197 獣ノ國
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……、オズ。…それ痛いの?
[ 引き締められた表情に、小さく軽く、視界は斜にしたままに声をかける。 向き合った距離を緩慢に詰めて、伸ばしかけていた腕をそっとその腕へと向けた。戸惑うようならただ静かに手を下ろし。それ、と角に目を向ければ、獣人だったんだねと、流石に掠れた声を漏らす。
――やがて暗灰色を鳶色へと落とせば、“獣人って単語、出来る?” と先の約束を軽口めいて付け足した。]
(167) 2014/10/07(Tue) 23時半頃
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――回想・自宅――
[ ――“シメオンくんが”
その先も中途で相手の咽喉奥へと途絶えてしまえば、また改めて聞き返すこともなく。以前の語>>125に含まれた意味を辿れば、自惚れじみた思いが過った。小さく眉を顰めて薄笑いに息を零しては、
――他の誰かに独り占めされるぐらいなら、と腹の底深い部分が緩くぐらつくのには、声を殺す。
やがて胸を張る相手に笑い返しては。机上に皿を並べるその背を眺め、出来上がった暖かい食事を口に含む間も。 癖付いた笑みはそのままに、ただやわに滲む感覚は暗灰色に映しながら。*]
(168) 2014/10/07(Tue) 23時半頃
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[ そうして、壁時計が深夜の入りを伝える。 小雨が窓硝子を打つ音を微かに聞きながら、ソファに座る相手を黙ったまま見つめていた。口元が、伏せられた睫が揺らぐ動きを擡げた視界に捉える。 ――微かな瞬きを終えれば、その視線が絡んだ。小さく咽喉奥が鳴れば、声が鼓膜を叩く。]
……失望、――
[ 自分だけに、と告げられたのには僅かに体を硬くする。 失望、の言葉の真意は分からずとも、手のひらを微かに戦慄かせる姿を見やれば、思わず名前を呼びかけて。 ――開いた襟元近くを縋り付くように掴まれれば、自然体が相手へと傾く。]
…――恥ずかしい?
[ 胸元へと沈められる顔を見下ろせば、宥める様にその背へと手を回した。くぐもった声が“君が”と告げれば、シャツが強く握り込まれる。 ――薄笑いも緩い口調を保つ余裕もないまま、回した手を静かにその頬へと動かし、耳元へと顔を寄せた。]
(169) 2014/10/07(Tue) 23時半頃
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好きだよ、先輩。…何があっても。俺だけは。
だから、――俺には全部見せてよ。
[ ――背凭れへと相手の体にゆっくりと体重を掛けては、耳朶へ、首筋の横へと幾度か口を近付けた。 途中その顔が上を向いたなら、真っ直ぐに視線を絡めながら。今度は自分から深く唇を合わせ、自らのそれを口内に割り入らせる。
服の上からその腰元へと手を滑らせ、抵抗を見せるようなら静かに手を下し。 受け入れられたなら緩く撫ぜ、その先を求めただろう。]
(170) 2014/10/07(Tue) 23時半頃
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― 居間 ―
店にあった最後の向日葵です。 全部持ってきてしまいましたので、それで最後ですね。 …あぁ、お代はそんなに取るつもりもないのでご安心を。
[出されたお茶>>154はやはり息を吹きかけて湯気を飛ばす。 ある程度まで熱を取ればこくりと喉に通し、渋みを持つお茶の味に堪能をしては茶菓子にも手を伸ばし]
その時期は卒業式や入学式などがありますからね。 花を届けに毎日何処かに駆け回ってますよ。 疲れますけど、嬉しい悲鳴です。
錠さんの本は面白いですから。 俺は錠さんの話は好きですよ。 でもセンター試験に出たら難しすぎてお手上げです。
[饅頭を持ったまま笑って両手を肩まで挙げる。 勉強はどちらかと言ったら苦手だ。興味のないことはからっきし。 灰皿を置かれたら饅頭を口の中に放り投げて懐かしむように少し昔の話を。]
(171) 2014/10/08(Wed) 00時頃
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煙草…いいですか? 錠さんは相変わらずこれを?
