20 Junky in the Paradise
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[荊に触れた瞬間、指先に強烈な熱さを感じた。]
!!
大丈夫?熱くなかった?
貴女は大丈夫なのか…。
[熱を感じたのは自分だけらしいのには安心したが。]
なにもできないね。
[ごめんなさい、と言って軽く頭を*下げた*。]
ヤニクは熱いの?
アタシは何ともないけど
[引き摺られ戻り切れない像は未だ酩酊中の身に似る。
感覚が確かなら今も痛みと熱があるのかも知れない]
―――大丈夫?
[問われたのと同じ事を問いかえして手を伸ばしかけ、
触れれば熱いかとヤニクに触れる前に手は留まる]
[誰かに助けを求める事は殆どの場合なくて、
何かをして呉れようとした事が意外そうな面持ち]
…ヤニクが謝る事じゃないでしょう?
[謝罪に困惑し伸ばし掛け留まっていた手指は、
ヤニクの前髪に遠慮がちに触れ微かに揺らす]
変なヒト
面持ちを和らげたのも束の間、スティーブンとヴェラの会話に眉を潜める。
そんなの…冗談じゃないわ
[何に対してか少なくとも自分の肉体など見もせず、
苛苛と腹立たしげに呟くのは口の中]
ヤニク…
[髪を揺らした手を彼の前へ差し出す。
掌には混じりあった傷跡の名残の茨]
引っ張って呉れない?
熱くて無理かな
開こうが閉じようが
どうせもうボロボロじゃない
[自分の肉体に対する執着など皆無な様子。
身体は承諾をしたから所有権の主張に抗議はせずも、
身体を護るスティーブンを冷ややかに見遣る]
其れはもうアタシじゃないわ
[スティーブンへと向ける棘のある物言いに、
ヤニクはどんな顔をしていたか。
緩やかに向き直り再び手を差し出す]
お願い ヤニク
ひとりでは―――*動けないの*
[ヤニクの助けを借り木の根が大地から抜ける如く、
ずるりと白い肌から黒い茨が抜けおちていく。
引き絞られ軋む身は生前の様な痛みを感じずも、
全く別の痛みに瞳を見開いて握る手に力を籠める]
…っ
[引き抜かれる白い脚が現れ立つ頃には、
ぶちりと千切れ喉元にチョーカーの様に残る茨。
指輪の如く茨の絡んでいた薬指は、
何時の間にか指ごとおちて手指の一本が欠けた]
ふ ゥ
ありがと ヤニク
[助けを借りたヤニクの手は大丈夫かと、
握り締めていた手を緩め彼の腕を引き寄せ覗き込む]
…ヤニクをこんな目に合わせたの
きっとスティーブンでしょ?
アナタが殺されたのアタシのせい
アタシとシたらスティーブンが妬くの予想は出来たし
何よりアタシ留めなかったから
[ヤニクの手首をなぞる手指はとまり顔をあげ見詰めて、
目を逸らしてしまわぬ様に眩しそうに瞳を細める]
でも ヘクターでもサイラスでもなく
ヤニクを殺すんだから
スティーブンも勘だけは働くのかな
スティーブンってね…
他人の顔色ばかり伺うのにヒトのコト判らなくて
全然 冴えなくて
何をさせても要領が悪くて
でもあのヒト 純粋で真っ直ぐなの
[再びヤニクの手首を労わる様に撫ぜながら零す。
苦笑と云うには今にも泣き出しそうな幽かな笑み]
スティーブンを独りにするの心配で
動けなくてもイイって何処かで想ってたけど
やっぱり駄目みたい
だってあのヒト…―――
今もアタシを見てない
[此処にある像でない肉体を抱いているからではなく、
生死に関わらずスティーブンの見る世界との距離]
誰が如何なろうと構わなかったし
全部壊れてしまえばイイと想ったのに
ヤニクが此処にいるの
―――全然 似合わない
[生前にそうした様に触れていたヤニク手へと、
薬指の欠けた手指を絡め繋いでゆらりと揺らす]
アナタならほんと天国にいけそう
[繋いだ手を解き惜しむ態でヤニクの掌から、
指先へと辿りなぞりゆく手指]
同じポーンなのにね
[あんなに鮮やかに見えていた筈の世界。
古い映画の様にモノトーンになってしまえば、
赤は黒に見え―――白と黒のコマおくり]
Tu es blanc. Et....
Je suis rouge.
[そっと囁き終える頃には触れていた手も放れる。
血とワインと焔の赤に彩られた黒い世界。
彼だけが白く見えたのもまた酩酊故の*錯覚か*]
私が欲しかった――未来?
[マーゴに問われて瞬く。
おぼろげに思い出す、女王として振る舞っていた自分。
しかし、望んでいたのはそれではなくて――]
そう、ですね……。
私はただ、誰とでも普通に接する事の出来る――そういう、「普通」が欲しかったのかもしれません。
私はずっと、誰かの所有物だと思って、生きて来ましたから。
[女中は余り過去を語らない。
ただし、如何なる時も屋敷を離れぬ彼女に帰る場所がない事は、長く屋敷に関わっている者なら勘付いている者も居たかもしれない]
[その女中に、主の従妹が紡いだ、謝辞の言葉。
女中は目を見開いて]
ご主人、様が?
