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【人】 薬屋 サイラス[昨日の彼女の言葉を思い出す。彼女の死体が、彼女の双子の片割れの死因が、その言葉に真実味を増す。 (8) 2010/11/22(Mon) 14時半頃 |
― 昨夜・墓地 ―
[墓地に居たチャールズを見つけた時、彼が抱えていたものは―――]
旦那…さま…ご…ごほっ…
ごほっ…違う…だんなさま…ごほっ…ちが…
[言葉と一緒に、咳が口から漏れてくる。駄々っ子のように首を振り続けているが、耳には無常な現実が示された]
いや…違う…旦那さま…殺さないで…いや…だめ…お願い…します…人狼では…ないのに…なぜ…
[言葉と一緒に、涙が零れ落ち、湿った土に落ちた。瞳に映るのは、現実でも虚構でもない、心の底の過去の記憶。
程なくして、目の焦点がゆっくりと合い始め…死体をみつめた]
[ゆっくりと手を胸に伸ばす。懐のナイフを握り締めると、チャールズに向かって駆け出した。
言葉にならない奇声をあげ、ナイフをチャールズに向けて…突き刺す。
ナイフが肩に刺さり、血しぶきが飛ぶ。
抱きしめられるように身体を押さえ込まれ、耳元で声がした。
きらり、夕暮れの弱い光を反射して、銀の光が首筋に突き刺さった]
[ごぼり。気管に入った血が、口からこぼれ出る。
もはや、意味すら理解できない言葉が聞こえる。
焦点の定まらない目を男に向けながら、その場に倒れこんだ。
死体の口元は、薄っすらと笑顔を浮かべているようだった]
― 現在 ―
[気がつけば、まるでどこかに浮かんでいるような感触がする。
眼下を見下ろせば、そこには旦那様の傍に横たえられた、自らの姿。
ふぅわり。風に流されるように、墓場を離れる。
ゆっくりと何かに引き寄せられるように。気がつけば、集会所の近くにいた**]
―現在―
[何が起こったのか、よく覚えていない。
目下にあるのは、己の無残な死体]
……え?
[眩暈。揺らぐ存在、揺らぐ意識。
何が起こっているのか、認識できないまま、少女の残留思念は生者の気配―――集会場へと引き寄せられた]
【人】 薬屋 サイラス[かける言葉は見つからず、ただ彼の行動を待った。 (28) 2010/11/22(Mon) 23時半頃 |
[集会場にいた意識は、生者の気配を追うように再び自分の無残な遺骸の元へと流れゆく。
死に際に握りしめていたひしゃげたロザリオは、今は無い]
………死ぬって案外、あっけないものだわ
[死に際の記憶がゆらゆらと覚束無い、実感の伴わない呟き。
薄れて行く自分の存在。意識。
そして生きている人に忘れられた時、本当に自分はこの世から消滅するのだろう、そんなことを漠然と思う。]
神様は傍に居て呉れないかもしれないけど、
貴方が人狼でないのなら、
誰かと共にいることはできるのかもしれないわ。
…生きているうちに気づけばよかったな。
[ただ当たり前のように過ごしてきた日常の尊さに、初めて気がついたのは、惨劇で全てを失った後だった]
【人】 薬屋 サイラスパピヨンさんが本当に判別できてんのかもわからないけど、そうやって自分がわかると思っていられるんなら、それが一番いいよなぁ。 (31) 2010/11/22(Mon) 23時半頃 |
【人】 薬屋 サイラス本人にしちゃ楽だろうなぁ、と思うんだが。 (36) 2010/11/23(Tue) 00時半頃 |
[集会所の傍を通れば、無残になった少女の姿。
誰が食われたかは知っていたが、それでも無残な姿には心が痛む。
何かが聞こえたかのように、すっと振り向いた。
声の聞こえる方を見つめる。視線の先には、白い煙が立ち昇る診療所]
『人を裁くな。
自分が裁かれないためである。』
[聖書の一節を唇に乗せる]
……自分以外誰もいなくなったら
誰にも裁かれないわね。
[眩しい光―――それは、立ち上る炎。
気がつけば、診療所の近くに浮いていた]
『人の罪を許せば、また汝も許されるだろう。』
『人を赦せ、然らば汝らも赦されん。』
きっとできると思っていた、そんな頃があったわ。
言うほど、簡単じゃないのね。
嗚呼、人じゃないから―――関係ないのかしら。
[揺らぐ熱気の中、もつれる告発者と被告を見て無感動に呟く。
断片的に蘇る、死の記憶は―――彼の顔を写したか]
パパをママを、お兄ちゃんを、…私を殺したヤツを許すことなんか、できない。
……でも。なんだか、もう、どうでもいいような気もするの。
[希薄になった存在感がそう思わせるのか。薄れて行く思い、記憶は、ぼんやりとしていく]
【人】 薬屋 サイラスそうだろうなぁ… (42) 2010/11/23(Tue) 01時頃 |
【人】 薬屋 サイラス[思わず動きが止まってしまったが、ちりちりと床の燃える音に我を取り戻す。] (46) 2010/11/23(Tue) 01時頃 |
[ゆっくりと、集会所の方へと向かう。煙の色は段々と黒くなっていく。
集会所にたどり着けば、近くには揺らめく少女の姿。
そして、生きている人たちの姿。
様々な声を聞いていたが、ぽつりと一言]
あなたには、生きていてほしい。
[誰に向けた言葉か。自分でもわからないまま]
【人】 薬屋 サイラス[スティーブンの助けを求める声。 (51) 2010/11/23(Tue) 01時半頃 |
【人】 薬屋 サイラス[まとも、と言われて、ゆるく瞬いた。自分がまともと思われているなんてまったく思っていなかったというような顔。] (55) 2010/11/23(Tue) 02時頃 |
[生者の様子をじっとみつめつつも。
ゆっくりと姿が薄れている**]
【人】 薬屋 サイラス[投げられたナイフを、両手で受け止める。 (56) 2010/11/23(Tue) 02時頃 |
【人】 薬屋 サイラス人殺し同士仲良く、ってのもなんか笑えねえなぁ。 (57) 2010/11/23(Tue) 02時頃 |
【人】 薬屋 サイラスあんたはもう、どうしようもないし信じよう。チャールズ司祭。 (59) 2010/11/23(Tue) 02時半頃 |
【人】 薬屋 サイラスろくでもないから生きられているのかもな。 (63) 2010/11/23(Tue) 02時半頃 |
【人】 薬屋 サイラス信じると言った俺が人狼とは、あんたは考えないのかよ。 (64) 2010/11/23(Tue) 03時頃 |
【人】 薬屋 サイラス[一度で死ななければ何度か繰り返した後、使ったナイフはその場に棄てて、だんだんと炎を強くしていく診療所から外へと出た。] (65) 2010/11/23(Tue) 03時頃 |
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