30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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[キスしたかった。好きだったから。
でも、蒼薔薇に影に隠れて、それでもフィリップを見ていた時、
フィリップが肉の悦びに悶えていた時、
確かにそれから目が離せない自分もいて…。
自分の中に芽生える欲望を蒼薔薇は引き出してあざ笑う。]
(フィリップはお前なんか好きじゃない。
「大事」なんて口先だろう。)
(フィリップはお前なんか求めない。
だから、お前はいなくなっていい。)
[セシルはいらない。蒼薔薇は身体を明け渡せと、今でも沈黙を守りながら訴えている。]
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[セシルを、殺そう。 裡に残る残滓がそう、甘く囁きかけてくる。 蒼薔薇は消え、けれども容易く消える筈がなく。 宿木に何かあった時も新芽は生き残れるようにと 此処にも深く、その爪痕を残して…
呼気が、震える。 薄く開かれた唇から零れるのは濃い蒼花の香。
ルーカスが訪れた時には医務室は濃い蒼薔薇の香に包まれて。 それはベネットが医務室に戻る少し前だったかもしれず]
(123) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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─ →医務室 ─ え、と。フィリップせんぱ……い?
[ユーリーに加え、横たわるセシル、そして、なんとなく様子のおかしいフィリップ。 声をかけてみたものの、フィリップの耳に届いているのかどうか?]
(124) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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[蒼薔薇に笑う。]
(何、言ってるの?)
(先輩がオレを好きだとか、そうじゃないなんて、
それは先輩の思うことで……。)
(オレはただ、好きなだけ。それだけ。)
(だから、先輩がオレがいなくなればいいって思うなら)
(そのままどこかにいくよ)
[そう言って、しまう。]
(くすり)
[蒼薔薇が笑う。
蒼薔薇は、まだ、消えていない……むしろ……。*]
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……ルーカ ス…?
[蒼薔薇の香に再び包まれた部屋、 聴こえる声に振り返る翡翠は微かに蒼の色を宿して。
後輩の姿に、その瞳が潤んで細まる。]
……くる しい……
[そう謂って触れる首元には、濃い蒼の花弁が刻まれて。]
(125) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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ルーカスは、フィリップの肩を、そっと叩いた。
2010/09/09(Thu) 18時半頃
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セシルも、薔薇に?
[寝台の上の同級生を見る。身動き一つしないその様子が痛ましく。]
先輩は大丈夫なんですね?
[質問ではなく、そうであってほしいという願望。]
(126) 2010/09/09(Thu) 19時頃
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[肩に触れられるとひくりと身が震えて。 零れ落ちる吐息は蒼薔薇を宿していたセシルと同じ、 甘い媚薬にも似たその香。]
…ルーカス、は…薔薇のこと、知ってるの…?
薔薇は…どうなってしまう?
[見上げる翡翠は、その香に浸されていく。 蒼薔薇が生き残るためには、 残る者達をその香に浸していけばいい。
大丈夫か、その言葉に頷く姿はやはり呼気荒く。 そっと此方からもルーカスに手を伸ばす。]
……薔薇を、燃やしちゃ…だめだよ。 …死んでしまう。
(127) 2010/09/09(Thu) 19時頃
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[示された首筋の蒼い花弁。
思わず指先でなぞると、先刻薔薇の棘でついた傷から、赤い筋が、一本 二本。]
……お揃い、なのかな。
[ふと気づいて、左手の腕時計を外した。 フィリップの方に、手首の蒼い花びらを向ける。]
(128) 2010/09/09(Thu) 19時頃
