158 雪の夜に
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― 港 ―
[着くと、船もちょうど着いていた。 桟橋がかけられ、すでに幾人かが降り立っている。
ソフィアはどこにいるだろう。 もう、誰かと再会を果たしているだろうか。
自身も見知った顔を探す。 そうではなくてもこの町で雑貨屋の親父といえば、ある程度覚えているものもおろう。
でも、それよりもなによりも気になる姿は]
(26) 2013/12/20(Fri) 13時頃
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[その姿をみつけようとしてしまうのは、毎年のこと。 そして、みつからないのも毎年のこと。
もちろん、その心の内を孫娘に話したこともない。]
――・・・・・さて、男たちが何か入用かもしれんな。
[海の男がこちらに手をあげる。 答えれば、荷の相談にはいるのもまた毎年のこと。
必要なもの、そして、こちらに必要なもの。 仕事は明日だが打ち合わせだけは済ませ、舞い降りる雪が肩や港をうっすら覆いはじめたとき、
出迎えの人もまばらになった港をまた見渡した**]
(27) 2013/12/20(Fri) 15時頃
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― 更けていく港 ―
[孫娘の姿はどこにあっただろう。 すれ違ってしまっただろうか、と少し心配になる。 あの子は知らず、自分を祖父と呼ぶが、本当は、その祖父の弟である。ただ、幼子にとっては、変わらぬだろう。 この町でそれは彼女を不自由にはさせない。
ソフィアの祖父は雑貨屋を営んでいる。それで十分ある事実だ]
(32) 2013/12/20(Fri) 20時半頃
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[少し思い出話をするならば、 この爺は、この町で生まれ、育った。
兄は3歳上で、なんでもできる器用者であったが、ティモシー自身は、どうにも手先はおぼつかないわ、頭は回らないわ、日がなぼんやりただ鼻水を垂らしているような弟だっただろう。
その時、幼なじみというには少し小さな妹のような近所の娘がいた。 兄は彼女をアンジェリカときちんと呼び、レディのように扱ったが、自分は兄よりは少し年が近いのもあって、ジェリーと呼び、少しだけ悪戯をいつもしていたように思う。
港はその頃は今よりも小さかったが、自分たちが年頃になる頃にはかなりの大きさになっていた。 やがて、港につく船に兄が乗って旅立つのを見送ったが、 その時、ジェリーがどう思っていたかわからない。
頭も悪く、ただ、もくもくと真面目に働くことしか取り柄がなかった自分は、綺麗なジェリーをただ、知り合いとしてみていただけだ]
(33) 2013/12/20(Fri) 20時半頃
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[その穏やかな日が壊れたのは、 どうしてだったか、おぼろげにも思えるのは、今では考えられないことが起きたからだ。
町で殺人事件が起きた。 でも、それは、最初は野犬の仕業だと言われた。 けれど、野犬にしても、犬がそこまで人を襲い、食うか?という話になった。 その時、旅人が言った。人狼の仕業だと。
耳を疑ったとき、教会の司祭も言った。 おそらくはそれは間違いないと。
聖なる時間、月明かりの元、聖水で磨かれた鏡には真実が映る。 司祭は人狼を探すために自分を呼び、その聖鏡とともに、探索をはじめた]
(34) 2013/12/20(Fri) 20時半頃
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[その人狼の正体が、誰だったのか。 もう、おぼろげだが、
確かジェリーの大切な誰かで。 人狼が見つけ出され退治されたあと、
彼女の姿は港から旅立つ船の上にあった
あの時、兄を見送るよりも苦しかったことを覚えている。 いつか、帰っておいで。 ここが君の故郷だから。
答えはどうだったか]
(35) 2013/12/20(Fri) 20時半頃
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[ちなみに、司祭が人狼を探すために使った聖鏡は、 雑貨屋の倉庫の奥。
そのままに仕舞われている*]
(36) 2013/12/20(Fri) 20時半頃
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― 港 ―
[それから、孫娘の姿を探すも、 ホレーショーとの再開を見れば、軽く笑み、向かうことはない。
船の出迎えをソフィアと手をつないでみた日はもう、セピア色にも見えて。 でも、どことなく、少しほっとした気もする]
(136) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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[やがて、船長らしき人物にも呼ばれ、ティモシーはいちど、船の中に消えていく。 喪服の女性はその視界には入る事なく、
また、いつもと同じ、船のいるさむい日がはじまると信じている。 やがて、船から降りた時、もう、孫娘の姿もホレーショーの姿もない。 きっと、いつものように集会所に向かったのだろう。 今から、彼らを迎える準備はさぞかし大変だと思うが、町はそれ以上に不思議な活気と祭り気分になっていた。
老人は、ひとり、また坂を登って店に戻っていく。]
(140) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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― 雑貨屋 ―
[店に戻ると、灯りを点し、船の者が入用となるだろう品の探索にはいる。 雑貨屋の倉庫の奥に入れば、そこにはさまざまな品物が、それなりに整頓され、置かれていた。 ランプを近づけ、日付や状態をチェックする。
いくつかを取り出して、店のほうに運び、またもどり。 やがて、いつしか司祭から譲られた聖鏡を見つけたのは、偶然か]
(145) 2013/12/22(Sun) 00時半頃
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― 雑貨屋・倉庫 ―
これは司祭様にお返しせねばなるまいて。
[価値のある手鏡の表面は、当時と変わらない輝きをもっているかのようにみえる。しかし、縁っている枠の銀はすっかり黒ばんでしまっていた。 もちろん、銀なのだから、研磨剤で磨けばまた元の美しさを取り戻すだろう]
(150) 2013/12/22(Sun) 00時半頃
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