人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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視点:


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 18時頃


― 夜の居間 ―

[血やもろもろで汚れた服は着替えていた。

 居間に入れば、ノックスと、トレイル、ニコラがいて。
 ためらうように足を止める。

 ソファに座っている二人を見ないようにして、炊事場へと向かおうと思えばノックスの手招きが見えた]

 ノックスさん……
 いまは、痛み止めきいてるから……

[謝罪に、眉をさげる。
 トレイルにちらりと視線を向けて、フランシスへというのにはゆるりと首を振った。
 熱の発散はしたけれど、怪我による発熱はまだある。
 どこかぼんやりと、危機感がないのはそのせいで]



 ――っ

[近づくフロスティブルーの瞳に、琥珀がゆれる。
 ざわり、ざわつくものはやはり感じて、視線をそらした]

[冷たい水を受け取り。
 小さな声で告げられる言葉に、瞳がかげる。
 ノックスへと感じる衝動は、どういった気持ちからなのか、よくわからなくなっていて]

 ――いや、俺が、不用意に近づきすぎたせい、だと思うから……

[許せはしないけれど、声高に非難するつもりもなくて。
 わずかに赤みが残る頬に触れられて、眉を寄せる。
 痛みがあるから、と拒否すればなおさら、確認しないとと言われて逃げられず]



 ――ちょ、ノックス、さん……っ

[抱きしめられて、びくりと震えた。
 触れる手に、ぞわりとうごめくものがある。

 発散したばかりだというのに、ざわめくのは、血の味を覚えたからか]

 ……だから、こういう、のは……

[やめてほしい、と逃げようとするけれど。
 まわされた腕ははなれず、背を撫でなれて吐息をこぼす]

 あ……っ、――だめ……

[悪戯な手から逃れられず。
 その、白い喉に噛み付いてしまわぬよう、耐えることに神経が向かって。
 彼の思惑には、気づかない*]


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【人】 本屋 ベネット

―3F眠る前の>>0
――っ、た……?!

[ 眉間を突つかれて瞬く、
同じ場所を押さえ、なにゆえ、と言いたげな顔である。

――ふと、バリトンが、囁いた。>>1
耳朶に触れる声は背筋に甘いしびれを走らせる。
心臓が五月蝿い。]

ぁ……、ドナルド

[ 身を寄せて、囁く。
その手で、触れられたら――と、思って。 ]

……して、くれる?
やり、方……教えてあげる、から……

[ 声は、かすかに震えた。言い訳だ、こんなのは。――そう、思いながら ]

(3) 2014/11/21(Fri) 21時頃

【人】 本屋 ベネット

[ 凭れ掛かるは、顔をまともに見る自信がないからだ。
触れあっていると熱も心音も伝わってしまうだろう。
彼らのベッドからは少し、離れたところ。]

ここ、こう……し、て

[手を導く、下を見せないような、
手で探るような体勢で。
保護者になることもあるだろうから――と、さっきのドナルドの言葉を言い訳に、して。]

ぁ、――……っ、ぅ、ん……

[細い声、上ずって、飲み込む。
ドナルドの手が触れたなら、
自分でした時との感覚の違いに狼狽えた。
声を殺すように、耐えるように
感情が溢れて――ドナルドに、噛み付いてしまわないように自身の指を噛む。息をうまく出来なくて、くらくらして、視界がぼやけてしまった。]

(5) 2014/11/21(Fri) 21時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 21時半頃


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メモを貼った。


[シメオンの言葉に、ディーンは首を横に振った。
生きている誰かの幸せは、わざわざディーンが願う程では無い。
自分の唯一である彼の幸せは願うものではなく、寄り添って共に見るものだ。

だから、ディーンが幸せを願う対象は、シメオンの他にない。

彼の憧れていたものを、彼の生きている内に与えられていたらまた違ったのだろうか。
それともまた、彼の道も変えようの無いものだったのだろうか。
考えたところで詮無いことだ。
記された物語は頁を巻き戻すことは出来ても、もう書きかえることは出来ない。――自分は、魔法使いでは無いのだ。]


[感謝の言葉は、小さな棘となってディーンの胸を刺す。
名前を呼ばれる度に、むず痒い心地がしていた昔を思い出した。
いつの間にか、そばにいることが当たり前になっていた『弟』の手を離したのは他でもない、ディーン自身だ。]

 ――…………ありがとう、シメオン。
 僕は、君が居てくれて、幸せだった。

[置き忘れていたものは後悔でも無く、謝罪でも無かった。
伝えるべき最後の言葉を置いて、ディーンはシメオンに背を向ける。このままここにいれば、また身勝手な後悔と謝罪を、彼に押し付けてしまいそうだったから。]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 22時頃


【人】 本屋 ベネット

―寝入るより前の>>9>>11

……今日は特別

[ 言い訳だと、ばれていそうだ。
それでも言い訳を重ねずには居られない。
浅く、音混ざる息を時々零した。
ひとに、――ドナルドに触れられるだけでこうも違うか。]

ふ、……
っへん、な……こと、言わない……っぁ

[ 額を摺り寄せる。
意識せず腰が揺れた。噛み締めていた指は、いつの間にかドナルドの服を掴んでいる。 ]

ゃ、う

[ 布越し、肌に歯を立てるも、
甘噛み程度になったのは努力の賜物だろう。
ドナルド、と熱に溶け掛けた囁きが呼ぶ。 ]

(14) 2014/11/21(Fri) 22時半頃

メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

[ ドナルドの中の、
先祖返りに近い強い獣の力が
揺り起こされつつあるのに、気付かずに。 ]

ま、ませた、こと――謂っ、ぁ、ん、……

[謂われ、フィリップとラルフを起こさぬよう意識した声は控えめながらドナルドの指の動き一つに明らかな反応を見せる。熱に浮かされて、甘いバリトンに煽られて、角度を少し変えてまた、歯を立てた。支えられない腕に、寂しさは感じれど――其れは贅沢な、願い、とも思って。
快楽の合間に痛みを覚えた。
朱に染まる目元も、色めいて]

ぃ、……っ、あ、も、っと

[ ――もっと、ドナルドが欲しいのに、と。追い詰められながら、思う ]

(23) 2014/11/21(Fri) 23時頃

[そうして瞬きをした次の瞬間。
ディーンの姿は、帰るべき場所にあった。
空っぽになっていた片目にも、元と同じ藍鉄色が嵌っている。
ディーンは宝石箱の中に収まる自分の眼球を見て、ニコラの唇がディーンについて紡ぐのを聞く。

彼の唇は、果たして何度名前を呼んでくれるのだろう。
宝石箱の中にある眼球は、いつまで腐らずに形を保つことが出来るだろう。
食われて、彼と同じものになって、それでおしまいだと思っていた。しかし、まだここにひとかけら残っている。
彼の目は、それに気付かない。]

 ――…………ニコラ。

[はやく気付いて。はやく慰めて。はやく触れて。はやく――。
ディーンは何かを堪えるように眉を寄せ、その場にうずくまる。

胸に刺さる棘が、痛い。**]


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

[肩から、首筋、甘噛みよりも、もう少し強く。
歯のあと、ちろりと舐めて、陶然とする。もっと深く交われれば、いいのに、と。]

ドナルド、ゃ、
ふぁ、 ――ッ ぁ や、……!

[ドナルドの声と、追い詰めるような動き。
ぞくぞくと背中を快楽が走って咽喉が反る。
触れているドナルドには限界が近いことが知れよう。添えていた手は既に両方しがみつくために使われている]

 っ ひぅ、  あ ……ァ

[――もっと。
ぼやけて蕩けた――そのくせ切なげな双眸に、
ドナルドの表情を映して。いちど、一度だけ。唇を食む様に、口付けた。どくり、と熱を吐き出したのは、その、すぐあと。] 

(33) 2014/11/21(Fri) 23時半頃

【人】 本屋 ベネット

[>>35 唸るような声も、聞きたいと思うのは
おかしい、のかも知れない――と過ぎる。
呼ばれる名前にも、蕩けるように感じる。

刹那、白く塗りつぶされて]

……っ……ぁ  は ……

[ひくん、ひく、と 体が小さく幾度か跳ねた。
吐き出した虚脱感にくたりと身体の力が抜けて、崩れ落ちそうになりながら体重を預けた。息を整えようと、肩が何度も上下した。
こんなに乱れるなんて自分で思って、いなかった。]

(41) 2014/11/22(Sat) 00時頃

【人】 本屋 ベネット

[>>42 背を撫でられ、段々と息が落ち着いてきた。
床に落ちる、白。服掴む手は、そろりと撫でるように、なって。
解放されて。それでも、足りない。求めているのは心か獣か、
深くつながりたい、のは―――]

ん   っ… !

[耳にかかる吐息、彼の、声。舌先の甘さ。
今、刺激に余計に敏感だ。鼻にかかった声が漏れる。
困ったような、悩ましげな――潤む半目を向けて]

……っ、 そこ、だめ、って……
平気なの、が 平気じゃなくなったら、どう、するのさ……

[官能を引き出す箇所なのだと、感じる。]

……ドナルド、…は…?

