185 恋愛ラボ―橘の咲く頃に―
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モニカは、クリスマスに話の続きを促した。
2014/07/16(Wed) 00時頃
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[可愛いと言われれば、恥ずかしそうにしてから。]
みっちゃんのやってみたいことって? 聴きたいです。
[みっちゃんなら、なんでもやれてしまうような気がしてしまって。何でも知ってるように思えるのだ。 それでも難しいのかなと、興味を持った。]
(237) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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――朝・自室――
んーっ
[パソコンで書き込みを終えると 立ち上がり大きく伸びをして、あくびをした。 カーテンを開けると、瞳を細める。 >>233 窓の外、庭の向こうのほうでは 誰かが朝から掃き掃除をしている。 木佐さんかな、と思いじっと見つめてみるが]
りいちさん?
[それは男性の姿だった。 朝から掃き掃除だなんて凄い。]
(238) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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マユミは、窓を開けた。
2014/07/16(Wed) 00時頃
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りいちさぁん
[窓を開け、呼びかけてみる。 忙しそうなその背中に声は届くだろうか。]
(239) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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――午前・自室――
出社日なんて死んでしまうわ……。
[当然社会人に求められるのは常識ある格好。 白のワイシャツにネクタイを締めて、出社準備。 猫耳パーカーなんて必要ないのだが 一応鞄に入れておく。
マスクをつけて、自室を後にした。]
(240) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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ん?おお、湯来島サン。オハヨ〜。
[窓が開く音がする。そちらに顔だけ向ければ、湯来島サンが窓から顔を覗かせていた。ボクは彼女に挨拶する。]
[と、その時。軽快な音楽とともにゴミ収集車がアパートの前を通り過ぎていった。]
……。
(241) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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うおお、待ってくれェー!
[ぱたぱたとサンダルで駆けて、ゴミ袋を両手で抱えて収集車を追いかけて行った。]
…〜〜っ。 間に合った!
[なんとか間に合った。息を切らせつつ、アパートまで戻る。 しばらく膝に手を突いて、呼吸を整えて。まだ彼女の姿が見えれば軽く手を振った。]
(242) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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――午前・玄関先――
木佐さーん
[朝の水撒きだろう。 ぱりっとアイロンのかかったワイシャツを着た自分を見て 木佐さんはいつも笑う。]
そんなに……イメージじゃないっすか。
[しょんぼりしつつ、出社時間まで余裕があるので水撒きを眺め。 自分はみっちゃんと違い、大学を出ているわけじゃない。 高卒後、職業訓練校で二年間プログラム関係を学んで そのまま即戦力として採用された口だ。]
ふぁー、……っ、ちゅくんっ!
[マスクをしても襲いかかる花粉。恐ろしい。]
(243) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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あ
[走り去る姿。微か届く収集車の音楽。 なるほど、そういう事かと納得。 でもぼんやりしている自身は手伝いに出ず、 戻ってきたりいちさんを見て]
ふふ
[申し訳ないなと思いつつも、 軽く手を振り、微笑んだ。]
昨日の分のゴミ出しですか りいちさん、マメですね
(244) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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私のやってみたいこと、ですか
[夢の話、なんていうのは。 恥ずかしいから、あまりしないけれど。 まぁ、聞きたいというのなら、いいか。]
そうですね やりたい事は、沢山あったのですよ
宇宙に行ってみたいとか スポーツ選手になりたいとか 歌手になりたいだとかね
小さな頃は、そんな夢ばかり見ていましたけれど 今はどうでしょう
[じっとクリスの顔を見てから、首をかしげて。]
今一番やってみたい事は、そうだな 経営ですかね、幼稚園とかの
(245) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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――午前・玄関先――
[水まきをしながらも声がすればそちらに振り向いた。 スーツを着たその姿をみて、 ころころと笑いながら]
イメージと合わないわよねぇ いつ見ても
[ぴしゃ、と水を撒く。 くしゃみを聞いて]
スーツに着られてる感じがまだ拭えないけれど くしゃみをすると、渉くんねぇ
[小さく頷いた。]
(246) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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いやァ、ものぐさでも夏場の生ごみだけは嫌いでサ。
[額の汗を手で拭いつつ、湯来島サンに応じる。]
一人暮らしだと全部賄うからサ… 自炊しようにも俺の仕事が仕事なもんでね。
[作りおきをしても長い間空ければ何を作ったのかすら忘れてしまう。 仕事を続ける内に自炊の習慣は無くなってしまった。]
誰だって何回も溶けた野菜とか見たくないだろ〜?
