189 とある結社の手記:8
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― 廊下 ―
[オスカーに声をかけた後、どのタイミングだったろうか。一区切りついた後かもしれない。 廊下の先から大声が聞こえた。何かを殴るような音もだ。>>159]
うわ
[驚いたような声ひとつをあげ、そちらに視線を送る。 オスカーに、ちょっと見てくる〜と声をかけそちらへと向かった。]
(161) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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[信じられる人を見つける。 けれど、それができないから優しくない人を考えた。 また、全員信じられないなら一番信じられない人を選ぶことも考える。]
……それで……いいのかな……
[眉を下げたまま名前の並んだメモを見る。 誰の名前を書くか、決められない。
誰を殺すのか、決められない。]
(162) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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……ラルフ、の、遺体はみた、けど……
[現実だとは思えなくて。 いないのだ、ということはわかっていても、まだ理解しきれていない。 それが不信感を与えているともしらず。 不意の大声に、びくりと肩をすくめた]
――人狼が、誰を襲うかなんてわからない、よ。
……ヴェスパタインに票を集めようとするかもしれないし、イアンさんがしたみたいに……
[ちびの女なんて、なんの脅威にもならない。 名前がかかれるかどうかも、わからないことにおびえて立ちすくんでいてもしかたない。 割り切っているような思考が、ヴェスパタインには余裕に見えているとは知らず]
ヴェスパタインが本当の占い師なら、人狼、みつけてみせてよ……
[そうすれば、おわるはずだと、小さくつぶやく]
(163) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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― 廊下 ―
[声がした方へ足を向けると、 見えたのはヴェスパタインとハナの姿だ。>>160>>163 近寄りがたい雰囲気だな〜とは思ったけど、思うだけで普通に近付くし声もかけた。]
どぉしたの〜?
[軽い声だ。占い師なら、という言葉が聞こえる。二人を見た。]
(164) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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──集会場、広間──
[オスカーの背を見送って、ひとつ、女は息を吐いた。 軽く部屋の中を見回す。]
…スージー。
[オスカーに話しかけられていた娘に、 魚屋の低い声がかかる。]
(165) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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…結社のことを、
──知りたくて知ったわけじゃあない、
とか、この前言ってたのは、 その、あたしらには聞こえない音の おかげかなんかかい。
[あのときにはしなかった問いをおいて、 尋ねる言葉は確認じみる。]
(166) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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……
[返事があっても答えがなくとも、 嫌がられようとも、 女は娘の反応だけをみて、]
…… その、声ってのは
[相手がその場を離れてしまう前に、 ぽつ、と疑問を続ける。]
(167) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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…、そいつが死んだ、そのときにしか、
聞こえないもんなのかい。
(168) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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──少し前、厨房──
[>>152キャロライナの返答に、沈黙を数秒。]
……適当に書く、のか。 ……数の多い奴が、…… 死ぬ、んだぞ。
[顔を歪めずにいられない。 彼女は人間だ。けれど、どこかがいびつだ。]
………… おれは…………殺されるなんて、絶対に、ごめんだ……
[独り事のように呟いて。
キャロライナがどこまで状況を認識して、何を知り、何を知らないのか。 気遣いが及ばなかったのは、考え事を積み上げすぎていたせいかもしれない。]
(169) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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[尋ねかける話は、──ごく個人的な問いだ。]
… いや。
[ただ、もしも、死人の声が聞こえ続けるものであるなら、結社員だという彼の兄の生死もわかりそうな話ではあった。]
…邪魔したね。
[だからか、答えがあってもなくても──それはそれで仕方ないというように、女は、引き止めたことへの謝罪を述べて、彼女の傍からは離れ、広間から外に出やった。]
(170) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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──現在、廊下──
あのやろ、
[>>163初めて知ったイアンの工作に、目の裏が真っ赤になるようだった。 卑怯者、となじる相手は、既に居ないと知りながら。]
…… おれだって探してる、 っ
[再度叫びを上げそうになったところへ、>>164別の声が割って入った。]
(171) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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魚屋 ワンダは、メモを貼った。
2014/08/17(Sun) 22時半頃
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リー、 ……
[人狼ではない。
叫びにためた息を、ゆるゆると吐き出した。]
(172) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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ワンダは、リーが、一足先に出て行った廊下を見やる。
2014/08/17(Sun) 22時半頃
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― 廊下 ―
[必要以上に小さく見られないように、いつもはどんなときでも顔を上げている。 けれど今はそれもできずにうつむいてため息をこぼし。
聞こえたリー>>164の声にゆるりと瞬いた]
……リー
[小さく名を呼び、ちらりとヴェスパタインを上目遣いに見やる]
誰が、人狼なんだろう、ね……
[叫びかけた彼にため息をついてつぶやいた]
(173) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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ワンダは、ヴェスパタインが、廊下から響く物音の主だとは気づかなかった。
2014/08/17(Sun) 22時半頃
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-廊下-
疑う理由が…ありませんでした。
[少年は床を見つめながら歩いていた。 声を掛けられて立ち止まったけれど、なかなか顔を上げることが出来ないままで。]
僕はイアンさんの名前を…。
[それは彼の期待した答えでないことを少年もわかっていたけれど、そうとしか答えられなかった。慌ただしくリーが去ると、その場で暫し佇む。**]
(174) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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……ちょうどいい。 リーにも、聞きたかったんだ。
なあ、 お前は、誰が狼だと思ってるんだ。
[先までの激情が尾を引いて、少しだけ口調は乱暴だ。
ちらりと見やるハナは、いつもより小さく見えていた。]
(175) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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― 廊下 ―
[二人に名前を呼ばれ、よぉと片手を上げる。 もう片手には酒瓶二本を抱えながら。]
すっごい声して思わず見に来たんだけど〜
[二人が落ち着いた様子に、ん〜?と首を傾げる。 ハナの言葉に、]
まぁ それが解ってたらもうここから出れてるだろうしなぁ
おれが疑ってるのはさっきもいったように、 ハナかオスカーだけどね〜
[軽い言葉で返した。]
(176) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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― 廊下ちょっと前 ―
[疑う理由がなかった。そういったオスカーに。]
…なるほど
[そう返した。そういうものかもしれない。と再度思う。ふ〜んといった気持だ。 イアンに票を入れた、という言葉に、]
… ふぅん
[もう一度そう答えて。]
オスカーも、別にしぬのはこわくない?
