人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


[嘆きと復讐とおめでたい戯言に混じる、昔の話
人参が、甘いものだと
知ったときの。
初めて彼の目の前で、平らげたときの
あの喜びようときたら]


大袈裟だったなぁ


[くす、と
懐かしみの混じる小さな笑みをこぼしたのは
少女のような声。
甘さと透明さを兼ね備え
そして、少女には出せない低音までも紡ぐことのできる声
トレイルの姿は、ここには無い]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

―居間/廊下―
[>>5:551 バーナバスの言葉は同感だ。答える余裕はなかったが。
ドナルドを、フィリップを
居間の外へ、廊下のほうへ、押しやろうとするが
フィリップは其れをすり抜けていってしまった>>5:545]

……っ、ドナルド

[>>5:546ドナルドが両の手を伸ばす。
フランシスはそのまま、胸に飛び込むような形になった。
緑の眼は不安定に揺れる。]

ニコラ……ニコラが自分で目を、…――止める間も、なくて……

[壊れたオルゴールのような笑いが耳の奥で繰り返されるようだ。にぎしりめる掌に、嫌な汗をかいている。笑い声を消すように――響くバリトンの、声を もっと聞かせて欲しい。そう思いながら]

1階も……? トレイルが?……―― あ、ぁ

[何が起きたか、ドナルドとフィリップが人がこうして同時に戻ってきたのはなぜか、其処にまで考えが及ばない。]

(0) 2014/11/24(Mon) 08時半頃

[ニコラの問いに、残酷な真実が返される。
昔馴染みであったベネットに苛立つような心地を覚えるのは一瞬で、その真実を作ったのは他でも無い自分であることに即座に思い至り、ディーンは重苦しい息を吐く。
このままでは苦しみは増していくばかりだろう。
誰かが終わらせなければならない。
しかし、この場にいる誰がそれを成せるというのだろう?

――そこに響く声]

 ――――………… ニコラ。

[それは紛れもなく、ディーンの願ったことだった。
彼を生者の世界から引き離したい。彼に会いたい。彼に触れて貰いたい。願いを叶えてくれるのは、やはりニコラの他にいないのだ。

ふ、と小さく吐息を吐いて、ディーンは笑った。]


[後方に傾ぐ身体を受け止めようと、ディーンはニコラの背後に回る。
しかし彼の身体は伸ばした腕をすり抜けて、床に伏した。
ディーンは彼の頭部のある辺りに腰を下ろし、太腿を枕にするような形でニコラの傷ついた顔を胸元に抱き寄せた。
溢れる血の匂いが、とても甘い。
口移しで受け渡されたものと比べ物にならないほど甘く、食欲をそそる芳香のように感じるのは量のせいだろうか、それとも本能のせいだろうか。
命があれば、迷わず彼の身体に牙を立てていた。
しかし、それは叶わない。]

 ――――……。

[ディーンは、ニコラの傷ついた眼球に唇を寄せる。
血に触れ、傷ついた網膜に触れた。ゼリー状の水晶体を舌で舐めた。しかしそのどれも、形として残らない。
ディーンの唇は汚れず、舌に触れた水晶体の味は霧散していく。
それでもいい。他の誰も触れなければ、それで。]


 ――……ニコラ。僕の、ニコラ。
 愛している。君以外は、何もいらない。

[物語の中でしか紡ぐことの出来なかった言葉が、彼にならばいくらでも囁ける。
ディーンは何度も繰り返して愛しい名前を呼んだ。
血まみれの頭を抱きかかえて、幸せそうに、何度も何度も。**]


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

[俯き、ドナルドの服を掴んでいたフランシスだったが
>>5:552 フィリップの問いかける声に、 顔を上げた。]

……っ おれは、……だいじょうぶ
運ぶなら、……手伝う から

[そう、傷つけられたわけでも、襲われたわけでもない。
血の匂いに眩暈と――壊れたような笑いと声が、頭の中を揺さぶった だけ――]

……3階に、……いこう。

[>>5:551 バーナバスが彼の同行者を抱え上げ、連れて行く様をすれ違うとき、見遣り。何故だか――否、自身に覚えがあるからこそ、「同行者」以上のものを、感じもして]

(1) 2014/11/24(Mon) 09時頃

【人】 本屋 ベネット

[ニコラは  自殺、した。
獣の本能を語りながら最も獣から遠いようにも思える
死に方を、我侭なこどもは――ニコラは選んだ。
微笑みながら、さようならを謳った。
ノックスは、かなしむだろう。

フランシスの胸の中――自身が手を下したわけではないが
因果応報だ、と ノックス思う気持ちは、間違いなくある。

――ニコラに、自らも抱く感情を揺さぶられ、獣の本能と人の本能が交わる見えない傷を広げられた感覚がのこる。
好きな人を。好きな人に。深いところの。欲望を。]

は、ぁ……

[ラルフを運んだ後
腰を落ち着けた 使用している個室で――小さく息を吐く。震えていた。動揺と共に別に、血のにおいの只中に居たせいも、ある。]

(3) 2014/11/24(Mon) 09時頃

[トレイルの1日は、歓喜の歌で始まった
声高らかにうたを歌える幸せは
何ものにも変えがたい

Ja, wer auch nur eine Seele
Sein nennt auf dem Erdenrund!

他国の言葉の発音も流暢に
この喜びを、伝えるのだ。


姿は、無くとも]


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

[ニコラのことについて
そして―――ディーンのことについても
聞かれれば、言葉を選びながら可能な限り答えねばならない。
それが、責任だと――考えている。]


……ドナルド、……サラシ、どうしたのさ……?
巻き なおす…?


[どこかで解けたのだろうか、ふと、気づいて尋ねた。
――慣れているから、自分ひとりでも、できるのだろうが
必要なら、手を貸すつもりで。]

……ちゃんと 戻ってきてくれて、よかったよ……

[巻きなおす際か、言葉交わす際か。
小さく囁くと背に額を寄せる**]

(4) 2014/11/24(Mon) 09時半頃

メモを貼った。


[フィリップとノックスのやり取りを悲しげに見ていた。

 トレイルが暴れる様子も。
 声は届かず、止める手も触れないから、ただ見ているだけで。

 フィリップが復讐にはしるのも。
 トレイルがそれに巻き込まれるのも。
 ノックスの悲しみも、ただ、みていた]

 ドナルドまで……

[そんなことしなくていいのに、とつぶやく。
 ノックスが見たのとは違う、いまの、成長した姿で。

 悲しげに、廊下で起こる出来事を見ている]


[トレイルが階段から落ちたのには、驚いて瞳を瞬かせる。
 フィリップが射た足から、肩の傷から。
 転げ落ちた故の怪我で、どうやら、助かるつもりはないらしいトレイルが見える。

 ノックスが駆け寄るのを見て、視線をそらした。

 フィリップたちが、手を汚さずにすんでよかったと思う]


[トレイルの最後を見届けることなく。

 フィリップたちと共に居間に戻り。

 ニコラの死を見取っているディーンを見た。
 それに声をかけることなく、死体を抱えて歩くフィリップとドナルドの後ろにつく]

 ……もう、そんなの、おいといていいのにね。

[食べたかったら食べればいいとも思う。
 三階で、フィリップの傍。
 頭を撫でられるのと同じようにフィリップの頭を撫でて、すこしは休むことができればいいと、願った*]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 10時頃


メモを貼った。


メモを貼った。


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 14時半頃


メモを貼った。


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 15時頃


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

―惨劇の後に>>12>>13

[覗き込むはドナルドの隻眼。
ドナルドがかつて眼を抉った時のことが鮮やかに蘇って一瞬焦点がぶれる。首を横に振って]

あんまり みない 方がいい……

[息を吸って、深く吐いて、]

…… 何が起こるかなんて
わからなかったんだ

……しかた、ない。

[気にしなくていい、と そう、伝えた、つもりだ。]

ドナルドは、……平気だった、か……?

