197 獣ノ國
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― 神社 ―
[愛犬と共に赴いた先は、町外れの小さな神社>>4:168 俺にも見えるのだ。 鳥居も二匹の石像も、その先に或る紅葉の通り道も。
季節はスザンナが卒業を迎えた春であるのにも関わらず、 狂い咲きかと思わせるほど、確かに秋の気配が其処にある。]
(144) motimoti 2014/10/13(Mon) 23時頃
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[ 通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細道じゃ 天神さまの 細道じゃ ちっと通して 下しゃんせ 御用のないもの 通しゃせぬ ――… ]
(145) motimoti 2014/10/13(Mon) 23時頃
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帰れる保証はあるのだろうけれど。 絶対とは言い切れない。
[ 行きはよいよい 帰りはこわい ]
……それでも、君は此の先に興味が或るのだね?
[ こわいながらも 通りゃんせ ――… 通りゃんせ ]
(146) motimoti 2014/10/13(Mon) 23時頃
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[確かめてから繋いだ手に圧を籠め、石像の横を過ぎる。 一匹と一匹の来訪を、紅葉の街道が預かり。
緋色の鳥居は、「あちら」と「こちら」の通り道。 その先に何が構えるかと心臓の鼓動を早めながら。
通り道を潜る月光浴を楽しむ二匹の影。 玉砂利に映りこんだ影の頂点には、獣の形の耳が。]
[此の街には、奇妙な通り道があるらしい。 目印は朱い鳥居と狐の石像。
そしてそこを通る時は、 必ず二人以上で抜けねばならない。
――でなければ―――…]
(147) motimoti 2014/10/13(Mon) 23時頃
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[そんな「噂」が、民話として土地に殘る**]
(148) motimoti 2014/10/13(Mon) 23時半頃
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―???―
[あの後。 彼女からの提案>>138に賛同した僕がまず目指すこと。
僕は生まれが獣であった訳ではなかったけれど、頭の上から生えるそれは…残念ながら人間には備わっていないものだ。
突然変異なんてものがこの世にあり得るだなんて信じたくもない話だけれど、どう足掻いたところで取れそうにもなく。
この國に聳え立つ塔に住まうという管理人に許可を頂戴しなければならない、ということを調べた結果知ることになった。
けれどヘイオトロープは科学が栄えど小國。 そんなに簡単にパスポートを発行して貰えるものなのか。 それが一つの疑問。
答えはきっとNO。 これが僕の個人的な見解だった。]
(149) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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――まずさ、この國が陸続きなのかどうかが問題だと思うね、僕は!
[エンジンを吹かしながら僕はボヤく。
お手伝いさんはその時まだ僕の傍に佇んでいたか。 いたのなら、その腕を引いてやる。 当然のように後座席に乗せようとしたかもしれない。
そして友にはまだ見つかっていなかっただろうか。 万が一見つかってしまったのなら、お婆さんのフリをする。 練習し損だったからね。
それにしても、狼のくせに夜目はちっとも役に立ちそうにない!]
(150) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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そもそも何人も見張りがいるかもしれないのに、無計画とはこのことだよ。浪漫の欠片もない!
