249 Digital Devil Survivor
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[むきになった様子で「人間」を主張するナツメ>>52には、ふうんと返してそれ以上異論は挟まなかった。]
怪我……?ああ、これカ? コれは怪我じゃない。
[彼の視線を受けて、指先で裂けた頬をなぞり。 暫く沈黙して、勘の良さと無知さとがちぐはぐな彼へと説明する言葉を探した。]
……、…悪魔憑き。 ある悪魔がオレに憑いている。 その影響だ。
[そうしてもう一度、口端に触れた。 そこまでは語りはしないが、それでも生家に居た頃は此処まで目に見える影響は出ていなかった。 魔の力を使う度、少しずつ、少しずつ蝕まれているらしい。]
(79) 2016/06/18(Sat) 21時頃
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「アプリ」の事は分かんないけど。 オレは憑かれてるだけだから悪魔の使役は出来ない。
使役が出来るのは「サマナー」。 「デビルサマナー」だけだな。
使役できテるっていうならソイツもそうって事じゃないカ。 [ついでの様な問いかけ>>53に。 知らないらしい「サマナー」の説明も交えて答えた。]
(80) 2016/06/18(Sat) 21時頃
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依頼人ナら、連絡があったから。 マだ生きてる。 話なら探して直接聞けバいい。
[此処でも敢えて「集める」の単語を口にしないで誤魔化して。 暗い感情を吐露するナツメ>>54の顔を、感情の薄い瞳はじぃっと見詰め。]
……。
……ふうん。
へえ。 ……、……家族、ネ。
[「家族」から逃げる犬神憑きは、心底不思議そうな顔をしていた。]
(81) 2016/06/18(Sat) 21時頃
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オレは"どうにかしたい"だけだよ。
[また様子の変わった"ナツメ">>55はそう答え。 その後はマガダマを有無を聞いてから、すぐに眠りについた。*]
(82) 2016/06/18(Sat) 21時頃
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―朝 スーパーマーケット―
[戻りながら揺籃>>24からのメールを見る。 『八咫烏』とはヤタガラスと読むのでいいのか。 恐らくは「サマナー」としての一般的な知識だろうその説明では、彼女が政府の機関「ヤタガラス」に関わり合うのかはわからない。]
『 一羽死んだよ 喰われた わからないならいい 』
[短くない時間、送信を押そうとする指は止まっていたが。 ゆっくり一度目を閉じて、送信を押した。]
(83) 2016/06/18(Sat) 21時頃
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[スーパーマーケットに戻るとナツメ>>56は目覚めたばかりらしい。]
アあ、おはよう。
[挨拶を返してロールケーキを齧る。 彼も食事をするならばそれが終わるのを待ってから。]
相談があル。 まあ、言わずとも分かるダろ?
アンタの持つマガタマ、譲ってくれないカ。
[感情希薄な目をすっと細めた。]
(87) 2016/06/18(Sat) 21時半頃
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……鳴が来たな。
["ナツメ"の返事はどうだったか。 こちらが行動を起こす前に、人ではないが覚えのある気配と声>>95を聞いた。]
なるべク、温存はしたいんだよなあ。
["仲間"に能瀬小鈴を押し付けようとしたその代り。 恐らく知り合いの胡散臭い外人の相手を引き受ける予定なのだが、と返答すべきかと少し考え込む。]
(108) 2016/06/18(Sat) 22時半頃
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[近付いてきた気配>>114はまた離れて行ったようだ。 目だけで入口の方をを見て、小さく息を吐き出す。]
祟りはこわい。
[呟き視線を戻す。 するとなにやら遥が慌てている様子>>134が目に入り。
そういえば。
昨日ちらりと見えた悪魔の姿>>122。 気が付かなかったというよりも、「ああ悪魔か」といつも通りのスルーを決め込んでいたのだが。 青いドレスの一見少女に見えたあの悪魔は――。]
(133) 2016/06/19(Sun) 00時頃
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―スーパーマーケット―
……ダよなあ。
[前日の様子>>153からも予想はしていた。 予想通りの拒否に、蛇と"ナツメ"とを順にみる。]
金は払えナいし。 あとで腕の一本渡すと言っても喜ばなそうだ。
ナら、この「マガタマ」が何なのかって情報とか……。
[言葉を重ねかけて、携帯が震えるのに気がついた。 確認するとそれは千明からのメール>>137だ。 揺籃とは違い「ヤタガラス」だとあっさり認める内容を随分と長い間、じっと見つめる。]