(18) 2014/11/24(Mon) 17時頃

【人】 本屋 ベネット


……大丈夫って、謂っているのに

[困ったように呟いて、>>13
しかし案じるようなまなざしを向けられれば
むりに運ぶのを手伝おうとは、しないことにした。]

(19) 2014/11/24(Mon) 17時頃

[愛されてる人、バツ。
愛されて当然みたいな人、バツ。
名前を呼ばない人、バツ。
取っていく人、バツ。
置いてった人、バツ、バツ。大バツ。

みんなキライ]


[僕は僕のすべきことを正しく行った。
本当はずっと前から、こうするべきだったんだ。

僕のことを見てくれない兄弟へのあてつけ。
取り繕った狼たちへのあてつけ。
僕を置いてったディーンへの、あてつけ。

目の奥に詰まった感情を抉り出して。
赤い命と共に散ったそれは、きらきらと花弁を振り撒いた。

しゃらん、しゃらら。

砕けて失うごと、体は軽くなっていく。
とても気持ちよくて、あっけなくて。

まるで息をするように自然に
終わる世界にさようなら]


[声が聴こえて]


 ――あ、


[咄嗟に、手を伸ばした。

残り少ない破片をかき集めて。
希薄な赤を押し留めて。

転がり落ちた、残った欠片。
冬の空と夜の海の眼を持った獣が、まずしたことは。

愛しい彼の背中を、蹴っ飛ばすことだった]


[色の違う双眼で、自分の手をまじまじと見つめる。
煙のように揺らぎ、消えかけた手。
しばらく集中していると、ゆらり、大きく揺らいだ後、手の形になった。
5本揃った指、握って、開いて。
そうすると今度は指が体が幼くなり、少しすると元の歳に戻る。

安定しない。
ため息を吐いて、首を傾げる。

多分、修行が足りない]


【人】 本屋 ベネット

[>>5 フィリップが子守唄を願うのを
フランシスは聞き取れたか。
ドナルドの子守唄はどのようであろうか、
少しばかり定まらぬ思考でフランシスは夢想した。

ドナルドが声をかけるのを>>21
その内容を聞いて、フランシスは静かに
何処か寂しげに眼を細めた。

――ラルフは、共に、帰れなかった  
だから、せめて]

(23) 2014/11/24(Mon) 18時頃

[ディーンの想像が正しければ、彼は自分と同じような形になるはずだ。
これまで、この場で死んだ皆と顔を合わせた。
ならば、彼だけが例外だということはないだろう。
彼がこの姿を見つければきっと、声を掛けてくれる。
一人にしたことを詰って、そうして許してくれる。

そんな夢想を途切れさせたのは、何かが背中を蹴る感触だった。

身体が前に傾いで、抱き寄せていたニコラの身体がすり抜ける。
驚いて振り向くと、安定しない身体の線が見えた。
それから、色の違う左右の眼球。]

…………ニコラ?

[異変に関して問うのと、自分の声が聞こえるかを確かめるのと、眼球の色についての驚きとを示して、語尾に疑問符が添えられた。]


【人】 本屋 ベネット


……、

[ぎこちない笑みを見て>>22
そう、っと頬に手を触れて気遣わしげに見たのだった。]

(24) 2014/11/24(Mon) 18時半頃

【人】 本屋 ベネット

[先ほど開いた部屋の窓から吹き込む吹雪は
まだ止む気配がないように思えた。>>21]

……はやく、……止めば いい……

[祈りに似て、胸の前で手を握る。]

(25) 2014/11/24(Mon) 19時頃

[噛み砕きたい吐き出したい思いは、足裏に込めた。
口を開いて、声が出なくて。
もどかしかったからもう一度蹴っておいた]

 んにゃ……。

[こぽり、と喉から音が出て。
少ししてから、声が戻る。
それから、彼の目がこちらの色の違う目に向いてるのを見ると、死骸を指差して]

 こぼれたから、埋めたの。

[死骸の握る、卵形の宝石箱を指す。
その指がまた、ゆら、と揺らいで戻った。

脚を背中に乗せたまんま、顔をしかめて]

 ……再会のキスでもする?

[踵を、ぐりと動かした]


 考えたんだけども。
 やっぱりさ。
 死んだら忘れちゃうんだなって。
 思って。

 ディーンと話せなくて触れなくて、独りでディーンのことを考えてもどんどん世界って動いてて。
 で、もしディーンがそばにいたらどれだけディーンが好きかを犯すなり食べるなりで簡単に伝えられるのにって考えてでもいないからなんで置いてったの止めてくれなかったのって思ったらすごく腹立つし殴りたくてでもいないから悲しくて――

 ……って、そんな話じゃ、なくて、ね。

 ……つまり。



 ……好きだよ、ディーン。
 だから置いてかないで、独りにしないでよ……。


[って。
言いたくて。
来たの。


そう、呟いてから、脚を下ろした]



 ――暖かいところで、休んでてほしいのになあ。

[三階にいったあと、ドナルドが誘ったことにほっとしたのに。
 いままた一階で、寒いところでしゃがみこむフィリップの傍にいる。

 シメオンがまだ、自分の身体の傍にいたのなら、瞳をあわせて]

 俺も、死んじゃったからね。

[軽く肩をすくめる。
 トレイルの姿は見えない。

 聞き覚えのない声が、聞こえた気はするけれど。
 それがトレイルかどうかはわからない]


 ……フィリップ。

[会いたいという彼の頭を撫でてみる。
 会いたいのは同じだけれど――]

 生きてて欲しいよ。俺は。

[だから、まだ会いにこないでいい、と思う**]


メモを貼った。


メモを貼った。


[歓喜の歌は、止み
少しして
鐘の歌

超絶技巧を巧みに操り、想いをのせて
音は流れてゆく]


【人】 本屋 ベネット

―3F個室―

[>>33――重ねられた手の温度、
じわりと沁みるよう。

>>29フィリップが居心地悪そうにしているのが
気になっていた、が。
荷物を片付けてくると謂われれば>>34ドナルドと同じく見送った。

思うところもあるのだろう、と
真の理由には上手く思い至らない。
ドナルドが話したいこと、というのは
なんだろう、というのも。]

(46) 2014/11/24(Mon) 21時半頃

【人】 本屋 ベネット


……、

[>>35ドナルドは問いに問いで返す。
少し困ったように、言葉を捜す。]

……話したくないこと?
――……むりに、とは……謂わないけれど

[それは、聞きにくくしたいという
思惑通りであったか。

上着を脱ぐ様には、強く意識しているせいかどきりとしてしまうを、隠すように一度目を伏せて。]

……なんとでも謂っていい……
――不吉なこと、考えてしまって、……心配なんだ

[額を摺り寄せ、そして頬を背にくっつける。
感じるのは、体温。伏せた緑の眼が、少し、翳る]

(48) 2014/11/24(Mon) 21時半頃

ベネットは、ドナルドが、此処に居るのを確かめるように。確かに、思ったより「大丈夫」ではないかもしれない。

2014/11/24(Mon) 22時頃


ベネットは、フィリップと、ドナルドがしようとしていたことを聞いて眼を瞠り、それから思わしげに眉を寄せる。

2014/11/24(Mon) 22時頃


【人】 本屋 ベネット

―3F個室―

――……、  ……そう

[>>49 静かに、眉を寄せながらも聞き終えて
ひとつ、息を詰めて、とん、と拳で背をたたく。]

……ムチャを、して。

――怪我したり、……あまつさえ反撃されて
取り返しのつかないことになったら、
どうするつもりだったのさ……!!

