14 Digital Devil Spin-Off
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同行二人の道連れが、てめぇになるとは不本意だが…
共に逝こうぜ、冥府までよォ。
[男は、倒れること無くそのまま逝った。
守りたい大切なものを、その身を貞して庇ったままで。
成すべき者が往くためのその礎になれるなら、それが本懐にして本望だと。]
[沈黙に沈んでいたまどろみのような意識が、
新たな気配に僅かばかり浮上する。
気配は、あの壊れた地上で感じたものの中の一つ]
――……、誰か、来たか。
[多分、一人。
また誰かと誰かがぶつかったのか。
それとも。
詮索をする様子もなく、彼女の意識はまた目を閉じた]
そう呟くとそのまままたゆるゆると意識の海を漂い*始める*
─ アマラ界 ─
[其処は、川の手前とでも言うべき場所なのだろうか。
澄み渡るように静かな、静かな世界。
遠い遠い嘆きが、胸の奥に痛んだ。]
― アマラの世界 ―
[やって来たのがジュンならば、解る気がした。
置いてきてしまった彼はどうしているだろうか。
結局、彼の過去も深く知る事はないまま]
――そもそも。
今回の事がなければ、出会っていなかったのに、な。
[そう思えば、これすらも大いなる意思によって繋がれた縁で。
それが何故だかとても、皮肉に思えた]
[控えめな漣のような、女の気配。
その姿を認めて、軽く会釈を。]
…なんにせよ、お前さんは己の信念を真摯に貫いた。
立派だったと、思うぜ。
[声が聞こえて、そこで初めて合致した]
――アラカワ?
貴方がこっちに来たのか……少し、以外だった。
[この人も何かとぶつかったのだろうか。
地上での事を知らずに、問うた。
彼の言葉にはゆるゆると首を振って]
……そう、かな。
私の死が無駄でなかったならば、少しは報われる。
[今は大分落ち着いていて、
その言葉も素直に受け止める事ができた]
ありがとう。
ま、油断してたらこのザマさ。情けねぇ。
[からりと笑う様子は、生前のまま。]
お前さんの蒔いた種も、いつか芽吹く。
それを大事に育てられるかは、其処に触れていった奴等次第だろうけどな。
なんにせよ、覚悟ってのはなかなか出来ないもんだ。
つい、楽な方、責任を取らずに済む方へと流れてしまいたくならぁ。
戦ってるのがお前さんとあの娘さんだと聞いて流石に驚いたさ?
[素直に礼を言う姿は、彼女が見せた顔の中で一番美しいと思えた。]
油断、か。
アラカワほどの人がやられるなんて。
――相当の事だったのだろうな。
[明之進とニジカワと手合わせをしていた姿を思い出す。
あんな時間も今ではただただ懐かしかった]
種を蒔くには、私の言葉は少な過ぎたのかもしれない。
でも――何かを感じてくれる人がいたなら、
私も覚悟を決めた甲斐があったと思う。
[自分自身酷い覚悟の決め方をしたし、
対する少女の覚悟を煽るような事をした自覚はある]
私も、シノノメには驚いた。
彼女の説く世界は私は好きではない。
けれど、彼女に対して幾らか敬するところはある。
そうさな。
…それでもさ、貫きたい大切なもんを見つけられずに、日々暮らして死んでいく奴等も多いから。
見つけて、成せずとも託せただけで、十分恵まれてるのかもしれないな。
[死闘の相手への経緯へは、ゆっくりと頷く。]
誰も彼も、選んだものを貫いた事を、後悔せずに居られたら良い。
そうなのかもしれないな。
例えばもし、10年前に。
世界の崩壊と共に死んでいたなら。
――きっと、こう思う事もなかったのだろう。
[世界が滅びなかったならば、
もっと長く生きて何かを為したかもしれないけれど]
後悔は、ない。
心残りはあるけど、な。
[だから、今も消えずにこうして待っているのだろう。
世界の再生を見届けるのではなく。
残してきてしまった彼を待つために]
心残り、か…。
[頷く。己の胸のうちにも覚えはあるから。]
守りたかった奴も、背中を押してやりたかった奴も、案外たくさん居るなぁ…。
泣かれちまうってのは、あれだな。かわいそうで切ないが、少しくすぐったくもあるもんさな。
そんなに思われてたとは、本望っていうかさ。
アラカワは、やはり大人だ。
[守りたいだとか、背中を押したいだとか。
そんな事を思う余裕は彼女にはなかったからか。
何処か、年の功のようなものを感じて少し笑んだ]
泣かれたか。
[恐らくゾーイ辺りではないかと推測する]
泣くほど人を想えるのは、幸せな事だ。
だから、泣かれる方も幸せなら。
それはとても、良い事だと思う。
[泣いている間はそれが幸せな事だと
自覚していない事の方が多いけれど]
いや、無駄に歳食ってるだけさ。
歳の割りにゃ落ち着きもねぇし…。
[小さく肩を竦めて見せて。]
沢山泣いても、涙拭いてまたあるきだせればいいと…思ってる。
年をとっても大人気のない者もいる。
[それに比べれば良い大人だお思うが?とくすりと笑って]
そうだな。
古い日本の歌謡曲にもある。
「涙の数だけ強くなれる」と。
[アスファルトに咲く花のように、と続くその歌は。
父が好んで部屋でかけていた曲の一つ]
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