22 共犯者
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 01時頃
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― アレクサンデル家 ―
評判って言われると照れるけど…。
勿論、お客様の用途や依頼内容を吹聴したりしませんよ。 どんな感じのがお好みかと予算とか、後で相談しましょう。
[指名で依頼となれば気分は悪くはない。 たまたま自分しかいないというだけに過ぎなくても。
勢い込んでミツカイサマのことを聞く2人へ、落ち着いてと声を掛け。]
今度ははぐらかしたりしないですから。 マーゴが見つけたミツカイサマは ――
――… ヘクターです。
(131) 2010/08/07(Sat) 01時頃
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――!
…………。 ……………そう、なん、だ。
[納得は、行くような気がした。今更ミッシェルが嘘をついてるとも思わないけど。 パピヨンが撃ち殺された時に、何とかしておくべきだったのかもしれない。 ――じゃあ、ヘクターがホリーを殺したのだろうか。 ホリーの事を心配してくれていたようだし、彼女が死んだ後も、何かと自分の事を気にしていてくれたような気もするし。
納得するしかない。今更ミッシェルが嘘をつく筈がない]
ニールさん、ごめんなさい……
[謝罪の言葉を漏らした後で、脱兎のごとく階段を駆け上がっていく]
(132) 2010/08/07(Sat) 01時半頃
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逢いたかった…――― ?
そうか、随分逢わなかった気がするな
[伸びた彼女の手に、きょとり
なんだろう、なんだかおかしい
何がおかしいのか、わからないのに
何かおかしいのは、よくわかるんだ]
歌? ああ、歌か…―――
そういや、ちゃんと歌った事なかったな
[彼女の感想に、少し気恥ずかしさを感じ
だんだんと、私が元に戻る
ぼーっとした頭のまま、彼女に手を伸ばすんだ
朧な感情の中にある、寂しさが埋まるよう]
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―夜の森 >>101 >>129―
……ええ、分かっております。 昼の陽が高く高く昇った頃に、またお会いいたしましょう。
私は、愚かにして現世に縛られた、ヒトの身。 ヒトとしてやり残したことがあるのです。 それを遂げたら、私は「あなた」の元へ参りましょう。
次にお会いするとき、私は――…
[そっと目を伏せ、絞り出すように言葉を紡ぐ。]
――…私はヒトとしての全ての未練を断ち切り、「あなた」の「巡礼者」としてこの大地に立つことになるでしょう。
[そっと目を開けると、そこにはイアンが呼ぶ「あなた」ではなく、「ヴェスパタイン・エーレ」と呼ぶ男が立っていた。]
……では、その時にまた。
[闇へと消える男の背を、黙って見送った。]
(133) 2010/08/07(Sat) 01時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 01時半頃
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[祖母は家に居ない。 つまり、地下書庫と同じで家主の部屋もがらあきだった。 脇目も振らずに駆け込んで、机の引き出しを開ける。
黒塗りの拳銃。 年代物。弾は――数発しかないな、と中身を開けて数えた。 でも、数発はある。
二ールの言葉が蘇る。拳銃なんぞで勝てる相手でも無いだろうと。 勝てないなら、それでいい。撃ち抜く対象が、彼の頭から自分の頭に変わるだけだ]
終わりにするんだ。 今晩で、終わりにするんだ――
[ミツカイサマが、「まだ」居る、なんて。青年は知る由もない。 祈るように呟いた]
(134) 2010/08/07(Sat) 01時半頃
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―午後・礼拝堂― トニー、トニー?