[煙草の箱を見せれば、一本加えて火を付ける。 紫煙が上がれば息を吐き、白い煙を吐き出した。]
この光景も恒例になりましたね。 煙草の話をされた時は驚きましたけど。 ほら、最近嫌煙家が多いので。
[燃えた灰は人差し指で軽く叩いて灰皿に落とす]
(172) 2014/10/08(Wed) 00時頃
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『結構肝っ玉据わってる感じがするし』 『今のままで充分、君は若くて綺麗だよ』 『中紙の硬いやつもあるから、指や爪が傷んではと』 『スッチーさんとか好きだぞ、わりと』
[襖の薄暗闇の中に入り込めば、今迄もらった言葉がくるくると頭の中や胸のうちを回り出す。直近の言葉から、始めての授業で告げた自己紹介の一部まで。 ストーカーみたいだと自嘲しながら、けれど抱えた膝の上に頬を乗せて]
(貴方は、知らないだろうけど、いまになってわかったけれど。私、貴方に一目惚れしてたのよ、錠)
[死に絶えた乙女心がこんなところに見つかってくすぐったいような、嬉しいような気持ちに、小さく笑う。同時にぱたりと尻尾が一つ振られたか]
『半獣は時をどう経ていくんだろうな』
[思い出している中で一つの言葉が気にとまり、一つの問答を思い出す。 自分が質問し、掲示板の誰かが答えてくれたもの。 曰く、獣人は外に出られない。 それを聞いた瞬間の、視界が闇に覆われるかのような感覚は触れられるほどに生々しく。それでも一つの可能性を思いつき尋ねたのは、繋がった夜の夜半も過ぎた頃だったか]
(173) 2014/10/08(Wed) 00時頃
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(もし、私が神隠しにあってしまったら...先生は、悲しむだろうか)
[携帯を確認しても、質問の答えは投稿されておらず、ひとまずは待機の状態なのだけれど]
(賭けに、もし勝率があるのなら、それがほんの少しでも...)
[必ず帰ると言う約束をして、賭けてみたいと、少しだけ決意を強く、心の中にとどめて]
(174) 2014/10/08(Wed) 00時頃
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トレイルは、錠の家にいる獣にまだ気づいていない。
2014/10/08(Wed) 00時頃
愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/10/08(Wed) 00時頃
トレイルは、錠の煙草にも火をつけた
2014/10/08(Wed) 00時頃
抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/08(Wed) 00時頃
抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/08(Wed) 00時頃
[そうして、淹れられた珈琲が無くなった頃。机の上に置いたままの携帯端末が震える音が、レコードの音へとジワリと混じる。
端末の画面を覗いたのなら、見慣れぬアドレスがひとつ。メールを開いてみればそこには、一昨日始めて話したあの小さな郵便屋の名前と…一通の文。]
…成る程、参ったな…手紙を入れておくべきだったか。
あぁ、すまない。同じ珈琲をもう一杯頂けるかな。
[書かれた文章には、困ったように肩を揺らし、浮かしかけた腰を戻して追加の珈琲を頼みながら。
何処か律儀な所がある彼女らしいと言えば、彼女らしいとも思うけれど。
このメールが来たと言う事は、あの家の時が止まった事は、知れてしまったのかもしれない。
自分が可愛がっていたあのサボテンとそのお友達も、彼女の手には渡ったのだろう。]
…届け物なら、もう届いているんだが…どうしようか。
[昇る湯を見ながらポツリとそんな一言を。困ったように呟かれたその声は、何故だか何処か楽しげなもので。
サボテンも、その友達も――そしてあの時計も。確かに彼女の言う通り、大切なものだが、それはどれも他でも無い彼女へと宛てたものだったのだけれど。]
[――そう、彼女は郵便屋。
宛名が無い荷物は、きっと届ける事は出来ないだろう。
そして宛名を書かなかったのは、自分の失態に他ならない。]
…君には。
礼を欠いてばかりだな…クラリス。
[彼女がくれた花の贈り物が、あの時の止まった時計へと贈られた事など、遠く離れた地に居る男には知る由もなく。
幾日経っても届く事の無いその花を見て、彼女が何を想うのか――それすらも知り得ないのは、それは酷く残酷な事かもしれないけれど。
