30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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冷たく聞こえた呟きにちらりと睫毛を一瞬動かしただけ。
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それは……
ルーカス、助けてくれないってこと?
[ルーカスの言葉に少し落胆したように呟いて。 手首の花弁に触れていた手がその手首を掴む。]
―――…だめだよ。
助けて…くれなきゃ。
[蒼い色は翡翠の奥で冷えて。 一度囚われてしまった瞳は ルーカスの言葉では元の色に戻ることはなく、 そっと、唇を寄せると手首の花弁を舐める。
だめ、もう一度そう囁きながらほぅと吐息を吹きかけて。 思い出すのは蒼薔薇に与えられた甘い甘い悦楽。 穿つ甘さを与える姿は、今は眠る後輩の姿をしていて。]
(139) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
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だから、終わりにしてくれるわけにはいかないかな?
[そう呼びかけた言葉は果たしてフィリップに宛ててのものなのだろうか?]
(140) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
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けれど、愚かでいることが誰の望みも叶えないのなら、何をどう解っていようと、矢張りそれは愚昧で、罪だとしか言い様は無い。
僕はそう思う。
たとえば――そう、サイラスがちょうど今言ったみたいな()関係にしがみつくようなこと。
[トニーの冷たい口調には構わず、
いや、むしろ、ロビンをはじめとするいわゆる真面目な連中からは、普段から散々冷徹な言葉や態度を受けているのもあるから。]
髪、気持ちいい?
[ぐしゃぐしゃ己の髪を掻き乱すサイラスに、少し笑ったような声でそう聞いてみる。]
ルーカスは、フィリップの髪に、そっと右手で触れた。
2010/09/09(Thu) 21時頃
[ふんと鼻を鳴らし一瞬そちらを見やる]
アホか。子供がそんなに早いうちに大人になったつもりで。
大損してるぞ。
[少し笑うセシルに、同じく微笑んで]
…そうだな。
[間を空気を吸い込んで。]
やっぱ。セシルは大事なダチで同士だもんな。
[久しぶりの大輪の笑顔を少しだけ覗かせる]
それは、好きでいること事態が罪だってことに聴こえるけど。
相手も自分も好きでいてくれたら、それはとてもいいことだけど…。
そんなにうまくはいかないよね。
[愚昧といわれることも、罪人と呼ばれることも、
既に気にするレベルじゃなかった。
ヘクターと同室であった事実で、もう陰口としては、かなり酷いレベルまで言われてたし、実際、いわゆる不良だから。]
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[ぴしゃりと言い放たれた言葉は言霊のように 一度翡翠の中の蒼へと刺さる。]
―――…ぁ、
[ぐらりと、怯えたような瞳は翡翠のものだったのか。 それとも裡に潜む蒼い花の残滓のものか。
捕らえることなど簡単だったはず、けれども効かない。 触れていた手首から離れた手は、蒼く咲く首元へ。 蒼い花弁の痕を両手で押さえて 苦しげに呼気を荒げればまた首筋に浮かぶ新たな花弁。]
(141) 2010/09/09(Thu) 21時頃
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…ル…カ、ス… ……くるしい…、
[後輩を呼ぶ声は、 先程までの甘い囁きではなく何時もの声。
蒼薔薇に、裡から侵されていく。 首筋に徐々に浮かび上がる花弁が繋がり 一輪の花となった時には、きっと新たな宿木として…。 セシルを殺そう、そうせせら哂う蒼薔薇の仕掛けたもの。 セシルの届かない場所へ、置き遣るかのように。]
(142) 2010/09/09(Thu) 21時頃
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セシルにだよなと頷いてまたくしゃくしゃと髪を掻き乱した。
そう、よかった。
[友達が笑う様子には嬉しそうに。
ただ、それでも、悲しいものが垣間見えるから。
指をその髪に少しだけ絡めた……。]
オレもサイラスは大事な友達。
これからも、ずうっと。
よろしくね。
[未来があるかのような言葉を紡いで…。]
フィリップの苦しがる様子を、やっぱり悲しそうにみつめて・・・。
きっと、フィル先輩が、蒼薔薇にいてほしいって願うなら。
オレは死んじゃうね。
[人事のように言うのは、悲しすぎたから。]
[少しだけ自分のプラチナブロンドの髪に絡められる指]
ああ……よろしくだよな。
[にこっと歯を見せるような笑いをして。悲しみを見せないように
眼を逸らしたのは僅かな時間。
フィリップを見つめる眼に、ただ手を頭に触れていてやるだけ。
口に出された言葉にはっとして。でもその手は其の侭に]
…届かないって辛いな……。
[それは届けるものがいるとは知らずに口にされて]
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先輩?