(47) 2014/11/22(Sat) 00時半頃

【人】 本屋 ベネット

[>>49 見られている気がして少し首を傾いだ。
喰らってしまうかも、と謂ったから唇は、
――先ほど触れた以外は、避けたけれど。]

…… おぼえなくて いい……

[眼を逸らして恥じ入った。

そうして、ぼんやりとした頭のまま尋ねてしまったけれど
大人が飼いならしたはずの本能を
首筋を食むような、覗かせ方をしてしまったのだから――ドナルドは。]

っ、…!ちょ  ドナルド……

[軽々抱えて運ばれて、うろたえるまま名を呼ぶも
静かにそっと眼を伏せた>>52]

……ごめん。――いけないこと、した、な

(57) 2014/11/22(Sat) 01時頃

【人】 本屋 ベネット

[この手が、その声が、その眼が――ずるいところも]

ドナルド、 に、… …ふれて、 ほしかった  

[――駄目な保護者だ。
思いながら、ぽろ、と零した。
――そ、とドナルドの髪を撫でるため手を伸ばして、触れて。

冷えたベッドの上に横たえられると
程なく眠りに落ちて―――ラルフがおきて、階下へ向かう、前の、こと**]

(61) 2014/11/22(Sat) 01時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 01時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 01時半頃


 うん
 ……うん

[幸せだった、そう言って貰えるだけで
嬉しくて、涙が毀れそうで――それでも笑った。
笑って、見送って

彼が消える前に、天井を仰ぎ、そのまま後ろに倒れた]


[ベッドは柔らかく弾んだ。
目を閉じて、それでも足りなくて手の甲で瞼を覆う]

 ……ふ、ぇ

[呻きに似た啜り泣きが、命の気配がない部屋に響いた。
流れる水が耳に入って気持ち悪いし、
頭の奥の方が熱くて、重くて
止めたいのに、五月蝿いと思うのに]

 な、んだよ   ……もう


[あれだけ落としてきた記憶が、
涙が流れるのと同時に帰ってくる。

傷からの発熱で、旅に出てすぐ熱を出したこと。
触れないように髪を撫でてくれた手を振り払ってしまったこと。

何もすることがなくて、文字も読めなくて
仕方なく、宿の女将から繕い方を習ったこと。

春に、なったら―――]


[いつしか啜り泣きは止み、少しずつ、息を整えていく。
濡れた瞳はぼんやりと天井を見上げ、閉じた窓に向けられた。


―――春は、遠い。
暖かい日差しが、もう浴びることの出来ない太陽が
どうしようもなく、恋しかった**]


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【人】 本屋 ベネット

―眠る前の―
[いつかのために。]

……おとなに、……

[>>64大人に、なったら――その、いつかが、くるように祈る。
なんて、 ――焦がれているにも、程がある。と、フランシスは思いながらも、ふやりとした調子で、紡いだ]

…… ――

[覗き込まれる顔、胸が痛み、ざわつくのは。
――嗚呼。**]

(70) 2014/11/22(Sat) 02時頃

【人】 本屋 ベネット

……ん、 ぅ…… ?

[声をかけられ、音を拾う。
体を起こし、ドナルドを見た。
――なにか、起きたときの胸騒ぎ]

……な  に…?!

[文字通り飛び起きて、ベッドから降りる。
隣のベッドはもぬけの殻。背筋が寒くなった。
ドナルドに目配せし]

探しに、

[言うが早いか、走り出す。]

(90) 2014/11/22(Sat) 02時半頃

ベネットは、ドナルドの想定内、そのものの心配顔で――

2014/11/22(Sat) 02時半頃


【人】 本屋 ベネット

―3F→2F―

[ドナルドの腕を引こうとして――思い出して躊躇う、
そんな一幕もあったが、彼の内なる獣の変化には、
フランシスはまだ、気づかぬまま。
ラルフとフィリップが居なくなったことで動転していたのだ。
「水を飲みにいっているのかもしれない」
という楽観的な考えは、この保護者には浮かんでこなかった。
廊下を見、行きそうなところはどこだと見回す]

――ラルフ?フィリップ、 どこ……

[――階下から何か、大きく名前を呼ぶような声が聞こえて>>97
ドナルドと顔を見合わせるも一瞬、階段を駆け下りた。]

(99) 2014/11/22(Sat) 03時頃

【人】 本屋 ベネット

―2F居間―
[聞こえた声はラルフのものではなかったが
何か起きているなら捨て置けない。
――そう、思っていたのに]

―― っ、フィリップくん…?!

[>>102彼がラルフを呼んでいた。
フランシスは心臓をわしづかみにされるごとき恐怖、を覚える。
何があった、ラルフに何が。

逸る心のまま、居間の扉を乱暴に開く]

(104) 2014/11/22(Sat) 03時頃

【人】 本屋 ベネット

―2F 居間―
[襲い来るのは 
   ―――血のにおい。

治療して、拭って、傷を焼いた。
獣の嗅覚は覚えている。
ラルフの血の臭いだ。

ペチカの向こう側でことがおきている
蹲るノックスが>>103
ニコラの手を引くトレイルが>>100
叫ぶフィリップが>>102>>105
何を見て、何をなしたか、――“声”聞けぬ身では、飲み込めず]

……なに   ……なにが、
       ラルフに――何が、

(110) 2014/11/22(Sat) 03時半頃

【人】 本屋 ベネット

[>>109トレイルの去った音は、背に遠い。
言葉もそこそこに、フィリップの方へと駆けて行く。
ドナルドもまた、同じだろう。
ペチカを回り込んだ、フランシスが――見たのは]


     ……ラル、フ……?


[在るべきでないところに突き立つナイフ。
滔々と流れる赤いいろ。
光なくした、琥珀色の―――]

(113) 2014/11/22(Sat) 03時半頃

メモを貼った。


―  に至る前―

 ――っぁ、……く、う……

[ノックスの甘い吐息に煽られる。
 与えられた口付けに翻弄されて、気づいたときにはノックスに咥えられていた。

 やんわりとした刺激に身を震わせて、喘ぎを押し殺す。
 色素の薄い髪が、低い位置にある。
 そこから聞こえる、濡れた音に、ぞくりと、震えが走る]

 ……は、……ん、ノックスさ、ん……

[ふる、と頭を振る。
 強い刺激に足が震えて崩れ落ちそうになり。
 けれど、支える手が、足に触れて。
 誰も触ったことのない箇所を解されて、期待と不安に怯え]



 あっ……ん、ん……っ

[もうすぐ、というところで離されて、物欲しげな色が無意識に浮かぶ。
 濡れた音に煽られながら、ほかの事は考えられず。
 ソファから見えていることすら、意識できなかった]


 ノックスさ……あっ……

[快楽に流されている。
 衝動を感じた気持ちがなんだったのか、いまだ理解していないけれど。
 いうなれば、淡い初恋のような、ものだった。

 囁く声音ににじむ熱に、ぞくり、と背筋を震わせ]

 ん……ぅん……

[答える前に、重なる口付けに眩暈がする。
 求められることにくらくらと、思考回路がまともに働かず]


 ――――っ!!!

[初めて受け入れる、男の熱い塊に、声にならない悲鳴があがる。
 痛みに逃れようとして、両の手が押さえつけられ。
 中をえぐられ、快楽と苦痛にあえぐ]

 ……ふ、あ……っぁ、…

[瞳を閉じて、与えられるものに翻弄されていた。
 喉に触れる、硬い歯の感触に、期待と不安を感じて。
 途切れた動き、囁かれる声。
 ゆるり、とろけた琥珀が、薄青を捉えて]



 は、ぁ……ん、
  ノックス、さ、……んっ

 ああっ、……ノックスさん……

[問われるまま、熱を与える人の名を繰り返す]


[口元に寄せられる耳朶。
 とろけた瞳でみたそれが、とても美味しそうに見えてかじりつく。
 快楽にとろけた思考では、それが成す意味を考えもせずに、
 やわらかい肉と、血の味に、恍惚とした表情が浮かんだ]

 ひ――っ! ああっ

[いつか想像したように、血に染まった彼の姿を見て、口元が笑む。
 けれど、体勢を変えられた刺激に、また翻弄されて。

 ノックスにされるがまま、深く与えられる熱と快楽にあえぎ]


 ん、ふ……あ、あ……

[殺しきれない声が、零れ落ちる。
 耐え切れないと、開放を訴えるかすれた声でノックスを呼び――]

 も、いっちゃ―――?!

[ノックスに縋る指に力がこもる。
 流れ落ちる甘い血と、指先からにじんだ血が混じるけれど。
 それを意識する前、堪えきれない快楽を吐き出した瞬間。

 ――熱い痛みが、腹に生まれて]


 ――ああっっっ!!!


[激痛に、意識が半ば途切れかけ。
 かすむ視界の中、血にまみれた人を見る。

 彼が口にする、赤に、言葉に。
 何かを言おうとしたけれど、声にならず。
 彼の腕の中、ゆるりと琥珀が閉じられて――]




[そうして、息絶えた**]

 


― 死に至った後 ―

[ゆらゆらと、漂うような心地。

 痛みがなくなっていることに気づいて。
 ふ、と、意識が覚醒する]

 ――――?

[意識を失う前のことを思い、
 痛みを感じないことに、首をかしげ――**]


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【人】 本屋 ベネット

―居間―
[>>114 ノックスが、何か謂っている。
フランシスの耳には、いま、その声は遠い。
>>112叫ぶ、フィリップが叫んでいる。
覚束ない足取りでラルフの傍へ膝をつく。
血塗れになるのも構わずに、青ざめた少年に呼びかける声は茫然とし、うわごとの様な]

ラルフ

   血、血が、うそ、……なんで、こんな

 止めなくちゃ、血、……ラルフ、しっかり、

[>>115抱き起こす、その横で、震える手で
ラルフに刺さったナイフを引き抜く。こんな、こんなものが刺さっているから。]

(133) 2014/11/22(Sat) 11時頃

【人】 本屋 ベネット

[でもそれは何の意味もない。
血を止めようと無駄な抵抗、腹を両手で押さえても
止血が間に合うはずもないのに。
いっそ、臓腑が手に触れる感触まであるのに。

――血塗れ、倒れた、近しい、大切な、
――血のにおい、虚ろな眼、
――過去が鮮やかに蘇る。フラッシュバック。

ひ、と咽喉が引き攣ったような呼吸が漏れた。]

ドナルド  ドナルド、
   ――ラルフ、ラルフが、――ぁ、ぁあ、 あ

[>>119>>117 フィリップと、ノックスが何か謂っている。
内容を理解できないまま。]

(134) 2014/11/22(Sat) 11時頃

【人】 本屋 ベネット

[喰われたわけでもなく
このナイフで腹を裂かれたのか。
ラルフが何をしたと謂うのか。]

とめ、 止めて、血を、運ばないと、

[既に事切れているのは分かっているであろうに
受け入れられるはずもなく、
まだ血を止めようとして、ソファに、運ぼうとまでする。
持ち上げた手がもはや握り返す力もなく、声もなく、眼も開かない、動かない、何もかもが、喪失と死を眼前に突きつけてくるならば。

糸が切れたように、見開いたままの緑の双眸から
御しきれない感情が堕ちていく]

あ ぁ、 あああ……!!!

