17 吸血鬼の城
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― サイラスの部屋 ―
―――…、…!
[ つ、と。 触れた手は、常よりも冷たく。 思わず貌を見上げて。 紅に染まった 瞳を、見て。
叫び声の形に、口が、大きく 開かれた ]
―――― ぁ…、……ぁぁ…
[しかし結局、喉の奥から零れたのは、掠れた声だけで。 サイラスを見つめたまま、ふらり、蹌踉めいて。 一歩 あとじさる。]
(230) 2010/06/22(Tue) 15時半頃
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[――私の、と。 城主にそう呼ばれる事は女にとって当然の事。 サイモンに呼ばれた時とは違い取り乱す事などない]
お兄様……?
[逸脱とは何をさしているのだろう。 女は不思議そうに首を傾げ薄い笑みを刷く兄を見詰める。 薔薇達、と兄は言う。 其れは私を含めての事だろう]
私は――… お兄様から逃れようなんて思わないのに。
(231) 2010/06/22(Tue) 15時半頃
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─廊下─
もう…、これ以上は。
[血腥い食事の間に背を向け、ドナルドと別れて薔薇の仄かに香る廊下を歩きます。 食事の間、そこで起きたことの──犠牲になった者の気にならぬわけではなく、ただその惨劇はまだあまりに生々しいものでありました。]
(232) 2010/06/22(Tue) 16時頃
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無事で…いてください。
[いつかの言葉。>>2:120 呟いた言葉は、記者へと向けた遠い返答。
そうして、もう一人。 同じような言葉をくれた人がありました。]
───あなたも。
[捜し求めたのは、静かな気遣いをくれた薬屋の姿。>>2:223]
(233) 2010/06/22(Tue) 16時頃
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……私のローズ、それでもお前は――
[逃れる気は無いと言うその口が ひとであった頃城主に何を言ったのか 思い出す事を止め、緩く首を振った]
湯浴みを 着替えてくる。 流石に……食事の後の姿では 客人に失礼だろうからな。
白薔薇、黒には客人の監視を任せている。 お前には其れと合わせてローズの護衛を。 万が一があれば、解っていような……?
[手放す気は無いのだ。 館に漸く咲いた薔薇]
(234) 2010/06/22(Tue) 16時頃
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>>230
[マーゴと瞬時目があった。 それから、彼女の口がぽかりと開いて、
その貌たるや、驚愕の形に……自分が以前の自分でないことを知られたこと、理解する。]
――……マーゴ……。
[それでも、思わず呼びかけた言葉は、想像以上に弱弱しく、己にも聞こえた。]
――……ッ
[後ずさる姿に、眉を寄せ、己の喉に片手を当てる。もう片手はテーブルを押す。]
――……自分は、もう……
[その紡いだ言葉、先は言わずとも伝わるだろうと思った。]
(235) 2010/06/22(Tue) 16時頃
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花売り メアリーは、長老の孫 マーゴの声は未だ聞こえず。
2010/06/22(Tue) 16時頃
花売り メアリーは、水商売 ローズマリーの面影を脳裏に描いて、ふ…と、目を伏せました。
2010/06/22(Tue) 16時頃
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─廊下─
……っ…、あれは。
[咄嗟に、廊下の角に身を滑らせます。 物陰からそうっと見遣った先に見えたのは、酷く物騒なその姿。>>216]
何をするつもりなの…?
[口元に手を当て、呟きます。 彼が向かう先──あちらは、客室の並ぶ方ではないでしょうか。]
(236) 2010/06/22(Tue) 16時頃
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…、まさか。
[絶望に囚われた人間の行く先を、誰が知り得ましょう。 けれども行いの想像するには易く、慌てたように廊下の一角で真紅のスカートが翻ります。]
殺し合いなんて…っ。
[想像は足を速めさせます。回り込んで、先へ。 やがて客室の見えて来たとき、先程の男性の姿はまだ見えていないようでありました。]
(237) 2010/06/22(Tue) 16時頃
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― サイラスの部屋 ―
……… ――…ん、な ―― !
