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【人】 放蕩者 ホレーショー なんでも。 (107) 2015/08/08(Sat) 04時半頃 |
【人】 放蕩者 ホレーショー[押し付けられれば、殆ど倒れ込むように背を本棚に預けただろう。>>105 (108) 2015/08/08(Sat) 04時半頃 |
【人】 放蕩者 ホレーショー[ 『君』が、見える。 ] (109) 2015/08/08(Sat) 04時半頃 |
【人】 放蕩者 ホレーショー[…――ああでも、店を店員達に任せきりだから、夕方の閉店までには帰らないとな。 (110) 2015/08/08(Sat) 05時頃 |
[>>*30マスターの手さばきは、
手馴れていて格好いい。
へぇ、とつい感嘆の声が漏れる ]
――甘そう、
蜂蜜いろっぽい
[ いや、蜂蜜は入ってないはずだが。
あ、本当だ。目が覚めたっぽい]
……料理、効果覿面?
[ちゃんと喋れてる。
弾ける黄金の酒に口をつけた。]
甘い。――あんまり、あんたは飲まない?
甘いのは。
[ 好き、嫌い、気になること。
――知りたいと言った通り ]
――、……
[いや、まあ、喩えだから。
でも、気遣ってくれるなら、ありがたい。
こんなに見つめられることなんてそうそうないし。
頬を撫でられるのは、
くすぐったくて、
気持ちが、いい。]
――どんな顔。……悪かったな、
[指摘されるとつい、ムキになった。
いままでこんなことなかった。
転がり落ちるように溢れそうだ。
ずるい。
一度眼を閉じる。
こうすれば、涙はなんとか引っ込むのだ――経験上]
……正々堂々、だろ。
[いいアイデア。そう、負けず嫌いで口元に小さく笑み。ふと、気づく ]
……――獏。
[ そういえば、 ケイかそう言っていた。獏。おとぎの国の本に載っていた、夢を食ういきもの]
あんた、獏なの。
[ ――アルコールも入ってふわっとしてきた俺は、成る程確かに、のんびりしてそう、などと思ったのだ ]
[ふわり。ふと視界に
光る蝶のようなものがみえた。
――わ、
[ きらきら舞うそれは、妖精の群れ。
本で読んだやつ、そっくりだった。
見れば前髪で目を隠した司書が、
なんだか楽しそうにしている。
――いい趣向だね
――歓迎しているのさ
笑いさざめく、ひとではないもの。
――さぁさぁ、たっぷり飲んでおいき
いつもの返事をしようとして固まった。今喋ったの、絵じゃないか!! ]
[ソースまで、全て繭に絡めて、口に納めきった。
作り手の姿は、見えない。
厨房で忙しく働いているのだろうと、首を捻って
趣向を凝らしたコーヒーと、雲の糸。
――希少品だとおれでも理解る。]
……な、ケイが作ったんだろう。
礼。 美味かった、ッて。
[直接言う機会があれば、直接。
近くに居たのは、店員か、店長か。
捕まえたところで声をかける、つもりで。]
[伝えたところで、目がリツ
きれいに食べたと言うか
意地汚く食べたと言うか
うん、と、素直に、頷く。食い尽くした。]
腹が減ってた。
あんたの夢も、食べなかったから。
[理由のひとつに。]
……起きても走れるようにはならないからね。
【人】 採集人 ブローリン[悪魔の誘いを受け容れる言葉が沁みた。 (112) 2015/08/08(Sat) 10時頃 |
【人】 採集人 ブローリン[契約の接吻は自分からはしてはならない、 (113) 2015/08/08(Sat) 10時頃 |
[走れないし、羽根も生えない。
――期待されているのか、起きた視線が揺らいだ。
地味な、目玉の動揺。
逃げるみたく、ゴールド
炭酸は目に爽やかで、きれいで、甘そうで。]
苦手。
[起きた口で、告げる、きっぱり。
貘は素直な生き物なので、取り繕いもしない。]
リツは。
……本と、走ることと、コーヒーと。
甘いのが好きか。
[指折り数えられる程度の、好き。
知らないから、つい、尋ねてしまう。]
あんたは、苦くなくても好きだな。
[頬を撫でる指は、ついぞ涙には触れなかった。
掌の腹で、最後にリツの頬
手を、離す、撫ですぎた。]
あの夢でも、そんな顔、してたかねえ。
辛そうな顔。
あんたがそういう顔をしてると
悲しい、………違うか、寂しい。
[目を伏せた横顔。
覗き込む姿勢は、起きてものんびりとした。]
[
――。……勿体、なかったから?