[フィリップの首筋に、また一つ赤い花びら。 赤い花弁はいつも一つだけなのに、蒼いそれはいつの間にか少しずつ数を増していた。]
[思わずフィリップの髪に絡めた指に力が入る。 引き寄せると、フィリップが自分の胸に顔を埋めたような形になった。]
先輩、連れて行かれちゃだめだよ。
[そう言うと、肩に手をかけてフィリップを抱き寄せた。]
(143) 2010/09/09(Thu) 21時半頃
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そうだね。
[頭に手があることで、きっと一人よりは淋しくなくて。
目を閉じて、手の感触だけ、感じることにした。*]
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― 非常階段 ―
―――……燃やしても、私がしたこと《蒼薔薇の呪い》は なかったことにはならないさ。
[少しだけ傷むような貌をするも、薔薇園に視線を向ける灰銀には映らない。]
ラルフッ……―――
[紡がれる熱病のような嫉妬《愛》の言葉に、何かを考え込むように遠くを見詰めるような眼をする。その間に、彼はロビンの臀部を蹴り、階段一段分落としてしまった。 非難めいた声音で名を呼ぶも、手はラルフに差し出したまま。 それが、ある種の答えであると、彼は気が付かないだろうか。 皆に差し出す手――けれど、それにも優先順位があることを。
―――……ディーンは千の手を持つ神ではないのだから。]
(144) 2010/09/09(Thu) 21時半頃
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ラルフ……―――
[次に名を呼ぶ音は、手に施される愛撫に熱を孕んだもの。 コクリ――と、喉を鳴らすのは、嗚呼、それでも譲れぬものの為に言葉を探すから。ゆっくりと、上目に視る灰銀を見降ろしながら、言葉を紡ぎ始める。 それは睦言のような甘い響きと、聖者のような迷いない響きを持って。]
なぁ、ラルフ。お前は覚えているだろうか。 私は、サイラスを壊す前に、 そして壊した後に《これも私だ》と告げた。 それに偽りはない。
[蒼薔薇の呪いに増長された部分はあっても、それは確かにディーンに少なからずあった《種》だ。]
蒼薔薇を焼き払ったとて、今の私が無くなる訳ではない。 ただ、一度焼き払い、その肥で、 新たに芽吹き、形を変えたいんだ。 そして、蒼薔薇が元は美しい想いのものならば、それに還したい。
(145) 2010/09/09(Thu) 21時半頃
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[浄化の炎は全てを焼き払う訳ではない。 炎が消え去った後には、大地が、そして肥となる灰がある。
――……そして、焼け野が原にこそ、逞しく美しい花は咲くのだと。]
それにな、ここで私が、では共に行こうとお前に謂うことは それこそ《私が私で無くなること》だと想う。
[つっと、ラルフの唾液、まるで朝露に濡れる小枝のような指を引く。 自ら触れるのは、ラルフの唇の端に。包み込むように掌は頬へ。 もう片方の手も、もう一方の頬へ添える。]
もう一度謂う。 私は、お前に此処で待っていて欲しい。 あちらに行くのではなく、此処に戻ってきたい。
[複雑な色を孕む銀を、どこまでも真っ直ぐに紫で貫いた。]
(146) 2010/09/09(Thu) 21時半頃
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[裡から刻まれていく蒼は貫くような痛みと、 それ以上に震えるほどの甘さを持って。 荒ぐ息はルーカスに抱き寄せられるとくぐもったものに。]
あ、 あぁ…
…厭、だ
[零れる悲鳴は情事の時を思わせるかのような。 拒絶の声はルーカスに向けたものなのか、 それとも裡から責め苦を強いる花にか。
翡翠がじわりと潤むと縋るようにルーカスの服を掴み。 体温は其処に在って、けれども求めるものではなく]
(147) 2010/09/09(Thu) 21時半頃
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――…セ シル…