[喉が、乾いて。 言葉が、うまく出ない。]
な……ぜ …――
[へたりと、膝が崩れて。 ベッドの脇に座り込んで、サイラスを見上げる。 見開いた眸に浮かぶのは。
――強い混乱と、 恐怖 ]
(238) 2010/06/22(Tue) 16時頃
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お兄様……
[兄の言葉の先が気に掛かる。 何を思うのか女には分からない]
私はお兄様の傍に居ても良いのですよね……?
[いつか訊ねた問い掛けを向けるのは 在りし日の記憶がないから。 確認することで此処に居るという返事に代えた]
――…失礼とは思わないけれど お客様の目には毒かもしれませんね。
[強すぎるその色香は人間の身には毒ともなろう]
(239) 2010/06/22(Tue) 16時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/06/22(Tue) 16時頃
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――…行ってらっしゃいませ、お兄様。
私は……大丈夫ですから……。 ちゃんと大人しくお兄様のお帰りをお待ちしています。 だから、如何かごゆるりと……
[柔らかな微笑を城主へと向けて静々と頭を下げた]
(240) 2010/06/22(Tue) 16時頃
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>>238
[へたりと座り込むマーゴをチラと見やり、また目を伏せる。 城主の声が裡に響く。]
(お前は暫くひとを喰らうな。)
[その制止の命令を心内に繰り返す。 繰り返し繰り返し、
だが、それを耐えようとするほどに、眸の紅は増すのだが……。 それでも、己の首をぐっと己で絞めるように掴み、首を振って……。]
――……逃げるんだ。
[そう、告げる。]
(241) 2010/06/22(Tue) 16時頃
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─廊下─
はっ……あ…。
[廊下を走り、息が切れます。 どくり、どくりと心臓が脈を打ち熱い血を巡らせるのです。
───彼らにはもうない、赤い血を。]
……。
[髪を整え、真紅のドレスへと手をやります。 廊下で身なりを整えて顔をあげますと、ひっつの部屋の扉が開いているのが分かりました。]
(242) 2010/06/22(Tue) 16時半頃
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[肌蹴た衣、流れる朱 まるで情事の後のような、気だるい仕草 人の目にはどう映るのか]
勿論――…お前は私の傍に。 何時でも 名を呼べば良い。
[直ぐに行くからと安堵させるように笑み 亜麻色の髪が揺れるのを見ながら その場から掻き消えた]
(243) 2010/06/22(Tue) 16時半頃
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― サイラスの部屋 ―
…、……――
[逃げろと。 その言葉に、身体がふるりと震え。
ベッドや、壁に取りすがるようにして ようやく立ち上がる。]
…、――で、も…
[変貌してしまったそのひとは。 それでも、ひどく苦しそうで。
でも。それは、自分がいるから、かもしれず。
伸ばしかけた腕を、自分で掴んで、引き寄せた。]
(244) 2010/06/22(Tue) 16時半頃
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[俯いて。 唇を噛んで。
ふらりと蹌踉めいて。 扉へと、一歩 一歩 歩き出す。 ]
……… …。
[サイラスの横を通るとき。 その変わってしまった瞳を、じっと見つめた。]
(245) 2010/06/22(Tue) 16時半頃
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あの…サイラスさま。いらっしゃいまして?
[こんこん。
来訪を知らせるべく、扉の横の壁を叩きます。 あまり良い音は出ませんでしたから、そのまま思い切って声をかけたのですが、]
────…?マーゴットさま?