[ 彼はそっと少年を揺さ振ってみた。……どうにも起きる気配が無い。 暖かい季節のこととて、転寝しても風邪を引きはしないだろうが……。
ヴェスパタインは少年の隣の椅子に座ると、ポケットからハンカチを取り出し、少年の目の縁に溜まった涙を拭った。]
(135) 2010/08/07(Sat) 01時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 01時半頃
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[再び地下へ続く階段に顔を出す。 さっぱりとした表情を浮かべていたかもしれない]
地下の書庫は、ご自由にお使い下さい。 家の鍵は……えっと、ゼルダですね。祖母に言ってもらえれば、手配できると思いますので。今は……多分、他の長老の方の所に居ると思います。
僕は――先に森に行ってます。 誰だか分かっても、簡単に会えるとは限らないですからね。
[それだけ告げて、家を去る。 大きく息を吸って、昼の陽光きらめく森へと向かった**]
(136) 2010/08/07(Sat) 01時半頃
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―三夜目の巡礼後・深夜・ヴァンルナール家― >>79 [そのまま屋敷に帰ると重い扉を閉める。 血で染まった身体の汚れを落とす為、浴室へ。
衣服を床へ脱ぎ落とすと 古代の象形文字のような刺青が入った背中が水に映る。 古い銃創や裂傷痕でその紋様は所どころ欠けていた。
汚れや血糊を洗い落とす。 その中に長い黒髪が混ざっていた。
彼女の香りの微かに残るその毛髪を手にし、 その夜の事を、思い出していた。]
(137) 2010/08/07(Sat) 01時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 01時半頃
[優しくてあたたかな人。
失いたくなかった存在。
疑問符付きの返しにこくっと大きく頷く]
たった一日のはずなのに
逢えなかった時間がとても長く感じる。
寂しかったよ。
[あの時の喪失感は心寄せていた故のもの。
それを寂しさと表現して]
……うん。
だから、聴けて嬉しかった。
ピッパの声、私は好きよ。
[耳に心地好い歌声を思い出すようにゆるく目を細める。
伸ばされた手に返す仕草は抱擁の其れ。
生者には触れられなかったけれど同じなら触れられるだろうか]
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―アレクサンデル家 >>131 >>134―
ヘクターが……?
[驚きの言葉を漏らすと共に、ミッシェルが告げた名が「かれ」のものではないことに、一瞬だけ安堵してしまう。だが…]
オスカーさん!?
[地下書庫から駆け出すオスカーの姿を認め、後を追う。しかし勝手を知らぬ他人の家の中であるせいか、そこに長年住んでいるオスカーの行方を見失ってしまった。]
あ……ミッシェルさん。 オスカーさんの様子が……。
いえ、分かるんです。彼が何を為したいのか。 ただ、先ほどの様子だと……
[ふるふると首を左右に振り、溜息をつく。]
……少しだけ、恐ろしいのです。 このまま彼が正気を取り戻せなくなるような気がして……
(138) 2010/08/07(Sat) 01時半頃
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― アレクサンデル家 ― [名を告げた途端、階段を駆け上がっていくオスカーに苦笑する。 再び戻ってきて。さっぱりした顔で森に行くと言うオスカーを笑顔で見送ります。]
行ってらっしゃい。
テッドといい、オスカーといい…。 すぐ周りが見えなくなっちゃうのは、困りものだと思うんですよ。 誰かに煽られて利用されて… だから、こんな「祭」が長々続いているのかもしれませんね。
[ヘクターも煽られた側であるような気がしてならないが…。 マーゴは言っていた。古い家はミツカイサマの血を引いていると。 オスカーも同じである可能性は高い。 噛み合わせればどちらがソレでも同じこと…。]
ところで、イアンさんはどっちの側ですか?
[明るい笑顔のまま聞いてみました。]
(139) 2010/08/07(Sat) 01時半頃
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―回想・三夜目の巡礼・夜・森の中―
[彼女は獲物。狩りの標的。 神聖なる、儀式の捧げもの。 我らの、敵と成り得る存在。
マーゴと二人、巡礼者は森の中を歩く。 ゆっくり、ゆっくりと歩を進めて行く。]
――手でも、つなごうか。
[そんな事を言いながら、人目に付かない場所を探す。]
(140) 2010/08/07(Sat) 01時半頃
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一日…――――
そっか、一日逢わなかったか
[一日も、たったのか
月は今もそこにあり、昨日もそこにあったのに
私の赤い月は今もほら、空高く輝いたままなのに]
寂しい想いさせたな、悪かった
[何が悪かったのか、私にはわからない
記憶に霞がかかり、思い出す事が出来ない
わかるのは、彼女が暖かかった事]
ん、そっか
聞きたかったら、いつだって歌うよ
[魂同士ならば、きっと触れられる事だろう
抱擁に、感触があるかはわからない
ただ、魂が記憶した人肌の温かさくらいは、感じるはず]
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─ 礼拝堂 ─
──ん゛、ヴェス?
[間近に見えたのは、ヴェスパタインの気遣わしげな顔。]
みんな、ヴェスに頼んだの?酷いや。
[村に残ってるみんなは何を考えているんだろう。 ニールを広場まで運ぶメンバーに、一晩中森を歩いて疲れてるはずの、おまけに足の悪いヴェスパタインを入れるなん……て?]
