190 やどかりさまの、暇潰し
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ー「離脱」する前ー
乗っ取ろうと思う人が…誰もいなかったなら。
何ら問題はなかった筈なのですけど。
[私はそう言って、視線を少しだけ遊ばせます。
既に一つ、乗っ取ろうとする人は出てきていたから。
一つ反例があったのに、もう一度信じるなんて。
集団ではまず出来ないでしょう。]
合言葉…ですか。
それ程不自然であってもいけないでしょうし…では。
「あなたの天使は?」
そう聞く事にでもしましょうか。
[私自身はBLには全く興味はなかったのですが、もしかしたら彼が同人誌を作っている事は知っていたかもしれません。そうでなくとも、此処でそんな発言をしてた事を覚えていたので、それが印象に残っていたのでしょう。]
[そうして、耳元に顔を寄せて。]
私にとって貴方は…必要ですから。
宜しくお願いしますね?
[そう言って、私は彼に一瞬笑みを浮かべました。]
あ、あと。
[そう言って、少し言わなくてはならない事を思い出します。]
もし白戸さんが入れ替わったら…乗っ取ろうとするかもしれないかなぁって、思う事があって。
「そんな事言ってる奴もいたなぁ」って、思って頂ければ。
[疑いたくは無いのですけどね、と私は付け足しますが。
彼は彼で。何だか…ね。]
[再び襲ってきた虚脱感。
何処か、吸い込まれるような。そんな感覚を私は持ちました。
何かから引き離されるような感じはあるのに、抗えそうにもなくて。
身体が倒れる衝撃を感じるや否や、この身に感覚はなくなりました。]
[私は…先ほどまでいたマドカさんの身体を見下ろしています。
身体を見れば、自らも半透明になっていて。
…山田さんと同じ状態になったのでしょう、と考えました。
周りを見渡せば、部屋の中だけでも再び数人の様子に…違和感。
白戸さんはオカマのように叫び、エイルさんは逆に奇妙に落ち着いているように私には見えて。
入れ替わりも起きているのかなぁ、と思います。
周りを見渡して、恐らく「元々のエイルさん」であろう人に近づいて。]
「あなたの天使は?」
[耳元でコソリと。
山田さんが見えていた彼なら。私に気がついてくれるかなぁ、と。
所で、今。
私は誰に見えているのでしょうか?]
あらあら。
[私は別に「今のエイルさんの身体」の所にはいなかったのに、なんて。そんな事を思いながらそちらの方へと近づいて。]
残念…それでは貴方をエイルさんではないと言ってることになってしまいますね…。
[そう言って、クスリと私は笑いました。]
うーん、白戸さんかなぁ…?
それとも他の男性の誰か?
[私の身体にいた人が誰かは自信がないけれど。恐らく白戸君は誰かと入れ替わっているから。]
ところで、貴方は私が誰に見えますか?
[気を取り直したようにそう尋ねれば、彼は何と答えたのでしょうか?]
そうですか。
自分の姿を自分で見ることはまだ確認出来ていませんでしたから。ありがとうございます。
えぇ、エイルさんの中身でないなら誰であるかは頑張ってまで探そうとは思いませんから。
だってそのままの姿で過ごす事になるかもしれないなら、決心するかしないかでしょう?
私は…いや私達は巻き込まれるだけで。
まだ誰の身体で生きるかも、戻れるのかもよく分からないのでしょうけれど。
まぁ、私とかは…どうなるのでしょうね。
[そう言って少し苦笑いを私は浮かべました。]
……霊魂の形は、入れ物に依存するのですか。
[そうとだけ、一言つぶやきながら。
私はさきほどまで自分が入っていた「身体」を見送りました。]
[入れ物に固着されていく魂は、いつかはそれが普通だと認識するのでしょうか。
完全に自らをそのものだと感じていたならば。
その時は霊魂の形は元々の身体を形成するのではないのかなって、私は考えたから。
だから、いつか誰かの身体で生きるしかなくなったとしたら。
その時はその時で、次第にそれを受け入れていくのかもしれませんね、なぁんて。そんな事を思います。]
[私はフワフワと浮きあがって。
今度は「私の身体」の方へと向かいます。
その表情、仕草。言い方は…どうしてでしょうか、私のように思われて。
痛い。怖い。
そのような感情、感覚を。私に与えたようでした。
それをきちんと言語化することは…よく出来ませんでしたが。
目の前に「まるで自分」のようなものがいるならば、今の「私」って何なのでしょうか、と。
何処からも、何からも必要とされず、存在を消される程度のものなのでしょうか。
まぁ…そうかもしれないなって思うと。少しは気が楽になったような気もしました。
取り敢えず私は「彼女」を覗きこんでみます。私が、見えるのでしょうか?]