[その場の様子に、ぱちりと瞬きます。
見れば見慣れた薬屋の姿はそこになく、黒い天鵞絨に紫水晶を止めた背の高い男性の姿が、ひとつ。丁度顔は見えなかったのですけれども、彼に対するようにしてベッドの脇に座り込んだマーゴットの姿は、良く廊下からも見えたのでした。]
(246) 2010/06/22(Tue) 16時半頃
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>>245
[マーゴが伸ばしてきた手を自分で制止するのが見える。それでいい、と思った。 その貌が怯えに染まるのは、悲しい。なぜかそう思った。 なれば、消えてほしい。
それは、反するけど、願いでもあった。
そのとき、ノック音がして、またそちらに無防備に紅の眸を晒す。 メアリーの姿を見止めると、また、瞬時見開いて、何か言おうとして、押し黙った。]
(247) 2010/06/22(Tue) 16時半頃
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――……
[そう、きっと、何も言わずとも、彼女らは逃げるだろう。 そう判断して、視線は薬瓶に戻す。
中から一つ、薄紫の粉が入ったものを取り出すと……。 マーゴとメアリーのほうを向いて、しゃがみこむと、それを二人に向かって転がす。]
――……薬です。 朝と眠る前に、一つまみずつ
飲むといいでしょう。
[姿は見ずに…。]
(248) 2010/06/22(Tue) 16時半頃
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― サイラスの部屋 ―
[壁を叩く微かな音と、 自分の名を呼ぶ声に。
はっとして扉の外に視線を移せば、赤い花のような人。]
…、――! いけません、メアリー様…!
[なぜか。 サイラスの姿を見せたくなくて。 制止の言葉が口をついて出た。]
(249) 2010/06/22(Tue) 16時半頃
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………っ!!
[鮮やかな紅玉の瞳を向けられた瞬間。>>247 思わずハッと息を呑み、はしばみ色の瞳が大きく見開かれました。
押し黙るその姿、身に纏う衣服も──何よりも、その気配を変えたサイラスの前に、思わず呆然と立ちつくしたのです。]
な──…。
[ゆるり。視線を巡らせますと、マーゴットの蒼褪めた白い顔が見えていました。]
(250) 2010/06/22(Tue) 17時頃
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花売り メアリーは、薬屋 サイラスの転がした薬に「あ…」と声を上げてしゃがみこみ、
2010/06/22(Tue) 17時頃
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―最上階/浴室― [私室から繋がる浴室で、バスタブの湯に浸かり 影に身を委ねている。 蠢く影は、新たな眷属の様子を伝えてくる。 彼女たちの反応、葛藤 其れでも己に従う彼の揺らぎを感じ、城主は愉しげに哂った]
そう、誰も私には逆らえぬ。 ……恐怖に怯え、平伏し 外聞も無く乞うが良い
醜い欲に塗れた人間の姿は……何より私の愉しみ
[バスルームには暫し水音と、低く甘い溜息が*響く*]
(251) 2010/06/22(Tue) 17時頃
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…、サイラスさま。
[手の中に転がり込んできたのは、淡い菫の色の粉薬。 それをそっと握りしめ、そうしてもう一人の娘の顔を見返しました。]
マーゴットさま…、……。
[鋭い制止の前に部屋に足を踏み入れてしまったことが申し訳ないのか、この場に行きあってしまったこと気掛かりなのか、もはや自分でも判然としない心もちで、ただ情けない顔をマーゴットへと向けたのです。]
(252) 2010/06/22(Tue) 17時頃
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―食事の間→廊下―
[どれだけそこに立ちつくしていた事だろう。 やがで顔を上げると、のろのろと歩き出す]
……ごめん。 ちょっと一人にさせてくれないか。
[少し前に、『一人で居ては危ない』と声をかけたその口で、一人になりたいと言う。 自虐的な笑みしか浮かばない。
廊下の窓。いつまでも変わらぬ黄昏の光の中に映るのは、情けない青年の顔。 あまりにも無力で。そして、言葉だけはいつも傲慢で。
なんだか、とてつもなく嫌になり、屑折れるように窓に背を預けた]
(253) 2010/06/22(Tue) 17時頃
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― サイラスの部屋 ―