(173) 2016/06/19(Sun) 13時頃
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[零したのは深い、深い溜息。 千秋へと返信しないまま携帯をしまうと"ナツメ"へと意識を戻した。]
頼んでダメなら仕方がないな。 別にアンタに恨みはないケど。
[表情も声の調子も、それまでと全く変わらない。 けれども、その周囲に一気に獣の気配が濃くなる。
悪魔憑きは異常な身体能力を持つことがある。 それを"彼"が知っていれば、完全な奇襲にはならなかっただろうが。]
(174) 2016/06/19(Sun) 13時頃
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オレに必要なモンだかラ。
[犬神の力を纏った右腕の爪は鋭さを増し。 "ナツメ"の喉元を狙い、真横に引き裂く様に獣の『爪』を振り抜く。*]
(175) 2016/06/19(Sun) 13時頃
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[敵対意志がないように"ナツメ">>176は手を上げる。]
……ソりゃ。 "餌"ばら撒いて、悪魔を呼んだヤツの用が終わってないからだロ。 ["誰か"を説得するような言葉を聞いた後。 振り抜いた『爪』には微かな手ごたえ。]
正当防衛、しないデくれるなら楽で助かる。
デもそうか。 今のを避けルか。
[僅か掠っただけの"彼">>178の首元を見る。 一撃で済ませるつもりだったそれを偶然回避したのだとは思わない。 上げられたままの手を見つつ、食糧入りの自分の荷物をその場に放り出す。]
(179) 2016/06/19(Sun) 14時頃
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……マガタマ、渡してくれレばいいんだけどな。
[犬のようにはっと息を吐き出すのと同時。 犬神憑きは獣の俊敏さで"ナツメ"と離れた距離と一気に詰め、勢いと悪魔の力の乗った拳を叩き込まんとする。
そこには一片の躊躇も加減もないと。 彼の中で視る"者"は読み取る事が出来るだろう。]
(180) 2016/06/19(Sun) 14時頃
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……ヤっぱ、見えてるか。
[受け止められた拳>>182にさらに力を籠めようとしたところで、ナツメの腕の蛇が鎌首を擡げるのに気づき。 とん、と軽く地を蹴り後ろに飛んで今度はこちらが少し距離を取る。]
制裁、ねえ。 それって家族の事? マあ、一般的にそうダってのは理解はするよ。 ……わかんないけど。
[最後は独り言のように呟く。 特に陰謀も制裁も否定はしない。]
(190) 2016/06/19(Sun) 18時頃
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デも、気を付けろよ。
[蛇の牙の掠った手の甲に僅かに血が滲む。]
……"犬"は、執念深いカらな。
[それは最初の小鈴との遭遇時に語ったように。 犬神憑きの意志とは関係なく。 憑代を攻撃された犬神の怨念が犬の形をとって影から飛び出し、ナツメへ体当たりする様に反撃を繰り出す。]
(191) 2016/06/19(Sun) 18時頃
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フうん、アンタ"は"復讐終わったのカ。
[『復讐』を求めていた首謀者である女をちらと思い出す。 望みを叶えることに必要だからこの事態に乗っかった。 ただそれだけの関係だから詳しい目的など知りもしないし、興味もない。]
デも喰らうのは。 人間っぽくはナいな。
[ナツメの言葉>>197に、うなじがぞわぞわする感覚といい。 最初よりも「悪魔」に対峙している感覚が強くなると思っていれば。]
はぁ?
[目の前でナツメ>>199が影の犬を掴んだ。]
(204) 2016/06/19(Sun) 19時半頃
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……、……どーするって困られてもナあ。
[まさか反撃を掴まれるとは思わなかった。 憑いている悪魔本体ではない呪詛が形をとったものであるから問題ないと言えば、問題ないが。 彼が離した場合は呪詛返しになる、のだろうか。]
……いいや。 ソのまま掴んでろよ。
[ナツメに向かい突き出した指先に、狐火のように炎が灯る。 掴んだままの所にさらに魔法ならどうかとばかりに、その火球を放つ。]
(206) 2016/06/19(Sun) 19時半頃
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……"マガツヒ"を集めるには丁度いいって話だからなあ。
[マガタマを持っていない。 既に渡してくれた遥>>202への意識は薄く。 聞こえた声にぼそりと呟いた言葉は無意識なもの。]
……。 邪魔サ。 しないでくれない?