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[自ら詰める一歩よりも、ディーンからの一歩が重く感じられると思う。身を遠ざけかけて、ラルフは其処に留まり。ディーンの言葉に耳を傾ける。 まず返ってくるのは、選択に対する躊躇の無い言葉。燃やすと言う選択にやはり眉をひそめてしまうのは、ディーンの生命を案じるだけではなく。ラルフが、セシルの内に蒼薔薇の見ていた世界を視た所為かもしれない。]
薔薇の木は物質だから、燃えれば灰になるけれど。
呪い──身体に傷として具現するあの茨と毒棘は、 あの蒼薔薇が、見詰め続けて来たものの所為で実体化した ……なんて言うんだろう。 願い、欲望、ただドロドロとして気持ちの悪いだけの何か。 逢引の森に澱んだ情念なのか、な。
かつては美しいものもあったのかもしれない。
(129) 2010/09/09(Thu) 19時頃
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[呪いを映し出すディーンの瞳を見上げ、それから薔薇園のある方角に視線を移す。]
それは、ディーン。 燃して消してしまえるものなんだろうか。 呪いは──炎で、力ずくで壊れ──解けるのかな。 君が吐く、そのたまらない薔薇の呼気も消える? サイラスを壊した、ロビンにあれだけの事が出来たその君は何処へ行くんだろう。
[それは医務室でフィリップの問い>>117(その時は分からないと答えた)に遅れて答える想いになるのかもしれない。]
(130) 2010/09/09(Thu) 19時頃
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[ラルフは、倒れているロビンを覗き込み、意識の無い華奢な下級生の臀部、ディーンが貫いていた場所を、蔑むような表情で踏みつける。それから、伏せていた睫毛を上げてディーンを視た。胸を締め付ける感情に耐えるかのように。]
──…ディーン。 俺は、君が欲しいよ。 人間の全てが欲しいと言う願いが 到底不可能なものだとしても。
このまま、ロビンを階段の下まで、 蹴り落としたい衝動に 簡単に身を任せられそうな位に、俺は
[言葉が嘘では無いと言う風にロビンを一段だけ階段から蹴り落とし、細い非常階段のディーンと同じ段に立つ。]
(131) 2010/09/09(Thu) 19時半頃
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君に、今の全部を、持っていて欲しいんだ。 ──何も失わないで欲しい。
[指切りを願うように差し出された手を取る。 けれども、指に指を絡め契るためではなく。 図書館で見慣れた手、指先の硬く変質した皮膚、ラルフを抱いた手、誰にでも差し出される(と思っている)手。ラルフはディーンの手に愛しげに頬を寄せ、口元に運ぶ。熱を耐えていたような息を零す。それから、広げた指を先から根元まで一本ずつ口に含んでは丁寧に舐め、ディーンの深紫の瞳を上目に見上げた。]
ディーンが行く事を選ぶなら、待つよりも。 俺は一緒に行きたいよ。
[複雑な色をはらんだ銀灰は、共に行く方法は無いのかと問うように**。]
(132) 2010/09/09(Thu) 19時半頃
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[首筋に触れられると ぁ…と掠れた声と共に 零れる甘い蒼薔薇の香り。]
……お揃い、
[伸ばした手はルーカスの手首の花弁に触れて。]
…これは? どうしたの?
[この痕は、どうしたのか。蒼薔薇のものとも少し違う。 そうルーカスに問う間にも触れられた花弁の傍にもう一枚 鬱血の花弁が浮かんでいく。 赤い血で描かれた筋は、薔薇の茎の姿を模して]
(133) 2010/09/09(Thu) 19時半頃
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莫ー迦、莫ー迦。皆。莫迦、なんだよな。
[笑い顔とも泣き顔ともつかぬ、セシルが情けない顔と称した、
まさに情けない状態で拳を一つ。中に放る]
…皆、莫迦になっちまえ……。
[今、一番殴りたいと思うのは言うまでもなく]
ロビンは、ラルフに蹴り落とされた所為か、意識の無いまま、ん…と小さく呻いた。
2010/09/09(Thu) 19時半頃
()
[興味深そうな表情で、ラルフの推測に聞き入った]
なるほど。呪いの源になっているのは今まで連綿と繰り返されてきた中庭での逢瀬、そこに渦巻いた情念か……。
面白い推論だね。