……メアリー…、さま――
[泣きそうな、眸で。 足をもつれさせながら、戸口に寄る。
メアリーが拾い上げた薬瓶と、 視線を向けようとしないサイラスと。 こちらを見るメアリーの顔と。
交互に見比べてから、よろりとメアリーの方に倒れかかった。]
(254) 2010/06/22(Tue) 17時頃
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―白薔薇の香る広間― >>220>>221 [手元に伏せた眼差しが、一度 瞬いて]
―――……、
では、そのように。 ミルクも、私がお入れ致しましょう。
[感じたのは稚さ、いつの間にか追い越した年輪のせいか。 いや、まだ自分が少年とも少女ともつかなかったようなその頃から、彼女はどこか少女めいていて。 ――そんな幻想が、彼女の言葉に潜む望みを見失わせる。]
折角、今宵のお召しものは、よくお似合いですのに。 そのようにお顔が曇られていては――。
案じるは、当然のことでございましょう。
[当然という言葉の示すは、その立場であったのかは知れず。ただ、少しでも彼女の心を慰めたいとの献身は、如何程の効果があろうか。ミルクの混ざる紅茶からはその本質たる香気は失せて、けれど口当たりだけはまろやかで優しい]
(255) 2010/06/22(Tue) 17時頃
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>>226>>229 [ その呼びかけの声に主が気配を知れば 、即座に立ち上がり深く頭をたれる。
主が言葉の示す意味は、深くは知れず ――ただその姿の壮絶なまでの艶やかさに、 皮膚がざわつくような感覚を覚えるだけ。]
――……逃れる。
[そんな言葉を言ったのはもう遠い昔、 胸ポケットに収まるものを思い出す。
あれは、何故「戻って」来てしまったのか ――…己の為になどと、そんな幻想はない、けれど]
(256) 2010/06/22(Tue) 17時頃
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記者 イアンは、花売り メアリーは無事だろうかと、ふと思った。**
2010/06/22(Tue) 17時頃
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>>234 [言葉に思考が引き戻される。 主の思考が己と同じく、過去を彷徨っていたことは知らない]
――行ってらっしゃいませ、旦那様。
お嬢様の護衛、でございますか、 畏まりました、ご命令とあらば――。
[久しく刃など手にしていない、用意があるはミセリコルディア程度。 死に切れぬ状態のまま「処分」を求められた客人に慈悲をもたらす留めの短剣]
――お嬢様、少し用意を整えてまいります。 なにかありましたら、すぐにおよび下さいね。
[白薔薇は城主が命に従うべく、その場を辞す]
(257) 2010/06/22(Tue) 17時頃
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[ゆるゆると顔を上げた。 妹の目にさえ今の兄の姿は婀娜なるものを感じさせる。 トクリと跳ねる鼓動。 けれど甘やかすような兄のその調べに満ちるのは安堵]
――…はい、お兄様。
[人ならざる者となり 記憶も失った女には他に身を寄せる場所など無く。 同胞である兄の傍以外に自分の場所は無いのだと思い 彼に対してのみ己が居場所を求める]
(258) 2010/06/22(Tue) 17時頃
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奏者 セシルは、ランタン職人 ヴェスパタインの言葉に想いを馳せる――**
2010/06/22(Tue) 17時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/22(Tue) 17時頃
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─サイラスの部屋─
あ…っ…
[ふわり。と、華奢な身体が揺らぎます。>>254 それへと両手を差し伸べ、とん。と、共に縺れるように壁へと背をつきました。
縋るように倒れ掛かった彼女の、肩口に感じるのは僅かな震え。 泣き崩れるのを堪えているのだろうかと思われるのは、先に兄を失った自らにその姿を重ねる所為。]
…大丈夫。だいじょうぶ、ですわ…。
[ひどく空虚な慰めの言葉を呟き、その身体を抱きしめます。
……いいえ。 支えを、温もりを必要としたのは、自分自身であったのかも知れません。]
(259) 2010/06/22(Tue) 17時頃
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