[――慟哭**]

(135) 2014/11/22(Sat) 11時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 11時半頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 11時半頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 12時半頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 13時頃


ベネットは、フィリップの汲んできた湯で、ラルフを温めようとして、傷口を―――

2014/11/22(Sat) 13時頃


― 居間 ―

 ……なんで、聞こえるのに。
 とどかないんだろう。

[完全に目覚めたのは、声にならないフィリップの悲鳴を聞いたから。
 フランシスが、ドナルドが、フィリップが嘆いているのが見える。

 腹を割かれ、ノックスの手が臓器を弄った体を、
 綺麗にしてくれているのを見ている。

 フィリップへと、“思い”を向けても届かないのに。
 フィリップの“思い”は届くふしぎに小さく呟く]


[死ぬ前、ノックスに抱かれたのは、彼に感じた衝動をすりかえられるだろうかと思ったから。 
 それでも、与えられる快楽だけでは衝動は抑えきれずに。
 フィリップへと“思い”を届けることすら忘れて。
 その耳を噛み千切ってしまったけれど。

 二人分の血で彩られたノックスの姿に、食らってしまいたかったと、思う]

 これは、俺が食われたってことなのかな。

[ノックスが手についた臓器を口にしたのは見た気がしたけれど。
 いま、フィリップが食べようとしているようには食べられていない。
 ゆるりと瞬き。

 フィリップの傍にいるか、ノックスの様子を見に行くか。
 しばし、迷う*]


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

―居間―
[ 壊れた楽器のように、
絞り出した慟哭は、声にならない音で。
服に染み付いた血が乾き始めて、肌に張り付いた。]

……っ、――

[後悔、悔恨、自責、――怒り。
胸を引っ掻く。がりりと、爪を立てて、耐える。耐える。――耐えられない。床に拳を打ち付け、また、爪を引っ掛けて ]

――ぁ、

――……なに、して

>>151フィリップが、色を喪ったラルフの手に牙を突き立てる。――がりん、と。骨が砕ける音がした。]

フィリップくん、――っ、なんでっ

[ 肩を掴み、縋るように止める。
されど力は弱く、――喰らう理由も、分からないわけではない、せいで ]

(163) 2014/11/22(Sat) 20時頃

【人】 本屋 ベネット

[ ――喰らえば、共に在る。

そんなことを。
聞いたことが、あった。
深い傷跡、記憶を抉る。]

(164) 2014/11/22(Sat) 20時半頃

― 居間 ―

[自分の、身体だったものが食べられている。
 それを止めようとするフランシスにゆるりと瞬き]

 俺はかまわないから。

[止めなくていいよ、と聞こえなくても呟く。

 フィリップが噛み傷のついている指を食べる。
 骨が砕ける音。
 腹からだいぶ血が流れたとはいえ、まだ身体に残っている血がにじむ様子]

 ……うん、自分が食べられるところ見ることになるとは……
 でも。

 美味しいと思ってくれるなら、いいかな。

[フィリップが、また獣よりになってしまったことに、少し悲しく思うものの。
 それでも、食べたいと思うほどに想ってくれているのは嬉しかった]


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

―居間―
あ――、……

[ 甘い、甘い、血の匂い。
彼のアミュレットは赤に染まり、元の色が分からない。

ラルフ。
大切な、大切な、旅の、仲間。
大人になるまで見守ろうと、決めていたのに。
もう、届かない。
――昔、昔
――こんな風に、誰かに奪われた、
――大切な人が、いた。
フィリップがすり抜け、支えをなくして両手を、床に着く。 ]

……だめ、俺には、食べ……られ、ない……

[ 声は苦しげに、掠れて。
かたちが、残っているならば、まだ、其処にいるような気が、したのだ。あの時と、同じように ]

(179) 2014/11/22(Sat) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

[居間の、扉が開く。>>176
は、と憔悴した顔で振り向いた。

誰かが起きてくることも頭から抜け落ちていた。 ]

(180) 2014/11/22(Sat) 22時頃

[大切にされていたのだと。
 痛いほどにわかる。

 三人の様子が、悲しくて嬉しくて愛しい]

 ……俺、ばかだ……

[大事にされていたのに。

 衝動に――触れてみたい思いに負けて。
 そうして、ノックスにも、痛みを与えてしまっている]

 ……ごめんね……

[居間からでていったノックスが今何をしているのか知らぬまま。
 ぽつりと呟く]


【人】 本屋 ベネット

―居間―

……ちが、……違うんだ、
フィリップが、したんじゃない、違うから

[ 誤解されては、――と、言葉を向けられる前>>184.
バーナバスに言い募る。ふらつきながら立ち上がり、両手を庇うように広げたのはラルフの遺体を守りたいからでもあった。
ドナルドの祈り、>>183耳にすれば余計に。]

……ラルフ
ラルフが、殺され、……――

[ 先は、声にならなかった。 ]

(189) 2014/11/22(Sat) 22時頃


 ――フィリップ……

[うつむいたフィリップの頭を撫でようと手を伸ばす。

 けれど、触れることなどできるはずもなくて]

 いいよ、食べたかったら、全部食べていい。

[哀しいことを言うフィリップにささやく。
 痛みを伴うかのような“思い”に、瞳を伏せた]


【人】 本屋 ベネット

[ ドナルドが、
足らぬ言葉を付け足した。>>191
同時、たかぶる感情に我知らず目の奥が熱を持つ。

くさる。
もったいない。
フィリップは謂うけれど、
フランシスには――より人に近く在ろうとし続けた彼には、できそうもなくて。抑え込まれた獲物は、低く哀しみに唸りを上げるようだ ]

――、……っ、起きたら、居なくて
おれが、みてれば、こんな……ッ

[ フィリップが、痛みを吐き出すように声を上げた。
ラルフの名前だけでは、なく。

目を瞠り、振り返る ]

(195) 2014/11/22(Sat) 22時半頃


 ……フランシス……

[心配性で過保護な保護者が、自責の言葉を紡ぐ様子に、小さく名を呼ぶ。
 いつもいつも、心配をかけては小言をもらっていて。

 結局、こんなに悲しませている]

 ごめんね、フランシス……

 ドナルドも……

[人として眠らせようとしてくれるドナルドの思いが嬉しい。
 郷里にかえったところで、迎えてくれる家族はいないけれど。

 ドナルドが、そうして弔ってくれようとするのが、嬉しい]


[伝わる感情に、
 ほろほろと涙がこぼれる。

 死んでいるはずなのに、こぼれるものなのかと、どこかで鈍く考え。

 ただ、フィリップたちを見ている]


【人】 本屋 ベネット

[ バーナバスの言葉は古傷に刺さる。
それはきっと彼の過去が
言葉に込められているからだ。
今の彼ほどに考えてあの時、他の狼に喰われてこときれそうな恋しい人を食べられなかったわけでは、ないのだが。

――誰にも、取られたくなくても。
――もし、そうすることが、あるのなら。

泡のように弾け、声にしたのは。]


――、ホレーショー?

[ なぜ、今彼の名が、でてくるのか―― ]

(202) 2014/11/22(Sat) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

[ 庇うように広げていた両手を、
ゆっくり下ろす。

――ノックスが、殺した。

ドナルドが補足した事実は、
暗く恐ろしい感情を煮えたたせる。
けれど、けれども。それで、また喪ったらどうなる。これ以上、危険を増やすつもりなのか。ラルフを守れなかったのに。更に危険を増やしてどうするのか。

直情で動けたら。
でも、守りたいものがある、まだ。
――理性の鎖が本能を縛る。 ]

(207) 2014/11/22(Sat) 23時頃

[フィリップの保護者の名前に、ゆるりと瞳を瞬かせる]

 彼も……?