え、……と。
ごめん、寝ぼけてた。今言ったの気にしないでね。
(141) 2010/08/07(Sat) 01時半頃
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>>140 [これは、ただ相手を油断させるだけの会話。 絶対に実現しない、と判っている会話。 それを知っていて、敢えて行う不毛な言動。]
なあ、マーゴ。 もしこの儀式を二人無事にやり遂げたら……俺と。 ああ、いいだろ? ラトルとヴァンルナールなら、家柄も格も十分だ。 年寄り連中も反対はしねえだろうから…。
[彼女と目を合わせられない。
…何故だろう? 今までの「獲物」にはそんな感情など、 決して持った事など無かったのに。]
(142) 2010/08/07(Sat) 01時半頃
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―アレクサンデル家―
[オスカーを見失ったイアンは、再び地下書庫に戻っていた。そこで妙にさっぱりした顔をしたオスカーが、こちらを覗いたのだった>>136]
……はい、分かりました。 くれぐれも……お気を付けて。
[オスカーを気遣う言葉を投げかける。だがその胸の内で、イアンは異なることを考えていた。]
(彼が一人で向かって……ヘクターを討つのだろうか? そしてもしオスカーが「もう一人」を見てしまったら? 彼は間違い無く「もう一人」をも告発するだろう。
そうなる前に、私がそれを阻止しなければならない。 「かれ」に知らせなければ……!)
(143) 2010/08/07(Sat) 01時半頃
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―午後・礼拝堂>>141― いえ。大丈夫ですよ。
[ にっこりと微笑み、もう一度トニーの頬を拭ってからハンカチをしまう。]
夢を見てたんですか? 良かったら私に教えてくれませんか?
(144) 2010/08/07(Sat) 02時頃
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靴磨き トニーは、気恥ずかしげに言った。少し赤面している。
2010/08/07(Sat) 02時頃
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―アレクサンデル家・書庫>>139―
……へ?「どっちの側」?
[ぼんやりしていたせいか、ミッシェルの言葉に、間の抜けた答えを返した。]
んー…… 私は「どちら側であるか」を考えてはいけない立場だと思います。 私が「ヒトの身」と「ヒトの魂」を持ち合わせている限りは、ことの様子を見守ることしかできないのですよ。
ぼけーっとしているなあとか思われてしまいそうですけれども、ね。
(145) 2010/08/07(Sat) 02時頃
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聞いてくれるの?ありがとう。
昨夜あった事、そのまま夢で見ただけなんだけどね。
[そう前置きして語り出す。]
[柊の傍でニールを見た事
ニールの姿が、自分が今まで見た死者たちとは違う様子だった事
ニールを捜していた時、マーゴを見かけた事
朝、村から誰か来るまで、ずっとニールの傍に座っていた事]
──ニールは、他の人とは違っていたかもしれないね。
でも、ニールは「ミツカイサマ」ではないと思ってる。
(146) 2010/08/07(Sat) 02時頃
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私には特別長い一日だった。
……ピッパは悪くないよ。
それに、また、逢えたから、それで十分。
[あの時、見ていることしか出来なかった。
守るといったのに動くことが出来なかった。
何も出来なかった自分が悪いと思いながら
其れを口にしないのは彼女の死を語りたくないから。
自分も死んでいるのに、おかしい、と
心の片隅で思いながら言葉を綴る]
やっぱりピッパは優しいよね。
またピッパの歌が聴きたい。
ねぇ、私にも、……歌えるかな?
[おずおずと彼女に教えを乞うてみる。
触れるぬくもりはきっと彼女の心のぬくもり。
寂しさを埋めるようにぎゅっと抱きしめて
顔を上げて彼女を見詰める娘の顔は何処か幸せそうだった**]
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>>142 マーゴは、信じたいって言ってたよな。俺の事。
[手をつなぎながら、森の中を二人で歩く。 周りには誰も居ない。 どうしたの?と彼女は普段通り優しく接しただろうか。]
マーゴ…。俺は……。
[二の句が継げない。 ゆっくりと彼女を両手で抱きしめる。 暫くそのままで、彼女の存在を全身で感じ取ろうとする。 鼓動を感じる。吐息を感じる。 そして彼女と最後の接吻を行い、決意を固める。]
―――せめて、痛くないように、一瞬で。
[今宵の月は、やけに明るい。]
(147) 2010/08/07(Sat) 02時頃
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あっ!そうだ!