初めて言葉を交わしたのは、あの最初の休みの日。向けられた反応が愉快で、ついからかってしまったあの日。
二度目は同じく玄関で。まさか菓子折りを持って詫びに来るとも思わずに、借りを作ったままにしてしまった。
――そうして最後に、宛名の無い贈り物。
結局、あの"優しい郵便屋"への礼は、最後まで…出来なかったのかもしれない。
…だけれど、きっと彼女は自分を見つける事は出来ないだろうから。
その間、あの時計はずっと彼女の手の中で時を刻むのだと思えば――それもそれで、悪くは無かった。]*
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そうか、行きおくれみたいなもんだな。 買い手になれて良かったよ。
そうか、ならば浮いた分で君は本でも買うといい。 賄賂のことはミナカタさんにはシークレットでね
[>>171此処からは伺えない台所では、 恐らく花瓶に水を満たされ、 飾り花として支度がされている事だろう。
人差し指を立て、秘密だと緩く笑う。 花屋のバイト代が高くない事は知っている。 はした金でも何かの足しに為ればそれでいい]
(175) 2014/10/08(Wed) 00時半頃
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それに退社や移動の時期でもあるからなぁ。 サラリーマンも学生もご苦労様だな、ほんと。 勿論君も、よく働いてる。
あの花屋で働き出してから、 何年目になるんだっけ。
そう言ってくれて嬉しいな。 トレイルみたいな好青年が教え子なら 答案用紙と解答用紙をうっかり間違えても良いんだがなぁ
まー、テストってのは頭に入ってるかどうかを 確かめる為にやるものだから、な。 あんまり重要視していないんだけどね
[掲示板に書かれた、好きでやっている仕事、 という記述を思い出し、腔内へ納めたものを飲み込む。 適当につけたHNをふと過ぎらせたが いまは男の胃袋の中だ。]
(176) 2014/10/08(Wed) 00時半頃
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[パタパタと風に煽られはためくメモ。 『また来ます』の言葉と、名前、連絡先。 果ては住所まで几帳面に書いたそれを、ただぼうっと見つめていると、端末が震えていることに気がつき>>157 視線を落とした。]
―――――――――――――― 差出人:カリュクス 宛先:ヤニクさん ―――――――――――――― Re.Re.件名なし 20xx年 10月3日 ―――――――――――――― たしかに…そうですね。 毎朝、食べているパンや紅茶も その時の気分や体調によって、感じる味は微妙に変わりますから。
食べ物ですらそうなら 書物は人の心が映されやすい分、もっと違いが出てくるのかも…。 昔の書物や、昔からの言い回しが残っているのは、そういう理由があるからかもしれませんね。 もちろん、それが全てではないのでしょうけれど。
(177) 2014/10/08(Wed) 00時半頃
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証拠を見せろっていわれたのですか それなら仕方がないのかも。 私も、翼で信じてもらえなかったら困ってしまいます。 雄なら求愛の囀りは綺麗ですけれど。私は雄ではないですし。
はい。ベネットさんです。 ヤニクさんも会えなかったのですか…。 私は昨日のお昼間に会って、それっきりなのです。 大事な書類を渡さないといけないのに。
ヤニクさんも探してくださるなら、ありがたいです。 私にはあまり知り合いがいないので、心あたりがなくて…。 心配してくれてありがとう。 大丈夫、一度帰ってから出直すことも考えていますから。 ヤニクさんも、無理はしないでくださいね? ―――――――――――――――
(178) 2014/10/08(Wed) 00時半頃
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[未だに慣れない端末操作。 一文字一文字悩みながら、消したり書き加えたり。 悩みつつ全文を打ち終えて、ほっと肩の力を抜く。
彼からの文章にあった『視る』事が得意という部分には心当たりがなく。 むしろ自分は鳥目だから。などと考えたけれど、よく考えれば文字が違う。
会話とは違う文字での対話は、そうした意味の違いに気がつかせてくれる。 そんなことに気がつけば、新しい発見をしたようで、くすりと笑みが零れ、少しだけ心が落ち着いたのを感じ、送信を押した**]