――御伽噺なら態々出向かなくても南瓜なり差し出せば外に連れて行ってくれるだろうに。
魔法のマント、絨毯。そんなものがあればなんて思うけれど、…まぁ、高望みはしないよ。
[肩を上げて酸素を吸い込み、二酸化炭素を勢い良く吐き出した。 ハンドルを握り締める手は少し汗ばむ。 夢物語にはない物騒さだ。
メーターを調整しつつ、見よう見真似で運転を試みると思った以上のスピードが出て僕を驚かせた。
初めての試みはいつだって僕の心をワクワクさせる。
それは幼い頃寝室で読み聞かせてもらった物語の一頁を知る時のような心地。
炭酸の効いたジュースを呷っているような刺激的な光景だった。]
(151) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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[流れる雲はどんなものよりも早い。 特急列車よりも、遅く。
ネバーランドみたいな幻想的な景色ではないのに、見るもの全てが奪われていく。
物は試しとヘルメットなんか買ってみたけれど、そんなもので覆い隠すのが勿体無いような晴れた日。
雨が好きだと言っていた彼もきっと気に入ってくれるといい。 そう思える空色。
遠くで鳥の囀りが聞こえたような気がした。 咲き誇る花々の隅で蝶が舞い、蜘蛛が巣を張り巡らせている姿を見た。
向日葵は残念ながら咲いてはいなかったけれど、陽気な太陽がいつかすれ違った金髪を思い出させた。
回る景色。小石が転がっていく。 僕の向かう先を迷わせるようにコロコロと散らばっていく。
小麦とは違い、味っ気のないそれは餌になんかならない。小鳥も犬も近寄らない。それでも確かに残っている。]
(152) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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…――あゝ、彼はとても良ゐ人だったんだ。
[ 科学者は語らう。遠い日を懐かしみ、最早感覚さえ忘れてしまった温もりを脳裏に作り。 ]
人間は愚かだと――思ってゐた時期もあったのだがねェ… ……なあに。他愛無い御噺さ。 撃たれた鶴は、人間に保護され――そうして。
…まるで鶴の恩返しのような、御噺なのだがねェ…
[ 彼を愛しみ、焦がれたあの日々は―――いつの日か、また来るのだろうか。 科学者は目を細め、宵闇を照らす星屑たちさえ眩しいと、目蓋を伏せた。 ――鐘は明日も鳴り響く。 そうして明後日も、そのまた向こうも。 科学者は唯、――誰にも見えないその姿を以って、今日も今日とて手に衣を着せ彼をつくる実験を。
月光に照らされる塔の中、人気の無い塔の中、 ――彼と愛別れ、また後を追うように獣を恐るる人間たちに吊るされた鶴は。 切なく啜るその声と共に、彼のこころを追い求める。**]
(153) grampus 2014/10/14(Tue) 00時頃
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――それでも僕は、“献身的な愛”なんてものより…
我儘な愛の方が素敵だと思うね。
[花の名前を持つ國。
いつか本屋で目にしたその花に与えられた言葉を思い出す。
結局友の店にてそれを購入したことは一度もなかったけれど、脳裏に浮かべては失えた銀色を一度懐かしむように双眸を眇めさせた。
こんな顔は似合わない。 鏡はないけれど僕は確信して叫ぶ。]
(154) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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Verweile doch! du bist so schoen!
[悪魔と契約した男が呟いた言葉。 契約の終わりを告げる台詞。
叫んだのなら、僕の命の行き先は地獄なのだろうか。
それとも――…?
そんなことは、今はどうだっていい。
頬を撫でる風を浴びながら僕は笑った。
始まったばかりの旅先の結末はまだ、綴られていないのだから。]*
(155) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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[友人と別れたあと>>4:200、風の吹くままに流れに乗って髪の毛が揺れる。何処かで男の物語が新たな一頁が綴られた。>>60>>86
静かに目を閉じ、天を仰ぐ。 その男の物語は耳を澄ませば風に乗せて耳まで届きそうな――…。]
(156) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時頃
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お前に幸あれ。
[紡ぎ手は願う、読み手と共に。 友として願う、己の人生で尤も最高で心を許した友の為に。
群青色の空の下。 お揃いで買った蒲萄ジュースを全て飲み干し、商店街での物語を風は逐一教えてくれた。]
(157) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時頃
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― いつか 何処か ―
[あれから幾日が経ったのか。 筆を取り、真っ新な紙に文字を書き出し、物語を二つ程書き上げた。助けを求めケーキを共に食した少年の話と、犬の様な耳と尾を持ち合わせた少女の物語。架空の出来事を織り交ぜた物語は、何度も書き直された手習草紙に。 時間があれば幼い子供に自らの書いた物語を読み聞かせては紡ぎ手としても生活をしていた。