[突然大声を上げたかと思うと、次にはミッシェルに顔を近づけ、ぼそぼそと小声で喋り始める。]
ミッシェルさん。 先ほどの話の続きなんですが……
「飾り職」としての仕事の依頼、です。 こんな場所でお願いするのも変な話なんですが。
あの……ですね。 ネックレスをひとつ、つくって欲しいんですよ。 ……女性に贈る類のものを。
(148) 2010/08/07(Sat) 02時頃
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>>146 [ 僅かに頭を傾けて、不思議そうにトニーを見遣る。]
「ミツカイサマ」ではない…… 何故そう思うのですか? ニールさんが他の人と違うと言うのはとても重要なことだと思うのですが。 トニーは「ミツカイサマ」はどんな存在だと思っているのですか? やっぱり嫌いですか?
(149) 2010/08/07(Sat) 02時頃
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― アレクサンデル家 ― [間の抜けた応えにくすりと笑う。]
わかりませんか? それともわからないフリをしてるのかな。 ぼけっとしてるように見えても…、普段は善人面していても。 本当は腹の中で何を考えてるかわかんないのが人間ってものですから。
「ヒトの身」、「ヒトの魂」というけど、ミツカイサマはヒトと何が違うんでしょうね? 目的のために恫喝し、騙して、殺して…。
[やってることは何一つヒトと変わりはしない。]
そんな高尚な生き物には見えません。変わらないなら区別する必要もないでしょう。
でも、わたしが聞いているのはそっちじゃないんだ。 貴方は自分の目的のためなら…。
[そこまで言うとふっと息を吐いて。]
(150) 2010/08/07(Sat) 02時頃
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ん…――――
いくらでも逢えるよ 同じ場所にいるんだもの
[そう、彼女は、私は、ここにいる
本来は、悲しい事なはずなのに
自分自身の姿を知らない私は、そう綴る
同じ場所にいる事を、悲しむ必要があるんだろうに]
優しい、のかな
[彼女を抱く私の手、私を抱く彼女の手
ああ、なんと暖かい事だろう
体の温もりは、心に届かないものなのに
魂だけのこの身だからこそ、心が直に暖まり
幸せそうな彼女の顔が、私の心を直に掴むから]
うん、きっとマーゴも歌えるさ
私が教えてやるから
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うん……。
おいらはね、「ミツカイサマ」や、このお祭の神様の声がもしも聞こえたら、お話したいって思ってるの。聞きたい事があるから。 ニールに、その事を言ったらさ、ニールにも聞いてみたい事があるから、「ミツカイサマ」や神様に代わりに聞いておいてくれって。 そう言っていたんだ。それも、一回だけじゃない。聞きたい事が変わったからって、昨夜改めてその話をしたんだ。
だから、違うと思ってる。
(151) 2010/08/07(Sat) 02時頃
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― アレクサンデル家 ―
…やめときます。
大事なお客様に嫌われても困りますから?
[突然に営業スマイルを浮かべ]
ご注文の品の件、なるべく早く要望を伝えてくださいね。 わたしも明日にはいないかもしれません。 出来る限り希望に沿ったものを用意したいですから。
チャームのひとつひとつには意味があって幸運をもたらす、その人だけの唯一無二のモノです。 イアンさんだけの願いを込めて選んで頂けると。
(152) 2010/08/07(Sat) 02時頃
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>>147 [唇を離すと同時に、彼女の小さな体に衝撃が走る。 あ…。と小さな響きだけが森に木霊する。
互いに目は合わせたまま。 体を合わせたまま。 彼女の口が何かを伝えようとするが、音にならなかった。
ヘクターの右手は彼女の両乳房の間を貫き、 その腕は胴体を貫通し、その傷は背中まで達していた。]
なんだよ…。 護り刀、持ってたんじゃ…ねえのかよ。 俺の事、本当に、信じて…。
(153) 2010/08/07(Sat) 02時頃
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>>151 そうですか……ニールさんがそんなことを。
[ 少し考え込むように目を伏せ、指を唇に当てる。]
もし良かったら、その聞きたい事を私にも聞かせてくれませんか。 私ではどうにもならないかも知れませんが。**
(154) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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