99 あやかしものと夏の空
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[「考えようとしてなかったのかもしれない」という言葉と、どこかさびしげな表情(>>76)に、]
言ったでしょう?ジェフさん。 いつまでもみんな子どもではない。 変わらない人なんていませんよ?
[笑顔で答えて、]
それに、人は変わるけれど、それでつながりがなくなるとは限らない。 久しぶりに会ったたまちゃんは、よそよそしかったですか?
[否定を想定していない疑問の体の確定で続ける。]
それに、今は、会えなくてもちゃんと繋がっていれますよ。
[言って、携帯電話を取り出した]
(80) 2012/08/14(Tue) 23時半頃
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そういえばちょうどお茶を切らしてたんだ。
[その辺に自動販売機はあるが、小さな店やコンビニの方が品揃えは豊富なはずだ。]
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いえ。いきましょう。
[断ろうとする様子(>>73)に、既に席を立ち、玄関へと向かおうとする。]
ええ。行きましょう。そういえば、あなたがオスカーを見つけてくれたのよねー…
[行くと言った彼女(>>78)に、どこか静かな微笑みを向けた]
(81) 2012/08/14(Tue) 23時半頃
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……そうだな、そうかもしれない。 [携帯電話(>>80)を眺め、薄い笑み]
……だけどな、景子。 [そのあとは、ただ、首を振って。 外に出るクラリッサと景子のあとに、続こうとして]
――……難儀なもんだな、オスカー。 やっぱり、女は強いよ……何かあったら力になるなんて言ったが、景子のほうが強そうだ。 [苦笑を浮かべながら、靴を履いた]
(82) 2012/08/14(Tue) 23時半頃
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― 回想:ゆうべオスカーと ―
父さん、ビールや日本酒好きだからねえ。
僕がワインしか飲まないから、いっつも文句言われてる。
ああ、……そうか。オスカーと、そんな約束してたからか。
[それは、知らなかった。
ちょっとだけ目を丸くしてから、苦く笑った。]
うん、今は都会暮らし。翻訳家やってる。
まあ、……半自由業だからね。
ただ、自堕落なんじゃなくてさ、何者にも縛られない、だよ。
[訂正を加えると、ふふんとすました顔をしてみせた。
一度だけ、小説家になりたいのだと、身の丈に合わぬ夢を弟に語ったこともあったけれど。]
そうだよ、だって遊んでって言いだしたのはオスカーじゃない。
せいぜい譲歩して、花札ってところ。
[僕の得意分野で当然、とうそぶいた。
弟が昔のように遊んでなんて言ってくれるだけで…とは思っていたが、実際にそんな状況になっての照れ隠しでもあった。
ともあれ。]
ああ、そうだね。……懐かしい。
[基地の話には、目を細めて。
当時は、秘密基地なんて子供っぽい、と口では言いつつ、
雨風のしのげる木の洞は、ひそやかなお気に入りだった。
僕もだ、とそっぽ向いて零された言葉は、彼に聞こえたかどうか。]
― 回想:ゆうべ就寝前 ―
[ごみ出しじゃんけんは、負けた。
部屋のごみ箱が小さいからとの提案を、早々に後悔した。]
まあ、勝ち負けなんてどうでもいいけどね。
[弟の手前、格好をつけてみせたが、全然どうでもよくなどない。だって面倒じゃないか。
盛大に溜息をつきながら、外のゴミ捨て場まで捨てに行く。]
それにしても、だ。
……本当に夢、なんだろうか。
[理性的に考えれば、やっぱり夢でしか有り得ない。
けれども、感情的には、幻覚ではなくて本物の弟なのだと、認め始めていた。]
有り得ない。……僕としたことが。
[つぶやいて、ゴミ箱の中身を勢いよく空けた。*]
そうみたい。
昨日の昼はずっと荷物運びしてたんだ。
夜は大部屋に居たんだけど、……明は違う所に居たんだ?
あッ、ちなみに今日は僕、サボり決定。内緒だよ!
[顔を近づけると声を潜めて、そんなカミングアウト。
口元に指を一本立てて悪戯っぽく笑った。
明もついてくる事になり、仲間が増えて冒険に出ようとする勇者の気分。ラルフが一緒であれば、兄ちゃん、と駆け寄って、いそいそと外に出るのだ。
今日も夏の日差しが、まぶしい!]
――隣村の宿泊所――
…どうしたの?
[床に座り込むシメオンを覗き込むようにして声を掛ける。
こちらの宿泊所に着いてから、役員に挨拶に行くたまことは別れて建物内を散策していたのだ。]
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ん。
[こちらへ微笑を向ける景子>>81にひとつ頷くと、 そのまま立ち上がって、玄関へと向かう。 もちろん、外へは裸足のまま]
(83) 2012/08/15(Wed) 00時頃
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― 宿泊所のどこか ―
[オスカーと一緒に宿の外へ向かう途中、きょろきょろと。
弟が声をかけた先、そこには見覚えのある金髪があって。]
あ……、
[万年筆のことを尋ねようと、足を踏み出しかけたときだった。
逃げるように去ったシメオン。その背を、眉をしかめて見つめる。
数歩追いかけかけて、立ち止まる。
その表情は、村の宿泊所で初めて会ったときとそっくりだったから。]
[途中で明に会えば、ぎこちなくも手を挙げて。]
ああ、君もこっちに来てたんだ。
[そんなふうに声でもかけながら、一緒にコンビニへ。
そうして、部屋に戻ってから再び、まだシメオンが戻っていないのに気づいたならば]
…ちょっと、探してくる。
[部屋を出ただろう。
結局、その日は泣いている彼と話をすることができたかどうか。**]
[一瞬、びくっと震え]
……ぁ
[顔を覗き込んで来たのは線香花火を教えてくれた女性だった]
……大切なもの、無くしてしまった。
大事な人に、貰った、のに
[ぽろぽろと、涙が溢れ出した]
その人からに、逃げちゃったから……
きっと、嫌われた……「また」嫌われたんじゃ……
[しゃくり上げながらそう口にした後下を向いてしまう]
大部屋?ああ、2階のところかな。
僕は個室を案内されたんだよね。
多分村の出身者じゃなくて代理みたいなものだから、気を遣ってくれたんだと思うよ。
でもオスカーたちがいるんならそっちでもよかったな。
[オスカーや他の皆の都合が悪くなければ(狭いとか、とても狭いとか)、今夜から大部屋でも構わないな、と考える。
サボリ決定!と声を潜めて宣言するオスカーに笑った。]
うん、大人にまかせちゃって、子どもはお祭りを楽しめばいいんじゃないかな?