["マガツヒ"の単語を口にしてしまっていたと気づくに至る前。 近付く別の悪魔>>209の気配にそちらを見ないまま、ナツメに向けたのとは逆の手を向ける。]
(219) 2016/06/19(Sun) 20時頃
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遊びはあとデだ。
[警告する様に炎が熾るが、アリスの微笑みと共にそれが掻き消える。]
(220) 2016/06/19(Sun) 20時頃
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……吸魔か。
[口の中で呟くと、獣の目は魔人アリスを僅か睨み。 傍に会ったお値打ち品コーナーのカートを掴み、人を超えた膂力で遥へと投げつけ、自身はナツメへと跳び。]
めんどくせえ。
[両手が塞がった彼のその腕を狙い『爪』を振るう。]
(221) 2016/06/19(Sun) 20時頃
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["蛇">>225の目が光る。 獣の反射神経で攻撃を中断し身を捻れば、一瞬前まで顔の合った場所を光線が通過する。]
……、……。
[光線の掠めた頬のガーゼが千切れ落ちた。 露わになった裂け口を隠しもせずに次の攻撃態勢に入った――ところでひたりと動きを止める。]
……"マガツヒ"
オレ、言ったカ? しまったなあ……、まあデも、いいよな別に。
[また両手の開いたナツメを見て目を細める。]
(231) 2016/06/19(Sun) 21時頃
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"マガツヒ"なあ。
人間の持つ怒りとか鬱屈とか凶暴性とカ、そんな悪魔の餌になるものダとか言ってたかな。 「奇跡」も起こせルって。
――ダから、マガタマは必要なんだよ。
[静かに語り終えると息を吸い口を大きく開く。 次の瞬間、マーケット内に響き渡るのは、精神に混乱を引き起こす犬の遠吠え。]
(232) 2016/06/19(Sun) 21時頃
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[ハッ、は、と息を吐く。]
…………、…く。
[遥はどうだったか、ナツメ>>249は無防備に立ち尽くしている。 引き起こした効果に、裂けた口元を歪め、哂う。]
[ わおーん ]
[耳元で犬が鳴く。 余り食料を燃やしたくはないんだが、ちらりと過ぎる思考は隅に追いやり、ハッと吐き出した息に炎が混じる。]
(259) 2016/06/19(Sun) 22時頃
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……燃エ尽きロ《ファイアブレス》
[一際大きく吐いた息によって炎が沸き起こる。 様子見とは違うそれはナツメの姿を一気に覆い、焼き尽くす――筈だった。]
…………ッ!
[ぞわりと全身の毛が逆立つ感触。 明確に何かが"変わった"気配に炎から距離を取る。]
(261) 2016/06/19(Sun) 22時頃
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[炎の中から随分呑気な声>>264がした。]
……やっパ悪魔じゃん。
[炎が"返って"来るが、自らの炎で焼かれる程間抜けでもなく、片腕で振り払い無効化する。]
……。 ナら。 そこにでも、置いてくレないか?
[マガタマを差し出しながら近づいてくるナツメから、じりりと後退る。 気配に臆したわけではないが、嫌な感じを"勘"が告げる。]
(274) 2016/06/19(Sun) 22時半頃
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…………。
[ナツメのマガタマを持つ手>>281を見詰めたまま思案する。
"ナツメ"はマガタマを渡す事を拒絶していた。 罠かもしれないがアレを手に入れなければ、アレを、アレヲ手ニ。 今は満月ではないけれど、電波塔の上で行われる呪>>@7の影響からか思考にノイズが混じる。]
……渡して貰オう。
[下がった分だけ距離を詰め。 立ち止ったナツメに手を差し出す。]
(289) 2016/06/19(Sun) 23時頃
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随分、モの分かりがいいな。 どちラでもなくなってないか。
マあ、無駄にならナいのが……、……ッ!?
[警戒はしていたが距離を一気に詰められる。 そっと裂け口の頬を撫でる感触>>301に、咄嗟に背後に飛んで距離を取り。]
……やったナ……。
[笑い声を上げるナツメの手の中の"5つ"の気配に。 色の薄い目の瞳孔が細まる。]
(311) 2016/06/19(Sun) 23時半頃
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……コロス。
[生家を出奔した時以来の怒りに、喉の奥から唸り声をあげる。 ごきりと両手の『爪』が鋭さを増して。
一瞬獣のような態勢を取ると。 フローリングを蹴り、再びナツメへと肉薄しながら両手の『爪』で引き裂かんとする。]
(312) 2016/06/19(Sun) 23時半頃
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……うるせぇナ。
[顎>>323がマガタマを呑みこむのに更に呻って、哂う。 新たな乱入者>>320の気配にはまだ気づかない。]
余計ナダメージ受けたくナいんだよ。 アんま、手間かケさせラれると。
[片手の『爪』が奪われる。 だが散々"盗まれた"後だ。 ある程度予測はして、その猛烈な横薙ぎを奪われなかった方の片腕で受けながら、身体能力にものを言わせ前に出る。
殺せ、邪魔者を殺せと犬神にに乞う。 流れた血と憑代の呪詛に反応して、影から無数の犬の怨念が現れてナツメへと纏わりつく。]
(332) 2016/06/20(Mon) 00時頃
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腹、減るンだヨ!
[鋭い犬歯が覗く口を大きく開き。 喰らい付こうとするのはナツメの首元。]
(333) 2016/06/20(Mon) 00時頃
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