[そんな、それでは、フィリップは]

 ……フィリップ。

[嘆きの深さがわかった気がした。

 フィリップが、保護者を大切に思い頼っていたことを知っている。
 その、彼も、死んだというのなら]

 …………

[何もいえずに、冷たくなった体に縋りつくフィリップの頭を、
 触れることのできない手で撫でる]


【人】 本屋 ベネット

[ 小さく唇を動かし。
一度きつく目を閉じて、
なんとか――ドナルドのほう、気遣うよう見て

項垂れラルフのからだを抱きしめる
フィリップのそばに膝をついて耳を傾け ]



――そんな……。


[ 小さい声は辛うじて聞き取れる程度。
保護者さえ喪ったと、フィリップは謂ったのだ。
ああ
しっかり、
しないと

――自らに言い聞かせながら、フィリップの背を撫でようと、した ]

(209) 2014/11/22(Sat) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

[ フィリップの背を撫でる。
言葉も見つけられない
今の自分にできること。
己の大切な人を、人で在ろうとして
耐えてきたのに別の獣に奪われた――過去の自分の亡霊が、重なり、泣いている。]

……ノックスが作ったオルゴール
ラルフは昔買って

……大切な宝物にしてたんだよ……
なのに、あんまりだ……

[ ドナルドの述懐に嗣ぐ声は、
やはり、所々震えては不安定だ。 ]

(217) 2014/11/22(Sat) 23時半頃

― 居間に至るまで ―

[胸の痛みに蹲っていたディーンは、足音に顔を上げた。
胸の痛みは引かない。
しかし、ニコラの在るところが、ディーンのいるべき場所だ。
彼の後に続き、彼の見る光景を見ていた。

ノックスとラルフの営みに、思うところは無い。
ラルフのようにニコラに抱かれたいとは思わないし、ノックスのように彼を抱きたいとも思わない。
ただ、ラルフの腹にナイフが突き立てられるその瞬間だけは――]

 ――……。

[腹を食い破るニコラの歯の感触と、汚れた口元を思い出した。
ディーンは目を逸らし、小さく息を吐く。
おおよそ健全とは言えないが、これが欲情と言えるものと同義であることは、随分前から知っていた。]


[また、彼に食べられたい。
鋭い歯で肉を破かれて、血まみれの手で腹の中を弄られたい。
唇を、血が出るほど噛まれたい。
眼球の奥、誰も触れたことのない場所まで指先で抉られたい。
中身を全部曝け出して、彼に見て欲しい。
彼だけに、見て欲しい。]

 …………。

[しかし、彼に、今の姿は見えない。
見えたところで、食われる為の身体が無い。
ニコラがトレイルの手を引いて去っていく。
ラルフの遺体を複数の人間が見て、一様に悲しげな顔をする。

その光景を見ながらディーンは、ラルフが死に至る理由を悟る。
――彼は、多くの人に愛されていたのだ。]


【人】 本屋 ベネット

[>>211 ドナルドはくちびるだけで
だいじょうぶ、だと形作った。

   でも  だいじょうぶなはずなんて、ない。

ずっと、大切な仲間だったのだから。
だいじょうぶなはずなんて  ないのに。

自分さえ

そうなのだから

――気遣っての  遠慮しての ことだろうか]

(223) 2014/11/22(Sat) 23時半頃

[物語は起こり、展開していく。
展開していくにあたって特に重要なのは事件だ。
たとえば、その時点では倒しようのない敵が現れる。その敵を倒す為に、登場人物たちはアクションを起こす。
或いは皆から愛される誰かが死ぬ。それによって、彼に向けられていた感情が登場人物の思い思いの方向へ分散していく。

ラルフの死は、物語が展開する為の、重大な事件だ。
展開は変化を呼ぶ。
変化しない登場人物は――いない。] 


[フランシスとドナルドが、フィリップを慰めるのを見る。
 彼らなら、と思ったとおりの行動に、
 そのままフィリップの悲しみが少しでも薄れればいいと思う]

 ……忘れて欲しいわけじゃないけど。
 哀しいままでいて欲しくないな……

[わがままな感情をぽつりとこぼし。
 オルゴールの話に、三階の荷物の中にある宝物を思い出す。

 そういえば、最期のとき、オルゴールの音色が聞こえた気が、した]


[――彼も、変化を免れないのではないか?

浮かんだ疑問符を打ち消す手段は、今のディーンにはない。
もし、眼球が腐るより早く、彼が忘れてしまったら?
もっと他に大切なものを見つけてしまったら?

ラルフがその場にいることにも注意を払わず、ディーンは静かに立ち尽くしていた。
彼は、トレイルの手を引いていった。
トレイルが彼の唯一になるかも知れない可能性など、考えるまでも無い。
トレイルは、彼の側で、まだ生きているのだ。
もう触れられない自分とは、わけが違う。

彼と一つになってしまえば、もう苦しむことはないと信じていた。
同じものになってしまえば何も怖がる必要はないと思っていた。
そんなディーンの幻想を打ち砕く声がする。]


 ――……違う。
 錯覚なんかじゃない。

 僕は、確かに永遠に一緒なんだ。
 僕の肉は、ニコラの身体を作る。

 だから僕は、ニコラとずっと……ずっと、一緒にいられる。

[生者には聞こえない声で、ディーンは呟く。
バーナバスの言葉を肯定することは出来なかった。
まるで、喰われてしまえばそれで終わりだとでもいうような。
自分の抱く欲望そのものが、罪悪であるかのような。

ディーンは、顔を伏せる。溢れ出そうなものを唇を噛んで堪える。
その代わりに胸に刺さる棘の痛みが増した――ような、気がした。*]


メモを貼った。


[ドナルドの腕の中、
 涙をこぼすフィリップの悲しみが、少しでも癒えればいいと思う。

 ドナルドが、考えている復讐には瞳を翳らせ。

 聞こえてくる慟哭を、受け止めている]


【人】 本屋 ベネット

―居間―
[撫でる手から離れて、
フィリップは低く呼ぶ、ドナルドの方へ。]

――……、――

[泣く声を、抱きとめる様子を、
フランシスは胸元で手を握り締めながら、ただ、見ていた。]

(237) 2014/11/23(Sun) 00時頃

  ――?

[ふと、聞こえた声にゆるく瞬く。

 今まで、フランシスやドナルド、フィリップたちしか視界に入っていなかったけれど。

 もう一人、ディーンの姿が見えて]

 ディーンさん……?

[ニコラと消えた後から、姿を見なかった人がいることに、ゆるりと首をかしげた]


[声が聞こえる。
ディーンは数度瞬いて、視線をゆっくりと声の方向へと向けた。
血が滲む程噛み締めた唇は、しかし傷ついた様子すらない。]

 ――…………君は、良いな。
 愛されている。
 君は、まとも だから。

[声は淡々と、平坦に響く。
ディーンの口角はほんの僅かに持ち上がった。
自嘲だ。彼を羨ましいと思う自分に対する。]


[声が届く様子に、彼は食べられてしまっているのだと思った。

 ディーンの様子に首をかしげ。
 羨ましがられている理由に軽く瞬いた]

 ……ディーンさんだって、
 フランシスと仲良さそうだったし、シメオンとも……

[愛されていることは否定しない。
 みんなの愛を、実感したばかりだから。

 今も、嘆いているフィリップが見えるのだから]

 まともだとか、そういうのは愛される理由になるのかな……


メモを貼った。



 うん……そうだね。

[ここにいるけれど、フィリップには見えない。

 そのことが哀しい。

 フィリップの涙が止まるように願いながら、ドナルドが慰めてくれていることにほっとしている]


【人】 本屋 ベネット

―居間―

…… 

[慟哭が突き刺さるようだ。
自身の身体を抱くように、己の腕を掴み、視線を斜めに伏せて、
密やかに眉を寄せた。

――様々に、よどむこころ。唇を噛む
嫌な予感。ざわつく。ぎちりと痛む。

泣きじゃくるフィリップへ
受け止めるというドナルドへ、
思わしげな視線を、向ける。]

(246) 2014/11/23(Sun) 00時半頃

【人】 本屋 ベネット

[会いたい。
    ――唇を引き結ぶ。]

(247) 2014/11/23(Sun) 00時半頃

メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

[また――慟哭を、見せてしまったら。
もっと、ドナルドを、フィリップを、
悲しみに沈めてしまうだろう。
声を潜めて飲み込んだ。

年上のものとしてだろうか、
フィリップの涙を抱きとめるドナルド。
その背に、触れて、撫でる。]

(252) 2014/11/23(Sun) 01時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 01時頃


 ベネットには、君たちがいる。
 シメオンのことは、傷つけてばかりいた。

[いや、彼が自分と同じように存在している以上、過去形で結ばれるべきものではない。
今も傷つけている。きっと。

ラルフの問い掛けに、ディーンは一度自らの掌を見下ろす。
皮膚に染みついて取れずにいたインクの汚れは、消えていた。]

 君は……君たちは、誰かに触れたり、話したりして、
 色んな感情を確かめる。
 ……僕にはそれが、難しかった。
 君たちは、別のことで、欲を誤魔化せる。
 でも、僕には、それが出来なかった。


 もう少し、まともに  生きられたら

[ディーンの声は、そこで途切れる。
仮定の話をすることは、今を否定することに繋がりかねない。
今に後悔があるわけではない。
全てを彼に差し出したことには、後悔は微塵もないのだ。]

 ――……会いたい。

[言いたいことを見失い、ディーンは静かに声が伝わらない会話を聞く。
そもそも、言いたいことなど存在していたのだろうか。
疑問符はディーンの腹の内に静かに落ちる。]


[かわいそうだと囁かれて、慰められたい。
憐れみの視線で射抜かれたい。
その為にはまず、彼に気付かれる必要がある。

ディーンは、失念していた。
物語の登場人物は何も、壇上にあるものだけではない。舞台の上と客席があって初めて舞台は成立する。そこにいる者全てが登場人物なのだ。
――そして、展開に合わせて登場人物は変化していく。]

 ――……。

[彼が、こちらに来ればいい。
頭の中に兆した考えに、ディーンは重い息を吐いた。**]


【人】 本屋 ベネット

―居間―

……  ――

[首をゆるやかに、横に振る。>>255
それから、――こまったような笑みを、微かにだが浮かべて]

ドナルドは  やさしいから。
むりしてると、……思った。……、

……伊達に、ずっと、一緒に居ないよ?

[囁きはやわらかく。そ、とまた背を撫でた。]

(261) 2014/11/23(Sun) 01時頃

メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

―居間―

―――!