[助けを求めるかのように。 呼んだのは後輩の名、蒼薔薇の花の名。 思い浮かべたのはどちらの姿か。
ぐらりと、身体が揺らいでルーカスに 身を預ける形となった。
甘い香は身体から消えず、浸されていく意識は 囚われの世界と、常の世界でぎりぎりの均衡を保つ。*]
(148) 2010/09/09(Thu) 21時半頃
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ロビンは、ディーン…と眠りのうちに無音の呟きを。
2010/09/09(Thu) 22時頃
ロビンは、ディーンとラルフの会話も知らず、僅かに身動ぐ。
2010/09/09(Thu) 22時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 22時頃
[迷子の迷子のユーリィはずっと深い深いところで泣いている。
みんな自分が悪いのだと。青薔薇に願ったのはじぶんだと。
叶うことの無い恋ならば、みんなめちゃくちゃになってしまえと。
こんなことになるなんで思ってやしなかったから、罪深さに怯えた迷子は、隠れて隠れて深いところへでは]
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せんぱい?
[腕の中でくってりしてしまったフィリップを、空いた寝台まで運んで横たえる。]
[横の寝台で昏々と眠るセシルが視界に入って。 思わず零れる溜め息。 視線をフィリップに向けなおして]
……何だか、嫌だなこれ。
[首筋の蒼い花弁にどうしても目が向いてしまう。]
(149) 2010/09/09(Thu) 22時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 22時半頃
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―非常階段― [ぱちり、と仕掛け人形のように目を見開く。 ゆら…と起き上がらんとする動作もまた人形の如く。 蒼いい薔薇の侵食は既に両肩にまで拡がっている。]
(150) 2010/09/09(Thu) 22時半頃
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[透けるように白いフィリップのうなじをしばしの間、じっと見つめて。]
──先輩、セシル、ごめん。
[呟くと、身を屈めて、フィリップの項に唇を寄せた。 空いた手は、フィリップの胸を服の上から撫で。]
[それ以上の愛撫を加えたい衝動に何回も駆られたのは、甘い薔薇の香りのせいだろうか。
蒼薔薇の花弁の描かれる余地などなくなるまで、唇は眠る少年の首筋を這い、赤い跡を残していった。]
(151) 2010/09/09(Thu) 22時半頃
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……ディーン。
[唇の端に添えられた指。頬を包まれ、真っ直ぐな眼差しに射抜かれて、それ以上の言葉を失う。揺れていたラルフの瞳は一度伏せられ、落とされて、またディーンをじっと見詰め返す。彼は共に行こうとは言わない。それは選ばないのだと。]
じゃあ、視てる。 ──あの蒼薔薇の最後を。 それから、ディーンの事をずっと
[ 此処で見詰めている ] [ それだけしか出来ないなら ] [と囁くような声で。薄くくちびるを開いたまま、微笑みきれない表情を浮かべた。]
ディーンが苦しむよりも、 自分が痛い方が遥かに良いのに、俺にはその選択肢が無い。 否、──ううん、それでも、良いよ。
それから、大勢の中の一人でも仕方無いと思ってる。 一度、明け渡してしまった心は戻らないから。
(152) 2010/09/09(Thu) 23時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 23時頃
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―非常階段― [細い未成の身体に走る、数多の傷痕も痛々しく。 半身を起こすと、灰いろの瞳を伏せ、熱い息を吐く。
全身が熱を持ったようにじんじんと痛む。 実際に、負傷と疲労から発熱しているのかも知れない。 それなのに、取り込んだ蒼薔薇の新芽が成長のために容赦なく精気を吸い上げていた。 足りぬ分は贄と交わって補えと言うように、残り火に更なる情欲の粗朶を焼べようとするのだ。]
