのよね」
 夫「いや、そんなことはない」


[自分がここに送り込まれた経緯は語らず、そんなジョークとウォッカばかりを口にするのであった。**]


メモを貼った。


メモを貼った。


踊り手 フランシスカは、メモを貼った。

2014/09/08(Mon) 00時頃


―ヴィーゾフ号・船倉―

[船倉に襤褸のように投げこまれたソーフィヤを、女たちの憎悪の視線が迎えた。

怪我を負った娘に更なる暴力を加える者はなかったが、手当てをしようと考える者もいない。
革命家の女たちも、学のない娼婦の癖に指導者のシメオンにまとわりつく娘を疎んでいたから、邪魔な荷物でも扱うかのように乱暴に船倉の隅に転がされ、顧みるものもない]

 ――……。

[いつしか革命家の女たちと、商売女たちが言い争っていた。 

革命家は無知を恥じるどころか男に隷属し、革命の戦列に身を投じない商売女を嘆き。
彼女たちの――いわば巻き添えとなった商売女は、革命の理想を無意味だと断定する。

お互いの身勝手さと蒙昧さを口汚く罵しる言葉を、痛む頭でぼんやりと聞きながら、シメオンと出会った日のことを思い出していた]


[その日、ソーフィヤは嗜虐趣味を持つ客に買われ、殺されなかっただけでも幸運と言えるほどに嬲られた。

帰り道。ぼろぼろの身体を引き摺り淫売宿に戻る娼婦を、擦れ違う人は誰一人気にもかけない。
己の境遇のあまりの惨めさと苦痛のあまり座り込み、それでも涙は堪えて動けないでいると、声を掛け、手を差し伸べてくる若い男がいた。

ソーフィヤはその男に見覚えがあった。
淫売宿に出入りするくせに、女を買うでもなく密談と陰謀を繰り返している男。
軽薄で綺麗ごとばかりを吐く胡散臭い――自称革命家。

それが、娘がシメオンという男に抱いていた印象だ]



 触わらないで!!
 どうせ、あんたも私のことを、どうとでもしていい淫売だと思っているんでしょう!
 
 口ではどんなに綺麗ごとを言ったって、私には分かるんだからっ!
 
[差し伸べられた手を邪険に払いのけ、遂にはぼろぼろと涙を零し喚き立てるソーフィヤを、どうしてかシメオンは見限らず、泣き止むまでその場を離れることもなかった。

彼があの日、何と言って自分を慰めてくれたのかすら覚えてはいなかったけれど。
子供のように手を引かれながら歩いた帰り道から、ソーフィヤの革命は始まったのだ**]


【人】 踊り手 フランシスカ

[>>3:53青年の言葉は、歩き出した女の足を止めさせた。
忠告と、強い意志。そのどちらも受け止めて、頷きを返した後]

デモ。
イリヤさんダケじゃ、きっと足りナい。
だからアナタも、気をつケて。
アナタの目で見たモノ、為したコトを語る為二。
アナタの志ヲ、貫く為二。

[既に港を離れた舟の上、どこまで声が届いたものかは解らない。
けれど、女は彼に声を返し。
そして女は、今度こそ振り返ることなく食糧庫へ向かい駆け出した]

(55) 2014/09/08(Mon) 02時半頃

【人】 踊り手 フランシスカ

─ →食糧庫 ─

[港から離れ、その場所に近付いた女の耳と目に入る喧騒は酷いものだった。
>>2既に暴徒と化している輩に巻き込まれぬまま食糧庫に近付く事は難しく、女は服の裾を破き顔を覆い隠し。
あえて暴徒に紛れ込むことで、己に被害が向かぬようにした。
そうしてまでエリアスを探す義理など女には無いはずだったのだが、託された声を届ける為に。
女は何時からか気付かぬ内に、革命家へと肩入れをしていることを自覚した。
もう一つ、女の心を占める想いが今の女の動く理由でもあるのだが]

イリヤさん。良かった、無事デ。

[押し合う人を掻き分け、この惨状を見遣る男を見つけ名を呼ぶ。
危険を避ける為物陰に彼を引き込んだ後、>>43港で交わした革命家とのやり取りを伝え、その表情の変化を見つめた。
>>44推測を口にした男に、女も同意の頷きを返した]

(56) 2014/09/08(Mon) 02時半頃

【人】 踊り手 フランシスカ


コレを理由に、弾圧ガ増す可能性もアる。
革命の動キ、だけジャなく。
私タチが悪いノだから困窮モ仕方ない。
そんな大義名分にスるのは、きっと簡単。

それデ苦しムのは、真っ当ニ生きてる、関係ない人達。
そんな未来ハ、私モ避けたい。

[たまたま遭遇しただけの女の境遇に泣いてくれた男の顔を思い、話す。
彼はきっと誰に対しても同じことをする。
もしもこの推測が実際のものになったなら。彼はどれ程悲しむことか。
そんなこと、女は望まない。
彼にはいつも笑っていて欲しい、だから女は苦しむ人が少しでも出ないように願い、動くのだ]

(57) 2014/09/08(Mon) 02時半頃

【人】 踊り手 フランシスカ

ソレで止めるノは、難しい。
もっト人数がアれば出来タかもしれないケレど、一人二人程度じゃ広げルだけの時間が足りナい。

一度動き出しタものヲ、小石一つデ止めるなんて出来なイでしょう?

ダから、私は無理だト思う。

[>>45男の問いかけに、女がまず返したのは否定。
けれど、一旦言葉を止めると視線を喧騒の逆へと向けて]

今、この場デはネ。

(58) 2014/09/08(Mon) 02時半頃

【人】 踊り手 フランシスカ

たとえバ。
酒場二行けば、飲んでいる人達ノ中デこの襲撃ヲ良く思わない人は必ズ居る。
その人達に情報ヲ流せバ、後は広げテ、動いてくれル。

『貴族達ガ、革命の芽ヲ摘む為濡れ衣ヲ着せようト襲撃ヲ起こしタ』とカ。
相手に合わせて、噂を変えるコトも必要。

何軒カ酒場を巡っテから聞いた話トして噂を流せバ、誰かガ言ってたっテ信憑性モ出る。

[女の挙げた例えは、そう外れたものでもないと女本人は知らないが。
大衆心理を止めるのは、同じ大衆心理を利用するべきだと女は主張した。
エリアスの同意を得られずとも、女は自分が口にした通りの行動を起こす為酒場に向かう。
それまでと違う性急な行動は疑惑の目を集めやすいリスクも増すと知りながら**]

(59) 2014/09/08(Mon) 02時半頃

踊り手 フランシスカは、メモを貼った。

2014/09/08(Mon) 02時半頃


− 流刑地 −


 問い。
 月と帝都では、どっちが遠くにあるか?

 答え。帝都。
 月はここからも見えるが帝都はどうしたって見えないから。


[あいかわらずジョークを披露中。]


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