[人の気配、声がする。
咄嗟に、庇うように、半歩前に出た。]

(264) 2014/11/23(Sun) 01時半頃

【人】 本屋 ベネット

―居間―

[>>263フィリップの視線に、視線を合わせ。
トレイルがラルフを足蹴にしていた時にはまだ居間に居なかったフランシスは、ただ、警戒を向けるだけだ。いまは。
前に出、じ、と警戒したまま、トレイルとニコラが
ペチカの向こう側に行くまで眼で追った。]

……ごはん。使うと、いいんじゃないかな

[>>267ニコラにはそう答えた。ディーンを食べた子。
でも、あれは双方合意の上、だったのだろう。
金色。過ぎるのは彼の同行者たるシメオンの顔、だが。
もう2人とも、いない。
(――手を出してくるなら容赦しない
 ――そうでないなら、耐えて)
そう、胸中で呟きながら在って。]

(283) 2014/11/23(Sun) 03時頃

【人】 本屋 ベネット

[>>269 ドナルドから小さく声が返ったとき
一度、二度瞬いてから眼を伏せて]

…… なんでも、かは、……分からないけどね

[小さな声。心配なのだ、とても。
撫でる手に、そっと、力が篭った。]

(286) 2014/11/23(Sun) 03時頃

【人】 本屋 ベネット

―居間―
[顔を洗ってくるというフィリップには]

……気をつけて

[と、――彼自身へも、含めて声をかけた。>>271
>>273 服の裾を引かれて、顔をドナルドの方へ向けた。]

……――無茶は、…しないよ

[そ、と引く腕に手を乗せた。
ドナルドの眼に宿るは獣の色が濃く、見えて。酷く不安げに、心配げに、表情をふと、曇らせる]

(289) 2014/11/23(Sun) 03時頃

【人】 本屋 ベネット

―居間―

[入れ違いか、入ってきたのはノックスで>>278
フランシスも唇が白くなるほどに、噛むが]

…… 、――

[ドナルドが、怒りに任せて飛び掛ったりしないよう、
祈って、触れた腕を、掴んで。
また、心配性だといわれるだろうか。
でも、背後のソファにはラルフが眠って、いるのもあるから。]

(291) 2014/11/23(Sun) 03時半頃

【人】 本屋 ベネット

[警戒しつつ、ぽつりと零すのは]

……、さっきの肉、……何処で……?

[――フィリップのように狩猟ができる風でもない2人が
干し肉でもない肉を、 何処で、調達したのか。>>267

 ――干草の中に隠したシメオンの遺体?
 ――食べ残したディーンの、身体?
 ――それとも**]

(293) 2014/11/23(Sun) 03時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 03時半頃


 
 それは、そうだけど……
 でも、俺たちと、友人は、別じゃないかな……

[シメオンを傷つけてばかりだというディーンに、眉を下げる。
 彼らのことは、居間で少し見ただけだから、何も言えずに]



 ディーンさんは、生きているのが、辛かったの?

[首をかしげる。
 普通のことをしていたのに、うらやましがられて。
 仮定の話がまともであるのなら、今まではどれほど生き辛かったのだろうか。

 会いたい、と囁く声に小さく頷く]

 死んでしまったら、会えない。
 俺を見ることを、彼らはできないから。



 ディーンさんは、ニコラに、あいたい?

[トレイルの手を引くニコラの姿を見て。
 ゆるりと首を傾げて問うた]


[居間からフィリップが出て行く。

 追いかけるかどうか、迷っている間にノックスがきて――]

 ……

[まっすぐに、トレイルとニコラへと向かう姿。
 そうだよな、と思う心と、少し、痛む思いがある。

 ノックスから視線をそらして、ドナルドへと心配そうな視線を向けた**]


メモを貼った。


[彼のいうことは恐らく正しい。
しかしディーンは否定も肯定もせずに、ただ瞬きをする。]

 ……僕は、死ぬつもりで、山に来た。
 ここなら、僕たちの一族がいずれ、通る。
 
 シメオンは賢くて良い子だ。
 だから、きっと、大丈夫だと思った。
 ――僕のそばにいるよりは、その方が良い、と思った。

[あまりにも自分勝手な言い分であることは理解している。
ひとつひとつ噛み締めるように言葉を落としながら、ディーンは少しずつ目を伏せていく。そこに、増える足音。
そちらを一度見てから、逃げるように視線をラルフに戻した。]


[会いたい、という言葉は、心境に上手く馴染まない。
感情を的確に表現する為の言葉を探して、やや長い沈黙が落ちる。]

 ――…………触れられたい。

[そう、これが一番近い。
首を傾げるラルフを見ながらゆっくりと瞬きをして、視線をペチカに遣る。何かの焦げるような匂い。
その手元に肉があったのは、見えていた。]

 ……触れられて、捌かれて――食べられたい。


 ……だから、誰かに触るのが 怖かった。
 ――……僕は、大人になれなかった。

[ペンと紙を失っただけで、簡単に理性は瓦解した。
ずっと願っていた通りのもの――誰かに食べられるという幸福な死を与えられて、それでも今なお欲は尽きない。
その幸せを、何度でも欲しいと願ってしまう。

肉が焼け焦げる匂いが届き、ディーンは僅かに眉間の皺を深くした。**]


メモを貼った。



 ……シメオンと別れるつもりだったんだ。

[死ぬつもり、というディーンに、瞬きをくりかえす。
 そんなに死にたがっているようには見えなかったのを思い。

 けれど、ディーンが生きているうちにかわした言葉は少なく。
 何もいえないまま]

 それでも、シメオンがそう思ってたかどうかはわからないよ?

[シメオンに案内されているときも、彼は保護者を気にしていたように見えた]


 ――ニコラに?

[触れられたいというディーンに首をかしげて問いかける。
 ニコラから視線をそらしたのは見えて、ならばやはり。
 ディーンの姿が見えなくなっていたのはニコラが食べたからだろうと思う]

 そっか……大人に、なれないことも、あるんだ……

 大人になったら、みんな、ちゃんと制御できて。
 だから、問題はなくなるのかと思ってたけど……

[大人であればフィリップとも一緒にいられる未来があったかもしれないと夢見ていたけれど。
 それはただの夢だと知って、ため息をこぼした]



[肉のこげる匂い。
 ノックスがトレイルたちに向ける言葉。

 それを聞きたくないような、見ていたいような。
 そんな葛藤を覚えている*]


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

―居間―
[乾いた>>282>>280音と、
知っている様子とは異なるようにも見える
3人の雰囲気に怪訝そうに眉を寄せるが
それは、今、フランシスにとって重要なことではない。
フランシスが>>298ノックスを睨む目は温度の低い、
そのくせ燃えるような暗い緑色をしていた。]


……    許さない。


[(殴る――否、触れたりしたらきっとそれだけじゃすまなくなる)
握り締めた手は白く白く、震えて掌も傷つけた。]

でも  お前は そちらの2人の“保護者”だから
――……今は 、   いま   は、 

[いまは。そう、いまは。耐えろ、と震える声を押さえつけた。]

(318) 2014/11/23(Sun) 13時半頃

【人】 本屋 ベネット


……聞かせて欲しい

[ それは、ドナルドの願いでもあったから
抑えた声のまま尋ねる。]

どうして
こんなことに、なった。

[ 怪我をしていた。
熱をフィリップと分かちあった。
衝動を覚えるとしても緩やかだったか
離れるくらいの時間はあるはずだとフランシスは考えている。

どうして、肌着のまま。
どうして、あんな状態で――]

(319) 2014/11/23(Sun) 13時半頃

 ……でも、守らなければいけないと、思った。
 だから、生きようと思った。けど……
 僕は、僕の欲望を、優先させた。

[同族の集う場所で、彼がどんな決断を下すのかを見守るまでは死ねない。
ディーンは確かにそう思っていた。
しかし、選んだ道はそれとは程遠く――守ることも出来ずに。
ディーンは自らの胸元を軽く擦る。

ラルフの唇が動いて、彼の名を呼ぶ。
ディーンは僅かに口角を持ち上げて、一瞬だけ笑みの形を作った。]

 制御できることと、無くなることは……違う。
 大人になる頃には慣れて、扱いが上手くなるだけだ。
 いつまでも慣れずに、上手く扱えない大人も、いる。


 僕は……我慢をすることだけが、正しいとは思えない。
 確かに、食べてしまえば、命はそれで終わりだ。

 でも、命以外のものは、残る。

[残るものが決して幸福だけとは限らない事を、今身を以て体感してはいる。
しかしそれでもディーンは、我慢することをただ享受することに肯定的にはなれない。]

 ……君への気持ちも、ずっと残る。

[誰の、とは言わなかった。]


【人】 本屋 ベネット

>>313無茶をさせない、と
そう言ってくれたドナルドにはちいさく頷いた。
だから、まだ、大丈夫――フィリップは嫌だと言ったけれど、ラルフを故郷に帰すのだと、ドナルドも言っていたではないか。

――だから。

と、人の部分強く在るフランシスは堪える。
されど、真に彼らの間にあったことを知れば、
とどめおくことは難しいかもしれなかった。

>>314二度、ドナルドに軽く叩かれる。
宥めるように感じる其れに、1度視線を向けてから力をそ、と緩めた]

(320) 2014/11/23(Sun) 13時半頃

 …………珍しい、な。

[昔馴染みが本気で怒るさまは、初めて見たはずだ。
緑色の瞳があのように暗くなるさまを見るのも、同様に。

ディーンの視線はラルフの表情からベネットへ流れ、最後にノックスに辿り着く。
自分を食べたニコラを、それでも大事に抱えている大人だ。]



 ……そう、なんだ……
 ――ああ、もしかして、フランシスに、頼んだりしてた?