(179) 2014/10/08(Wed) 00時半頃
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[興味があれば覺えは良いだろうし、 そうでなければ抜けていく分野だ。 社会で飯を食うのにさして役に立たないものだから 試験よりも必須提出のレポートが面白い生徒に色をつける。
伺い立て>>172には是を返し、煙管を取ろうと一瞬考えたが、 トレイルの出した煙草の箱から一本を貰うことにし。]
あぁ、外で吸う時はコレだな。 他も試してみたが、これじゃねーな感が強くて。 刻み煙草と紙巻は大分別物感あるからね。 教えて貰って得をしたよ。 そうなんだよなァ、スタンド灰皿は街からどんどん消えてくし、 飲食店はこぞって禁煙ブームに巻き込まれてくし。
(180) 2014/10/08(Wed) 00時半頃
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喫煙者が離れていくのは、増税が一番でかいんだろうけど。 俺は千円になっても吸うだろうな〜…
肺をやられて死ぬのが早いか、 肝臓で死ぬのが早いかってとこか
[からりと笑いフィルターを銜え込み。 ライターを向ける指を手で制し、顔を寄せて火種を貰う。
ニ指の合間に煙草を挟み込んで、紫煙を口腔から身体の奥へ招き。 唇から離して、紫煙を燻らせれば独特のフレーバー。]
15から吸ってるんで、もう止めらんないだろうな。 習慣は恐ろしいね。
(181) 2014/10/08(Wed) 00時半頃
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― 現在 ― [シメオン君の家を御暇した後、学生は誰も居ない家へひとり足を運ばせました。普段より朝早くから家から姿を消す、家族とは俄かに言い難い――言いたくない人々は、矢張り家の何処へも居らずに。ただ何か日常でない事が起こり早く帰って来られてもイヤだと学生は玄関を警戒しつつ、お風呂場へと体を滑り込ませました。 体を温め、髪を乾かした後には、違う鞄に教科書を詰め込みます。入ることならば旅先のパンフレットだって詰め込むこともあったかもしれません。学生は先の鞄より大きくなったそれを持ち、家を後にしたのでした。]
…――ティソくん。
[踵を鳴らし髪を秋風に揺らし、向かった先は級友の家。高台に在る其処は海の見晴らしも良く、朝独特の風に乗った潮が鼻孔を擽りました。ぐるり、辺りを一望し、遠くに飛行機の影を認め。伸びる雲は飛行機雲でしょうか。学生は久しく見るそれに目を細め、記念と云わんばかりに携帯へと収めるのでした。 コンコン、鳴る扉は数度。幾度か訪れた事のある彼の家を再訪するのは苦難でも何でも無く。然し中から彼の姿が出て来なければ、学生はひとつ息を吐いて、颯爽と大学へと歩先を向かわせたことでしょう。
(182) 2014/10/08(Wed) 00時半頃
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[喩え肺や肝臓を病まなかったとしても、 スザンナより長生きする事は無い気がする。 己が老いて死んだ後、彼女がどう過ごすかが気掛かりだった。 孤独に胸を痛め、寂しくいつまでも想われるよりも 若くて良い男と始まればいいのだと。 顔を歪めて目を腫らし泣いている顔よりも、 向日葵のように笑っている方が好きだから。
隠り世で彼女の行く末を見守るにも 倖せに包まれていてくれる方が、ずっと安心できそうで。
泣き顔も笑う顔も見せない処>>174へと赴く 決意を固めている事など、知る由もなく。]
(183) 2014/10/08(Wed) 00時半頃
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ー屋敷ー [着替えに帰れば、頭が熱くぼう、として。
あぁ、やってしまったか。
そうは思うも、咳などは無いためか、平気だろうと仕事へと向かう準備をして。
ふと端末を見れば通知が入っていることに気づいて。
其の分を読めば、文を打っていき、書き終われば送信釦を押して。自嘲的な笑みを浮かべた。
俺は…最低、だな。 そして大人気が無い。相手は子供なのに。何をして居るんだか。
そんなことを、思った。]
(184) 2014/10/08(Wed) 00時半頃
