212 Dark Six
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ぐっ……
[鳩尾へと蹴りを受ければまともに吹き飛んで行き。]
いやぁ、先生本気みたいですね。 私が人間だったら今ので死んでますよ。
[軽口とも、余裕とも取れる言葉を紡ぎながら。 吹き飛んだ彼女の足元は蒼炎が辿って行き足場を確保していた。
そして彼女を受け止めるように花弁が深紅の絨毯を創り。 そこに吹き飛ばされるとまた立ち上がる。]
(163) 2015/01/22(Thu) 23時頃
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[暫くの爆発音を伴う中断の後、通信は再会する]
……は、司祭!? なんで。
[護符の所在が司祭と聞けば、素直な驚きを零したものの。しかしその効果は間違いなく本物だろう。そして始祖も救ってくれたらしい。懸念が一つ解消したことに安堵しつつ、彼の問いかけに]
嗚呼、いや――――…
[ちら、と距離が開いたミツボシへ視線をやる]
君、護符を持ったまま俺を背に乗せて、 ミツボシの所まで行けるか?
(164) 2015/01/22(Thu) 23時頃
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[その刹那、周囲に見えたイメージ。
異界の血桜とミツボシの接続を断ち切ってしまえばいいと。 逆に、そうしない限りは彼女の力は無尽蔵に湧いてくるようなものなのだからと。
そんなイメージを見せたもの。 それは“ヴァイス”かそれとも“シュヴァルツ”とも言われた別の異能者か。何にせよ、この地に残るDark Sixの意思の残滓が働きかけていた。]
(165) 2015/01/22(Thu) 23時頃
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……でしょう、ね……!
[>>163どうにか弾き飛ばしたが、いい加減体力も削られ過ぎていて。]
…………ケイイチ。 少しでも隙ができれば、貴方の一撃で行けませんか?
[立ち上がる吸血姫から目を離さぬまま、繋いだ回線に呼び掛けて。 再び、桜吹雪目掛けて駆ける。]
(166) 2015/01/22(Thu) 23時頃
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・・・ 《…多分ね》
[ケイイチの質問に頷く。 やれなくてもやるしかないとも分かっている。 …一度獣化を解き、]
君が持たなくて本当に良いんだね?
[尋ねてから再度完全獣化する。 誰かが持つ機会があるようなら、口に咥えていくつもりだし、持っておけと言うなら、再度服ポケットに入れておくだろう。]
[雪色の狼は、そして駆けた。 紅い花弁を越えて、ケイイチの元へ辿りつく為に]
(167) 2015/01/22(Thu) 23時頃
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[懐かしい誰かの声を聴いた気がした]
―――――…!
[そして雪崩れ込んでくるイメージ>>165。 血桜とミツボシの接続の遮断。
吸血鬼が血桜を操るのは――――――…、"魔眼"の力]
(168) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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[始祖に護符を当てる際、 護符から離れた時に眩惑を感じた。]
[紅い花弁だった。] […血の匂いがする…] [花弁に視線を奪われ続けそうになりさえあった]
[やはり血桜から守ってくれたのは護符のお陰だったのだ。 体力が削られる心地もしたのだから、当たり前で。]
(169) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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“済まない、遅くなった。 これより援護に入る。”
[通信機器を接続、回線を繋げて チャールズとケイイチに短くそう告げると
近接タイプの二人がいる以上、自分は一旦後衛にと判断を下し 少し彼らと距離を取った。
花弁の数も増えてきたところで 自分の周囲には風の結界を展開し、前線の二人に降り注ぐ 花弁を彼らが戦いやすくなるように 数には数で。再度、瓦礫をかき集めては、勢いよく放ち 撃ち落していく。]
(170) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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[身を隠して戦況を見つめつつ、声を潜めて回線>>166へ返事をする]
先生、イワンの所持している護符が血桜に有効のようです。 彼と共に"隙"を見て――――…。
[何故か、恩師も同じイメージ>>165を見たであろうと言う確信があった]
やります。
[其の為に、自分は此処にいる]
(171) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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遠慮はしないわ。
みんなここで朽ちてもらう。 その為に、こうして来たのだもの。
[血桜が生み出した木刀を無造作に構え。 周囲には蒼炎と花弁。
そして、魔眼による自在のアクセス。]
そして、生き残った方が……ね。
(172) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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[重ねられるイワンの問い>>167に、即答する]
…はは、要らないよ。
俺はある程度は耐えられる。 今、君にまた堕ちられたら堪らない。
[血桜への耐性が彼の性質によるものでないのなら、やはりイワンの精神耐性には不安が残る]
その代り、―――…働いて貰うよ。
(173) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/22(Thu) 23時半頃
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…………ならば、お願いします。
[遅れて漏れ聴こえた音声に、>>165流れ込むイメージ。 それならば、と。彼らから注意を反らすよう位置を計りながら、>>172無造作に構えられた木刀に、右拳を構えて踏み込む。 蒼い炎に焼かれようと、木刀を叩き落とし。>>2:133あの時繋いだ手を再び取るように、腕を捕らえようと手を伸ばして。]
(174) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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――ふふ、届かないわ?