そして野に咲いた花を見つけては摘んでは癖のように作品を作り上げることも。]
(158) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時頃
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[誰かを探していた。 毎日、毎日、何時間も。 それはあれから姿を見せなくなった最愛の友の影。
店は長期の休みを貰った。自分の書き上げた物語の登場人物たちには手製の花籠を置いて。そしてもう一つ、いつも店に伝票を届けれくれる彼女にも。あの日、久しく見ていなかった彼女に会った。聞けば擦れ違いになっていたと言う。それには謝罪をして、風が教えてくれた物語を彼女から直接聞いた。そこには友人が行おうとしている行動も。赤く眼を腫らした彼女の瞳から涙が溢れればそっと拭いて。
友人の元へ届くことのない携帯の電波。 宛もなく探し回って見知らぬ土地に足を踏み入れて。]
(159) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時頃
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[そしてある時、いつもと変わらず姿を探す。 "狼"ではなく、"気まぐれ猫"の友人を。
街の商店に目を移すと蒲萄ジュースが売られていた。 懐かしむように思わず二本、買い込んで店を出ると目に入ったのは一人の青年。全身から鳥肌が経つのがわかった。その姿に目を丸くして、足は彼の元へと急ぎ、背後から静かに声を掛ける。]
(160) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時頃
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あなたの物語を俺に書かせてもらえませんか? 夜には葡萄酒を片手に。
[背格好、髪の色、雰囲気。 なにもかもが探していた友人に似ている彼に他人行儀で。
約束したから、探してみせると。 いつも迎えに来てくれたお前を今度はこちらから。 何日、何年、何十年と経過をしてを俺はお前を探してみせる。
途中まで書いた男の物語はあの時から筆は止まっている。 公園で別れたあの時から。
声を掛けた彼が振り返れば、あの時と同じ挨拶を変わらず行う。 時が経ってもなにも変わらずあの時もまま。二人の会話もあの時のまま。]
(161) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時頃
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[止まったままの時計の秒針が漸く動き出した瞬間。 蒲萄ジュースで別れたあの日。 傍らには蒲萄ジュースを携えて。
さぁ、時が止まった物語を再会させよう。 あの時の蒲萄ジュースと同じ銘柄、同じ味で―――…**]
(162) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時頃
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―???―
海でもいい、飛び込んでしまえば何処も同じよ。
[飛び込んだ先は天国か地獄か分からない。
見送ろうと離れる前に腕を引かれれば、振り払う事も出来ずに後ろに座る。 おずおずと延ばした腕を相手の腰に……急発進をしたのならば、思い切り抱き付いてしまったけれど。 検問を超えて、彼の笑い声を聞く。 つられて笑ったのは本心からだった。
それから暫く進めば、彼の物になったバイクから降りる。 そうして、バイクに付いたナンバープレートを遠く、遠くに放り投げて彼の背中を押した。 彼を追い掛ける花屋の彼に、國に、見つからないよう。
何を語ったかもしれない。 何も語らなかったかもしれない。 出来れば最後に、嘘みたいな口付けをもう一度落としたかもしれないけれど。 ただ、これからの彼にはきっと、些細な事。]
(163) tyu-gakusei 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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[さようなら、ヤニク。 赤い頭巾の魔法使いさん。*]
(164) tyu-gakusei 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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―???―
[周りを見渡す限り図書館も、お喋りをする少年も、碧を讃えた青年も、花屋も本屋も、彼もいない。 私の目の前に広がる物はとてもつまらない光景だった。]
……あら、起きたの?おはよう。
[バルコニーが付いた部屋の中から外に出てきた男に、私は静かに挨拶をする。 –––––––…彼に、《ヤニク》にかけられた呪いの指輪は、ひっそりと、彼女の首から光を反射していた。
『また國の方を見ているの?』]
感傷に浸ってしまうような天気なの。すごく綺麗な空よ。 ……誰でも幸せになれちゃいそうな…
(165) tyu-gakusei 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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[『今、君は幸せかい?』 なんて男が聞く。
これから不幸になるのだろう。 彼が呪いを掛けたように、私が呪いを望んだように。