それなら、ルーカスや僕がさほど強い影響を受けずにいる訳も分かる。現に僕はロビンと身体を交わしたというのに、見た目上での変化は起きていないのだから。
きっと受け入れ易くなる原因――性向のようなものがあるんだろう。
|
──ずっと昔にね、蒼薔薇に囚われて、眠り続けていた人がいたんだ。
[ゆるゆると語り始める。]
その人の事が大好きで、大切だった人は、何年も待っていた。この学校を出てからも。
待っていた人は、大好きな人を取り上げた蒼薔薇が、憎らしかったけれど、少しだけ羨ましかった。 だから、自分の胸に、蒼薔薇の刺青を入れた。もしも、大切な人が目覚めて、蒼薔薇を恋しがったら、そう思って。
(134) 2010/09/09(Thu) 20時頃
|
ルーカスは、フィリップの首筋の赤い花弁に気付いて、軽く目をみはった。
2010/09/09(Thu) 20時頃
()
……けれどもしそれが、愛と呼ばれるものの一変奏だったとしたら。
「そのきらめきは火のきらめき、最もはげしい炎。
愛は大水も消すことができない、洪水がおぼれさせることもできない」
……どうすれば良いのだろうね。
|
僕は…… 俺は、まだ子供だったけれど、蒼薔薇を胸に刻んだ人が大好きだったんだよ。 だから、同じ蒼薔薇が欲しくて──。
俺がもう少し大きくなってたら、そんな事なんかより、もっと、その人のために何かできたのにな。
[いつしか、亡き人をなぞっていた何時もの口調ではなくなっていた。]
(135) 2010/09/09(Thu) 20時頃
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[サイラスが拳を放つのを横目で見る。]
サイラスって、そんなに、
かっこ悪いところもあったんだ。
[ヘクターとサイラス。
それは、双璧と呼ばれるくらいの、ある意味下級生からは憧れの存在でもあったはず。]
…そりゃ、たまにはな。
皆カッコつけてんだよ。
[そんな様子を見せた原因はたった一つしかないのだが]
|
[ルーカスの言葉を聴きながら、ルーカスの手首をなぞる。 花弁は花にはなりきらず、ほろりと彼の手首に舞って。
綺麗…
見惚れるようにそう、呟く。 首筋の鬱血の花弁は青く濃く刺青のように染まり]
―――…蒼薔薇が…殺されそうなんだ。 君の大事な人が刻んだものが…思い出が…、
[ルーカスに語りかける翡翠の声も何時ものものではなく。 蒼を宿す瞳は、蒼薔薇に囚われた者の色。]
…たすけて…、ルーカス。 このままでは…死んでしまう。
[蒼薔薇を、助けて。 助けを乞う吐息は掠れて、甘く香る。]
(136) 2010/09/09(Thu) 20時頃
|
ふぅん
でも、そういうところはカッコいいよね。
[寄れたらサイラスの傍に寄って、
自分より大きい肩を叩いた。]
オレもカッコつけようっと。
[視線は、医務室に入ってきた人物を見て、
そして、その人物が蒼薔薇を欲するのに悲しそうな目をした。]
|
[蒼薔薇を助けて、そうかきくどくフィリップの瞳は、見覚えよりも蒼ざめている。
そして、ここでもむせかえるような薔薇の甘い香り。]
先輩、ごめん。 俺、さっき、蒼薔薇をめちゃくちゃにしようとしたんだよ。ディーン先輩に止められたけど。
誰かが蒼薔薇に囚われたなら、囚われた誰かに別の誰かが囚われちまうんだ。
俺は
その繰り返しを終わりにしたかった。
(137) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
|
……
そうかねぇ?
[肩を叩かれるのに返すのは、よしよしと頭を撫でる。
悲しそうに、入ってきた人物を見つめる様子に。
そのまま頭に手を置いたまま黙って見守る姿勢]
|
俺があの人を大好きだったのは、
あの人が蒼薔薇に間接的に囚われていたからじゃないんだ。
(138) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
|
[頭を撫でられる様子にその手を見上げるように…。]
ああ、触れるんだ。
[手が止まったのを感じると、そのまま、顔を伏せる。]
ばか、だけどさ。
ばか、な自分も悪くないって思う。
好きな人は、他の奴が好きなんだけど、
それでも、やっぱり、好きなものは好きだよね。
[素直に素直に紡ぐ。本当にばかみたいに。]
――愚昧さは、罪だよ。
[サイラスとセシルのやり取りに、冷たい口調で呟いた]
[俯く顔から聞こえる言葉。]
…――じだな。
好きな奴が他の奴を好きでも好きなものは好き。だよな。
自分を通して他の奴を見てたとしてもな。
[莫迦みたいに同じで。思わず。置いたままの手で髪をくしゃくしゃと
掻き撫でた]
…全く、皆、莫迦野郎、だぜ―――……。
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