[そのまま腕を引いて、ドナルドの顔を覗き込む。
睨むような、悲しそうな、苦しげな顔を、して。]

(52) 2014/11/24(Mon) 22時頃

[二度目の衝撃。
ディーンは何処か泣き出しそうな心地で、それを受け止めた。
目の色の違う理由、そこから続く言葉に、肩越しに振り返ったままニコラを見つめる姿勢で、静かに耳を傾けていた。

向けられる想いの全てを飲み込んで、理解しようと試みる。
その為に、長い沈黙の間が出来た。
足裏が離れる感触を追うように今度は身体ごと振り向いて、ディーンは身を低く屈める。
ニコラの足の甲に、そろりと、唇を落とした。]

…………すまなかった。
もう、君を置いていかない。
キスでも、殴るのでも、食べるのでも、その……犯すのでも、
君の好きにして、構わない。

僕も、君の願いを叶えてあげたい。
君が、僕にしてくれたみたいに。


……………ニコラ。君が、好きだ。
君が、僕の唯一、だから。

[ディーンの言葉は途切れ途切れに、表現を考える間が空いた。
どれだけ伝わったかが分からないもどかしさに、眉間の皺を僅かに深くしながら、どうにか寄せ集めた言葉を吐き出して、ニコラをじっと見つめる。]


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

[>>53 隻眼を覗き込む緑は
様々な感情を内包して、危うく雫が毀れそうだ。]

……、がまんができなかったのも、……分かる。
分かるよ、……おれだって、
――おれだって、許せない、許せるわけない。

でも。…… おれは 、おれには、まだ、
守りたい人、が いるから、そう思って、

[――あいつ、泣くんだろうな、と。
小さく呟いたバーナバスの声が蘇る。守りたいものを守れない苦しさを味わいたくない。味わわせたくない。ぎりぎりの理性で食い止めて。
ドナルドが、――大切で、大切で、嗚呼]

――ばかドナルド。

[いつかのお返しのように、軽く眉間を突いた]

(55) 2014/11/24(Mon) 22時半頃

[自分だったものに語りかける姿。
いくつも口にされた名前の、どれが自分のだか判然としない]

 ……心配?

[いろんな人の声が聞こえた、気がした。
心配してくれたのは――誰だったっけ。
もう、いないのだろう。
だって、誰もいなくて……]

 心配、されてるの

[目があった。親しみやすい、表情。
死んだことを、あっけらかんと告げる声]

 心配してるんだ

[生きてて欲しい、という言葉は、とても綺麗に聞こえた]


[歌が聞こえた。
声が、聞こえた。

顔をあげ、立ち上がる。
自分を前に、ずっとしゃがんでいた足は軋みもしないし、痛みもない。

どこからだろう。
聞こえる声、歌、旋律、なんと言葉にすればいいのか、いや、できないのか。ただ誘われるまま――ずっと目指していた場所。
外へ、
雪の中へ、

玄関の扉に、手をかけた]


[噛み砕きたい吐き出したい噛み砕きたい吐き出したい想いを。
粘土の味の飴玉みたいに、口の中で転がして。
足へ口付けるディーンを、じっと見下ろしていた。

足を動かして。
足の指を、彼の唇に触れさせて、口内へぶちこむ。
押し込んで、奥まで犯して、蹂躙して]

 ディーンは、僕とキス、したい?

[ちゅぽん、と引き抜いた]

 ……可愛くおねだりして?


[しゃがんで、頬に触れる。
噛み砕きたい吐き出したい噛み砕きたい吐き出したい想いが、口からこぼれそう。
呑み込むのも口から出すのも出来なかった秘密の言葉。
舌に残る味は苦くて苦くて]

 ……願い事。

[噛み砕きたい吐き出したい噛み砕きたい吐き出したい]

 叶えて。
 僕のたったひとつの願い事。

[お兄ちゃんだから、子供だから、弟だから、大人だから
吐き出せない呑み込めない願い事]

 ずっと、僕だけ愛して。
 唯一だって、一番だって……言うなら。

 ……おねがい。


[扉は不思議と手ごたえがあった。
開くかはわからない。
開かないかもしれない。そう思って力を込めることが出来ないでいる。

振り返るのは、駄目だ。
さっき声をかけてくれた、生きている――フィリップ、だ。
名を覚えている。
ごめんね、と口にしたことも覚えている。

振り返らなければ、あのまま外に出ていたら
一人で静かに、終えられたのに]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

…… ほんとに、……もう

[>>58 謝る声、ドナルドに甘い自分を自覚する。
――本当に、今更だけれども。
大切であると伝わっていると、佳い。]

…… め。

[と、小さく叱るように。]

そんなに痛く、してないだろ。

[眉寄せる様子に、小さく苦笑した。
香油をつけていないのか、さらりと落ちる赤い髪を指ですくって口付けた。]

(62) 2014/11/24(Mon) 23時半頃

【人】 本屋 ベネット


……ん、  子守唄?

[>>59 小首を傾げ、それから頷く]

もちろん、……構わないよ。
――フィリップくんも、
好きになってくれると   いいけど。

[ラルフの好きだった歌、――眼を伏せて、寂しげに微笑む]

(65) 2014/11/24(Mon) 23時半頃

 ――…………ッ!!

[唇に、丸みを帯びた親指の先が触れた。
小さく息を吐く代わりにそれが口の中に押し込まれる。
指先から更に奥、口内に収めるには容量の大きいそれに呼吸も奪われる心地がして、ディーンの眉が苦しげに寄る。
それでも潤む双眸はそのまま、ニコラから逸らされることはない。

彼から齎される全ては受け入れなければならない。
与えられるものがあるだけで心が歓喜に震えるようだった。
ディーンの口から引き抜かれるニコラの足には、ディーンの興奮を示すかのように唾液の糸が引いた。]

 ――…………キス、したい。
 お願いだから、もっと 僕に、触れてくれ

[自らの哀願の声は、何とも惨めに聞こえた。
可愛く出来ているかなんて、判断出来ようはずもない。
ただ頬に触れる手に、もっととせがむように自らも頬を寄せて、強請る。]


 ……君だけを、愛している。
 今までも、これからも。

 だから、僕を 君だけのものにしてくれ

[胸に刺さる棘の痛みが、彼に触れている間だけ和らぐ。
彼の傍にいる時だけ、全ての罪が許される心地がする。
ディーンは右手を伸ばし、ニコラの柔らかな金色の髪に触れる。

見える場所にいる。触れられる場所にいる。
その事実に胸が詰まるようで、また小さく、息を吐いた。]


【人】 本屋 ベネット

……だろ、

[照れくさそうな様子を見て、>>67
ふふ、と笑った。フランシスが年を重ねてもあまり見た目が変らないせいで、余計懐かしく思えるのかもしれない。]

くすぐったい……、そっか。

[髪の手触りを指に絡めて
仄かに羞恥に染まる目元に、胸がつきりとしめつけられる。]

きれいな色。……好きだよ。

[ちいさく、囁く]

(73) 2014/11/25(Tue) 00時頃

【人】 本屋 ベネット


……だといいな。

[>>68 歌のこと。咎められたこと。
自身の歌を壊れた楽器と評されたときから
同行者たるドナルドとラルフ以外には、殆ど聞かせてこなかったのだ。]

……っ、―― ぁ、…あり、がとう

[不意打ちだったらしく。頬が少し紅くなった。
うた、そう、うたのこと。]

(76) 2014/11/25(Tue) 00時頃

 うん、……うん。

[望んだ言葉は。
彼の口から、望む通りに与えられて。
小さく頷き、息を吐く。

吐き出せない呑み込めない想いの味が残った舌で、彼の唾液に濡れた唇を獣らしく舐めて。
触れるだけのキスをして、離れた。

甘い唾液の味で、舌の味が消えていく]

 僕も、好き。
 愛してる。

[もう一度、唇を重ねて]

 ……誰にもあげない。

[吐息に紛れて、囁いた]


[むぎゅ、とディーンの体を抱き締める。
しばらくそのまんま固まっていたが、段々小さく肩が震えてきて。
と、同時に煙のようにゆうらり、体が一瞬希薄になる。
形を取り戻したときには、なぜだか体は頭に合わせるみたいに幼くなっていて]

 う、

[ひっく、としゃくりあげた]

 うわああああ……ディーンのばかぁーー……。
 さびしかったぁーー……。ばかぁーー……!

[べそ、と。
久しぶりに、声をあげて泣く。

困るかな。困るだろうな。
いいや、困ってしまえ。

そんな気持ちで、ぎゅっと抱きつく手に力を込めて。
ついでに、逃げないようにきちきち爪を立てておいた]


[歌は、一度止んで


少し間をおいて、あいのうたを、歌う。
正確に、忠実に
ただ、そこに表現される感情は
先の二つの歌ほど、流暢ではない]


[それはまるで、
愛ではなく、哀のうた]


【人】 本屋 ベネット

……、――そ う……、?