[バックステップで伸ばしてくる手を避けると。 その場で前方宙返りの要領で回転しながらチャールズへと襲い掛かる。
派手な動きなれど、本命は勢いをつけての踵落とし。 アクロバティックな動きで幻惑されてくれればしめたものだと思いながら。 チャールズの頭部へと強烈な一撃を見舞おうとして。]
(175) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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[狼は吸血姫の周囲のイメージ>>165は見えなかったが、 もしも始祖が見せていたのならば、どんな援護を為そうとしたのか。 …そこまでは分からない。だから唯、駆けることだけを行う。]
ォオン・・・! 《……僕はどうせ精神耐性が低いよ。 炎は、庇えないからね。》
[吼えて頷き>>173を示す。 やがて狼は、ケイイチ>>173の元へと辿りつき、身を低くするだろう。]
(176) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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[イワンの到着を待つ間、始祖へと通信を繋ぐ]
ヴァイス様、―――…御帰りなさいませ。 簡易的な挨拶でご勘弁を。
俺とイワンが突撃します。 先生と一緒に、ミツボシの隙を作ってください。
[護符が血桜、そして魔眼に有効であることは、彼女にならば伝えなくても分かっている筈だ]
(177) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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……生憎、その手には乗りませんよ!
[>>175派手な動きだが、あれは恐らく、空中から威力を乗せての一撃だろう。 身軽な彼女故に、その判断は正しい。が。]
手を変えて、とはいえ。 二番煎じは、通じませんよ!
[惜しむらくは、派手な動きを取り払えば先刻同様の空中攻撃。 軌道を読み、背後を狙う。]
(178) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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……つれないなあ、相変わらず。
[くすくす笑って、周囲に桜の花弁を舞い散らせる。 とは言え、そのダメージを完全無視して接近戦を挑んできかねない相手だから。 最大限の警戒はしつつも、次の攻撃に移行するべく準備を始めていた。]
(179) 2015/01/23(Fri) 00時頃
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何も庇わなくて良い。 ただ、彼女の元へ向かってくれれば良い。
―――あの時みたいに、さ。
[辿り着いた狼へ、"ケイイチ"は笑う]
良いかい。ミツボシは血桜を魔眼で操っている。 逆に言えば、魔眼を封じれば血桜との接続が断たれる。 封じる方法は、一つしかない。
君が持っている、護符だ。
[狼に身を寄せつつ、彼は続ける]
隙を見て飛び出す。俺はミツボシを攻撃する。 だが、どんなにダメージを与えても、 血桜から力を補給されればそれで終わりだ。
だから君は、その護符を持って魔眼を封じろ。
(180) 2015/01/23(Fri) 00時頃
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……どれだけ、持つでしょうかね。
[肩で息を吐く間にも、>>179花弁は更に増して。 大技を繰り出される気配はあるが、それでも。残る力を振り絞り、花吹雪へと駆ける。]
(181) 2015/01/23(Fri) 00時頃
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[雪色の狼は少し考えて。ケイイチを振り仰ぎ、困ったように首を傾げる。今回は、勿論、困ってなどは居ない。だって説明をしてくれているのだ。]
ルー、ルルル、ウゥ 《なら、僕の毛でも鞄のベルトでも握ってて。 今度は顔は伏せてない方が良いよ。》
[ケイイチが身を寄せてくる。小さく囁きで返事をした。…護符は、うん、ここにある。]
クゥゥ・・・、ウー・・・、ォン 《魔眼を封じるとなるとその、爪で抉って押し込むとか、大変なことになっちゃいそうだけど……。あ、普通に押し付ける、だけかな?》
[目玉を抉るとか、あまりそういうのはしたくないんだけどなあと言いたげだったが。また返事があれば了承しただろう。]
クゥ 《分かったよ。》
[“ケイイチ”が背に乗れば立ち上がるだろう。]
(182) 2015/01/23(Fri) 00時頃
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――桜花繚乱
[無数の桜吹雪の中。 彼女は花吹雪と同じ真紅の木刀を掲げ。
その場にいるすべての敵に対して無差別なまでの花吹雪を降らせていく。その真紅で……千砂倉を埋め尽くそうとでもいうように。]
(183) 2015/01/23(Fri) 00時頃
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グルルル・・・ 《じゃ、行こうか》
[向かう時の掛け声はそれだけ。 ケイイチの合図で、狼は飛び出すだろう。]
(184) 2015/01/23(Fri) 00時頃
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[護符が魔眼に対して有効なのは知っている。 後は、どうやって隙を見て護符をぶつけていくかだが...。
そこへ聞こえてきたアンバーからの通信。 積もる話もあるが、それは後回しだ。]
...了解。 ちょいと、驚かせてやろうか。 チャールズ君に夢中になっているんじゃないかなあ?
