70 領土を守る果て
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−街中−
[ベネットと別れ一人帰る道すがら、サイモンに襲われた場所を通りかかる]
あの兵士?なんって名前だっけな。
[これから先、敵対するだろう恩人を思い浮かべるとすぅと冷たい風がふいた]
ゴホッ…ゴホゴホ。 王族なんて、嫌いだ。 それの犬なんてもっと嫌いだ。
[彼は出会ったイアンに憧れを抱いていた。自分がなりたかった道を進んでいる男ー羨望と嫉妬。]
だけど、あいつはなんか…。 嫌いになれないんだな。
[彼の言葉は夜空に解ける]
ちゃんとお礼言わなきゃな。言えればいいな…。
(2) 2011/11/12(Sat) 01時頃
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ー回想・一人でできるMONー
[予想外にメアリーに受け入れられ、その驚きでメアリーから離れてしまう]
ご、ごめんな。 なんか、オレ謝ってばっかだな。
[恥ずかしさを隠すように笑う]
あっ、オレちょっと用があるから…。 メアリー、また今度な!
[逃げるように店を後にした。彼は恥ずかしさのあまり抱き締めてからメアリーの顔をみることができなかった]
(3) 2011/11/12(Sat) 01時頃
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― カフェ「夢のまた夢」 ―
[珈琲カップに手を掛けて、...は本を読んでいた。
椅子に座る...の足は組まれ、表情は無表情。]
………………。
[本にはカバーが掛けられており、第三者からはその本が何なのかはわからない。
話しかけづらい雰囲気を出して昼のカフェに一人でいた。**]
[静まり返っていた空間に騒がしい音が紛れ込んだ。...は険しい表情を見せてそちらを見た。読書や物を書く時にだけに掛ける眼鏡に、人差し指をあてピッパに向かって]
もう少し静かにしてくれませんか。
耳障りです。
[睨みつけるような視線を送って、注意をした。]
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/11/13(Sun) 10時半頃
[謝るピッパに表情一つ変えず、]
分かれば良いんです。
ここは騒がしくする場でもないですから。
[視線を本に戻すと珈琲を啜り、再び本を読み始めた。
近くに座っている彼女の表情は視線の端には映っているが、気にも止めていない。しいていうなら「忙し女だな」ということくらい。]
……なにか?
[彼女がこちらを見ているのに気が付けば、静かな声で話しかけた。]
[一瞬読んでいた本にちらりと目をやり]
ふーん。
君はそれを知って何になる?
何か特でもする?俺のことでも知りたいの?
[つけていた眼鏡を外して、本に栞を挟むと机の上に本を置き、次に煙草を取り出し、火を付けた。
息を吸い込むと先端は赤くなり、徐々に灰になっていく。]
あ。
煙草が無理だったら言ってくれて構わない。
[煙草が嫌いな人に共有させるつもりはない。...なりの気遣いだった。]
君は変わった人だな。
本は対した本ではないよ。ちょっとした"物語"さ。
[本のカバーを外して見せる。
その本は外国語で書かれていたからピッパにはわからなかったかもしれない。]
苦手なのか。それは済まなかった。
[付けたばかりの煙草を灰皿に押しつけて、火種をもみ消した。]
苦手なことを無理して我慢する必要もない。
[決して褒め言葉では無かったのだが、前向きな彼女に唖然としつつ]
君がそれで良いならそう受け取っておいてくれ。
[本のカバーを元に戻し中身は見えなくなってしまった。気にしている彼女に一指し指を口にあて]
秘密。
[とだけ答えた。教えるつもりはないらしい。隣の席は運が良いのか悪いのか空いていて、めんどくさそうな表情をしてみせた。]
嫌だ。
と言ったらどうすんの?
どうぞ御勝手に。
[組んでいた足を一度解き、今度は逆の足を組んで珈琲を口にした。]
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−回想−
[サイモンからでた言葉に自分が襲われた時のことを考えると調子がいいものだと若干冷めた目でみてしまう。しかし、ベネットの様子のほうが気になって仕方なかった]
サイモン…、そうか、うん。
[誰かが仲間になったり、そこから外れたり、あぁこんなことがこれから先も続くのかと思うと気が重くなる。今夜は薬を飲んで寝ようそう、決めた。入ってきたセシルとベネットの対峙に彼にはこれしか口にできなかった。そう、裏切るなという意味合いを込める]
ベネット…、よろしくな。
−回想終了−
(342) 2011/11/14(Mon) 00時半頃
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