[ディーンの姿が見えなくなって。
 シメオンがフィリップに食われたのを見て。

 フランシスが取り乱していたのを思い出す。
 だからか、と、首をかしげ]

 なくならない、のか……
 ――ずっと付き合っていくしかないんだね、衝動とは……

[ディーンの言葉にため息をこぼす。
 笑みを浮かべた様子にゆるりと瞬き]



 残るかな……残るといいな。

 忘れられるのが、一番悲しいね。

[我慢することを否定するわけじゃない。
 フランシスを知っているから。
 ああなりたいとも、思ったこともある。

 それでも、食べられてしまった今は。
 何かが残るのならいいと、そう思う]



 ……あんなに、怒ってるとこ、はじめてみた。

[フランシスの様子に、愛されていることを感じて心が痛い。
 いつも、心配ばかりかけて困らせていたのに。
 それを最後は笑って許してくれたことを思う。

 あんなに、こわい顔をすることがあるなんて想像したこともなかった。
 ノックスの答えは、聞きたいような聞きたくないような。

 フランシスとドナルドに視線を向けながらも、ちらりと、謝罪の言葉を口にしていたノックスに視線が流れる]


 ……シメオンに、君たちのように育って欲しいと思った。
 それに、ベネットは信用出来る。

[だから頼んだ、とディーンは大事な部分を言外に置く。
続くラルフの声に、ゆっくりと首を縦に動かした。]

 なくならない。
 だから、気を紛らわせる為の手段が、必要になる。
 それで路銀を稼いで、放浪する。
 よく出来た、悲しい仕組みだ。
 誰かを……望むことも、許されない。


 ――……それだけ、ベネットは君を愛していた。

[自分よりも長くベネットと過ごしていたラルフですら、初めて見た姿だという。ディーンは笑う代わりに小さく息を吐いた。]


【人】 本屋 ベネット

[ バーナバスも連れには
あまり見せたくない 光景に相違ない。
フランシスは、気遣うまでの余裕は持てないが――

フィリップは顔を洗ってくると言って
出て行ったまま。フランシスは鉢合わせないよう祈る他ない。彼が、――もしかしたらドナルドも、復讐に走ったとして、止める理由は、届くだろうか。責められない。
自身とて、危ういのに。]



……焦げてる。ひどい、におい


[ ノックスが駆けつけた方を見る気にはならない。
ひとのにくの焼ける匂い。
フランシスは、はたともう1人の可能性―ホレーショーがもういないと言っていたフィリップの声―に思いあたり、まさか、と口元を手で覆う**]

(322) 2014/11/23(Sun) 14時頃


 フランシスが信頼できる、というのはわかるけれど。
 でも、やっぱりそれって。
 シメオンが望んでなかったら、……意味ないよね……

[もし、フランシスにそんなことをされたら。
 それはきっと痛くて悲しくて、なにも信じられなくなりそうな気がして。

 大人になっても、衝動がなくならないというディーンに、ため息をついた]

 誰かを望んでしまえば、大人でも衝動は我慢できなくなる?

[そうなのかもしれないと、ふと思う]


[愛されていたことを指摘されて
 小さくはにかむ。

 こんな風に実感するのは痛くて悲しいけれど。
 それでも、思われているということは、嬉しいものだった]


 ――……ああ。

[シメオンについて口にするラルフの言葉は正しい。
ディーンは静かに、肯定の相槌を返す。]

 衝動は、感情によって突き動かされる。
 感情は制御できない。
 感情が暴走すれば、衝動も制御できなくなる。
 誰かを思う気持ちは、我慢しきれない衝動に直結する。
 大人も、例外じゃない。
 ……個人差は、あるが。

[疑問への答えは、最後に、言葉が全て主観に基づくものであることを言い添えて、ディーンははにかむラルフの口元を見た。]

 ……素直な子供は、愛される。




 そういうもの、なんだ……

[人と接すれば衝動を感じるかもしれないからと。
 浅く広い付き合いしかしてこなかったから、ディーンの言葉になるほどと頷き]

 大人になっても制御できないなら……
 フィリップとは大人になっても、一緒にはいられなかったのかな……

[それは悲しいことだと、ため息をつく。
 ディーンの主観ではあっても、自分より長く生きた人の意見であれば。
 それが真実に近いものであるかのように聞こえていた]

 ……愛されていたことを、こんな風に知りたくはなかったけどね。

[自らに素直であったことは否定しない。
 ぽつり、と小さく返した]


 ……僕は、僕の衝動しか知らない。
 我慢の限度も、堪え方も、人それぞれだ。
 
 ――……僕は、我慢が得意ではなかったが、
 ベネットはきっと、我慢強い方だ。
 だから、君なら……

[怒りを露わにしながらも、復讐を遂げるより先に問いを投げ掛けるさまは、我慢強いと評して良いものだろう。
であれば同行者も、彼の我慢強さに倣うことが出来るはずだ。
そう考えて口にした可能性の話は、そもそも意味のないものだと終盤に至って気がついた。
ディーンは言葉を切り、小さく息を吐く。]

 ……知らないよりは、良い。
 こんな形でも。 



 そうだね。
 フランシスは、とても我慢強いし……

 ――なら、……ドナルドも、大丈夫、だよね……

[ディーンの言葉に小さく頷く。
 死んでしまった己よりも、もう一人の同行者を気にかける。

 ――復讐を、望む言葉が、実行されなければいいと願う]

 うん、そう、だね。
 どんな形でも……

 俺も、フランシスたちが大好きだったし。

[衝動には結びつかなくても。
 大切だったことに変わりはなくて。

 だから、彼らが、生きていればいいと、願う**]


メモを貼った。


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 18時頃


メモを貼った。


メモを貼った。


[ラルフの言葉は、まるで自分に言い聞かせているかのように、ディーンには聞こえた。
首を縦に振ることもできず、ただ聞き届けるだけだ。
彼らの関係はまさしく「思い合う家族」と言うに相応しいもののように思えていた。]

 ……思いは、届く。

[絶対、という保証は何処にもないが、ディーンはそう呟いた。
勿論、全てが無残に引き裂かれる悲劇の物語も存在している。
ただ、彼らに関しては悲劇ばかりでないと良いと、願っている。

昔馴染みの嘆く顔は、あまり見たいものではない。]



 うん……そう、願うけど……

[ディーンにゆっくりと頷く。

 信じてくれるドナルドの言葉にほろ苦い笑みが浮かぶ。
 あの時、衝動のままに噛み千切ったのは事実。

 ドナルドを食べたときは、それだけの体力がなかったし。
 引き止める存在が、多かったからだ]


[セックス、という彼に不釣り合いな言葉が聞こえて、ディーンは思わず驚いてニコラを見た。
藍鉄色の瞳は、無邪気な子供の顔の裏にあるものを見透かす。
唇だけの囁きも、それに続く声も、自分に向けられたものとは全く違う。

その事実だけで、ぞくぞくと背筋が震えるような心地がした。]

 ――……ニコラ。僕の、ニコラ。

[囁く声は微かに熱を帯びていた。
真実を暴こうとする声も、唇も、瞳も、全てが愛おしい。]


【人】 本屋 ベネット

――、 ……

[ う そ だ ]

[ ノックスの言に、唇は音なく動いた。

熱を、吐き出したあと、そうなるなら
煽られたのではないのか。
煽ったのでは、ないのか。
それは、保護者の欲目なのか?
――そんな、ことは

拳を握りしめる力が強くなる。じわりと血が滲んだ。
>>355ドナルドの声が聞こえる。
――ああ、そうだろう、とも。
話が途切れて、漸く自分が呼吸を忘れていたのに気付いた。]

……っ、……

[ 視線を感じたか、ドナルドの方を、むいた。彼こそ、大丈夫だろうか――と]

(368) 2014/11/23(Sun) 20時半頃

[ノックスがトレイルを追いかける姿に、ゆるりと瞳を伏せる。

 わかってはいたけれど。
 やはり見るのは辛くて。

 フィリップは居間から出て行った後、どうしているのだろう。
 伝わる思いだけではよくわからず。

 ノックスの言葉を否定するフランシスが見える。
 あの時、水を飲みたいと思わなければ。
 居間に行かなければ、こんなことにはならなかっただろうかと考え]

 ……いつかは、同じことになっていたかも。

[抱いていたものは否定できずに、ため息をこぼした]


 ――……ラルフ、君は……ノックスの、ことを?

[彼が食べられる間際のことは見ていた。
こぼれる溜息と彼の言葉から推測して、ディーンは問い掛ける。

自分の衝動が他の同族とは異なる、ねじ曲がったものだということはよく分かっている。
ラルフがノックスの耳を食べた。
ということは、彼に少なからず情があったということなのだろうと推測出来る。]


[ディーンの問いかけに、ゆるりと瞬く。
 彼へと視線を戻して、考えるように首をかしげた]

 ノックスさんに、衝動を感じたのかといえば、そう、だけど。
 それが、好き、ってことなのかどうかは、よくわかんない。

[触れられるのが嬉しかったのは、ノックスだけじゃなく、フィリップにも。
 けれど、血に彩られた姿を見てみたいと思ったのはノックスで。
 フィリップには食べられてもいいとは、思えた。

 そういう気持ちが、なんというのなのかはよくわからないまま。
 向ける思いはあるけれど、その種類がわかっていない]


 ……そうか。
 好意があるから、食べたくなる
 ……だけ、とは限らない、のか?

[自分とニコラの間はとてもシンプルだった。
欲しいと思う側と、求められたいと思う側の意思の合致、感情の一致、それだけだ。

ディーンは同族の特殊性を詳しくは知らない。
ラルフの抱く欲望の質も、自分を獣と称したフィリップのことも、知らない事は沢山ある。]



 ……俺は、先祖がえりだから。
 好きになった人が食べたい、とか、
 食べられたい、だけじゃないのかも。

[ディーンによくわからないと首をかしげる。

 ノックスが淡い初恋のようなものだっただろうことにはまだ気づいていなくて。
 いまの、自分の感情すらきちんと理解する前にコトに及んで命を失った。

 だから、いまだに、よくわかっていない]

 知らないことばかりで、困る。


 ……先祖がえり?