[あの夢。
黄昏の夢。
さっき言っていたことを反芻する。]
走らないのか。
[そうか。
――まあ、俺が、歩けばいいこと、か。]
[
見たことない表情のひとつが見れた気がする。
あいにく、俺は、そんなに聡くないから気のせいかもしれない。
なにせ、あのころ自分が親友に向けてた気持ちさえ、いまいちよくわかっていなかったのだ。]
そか
[甘いものは苦手。覚えた。]
ん、……好き。
[頷く。
――それから、今。じわじわと来ている、熱も意識する]
貘。
[応える、頷く、確かに。]
貘が添い寝をすると、夢を見ない。
人間は、そう言うな。
………俺みたいなのは、傍から食べるから。
正攻法だと、あんたもそうなるんだが。
…… 食べないように気を付ける。
[夢の話である。
添い寝、食べないように、自分に言い含めるよう
頷いた視界の端、光の蝶。]
ブローリンも
あんたが此処に来て、嬉しいッてさ。
[本人が直接告げたわけではないが
光の群れ、こんな趣向。
それ以外に如何捉えろって言うんだ**]
【人】 採集人 ブローリン さてさて、花に意味を尋ねる本ねぇ (114) 2015/08/08(Sat) 10時半頃 |
メモを貼った。
――、ぇ、
[
撫でていた手が離れる。
名残惜しい、と思うなんて
へんな、気分。
泣くかと思った。――あぶない。
少なくともここじゃ、ひとが多くて。]
……――わからない。
自分じゃ顔、見えないし
[でもきっと、情けない顔をしていると思う。覗き込まれている。遠慮がちに、視線を向けた。]
……さみしい?……なんで…、
[ああ、でも。俺も、さっき。エフが眉を下げてるの見て、そんな顔をさせたくないと、思ったんだ。――]
――、なんか、納得した
[
思い浮かべるのは
実際に存在するのんびりしていそうな獏だったが。]
……ん。そうしてくれ。
そうじゃ、ないと。
あんたが 夢に、来てくれても。
覚えて、いられない。
それは、…いやだ。
[覚えていたい。そう願う。]
……、
[
何だか気恥ずかしい。
ちらと司書の方を見る。
なんか、楽しそうだ。
酔ってるか?]
司書さん――ブローリンも、
やっぱり、人間じゃ、ないの
[気づけばバーは大盛況、
羽も尻尾も大盤振る舞いだ。
不思議と怖くはない、が。]
……次ぎ、あの
甘くないヤツ、いいすか
[マスターにたずねてみる。
辛口の酒は詳しくないから、
お任せだ。
運ばれてきたならこうたずねる。]
これなら――飲める?
[エフに、すすめてみた。
無理強いはしないつもりだけど]
[ おつまみも頼んでみる。
さっきエフが食べてた雲みたいなやつは、やんわりやめとけと言われた。代わりに鶏肉っぽいもののチーズ焼きを頼む。ケイが腕をふるってくれるらしいが――……これなんの肉だ?読めない ]
……美味いす
[うまければ、いいか。 ]
[ 周りの客はなんだか
見守ってくれている雰囲気だ。
後に天邪鬼と知る店員が、
そっとメモで気を回してくれていたのを知るのは、少し後のことだ。 ]
……うまかった。
[ まあ、学生なので。
あんまり贅沢もできないが――そう、うまかったし、エフも、一緒だったのでつい、数杯飲んでしまった。
あんまり強いほうじゃないのに。 ]
[ 瞼がちよっと重い。
なんか、ふわっとしてるし、目元も熱いし、酔ったか。エフは目が覚めてきたらしいから、なんか、昼間と逆だ。来てからどれくらい経ったかわからないけど。 ]
――、エフ、……
[ 呼び、そ、っと引っ張る。
家まで帰れなかったら
迷惑を、かけてしまう ]
やくそく、
[いつもより、少しだけ
ぼんやりした声になった。
歩く、歩くから、だいじょうぶ**]
メモを貼った。
―バーで飲んだもの>>*34―
……頼んで、ないすけど
[ サービスだと。
気を遣われているんだろうか。
さっきのアレンジコーヒーといい、なんてできるマスターなんだ。きっと昼間は休み時間に違いない ]
すんません、いただきます
[ 恐縮しつつ、いただく。
初めて見る酒だ。綺麗なあわいクリームオレンジ色。 ]
……うまい
[ 口当たりが優しい。
なんだ、こう、この。俺の語彙が足りないけど、うまいのだ。つい、飲み過ぎそうな感じで。 ]
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