――いえ、礼を言うのは、きっと私の方です。
私もきっと――此処に居られて、孤独ではなかったのですから。
[歳の近しい主を、友人と思う事は終ぞなかったが。
親しみを感じていなかった訳ではなく。
何処かに姿を消した主人を思い、女中はしばし瞑目した]
だって……。
[そんな力なんてありはしないのはわかっているのに、何かできるかと一瞬でも思ってしまって。]
[髪にそっと触れるマーゴの手は優しい]
『そんなの…冗談じゃないわ』
どうかしたの?
あの人たちが何カ?
[マーゴの語気には苛立ちが滲み、眉は顰められている]
『其れはもうアタシじゃないわ』
[言葉の向かう先は、恐らくは彼女の亡骸を抱く男─彼女が炎の中から助け出した男でもある─。]
[二重映しになる、死せる者と生ける者の光景。
其処には先程、スティーブンにこちらへと送られた青年の姿もあった]
――――
[先程は冷たい視線で見詰めていた彼の死。
しかし、屋敷を訪れた時の彼の様子を思えば、微かな後悔が胸を過ぎった]
私が、止められていたなら――か。
[今となってはどうする事も出来ず、ただマーゴとのやりとりを見詰めている]
[差し伸べられた手を取って、マーゴの荊からの脱出を手伝う。]
あれ?今ハ……
[さっき灼熱の棘を刺してきたはずの荊は、今度はぬるくすらない。
気をつけるのは棘だけだ。
手を取り、肩を掴んで荊の戒めの外へと。]
痛くテ我慢できなかったら、言ってね、マーゴ。
……あァ、大丈夫だったヨ。痛くも熱くもなかったんだ。心配はいらないかラ。
[荊から抜け出す事のできたマーゴが自分の手を取って、何事もなかったかと裏表をひっくり返さんばかりに見ている。]
[そのままでマーゴが語り始めたのは、とある不器用な青年の話。]
[──いつしか、繋がれていた手は離れてしまっていた。
自分の手からマーゴの顔へと視線を移す。]
そういえばあの人には、「邪魔するな」、「盗るな」って何回も言われたんダ。あの時ハ、何の事だかわからなかったけど─
──あの人の傍にいる気がないのなら、これからマーゴは何処にいるつもりなノ?
[離された彼女の手に向かって、手を伸ばした。
一人でいて欲しくない 願わくば、傍にいて欲しい]
邪魔してるのは何時だって自分なのにね
ほんと莫迦なんだから
[スティーブンの言葉を聴けば呆れて呟くも、
問いにはヤニクを見詰めて瞬く]
アタシ? ふふっ
悪魔に天国は似合わないでしょう?
女王様の犬とは遊び足りなかったし
冥府の犬と遊びにいこうかな
[云うも冥府が何処に在るのか知る筈はなく、
伸ばされる手に気づけば手指を伸ばして触れる]
心配して呉れるの?
ほんと変なヒト
そろそろお開き、でしょうか?
[正気に戻りつつある――或いは、元々正常ではなかった――面々を見ながらぽつりと呟く。
視線は悲鳴を上げる男の――最期に見た記憶のある男の行く先を追った]
[狂った様に鳴り響く柱時計の音。
まるで澱んだ時が一気に流れ出すかの様に、
溢れかえる時の氾濫が齎す混乱]
キレイだわ
とても キレイ
ホウカイの音が聴こえる
壊れて イク
[ノーリーンの呟きは恐らく予想通りなのだろう。
残る人間は少なく時は動き出したのだから]
最後は華やかだといいのに
あの人ハ──どうなるんだろう?
[生者たちの混乱と恐慌─一因は自分の死体にもあったりするのだが─を見つめながら呟いた言葉は、マーゴに向けられたのか否か。]
[触れた手をそっと、けれどしっかりと繋いだ。自分の意志でこの手を離すつもりはなく。]
そうですね。
永遠に、傷痕として残るなら。
――きっと、消えてしまった方が。
[マーゴの言葉を耳にして、それに返すともなく呟いた]
何もかも、終わってしまう?
[3人の生者をただ見ているしかできぬまま。]
[繋がれた手を見て三度瞬くも解く事はなく、
ヤニクの言葉に喧騒の方へと顔を向ける]
また誰か来るんじゃないかな
だってみんな未だ醒め切ってないみたい
スティーブンがこないとイイけど
[呟きはスティーブンの死を願わぬからなのか、
彼との再会を望まぬからなのかも曖昧]
ヘクター辺りは既に傷がいたそう
[ 脅え ]
[ 逃げ ]
[ 惑う ]
カラダは一番無事っぽいのに
[ノーリーンの言葉に返すともなく、
ヘクターの様子を眺めて呟く]
アタシを殺したのはスティーブンだけど…
可能にさせたのはアナタなのに
忘れちゃったの?
[スティーブンが穿った痕の他に傷痕はないけれど、
ヴェラに首を締められた事も今は覚えている。
聴こえぬ声を囁く声音は酷く優しくて微かに愉しげ]
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