[聞き慣れない言葉に、ディーンは首を傾げるラルフを見遣る。
衝動にも多少の個人差があるのは知っている。
自分のように、食べられたいと願う個体がそう多くないことも。
しかし、それだけだ。]

 ――……。

[本当はこれから、様々なことを知っていくはずだった子供が今、自分と同じ場所にいる。
その事実に、ディーンは僅かに目を伏せる。
しかし。名を呼ぶ声に、びくんと肩が震えた。]


[ディーンはニコラの傍に歩み寄る。
薄曇りの空の色をした瞳を正面から覗き込む。
同行者を惑わせる言葉を吐いた口元は笑っている。
しかし、灰色の瞳は違う感情を表している。

――何故、彼の同行者たちは気付かないのだろう。
彼が願っていることは、そう多くないのに。]

 ニコラ。
 僕は、ここにいる。
 
 ……君と、ずっと一緒にいる。

[彼の同行者たちが気付かない以上、ニコラの空白を埋められる者は他にはいない。しかし、この姿が彼に見えることは無い。
音程は平坦な、しかし僅かに震えるディーンの声はニコラには届かない。]



 ……うん、先祖がえり。
 衝動がつよくて、人狼にしか聞こえない"声"が使える……ってやつ。

[いうほど、衝動が強かったかどうかはわからない。
 それでも、フランシスたちとはまた違ったのは事実だ。


 名前を呼ばれたディーンがニコラの傍へと向かうのを見て。
 居間の外へと向かう]

 ……?

[フィリップが、ノックスたちと相対している。
 トレイルへと手を伸ばす様子に、首をかしげ]

 フィリップ……?

[不安がにじむ声が、届かないとわかっていても呼びかける]


【人】 本屋 ベネット

―居間―

……ぁ、 ああ、……

[>>373ドナルドの指摘に、
ゆっくり自分の手を胸の前辺りに持ち上げ、開く。]

……

[眉を寄せ、ゆるく、握りなおした。
隠すように、落ち着け、と自身に言い聞かせるように。
>>377 出よう、と謂う声に はたと瞬き]

ぇ? あ、……う、うん、そう だな

[顔を上げたとき、バーナバスとプリシラの顔が重なり触れるのを見て、気まずそうに眼を逸らす。ラルフも、運んでいかなければと思いながら] 

(385) 2014/11/23(Sun) 21時半頃

メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

[引かれる袖、そのままに
>>376 がしゃん、と大きくなった音にびくりとして
やはり咄嗟にかばうような動きをした。]

……  ……ニコラ?
なにを……して?

[保護者もトレイルも走り去り、一人残された
まだ少年のような心に大きな身体の彼の、癇癪――か?と。]

(386) 2014/11/23(Sun) 21時半頃

メモを貼った。


メモを貼った。


[先祖がえり。
その内容だけを耳に留めて、ディーンの意識はニコラへと向かった。

聞こえない、見えないと分かっていても、意識をそこから逸らすことは出来ない。
大きな音を聞きつけて問い掛けるベネットの方を見て、密かに溜息を吐く。
彼の声は、ニコラに届く。]

 ――…………ベネット。


メモを貼った。


[ノックスとフィリップに取り合われているように見えるトレイルを見る]

 ……

[もともと、ノックスの連れだ。
 フィリップが、衝動を感じた相手だ。

 けれど、フィリップがトレイルに向けているのは――]

 そんなことしたら、ノックスさんが悲しむだけ……

[それを望んでいるフィリップにため息をこぼす。
 自分が死んだせいかと思う。

 それで、衝動ではなく、人殺しをするのは、悲しい。
 そんなことをせずに生きていてほしいと思うのに。

 そこまで思ってくれていることが、どこか嬉しい]


【人】 本屋 ベネット

― 居間 ―
[握りこんで手のひらの傷を隠したのは
ドナルドに見せては、きっとよくないと思ったからだった。
舐めておけば、治る程度だろうけれど。

ドナルドの心の内秘めるを知らず、>>389
まだ、守らなければという保護者としての動きに彼がどう思っているかは――分かっていても、まだ、心配で>>398

ニコラが引き攣った笑みを浮かべ――その歪みに眉を寄せた刹那]

…… !!

[>>399 大きくなった音が居間を切り裂く。
ぎくり、一歩下がった。]

(400) 2014/11/23(Sun) 22時半頃

[寂しがっている、とディーンにはすぐに分かった。
しかし、いくら手を伸ばしても彼には届かない。
鍋を踏む様子はまさに癇癪と呼ぶに相応しい動作だ。

もし、自分が傍にいないことが、彼にそうさせているなら
――それは何と嬉しくて、悲しい事だろう。]

 ――……ニコラ。

[ディーンはニコラの腕にそっと触れる。
指を滑らせてなぞり、ニコラの指先に自分の指先を絡めた。
もし衝動が無かったとしたら。
食べられることを望むことが無かったとしたら。]

 …………君が好きだ、ニコラ。僕は、ずっと君の傍にいたい。

[衝動などなくとも、願いは変わらない。]




 ……フィリップ、ノックスさん……


[二人のやり取りを、傍らでただ聞いている。
 トレイルは、みたくない。

 彼が、何を思っていたのかは知らないけれど。
 彼は、フィリップに衝動を向けられていたし。
 彼は、ノックスにとても大事にされているし。

 にくいわけじゃないけれど、
 平気で相対できる相手でもない。

 フィリップが殺意を秘めていることには気づきながら。
 止める手立てなどなく、ただ見ている]


[ニコラの前に、ベネットの同行者が立ち塞がる。
ディーンはその隻眼をじっと見つめた。
彼もまたラルフのいう先祖がえりであったとは知る由もなく。]

 ――……もう、終わらせて やってくれ。

[ディーンの呟きは、ニコラの死を願うものだった。
今、生者の世界に彼を救う者は誰もいない。
今、死者の世界に自分を救ってくれる者は誰もいない。

欲に溺れた選択を間違っていたとは今も思わない。
だが、それでニコラが苦しむならば――。]


[ディーンは、絡めた指先を強く握る。
彼が死んだとして、同じように欠片が残るとは限らない。
会うことすら叶わないかもしれない。

それでも、生者の世界が彼を傷つけ、苦しめ、孤独にさせるなら、
そこから逃がしてやりたいと、ディーンは願う。]

 ――――……ニコラ。

[声が届かないことがもどかしい。]



 ……フィリップ

[フィリップの様子に、ゆるく瞬く。
 どうして、そこまで、と思う。

 トレイルなんて、ほうっておいていいのに。
 俺のために、人として手を汚す必要なんてないのに]


【人】 本屋 ベネット

―居間―
……っ 、ドナルド

[庇うように立つドナルドの背に
爪を立てていた 手を伸ばして。>>403 ]

……――  眼 笑って ない……?

[ぞ、とするのは、本能的に怖れたからか。
ノックスの一行が、気づけば拗れて、
捻れていることなど知る由もないゆえ
不信感を募らせるばかりだ。
ノックスを呼んでくるなんて―――そんなこと、する義理も、ないと思ってしまって。]

(415) 2014/11/23(Sun) 23時頃

[彼に惹かれた理由は明白だ。
彼に愛された理由も明白だ。
ただ、お互いしかいなかった。
歪んだもの同士だからこそ、その形がぴったりと触れあった。
他の誰にも触れられない歪みに、触れられた。

ニコラの言葉はそのまま、ディーンの言葉でもある。
口を噤み続けたディーンの内にある、汚い感情の一つだ。
だからこそ、吐き出さずにおれない苦しさも、痛いほど分かる。
この胸に刺さった棘を抜けるのはニコラだけだ。
ニコラにとっても、それは同じであるに違いない。]

 ――……愛している、ニコラ。
 僕の唯一。僕の太陽。僕の、かみさま。

[ニコラの横に屈みこんで、柔い色をした金の髪を撫でる。
ほんのひとかけらでも届けばいいと願いながら、卵を握る手に自分の掌を重ねた。]


【人】 本屋 ベネット

[>>411ニコラがずるいずるいと喚くのに、
瞬き、呆気にとられる。]

……な、

[>>414 心を代弁するような、ドナルドの呟き。
そ、とドナルドの背に近づき、ニコラのほうを見遣る。]

(417) 2014/11/23(Sun) 23時頃

[瞬いた、次の瞬間。
一階の奥、藁に覆われた塊の前に立っていた。

それが自分だったモノの前だと気づくのに、時間がかかった。
でも、戻ってきた記憶。
残っていた感情。

そのどこにも、どこを探しても
今この山小屋を覆いつくそうとしている、衝動はない]




 ……フィリップ……

[伝わる思いに、その行動に、
 届かない声で呼びかける。

 そんなことしなくていいと思うのに、伝わらない。

 ただ、生きていてくれればいいのに。]


【人】 本屋 ベネット

[>>419 一番――いちばんが、いい。
子供じみた、純粋な欲望の一つ。
一番に、あいする。あいされない、こどものようだ。
ノックスに甘やかされすぎたのかもしれない――否、でも、ディーンは。]

ぁ…  ……――、!