[色、どの色だろうかと、
自身の少々跳ねがちな髪をつまむがすぐに離して。
視線を外されたままなので、
そろ、と控えめに追いかけるように顔を傾けた。
ちらと視線が来て――フィリップが来るという言葉に、2度瞬いた]

あ、ぁ…?え?……どうして分かる?

[当然の疑問に、予想外の答えが与えられた。]

……ぇ?――え?
……うそ、……ほんとう   に?

[瞬きを忘れたように、ドナルドを見つめ――]

(81) 2014/11/25(Tue) 00時半頃

[甘い言葉を交わし合うなど、初めてのことだ。
勿論、優しげに触れるキスも経験をしたことはない。
命があった時の欲は全て、本能に直結していた。
それが少しずつ変容していくのは、魂が因果を逃れたということだろうか。

触れた唇に食まれたいと望むより、むず痒いような気恥ずかしさの方が勝る。
もう一度唇が触れた時には、頭の奥が痺れるような心地がした。]

 ――…………ニコラ。

[いつもにも増して、言葉を探す回路が上手く働かない。
むき出しにされる独占欲と抱き締める腕とを受け入れて、言葉の代わりに両手をニコラの背中に回した。
その時、彼の身体の線がまた揺らぐ。]


[背中に触れていたはずの手が、触れていない。
驚くより早くしゃくりあげる音と振動が、触れていた箇所から伝わった。]

 ――…………ば、

[ばか、とは初めて言われた言葉だ。
泣き出すさまと爪を立てる動作のギャップに、ディーンはゆっくりと藍鉄色の双眸を瞬かせる。
今度は片手でニコラの背中を抱き、もう片方の手で頭を撫でた。
子供をあやしたことなどないから、動作はひどくぎこちない。]

 ――……ニコラ。僕は、ここにいる。

[泣かないで、というのは違う気がした。すまない、と謝るのも。
結局いつもの通りに名を呼んで、ただ事実を告げて。
胸元に顔を埋めさせるように、ニコラの頭を抱き寄せる。
甘えて良い、と言葉にする代わりの動作だ。]


【人】 本屋 ベネット

……な、なんでもない よ

[>>77 頬が熱くなったのは自覚している。
誤魔化すように付け足した。
>>82驚かれても、じい、とドナルドを見ていたが
“全部”と 小さく謂われ、]

……――― っ

[本当に、眼に見えて紅くなった。
――なんて殺し文句 だ、などと よぎる。]

(84) 2014/11/25(Tue) 00時半頃

【人】 本屋 ベネット

衝動は?……苦しくない?いつ?……
ずっと、そうだったのか?……身体のほうは?

[前のめり、立て続けに質問、した後で]

遠吠え――居間から、出て行くとき……
フィリップと、話してた……?

[ああ、――と、納得、する。]

ドナルドの声が、……離れてても、聞こえるのか


……ずるい

[ああ、そんな場合では、ないだろうに
ごく小さく呟いた後、ノックの音が聞こえて、はっと 顔を上げる>>83]

(86) 2014/11/25(Tue) 00時半頃

[あいのうた
最後の一小節を歌い上げて

全てを嘲り笑うように
くすくすと、声を漏らす。

少女のような少年の声を知る者
ひとりは、目の前の相手以外見えておらず
ひとりは、消失に耐えられたかわからない

故に
姿のない声の主を、知る者はいない]


[そして、嘲笑が途切れ
再び流れ出す歌
ファウストの一幕


私の安らぎは去った
心も重い
二度と安らぎを見いだせない
もう二度と――――


先刻の歌とはうってかわった
嘆きのうた。

心を彷徨わせる者へ
哀愁を抱える者へ
淋しさと喪失感を胸に秘めた者へ

歌は響く**]


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット


ひ  ひいてない。……健康です

[首を横に振る。
ルーツの方を見るとやや警戒気味になった。
主が居るから、大丈夫だろう、が。たぶん。]

(88) 2014/11/25(Tue) 01時頃

 ……満たされ過ぎて消えちゃいそう……。

[ぐすぐすと鼻を鳴らしながら、呟きすりより。
ちゅ、ちゅと小さな音を立てて、彼の頬へ耳へ首へキスの雨を降らす。
撫でられるのが気持ちよくて、目を細めてもっととねだり。
ぎこちない動きに、ヘタクソ、とちょっと笑った]

 ずっと、いてね。そばにいてね。

[命令、と。
彼の口元で囁いて、また幼い口付けを贈る。
触れるだけの、甘い、ぎこちないキス。

抱き寄せられて、素直に甘えて。
生きてたらアザと引っ掻き傷でひどいことになってそうな背中を、そっと撫でた]

 ……離れたら、ひどいことするから。

[それとも、ディーンはひどいことされるのが好きかな?]


 ――……それは、困る……。

[言葉の示す通りの不安の現れに、ディーンはニコラの背中に回していた片手の力を強くする。
息を詰めるように言葉を途切れさせたのは、降ってくる唇がくすぐったかったからだ。

命令、と添えられるだけで、ここにいる大義名分が出来る。
縛りつけられることが何よりも心地良い、と口にすることは躊躇われた。
甘いキスも心地良い、けれど、それだけでは物足りなく感じるのも事実だ。かといって身体を繋げることも、望まれなければ難しい。]

 ――……ひどい、こと でも、君がくれるなら

[欲しい、と強請れば与えられるのだろうか。
ディーンはニコラの首筋に唇を寄せて、少し強めに噛みついた。
――飼い犬は、飼い主に反抗すれば叱られるものだ。
ニコラの反応を伺う双眸には、自然と期待するような色が乗った。**]


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

[>>89立て続けに質問した後、
返ってくる言葉にはゆっくりと、頷いて、咀嚼しようとする模様]

…… 先祖がえりって、……
生まれつきだけじゃ、ないんだ……

……――そう か…… 
そんなに、苦しくないなら、いいんだけれど
ラルフが――衝動を感じやすくなってる、みたいなこと、謂ってたから……

[あのときも、そうだったのか――と、一度目を閉じる。
フィリップにも、少し小言が必要かもしれないなどと思う。
咽喉鳴らして笑われ、怪訝そうな表情を浮かべるが]

……え、……駄々漏れ?

[――それは  まずい気がする。口元を覆って首を横に振った。]

(92) 2014/11/25(Tue) 01時半頃

【人】 本屋 ベネット

[>>91こほん、と一つ咳払い]

うた、…… ええと、ラルフが好きだった、うた。
ドナルドとラルフ以外に聞かせたこと
あんまりないからな……

[実に久しぶりで、やや緊張気味だった。
ドナルドに倣うように手招きして]

(93) 2014/11/25(Tue) 01時半頃

 だぁって、未練なくなっちゃったもん。

[強くなる片手の力に、またぼやけていた体が元に戻る。
不安そうな声に、楽しくなっちゃってくすくす笑い。

未練なんてもうないし、この胸の中で消えられたら綺麗な最後だと思う。
セックスは今まで触れてこなかったから未知すぎて分からないし、キスはもうしたし。
強いていうならもう一度食べたいけども、それを叶えたら本当に消えそうだ。

涙のあとを残す顔で、彼の胸から顔を上げて]

 だからさ、もっと一緒にいたいって。
 ちゃんと思わせて。

[いま、残ってる欠片は、それしかない。
だから、と。

脅しにしては奇妙なセリフを、笑いに混じらせて口にした]


[脅しの笑みはくすぐったさに歪む。
次いで、首に走る歯形の痛み。

く、と喉の奥で嗤った]

 痛いよ。

[彼の前髪をつかんで首から離し、優しく注意する。
それから、髪は離さないまんま喉仏に唇を寄せて。
唾液の甘さが残る舌で形を確かめて、ごり、と噛みついた。
歯が、ぬぷりと皮膚に食い込む]

 ……そんなにひどいことが好き?