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―――――――――――――― 宛先:おず 差出人:鼬 ―――――――――――――― Re:風邪… 20xx年10月3日 xx:yy ―――――――――――――― 了解した。 じきに彼方に向かうから、其の時にでも伝えておこう。
獣だから、というわけでは無い。 ……済まんな、理由が分からん儘で。 しかし理由を言ってしまえば、きっと俺は、今迄通りでは居られなくなってしまうから。
俺の事を深く知れば、きっとお前は穢れてしまう。 …身勝手で済まない、本当に。 ――――――――――――――
(185) 2014/10/08(Wed) 00時半頃
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5年くらい…ですかね。 今のとこの世話になって。
[実家はこの國よりも離れた國。 両親は幼い頃に亡くなって、高校生くらいから俺は荒れ始めた。 悪友に誘われて煙草も吸う様になったし、高校を卒業してからは働きもせずにふらふらしては警察に世話になることも。幼い頃のことはあまり覚えていない。唯一覚えていることは寝かしつける為に読んでくれた御伽噺の話くらいだ。]
ミナカタさん、怖いんですから。 でも有り難く受け取ります。 ありがとうございます。
[少し多めに貰った代金を受け取り頭を下げる。 花屋で働き始めたのは店主に出会ってからだった。荒れてた自分を拾ってくれては息子の様に可愛がってくれる店主に今では頭が上がらない。]
(186) 2014/10/08(Wed) 01時頃
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[大学に行けば面白い話や体験などたくさん味わえるのだろうが、今更行くつもりもなくて。差出した火が煙草に移ればライターは煙草の箱の上に。]
こちらこそ。 "こいつ"があったからこそ錠さんとこうして話も出来るわけです。 …けど15って、錠さんは悪い少年だったんですね。
[こちらが少し若いことを良い事にそう言って。 でもしっかりと自分も辞められないことも告げて、動物の尻尾らしき物を視線の端に捉えたのだった>>174]
そういえば最近、"獣人"なんて噂がありますね。 俺はそうゆうのは疎いんで何の話なのかよくはわからないのですが。
[その尻尾は生き物の様に揺れていただろうか。吸いかけの煙草を共有してる灰皿に置いて、チリチリと燃える煙草を尻目に渋みのあるお茶に手を掛けて]
(187) 2014/10/08(Wed) 01時頃
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錠さん、犬なんて飼い始めたんですか?
[押入れから覗く尻尾をちらりと見てはお茶を飲み干した。]
(188) 2014/10/08(Wed) 01時頃
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五年か、君の顔にも見慣れて来る筈だ。 来たばかりの頃は、もっと髪が赤かったがね。
[>>186荒んでいた時期を本人の口から聞く機会は無かったが、 時間の経過と共に、彼は接客に熟れて来た気もする。 店主の明かした彼の素性も、ほんの少しだけ小耳に挟んだが 無駄に吹聴はせず、いまに至る。 過去が後悔に染まったものであろうとなかろうと、 今は色取り取りの風物と共に生きているのだから
寝物語と己の語る小咄への解釈が 青年に何かを結びつけているのかは解らないが、 話に耳を傾けている時のトレイルは穏やかに見えた。]
人間の縁とは奇妙なものだね。 同じ釜の飯や一杯のかけそばを食えば腹も頒かつというが、 同じ銘柄を吸えば、信を預けて良いと思えるなんて。
(189) 2014/10/08(Wed) 01時半頃
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[男が吹聴を好まないのと同じように、 青年もまた無駄に痛みを広げないのでは そう感じる処が或る。
喩え接客に慣れて来たとしても、 厳しくも甘い店主の下で働いて来たからこそ、 今の彼は好青年として「生きて」いるのだろう、と。]
あぁ、或るな。 身近なところに棲んでいるものらしいぞ。
[掲示板にもそんな句が綴られていた気もするけれど。 青年の視線がある一点を捉えていることに、 もはや取り繕う事はせず、出ておいで、と軽く声をかけて。]
(190) 2014/10/08(Wed) 01時半頃
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うん、つい昨日からな。 此れもシークレットにしてくれよ?