[と、訊ねた。 その後立ち去ったので、答えは聞けたかどうか**]
(177) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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ハナか、 オスカー……
[先ほど通りすがった姿と、この。 小さな2人のどちらかが、とは想像しづらかったけれど、 ラルフだったものを思い出すと、気分が悪くなる。 あれができそうな”にんげん”は、はじめっからいなかった。]
……そうか。 ……それと、もう一個聞かせてくれ。
[ちらとハナを見て、視線をリーへ、まっすぐに。 少しだけ言葉を探して、]
(178) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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──── お前、 ……生きたいと思ってるか?
(179) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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… どっちかは、ん〜… 五分五分ぅ…?
[ハナとオスカー、と言った後にそう付け加えた。>>175 ヴェスパタインの口調が乱暴だ。けど無理はないと思う。ここのところの憔悴の仕方は尋常じゃなかった。
ハナとヴェスパタインを見比べる。 明らかに消耗の度合いが違うように見えた。
ハナが普通じゃなかったのか、ヴェスパタインが普通じゃなかったのか。 自分にはわからない。]
(180) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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[軽いリー>>176の言葉にわずかにため息をつく]
リーは、ワンダは疑わないんだ……?
[さっきと同じ答えに、首をかしげて問いかける。 ヴェスパタインを見上げていないから、彼の視線の動きには気づかず]
(181) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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しは……かなしいこととは…かぎらない… …でも………さみしい……こと
[だからこそ――――重い。 あの日殺した鶏の1羽、1羽の重みも。 全部、忘れずに覚えている。
動物にとってのバケモノは自分かもしれない。 人狼にとってのバケモノも自分かもしれない。
いろいろ考えて、逃げ出したくなった。 責任とか重荷から逃れたくなった。
死は怖くないといいつつ生きようと足掻く。 何かすごく自分がみじめに感じられる。]
(182) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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……
[ヴェスパタインの言葉に。]
――…
[不意打ちだった。 言葉に詰まる。表情が固まった。 まさか、ダイレクトに聞いてくるとは思っていなかった。]
(183) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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[少しの間の後。]
…… まあ、 しなないのがいちばん、とは〜 思ってるかな…?
[つい数日前にワンダに返した言葉は、まだしにたくない、だったけど。少し違う言葉を返す。 声色は軽くしたつもりだったけれど、たぶん。]
(184) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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──廊下──
[広間から出て二階の部屋にあがろうと、 通りかかれば、人だかりができていた。]
…
[丁度、ハナの口から自分の名前が出たところで、 その声に、軽くだけ歩く速度を緩めた>>181。]
(185) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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[傾げていた首を戻して立ち上がった。]
………なんていうんだっけ…… …うーん……じこ…かって………?
[窓の外には月が昇りはじめていただろうか。 見えないそれを見上げるようにして、目を閉じる。 牧場の皆は元気だろうか、そんなことを考えた。]
………きめ………た……
[自分勝手でも、なんでも――――――。 やはり、まだ死ぬわけにはいかないと。 そう意を決して、紙に名前を書く。]
(186) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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[少しの沈黙が喉にひっかかるような感覚がある。 ハナの声が聞こえると、そちらへと。]
あぁ、ワンダは〜、 違うと思ってるよ〜
理由は黙秘だけどぉ
[と、軽い口調を取り戻すように言った。]
(187) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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……………………。
……………………そうか。
[リーが、固まったのを見て。 考えて。
選んだ言葉が良かったのか悪かったのか、わからないけれど。]
(188) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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…………あした。 …………飲もうぜ。
[それだけ、返した。]
(189) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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[ヴェスパタインとリーとのやり取りにゆるく首をかしげ]
……
[けれど何もいわぬまま、ワンダを疑っていないというリーを見やる]
そう。 信じるにたる理由があるのはわかったけれど……
[ため息をひとつ。 ヴェスパタインに怪しまれているのも、リーの疑いも。 理解はしたけれど納得はできず。
とはいえ人だと主張したところで信じてもらえるとも思わず、ただため息をこぼす]
(190) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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