まあ、人手が足りなさそうなら手伝いはしてほしいって思うけど。
[後半は笑いながらなので、まったく本気で言っていないことは周りにもよく分かる。]
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…?
[否定の言葉を紡いで先を続けない様子(>>82)に首をかしげる。 昨日の二人のやり取りは、知らない。]
クラリスはいっつもはだしだねー。熱くない?大丈夫?
[なんて声をかけて、靴を欲しがったら、靴箱から適当なものを見繕って出すだろう。]
[今でもやっぱり、再会できた彼がまた目の前で消えてしまったら。そうなったときどうなるか。恐怖も強いけれど、次にあったら、今度こそ逃げずにちゃんと「彼」と向き合える気がした。 十年ぶりに身に着けた緑の石のネックレスが、歩くたびに角度を変えてきらきらと夏の日差しを反射していた]
(84) 2012/08/15(Wed) 00時頃
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[一緒にいるラルフにも挨拶をするが、彼の態度がぎこちないのに内心首を傾げる。]
(昨日の手伝いが大変だったのかな?)
[そう考えて、追及はしないけれども。]
[もし、彼が探しに来てくれたなら]
……なん、で?
[赤い目を擦り、呟くように口にする。
もう逃げる事は無かっただろう]
読書家 ケイトは、メモを貼った。
2012/08/15(Wed) 00時頃
[緑茶とほうじ茶のペットボトル、それにうっかりと季節限定のスナック菓子を買って宿泊所へと帰ってくる。
ラルフが「ちょっと探してくる」と言い置いてそのままどこかへ行ってしまったのを見送った。
間を持て余してか、気にかけてやってくれと言ったジェフに言葉を思い出してか、オスカーに声をかけた。]
オスカーはずっとあの村で暮らしてたんだっけ?
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あつい、かも…?
[そう言われて>>84みれば。 日に照らされた地面は暑かった。 そんなものなのかと思っていたけれど、どうやら違うらしい。
景子に歩きやすそうなサンダルを見繕ってもらい、それを履く。 今まで靴なんてものは履いてこなかったのだから、 時折躓きそうになったりしたけれど。
歩きながら周りを見回して、村の風景を目に焼き付ける。 人間の目線で色々なものを見ることができるのが、とても新鮮で]
(85) 2012/08/15(Wed) 00時頃
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…大切なもの…
[返された言葉を繰り返す。
シメオンがぽろぽろと大粒の雫を瞳から零せば、もっていたハンカチで拭って。]
嫌われたって、そのひとがそう言ったの?
[俯く背中を優しくぽんぽん叩く。]
え、と…ね。
おかしかったら、笑ってもらっても全然いいんだけど。
ひとつ教えてくれないかな。
[狐神だと名乗ったシメオン。夢でみた昔の記憶と、今の姿が全く変わらない亀吉。]
あの村って…「不思議」なことが起きたり、「不思議」な人がいたことがある?
[あまり要領を得ない質問になってしまったが、心当たりのある相手ならば、通じることだろう。]
僕は…不思議なことが思い出にも、現実にもあって、正直信じられないけど…。
[少しだけ間が]
信じられないって思ってるのに、信じたい、って思ってるんだ。
[バカみたいだ、って思ったら笑ってくれていいよ、とオスカーにもう一度言う。]
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……猫の肉球とは、違うってことだよ。 [と、リサに言ったあとで]
……手の平とか足裏とか、どうなってんだ? [興味本位]
(86) 2012/08/15(Wed) 00時頃
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僕も最初の夜は個室だったよ。
部屋が変わったのどうしてだか、理由聞いてなかったけど……
[まさかモフが原因だなんて思いもしなかった。
その白鼠は今、肩でのんびり顔を洗っている。
そっちでも、と零す明には思い切り頷いて。]
うん、部屋には今3人しかいないし全然!
明も一緒に寝たほうが楽しいじゃん。枕投げしようよ。
[年のわりに発想はやはり残念だった。
手伝いについては、昨日十分働いたからと胸を張る。
普段はそれなりに手伝いはするが、ドヤ顔でサボり宣言するあたり、今日のオスカーは働くおとなの敵だった。]
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………みる?
[パッと両手を開いて、ジェフ>>86に見せる。 当然ながら、それは人間とおなじもの。 足の裏も人間そのもので、肉球がすこし恋しくなった]
(87) 2012/08/15(Wed) 00時半頃
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言ってない、けど……
[その続きは人間の彼女には言えなくて]
あれしか、無かったのに
[優しく背中を叩かれて、少しは落ち着いたようで
そう呟いた後、彼女の言葉に目を見開いて見た先にはラルフがいて
どうして彼がここにいるのか、一瞬理解出来ず反応した]
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……あー、普通の手だな。 おまえの肉球、いじったことはあったけど。 [ふにふにふにふに、掌にぎって]
(88) 2012/08/15(Wed) 00時半頃
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