[>>188人差し指を立てて唇の前に押し当てる。 ゆらゆらと紫煙が灰皿から上り、視界を濁らせ歪めた。
よくは解らないと告げられた手前、 青年のヘーゼル色の瞳を横目で見遣り]
ところで、――
(191) 2014/10/08(Wed) 01時半頃
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君はこれまでに、半獣を見たことがあるかい。
[与太話の途中で色合いを変えるのは、 早朝の肌寒さも消え失せ、雨を忘れた陽光が包む時刻。]
先程メールに書いた送り狼にも由来があるんだよ。
これは人に憑いて回る獣とも護り神とも呼べる存在で、 獣の通るテリトリー区域を歩む者を護衛するのだと。 他の狼が獲物と解して飛びつかないように 自分の匂いを寄せているのだとか。
ただし、転んだり振り返ると食い殺されてしまう。
[一般的な送り狼にも共通しそうな最後の句を告げて、笑い。]
君からも獣の匂いがするのだけど、 君の耳は普通の耳だな。
[半分カマをかけて告げ、転ばぬようにと助言する。**]
(192) 2014/10/08(Wed) 01時半頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/08(Wed) 01時半頃
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― 回想 シメオンくん宅 ―
[自分の所為か、傾いた彼の体>>169を学生はぼんやり感じていました。すん、と一度鼻を鳴らせば途端に拡がるのは彼の香と、雨の匂い。慣れない其れと、慣れた其れ。相反する二つの香に思考回路が鈍り真面な線が機能しなくなり行きます。学生はまるで微温湯に浸る心地を持ちながら、彼の疑問符に一つ頷いたのだったか。*]
――シメオンく、
[まるで彼が余裕を保て無くなって居る事など知らずに、背に回された手が離れたのなら、離れ行く体温に寂寥を。少しでも温かみを求めるその姿その瞳は強欲とでも揶揄われたのでしょうか。 そうして頬に寄せられた手には、少しだけ首を傾げました。擽ったがるように小首を傾げ、鴉色の髪を揺らし。 彼の日々常浮かべていた薄笑など思い付かない程に柔に並べられ、学生へ手向けられた言の葉>>170には。自分の瞳を丸くし、嘆息の息を吐きました。]
(193) 2014/10/08(Wed) 01時半頃
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……す、…………き。…だよ。
[負けじと返した言葉は、然し尻凄みしてしまったけれど。背凭れへと体を、重を預けながら、ぎこちなくも伝えられた事に満足感を。触れられていることには緊張感を抱くのでした。 意識すればする程、彼を突き飛ばしてでも逃げたくなる衝動を抑え、耳朶を、首筋を移り、擦る其れには咽喉を引き攣らせ、悲鳴にも似たものを蚊の鳴くような声で上げることだって。 学生を肯定してくれた様な言葉>>170を今一度、もう一度とエゴイスティックに身を委ねながら彼の視線を見詰めると、降って来たのは御伽噺の其れとは程遠い、口付け。探るような彼の舌に背筋に情欲を走らせながら、学生は彼のシャツにまた一つ皺を作り、そうして口付けにこたえるのでした。]
、ん……ッは…ぁ
[囂しいとさえ思える心音は、耳音に深く残り響き。腰元へ落つる彼の手には空いた片手を重ねることもしたけれど、止めることはせずに。誘うように自分のシャツを押し上げたのなら、彼の手を中へ滑り込ませることもしたでしょう。尤も、厭がる素振りが見られれば手を重ねるだけに止めることだって。]
(194) 2014/10/08(Wed) 01時半頃
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