(153) 2010/09/09(Thu) 23時頃
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――……ラルフがいるから、戻ってくる と、謂えば、お前は笑ってくれるのかね。
[是と返してくれた少年の薄く開いた唇の形を、狭い視界で捉え、真っ直ぐに射抜いていた紫は少しだけ困ったような色に揺れた。]
私は、お前が苦しむよりは、自分がと想う。 それは、他者にも想うことではあるかもしれないが……―――
しかし、お前は大勢の中の一人ではない。 少なくとも、こうして
[薄く開いた唇に、そっと合わすだけの接吻けを送る。]
(154) 2010/09/09(Thu) 23時頃
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[立ち上がろうとして――くたくたとへたり込む。 足は滑るように床を掻くばかりで、下半身に全く力が入らない。
その頃になって、漸く意識がしっかりして、現状を認識できるようになってきた。 自分が非常階段の床に転がっていること、その側にディーンとラルフが向き合うように立っていること、 ディーンに抱かれて意識を喪ってから、あまり時間が経っていないこと、 そして、自分はまだ蒼薔薇の虜囚で、間もなくドナルドのように完全に思考を奪われてしまうであろうこと。]
(155) 2010/09/09(Thu) 23時頃
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自分から接吻けを求めたのも、交わろうとしたのも お前が初めてなんだがな。 それ以上の答えは、少し待って欲しい、が
[もう一つ、識りたい先があるからとは、表面には出さずに。 少年期の恋慕に似た感情は、青年期に以降するにつれ醒めるものだと、そう割り切り火遊びをしていた蜜色の髪の少年は、未だその辺りを整理出来ずに在る。]
さて、何時までもドナルドとロビンを放置もしておけない。 運ぶのを手伝って……―――ロビン?
[そっとラルフから身を離そうとしたところで、まるで操り人形のように立つロビンに気が付き息を呑んだ。]
(156) 2010/09/09(Thu) 23時頃
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ロビンは、へたり込んだまま、傷だらけの己自身を両腕で抱いた。
2010/09/09(Thu) 23時半頃
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……嗚呼、何を伝えたいのか、 今のでは良く分からなかったね。きっと。
俺は待つのは嫌だけれど、それだけしか出来ないなら せめて、ずっと全部を此処から見詰める。 蒼薔薇の呪いの行く末を。ディーンの事を。
それだけなんだ。
[なんとか言い直して、視線を落としかけ──ディーンの表情が困ったように揺れた事に気付いた。合わすだけのくちづけは、髪を撫でられるよりも深く、あやされ慰められているように感じる。]
…うん。 良いよ、ディーン。
[心から笑みを返す事は無い。ただ、ディーンを困らせたい訳では無かったから、くちびるは微笑の形を作り、偽りではない同意の言葉を返す。]
(157) 2010/09/09(Thu) 23時半頃
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―――…っ ふ…
[横たえられたまま零れるのは苦しげな吐息で。 それもまた誘う甘い香へと変わっていく。
刷り込まれるように蒼薔薇に侵されて、 塗り替えられた身体は蒼薔薇が消えた時どうなるのか。
誰かの、後輩の唇が項を這う。 焦れるような甘い疼きは裡からではなく肌に刻まれて。 蒼よりも早く、赤い色の花が咲いていく。]
……ぁ ぅ、
[零れる吐息は熱いままだけれども、 蒼が新たに刻まれることがなくなると 落ちる吐息は苦しげな色を徐々に失くしていき]
(158) 2010/09/09(Thu) 23時半頃
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