[期待の宿る目に、呆れたふりをして笑って。
あんまりにも可愛いから、剥き出しにされた額にキスを贈った**]


【人】 本屋 ベネット


……Guten Abend, gute Nacht,

mit Rosen bedacht,

mit Naglein besteckt,

schlupf' unter die Deck――


[ゆったりとした、優しい旋律、
透明感のある声で、ゆっくり、しずかに、うたいだす。]

(96) 2014/11/25(Tue) 02時頃

【人】 本屋 ベネット

[おやすみ、おねむりなさい

ばらとなでしこに囲まれて

ふとんのなかに、おはいりなさい。

そんな、安らかな眠りを祈る子守唄。
「安らかに眠れ 夢の楽園の中で」

――やわらかな声で
そう、締めくくられる子守唄。]

(99) 2014/11/25(Tue) 02時頃

【人】 本屋 ベネット

[>>95 歌いだすより少し前。
たぶんという一言に、それ以上重ねることはせず。
思い出すのはラルフの顔だ。
苦しくはない――とは、謂うけれど。心配そうに見るのは、致し方ないことだろう]

……それ、便利なのか不便なのか分からないな……

[ひとりごとも筒抜けなのだろうか。
遠吠えの全貌を捉えきれない。]

ま、まずいことって謂うか……!
いや、……その、ひ、みつってあるだろう…?

[口元を押さえた手を少しずらして、
伝わってはいけないと思う心当たりの大きな要因たる同行者を、見遣ったのである。

――心配事や、不安が伝わるのも、よくないとは思っていたけれど。]

(101) 2014/11/25(Tue) 02時半頃

【人】 本屋 ベネット

[>>96ドナルドのアドバイスに頷いて、
ありがとう、と深呼吸を一つ。
>>97
フィリップがルーツを抑えるのに
眼を細めて笑みを浮かべながら――ここにラルフがいないことが、とても、悔しく、痛む。
彼の魂のある場所に届けばいいと、願いながら

うたを、終える。]

(102) 2014/11/25(Tue) 02時半頃

[歌は終わらない。


こんこんと湧き出る泉のように

愛を、哀を、夢を、絶望を
勝利を、希望を、喜びを、悲しみを


正しい旋律に、溢れんばかりの情を乗せて

うたはおわらない。
永遠に]


【人】 本屋 ベネット


……、

  ―――……


[>>100 泣きながら、笑う少年を前に。
瞬き、それから飾らない真っ直ぐな言葉に、
――この歌が好きだったラルフを思い、
緩やかに眼を細めた。]


……そう、……よかった。 
こちらこそ、ありがとう。

(105) 2014/11/25(Tue) 03時頃

【人】 本屋 ベネット


……どういたしまして。

[>>103 ドナルドからの感謝と、
フィリップの涙と、とてもくすぐったい、
切ない気持ちになる。

わがままを謂われただなんて、
これっぽっちも想っていないフランシスだったが]

……、あぁ……
うん  そうだね ……
フィリップくんさえ、よければ。
……ラルフも、……喜ぶんじゃないかな、なんて。

そう、思うんだ

[そう、静かな声で、つぶやいた。]

(106) 2014/11/25(Tue) 03時頃

【人】 本屋 ベネット

[不便さがない――>>104
と、そういうドナルドは隠し立てすることなど何もない、と謂うことだろう。確かに割りと考えなしにぽんと発言してくるところがある。

ひみつについて首を傾げられたが
「大人には色々在るんだ」、と
そんなぼんやりとした言い訳をしたのだった。

――いろいろ、そう。いろいろだ。]

(109) 2014/11/25(Tue) 03時半頃

【人】 本屋 ベネット

お兄さんだなぁ……

……ん。
――……いろいろ課題はあるけども
なんとか、して行きたいと思う、よ

[ 衝動について、飼いならし方について、
人の世の渡り方について。
危険と隣り合わせに過ぎるとしても、
かれを このままに、置いて行くつもりはなかったのだ。

――問題は食糧事情。
ドナルドがラルフにしたように、
――自分の血でなんとか和らげられないかという考えにおよんだとき、はたと擡げたのは想うものに喰われたらどんなに甘美かという、ことで。――フィリップに確認をとる隻眼の横顔をちらと見、首を慌てて横に振った。]

(118) 2014/11/25(Tue) 09時半頃

【人】 本屋 ベネット

[>>107 深く眉間に皺を刻むドナルドを気遣わしげに見やる。
手を伸ばしかけて、やめて、
そんな様子も視界にとらえながら]

……その子も躾なくちゃなぁ……

[と、ルーツを見ながら謂うのであった。

フランシス自身は先ほどの子守唄を歌ったのもあって
衝動はなりを潜めている。衝動とは別の、ひととしての感情は聊か漏れ出がちなのが困りものだったが。こればかりは年を重ねてもかえられなかった。

ドナルドもフィリップも
自分だけの方法で徐々に飼いならせていけばいい、はずだ]

(119) 2014/11/25(Tue) 10時頃

【人】 本屋 ベネット

[しゃくりあげるフィリップの頭を
今度こそドナルドは撫でられたか、
フランシスもまた背を撫でるか、そんな風な触れ合いで。 ]

……泣いていいんだよ

[ 大人になると、それは難しくなる。
泣ける場所は、ひとりの部屋の中――なんて。 よくある話だから。今のうちに、たくさん。]

ドナルド、も。

[ そ、と背中を撫でたのは
大丈夫だと言っているのに――と、泣きそうに見える顔で言っていたのを、思うから。 ]

(120) 2014/11/25(Tue) 10時半頃

【人】 本屋 ベネット


……出られそうになったら、
すぐにでも、出よう

[ 雪がやめば、はやく。はやく――
呪われたような、この場所から。
ノックスが怒りや絶望に駆られて
彼らを襲ったりはしないだろうか。
――或いは、ニコラのように命を絶ったのを見てしまうことになりはしないだろうか、と。
そんな心配も、あったのだ ]

……取りにいく?手伝おう、か。

[ 声を掛けて腰を浮かして** ]

(121) 2014/11/25(Tue) 11時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/25(Tue) 11時半頃


[涙の跡が見えるのを舌先で拭いたくなるのを堪えて、ディーンはニコラを見ていた。
未練。残る未練。それを思うと、胸に刺さる棘が痛くなる心地がする。

それを上書きするのは、喉に食い込むニコラの歯の感触だ。
食いつかれる感触に息を詰めて、ディーンは眉を寄せる。
思い出すのは、彼が腹の肉を噛んだときの熱と、ぎざぎざの傷に触れたニコラの手の感触。]

 ――…………。

[あさましく、腹の中をぶちまけたい。
臓物だけでなく、その更に奥にあるものも、全て。
しかしそれでもし彼が満足してしまったら?
残るかけら一つなく、この手の中から消え失せてしまったら?

薄く開いた唇は物言わぬまま閉じ、ディーンは言葉の代わりに、息を吐く。視線だけは、ニコラから逸らさぬまま。]


メモを貼った。


 

 うん、心配だね……

[ゆっくりと頷く]

 シメオンは……ディーンには会わないの?