[一度玉ねぎを腐らせた時はひどい悪臭が広がったものだ。 そんなことを言いつつ戯けて湯来島サンに手をワキワキさせた。]
(247) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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うん。
[そう言って、夢の話を聴いた。 みっちゃんがなりたかったものを知りたくて。]
栗栖は、なりたいものじゃなくて適当になれるものになってしまったのです。 小さな頃は、栗栖も同じようなものかな。 ケーキ屋さんとか、饅頭屋さんとか、…さんとか。
[みっちゃんからじっと見られて、頬を染めて。 最後はちょっと小声だったけれど。お嫁さん、と言ったらしい。]
みっちゃんなら、栗栖はどれも出来てしまいそうな気はしますね。 経営ですかー。栗栖は小さい子は大好きですよ。 資格とかは持ってないですが、みっちゃんがもしやるなら幼稚園の先生とかやってみたいです。
[それは、みっちゃんと一緒に居たいという私事も含んだ願望だったけれど。]
(248) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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それは嫌、ですね……
[わきわきする手を見て身をよじる。 ゴミ箱、或いはキッチンのゴミバケット。 その中で時間と共に形を変えて、 たかる虫の中で匂いを放つ姿。]
りいちさん
[それを思えば]
ありがとうございます 本当に……
[心から感謝の言葉が出るというもの。]
(249) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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リッキィは、キッチンで、ぴすーぴすーと寝息。**
2014/07/16(Wed) 00時半頃
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いつ見てもって もう僕、ここ入居してからの二年間は社会人ですよ?
[ぷぅ、と口を尖らせるがマスクのせいで 木佐さんには見えないだろう。]
でもまぁ、毎日出勤してるわけじゃないんで やっぱスーツ慣れないですね。 暑い。
[じとぉ、と蒸し暑さがワイシャツの中に篭る。 クールビズで半袖のワイシャツは 普段の長袖猫耳パーカーよりは明らかに涼しいはずなのに 気持ちの問題である。]
(250) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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適当になれるものでも、いいと思いますよ 世の中、なりたい物になろうとする環境がある方が希だ なれるものの中に、やりがいが見いだせるのならね
[小さな声になった、お嫁さんと言う夢は。 女の子が見る、当たり前の夢だと思っていて。 何を恥ずかしがるのだろう、と疑問に思う。]
お嫁さんとお姫様は、永遠ですね
[頬を染める彼女に、そう言ってから。]
それは私を過大評価しすぎですよ なんでも出来ますが、何でもプロには及ばない
私も小さな子、大好きですよ 次の瞬間に何をするかわからない、とてもスリリングだ
[だけど、彼女がやってみたいという事に。 含まれる願いを感じてしまえば。]
(251) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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たはは、良いんだよ。自分の為でもあるんだからサ。 会社勤めで忙しい人もいるし。
[改まってお礼を言われると気恥ずかしいものがある。 ちらりと玄関先を見やれば、スーツを着たクシャミクンの姿があった。 目が合えば手を振るだろう。]
嫌になったろ? だから湯来島サンも気をつけてくれると嬉しい。
[おそらく想像してしまったのだろう、あの忌まわしき姿を。 考えてみれば彼女からストレートなお礼を言われるのは初めてかもしれないな。と思いつつ。]
ハハ、朝っぱらからで腹が減った。 昨日の残りでも貰いに行くよ。
[喉も乾いたしね。と付け足してキッチンへと向かおうとするだろうか。]
(252) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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できるとしても、随分先の話ですよ 資金も必要だし、事業計画もあるわけじゃない
だから、それは随分先の話です
暫くは普通に働いて、普通の会社人になりますよ
[だから、と言うわけでもないけれど。]
何も一緒の仕事をしなくてもいい
君は君のやりたい事をしていいんですよ お互いにやりたい事をしていたって 一緒にいる方法は、あるでしょう?