彼の呪いの代償は"嘘を吐かせない"こと。 最後に見た《ヤニク》の顔を思い浮かべて、私は笑顔で言う。]
(166) tyu-gakusei 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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とても幸せだったわ!*
(167) tyu-gakusei 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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[ざらりざらり。 草履の音を鳴らし乍ら歩く。 前と変わらぬ、此の音で。
彼と出会った、此の音で。
思いは届かなくても、良いんだと。話せるだけで満足だと、愛しい姿を思い出せば瞳を細め。
沢山の事があった此の数日間を思い返して。 暗くなっていた心が暖まった、明るくなった。
ご主人はもう居ないけれど。 また、前向きに歩んで行けそうだと、そう思わせてくれる此の日々。 大切な、大切な、此の出会い。
さて、今日はどんな事が起こるだろうか? そう考え乍ら、ゆったり、ゆったり。街を歩いていく。 前と変わらぬ足取りで。
前より軽い心で…]*
(168) souki_kotone 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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―いつか 何処か―
[欠伸を何回噛み殺したか分からない。 この街の名前なんて覚えていない。
それほどまでに転々としていたものだから覚える気が無いというのが正しいかもしれない。
ほら、猫は住処作らないとか言うしね。]
――あれから何年経ったっけ。
[呟く声は昔よりは貫禄が増したようにも思えたけれど、半獣だからか。
あんまり老けていないような。 ポジティブに若作りと僕は捉えていたけれど。
あの後、上手く検問を巻けたかどうかは割愛しておく。
ちなみにここが何処の國かどうか、それは耳元でそっと囁く秘密ごとだろうから内緒。]
(169) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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[気紛れに僕は影を追うように足先を向けて、空を見る。 いつかと同じ空を見る。]
――何だい、そうやって晩酌をさせるつもりだろう、君。
[背後からかけられた声には振り向かずに言おうとしたけれど、僕も案外堪え性が無いらしい。]
……君って、本当に…馬鹿だね!
[お決まりのポーズに僕も同じ仕草を返しつつ、軽口を叩く。
軽やかに方向転換。 彼の手にある獲物を狙って。]
(170) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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――さあ、君の物語を聞かせてよ
[何処かで僕の物語を望む、ウソつき“だった”彼女にも届くように、唇は強請った。]*
(171) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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― ???:本屋 ―
[――秋風が、文字を攫った。
恨めし気な視線を開け放られた窓の先へと送り。項垂れたい気持ちを吐きながら、席を立った。 かつり、と膝を下ろしては、ひらりひらりと床へと広がり落ちる便箋を拾い、集める。
外にも紅葉柄が広がるのはもう少し先かな、と漏らすのは独り言。 そろそろ戸締りをして帰ろう、と漏らすのも、また。]
(…疲れた)
[コートの中でもだつく赤いフードを外に出し。椅子にかけていたベージュのキャスケットを、角に引っかけるように被り、帰り支度を一つ、一つと済ませて行く。 紅葉柄の便箋は、封を忘れた封筒の中へ。
そうして、カウベルのまだ新鮮な音を背に、仕事場を後にした。
注がれる朱に慣れようと、細めた鳶色は、ぼんやりと行き交う人と人の影を追いかけて。 やがて、本当の主を待っているであろう看板へと、向き直る。]
(172) siras_rc 2014/10/14(Tue) 01時頃
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[マフラーを掻き上げ、頬を埋めた。篭る吐息は温かく、温く。 ゆるゆると長い息を零しながら、光の無い店内を見遣り、秋を胸へと注ぐ。]
(――手紙が返る前に、帰って来て下さい)
[溜息を交えていた筈の口元は、静かに弧を浮かべる。はた、と地に視線を一瞬。 そういえば、夢を見なくなったのは何時からだったか――。 はた、と黒い道の果てへと瞬く瞳を戻して。かつ、かつ、蹄の軽い音を踏み鳴らす。
怪訝な表情の配達員が、夢に浸った春を。 近頃、すっかり開きの悪くなった郵便受けに、持ち返って来るのは。
――きっと、そう遠くない日の事。
秋を描いた便箋は、常識に沿って机の中でその日を待つのだろう。そうしていつか、冬が来るのだろうか。
存在した筈の"同僚"に思いを馳せながら。狭まる胸の隙間で、くるりくるりと曖昧な文字列を描き。 細い息が、くすりと鼻から抜ける。]
(173) siras_rc 2014/10/14(Tue) 01時頃
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