[姿は見える。
 話もできるけれど、伝わってない気がしてゆるりと首をかしげ。
 立ち上がり、どこかへと向かう姿を見送った]


[どこからか歌が聞こえるけれど、それよりは。

 聞きなれたフランシスの子守唄が聞きたくて。

 フランシスたちの傍に戻ったときには、フィリップも弔いを済ませていたようだ。

 フランシスがフィリップへと歌うのを聞きながら、
 安らいだ表情で、瞳を閉じる**]


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

―3F 個室でのこと―
[ひとつ、瞬いてからやわらかく眼を細める]

……よいこと。立派になったな。
おれは……誇りに思う。

[>>124 しみじみと、感慨深そうに謂う。
こどもの彼らに教えられることも多かったゆえ、
不完全な自身でも、やってこられたのだよと――本当に、独り立ちするときには伝えなければと思う。
同時に抱いている感情については、
――道ならぬといっていいものだが、それは。]

……いっしょに。そうだね
考えてくれると、……いい、かな……

[しかしそれでも悩み深そうに
眉間に皺は寄ったままであった。]

(138) 2014/11/25(Tue) 14時半頃

【人】 本屋 ベネット

[>>125笑みが返れば少しは、安心する。
どうにも、ドナルドも――ラルフも、我慢強くて何か無理していないか気を揉んできた]

でないとそのうちおれが
そいつに狩られてしまうかもしれない。

[真顔。否、冗談のつもりだが
>>125 とり――ルーツを一応、警戒している。
元の性質に加え衝動を抑えることを長年かけて身につけてきた保護者役は、野生の獰猛さを失い気味だ。]

――――、…

[(20歳だものな、泣いていいと謂われて泣かない、か)
背を撫でながらそれでも
だいじょうぶ、ではなく感情を吐き出す様な息の音が聞こえ。きっと、少しはつらさを外に出す助けになっていたと、思いたかった。]

(139) 2014/11/25(Tue) 14時半頃

【人】 本屋 ベネット

ドナルド 上手
君の歌、好きだよ


……フィリップも…すぐ上手になるさ
声変わりがすんだら、安定もするだろう。……楽しみ。

[>>131バリトンと、低くなり切らない声と、
つたなく重なるを聞いた時、フランシスは笑みの形に緩やかに眼を細めたのであった]

(140) 2014/11/25(Tue) 14時半頃

【人】 本屋 ベネット

実は、おれも知らない。
一緒に勉強しなくちゃなあ……。

[鳥の躾なら大道芸が得意な一族に師事を仰ぎたいところ。
>>132フィリップに謂って、苦笑する。
ルーツの鳴き声にはあさっての方向へ視線を向けた。

本当に、迷子の子供が戸惑うような様子のフィリップには、見守るような笑みを浮かべたのだった。
ややあって、ドナルドにフランシスは手伝う気で答えた>>126]

干し肉に……乾パンがあればいいかな
ジャムを塗れば美味しく食べられるだろう?

[甘味は元気になるものだと
そうフランシスは思っている。]

(141) 2014/11/25(Tue) 15時頃

【人】 本屋 ベネット

[>>134 ノックがあったのは、
部屋を出るか出ないかのところだった。]

バーナバス……?

[少しばかり開いた扉の向こうに「保護者」のひとり。
彼はプリシラとどういう関係なのか、危うさを感じながら、フランシスがどうこう謂えることは、ない。問題は、彼がいま口にした名前だ。]

――どうして、……そんなこと、おれたちに謂うんだ。

[声に棘、バーナバスは肩をすくめる。
幼馴染だと謂われ、緑の眼は僅かに伏せられた]

……―――そう

[ドアノブを握る手に知らず力を込め、眼を伏せたまま唇を噛む。
言葉を、探して。]

……いいさ、それは貴方の自由だよ。
おれが、とやかく謂うようなことじゃない……

(142) 2014/11/25(Tue) 15時頃

【人】 本屋 ベネット


―――……

[やけくそになっての、先。
自身も気にしていたことだ。でも。]


行って……なにをしたら、いい。
あいつはラルフの、仇なんだ

[首を横に振って、揺れる眼を背後のドナルドやフィリップに気づかれないようにするためかきつく眼を閉じて]

……おかしなことになったら
取り押さえるくらいは 手伝ってもいい

……それくらいしか、出来ないよ**

(143) 2014/11/25(Tue) 15時頃

【人】 本屋 ベネット

―――心配で  、――なら
……た、 ほうが、……いい

[俯いたまま呟く小さな声は、
近くに居るバーナバス以外には 途切れ途切れにしか聞こえない**]

(144) 2014/11/25(Tue) 15時半頃

[歌は、かわらない。
まるで天上の調べ
透き通るように
それでいて柔らかに
深みと奥行きのある声音は
トレイルだけが奏でる事の出来るもの

地を這う有象無象のたてる騒音も
ここには無い

次元の違う世界に、トレイルは存在する。
故に、姿を見る事が出来るのは
同じ世界を知るものだけ。

声は響く。
全てに平等にまたたく
天上の星の輝きのように]


[花弁がきらきら砕けて。
そのまんま全部砕けちゃってもいいってくらいの自暴自棄。

きっと来世はもっといい子に生まれ変わって幸せな月の国で愛されて暮らすんだって。

だから君らもさっさと殺して殺されてしまえって
嗤って、あてつけまじりに抉った目玉。

それでもそのあてつけよりも
ただ会いたいって思いが上回ったから。
幸せだって思いたい君に愛されたいって
粘土味の欠片をかき集めて
こぼれるものをせき止めて。

固めた欠片で君に会いに来た。ただそれだけ]


 怖い顔。

[ざり、と。
ざらつく舌でディーンの額を舐めて、眉間に寄った皺をなぞる。
見つめてくる両目は、卵に閉じ込めたものよりもずっとずっと綺麗。
奥でくすぶる強請る色、それに目を細めて。

あんまりにも幸せだから、このまんま残った欠片も全部全部あっちに返そうかと思うし
きっとそうできたら、とびっきり幸せなまんま消えられるのに]

 ……捨てイヌみたい。

[可愛い、可哀そうな目をしてみる彼へ、ちょっと困って笑った]


[歯に残る、噛みついた感触。
口にするとそのまんま夢の世界に飛び込んでいきそうな、快感に近いおいしさ。
クリームを食べているような柔らかな肉の記憶を思い、唇を舐める。

それでも、彼が置いて行かれる子供みたいな顔をするから。
彼を残していけないと、そう思ってしまう。

彼の口をなぞって、笑いながら舌を人差し指と親指で摘まんだ]

 自分は置いてったくせに。ずるいなあ。

[彼の返事を邪魔しながら、彼を批判して。
指を離すと、よしよしと頭を撫でてあげた]


メモを貼った。


[誰もいらない
何もいらない

種を繋ぐ手段も
曇りつつあるシノワズリも


この声さえあれば。


それでいて、悲しみの響きにのせる
本物のように、郷愁混じった色は]


[誰彼問わず涙を誘う


万一
その歌を
聞くものが居ればの話]


 ……捨てイヌ、じゃない。僕は、

[捨てイヌなら、拾うのは誰でも良い。
幸せにしてくれるなら、誰にでも尾を振ってついていくことが出来る。
それとは違う、とディーンは緩く首を横に振った。
それから、そのまま続けそうになった言葉に羞恥を覚えて、先を飲み込んだ。

どうせ消えてしまうならばもう一度、肉を食い破られたい。
ちりちりと身を炙るような願いのまま、離れていくニコラの唇を見つめる。しかし、もう食べられてしまって、彼を一人にするわけにはいかない。
置いていかない、と、約束したのだ。]


 …………ごめん、なさい。

[舌を抓む指が離れてぽろりと口にしたのは、普段の堅苦しい口調よりも幾らか砕けたそれだった。
胸の棘を深く抉るような、寂しげな歌声が聞こえる。

舌の上に、まだニコラの皮膚の感触が残っている。
ディーンはごくりと唾を飲み込んで、頭を撫でる手を掴む。
離れたばかりの人差し指の先を咥え、指の腹を舌で舐めて、ほんの僅かに噛みつく。
目頭が熱い。
残るひとかけらさえ消えてしまって、それでも彼と共にいられるのだろうか。ずっと前に聞いたことのある歌声が、不安を煽り立てる。]


 ――…………。

[ニコラの人差し指を離して、ディーンはニコラの両肩を掴む。
ぐっと後ろに押し倒すようにして、自分より大きな身体の上に馬乗りになった。
貧弱な身体は、跳ねのけようと思えば容易に出来るだろう。

ディーンはニコラの顔をじっと見下ろす。
それから、自分がされたように、しかし傷つけないように加減をして、ニコラの喉に噛みつく。
柔く噛んで、離して、再びニコラの顔を見下ろした時。
ディーンの頬に、目から溢れた透明な雫が伝い落ちた。
戸惑いがちに、大きく息を吐く。

苦しい。]


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット


……あなたがたに……
手は出さないのではないかな……

それは、彼には、まったく意味が――ないもの

[見解を静かに述べて
ポケットの硬さを想う。
ラルフに突き刺さっていたナイフが一振り。

気を付けてとドナルドが声かけるのを聞きながら、可能性について、考えて、いた。]