「貴方」が「貴女」のつもりなら…「私」は「私ではないもの」にならなくてはいけないのかもしれませんね。
だってあなたは今…「私」からみても結構、「井上さん」に見えますから。
[目の前の「私」は「私」が見えるようで。
でもそれは本当は「私」ではない筈だって、私は思っていて。]
あなたは最初は誰でした?
捨て去らなくてはならない時が訪れるとしても。
そんなに簡単に…そうなってしまっていいのでしょうか?
それは今迄を捨てる事に、なりませんか?
[「私」の中の誰かに、そう呼びかけるけれど。意図を持ってそうしているのだとしても。最早自身を「井上 恵都」と思い始めていたとしても。
どれほどこの言葉が届くのかは、分からない。
だけど、今こうしているのは。「自分じゃなかった筈の人」が、「自分」へとなろうとしている。
それが___私には怖かったからでした。]
[私は誰か。
私が「鈴さん」の身体でも。「私」の記憶は「井上 恵都」であると。
信じているから。
それが揺らぐ事になるなら。その時初めて、私は「私」では無くなって。ともすれば「僕」にもなってしまうのでしょう。]
[ある時聞こえた言葉が、私の耳に届きます。
普段の答えと変えて頂く事で、逆説的にエイリさんだと分かるように。
そうしてもらおうと思っていたのですが。]
……っ、エイリさんですね。
[トクリと鳴った気がした私の音は。
今迄誰も、そんなこと言う人がいなかったからだろうな、って自己分析。
それにやっぱり…言わせてしまった感が若干あります。
だから心に感じた違和感は、形には出さないで。]
エイリさんが今の私みたいにならなくて良かったです。
貴方はその場所にいるべき、大事な一人なのですから。
[御名縣さんに向けられる言葉の合間に漏れる言の葉。
それを聞いた私も、なんだか心が痛む気がして。
届かないのであろう思い。届かせようとしていない思い。
それは社会的には救われなかった筈なのに、今ならまだいい筈なのに。そうはしないのが彼…エイリさんで。]
私では分からないのでしょう、きっと…貴方の今の気持ちを。
でもきっと。御名縣さんは、本当は貴方の方を向きたかったって、思いますよ…?
[そうとだけ言って私は一旦口を噤みます。
余計な事言いましたね、ごめんなさいと言って。]
[少し時間が経って。彼は椅子に自然に腰掛けて。
その側に寄った私は、ふと思いついたように囁いてみます。]
そんなに、気負いすぎないで下さい。
…そうされていたら、
[ジョークに聞こえるように、声に軽さを含める事が出来たでしょうか?
彼が疲弊するのは、私は望まないから。
少しでも、楽になってくれるといいなって、そう…思ってそんな事を口に出したのでした。]
……
[ぼうやりと部屋の隅。
腰を下ろし、動きをみていた。]
お前も大概、
気遣いが過ぎるな
[はは、と軽い調子で笑う。]
今の私に、何が出来ますか?
[掛けられた言葉に私はそう答えます。]
元々私には…何もすることは出来ませんから。
[あ、でも…と小さく呟いて。]
私なんかが色々しても…嬉しく無いでしょうね。
[今更気づきました、と苦笑い。]
いいや。
[嬉しくないという言葉をきいて
否定の言葉は、はっきりと。]
誰かに気遣われて
誰かに思われて
それを嬉しく思わない奴なんて
そう多くはないさ
[素直ではない言葉で、彼女を評価した。]
はは
[思わず大きめの声が出てしまった。
>>*4 小さく頷いて]
だよなぁ
[同意しておく。]
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