[ここが勝負所と判断。 今はチャールズが引きつけてくれている。
さすれば、意識も偏りが生まれるのではないかと。 先ほどのイワンに体当たりされたのも、それが原因だった。
両の手の平を地面に叩きつけ、狙う。 吸血姫の足元の大地を操り、瓦礫、砂礫、岩石をその身体に纏わせて動きを封じようとする。]
(185) 2015/01/23(Fri) 00時頃
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ぐ、ぅ…………!!!
[>>183近寄るや否や、舞い散る花吹雪。 けれども。どうやら、>>185援護射撃も来たようだ。 此処まで引き付ければ、後はきっと……]
…………頼みましたよ、ケイイチ!
[遺された数少ない教え子に、叫んだ。]
(186) 2015/01/23(Fri) 00時半頃
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……ヴァイスか。
余計な真似を。
[桜花繚乱が発動中にも瓦礫や砂礫、岩石が飛んでくる。 それらを蒼炎の壁で弾きつつ。
そちらへも、力を篭めた血桜の破片を次から次へと現出させていく。]
(187) 2015/01/23(Fri) 00時半頃
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[イワンの忠告>>182に頷いて、魔眼の封じ方を訊ねる狼に、押し付ければ良いよと返事する。言われた通りに彼の背に乗りベルトを掴むと、そっと彼の頭を撫でた]
イワン。……俺、本当はね、 誰かと協力してミツボシを倒す気なんてなかったんだ。
一人でもやってやるって。
[独り言にも似た言葉が、零れる]
――――…俺"も"、祈ろう。
[イワン>>184の背に乗り、機を伺う。 ミツボシの猛攻、>>183桜吹雪が咲き乱れる。それは血の雨の様にも、赤い涙のようにも見えた。護符の効果が届いているのか、今は力が削られることはない]
(188) 2015/01/23(Fri) 00時半頃
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行こう。
[恩師と主上の作り上げた隙を逃すまいと、声>>186に呼応するようにイワンへ合図する]
(189) 2015/01/23(Fri) 00時半頃
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...まずいな。
[>>183 吸血姫が木刀を高く掲げたのと同時 真紅が視界を制圧していく。 このままでは、千砂倉の街は...。]
ここまできたら、もう覚悟を決めるしかないんだ。 自分が今、できることをやり通せ。
[全員に伝わるように回線を繋いで、言葉を紡いでいく。]
(190) 2015/01/23(Fri) 00時半頃
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自分の力を、信じろ。
[最期にその言葉を勇敢に戦う、戦士たちへ。 ヴァイスが現役で吸血鬼達と闘っていた時 ここぞというところで仲間たちに掛けた言葉が、それだった。]
(191) 2015/01/23(Fri) 00時半頃
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[始祖/カリュクスやチャールズへの攻撃を庇うことは今は出来ない。 …例え、彼女や彼の命が断たれようと…。 尤も、そこまで、狼は意識することは無かったが。]
《ひとりってね。 寂しいんだよ、ケイイチくん。
嫌われるよりも、もっと辛いと思う。》
[頭を撫でられても啼かず囁くのみ。そうして>>189、]
(192) 2015/01/23(Fri) 00時半頃
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