(169) 2014/11/25(Tue) 21時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/25(Tue) 21時頃


[バーナバスが、ノックスの名前を出す。
 それに対するフランシスたちの反応にゆるりと瞬き]

 ……フランシスたちに危険がなければいいけど。

[ニコラやトレイルを失ったノックスがどう動くのかなんてわからず。

 喪失の痛みを抱えているであろうノックスを思う。
 けれど、嘆いている彼はみたくはないから、居間に向かうことはせず。

 彼もまた、どこかで幸せになれればいいのに、と思う]


メモを貼った。


メモを貼った。


[醜いものは捨て去った
汚いものは、置いてきた

美しいものだけに囲まれて
光の中で、美麗な音を奏でる]


[音はいつしか、Requiemに変わっていた**]


メモを貼った。


メモを貼った。


[舌を出してこちらを見上げる彼は、どう見ても捨てイヌなのに捨てイヌじゃないらしい。
零れた唾液を指と舌の隙間に絡ませながら、ふうん?と首を傾ぐ。

赤い舌を、離して。

銀の糸の切れたとき、聴こえたのは子供みたいな謝罪の言葉だった。]

 ……怒ってるわけじゃないよ。

[嘘です。
でも本当です。

けど、言いたいのは。
僕が置いていったらそんな顔するくせに、自分は置いてったのは、ずるいなあ。
って、それだけ]


[手が取られて。
瞬きを、ひとつ、ふたつする間に感じたのは、口内の空気と舌の柔らかさ。
後、固いエナメル質に挟まれる感触]

 わ、わ……っ

[キョトンとしていれば後ろに押し倒されて上に乗られて。
押し退けるまでもなく、煙のように抜け出すこともできたのだけども。
彼の見下ろす目が、あんまり苦しそうだったからやめておいた]

 ん……

[首に当たる、犬歯。
歯形も残さない捕食は、一度、食らいついただけ。
ゆる、と離れる体の代わりに、ぽたりと雨垂れが落ちてきた]

 なんで泣くの?

[手を伸ばして、濡れた頬を親指で擦って。小首を傾ぎ、問いかける]


【人】 本屋 ベネット

―3F―
平穏無事に、……っていうのは
願わくば――だけれど……

[口元、手で覆って考える仕草。伏せた眼に影が生まれる。
“――もう手遅れだ。”
フランシスは、ノックスとの関係性を、そう断じた。]

……――ドナルド。

[>>177 思案に暮れる視線を、ドナルドの横顔へと注ぐ]

……そう。守ってくれようと、するんだね。……ありがとう。
――でも、それは、おれも……同じだから

[密やかにポケットに手を触れる。ラルフの命を絶つのに使われたナイフ。
ぬき去ってから、持ってきてしまっていた。
血に酔いにくい大人だからこそ、敵意を向けてくるならばかのひとの命を絶つことを、考えて、今。]

(183) 2014/11/25(Tue) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

[――ああ、ずいぶんな 人でなしであることだ と、


胸の内を引っ掻く獣が、
わらうのだ。]

(184) 2014/11/25(Tue) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

―3F―

……止すんだよ、
ドナルドも、フィリップも……血に酔い易いのだから、

[静かに諌めながら、長らく使っていない
獣の勘は、どうだったかと手を握りこんでは開いた。

あの時ノックスにゆるさない、と言ったのに
彼に手をかけなかったのは、
血で血を洗うような事態を、招きたくはなかったから。
殺せば殺し、殺せば殺される。
ぎりぎりで耐えて、でも。

――でももう、手遅れだ。

それならあとは、己が守りたいと想う者を守るに徹するのみ。]

(188) 2014/11/25(Tue) 22時半頃

 ……僕たちは、死んで、もうすぐこの姿も無くなって、
 ――……そうしたら、君を見失う気がして  怖くなった。

[庇護すべき者の手を一方的に離して、庇護されるべき子供を愛して、罪を犯させたにも関わらず、失うことを恐れてしまう。
手の中に何一つ残らずともおかしくはないはずなのに、それを思うだけで消えてしまいたくなる。
言葉にし難い、形のない不安を煽る歌声はテンポと曲調を変えて、今もなお続いている。]

 僕は、全部取り上げられても、 おかしくない
 そのぐらいのことを したんだ。
 ――……なのに、僕は今、幸せだ。

[望むものを与えられていることが、怖い。
許されていることが怖い。
瞬きの度にこぼれそうになるものを押し留めて、目の端を手の甲で擦る。] 


【人】 本屋 ベネット

―3F―

当然、だよ?

[片手を自分の腰に当てて、小さく微笑む。
>>193口真似めいていた。
ずっと、旅をしている間も、ドナルドとラルフの為には
手を汚すことだって厭わなかったのだ。

>>194 でも、と口ごもるフィリップに、
少し困ったような表情を浮かべた]

……ごめんよ、―――心配で、つい。
……そうだね

はやく  やむと  いいな。

(199) 2014/11/25(Tue) 23時頃

[ノックスの、ことは。
一目見たときからキライでした。
嘘。とても好きでした。
トレイルのことは。
一目見たときからバカにしてました。これは本当です。
でも好きでした。

いっそキライになれたら、苦しいこともなかったのに。

だから、こんなに好きだと。
苦しくなるのは、なんとなく分かります。
幸せって、辛さが増えること。

失うのはなによりも怖い]


 ねえディーン。聴いて。信じてね。

[ほろほろ涙を流す彼の髪を、ゆるく握って、指に絡ませて。
ほろほろ崩れて煙に還りそうな指を、もう少し、と留める]

 この姿がなくなっても、僕はディーンのそばにいるよ。
 ほどけて、なくなってもさ、また産まれてきて……。
 それで、またディーンと会って。
 今度は食べたり食べられたりしなくても、ちゃんと愛しあえて。
 僕もちょっとはいい子になってさ。


 だからずっと、幸せでいられるよ。
 大丈夫。

[怖い夢を見て泣いていたときに、ノックスがしてくれたみたいに。
優しく微笑んで、優しく囁く。
これしか、慰める方法は知らないの。

握っていた髪を引いて、涙に舌を這わせて。
宥める耳には、天上の音楽は微かにしか聴こえない。

てんしさまが歌ってるのかなあ、って。
ぼんやり思うくらいの、透き通った音色なのに]


[言い聞かせるようなニコラの声が、胸の奥に沈んでいく。
どちらが大人で、どちらが子供なのか分からない有様だ。
それでも彼の前で、良識ある大人の仮面を被るなど、もう出来ないだろう。

美しい声のレクイエムは、全てを終わりへと運んでいく。
恋であれ、物語であれ、命であれ、始まるものは全て終わりを内包している。
そして、全ての終わりは新しい始まりを生み出す。

ディーンは、しゃくりあげるように一度、肩を震わせた。]


 ――……君の言うことは、全て信じる。
 君は僕の唯一の太陽で、 僕の、神様だから。

 ……でも、一つだけ、お願いがある。
 この時間が終わって、君も、僕も消えて……
 それでも、いつかまた、君をちゃんと見つけられるように、
 目印を……僕に、くれないか。

 どれだけ時間が経っても、君が僕のもので、僕が君のものだと
 ……分かるような、証が欲しい。

[ディーンはさっきニコラがしたように、指に自分のそれよりも淡い色をした金の髪を絡める。
ニコラの唇に自分の唇を近づけて触れるだけのキスをしてから、その柔らかい箇所にゆっくりと歯を立てた。犬歯が、ぷつりとニコラの唇の皮を貫く。滲む血を、舌先で舐め取った。]


【人】 本屋 ベネット

―3F―

過保護かな。……そうかも、……そうだね

[>>202 ドナルドの物言いに苦笑して。]

……弓と、ナイフか。
また、見せてもらえると嬉しいよ。

[フィリップにラルフが弓を乞いに
行ったことは、知らないまま。
努めて明るい声を出すようにしながら、窓の外を、見て。]

(207) 2014/11/26(Wed) 00時頃

【人】 本屋 ベネット

―3F―

……――ぇ、どうした のさ?