(253) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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[24年間、完全に非モテだった訳ではないのだ。 何度かそれとなくアプローチを受けた事もある。 だが、「それとなく」では通じないのだ。 恋の萌芽が心にあっても、コメディが強力すぎて咲かせられない人間を、無理矢理起こす程に愛してくれる人がいなかった、だけ。
作業台の上でおかっぱは、メガネを外して寝入っている。]
(254) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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[講義の合間に。
携帯にて、『モミジ』に対して更なる返信が確認されれば>>206、彼女の石に対する愛が、前よりも鮮烈に伝わった気がして。
……実際に行動にしてしまった事は卑劣な事だが。 何か一つの事を好きでいること。それを見せつけられることで生まれる羨ましさ。それは妬みに変わりかねないと。
そんな事を思ってしまった。 真っ直ぐな物に対する妬みも、ありふれたものなのだろうから。 返信は、後で問題ないだろうと。携帯を再び閉じた。]
(255) 2014/07/16(Wed) 01時頃
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しっかり水分とるのよ
[暑がるのを見て少し心配そうに。 ん、とバケツを持ち上げて]
塩分も
[ゆっくりと庭の方へ歩き出し、]
忘れちゃだめよ いってらっしゃい
[顔だけ振り向かせて、微笑した。]
(256) 2014/07/16(Wed) 01時頃
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はい。 木佐さん、いつもありがとう。
[彼女と反対の方向、 「花橘荘」の表札がかかっている門の方へ のんびりと歩いていき]
いってきます。
[花粉対策の眼鏡をかけて、前髪をかきあげ 社会人としての道を歩んでいく**]
(257) 2014/07/16(Wed) 01時頃
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ええ、気付く範囲で。
[気をつけてと言われれば頷いて、 キッチンへ向かう背に手を振った。 りいちさんは玄関のほうを見ていたが 誰かいるのだろうかと視線を向けてみる。]
あ
[素っ頓狂な声が漏れた。 猫村さんも見えたのだけれど、 それよりもこちらへ歩み寄ってくる、 木佐さんの姿が目に入ったからだ。]
(258) 2014/07/16(Wed) 01時頃
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あら
[窓から顔をのぞかせるまゆみを見て]
まゆみちゃん、おはよう 学校は?
[うふ、と優しく笑って首を傾ぐ。 足は止めない。 だんだんと縮まる距離。]
(259) 2014/07/16(Wed) 01時頃
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[恥ずかしかったのは、みっちゃんのお嫁さんになりたい――という夢があるからで。 それは思っても言わず、]
ううん。 始めはみんな、プロじゃないところからだよ。 なろうと思って、なる為に勉強して、実際に仕事に就いて、沢山失敗を経てからプロになる。 みっちゃんなら、何に挑戦してもちゃんとプロになれると思うよ。
[それが過大評価かな、と思うけれど。 でも、それは本心から思ったことだったから。 にこりと、そう言った。]
(260) 2014/07/16(Wed) 01時頃
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ええと
[学校と聞こえて思い切り目が泳ぐ。 苦し紛れに出た言葉は、]
……おやすみ、です
[一昨日も、昨日も、今日も。 3日連続で自室に居るのを見られているのに 暦と合わない3連休なんて。 さすがにそんな学校、知る限りは無い。]
(261) 2014/07/16(Wed) 01時頃
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そう
[笑顔を絶やさない。 足を止めない。]
……で、 学校は?
[たっ、とあと数歩の距離で止まって ぎっと首を傾いだ。]
(262) 2014/07/16(Wed) 01時頃
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……
[無表情で固まった。 数秒の沈黙。 空気が痛い。
ぴしゃっ、と黙って窓を閉めた。]
(263) 2014/07/16(Wed) 01時頃
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あッ
[窓が閉められた。 なるほど、と頷く。 窓の前まで移動して、]
おやすみなら 少し、お話しましょうか ここの水まきが終わったら行くから
[優しい声で]
待ってなさいね
[ふふ、と*笑う*]
(264) 2014/07/16(Wed) 01時頃
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うん。
[>>253 願望は、察せられてしまったようで。
分かっては、いるのだ。 ずっと一緒に居たい。 その想いは、想ってしまっても現実味はない。 やりたいことより、好きな人のことばかり考えてしまってもきっとうまくはいかないと。 分かってはいても、望んでみたくなってしまっただけで。 子供が好きなのは本当で、幼稚園の先生をやってみたいのも本当だったけれど。 栗栖がやりたいことは――、と考えるなら。 違う仕事をやる方が、きっと良いのだと思う。
ただ、頭で分かっていても。 一緒に居たい――と。 そう、望んでみたくなっただけで。 しゅんとしつつ、頷いた。]
うん。…そうだね。
(265) 2014/07/16(Wed) 01時頃
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……
[返答出来る訳が無い。 声は聞こえている。 変な汗が出てしまう。髪はぼさぼさだ。 選択肢はいくつかある。想像はしたくないけど。
一つ。思い切って逃げ出してしまう。 二つ。扉の鍵をかけてしまう。 三つ。ここで座して木佐さんを待つ。
悩む必要もないなとため息をついた。 3つ目以外を選んだ後の未来なんて それこそ、*想像したくない*。]
(266) 2014/07/16(Wed) 01時頃
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