[しまった、と
>>421ドナルドの問いかけを聞いて眼を見開く。

あまりにも、あまりなことだったから。
本能と、直結することだったから。
血の匂いを消すために掃除をしようとしていたのに。
どうして死んだのか、謂わないようにしていたのに。]

(425) 2014/11/23(Sun) 23時半頃

[食べたいとも、食べられたいとも思わなかった。
恋を、愛を知らなかった。
大事な人を失う、本当の苦しみを知らなかった。

哀しいことは何も知らないまま、命を終えた。
楽しいことも、嬉しいことも何も知らずに、終わってしまった。

物言わぬ塊を見る真黒い瞳は気づかない。
それが、どうしようもなく悲しくて、痛くて]


[胸が痛いのはどちらに対してだろうか。

 フィリップが抱く殺意が痛い。

 トレイルを殺して、ノックスを苦しめようとするのが、痛い]

 ……そんなこと、しなくていいのに。

[そんな気持ちを抱かせてしまったことが痛い。
 フィリップが手を汚すことはないのに。

 衝動に負けたことを、あんなに苦しんでいたのに。
 
 ――ほんの短い時間しか、一緒にいられなかったのに。
 そこまで思われていることが、痛い**]


[幸せと、呼べたかもしれなかったこと]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

ドナルド、 ……――  ぁ、

[彼はどう受け止めるか。どう聞こえるのか。
溜息のような声に、服の背を掴む。]

……やめ、 やめないか……!

[>>430 本能を曝け出したような言葉を投げるニコラに、
叱るような、咎めるような声を上げる。

それは人として生きるのには抑えなければならないのにという思いと――抑えている奥の本能にちくりと、刺さるような気がして。]

(442) 2014/11/24(Mon) 00時頃

【人】 本屋 ベネット

[>>434ドナルドが「遠吠え」を聞けるように
「なってしまった」とは、気づかない。
――どんなに耳がよくても、それは、聞こえないのだ。]

……抑えることくらい、できる。する、つもりだけど。
……ドナルド、何処に……?

[大人が2人居た方がいい、のは分かる。でも。
頭を冷やすと謂われればより強く引き止めるのは気が引けて。

>>446――眉尻下がるに、胸が痛む]

……ちゃんと戻って来るんだよ。

[心配性、だけでは、なく。]

(453) 2014/11/24(Mon) 00時半頃

[ニコラの言葉はまさに、ディーンの望んだことそのままだ。
腸を引きずり出されて、食べられたい。全部を支配されて、誰かのものになりたい。自分の血肉を美味しいと褒めてもらいたい。腕の中に包まれて、他の全てから目を塞がれて。
――全部を、差し出したい。
想像するだけで幸せに満ち溢れたそれを、叶えてくれたのはニコラだった。気付いてくれたのは、ニコラだった。

しかし今、彼が望む幸せをあげることが出来ない。
あちら側に残るのは、ただ腐るのを待つ眼球だけだ。]

 ――……君が苦しいのは、僕も苦しい。
 僕は……

[それが自分の欲望を叶えることを優先した代償だと、ディーンは今更気付く。彼を今孤独の淵に追いやっているのは、自分だ。]


 ――――……ニコラ。

[ディーンは絡めていた指を解き、ニコラの首に触れる。
もしこの感触が伝わるなら、彼の首を絞めてあげたい。
それで彼の苦しみが終わるなら、手を下すのは自分でありたい。
そうして息絶えた亡骸を食べて、腹に収めて。

そこまでを想像して、ディーンはようやく、食べたいと願う同族本来の欲望を理解した。]


[もし、彼がともに生きたいと願ったなら、それに従うことも出来ただろう。
しかしそう、自分達は人とは呼べないものだ。
好きになれば手遅れで、堪える手段を失えば、どうしようもない欲に飲まれる。ニコラは、それを許してくれた。]

 ニコラ……僕が君を、食べれば良かったのか?

[苦しみに耐えることなら慣れている。
誰かが自分のことで苦しむことには、いつまでも慣れない。
或いは正しい欲望で以て彼を食べることが出来たなら、彼の苦しみが生まれることはなかったのではないか。
仮定を想像し、身勝手な自責の念を深くしながら、ディーンはニコラの傍を離れない。
たとえ、彼の苦しみが去るように祈ることしか出来なくても。**]


【人】 本屋 ベネット

―居間―
[祈りのように手指を組み合わせ、ぎゅ、と握り締める。

>>441運命だ、なんて言葉を使う、大きなこども。
ドナルドの背をさして。やめて。やめてくれ。
焦燥を感じて、咽喉の奥が焼け付くようだ。
そんな風に、なってほしくなんかないのに。
――どうか、かれに 触れて欲しいという、我侭も、抱いて。

>>455 子供の声が、耳を打つ。
緑の眸は大きく揺れて、首を横に振った]

ちがう、……そんなことはない。
手遅れ、なんて、ことは――ない、よ。
衝動だって、おさえられる。きっと、だって、いままで、一族、は、そうして、きた……

(462) 2014/11/24(Mon) 01時頃

メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

[>>>455  永遠に。食べたら。永遠に。永遠に。永遠に。

幼い心に刻まれたのは呪いだ。
(ディーン、お前は本当に――なんて、ことを)
幼馴染に思うは恨み言。]

それは、……裏切られないかもしれないけれど、
もう触れられないなんて
……おれは、嫌だ よ……

[ニコラに諭すように謂った後に
>>461プリシラの言葉が続く。
――嗚呼、歯に衣着せぬ物言いだ。と、思う。
彼が抱えているものは、知らず。気づいたとしても、――責められないし、自分も思わないわけでは、なかったから。]

(471) 2014/11/24(Mon) 01時頃

【人】 本屋 ベネット

―居間―
それは、……

[>>466 フランシスは、鋭い切り込みに言葉が詰まる。
当然の疑問。失敗してしまった者の話も、勿論聞いていた。
フランシスも、自分が食ったのではなく―苦しくて、耐え続けてはいたが―違うものに喰われて喪った。

子供めいた響きに、――本当のことを教えなければ、と。
フランシスは思ったのだ。このまま、また、誰かを喰らったりしないように。>>470]

……ディーンは、……――
……もう、……居ないんだ。

このセカイじゃ、なくて。
……死んで、とおい、ところに、行った。

(483) 2014/11/24(Mon) 01時半頃

【人】 本屋 ベネット

―居間―
…… 生きている者には
もう、届かないんだ。

[彼が、ナイフを隠し、握っているのは、知らぬまま。
静かに、眉を寄せた。]

幸せは 魔法じゃ手に入らない。
それでも、人の世に、紛れて、暮らしていかなければ
おれたちは――生きて、いけない。
でも、……衝動を飼いならせ ば その先、だって、ある……

[ある。あるはずなのだ。
先ほど握り締めすぎてついた掌の傷を、更に深く、しながら。]

(488) 2014/11/24(Mon) 02時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 02時頃


【人】 本屋 ベネット

―居間―
[そう――とどかない。ラルフには、もう。

じわりと、湧き上がってくるのは
駆け出して行った、彼の保護者への、憎しみだ。]

(496) 2014/11/24(Mon) 02時頃

【人】 本屋 ベネット

―居間―

[なんて、嫌な笑いだと――フランシスは思う。
臓腑の底が冷えるような>>502
それでいて奇妙に鈴の音に似た、笑い。

>>504 彼は、うたうように問いかける。
問いかける。聞かれたくない、見たくない、場所。]

な、……なんで、そんな、こと。
だって、そうでなければ。
……おれは、おれで、いられない。

[気づけば、自分を抱くように――して。
ぞ、っと、したからだ。口の中が乾いている]

守れないのは ……いやなんだ
やめろ、……やめて、くれ。

[首を横に振る。こどものくせに、なんて、謂えなかった。――だって、純粋な、何も知らない子供ほど、真実に近いことも、知っている。だから怖い。]

(525) 2014/11/24(Mon) 02時半頃

【人】 本屋 ベネット

―居間―

[>>505 溜息の意味が、分からなかった。
微笑みは幼いくせに、ぞろりとした深淵を孕んでいる様に見えた。]

――え?

[>>506 その言葉が 何を意味するのかも]

(526) 2014/11/24(Mon) 02時半頃

【人】 本屋 ベネット

[気づいたときには、既に何もかも手遅れ。>>507
フランシスよりも離れていたバーナバスと、
彼に庇われていたプリシラが行動を起こせようはずもない。]

――   …… !!

[息を飲む音が悲鳴めいて響く。
ナイフは深々と冬の空のようなグレーの眼に突き刺さり
体内を巡る定めの赤を鮮烈に外の世界に導いた。
プラチナブロンドを染め抜いて。

ニコラは笑い。>>510
軽やかに唇を動かした。
それが最期。]

(527) 2014/11/24(Mon) 03時頃

【人】 本屋 ベネット

―居間―

あ ―――……

[口元を覆って、ふら 、と1歩、2歩、下がる。
>>531 プリシラの叫びが聞こえる。

自ら命を絶つなんて、思っていなかった。
ディーンに会えるところに行くと、
そんな選択をするだなんて、思っていなかった。

無邪気さを纏った言葉で、無遠慮に理性を嘲笑い。
衝動に何処までも正直に。プラチナブロンドの獣は、散った。


――まだ、ドナルドは戻らない。
――フィリップも、トレイルと、トレイルを追ったノックスも、戻ってこない。]

(534) 2014/11/24(Mon) 03時頃

【人】 本屋 ベネット

―居間―

むちゃ、くちゃだ…… こんな……

[困惑し、呟く。近づくことも出来ないまま。]

(537) 2014/11/24(Mon) 03時頃

【人】 本屋 ベネット

―居間―

[共に居るバーナバスとプリシラ、そちらへ気を遣うことはできるはずもなく。]

……っ

[は、っと金縛りが解けたように扉が開く音に、振り向いた。
――フィリップ と ドナルドの、姿。
フィリップも、だが――
なによりドナルドが無事なことに、ほっとして
ドナルドに、ふたりに、つんのめるように駆け寄りながら、口にするのは]

ダメだ   ここは 血の匂いが

[居間から、遠ざけないと、いけないと思って―――>>543ドナルドの仕草を見れば、なおのこと。]

(544) 2014/11/24(Mon) 03時半頃

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