[>>214 じ、と見られて瞬く。
そのまま、感謝の言葉を向けられて――2度、瞬く。]

―――い、いや 
よ、よしてよ、……照れる、から

[言葉通り照れくさそうに頬を少し紅くして、眼を逸らす。
くすぐったくて、たまらない。]

(221) 2014/11/26(Wed) 00時半頃

[――もう「ばいばい」は終わったから。
そう、答えた。"自分"の前で。

消える瞬間、鮮やかに蘇る記憶。

簡単に開いた扉の前、白い空気に、熱を持たぬ息をほう、と吐く。
もう赤くならない指先は、
今だけは静かに降る雪が、透けて見えた]


【人】 本屋 ベネット

―3F―
[フィリップの狩り――
食料調達のときは、楽しみにしていようと思いつつ。]

そ、……そうだった、そう。
食料、取りに行こうか。
そう、ジャムだよ、ジャムも。ついていくからな。

[ドナルドの袖を軽く引っ張りつつ]

……どうかな、バーナバスは……
……一番優先するのは、プリシラだと、思うけど。
――……場合によっては、……ノックスの肩、持つ、かもな。

[抱き寄せて、唇を寄せているのを見ているから。
別の危うさを感じは、する。]

(223) 2014/11/26(Wed) 00時半頃

[それが最後の意識。
踏み出した足は、雪を踏まずに
開いてなどいなかった扉は、固く閉ざされたまま。

春を待たずに溶けた命。
何も残らず、何も遺さず
かつて流した涙のように、ただ、自分だけのために。

短い死を、終えたのだった**]


メモを貼った。


[歌は。
聴こえる天上の音楽は、遠い。

愛しい人のためだけにかき集めた破片。
ディーン以外のものを感じることが、少し難しい。
その代わり、ディーンの感触はクリアだ。

髪に触れられ、心地よさに目を細める。
目印、なんてなくたってちゃんと見付けてあげるのに、とは思ったけども。
不安そうな彼がとても可愛かったから、願いを叶えてあげたくなる]

 んに……

[何度目か数えるのも億劫なほどの、何度目かのキス。
ちり、と唇に熱が走って、鼓動のない血が流れた。
唾液で薄くなった血を乗せた舌を、追いかけて舌をあむりと食んで。

口を離すと、彼の左手を今度はこちらが引き寄せる]


[口を開いたら、獣らしい牙が光った。
彼の左手、その薬指を根元まで咥えて。
がり、がり、と。何度も噛み付く。
食いちぎるまではいかないが、それに近い顎の力。
何度も何度も、少しずつ角度を変えて噛み付いて。

やがて、唾液と血で濡れた指を口から出せば。
薬指の根元は、骨が露出するほど肉が削がれていた。
その骨も、歯で削られてところどころひび割れている。
生きていれば、一生の傷になるほどに、深く]

 ……目印になってくれるかな?

[ちゅ、と指先にキスして]

 死が二人を別とうとも……なんてね。

[それとも首輪の方がよかった?なんて、イタズラっぽく上目遣いで笑った]


[僅かな血の味に、舌を食まれてニコラの唾液の味が混ざり込む。
それが感じられなくなる前に、口の中に収めて、嚥下した。

ニコラの手が、左手を浚っていく。
ニコラはいつでも、望むものを与えてくれる。
彼の開いた唇の奥に光る牙を見、それが待ち構える空洞に薬指が飲み込まれていく様子に、ディーンはぞくぞくと背中を震わせた。]

 ……っあ、 ぅ、

[肉の少ない、硬い部分に歯を立てられるのは、腹の肉を破かれるのとも眼球の抉られるのとも、痛みの質が異なっている。
骨を揺らし、神経が削られるような感覚にディーンは熱のこもった吐息を漏らした。
痛みと熱は、一度きりの食まれる喜びを思い出させる。
消えて、生まれ変わって、また彼と出会うとして、この性分は変わらないままなのだろうか。
ふと、そんなことを思った。]


 ――…………は、ぁ

[ぬるついた感触と共に解放された指からは、薄い肉がすっかり削がれていた。
唾液で薄まり、淡いピンク色にも見える血液が滴り落ちていく。
自分の右手が汚れるのも構わず、ディーンは遺された証を掌で包み込む。
それから、ふ、と小さく笑うかのような息を吐いて。]

 ……ニコラ、君は案外、ロマンチストなんだな。

[ゆっくりと口角を持ち上げて、淡く、微笑んだ。**] 


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

―3F―

……――ぁ、改まって謂われると、
なんだか、恥ずかしいな……

[>>224 視線を逸らした後、ちゃんと見なくてはと戻して。]

あり、がとう。
……ドナルドならしっかりとした、
立派な大人に……なれるさ。

[頭を撫でるよりも控えめに、軽く髪に触れてから離した]

(235) 2014/11/26(Wed) 01時頃

【人】 本屋 ベネット

―3F―
フィリップくんは、こない?

[>>227 尋ねるものの、はたと思い当たり
むりに引っ張ってくるようなことはしない。]

甘いものは、元気が出るからね。……あぁ、そうか、貴重なのもある。シロップ漬けなんかも、おいしいよ

[フィリップの隣、ラルフが居ればどんなにか
――とは、思うけれど。]

待った。射抜かないで。ストップ。

[慌てて止めた。]

(237) 2014/11/26(Wed) 01時頃

【人】 本屋 ベネット



……ふたりとも、……お腹すいてるのかい……?


[倣う思考回路。
――ひとのにくのほうがいいんだろうか。]

(238) 2014/11/26(Wed) 01時頃

【人】 本屋 ベネット

[>>239 緩む表情に、あぁ、
こういうところもずるいかもしれない、と思う。 ]

受け取るよ、もちろん。
……たのしみに してるからな。

[そう、祈るように。]

(246) 2014/11/26(Wed) 01時半頃

【人】 本屋 ベネット

……匂いがむりなら、しょうがない。
鼻がいいんだな……。

[勘違いをしたまま、分かったと了承する。]

――んん、貯蔵庫に在るかどうかまではわからないけどね。
なかったなら、雪がやんでから街で探そう。

[フィリップの生活環境を思えば
街に出たら驚いて隠れてしまうのではと思う。
>>242さて、弓を構えたことについては]

足、怪我したら動けないし、たいへんだろう?

[まだ何もおきてない、なにも。]

(249) 2014/11/26(Wed) 01時半頃

【人】 本屋 ベネット

……まあ、 ……謂われてみれば すいてる

[>>243 指摘されて自分の腹の辺りに手を当てた。
先ほど袖を引いて首を傾げられたので
>>247 声をかけられたときは、そのままついていった。]

(251) 2014/11/26(Wed) 01時半頃

【人】 本屋 ベネット

あまいもの、探してくるからね。

[小さく手を振って、階下へと向かう。]

(253) 2014/11/26(Wed) 01時半頃

ベネットは、ドナルドの後ろ、ついて行きながら。

2014/11/26(Wed) 02時頃


ベネットは、フィリップが別の足音の傍に向かっているとは気づきもしないで。

2014/11/26(Wed) 02時頃


【人】 本屋 ベネット

[>>255 大人になるのが、楽しみでもあり、一抹の寂しさもあり。
ドナルドの話しかけに、ん?と小さく首を傾ぐ
そんな話をしてただろうか――と疑問に思ってすぐ「遠吠え」か、と納得した。]

――あぁ、うん。勿論良いよ。
仕立て屋にお願いしよう。

[街に関わることが多くなるなら
彼には堅い服も着てもらうことになるかもしれないな、と思いを馳せる。

腹を擦るを笑われたか、小さく苦笑して。]

(260) 2014/11/26(Wed) 02時半頃

【人】 本屋 ベネット

……、 え。

ぁ。

[差し出された手と>>257 ドナルドの顔を交互に、見て。
気恥ずかしそうに、そろりと手を重ねた]

……あ、あり がとう

[なんだかエスコートされてる気分だ、と
面映げな笑みを、浮かべて**]

(263) 2014/11/26(Wed) 02時半頃

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:ベネット 解除する

生存者
(4人 36促)

ベネット
67回 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
客席
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.117 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび